JP2011222802A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度を低下させることなく混色を適切に防止する。
【解決手段】フォトダイオードに入射する光が、赤色、緑色、青色に分離され、この光を入射するフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が、赤色、緑色、青色の順に浅くされている。
【選択図】図2

Description

この発明は、固体撮像素子及びその製造方法に関し、特に、感度を低下させることなく混色を防止することが可能に構成された固体撮像素子及びその製造方法に関するものである。
従来、固体撮像素子はその断面が図4に示されるように構成されている。上部にマイクロレンズ8が設けられていると共に、マイクロレンズ8を通過した光を赤色、緑色、青色に分解するカラーフィルタ71、72、73が設けられている。
固体撮像素子には、例えば、P型半導体基板60に、光電変換により発生した電荷を蓄積するN型不純物層61、62、63が形成されており、このN型不純物層61、62、63における表面側に、シールド及びフォトダイオードの暗電流を抑制するためのP型不純物層64、65、66が形成されている。また、各N型不純物層61、62、63の側壁には、フォトダイオード間の分離を強化するP型不純物層67、68、69、70が形成されている。
上記によって、マイクロレンズ8からカラーフィルタ71側を見込んだ領域が、赤画素91であり、マイクロレンズ8からカラーフィルタ72側を見込んだ領域が、緑画素92であり、マイクロレンズ8からカラーフィルタ73側を見込んだ領域が、青画素93である。
このような赤画素91、緑画素92、青画素93を複数備える固体撮像素子においては、N型不純物層61、62、63と、P型不純物層64、65、66とP型不純物層67、68、69、70が画素の色に無関係に、同一工程で形成されている。
上述のようにして構成される固体撮像素子の赤画素91、緑画素92、青画素93におけるフォトダイオードのポテンシャルと、半導体基板表面からの位置関係(ポテンシャル・プロファイル)を示すと、図5に示すようになっている。即ち、固体撮像素子の赤画素91、緑画素92、青画素93におけるフォトダイオードのポテンシャル・プロファイルOC1、OC2、OC3は、全く同じ曲線であって、同じ位置に最大ポテンシャルを有している。
ところで、半導体基板を例えばSi(シリコン)とした場合、赤色光、緑色光、青色光の順に吸収係数が大きいこと、光エネルギーの半分が吸収されるSi表面からの位置は赤色光、緑色光、青色光の順に浅くなること、長波長の赤色光はSi表面から深い位置においても光電変換するが短波長の青色光はSi表面から浅い位置において光電変換すること、が知られている。
従って、赤色光が上記固体撮像素子の表面から入射すると、固体撮像素子の赤画素91においては、表面から深い位置においても光電変換が行われ、これにより発生した電荷は、隣の緑画素92のフォトダイオードへも蓄積される。このように、従来の固体撮像素子においては、光電変換により発生した電荷が、隣接する画素のフォトダイオードへも蓄積されるため混色が生じる。
上記に対し、2次元イメージセンサやラインセンサ等のカラー画像を読み取る固体撮像素子及びその製造方法として、センサ部のn型不純物の多段構成の一部を拡大させ、かつ、その拡大領域を画素毎に最適な深さで形成することにより、隣接画素で異なる位置に拡大部を設け、隣接画素間の干渉を回避し、感度向上と混色防止を両立させるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−86783号公報
しかしながら特許文献1に記載の発明にあっては、センサ部のn+不純物を複数回に分けてエネルギやマスクパターンを変えてイオン注入を行い、多段構成のプロファイルを持つセンサ構造としているため、製造工程が増加するという問題がある。またマスクパターン間に合わせずれが生じると、センサ部に蓄積された電荷を完全に転送できず残像が発生するという問題がある。
本発明は上記のような固体撮像素子及びその製造方法における現状に鑑みなされたもので、その目的は感度を低下させることなく混色を適切に防止することが可能な固体撮像素子を提供することである。また、他の目的は、上記固体撮像素子を容易に製造することができる製造方法を提供することである。
本発明に係る固体撮像素子は、入射する光の波長領域が異なる複数のフォトダイオードを半導体基板内に備え、波長領域に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が調整されていることを特徴とする。
本発明に係る固体撮像素子は、フォトダイオードに入射する光が、赤色、緑色、青色に分離され、この光を入射するフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が、赤色、緑色、青色の順に浅くされていることを特徴とする。
本発明に係る固体撮像素子の製造方法は、入射する光の波長領域が異なる複数のフォトダイオードを半導体基板内に備える固体撮像素子について、波長領域に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置を調整するに際し、電荷を蓄積する不純物層形成イオン注入の加速電圧を調整することを特徴とする。
本発明に係る固体撮像素子の製造方法では、固体撮像素子のフォトダイオードに入射する光が、赤色、緑色、青色に分離されるように構成されており、この光を入射するフォトダイオードの最大ポテンシャル位置を、赤色、緑色、青色の順に浅くするに際し、電荷を蓄積する不純物層形成イオン注入の加速電圧を、赤色、緑色、青色の順に低くすることを特徴とする。
本発明によれば、波長領域に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が調整されているので、ある画素において光電変換された電荷が隣接する画素近くで発生してもポテンシャル・プロファイルが異なるために隣接する画素に蓄積されぬようにでき、混色を防止することが可能である。また波長領域に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が調整されているので、感度が低下することはない。
本発明によれば、フォトダイオードの最大ポテンシャル位置が、赤色、緑色、青色の順に浅くされているので、赤画素において光電変換された電荷が隣接する例えば緑画素近くで発生してもポテンシャル・プロファイルが異なるために緑画素に蓄積されず、混色を防止することが可能である。また緑色光に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が調整されているので、緑画素の感度が低下することはない。
本発明に係る固体撮像素子の実施例を示す平面図。 本発明に係る固体撮像素子の実施例を示す縦断面図。 本発明に係る固体撮像素子の実施例におけるフォトダイオードのポテンシャル・プロファイルを示す図。 従来例の固体撮像素子を示す縦断面図。 従来例の固体撮像素子におけるフォトダイオードのポテンシャル・プロファイルを示す図。
以下、添付図面を参照して本発明に係る固体撮像素子とその製造方法の実施例を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態の固体撮像素子は、フォトダイオードに入射する光が、赤色、緑色、青色に分離されるものであり、各画素の平面配列は、図1に示すように格子状に並べられたベイヤ型配列を採用することができる。
本実施例に係る固体撮像素子は、その断面が図2に示されるように構成されている。即ち、上部にマイクロレンズ8が設けられていると共に、マイクロレンズ8を通過した光を赤色、緑色、青色に分解するカラーフィルタ71、72、73が設けられている。
実施例に係る固体撮像素子では、例えば、P型半導体基板10に、光電変換により発生した電荷を蓄積するN型不純物層11、12、13が形成されており、このN型不純物層11、12、13における表面側に、シールド及びフォトダイオードの暗電流を抑制するためのP型不純物層14、15、16が形成されている。また、各N型不純物層11、12、13の側壁には、フォトダイオード間の分離を強化するP型不純物層25、26、27、28が形成されている。
上記によって、マイクロレンズ8からカラーフィルタ71側を見込んだ領域に、赤画素21が形成されており、マイクロレンズ8からカラーフィルタ72側を見込んだ領域に、緑画素22が形成されており、マイクロレンズ8からカラーフィルタ73側を見込んだ領域に、青画素23が形成されている。
既に説明した通り、赤色光、緑色光、青色光が、半導体基板10で光電変換する表面からの位置は、波長によって異なり、赤色光、緑色光、青色光の順に浅くなる。
このため、本実施例においては、フォトダイオードの最大ポテンシャル位置を、上記光の波長に応じて調整する。光の波長が短くなるほど、対応するフォトダイオードの最大ポテンシャル位置を浅くする。従って、フォトダイオードの最大ポテンシャル位置を、赤画素21、緑画素22、青画素23の順に浅くする。
上記のようにしたフォトダイオードのポテンシャル・プロファイルを図3に示す。PRは、赤画素21に対応するポテンシャル・プロファイルを示し、PGは、緑画素22に対応するポテンシャル・プロファイルを示し、PBは、青画素23に対応するポテンシャル・プロファイルを示している。RMAXは、赤画素21における最大ポテンシャル位置を示し、GMAXは、緑画素22における最大ポテンシャル位置を示し、BMAXは、青画素23における最大ポテンシャル位置を示している。
このような固体撮像素子は次のようにして製造される。P型半導体基板10について、赤画素21、緑画素22、青画素23のそれぞれに応じたN型不純物層11、12、13のマスクを用いて、赤画素21、緑画素22、青画素23について独立にN型不純物層11、12、13を形成する。
N型不純物層11、12、13の形成に際して、イオン注入の加速電圧を、赤画素21、緑画素22、青画素23の順で、低く設定して独立の工程で形成する。即ち、N型不純物層11の形成に際して、イオン注入の加速電圧を最も高く(大きく)して独立して形成し、N型不純物層13の形成に際して、イオン注入の加速電圧を最も低く(小さく)して独立して形成する。また、N型不純物層12の形成に際して、イオン注入の加速電圧を、上記の間として独立して形成する。
次に、P型不純物層25、26、27、28の全てに対応するマスクを用意し、共通にイオン注入してP型不純物層25、26、27、28を同時に形成する。更に、P型不純物層14、15、16の全てに対応するマスクを用意し、共通にイオン注入してP型不純物層14、15、16を同時に形成する。
上記のようにして製造された固体撮像素子によれば、次の動作がなされる。例えば、赤色光が赤画素21の上部から入射し、緑画素22のN型不純物層12近くの深い位置において光電変換が生じたとする。しかし、この光電変換が生じた位置に対し、緑画素22のフォトダイオードは離れており、上記光電変換による電荷は、緑画素22のフォトダイオードに蓄積されることはない。つまり、混色を防止することが可能となる。また緑色光に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が調整されているので、緑画素22の感度が低下することはない。
上記で示した各層の構成(N型、P型)は一例に過ぎず、固体撮像素子の構成に応じて適宜なものとなる。また、本発明は、半導体基板がSiに限定されることはなく、また、CCD型、CMOS型など各種の固体撮像素子に適用できる。
8 マイクロレンズ
10 P型半導体基板
11、12、13 N型不純物層
14、15、16 P型不純物層
21、22、23 画素
25、26、27、28 P型不純物層
71、72、73 カラーフィルタ

Claims (4)

  1. 入射する光の波長領域が異なる複数のフォトダイオードを半導体基板内に備え、波長領域に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が調整されていることを特徴とする固体撮像素子。
  2. フォトダイオードに入射する光が、赤色、緑色、青色に分離され、この光を入射するフォトダイオードの最大ポテンシャル位置が、赤色、緑色、青色の順に浅くされていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 入射する光の波長領域が異なる複数のフォトダイオードを半導体基板内に備える固体撮像素子について、波長領域に応じてフォトダイオードの最大ポテンシャル位置を調整するに際し、電荷を蓄積する不純物層形成イオン注入の加速電圧を調整することを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
  4. 固体撮像素子のフォトダイオードに入射する光が、赤色、緑色、青色に分離されるように構成されており、この光を入射するフォトダイオードの最大ポテンシャル位置を、赤色、緑色、青色の順に浅くするに際し、電荷を蓄積する不純物層形成イオン注入の加速電圧を、赤色、緑色、青色の順に低くすることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子の製造方法。
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