JP2011224462A - 液化バイオマスの製造方法及びその方法で製造された液化バイオマス並びに熱硬化性樹脂 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る液化バイオマスの製造方法は、バイオマス100部と、液化調整剤である一価或いは多価アルコール類1000〜5部と、液化媒体であるグリセリン、グリセリン・エチレングリコール混液、グリセリン・メチルアルコール混液、グリセリン・メチルアルコール混液のいずれか、あるいはメチルアルコール、エチルアルコールのみ 5〜1000部と、酸触媒であるプロトン酸を必要に応じメチルエステルなどに変性して、密閉容器内で混合し、90〜160℃の温度範囲で5〜300分間加熱することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明の出発原料として用いられるバイオマスには、木粉、木材繊維、木材チップや間伐材及び単板屑樹皮等を粉砕したリグノセルロース類一般、ワラやモミガラ等の植物繊維、工業澱粉、古古米、酒米磨き粕、大規模パン製造工場などでの床落ち小麦粉、廃糖蜜など食品廃棄物等広範なものが含まれる。
これらの一価アルコール類は、それぞれ単独で用いられるが、2種以上の混合物として用いても良い。また、本発明の目的に適した他の適当なアルコール類或いは溶媒との混合物として用いることもできる。
これらの多価アルコール類は、それぞれ単独で用いられるが、2種以上の混合物として用いたほうが良い場合も多い。また、本発明の目的に適した他の適当なアルコール類或いは溶媒との混合物として用いることもできる。
(A)層構造を有する珪酸塩に酸を含浸させ、乾燥した触媒(以下、「触媒A」という)。
(B)Fe、Ti、Zr、Hf、Mo、W、V、Sn、Si、Al、Zn、MgおよびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属を含む無定型または結晶性の金属酸化物に酸を吸着させて焼成した触媒(以下、「触媒B」という。)。
(C)焼成前の上記無定型または結晶性の金属酸化物の水酸化物(部分水酸化物を含む)に酸根含有のシランカップリング剤またはチタンカップリング剤を反応させた触媒(以下、「触媒C」という。)。
(D)酸型のカチオン交換樹脂(以下、「触媒D」という。)。
(E)Cu、Zn、B、Al、Fe(II)、NiおよびMnからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属を含む無機酸塩を焼成した触媒(以下、「触媒E」という。)。
(F)ヘテロポリ酸の不溶性酸性塩(以下、「触媒F」という。)。
特に前記した一価アルコール類と、さらに市販ポリオール類、多価アルコール類、といったアルコールと硫酸とを混合するとモノアルキル硫酸が容易に生成し、共存するバイオマス多糖及び/またはリグニンのグリコシド化、及び/またはエーテル化をより強く触媒するものとなる。このようなグリコシド化、及び/またはエーテル化試薬としての特性は、このモノアルキル硫酸よりも、さらにアルコールと反応してなるジアルキル硫酸のほうが強いことが知られている。このジアルキル硫酸は単に硫酸とアルコールを混合させただけでは生成しないので、生成させるために、50〜100℃で20〜50分加熱反応させることになる。
このためアルコールを前もって硫酸と処理して硫酸エステルとしておけば、木材中の水酸基をエーテル化したり、木材成分中のグリコシド結合やエーテル結合部位を加アルコール分解したりすることが効果的に達成されることになり、バイオマスの液化が促進される。このように硫酸エステルのような反応性の高い試薬を用いる結果、バイオマスの液化反応の反応温度を引き下げることも可能である。なお、本来的にはアルコールの硫酸エステル化はアルコールと硫酸を室温に放置しても徐々に進行するが、実際的には50〜60℃で、数十分加熱ですることにより短時間で達成されるものである。
これらの差異が生じる理由は、Glcが一種のヘミアセタールであり、アルデヒド構造への異性化が起こり変性しやすいのに対し、m-Glcは安定なアセタール構造をとっているため異性化が困難であるためと考えられる。
その中で、液化調整剤(メチルアルコール)の量を大きくした実験の結果、思いがけなく低粘度のバイオマス液化液が得られた。そこで、本願発明者は、液化調整剤を多量に仕込んでの液化実験を系統的に検討した。この検討結果は、本願発明者による先の出願(特願2009-6705、出願日:2009年1月15日。以下、「先行特許出願5」という)につながった。
なお、先行特許出願5の検討の中で、メチル硫酸エステル触媒の使用は必須でなく、代わりにフェノールスルフォン酸を使い、液化調整剤(メチルアルコール)を多く加えても低粘度で使い勝手の良いバイオマス液化液を合成しうることも明らかになった。
アルキレンオキサイドの付加は常法に従い、水酸化カリウム等のアルカリ触媒0.05〜0.50%(対出発原料)の存在下、温度110〜130℃、圧力2.5〜6.0kg/cm2の条件下で行う。複数のアルキレンオキシド種を付加する場合も多いが、その付加方法はランダムでもブロックでもよい(特開平9−194588号公報参照)。
メチルアルコール50gを100ml容フラスコに秤りとり、外部より氷水で冷やし60℃以下に保つようにしながら、攪拌下で30mlの硫酸を滴下し、一旦十分安定化させた後、フラスコの上部に還流コンデンサーを接続したうえで、60℃で30分間攪拌下に加熱反応させ硫酸メチルエステルに変換させた。
上記の手法で複数回調製して得た澱粉液化物50gとジメチルパルミチルアミン0.54gを内容積200mlのオートクレーブに装入し、オートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、撹拌、昇温を開始し、90℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以下に保たれるように43.9gのプロピレンオキシドを徐々に装入し、反応を行った。3時間でプロピレンオキシド装入終了後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められなくなるまで5時間攪拌した。反応終了後、残存するプロピレンオキシドを減圧により除去し、内容物を取り出した。得られたポリエーテルポリオール製品は89gで黒褐色の液体であり、水酸基価は446mgKOH/gであった。
上記調製で得た本実施例1の(ポリエーテルポリオールの調製)で得られたポリエーテルポリオール20部に、触媒(発泡触媒・主として樹脂化剤)としてカオライザー No.1(1,6-N,N,N’,N’-テトラメチルヘキサンジアミン;花王株式会社製)0.36部、触媒(発泡触媒・主として泡化剤)としてカオライザーNo.3(N,N,N’,N’’,N’’-ペンタジメチルジエチレントリアミン;花王株式会社製) 0.73部、発泡剤として水 0.4部(上記の液化物中に存在する水分量も合算して)、整泡剤としてシリコーン系X20-1328(信越化学株式会社製) 0.4部を混合し、レジンプレミックスを調製した。このレジンプレミックスにポリメリックMDI(基本物質:ジフェニルメタン4,4’-ジイソシアネート;三井化学株式会社製)25部を加え、T.K.ロボミックス(プライミクス株式会社製)を用いて3000rpmで5秒攪拌した後、混合液を100mm×100mm×180mmのフリー発泡用BOXに注入したところ、硬質ポリウレタン発泡体を得ることができた。計測したクリームタイム(CT)は8秒、ゲルタイム(GT)は24秒、ライズタイム(RT)は73秒であった。調製した発泡体は、24時間放置後、60mm角の立方体を切り出し、圧縮強度測定に供した。圧縮強度は株式会社島津製作所製のオートグラフ(圧縮モード)で測定し、25%歪み時圧縮応力値として51.6MPaの値を得た。
液化バイオマスの製造実施例2では、液化媒体をグリセリンのみ62.7gとするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、不溶解残渣率は0.20%であった。実施例1の不溶解残渣率(0.25%)との比較から、液化媒体をグリセリンのみとしても、ほぼ同等の液化をなし得ることが分かった。
本実施例2の(液化バイオマスの製造)法に従い、複数回調製して得た澱粉液化物を用いる以外、実施例1の(ポリエーテルポリオールの調製)法に従い反応した。得られたポリエーテルポリオール製品は91gで黒褐色の液体であり、水酸基価は453mgKOH/gであった。
本実施例2の(ポリエーテルポリオールの調製)で得られたポリエーテルポリオールを20部用いる以外、実施例1の(硬質ポリウレタン発泡体の作製)法に従い硬質ポリウレタン発泡体を得た。その際、計測したクリームタイム(CT)は9秒、ゲルタイム(GT)は27秒、ライズタイム(RT)は75秒であった。調製した発泡体は、24時間放置後、 60 mm 角立方体を切り出し、圧縮強度測定に供した。圧縮強度の測定はオートグラフ(株式会社島津製作所製)を圧縮モードで用い、25%歪み時圧縮応力値として55.1MPaの値を得た。
この実施例2で調製されたポリエーテルポリオールを使用することにより実施例1や比較例1での場合に比較してプレミックスの粘度が高くなるが、得られたフォームのセル状態も微細である安定なフォームが得られた。本発明のポリエーテルポリオールの発泡特性及びフォーム物性は良好といえる。
[比較例1]
液化媒体としてグリセリン/エチレングリコール混合液、或いはグリセリンのみを使用せず、従来からバイオマス液化の検討の際に用いられてきたものの代表である、PEG400とエチレングリコール8:2重量比の混液を用いる他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて行った液化結果を 比較例1(液化バイオマスの製造)として示す。すなわち、マグネチックスターラーを挿入した100 ml容のテフロン(登録商標)内筒密閉容器TAF-SR50(耐圧硝子工業株式会社)にPEG400とエチレングリコールの重量比で8:2の混合液 62.7 g とあらかじめ実施例1の(液化バイオマスの製造)の欄の冒頭で述べた仕様で調製した硫酸エステル5.28 gを混合しながら秤りとったのち、澱粉(日清製粉株式会社製薄力粉)22gを加えた(澱粉の2.85倍重量量の媒体(PEG400とエチレングリコール)を加える;液比 2.85)。それを 実施例1(液化バイオマスの製造)に準じて、140℃で、60分反応させ、不溶解残渣率を求めたところ 2.65 % の値が得られた。ほぼ完溶しているが、実施例1及び2の(液化バイオマスの製造)の対応する結果と比べると一桁大きな値になっている。得られた液化物の25 ℃ での粘度は5,632mPa・sであり、水酸基価は632mgKOH/g、また、水分量は2.30%であった。
上記の比較例1の(液化バイオマスの製造)法に従い、複数回調製して得た澱粉液化物を用いる以外、実施例1の(ポリエーテルポリオールの調製)法に従い反応した。得られたポリエーテルポリオール製品は87gで黒褐色の液体であり、水酸基価は431mgKOH/gであった。
本比較例1の(ポリエーテルポリオールの調製)で得られたポリエーテルポリオールを20部用いる以外、実施例1の(硬質ポリウレタン発泡体の作製)法に従い、硬質ポリウレタン発泡体を得た。その際、計測したクリームタイム(CT)は14秒、ゲルタイム(GT)は32秒、ライズタイム(RT)は88秒であった。調製した発泡体は、24時間放置後、60mm角の立方体を切り出し、圧縮強度測定に供した。圧縮強度の測定はオートグラフ(株式会社島津製作所製)を圧縮モードで用い、25%歪み時圧縮応力値として58.7MPaの値を得た。
バイオマス試料を米粉とし、液化媒体のグリセリンとエチレングリコールの重量比を8:2とするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、2.60 %の不溶解残渣率が得られた。実施例1の場合の不溶解残渣率が0.25 %であったことを勘案すると一桁大きな値になっているが、バイオマス種の違いによると考えられる。この米粉には中白糠が含まれていることが影響していると考えられる。
バイオマス試料を米粉とし、液化媒体のグリセリンとエチレングリコールの重量比を7:3とするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、3.19 %の不溶解残渣率が得られた。不溶解残渣率にバイオマス種の影響が実施例3と同様に現れている。
バイオマス試料を米粉とし、液化媒体のグリセリンとエチレングリコールの重量比を6:4とするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、2.53 %の不溶解残渣率が得られた。不溶解残渣率にバイオマス種の影響が実施例3と同様に現れている。
液化媒体をグリセリンとメチルアルコールの重量比を6:4の混液とするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、1.91 %の不溶解残渣率が得られ、殆ど完溶することが示された。実施例5の連想でこのグリセリンとメチルアルコールの重量比が6:4の混液による澱粉(日清製粉株式会社製薄力粉)の液化を試した結果完全液化が可能という事実を見い出した。さらに、この延長上で、グリセリンとメチルアルコールを9:1〜1:9に渡る全範囲での重量比で、澱粉の液化が可能なことが予想された。
液化媒体のグリセリンとメチルアルコールの重量比を0:10に変更した他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、2.30%の不溶解残渣率が得られ、殆ど完溶することが示された。この結果は、澱粉をメチルアルコールだけ、液比3で殆ど完全液化できるというものであり、メチルアルコールが安価であり、植物、炭酸ガスなどを含むいろいろな原料から合成可能であるということを勘案すると、材料及びエネルギー両方の点で活用の可能性が大きい。
バイオマス試料をLIGNOCEL,S150 TR(木粉; 独 J.Rettenmaier & Soehne社製)とするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、14.4 %の不溶解残渣率が得られた。不溶解残渣率にバイオマス種の影響が実施例3と同様に現れている。
バイオマス試料をKC-フロックW-400G(セルロース粉末; 日本製紙ケミカル株式会社製)にするという変更の他は実施例1の(液化バイオマスの製造)に準じて液化物を製造した。その結果、12.0 %の不溶解残渣率が得られた。不溶解残渣率にバイオマス種の影響が実施例3と同様に現れている。
実施例1〜6及び8〜9の液化バイオマスの製造において、別途、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコールなど高沸点アルコールを全アルコールに対し30mol%添加する他は同様に液化した。
上記のように製造された液化バイオマス中に残存しているジプロピレングリコール、トリエチレングリコールなど高沸点アルコールを引き続き、200℃、60kPaで反応し、さらに脱水縮合させた。12時間経過後、留出物が少なくなったため温度を上げて減圧し、220℃、45kPaの条件でさらに脱水縮合させ、ポリエーテルポリオール前駆生成物を得た。その上で、複数回調製して得た該ポリエーテルポリオール前駆生成物50g とジメチルパルミチルアミン0.54g を内容積200 mlのオートクレーブに装入し、オートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、撹拌、昇温を開始して、90℃で反応機の内圧が4.0kg/cm2G以下に保たれるように 43.9gのプロピレンオキシドを徐々に装入し、反応を行った。3時間でプロピレンオキシド装入終了後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められなくなるまで5時間攪拌した。反応終了後、残存するプロピレンオキシドを減圧により除去し、ポリエーテルポリオールを調製した。
Claims (9)
- グリセリン、グリセリン・エチレングリコール混液、グリセリン・メチルアルコール混液、グリセリン・メチルアルコール混液から選ばれる少なくとも1種の液化媒体を、
一価アルコール及び多価アルコールから選ばれる少なくとも1種の液化調整剤の存在下で、0.1〜10重量パーセント量のプロトン酸、その低級アルコールエステル、或いはフェノールスルフォン酸、リン酸から選ばれる少なくとも1種の酸触媒及びバイオマスと混合し、
密閉容器内において90〜160℃の温度範囲で5〜300分間加熱することを特徴とする液化バイオマスの製造方法。 - 酸触媒であるプロトン酸と、
液化調整剤である一価或いは多価アルコール類1000〜5部の一部又は全部と、
液化媒体であるグリセリン、グリセリン・エチレングリコール混液、グリセリン・メチルアルコール混液、グリセリン・メチルアルコール混液のいずれかの一部と、
それらに対し0.1〜10重量パーセント量のプロトン酸、その低級アルコールエステル、或いはフェノールスルフォン酸、リン酸 5〜1000部の一部又は全部と、を混合し、40〜100℃の温度範囲で3〜150分反応させた後、
残りの前記液化媒体と、
バイオマス100部とを混合し、密閉容器内において90〜160℃の温度範囲で5〜300分間加熱することを特徴とする液化バイオマスの製造方法。 - 前記液化調整剤である一価或いは多価アルコール類が、80℃以下の加温下で減圧留去されることを特徴とする請求項2に記載の液化バイオマスの製造方法。
- 密閉容器において90〜160℃の温度範囲で5〜300分間加熱した後、液化調整剤である一価或いは多価アルコール類を200℃、60kPaで反応させ、さらに液化物成分と脱水縮合させた上で、アルキレンオキシッドを付加することを特徴とする請求項2に記載の液化バイオマスの製造方法。
- 前記液化調整剤及び前記液化媒体が、メチルアルコール及びエチルアルコールから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液化バイオマスの製造方法。
- 前記液化調整剤及び前記液化媒体が、いずれもメチルアルコールであることを特徴とする請求項5に記載の液化バイオマスの製造方法。
- 前記一価アルコール類は、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール400、グリセリン、トリメチロールプロパンから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液化バイオマスの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により製造された液化バイオマス。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により製造された液化バイオマスから合成された熱硬化性樹脂。
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