JP2011226597A - ショックアブソーバ用ピストン - Google Patents

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Abstract

【課題】 バルブの弾性的特性の影響を直接受けることなくショックアブソーバの特性を設定可能とする。
【解決手段】オイルを封入したシリンダ3内に移動可能に配置され少なくとも一側に圧力室39を区画するショックアブソーバ用ピストン5であって、前記移動によって前記圧力室39側からオイルを流通させる流路67と、前記オイルの流体圧力によって前記流路67を開閉するバルブ機構47とを備え、前記バルブ機構47は、前記流路67に対して出入移動自在に支持され前記流路67を挿入移動で閉塞すると共に閉塞状態からの引き出し移動で前記流路67との間に引き出し量に応じた隙間を形成するバルブ79と、該バルブ79を前記流路67に対する挿入方向に付勢するスプリング81とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピストンの移動速度に応じてダンパー抗力を変化させるショックアブソーバ用ピストンに関する。
従来のショックアブソーバ用ピストンとしては、例えば非特許文献1のように、流路に皿ばねからなるバルブを備えたものがある。バルブは、ピストンの移動によって作動流体の流体圧力を受けて撓む。この撓みにより、流路の開放によるオリフィスを形成してダンパー抗力を発生させるようになっている。
かかるショックアブソーバ用ピストンでは、その移動速度に応じて流体圧力が変化すると、バルブの撓みによるオリフィスの開口面積が変化する。これにより、ダンパー抗力を変化させながら緩衝動作を行うことができる。
しかしながら、従来の構造は、バルブの撓み量が直接オリフィスの開口面積となるため、バルブの弾性的特性のばらつきによってショックアブソーバ特性が大きくばらつくという問題があった。
特に、ショックアブソーバの特性は、ダンパー抗力がオリフィスの開口面積の二乗に比例することから、バルブのわずかな弾性的特性のばらつきでも影響を受け易い。
また、従来の構造では、オリフィスの開口面積と流体圧力の関係がほぼ一定の関数関係にあるため、自由なショックアブソーバ特性の設定が困難であった。
このように、従来の構造では、バルブの弾性的特性がショックアブソーバ特性に直接影響していた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%96%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC
解決しようとする問題点は、バルブの弾性的特性がショックアブソーバ特性に直接影響する点にある。
本発明は、バルブの弾性的特性の影響を直接受けることなくショックアブソーバの特性を設定可能とするために、作動流体を封入したシリンダ内に移動可能に配置され少なくとも一側に圧力室を区画するショックアブソーバ用ピストンにおいて、前記移動に応じて前記圧力室側から前記作動流体を流通させる流路を備えた本体部と、前記作動流体の流体圧力によって前記流路を開閉するバルブ機構とを備え、前記バルブ機構は、前記流路に対して出入移動自在に支持され前記流路を挿入移動で閉塞すると共に閉塞状態からの引き出し移動で前記流路との間に引き出し量に応じた隙間を形成するバルブと、該バルブを前記流路に対する挿入方向に付勢する付勢部材とを備えたことを最も主な特徴とする。
本発明のピストンでは、移動速度に応じてバルブに付勢部材の付勢力に抗した引き出し移動を行わせることができ、バルブと流路との間に引き出し量に応じた隙間でオリフィスを形成することができる。
このため、引き出し移動に伴うバルブと流路との相対的な形状変化を設定して、ショックアブソーバ特性を設定することができる。
ショックアブソーバの断面図である(実施例1)。 ショックアブソーバのオリフィスを示す要部拡大断面図である(実施例1)。 バルブ機構のバルブを示す断面図である(実施例2)。 変形例に係るバルブ機構のバルブを示す断面図である(実施例2)。 他の変形例に係るバルブ機構のバルブを示す断面図である(実施例2)。
バルブの弾性的特性の影響を直接受けることなくショックアブソーバの特性を設定可能とするという目的を、流路に対して出入移動自在に支持されたバルブによって実現した。
[ショックアブソーバの構成]
図1は、本発明の実施例1に係るピストンを採用したショックアブソーバの断面図、図2は、ショックアブソーバのオリフィスを示す要部拡大断面図である。
図1のショックアブソーバ1は、例えば制振用として用いられ、収縮動作及び伸張動作の双方においてダンパー抗力を発生させるものである。このショックアブソーバ1は、いわゆる単筒式であり、図1及び図2のように、シリンダ3と、ピストン5と、画壁部7と、アキュムレータ9とを備えている。
シリンダ3は、円筒状のシリンダ本体11及び端筒部13が結合されて構成されている。シリンダ本体11の端部には、その外周から端筒部13の端部が螺合されている。シリンダ本体11の端部外周には、端筒部13との間を密閉するシール部材15が保持されている。シリンダ本体11と端筒部13との軸方向間には、周回状の凹部17が形成されている。
シリンダ3の両端部は、キャップ19,21によって閉塞されている。このシリンダ3内には、作動流体としてのオイルを封入した流体室23が区画形成されている。流体室23内には、固定用のロッドであるピストンロッド25を介してピストン5が軸方向移動可能に配置されている。
ピストンロッド25は、長尺円柱状に形成されている。ピストンロッド25の一端部27は、シリンダ3の流体室23内に配置され、他端部29は、キャップ19の貫通孔31を介してシリンダ3外部に突出している。従って、ピストンロッド25は、他端部29に外力を受けてシリンダ3内に対して伸縮移動するようになっている。ピストンロッド25とキャップ19との間には、密閉用のシール部材33が設けられている。
前記ピストンロッド25の一端部27は、他端部29側に対して段部35を形成する小径となっている。一端部27先端には、締結用の雄ねじ部37が設けられている。このピストンロッド25の一端部27には、ピストン5が取り付けられている。
ピストン5は、両側に第1圧力室である収縮側の圧力室39及び第2圧力室である伸張側の圧力室41を区画している。このピストン5は、本体部としての一対のピストン体43,45と、バルブ機構47,49とを備えて点対称に構成されている。
ピストン体43,45は、相互に対称な略円柱形状に形成され、ピストン5の軸方向で逆向きに配置されている。これらのピストン体43,45は、ピストンロッド25の一端部27に対し、雄ねじ部37に螺合されたナット51によって締結されている。
ピストン体43,45の軸心部には、挿通孔53,55を介してピストンロッド25の一端部27が貫通している。一方のピストン体43の一側は、リング状のワッシャ57及び円筒状のスペーサ59を介して、ピストンロッド25の段部35に突き当てられている。ワッシャ57及びスペーサ59は、ピストンロッド25の一端部27外周に嵌装している。この一方のピストン体43の他側は、他方のピストン体45の他側に突き当てられている。
他方のピストン体45の一側は、一方のピストン体43同様、ワッシャ61及びスペーサ63を介し、ナット51に突き当てられている。
かかるピストン5には、ピストン流路65,67が設けられている。ピストン流路65,67は、シリンダ3の圧力室39,41間を連通し、それぞれ収縮動作時及び伸張動作時にオイルの流通を可能としている。このピストン流路65,67は、ピストン5の中心に対して相互に点対称となっている。
各ピストン流路は、クランク状に形成され、オイルの流通方向の前後流路部69,71からなっている。前後流路部69,71は、ピストン5の軸方向に沿って設けられている。
前流路部69は、ピストン体43(ピストン体45)の外周側に配置されている。後流路部71は、前流路部69に対して径方向内側に偏倚しており、ピストン体45(ピストン体43)の内周側に配置されている。
これらの前後流路部69,71は、ピストン5の径方向に沿って設けられた連通路73によって相互に連通している。この連通路73は、ピストン体43,45の他側面間に分割形成されている。
前記各ピストン体の一側には、挿入筒部75が一体に設けられている。
挿入筒部75は、ピストンロッド25に同心状に配置された円筒状に形成されている。挿入筒部75の外周は、伸張側ピストン流路65(収縮側ピストン流路67)の前流路部69の内側に配置されている。挿入筒部75の内周は、ピストンロッド25の一端部27外周に対して間隔を有して配置されている。
挿入筒部75の内周側は、ピストン体43(ピストン体45)の収縮側ピストン流路67(伸張側ピストン流路65)の後流路部71に連通している。従って、挿入筒部75は、ピストン流路67(ピストン流路65)の一部を構成している。また、ピストン流路67(ピストン流路65)は、収縮側の挿入筒部75(伸張側の挿入筒部75)外周から反対側の挿入筒部75内周に連通している。
挿入筒部75の軸方向端部には、径方向内側に向けた周回状の爪部77が一体形成されている。爪部77の内周縁は、伸張側圧力室41(収縮側圧力室39)側に向けてエッジ状に突出している。
このようなピストン5には、軸方向両側にオイルの流体圧力によってピストン流路65,67を開閉するバルブ機構47,49が設けられている。なお、バルブ機構47,49は、ピストン5の軸方向で逆向きに配置された対称な構成であるため、一方についてのみ説明して他方については同符号を付して詳細な説明を省略する。
バルブ機構47(バルブ機構49)は、ピストン体43(ピストン体45)の挿入筒部75とピストンロッド25のワッシャ57(ワッシャ61)との間に配置されている。バルブ機構47(バルブ機構49)は、前記挿入筒部75に加えて、バルブ79と、付勢部材としてのスプリング81とを備えている。
バルブ79は、略円錐台形状に形成され、外周面が先細りのテーパ形状となっている。従って、バルブ79は、後述する引き出し方向の前端側(基端側)から後端側(先端側)に向けて漸次断面積が小さくなる柱状体となっている。バルブ79の基端側には、周回状のフランジ83が設けられている。フランジ83には、周回状の凹部85が設けられている。
このバルブ79は、ピストンロッド25に同心状に配置されていると共に軸方向移動自在に挿通支持されている。すなわち、バルブ79は、軸心部の挿通孔87を介し、ピストンロッド25のスペーサ59(スペーサ63)外周に挿通支持されている。このバルブ79は、軸方向移動によって挿入筒部75に対する出入移動を行うようになっている。
つまり、バルブ79は、ピストン5側への軸方向移動(挿入移動)により、挿入筒部75に対して先端側が挿入されて着座する。着座時には、バルブ79のフランジ83の凹部85が挿入筒部75の爪部77に嵌合して収縮側ピストン流路67(伸張側ピストン流路65)を閉塞する。
一方、バルブ7は、反ピストン5側への軸方向移動(引き出し移動)により、挿入筒部75に対して引き出される。この引き出しにより、バルブ79は、挿入筒部75の爪部77との間に引き出し量に応じた隙間を形成する。本実施例では、バルブ79の先端側外周面のテーパ形状に基づき、バルブ79の引き出し量の増大に応じて隙間が直線的に増大する。
前記スプリング81は、複数の皿ばねを軸方向に連設してなり、ワッシャ57(ワッシャ61)とバルブ79の基端面との間に配置されている。スプリング81は、ピストンロッド25のスペーサ59外周に挿通支持されている。このスプリング81は、バルブ79を挿入筒部75への挿入方向に付勢している。
かかるバルブ機構47(バルブ機構49)では、収縮側圧力室39(伸張側圧力室39)内のオイルの流体圧力により、バルブ79がスプリング81の付勢力に抗して閉塞状態に対する引き出し移動を行う。この結果、バルブ機構47(バルブ機構49)は、前記隙間によるピストンオリフィス89(ピストンオリフィス91)を形成する。
ピストンオリフィス89(ピストンオリフィス91)は、バルブ機構47(バルブ機構49)のバルブ特性の設定に応じて流体圧力に対する開口面積が設定される。本実施例では、バルブ特性として、例えば、バルブ79の径や先端側外周面の形状又はテーパ角、スプリング81の弾性係数、或いはピストン流路67(ピストン流路65)の径等が設定される。
前記画壁部7は、壁体93と、バルブ機構95と、リリーフバルブ97とを備えている。
壁体93は、円柱状に形成され、外周側がシリンダ3の凹部17内に嵌合している。これにより、壁体93は、シリンダ3のシリンダ本体11及び端筒部13の軸方向間に締結固定されている。この壁体93は、収縮側圧力室39に対してリザーバ室99を区画している。リザーバ室99は、シリンダ3内において収縮側圧力室39に直列に配置されている。
壁体93の軸心部には、中空状の支持筒部101が設けられている。支持筒部101内には、支持ロッド103が挿通されている。支持ロッド103の一端は、収縮側圧力室39内に配置されたヘッド部105を備え、同他端は、リザーバ室99内に配置された締結用の雄ねじ部107を備えている。この支持ロッド103は、雄ねじ部107に螺合されたナット109により、壁体93の支持筒部101に締結固定されている。
支持ロッド103の一端は、そのヘッド部105と支持筒部101の一端部との間に介設されたリング状のワッシャ111及び円筒状のスペーサ113によって位置決められている。ワッシャ111及びスペーサ113は、支持ロッド103の外周に嵌装されている。同様に、支持ロッド103の他端は、ナット109と支持筒部101の他端部との間に介設されたワッシャ111及びスペーサ113によって位置決められている。
支持筒部101の外周には、リザーバ流路115が貫通形成されている。リザーバ流路115の外周側には、環流路117が貫通形成されている。リザーバ流路115及び環流路117は、収縮側圧力室39及びリザーバ室99間を連通し、ピストンロッド25の伸縮動作による容積変化分のオイルを流通可能としている。
前記壁体93のリザーバ室99側には、挿入筒部119が一体に設けられている。
挿入筒部119は、ピストン5の挿入筒部75と同様に構成されている。この挿入筒部119は、ピストン5側の挿入筒部75よりも小径の円筒形状に形成されている。挿入筒部119の内周側は、リザーバ流路115に連通しており、リザーバ流路115の一部を構成している。
挿入筒部119の軸方向端部には、径方向内側に向けたエッジ状の爪部121が周回状に設けられている。この挿入筒部119と支持ロッド103のワッシャ111との間には、リザーバ流路115を開閉するバルブ機構95が設けられている。
バルブ機構95は、ピストン5側のバルブ機構47,49と同様に構成されており、挿入筒部119に加えて、バルブ125と、付勢部材としてのスプリング127とを備えている。
バルブ125は、ピストン5側のバルブ79よりも小径の略円錐台形状に形成されている。バルブ125の外周面は、ピストン5側のバルブ79よりも傾斜角が小さい先細りのテーパ形状となっている。バルブ125基端側のフランジ131には、周回状の凹部129が設けられている。
このバルブ125は、軸心部の挿通孔133を介して支持ロッド103のスペーサ113外周に軸方向移動自在に挿通支持されている。かかる軸方向移動により、バルブ125は、挿入筒部119に対する出入移動を行う。
すなわち、バルブ125は、ピストン5側のバルブ79と同様、挿入筒部119への挿入移動によって着座すると共にリザーバ流路115を閉塞する。また、バルブ125は、挿入筒部119からの引き出し移動によって、挿入筒部119の爪部121との間に引き出し量に応じた隙間を形成する。本実施例では、バルブ125の先端側外周面のテーパ形状に基づき、バルブ125の引き出し量の増大に応じて隙間が直線的に増大する。
前記スプリング127は、複数の皿ばねが軸方向に連設されてなり、ワッシャ111とバルブ125の基端面との間に配置されている。スプリング127は、ピストンロッド25のスペーサ113外周に挿通支持され、バルブ125を挿入筒部119への挿入方向に付勢している。
かかるバルブ機構95では、ピストン5側のバルブ機構47同様、収縮側圧力室39内のオイルの流体圧力により、バルブ125がスプリング127の付勢力に抗して閉塞状態に対する引き出し移動を行う。この結果、バルブ機構95は、前記隙間によるリザーバオリフィス135を形成する。
リザーバオリフィス135は、バルブ機構95のバルブ特性の設定により、流体圧力に対する開口面積が設定される。バルブ特性としては、例えばバルブ125の径や先端側の外周形状又はテーパ角、スプリング127の弾性係数、或いはリザーバ流路115の径等が設定される。
この開口面積の設定では、リザーバオリフィス135及び同じ収縮側圧力室39から流体圧力を受けるピストンオリフィス89の開口面積比が、ピストンロッド25及びピストン5の断面積比以下となるように設定されている。
前記リリーフバルブ97は、壁体93の収縮側圧力室39側に設けられている。このリリーフバルブ97は、円板状に形成され、軸心部の挿通孔137を介して支持ロッド103のスペーサ113外周に軸方向移動自在に挿通支持されている。
また、リリーフバルブ97は、支持ロッド103のワッシャ111との間に介設されたリターンスプリング139によって壁体93側に付勢されている。
従って、リリーフバルブ97は、リターンスプリング139の付勢力に抗して軸方向移動し、環流路117を開閉するようになっている。閉じ状態では、リリーフバルブ97に貫通形成された貫通孔141によってリザーバ流路115を開放する。
前記アキュムレータ9は、リザーバ室99側に設けられ、フリーピストン143及び背面空間145からなっている。
フリーピストン143は、流体室23を区画すると共に画壁部7との間にリザーバ室99を区画している。フリーピストン143は、シリンダ3の端筒部13内周に軸方向移動自在に嵌合している。フリーピストン143の外周には、端筒部13内周との間を密閉するシール部材147が保持されている。
このフリーピストン143は、背面側の端筒部13のキャップ21との間に介設されたリターンスプリング149によってリザーバ室99側に付勢されている。なお、リターンスプリング149は、省略することも可能であり、流体室23内が高圧とならない付勢力設定となっている。
前記フリーピストン143の背面側には、背面空間145が設けられている。背面空間145は、キャップ21の貫通孔151,152を介して大気開放されている。
かかるアキュムレータ9は、フリーピストン143が軸方向移動することで流体室23の容積変化を吸収するようになっている。
[ショックアブソーバの作用]
まず、バルブ機構47及びバルブ機構95の各動作及びこれによるショックアブソーバ1の動作を説明する。
本実施例のショックアブソーバ1では、収縮動作及び伸張動作する際にダンパー効力を発生させる。
ピストンロッド25の他端部29に緩衝対象物から押し込み方向の外力を受けた場合は、ピストンロッド25が収縮動作する。この動作に連動してピストン5が収縮側圧力室39側に移動する。この移動に応じ、ピストン5の一方のバルブ機構47が動作してダンパー効力を発生する。
バルブ機構47のバルブ79は、ピストン5の移動速度に応じて、収縮側圧力室39から収縮側ピストン流路67及び挿入筒部75を介してオイルの流体圧力を受ける。これにより、バルブ79は、スプリング81の付勢力に抗して軸方向移動し、挿入筒部75から引き出される。
この引き出し量に応じて、バルブ79と挿入筒部75の爪部77の内周縁との間には、バルブ79のテーパ形状に基づくピストンオリフィス89が形成される。従って、ショックアブソーバ1では、ピストンオリフィス89を介して収縮側圧力室39側から伸張側圧力室39側へオイルを移動させ、ピストンオリフィス89の開口面積に応じたダンパー効力を発生させることができる。
一方、流体室23内は、ピストンロッド25の挿入によって容積が減少する。このときの余剰となったオイルが、画壁部7のバルブ機構95を動作させる。
すなわち、バルブ機構95のバルブ125は、ピストン5のバルブ機構47同様、ピストン5の移動速度に応じて、収縮側圧力室39からリザーバ流路115及び挿入筒部119を介してオイルの流体圧力を受ける。
これにより、バルブ125は、スプリング127の付勢力に抗して軸方向移動し、引き出し量に応じて挿入筒部119との間に先端側外周面のテーパ形状に基づくリザーバオリフィス135を形成する。
従って、ショックアブソーバ1では、余剰となったオイルをリザーバオリフィス135を介して収縮側圧力室39側からリザーバ室99側に移動させることができる。リザーバ室99内では、アキュムレータ9のフリーピストン143がリターンスプリング149の付勢力に抗して軸方向移動し容積変化を吸収することができる。
前記ピストンロッド25の他端部29に緩衝対象物から引き出し方向の外力を受けた場合は、ピストンロッド25が伸張動作する。この動作に連動してピストン5が伸張側圧力室39側に移動する。この移動に応じ、ピストン5の他方のバルブ機構49が動作して上記収縮動作時同様にダンパー効力を発生させることができる。
このとき、流体室23内は、ピストンロッド25の外部への突出によって容積が増加する。このため、収縮側圧力室39側には、画壁部7のリリーフバルブ97がリターンスプリング139の付勢力に抗して開放動作し、リザーバ室99側からオイルが引き込まれる。
リザーバ室99内では、前記オイルの引き込みに応じて、アキュムレータ9のフリーピストン143が大気圧及びリターンスプリング149の付勢力によって軸方向移動し容積変化を吸収することができる。
次いで、バルブ機構47及び95相互の動作関係について説明する。
ピストンロッド25の収縮動作時には、オイルが収縮側圧力室39から伸張側圧力室39側及びリザーバ室99側に同時に移動しようとする。
このため、バルブ機構47のバルブ79が上記のようにピストン流路67を開放してピストンオリフィス89を形成すると共に、バルブ機構95のバルブ125がリザーバ流路115を開放してリザーバオリフィス135を形成する。
このとき、収縮側圧力室39とリザーバ室99との間には、リザーバオリフィス135のオリフィス抵抗によって圧力差ΔPが生じる。ここで、リザーバ室99の圧力は、フリーピストン143の背面空間145が大気開放されているため、ゲージ圧で零となっている。この結果、収縮側圧力室39には、圧力差ΔP分の圧力Pが生じる。
この圧力P(圧力差ΔP)がピストンオリフィス89による圧力差ΔP’以上であれば、伸張側圧力室39側に負圧が生じず、ピストンオリフィス89を介してオイルを適切に流通させることができる。
一般に圧力差は流速の二乗に比例する。このことから、ΔPをΔP’以上とするには、リザーバオリフィス135の流速vをピストンオリフィス89の流速V以上に設定する必要がある(v≧V)。
ここで、ピストンオリフィス89及びリザーバオリフィス135を流通するオイルは、ピストン5の移動体積分であり、この内のリザーバオリフィス135を流通するオイルは、ピストンロッド25の挿入体積に相当する余剰分である。
また、流速は、所定の流量の場合に、流路面積の縮小に応じて速くなる。
このため、リザーバオリフィス135は、ピストン5及びピストンロッド25の断面積比によって、ピストンオリフィス89を縮小した開口面積以下に設定すればよい。このように設定すれば、リザーバオリフィス135の流速は、ピストンオリフィス89の流速以上とすることができる。
従って、v≧Vのための条件は、リザーバオリフィス135の開口面積をb、ピストンオリフィス89の開口面積をB、ピストンロッド25の断面積をa、ピストン5の断面積をAとした場合、以下の式
b≦(a/A)×B 式(1)
で表すことができる。
これを寸法比率として表すと、以下の式
b/B≦a/A 式(2)
とすることができる。
以上より、本実施例では、バルブ95のリザーバオリフィス135及びバルブ47のピストンオリフィス89の面積比b/Bが、ピストンロッド25及びピストン5の断面積比a/A以下となるように設定されている。
この結果、本実施例では、リザーバオリフィス135の流速をピストンオリフィス89の流速以上にすることができる。これにより、フリーピストン143の背面空間145が大気開放されていても、ピストンオリフィス89を介してオイルを適切に流通させ、適切なダンパー抗力を発生させることができる。
なお、流速vが流速Vよりも速い場合は、収縮側圧力室39にゲージ圧で圧力P+αを生じさせ、伸張側圧力室39にゲージ圧で圧力αを生じさせることができる。また、流速vが流速Vと等しい場合は、伸張側圧力室39の圧力をゲージ圧で零とすることができる。
[実施例1の効果]
本実施例のピストン5は、作動流体としてのオイルを封入したシリンダ3内に移動可能に配置され少なくとも一側に圧力室39を区画するショックアブソーバ用ピストンであって、前記移動によって圧力室39側からオイルを流通させるピストン流路67を備えた本体部としてのピストン体43,45と、オイルの流通によってピストン流路67を開閉するバルブ機構47とを備えている。
さらに、バルブ機構47は、ピストン流路67に対して出入移動自在に支持されピストン流路67を挿入移動で閉塞すると共に閉塞状態からの引き出し移動でピストン流路67との間に引き出し量に応じた隙間を形成するバルブ79と、該バルブ79をピストン流路67に対する挿入方向に付勢する付勢部材としてのスプリング81とを備えている。
従って、本実施例では、ピストン5の移動速度に応じて、バルブ機構47のバルブ79をピストン流路67から引き出し、かかる引き出し量に応じて、バルブ79とピストン流路67との隙間からなるピストンオリフィス89を形成することができる。
このため、本実施例では、引き出しに伴うバルブ79とピストン流路67との相対的な形状変化を設定することで、ピストン5の移動速度に応じたピストンオリフィス89の開口面積を設定することができる。
この結果、バルブ79やスプリング81の弾性的特性の影響を直接受けずにショックアブソーバ1の特性を設定することができる。
特に、本実施例では、スプリング81の弾性的特性がばらついたとしても、前記形状変化の設定によって吸収することができ、ショックアブソーバ1の特性を安定させることができる。
また、本実施例では、かかる形状変化の設定によって、バルブ79やスプリング81の弾性的特性に拘わらずショックアブソーバ特性を自由に設定することができる。
また、ピストン5は、ピストン体43,45の軸心部に、固定用のピストンロッド25が貫通し、前記バルブ79が、ピストンロッド25に同心状に配置されると共に軸方向移動自在に挿通支持され、バルブ機構47が、ピストン流路67に連通すると共にピストンロッド25に同心状に配置されてバルブ79を挿入させる挿入筒部75を備えている。
このため、より容易且つ確実にバルブ79を流路67に対する出入移動及び前記形状変化の設定を行わせることができる。
本実施例では、挿入筒部75の端部に周回状の爪部77を備え、バルブ79が閉塞状態で挿入筒部75の爪部77に嵌合する周回状の凹部85を備えたため、閉塞状態での安定性を向上を図ると共により容易且つ確実に前記形状変化の設定を行わせることができる。
バルブ79は、引き出し方向の前端(基端)側から後端(先端)側に向けて漸次断面積が小さくなる柱状体(円錐台形状)であるため、より容易且つ確実に引き出し量に応じた隙間の形成を行わせることができる。
本実施例のピストン5は、両側にバルブ機構47,49を備えた点対称であり、各バルブ機構の挿入筒部75外周側から反対側バルブ機構の挿入筒部75内周側に連通する一対の流路65,67を備えている。
このため、ピストン5を容易且つ安価に製造することができながら、収縮動作及び伸張動作の双方において前記形状変化の設定に基づくダンパー効力を確実に発生させることができる。
また、リザーバオリフィス135及びピストンオリフィス89の面積比が、ピストンロッド25及びピストン5の断面積比以下に設定されている。
従って、ショックアブソーバ1では、リザーバ室99と収縮側圧力室39との間の圧力差を圧力室39,41間の圧力差よりも大きくすることができる。このため、アキュムレータ9に高圧ガスを用いることなく、伸縮動作によるダンパー効力を確実に発生させることができる。この結果、単筒式ショックアブソーバ1では、内部が高圧になることを抑制することができる。
従って、単筒式ショックアブソーバ1は、ピストンロッドに対して反発力やシール部材の締め付けによる摩擦力の発生を抑制することができ、制振用などの通常時に中立位置にピストン5が位置する単筒式ショックアブソーバとして用いることができる。
しかも、ショックアブソーバ1は、単筒式であるため、同じ容積に対するピストン径を拡大してより大きな減衰力を得ることができ、且つ放熱性が良く、水平方向に配置して使用することもできる。
このように本実施例のショックアブソーバ1では、単筒式でありながら、複筒式と同様のショックアブソーバ特性を得ることができる。
リザーバオリフィス135及びピストンオリフィス89間の比率は、バルブ機構95及び47のバルブ特性によって設定される。このため、本実施例のショックアブソーバ1では、前記比率の設定を、容易且つ確実に行わせることができる。
以下、本発明の実施例2について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係り、バルブ機構のバルブを示す断面図であり、図4は変形例に係るバルブを示す断面図、図5は他の変形例に係るバルブを示す断面図である。なお、本実施例の基本的構成は実施例1と同様であり、対応する構成部分は同符号又は同符号にA、B或いはCを付して詳細な説明を省略する。
図3のバルブ79A(125A)は、外周面のテーパ形状を、引き出し量に応じて隙間の増加量が漸次大きくなる二次曲線としたものである。
図4のバルブ79B(125B)は、外周面のテーパ形状を、引き出し量に応じて隙間の増加量が漸次小さくなる二次曲線としたものである。
図5のバルブ79C(125C)は、外周面に凹部153を設けて、引き出し途中でショックアブソーバ特性を変更させるものである。
なお、外周面の形状は、ショックアブソーバ特性に応じて、テーパ形状、二次曲線、及び凹部を適宜組み合わせたり、凹部153を複数設けて全体として波状に設定しても良い。
本実施例においても、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の設計変更が可能である。
例えば、上記実施例では、単筒式のショックアブソーバに適用していたが、本発明を複筒式のショックアブソーバに適用してもよい。
また、上記実施例では、バルブ79,125の形状設定によって流路側との隙間設定を行っていたが、逆に流路側の形状設定によって隙間設定を行うことも可能である。
バルブ79,125は、挿入筒部75,119に対して出入移動していたが、挿入筒部75,119を省略してピストン流路65,67及びリザーバ流路115に直接出入移動してもよい。
また、バルブ機構47,49.95の付勢部材としては、バルブ79,125を付勢できればよいので、コイルスプリングからスプリング等の他の付勢部材を用いることも可能である。
上記実施例では、収縮動作及び伸張動作の双方においてダンパー抗力を発生させていたが、例えば収縮動作時にのみダンパー効力を発生させるようにしてもよい。かかる構成は、ピストン5のバルブ機構49のスプリング81を省略することで容易に実現できる。この場合は、アキュムレータ9に代えて独立発泡弾性体としてのアキュムレータを非圧力室(41)内に配置することもできる。
また、アキュムレータとしては、上記実施例に限られず、他の形態のものを用いても良い。
1 ショックアブソーバ
3 シリンダ
5 ピストン
39,41 圧力室
43,45 ピストン体
47,49 バルブ機構
65,67 ピストン流路(流路)
75 挿入筒部
77 爪部
79 バルブ
81 スプリング(付勢部材)

Claims (7)

  1. 作動流体を封入したシリンダ内に移動可能に配置され少なくとも一側に圧力室を区画するショックアブソーバ用ピストンにおいて、
    前記移動に応じて前記圧力室側から前記作動流体を流通させる流路を備えた本体部と、
    前記作動流体の流体圧力によって前記流路を開閉するバルブ機構とを備え、
    前記バルブ機構は、前記流路に対して出入移動自在に支持され前記流路を挿入移動で閉塞すると共に閉塞状態からの引き出し移動で前記流路との間に引き出し量に応じた隙間を形成するバルブと、該バルブを前記流路に対する挿入方向に付勢する付勢部材とを備えた、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
  2. 請求項1記載のショックアブソーバ用ピストンであって、
    前記本体部の軸心部に、固定用のロッドが貫通し、
    前記バルブは、前記ロッドに同心状に配置されると共に軸方向移動自在に挿通支持され、
    前記バルブ機構は、前記流路に連通すると共に前記ロッドに同心状に配置されて前記バルブを挿入させる挿入筒部を備えた、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
  3. 請求項2記載のショックアブソーバ用ピストンであって、
    前記挿入筒部は、その端部に周回状の爪部を備え、
    前記バルブは、前記閉塞状態で前記挿入筒部の爪部に嵌合する周回状の凹部を備えた、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のショックアブソーバ用ピストンであって、
    前記バルブは、引き出し方向の前端側から後端側に向けて漸次断面積が小さくなる柱状体である、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
  5. 請求項2〜4の何れかに記載のショックアブソーバ用ピストンであって、
    前記本体部は、両側に前記バルブ機構を備えた点対称であり、各バルブ機構の挿入筒部外周側から反対側バルブ機構の挿入筒部内周側に連通する一対の流路を備えた、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
  6. 請求項5記載のショックアブソーバ用ピストンであって、
    前記本体部は、前記バルブ機構を一側に備えると共に他側が相互に突き当てられた一対の対称なピストン体からなる、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載のショックアブソーバ用ピストンであって、
    前記付勢部材は、スプリングである、
    ことを特徴とするショックアブソーバ用ピストン。
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