JP2011225187A - 車両用ヒートポンプ式空調システム - Google Patents

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Kenzo Kimura
謙三 木村
Daisuke Yamaoka
大祐 山岡
Hidenori Ezaki
秀範 江崎
Kengo Hayashi
謙吾 林
Kosuke Masuzawa
航介 増沢
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Abstract

【課題】吸熱器での吸熱量を向上させたとしても熱交換能力を維持できる車両用ヒートポンプ式空調システムを提供する。
【解決手段】車両Vの後部の荷室Dには、膨張弁40の下流に設けられて車外に排出される空調用空気Aと冷媒体とで熱交換を行う吸熱用の第3熱交換器50を備えている。暖房運転時に第3熱交換器50における凝縮水の凍結に関するマップであって、外気温度、車室内温度、ブロア80の風量、冷媒圧縮機10の回転速度およびシステム作動時間により規定される凝縮水凍結判別マップを予め有し、凝縮水凍結判別マップを用いて凝縮水凍結状態になるか否かを判定する制御部90を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるヒートポンプ式空調システムに関する。
車両に搭載されるヒートポンプ式の空調システムでは、熱交換器(吸熱器)にフロスト(霜)が発生するという問題がある。このようなフロストを検出する方法としては、熱交換器で熱交換後の空気温度を検出して、この空気温度で判別する方法が提案されており、フロストを除去する(デフロストする)場合、高温の冷媒を熱交換器に送り込んで、熱交換部のフロストを溶かす技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第3066443号公報(段落0019)
しかしながら、吸熱器における吸熱量を確保するために、冷媒の低圧側が低く設定されると、吸熱器出口の空気温度が極めて低くなるため、吸熱器に生じた凝縮水が凍結して熱交換性能を維持できなくなるという問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、吸熱器での吸熱量を向上させたとしても熱交換能力を維持できる車両用ヒートポンプ式空調システムを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、冷媒圧縮機と、前記冷媒圧縮機から吐出された冷媒体と空調用空気とで熱交換を行う放熱用の第1熱交換器と、前記第1熱交換器の下流に設けられ、前記冷媒圧縮機から吐出された冷媒体と外気とで熱交換を行う放熱用の第2熱交換器と、前記第2熱交換器の下流に設けられ、冷媒体の圧力を低下させる減圧手段と、前記減圧手段の下流に設けられ、熱源と冷媒体とで熱交換を行う吸熱用の第3熱交換器と、前記第1熱交換器に導入される空調用空気の流れに対して上流側に配置される吸熱用の第4熱交換器と、制御部と、を備えた車両用ヒートポンプ式空調システムにおいて、前記制御部は、暖房運転時に前記第3熱交換器における凝縮水の凍結に関する情報であって、外気温度、車室内温度、前記第3熱交換器への高温媒体導入量、前記冷媒圧縮機の回転速度およびシステム作動時間により規定される凝縮水凍結判別情報を予め有し、前記凝縮水凍結判別情報を用いて凝縮水凍結状態になるか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、システムの運転状態(ブロアの風量、冷媒圧縮機の回転速度)、温度情報(外気温度、車室内温度)およびシステムの作動時間により規定される凝縮水凍結判別情報により判断することにより、第3熱交換器での凝縮水量を判断でき、第3熱交換器の凍結を未然に検出して、その後の凍結回避処理を適切に行うことが可能になる。これにより、吸熱器での吸熱量を向上させたとしても熱交換性能を維持することが可能になる。
請求項2に係る発明は、車室内から吸引した空調用空気を前記第3熱交換器に供給するブロアと、前記ブロアに流れるブロア電流値を検出する電流検出手段と、を備え、前記制御部は、暖房運転時に、前記ブロア電流値を検出し、前記ブロア電流値が所定値以下となったとき、凝縮水凍結状態と判定することを特徴とする。
これによれば、第3熱交換器が凍結(フロスト)すると、凍結部分が空調用空気の流れの抵抗となって、空調用空気が流れ難くなるので、その結果、ブロアの仕事量は低下せざるを得ず、ブロアに流れる電流値が低下する。よって、ブロア電流値に基づいて凝縮水凍結状態を判定することにより、第3熱交換器が凍結しているかどうかを確実に判断することができる。
請求項3に係る発明は、前記冷媒圧縮機の吐出後圧力を検出する圧力検出手段を備え、前記制御部は、暖房運転時に、前記冷媒圧縮機の吐出後圧力が所定値以下となったとき、凝縮水凍結状態であると判定することを特徴とする。
これによれば、第3熱交換器が凍結(フロスト)すると、第3熱交換器において熱交換がし難くなるので、冷媒体の温度は低いまま(密度が低いまま)で冷媒圧縮機に導入され、冷媒圧縮機から出てくる圧力(ディスチャージ冷媒圧、吐出圧力)が低下する。よって、冷媒圧縮機の吐出圧力に基づいて凝縮水凍結状態を判定することにより、第3熱交換器が凍結しているかどうかを確実に判断することができる。
請求項4に係る発明は、前記制御部は、凝縮水凍結状態と判定された場合、前記第3熱交換器に替えて前記第4熱交換器により吸熱を行うことを特徴とする。
これによれば、第3熱交換器において熱交換が行われなくなるとともに、車室内からの暖かい空調用空気が第3熱交換器を通過するので、第3熱交換器での解凍(デフロスト)を行うことが可能になる。
請求項5に係る発明は、前記制御部は、凝縮水凍結状態と判定された場合、前記第3熱交換器に前記ブロアの風を供給することを特徴とする。
これによれば、ブロアを作動させることにより、車室内の空調用空気を効率的に第3熱交換器に当てることができるので、第3熱交換器の解凍を効率よく行うことが可能になる。
請求項6に係る発明は、前記制御部は、凝縮水凍結状態と判定された場合、前記第1熱交換器への空調用空気として内気循環させた内気を用いるとともに、前記第3熱交換器には外気を媒体として導入することを特徴とする。
これによれば、内気循環にすることにより車室内から第3熱交換器に空調用空気を吸引できなくなるので、それに替えて、第3熱交換器に外気を導入することにより、第3熱交換器の解凍を行うことが可能になる。なお、この場合には、外気を第3熱交換器に取り込むのは外気が0℃以上のときであり、外気が0℃未満のときは、デフロストができないので、第3熱交換器に外気を取り込むことをしない。この場合、温度上昇した室内空気をブロアを用いて流すことでデフロストが行える。
本発明によれば、吸熱器での結露や凍結を精度よく検出できる車両用ヒートポンプ式空調システムを提供できる。
本実施形態の車両用ヒートポンプ式空調システムにおけるフロスト検出方法に対応した全体構成図である。 フロスト検出方法の一例として凝縮水凍結判別マップである。 本実施形態の車両用ヒートポンプ式空調システムにおける別のフロスト検出方法に対応した全体構成図である。 本実施形態の車両用ヒートポンプ式空調システムでのフロスト回避時の動作を示す全体構成図である。 本実施形態の車両用ヒートポンプ式空調システムでの他のフロスト回避時の動作を示す全体構成図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態の車両用ヒートポンプ式空調システム(空調システムと略記する)F1は、電気自動車(EV:Electric Vehicle)、燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)、ハイブリッド自動車(HEV:HybridElectric Vehicle)などの車両Vに適用することができる。
図1に示すように、本実施形態の空調システムF1は、冷媒圧縮機10、放熱用の第1熱交換器20、放熱用の第2熱交換器30、膨張弁(減圧手段)40、吸熱用の第3熱交換器50、吸熱用の第4熱交換器60、冷暖切替手段70、ブロア80、制御部90などで構成されている。なお、本実施形態において、太線で示す配管が、冷媒体の流れを意味している。
冷媒圧縮機10は、モータ(またはエンジン)などの動力によって駆動され、冷媒体を吸入、圧縮して、配管111を介して第1熱交換器20に向けて高温・高圧の冷媒体(ガス冷媒)を圧送するようになっている。
第1熱交換器20は、いわゆる冷媒ヒータであり、暖房運転時に、冷媒圧縮機10から送られた高温・高圧のガス冷媒の放熱によって、車両Vの外部から取り込まれた空調用空気A(外気)を昇温させる機能を有している。
第2熱交換器30は、放熱用の熱交換器であり、車両Vの前端側に設けられ、車両Vの前方から取り込まれた外気によって冷媒体を冷却する機能を有している。この第2熱交換器30では、冷媒圧縮機10からのガス冷媒が凝縮(冷却)されて液冷媒になる。また、第2熱交換器30は、配管112を介して第1熱交換器20と接続されている。
また、第2熱交換器30には、下流側に、レシーバタンク31およびサブコンデンサ32が直列に接続されている。第2熱交換器30の入口側の配管112には、制御部90によって開閉される電磁弁V1が設けられている。なお、こうした第2熱交換器30とレシーバタンク31とサブコンデンサ32とからなるコンデンサユニットに限らず、既存のサブクールコンデンサを用いてももちろんよい。
レシーバタンク31は、第2熱交換器30から取り出された液冷媒とガス冷媒とを分離する機能(気液分離機能)を有し、液冷媒のみを下流に取り出すようになっている。このレシーバタンク31は、冷媒体の不足を補うバッファ部として機能している。
サブコンデンサ32は、暖房運転時に、サブクール部として機能するものであり、第1熱交換器20で冷却された冷媒体をさらに冷却して、冷媒体を完全な液冷媒にするものである。また、サブコンデンサ32は、冷房運転時にも冷媒体を冷却するサブクール部として機能する。
また、第2熱交換器30をバイパスする第2熱交換器バイパス手段71を備えている。この第2熱交換器バイパス手段71は、上流側の端部が電磁弁V1よりも上流の配管112に接続されるとともに下流側の端部がレシーバタンク31に接続されるバイパス配管121と、バイパス配管121の流路を開閉する電磁弁V2とで構成されている。なお、電磁弁V1,V2は、三方弁でひとつにまとめられていてもよい。
なお、暖房運転時には、電磁弁V1を閉じるとともに電磁弁V2を開くことにより、第2熱交換器30を迂回して冷媒体が流れ、逆に電磁弁V1を開くとともに電磁弁V2を閉じることにより、冷媒体が第2熱交換器30を流れるようになる。なお、電磁弁V2に替えて冷媒体の圧力を低下させる絞り部を設けてもよい。ただし、この場合、電磁弁V1を開いたときに、第2熱交換器30に流れるように絞り部の圧力損失が生じるように設定される。
膨張弁40は、例えば冷媒体の温度・圧力に応じて開度を変化させることができ、検出された温度・圧力に応じて冷媒体の流量を変化させる機能を有している。また、膨張弁40は、配管113を介してサブコンデンサ32と接続されている。なお、膨張弁40は、温度・圧力式に限定されるものではなく、電磁弁の開閉制御によって冷媒体の流量を調整する電子式のものであってもよい。
第3熱交換器50は、冷媒体が車室内Cから排出される空調用空気A(熱源)と熱交換を行う吸熱器であり、車両Vの荷室D(例えば、トランクルーム)など、空調用空気が車外に排出されるような車両Vの後部に配置されている。この第3熱交換器50によって、荷室D内の熱が無駄に車外に排出されないようになっている。
第4熱交換器60は、車室内Cに導入される空調用空気Aの流路に配置され、車外から取り込まれた空調用空気A(外気)と冷媒体との間で熱交換を行う吸熱器である。なお、図1は、外気導入モードを図示しているが、図5に示すように、外気循環モードを内気循環モードに切り替えることが可能である。また、第4熱交換器60は、空調用空気Aの流れに対して第1熱交換器20よりも上流側に配置されている。
なお、第3熱交換器50の冷媒入口は、配管114を介して膨張弁40の冷媒出口と接続され、第3熱交換器50の冷媒出口は、配管115を介して第4熱交換器60の冷媒入口と接続されている。また、第4熱交換器60の冷媒出口は、配管116を介して、膨張弁40を通って冷媒圧縮機10と接続される。
冷暖切替手段70は、冷房運転時における冷媒体の流れおよび空調用空気Aの流れと、暖房運転時における冷媒体の流れおよび空調用空気Aの流れとを切り替えるものであり、前記した第2熱交換器バイパス手段71とともに、第3熱交換器バイパス手段72、第4熱交換器バイパス手段73、エアミックスダンパ74で構成されている。
第3熱交換器バイパス手段72は、第3熱交換器バイパス配管122および電磁弁V3で構成されている。第3熱交換器バイパス配管122は、冷媒体が第3熱交換器50をバイパスして流れるようにしたものであり、上流端が配管114に接続され、下流端が配管115に接続されている。電磁弁V3は、第3熱交換器バイパス配管122上に設けられている。
第4熱交換器バイパス手段73は、第4熱交換器バイパス配管123および電磁弁V4で構成されている。第4熱交換器バイパス配管123は、冷媒体が第4熱交換器60をバイパスして流れるようにしたものであり、上流端が第3熱交換器バイパス手段72の下流の配管115に接続され、下流端が第4熱交換器と膨張弁40との間の配管116に接続されている。電磁弁V4は、第4熱交換器バイパス配管123上に設けられている。
エアミックスダンパ74は、車室内Cに導入される空調用空気Aの吹出口(図示せず)の上流側(奥側)に配置され、第1熱交換器20と第4熱交換器60との間の空間に配置されている。暖房運転時には、エアミックスダンパ74が全開に制御されて(図1参照)、車室内Cに導入される空調用空気Aが、第4熱交換器60を通過し、第1熱交換器20を通過するように流れが制御される。なお、暖房運転時には、第4熱交換器60には冷媒体が流れないので、冷媒体と空調用空気Aとの間で熱交換は行われない。また、冷房運転時には、エアミックスダンパ74が全閉に制御されて、車室内Cに導入される空調用空気Aが、第4熱交換器60のみを通過した後に車室内Cに導入される。
ブロア80は、車両Vの荷室D内に配置され、車室内Cの空調用空気Aを吸引して第3熱交換器50に導入する送風機である。なお、ブロア80は、第3熱交換器50の近傍に配置され、ブロア80からの送風がほぼすべて第3熱交換器50に導入されるように構成されている。
制御部90は、電磁弁V1〜V4を開閉制御するとともに、エアミックスダンパ74を開閉制御して、冷房運転時と暖房運転時の各運転時における冷媒体の流れおよび空調用空気Aの流れを切り替える。
また、制御部90は、外気温度Tamを検出する外気温度センサ91、車室内(キャビン)Cの温度を検出する車室内温度センサ92、および第3熱交換器50の近傍(荷室D内)の相対湿度RHを検出する相対湿度センサ93と接続されている。
次に、空調システムF1の動作について説明する。図1は、暖房運転時の冷媒体および空調用空気Aの流れを示したものであり、電磁弁V1,V3が閉じ、電磁弁V2,V4,が開き、エアミックスダンパ74が全開となっている。
(暖房運転時の動作)
図1に示すように、冷媒圧縮機10が駆動されると、冷媒圧縮機10で圧縮された高温・高圧の冷媒体(ガス冷媒)は、配管111を介して第1熱交換器20に導入される。このとき、エアミックスダンパ74が全開になっているので、空調用空気Aが第1熱交換器20を通過するようになっている。
第1熱交換器20に導入された冷媒体は、車外から取り込まれた空調用空気A(外気)と熱交換を行う。すなわち、空調用空気Aは、高温・高圧のガス冷媒によって暖められることにより昇温する。一方、冷媒体は、空調用空気A(冷たい外気)によって冷却されることにより凝縮し、ガス冷媒から液冷媒となる。
第1熱交換器20を通過した液冷媒は、配管112、第2熱交換器バイパス配管121を通って、第2熱交換器30をバイパスして、レシーバタンク31およびサブコンデンサ32に導入される。レシーバタンク31では、気液分離されて、液冷媒がレシーバタンク31からサブコンデンサ32に導入される。サブコンデンサ32では、液冷媒がさらに冷却され、完全な液冷媒となる。なお、レシーバタンク31およびサブコンデンサ32での処理が、いわゆるサブクール部(サブクール領域)となっている。
サブコンデンサ32を通過した液冷媒は、配管113を通って膨張弁40に導入される。膨張弁40では、液冷媒が減圧され、液体と気体とが混在した状態の冷媒体に変化して、配管114を通って第3熱交換器50に導入される。
第3熱交換器50では、車室内Cから導入された空気用空気Aと冷媒体とで熱交換を行う。すなわち、冷媒体が第3熱交換器50を通過する際、空調用空気Aが有している熱を吸収して冷媒体の比エンタルピが増加する。
第3熱交換器50を通過した冷媒体は、配管115、第4熱交換器バイパス配管123、膨張弁40、配管117を通って、冷媒圧縮機10に戻る。
このようにして、暖房運転時には、エアミックスダンパ74が全開に設定されることにより、車外から取り込んだ空調用空気A(冷たい空気)が、第4熱交換器60と第1熱交換器20の双方を通過する。第4熱交換器60では、冷媒体がバイパスするので空調用空気Aとの間で熱交換は行われず、第1熱交換器20では、冷媒圧縮機10からの高温・高圧のガス冷媒によって空調用空気Aが加熱される。したがって、第1熱交換器20によって車室内Cには暖かい空気が導入されることになる。
なお、図示していないが、冷房運転時には、電磁弁V2,V4が閉じられ、電磁弁V1,V3が開かれ、エアミックスダンパ74が全閉となるように制御されている。冷媒圧縮機10で圧縮された冷媒体は、配管111を介して第1熱交換器20に供給されるが、エアミックスダンパ74が全閉に設定されているので、空調用空気Aが第1熱交換器20を通過せず、高温・高圧のガス冷媒によって空調用空気Aが加熱されることがない。
第1熱交換器20を通過した高温・高圧のガス冷媒は、配管112を通って第2熱交換器30に導入される。第2熱交換器30では、車両Vの前方から導入される外気によってガス冷媒が冷却され、凝縮して液冷媒となる。また、冷媒体は、サブコンデンサ32を通過することによってさらに冷却された後、膨張弁40に導入される。
膨張弁40では、液冷媒が減圧されて、液冷媒とガス冷媒とが混在した冷媒体になる。膨張弁40を通過した冷媒体は、第3熱交換器50をバイパスして、第4熱交換器60に導入される。
第4熱交換器60では、車室内Cに導入される空調用空気(外気)Aと冷媒体との間で熱交換が行われることにより、空調用空気Aの熱が冷媒体によって吸収されて冷却された後、車室内Cに導入される。なお、このとき、エアミックスダンパ74が全閉であるので、空調用空気Aが暖められることがない。そして、第4熱交換器60を通過した冷媒体は、冷媒圧縮機10に戻る。
ところで、第3熱交換器50には、暖かい空調用空気Aが流れ込むことによりフロスト(凍結)する可能性は低いが、第3熱交換器50での吸熱量を確保する(吸熱量を向上させる)ために冷媒体の低圧側を低く設定したとき、例えば冷媒圧縮機10の運転条件と膨張弁40との調整で低圧化したときに、第3熱交換器50における空調用空気Aと冷媒体との温度差を大きくできるようになり、吸熱量を向上できる。しかし、第3熱交換器50の出口における空調用空気Aの温度が極めて低くなり、第3熱交換器50での凝縮水の結露ならびに凍結が問題となる。
そこで、本実施形態では、フロストの検出方法として、図2に示すマップ(凝縮水凍結判別情報)に基づく方法を挙げることができる。図2は、キャビン空気温度(車室内Cの空調用空気Aの温度)とキャビン絶対湿度(乾燥エア1kg当たり何kgの水が入っているか)との関係を示すマップである。図2に示すマップ中において、極太実線は、フロスト領域判別関数Y=f(x)を示し、仮に60分でフロストすると仮定したときのラインである。この関数は、外気温度Tam、車室内温度Tr、ブロア80の風量(第3熱交換器50への高温媒体導入量)V、冷媒圧縮機10の回転速度Ncおよびシステム作動時間tに基づいて算出される。なお、システム作動時間tは、ヒートポンプ式空調システムF1を起動してからの経過時間である。
また、図2において、フロスト領域判別関数Yよりも下側の領域(かつ、0℃以上)が非フロスト領域S2であり、フロスト領域判別関数Yよりも上側の領域(かつ、0℃以上)がフロスト領域S1である。また、フロスト領域S1よりも上側の一点鎖線で示す車内湿度飽和ラインより上側の領域が、相対湿度100%の導入外気に乗員などの車内発生水分を加えた絶対湿度を超える状態として存在しない領域S3である。なお、図2に示すマップでは、外気温度Tamが0℃、冷媒圧縮機10の回転速度NcがN1rpm、ブロア80の風量VがV1立方メートル/hである。
また、図2において、「× a´」の表記は、aで示す◆(黒菱形)に対応している。×印は、第3熱交換器50の入口の空気状態(空調用空気Aの状態:30℃)であり、×印の右肩に一部示した数字は、凝縮水が第3熱交換器50の保水量(最大値)まで達する時間であり、単位は分である。また、◆は、第3熱交換器50の出口の空気状態(空調用空気Aの状態)であり、第3熱交換器50の出口側からはマイナス3℃の空調用空気Aが吐出されるということを意味し、マイナス3℃、100%相対湿度の絶対湿度との差が保水量となる。同様に、図2において、その左隣の「× b´」の表記は、bで示す◇(白菱形)に対応し、その左隣の「× c´」の表記は、cで示す■(黒四角)に対応し、その左隣の「× d´」の表記は、dで示す□(白四角)に対応している。
例えば、「× b´」という表記であれば、b´分で凝縮水が第3熱交換器50の保水量まで達することを意味しており、第3熱交換器50の出口温度がマイナス7℃になることを意味している。したがって、フロスト領域判別関数Yにおいて60分をフロストと仮定した場合、b´分でフロスト条件が成立することになり、出口温度が氷点下であるので、フロスト領域S1内になる。
また、フロスト領域判別関数Yより下側の「× e´」という表記であれば、e´分で凝縮水が第3熱交換器50の保水量まで達することを意味しており、フロスト領域判別関数Yにおいて60分をフロストと仮定したときに、出口温度(吹出し温度)が氷点下(d:マイナス14℃)であることを意味している。吹出し温度が氷点下ではあるが、e´分という長い時間が経過しないと、第3熱交換器50の保水量まで達しないため、またe´分も経過すればすでに車室内Cは全体的に暖まっている状況にあるので、非フロスト領域S2内となる。
また、図2において中太実線で示す略横軸方向に延びるライン(等相対湿度線)は、導入外気それぞれの相対湿度(10%RH、30%RH、50%RH、70%RH、90%RH)での第3熱交換器50の入口空気状態のラインを示している。これら等相対湿度線は、キャビン空気温度(温度Tr)が0℃での起動時において、細実線と繋がっている。
このように車室内温度Tr(キャビン空気温度)と絶対湿度とをXY軸とした複数のフロストマップ(凝縮水凍結判別マップ)を予め実験やシミュレーションなどによって用意しておく。つまり、各パターンの外気温度Tamに基づいたマップ、各パターンの冷媒圧縮機10の回転速度に基づいたマップ、ブロア風量に基づいたマップ、これらを組み合わせたマップなどを用意しておく。そして、運転条件(外気温度、冷媒圧縮機10の回転速度、フロア80の風量など)から適切なマップを選択し、選択したマップにおいて、相対湿度RHに基づいて、いずれかの相対湿度のラインを選択した後、車室内温度Tr(キャビン空気温度)に基づいて、フロスト領域S1に入るか、非フロスト領域S2に入るかを判断する。このようなフロストマップを用いることにより、第3熱交換器50がフロスト領域S1に入るのを未然に防止することが可能になり、フロスト領域S1に入ったときには後記するフロスト回避モードで運転する。
図3は本実施形態の車両用ヒートポンプ式空調システムにおける他のフロスト検出方法に対応した全体構成図である。なお、図1と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。図3に示す制御部90は、ブロア80に流れる電流値を検出する電流センサ(電流検出手段)94と、冷媒圧縮機10の吐出側の圧力(吐出圧力、ディスチャージ冷媒圧)を検出する圧力センサ(圧力検出手段)95と接続されている。
他のフロスト検出方法としては、電流センサ94によって検出されるブロア80に流れる電流値に基づいて判断することができる。つまり、ブロア80が第3熱交換器50の近傍に配置されているので、第3熱交換器50が結露して凍結して、凍結部分が空調用空気Aの流れの抵抗となる。これにより、空調用空気Aが流れ難くなり、ブロア80の仕事量は低下せざるを得なくなり、ブロア80に流れる電流値が低下することになる。よって、電流センサ94によって検出されるブロア電流値に基づいて凝縮水が凍結しているかどうかを判定することにより、第3熱交換器が凍結しているかどうかを判断することができる。なお、所定値については、例えば予め実験やシミュレーションによって決定された値が用いられ、空調システムF1の構成に応じて適宜設定される。
また、さらに他のフロスト検出方法としては、圧力センサ95によって検出される冷媒圧縮機10の吐出圧力Pd(ディスチャージ冷媒圧)に基づいて判断することができる。つまり、第3熱交換器50が結露して凍結(フロスト)すると、第3熱交換器50において冷媒体と空調用空気Aとの熱交換がし難くなるので、冷媒体の温度は低いまま(密度が低いまま)で冷媒圧縮機10に導入され、冷媒圧縮機10から出てくる圧力(ディスチャージ冷媒圧、吐出圧力)が低下する。よって、冷媒圧縮機10の吐出圧力に基づいて凝縮水が凍結しているかどうかを判定することにより、第3熱交換器50が凍結しているかどうかを判断することができる。なお、所定値については、例えば予め行われる実験やシミュレーションによって決定された値が用いられ、空調システムF1の構成に応じて適宜設定される。
図4および図5は、それぞれフロストが検出されたときのフロスト回避方法(解凍方法、デフロスト方法)を示している。なお、図4および図5は、いずれも暖房運転時であり、基本的な全体構成図は、図1と同様である。また、図5に示すように、空調システムF1に設けられるブロア80は、車室内Cの空調用空気を取り込む流路R1と、外気を取り込む流路R2と接続されている。
前記したように、冷媒圧縮機10の吐出圧力、ブロア電流値または図2に示すマップに基づいて第3熱交換器50でのフロストを検出した場合には、図4に示すように、制御部90の制御によって、電磁弁V3を開いて、冷媒体が第3熱交換器50をバイパスするように通流し、さらに電磁弁V4を閉じて、冷媒体が第4熱交換器60を通流するように制御する。
図4に示すフロスト回避方法では、外気を導入するモードを維持したまま、車室内Cの暖かい空気(空調用空気A)を第3熱交換器50に導入する。このように、暖かい空気(空調用空気A)が第3熱交換器50に導入されることにより、第3熱交換器50の解凍(デフロスト)が行われる。なお、第4熱交換器60において冷媒体が空調用空気Aから熱を吸収するが、空調用空気Aが第1熱交換器20を通過することにより、冷媒圧縮機10からの高温・高圧の冷媒体によって加熱されるので、車室内Cには暖かい空調用空気が導入されることになる。
また前記したように、冷媒圧縮機10の吐出圧力、ブロア電流値または図2に示すマップに基づいてフロストを検出した場合には、図5に示すように、制御部90は、電磁弁V3を開いて、冷媒体が第3熱交換器50をバイパスするように通流するように、そして電磁弁V4を閉じて、冷媒体が第4熱交換器60を通流するように制御する。そして、さらに、外気導入モードを内気循環モードに切り替える。さらに、制御部90は、外気温度が0℃以上であると判断したときは、空気の取り入れを車室内Cと連通する流路R1からではなく、荷室Dの外部(トランク外部)と連通する流路R2から行って、第3熱交換器50のデフロストを行う。なお、制御部90は、外気温度が0℃未満と判断したときは、デフロストできないので、実行しない。
以上説明したように、本実施形態の空調システムF1によれば、システムの運転状態、温度情報およびシステムの作動時間により規定される凝縮水凍結判別マップにより判断することにより、第3熱交換器50での凝縮水量を判断でき、第3熱交換器50の凍結を未然に検出して、その後のデフロスト処理を適切に行うことが可能になる。これにより、吸熱器での吸熱量を向上させたとしても熱交換性能を維持することが可能になる。
また、本実施形態によれば、ブロア80の電流値に基づいて凝縮水凍結状態を判定することにより、第3熱交換器50が凍結しているかどうかを容易に判断することができる。
また、本実施形態によれば、冷媒圧縮機10の吐出圧力に基づいて凝縮水凍結状態を判定することにより、第3熱交換器50が凍結しているかどうかを容易に判断することができる。
また、本実施形態によれば、凝縮水凍結状態と判定された場合、第3熱交換器50に替えて第4熱交換器60により吸熱を行うことにより、第3熱交換器50において熱交換が行われなくなるとともに、車室内Cからの暖かい空調用空気Aが第3熱交換器50を通過するので、第3熱交換器50での解凍(デフロスト)を行うことが可能になる。また、このときブロア80を作動させることにより、車室内Cの空調用空気Aを効率的に第3熱交換器50に当てることができ、第3熱交換器50の解凍を効率よく行うことが可能になる。
また、本実施形態によれば、内気循環にするとともに、第3熱交換器50に外気を導入することにより、第3熱交換器50の解凍を行うことが可能になる。また、外気温度が0℃以上のときに外気を第3熱交換器50に取り込むことにより、第3熱交換器50のデフロストが可能になる。
前記した実施形態では、第3熱交換器50を流れる冷媒体が、熱源として車室内Cの空気(空調用空気)と熱交換を行っているが、これに限らず、外気、バッテリの排熱、燃料電池スタックの熱等の様々な熱源から吸熱してもよい。
また、前記した実施系形態では、凝縮水凍結判別マップのパラメータとして、外気温度、車室内温度、冷媒圧縮機10の回転速度、ブロア80の風量、システム作動時間に基づいているが、これに限定されるものではなく、例えば、さらに乗員の数を加味して判断するようにしてもよい。乗員が増えることにより、空調用空気A中に含まれる水分の量が増えるので、フロストし易くなる。
10 冷媒圧縮機
20 第1熱交換器
30 第2熱交換器
40 膨張弁(減圧手段)
50 第3熱交換器
60 第4熱交換器
80 ブロア
90 制御部
91 外気温度センサ
92 車室内温度センサ
93 相対湿度センサ
94 電流センサ(電流検出手段)
95 圧力センサ(圧力検出手段)
F1 車両用ヒートポンプ式空調システム
V 車両

Claims (6)

  1. 冷媒圧縮機と、
    前記冷媒圧縮機から吐出された冷媒体と空調用空気とで熱交換を行う放熱用の第1熱交換器と、
    前記第1熱交換器の下流に設けられ、前記冷媒圧縮機から吐出された冷媒体と外気とで熱交換を行う放熱用の第2熱交換器と、
    前記第2熱交換器の下流に設けられ、冷媒体の圧力を低下させる減圧手段と、
    前記減圧手段の下流に設けられ、熱源と冷媒体とで熱交換を行う吸熱用の第3熱交換器と、
    前記第1熱交換器に導入される空調用空気の流れに対して上流側に配置される吸熱用の第4熱交換器と、
    制御部と、を備えた車両用ヒートポンプ式空調システムにおいて、
    前記制御部は、暖房運転時に前記第3熱交換器における凝縮水の凍結に関する情報であって、外気温度、車室内温度、前記第3熱交換器への高温媒体導入量、前記冷媒圧縮機の回転速度およびシステム作動時間により規定される凝縮水凍結判別情報を予め有し、前記凝縮水凍結判別情報を用いて凝縮水凍結状態になるか否かを判定することを特徴とする車両用ヒートポンプ式空調システム。
  2. 車室内から吸引した空調用空気を前記第3熱交換器に供給するブロアと、
    前記ブロアに流れるブロア電流値を検出する電流検出手段と、を備え、
    前記制御部は、暖房運転時に、前記ブロア電流値を検出し、前記ブロア電流値が所定値以下となったとき、凝縮水凍結状態と判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒートポンプ式空調システム。
  3. 前記冷媒圧縮機の吐出後圧力を検出する圧力検出手段を備え、
    前記制御部は、暖房運転時に、前記冷媒圧縮機の吐出後圧力が所定値以下となったとき、凝縮水凍結状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒートポンプ式空調システム。
  4. 前記制御部は、凝縮水凍結状態と判定された場合、前記第3熱交換器に替えて前記第4熱交換器により吸熱を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用ヒートポンプ式空調システム。
  5. 前記制御部は、凝縮水凍結状態と判定された場合、前記第3熱交換器に前記ブロアの風を供給することを特徴とする請求項4項に記載の車両用ヒートポンプ式空調システム。
  6. 前記制御部は、凝縮水凍結状態と判定された場合、前記第1熱交換器への空調用空気として内気循環させた内気を用いるとともに、前記第3熱交換器には外気を媒体として導入することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用ヒートポンプ式空調システム。
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