JP2011221598A - Icタグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ICインレットと外装材7との間に保護シート6を配置し、この保護シートに複数のスリットa1,a2を設ける。スリットa1とa2とは、それぞれ、対向する長辺に設けられ、かつ、互いに正対しない位置に設ける。屈曲負荷がかかると、ICタグは、スリットa1,a2の先端同士を結ぶ線からねじれるように屈曲し、その屈曲負荷が特定領域に集中しないため、ICタグの損傷を防止できる。
【選択図】図3
Description
平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグである。
接着されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のICタグであり、このため、高温下で屈曲負荷がかかった場合にも、ICインレットと保護シートとが密着してICタグの一体構造を維持することができる。
いる。なお、後述するように、この保護シートには、複数本のスリットが設けられている必要がある。
護シートと外装材との間、あるいは外装材の外側に配置することができる。この補強板は、耐熱性接着剤を使用して接着することができる。また、その材質に応じて、素材自体の自己融着によって接着することも可能である。
この実施例に係るICタグの層構成は、図1に示すものと同一である。また、図5はその概略平面図である。
ールアンテナ2を構成する直線部分は、すべて、インレット基材1の長辺に平行又は垂直で、インレット基材1の長辺に垂直な直線部分は8ケ所である。また、このダイポールアンテナ2は、その中央を対象中心として線対称の形状を有している。
リットa1とスリットa3とは同一の長辺に設けられており、ICチップ4端部とスリットa1との距離、ICチップ4端部とスリットa3との距離は、いずれも、7mmである。
保護シート6、6を使用することなく、2枚の外装材7,7で直接ICインレットを挟んだことを除き、実施例1と同様にICタグを製造した。
実施例2のICタグは、実施例1のICタグの外装材7,7の両面に補強板8,8を接着したものである(図6参照)。
保護シート6、6を使用することなく、2枚の外装材7,7で直接ICインレットを挟んだことを除き、実施例2と同様にICタグを製造した。
実施例1及び比較例1のICタグを使用して揺動屈曲試験を行い、これらICタグの屈曲耐性を評価した。実施例1のICタグと比較例1のICタグとは、実施例1のICタグが保護シート6、6を備えているのに対し、比較例1のICタグはこの保護シート6、6を備えていない点で相違し、その他は同一であるから、この結果を比較することによって屈曲耐性に対する保護シート6、6の寄与を評価することができる。
実施例1,2及び比較例1,2のICタグを使用して360度屈曲試験を行い、これらICタグの屈曲耐性を評価した。
まず、情報の読み取りができなかったICタグの解析結果から、ICチップや補強板8,8のエッジ部分に屈曲負荷が集中することが理解できる。
2 線状アンテナ
21,22 線状アンテナの直線部分
2x 屈曲軸と交差する直線部分
3 異方性導電性接着剤
4 ICチップ
5 熱硬化性接着剤
6 保護シート
7 外装材
8 補強板
a1,a2,a3,a4,a5,a6 スリット
m スリットとICチップ端部との距離
x スリットの先端同士を結ぶ線(屈曲軸)
θ 屈曲軸と線状アンテナとの交差角度
Claims (10)
- インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設して構成されたICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。 - インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設して成るICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。 - 前記スリットとICチップ端部とが、平面視で2mm以上離れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のICタグ。
- インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側のうち少なくとも一方の側において、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。 - インレット基材と、このインレット基材上に配置され、互いに接続された線状アンテナ及びICチップとでICインレットを構成すると共に、このICインレットの表裏面に保護シートを接着して補強インレットを構成し、この補強インレットを外装材中に埋設し、かつ、平面視で前記ICチップに重なる位置に、屈曲しにくい補強板を備えるICタグにおいて、
平面視で前記ICチップを挟む両側において、それぞれ、前記保護シートに複数本のスリットが設けられており、
かつ、これら複数本のスリットのうち一方が長辺に設けられており、他方がこれに対向する長辺に設けられていると共に、これら複数本のスリットが、平面視で正対しない位置に配置されていることを特徴とするICタグ。 - 前記スリットと補強板端部とが、平面視で2mm以上離れていることを特徴とする請求項4又は5に記載のICタグ。
- 前記複数のスリットの先端同士を結ぶ線と前記線状アンテナとの交差角度が45度以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載のICタグ。
- 前記保護シートが外装材に比較して伸びにくい材質であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載のICタグ。
- 前記ICインレットと保護シートとが耐熱性接着剤で接着されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のICタグ。
- 前記接着剤が保護シートに比較して圧縮しやすい材質であることを特徴とする請求項9記載のICタグ。
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