JP2011218261A - 塗布検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価且つ小型の塗布検査装置を提供する。
【解決手段】塗布検査装置10は、シリンジ54から吐出された励起光の照射により蛍光を発する接着剤が、塗布対象物70に塗布されたか否かを検査する。塗布検査装置10は、励起光源12から出射された励起光を伝搬する第2光ファイバ22と、第2光ファイバ22の先端部と、第2光ファイバ22の先端部から出射された励起光を集光して塗布された接着剤に照射するとともに、励起光が照射された接着剤から発生する蛍光を集光して第2光ファイバ22へ導くレンズ28とを含むプローブ18と、第2光ファイバ22を伝搬した蛍光を受光する検出器16と、プローブ18とシリンジ54とを一体的に連結する連結機構60とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】塗布検査装置10は、シリンジ54から吐出された励起光の照射により蛍光を発する接着剤が、塗布対象物70に塗布されたか否かを検査する。塗布検査装置10は、励起光源12から出射された励起光を伝搬する第2光ファイバ22と、第2光ファイバ22の先端部と、第2光ファイバ22の先端部から出射された励起光を集光して塗布された接着剤に照射するとともに、励起光が照射された接着剤から発生する蛍光を集光して第2光ファイバ22へ導くレンズ28とを含むプローブ18と、第2光ファイバ22を伝搬した蛍光を受光する検出器16と、プローブ18とシリンジ54とを一体的に連結する連結機構60とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、塗布装置から吐出された接着剤などの物質が塗布対象物に塗布されたか否かを検査する塗布検査装置に関する。
従来より、光学機器や電子機器の組立工程において、接着剤を用いた接着組立が採用されている。接着組立においては、基板などの部材に接着剤を塗布した後、部材に接着剤が正確に塗布されたか否かを検査する工程が行われる。この塗布検査工程は、製品の品質を確保する上で非常に重要である。
近年、光学機器や電子機器の小型化が急速に進み、接着組立において部材に塗布される接着剤の量は非常に微量となっている。そのため、接着剤が正確に部材に塗布された否かは作業者の目視では分かり難くなってきている。
そこで、例えば特許文献1には、蛍光剤を含有する蛍光性接着剤が塗布された被検査体に対して紫外光を照射するブラックライトと、上記蛍光性接着剤から発する蛍光を検出するカメラより構成されてなる接着剤の塗布状態検査装置が開示されている。この塗布状態検査装置によれば、接着剤から発せられた蛍光をカメラで検出することにより、接着剤の塗布検査を自動化できる。
しかしながら、接着剤の塗布量が微量である場合、紫外線を照射した際に発生する蛍光の光量は非常に小さい。従って、特許文献1に記載された装置の場合、蛍光を検出するカメラとして高価な高感度カメラを用いたり、蛍光の検出時間を長くとったりする必要がある。さらに、特許文献1に記載されるように被検査体やカメラを暗箱で覆った場合、装置が大型化する可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価且つ小型の塗布検査装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の塗布検査装置は、塗布装置から吐出された励起光の照射により蛍光を発する物質が、塗布対象物に塗布されたか否かを検査する塗布検査装置であって、励起光源から出射された励起光を伝搬する光伝送路と、光伝送路の先端部と、光伝送路の先端部から出射された励起光を集光して塗布された物質に照射するとともに、励起光が照射された物質から発生する蛍光を集光して光伝送路へ導くレンズと、を含むプローブと、光伝送路を伝搬した蛍光を受光する検出器と、プローブと塗布装置とを一体的に連結する連結機構とを備える。
プローブと検出器との間に、励起光を反射し且つ蛍光を透過する波長選択性部材を備えてもよい。また、プローブおよび塗布装置を移動させる駆動機構をさらに備えてもよい。
駆動機構は、塗布装置から目標塗布部に向けて物質が吐出された後、目標塗布部に励起光が照射されるようプローブを移動させてもよい。
連結機構は、塗布装置の目標塗布部とプローブからの励起光の照射部とが略一致するように塗布装置およびプローブを連結していてもよい。
連結機構は、所定の回転軸を中心にプローブと塗布装置とを回転可能に構成されており、駆動機構は、塗布装置から目標塗布部に向けて物質が吐出された後、プローブから目標塗布部に励起光が照射されるよう回転軸を中心に塗布装置およびプローブを回転させてもよい。
物質は、蛍光剤を添加した接着剤または励起光の照射により蛍光を発する接着剤であってもよい。また、光伝送路は、光ファイバであってもよい。
本発明によれば、安価且つ小型の塗布検査装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態に係る塗布検査装置について説明する。ここでは、塗布検査装置の一例として、塗布装置から吐出された接着剤が塗布対象物に塗布されたか否かを検査するための塗布検査装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る塗布検査装置10を示す図である。この塗布検査装置10は、塗布対象物70に接着剤52を塗布する塗布装置50と組み合わされて、接着剤塗布システム100を構成している。
塗布装置50は、接着剤52を収容するシリンジ54と、シリンジ54にエアーを供給するためのチューブ56と、チューブ56に送出するエアー量を制御するエアー制御装置(図示せず)とを備える。塗布装置50は、チューブ56を介してシリンジ54にエアーを供給することにより、シリンジ54の先端部から接着剤52を吐出するよう構成されている。
本実施形態においては、接着剤52として、励起光の照射により蛍光を発光するものが用いられる。接着剤52は、例えば、接着剤の構成成分自体が蛍光を発するものであってもよいし、接着剤に蛍光剤を添加したものであってもよい。
塗布検査装置10は、塗布装置50から吐出された接着剤52が、塗布対象物70に正確に塗布されたか否かを検査する。塗布検査装置10は、励起光源12と、分波器14と、検出器16と、プローブ18と、励起光源12と分波器14とを接続する第1光ファイバ20と、分波器14とプローブ18とを接続する第2光ファイバ22と、分波器14と検出器16とを接続する第3光ファイバ24とを備える。
励起光源12は、検査対象物である接着剤に照射するための励起光を出射するものであり、例えば、主波長λ1=470nmの光を発光するLED(発光ダイオード)やLD(半導体レーザダイオード)等を用いることができる。励起光源12から出射された励起光は、第1光ファイバ20を通って分波器14に伝搬される。第1光ファイバ20としては、主波長λ1=470nmの励起光を低損失で伝送することができるよう、石英ガラス製の光ファイバが好適に用いられる。
分波器14に入射した励起光は、分波器14内において第2光ファイバ22へ導かれ、第2光ファイバ22を伝搬して第2光ファイバ22の先端に取り付けられたプローブ18から出射される。第2光ファイバ22としては、第1光ファイバ20と同様に、石英ガラス製の光ファイバが好適に用いられる。
プローブ18は、第2光ファイバ22の先端部を保持するフェルール26と、第2光ファイバ22の先端部から出射された励起光を集光して所定の前側焦点に照射するとともに、該前側焦点において発生した光を集光して第2光ファイバ22へと導くレンズ28と、フェルール26とレンズ28とを固定する筒状の固定部材30とを備える。レンズ28としては、例えば、第2光ファイバ22の端面に等倍像が結像するよう設計されたロッドレンズを用いることができる。レンズ28は、複数のレンズにより構成されてもよい。レンズ28の前側焦点に接着剤52aが位置している場合、レンズ28から接着剤52aに励起光が照射されると、接着剤52aから蛍光が発生する。この蛍光は、レンズ28により集光され、レンズ28の後側焦点に配置された第2光ファイバ22の先端部に入射する。また、第2光ファイバ22には、励起光の反射光もレンズ28によって集光されて入射する。
第2光ファイバ22に入射した蛍光および反射光は、第2光ファイバ22を伝搬して分波器14に入射する。この分波器14においては、蛍光が第3光ファイバ24に導かれる。第3光ファイバ24を伝搬した蛍光は、検出器16によって受光され、電気信号に変換される。検出器16は、この電気信号に基づいて、塗布対象物70に接着剤52aが塗布されているか否か判定する。
図2は、分波器14の概略構造の一例を示す図である。分波器14は、分波フィルタ40と、分波フィルタ40を挟んで配置された第1レンズ41および第2レンズ42と、第1光ファイバ20および第2光ファイバ22を保持し、第1レンズ41側に配置された第1キャピラリ43と、第3光ファイバ24を保持し、第2レンズ42側に配置された第2キャピラリ44とが、筒状の保持部材45に保持された構造を有している。
第1キャピラリ43および第2キャピラリ44としては、例えばホウ珪酸ガラス等からなるガラス製のものを用いることができる。
第1レンズ41および第2レンズ42は、中心から外部に向かって屈折率が低下するように屈折率勾配が設けられた屈折率分布型円柱状ロッドレンズを用いることができる。屈折率分布型円柱状ロッドレンズを用いることにより、入射面と出射面の2端面が光軸方向に直角方向の平面となり、レンズの結合等の組立を容易にするできる。また、屈折率分布型円柱状ロッドレンズは円柱状であるため、保持部材45に容易に格納でき、光軸合わせを容易とすることができる。
分波フィルタ40は、励起光を反射し且つ蛍光を透過する波長選択性部材として機能する。一般的に、励起光の主波長λ1と蛍光の主波長λ2との間には、λ1<λ2という関係が成り立つため、分波フィルタ40のカットオフ波長λoffは、λ1より大きくλ2より小さいことが必要である。よって、分波フィルタ40としては、所謂ロングパスフィルタが用いられる。
分波フィルタ40は、具体的には、屈折率の低いSiO2等から成る層と屈折率の高いTiO2,ZrO2,Ta2O5等から成る層が多層に積層された誘電体多層膜を用いることができる。分波フィルタ40の透過特性は、カットオフ波長λoffより短波長の光の透過率が−30dB以下(0.1%)であって、λoffより長波長の光の透過率が−3dB以上(97〜50%)であることが好ましい。
上記のような分波フィルタ40を用いることにより、励起光源12から出射された主波長がλ1である励起光は、分波フィルタ40に対する透過率が−30dB以下となるため、分波フィルタ40で反射して第2光ファイバ22に導光される。これにより、分波器14内を励起光が透過することを確実に防止することができ、蛍光の測定・検出ノイズレベルを効果的に低下させることができる。
一方、プローブ18および第2光ファイバ22を介して分波器14に導光される光は、上述したように、主波長λ1の励起光の反射光と、主波長λ2の蛍光である。これらの光のうち、反射光は、励起光源12からの励起光と同様に分波フィルタ40で反射されるが、蛍光は、分波フィルタ40に対する透過率が−3dB以上となるため、分波フィルタ40を透過して第2レンズ42に入射し、第2レンズ42により第3光ファイバ24に導光される。これにより、分波器14内を透過する蛍光の検出信号強度を確保することができる。
図1に戻るが、本実施形態に係る塗布検査装置10は、プローブ18と塗布装置50のシリンジ54とを一体的に連結する連結機構60を備える。連結機構60の構造は特に限定されず、例えば、プローブ18およびシリンジ54を挿入可能な孔部が設けられた板状部材を用いることができる。本実施形態において、連結機構60は、プローブ18とシリンジ54とを並列に並べた状態で連結している。このように、プローブ18とシリンジ54とを一体的に連結することにより、接着剤の塗布と塗布検査とを行うことができるコンパクトなユニットを構成することができる。
さらに、本実施形態に係る塗布検査装置10は、プローブ18とシリンジ54とが連結機構60により連結されたユニット(以下、連結ユニットと呼ぶ)を塗布対象物70に対して相対的に移動させる駆動機構62を備える。この駆動機構を用いて、連結ユニットを塗布対象物70上の所望の位置に移動させることができる。
以下、本実施形態に係る接着剤塗布システム100の動作について説明する。まず、駆動機構62を用いて、連結ユニットのシリンジ54を塗布対象物70の所望の目標塗布部上方に配置する。そして、エアー制御装置からチューブ56を介してエアーをシリンジ54に供給し、シリンジ54の先端部から接着剤52を吐出させる。
駆動機構62は、シリンジ54から目標塗布部に向けて接着剤52が吐出された後、プローブ18から目標塗布部に励起光が照射されるよう連結ユニットを移動させる。より具体的には、目標塗布部とレンズ28の前側焦点が一致するように連結ユニットを移動させる。プローブ18は、連結ユニットの移動後、励起光を照射する。
図1に示すように塗布対象物70の目標塗布部上に正確に接着剤52aが塗布されている場合、接着剤52aに励起光が照射され、蛍光が発生する。この蛍光は、プローブ18によって受光され、第2光ファイバ22、分波器14および第3光ファイバ24を介して、検出器16により受光され、塗布対象物70に接着剤52aが正確に塗布されたと判定される。
一方、塗布対象物70の目標塗布部上に正確に接着剤52aが塗布されていない場合、検出器16は蛍光を受光しないため、塗布対象物70に接着剤52aが正確に塗布されていないと判定される。
このように、本実施形態に係る塗布検査装置10によれば、プローブ18とシリンジ54とを連結機構60により連結することにより、接着剤の塗布と塗布検査とを行うことができるコンパクトなユニットを構成することができる。このユニットは、自由に曲げることのできる第2光ファイバ22およびチューブ56で分波器14やエアー制御装置に接続されているので、塗布対象物70上の所望の位置に容易に移動させることができる。
また、本実施形態のプローブ18は、レンズ28の前側焦点において発生した光を第2光ファイバ22に入射させるよう構成されている。つまり、第2光ファイバ22には、測定上ノイズとなる光は殆ど入射しない。これにより、周囲の環境が明るい場合でも、高い感度で蛍光を測定することができる。上述した特許文献1のように、高価な高感度カメラや暗箱は不要となるので、安価且つ小型の塗布検査装置を実現できる。
図3は、本発明の別の実施形態に係る塗布検査装置310を示す図である。この塗布検査装置310もまた、塗布装置50と組み合わされて接着剤塗布システム300を構成している。なお、本実施形態においては、図1に示す装置と同様の構成要素については、同一の符号を用い、詳細は説明は適宜省略する。
本実施形態において、連結機構60は、シリンジ54の目標塗布部とプローブ18からの励起光の照射部(言い換えるとレンズ28の前側焦点)とが略一致するようにプローブ18とシリンジ54とを連結している。
以下、本実施形態に係る接着剤塗布システム300の動作について説明する。まず、駆動機構62を用いて、連結ユニットのシリンジ54を塗布対象物70の所望の目標塗布部上方に配置する。そして、エアー制御装置からチューブ56を介してエアーをシリンジ54に供給し、シリンジ54の先端部から接着剤52を吐出させる。ここで、本実施形態においては、プローブ18は、シリンジ54から接着剤52を吐出したのと略同時またはその直後に励起光を照射する。
図3に示すように塗布対象物70の目標塗布部上に正確に接着剤52aが塗布されている場合、接着剤52aに励起光が照射され、蛍光が発生する。この蛍光は、プローブ18によって受光され、第2光ファイバ22、分波器14および第3光ファイバ24を介して、検出器16により受光され、塗布対象物70に接着剤52aが正確に塗布されたと判定される。
一方、塗布対象物70の目標塗布部上に正確に接着剤52aが塗布されていない場合、検出器16は蛍光を受光しないため、塗布対象物70に接着剤52aが正確に塗布されていないと判定される。
このように、本実施形態に係る塗布検査装置310によっても、接着剤の塗布と塗布検査とを行うことができるコンパクトなユニットを構成することができる。さらに、本実施形態によれば、シリンジ54の目標塗布部とプローブ18からの励起光の照射部とが略一致するようにプローブ18とシリンジ54を連結したことにより、接着剤の塗布と塗布検査とを略同時に行うことができる。これにより、接着組立工程の時間を短くすることが可能となる。
図4(a)(b)は、本発明のさらに別の実施形態に係る塗布検査装置410を示す図である。この塗布検査装置410もまた、塗布装置と組み合わされて接着剤塗布システムを構成する。なお、図4(a)(b)においては、プローブ18およびシリンジ54の周辺部のみ図示しており、励起光源や分波器14等の図示は省略している。また、図1に示す装置と同様の構成要素については、同一の符号を用い、詳細は説明は適宜省略する。
本実施形態において、プローブ18とシリンジ54とを連結する連結機構60は、回転軸64を中心にプローブ18とシリンジ54とを回転可能に構成されている。そして、駆動機構62は、回転軸64を回転駆動することにより、プローブ18およびシリンジ54を回転軸64を中心に回転させる。図4に示す実施形態では、プローブ18およびシリンジ54は、塗布対象物70に垂直な回転軸64を中心に、塗布対象物70に対して横方向に回転する。
以下、本実施形態に係る接着剤塗布システムの動作について説明する。まず、駆動機構62を用いて、図4(a)に示すように連結ユニットのシリンジ54を塗布対象物70の所望の目標塗布部上方に配置する。そして、エアー制御装置からエアーをシリンジ54に供給し、シリンジ54の先端部から接着剤を吐出させる。
駆動機構62は、シリンジ54から目標塗布部に向けて接着剤52aが吐出された後、プローブ18から目標塗布部に励起光が照射されるよう回転軸64を中心にシリンジ54およびプローブ18を回転させる。
図4(b)に示すように塗布対象物70の目標塗布部上に正確に接着剤52aが塗布されている場合、接着剤52aに励起光が照射され、蛍光が発生する。この蛍光は、プローブ18によって受光され、検出器(図示せず)により塗布対象物70に接着剤52aが正確に塗布されたと判定される。
一方、塗布対象物70の目標塗布部上に正確に接着剤52aが塗布されていない場合、検出器は蛍光を受光しないため、塗布対象物70に接着剤52aが正確に塗布されていないと判定される。
このように、本実施形態に係る塗布検査装置410によっても、接着剤の塗布と塗布検査とを行うことができるコンパクトなユニットを構成することができる。さらに、本実施形態によれば、回転軸64を中心にシリンジ54とプローブ18を回転させることでシリンジ54とプローブ18の位置を入れ替える構成としていることにより、塗布位置と測定位置のずれが少なく、且つ入れ替えが容易である。
プローブ18およびシリンジ54は、塗布対象物70に平行な回転軸を中心に、塗布対象物70に対して縦方向に回転してもよい。この場合も、塗布位置と測定位置のずれが少なく、プローブ18とシリンジ54の入れ替えが容易なコンパクトなユニットを構成できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述の実施形態においては、接着剤が塗布対象物に塗布されたか否かを検査するための塗布検査装置について説明したが、塗布検査装置が測定可能な物質は接着剤に限定されない。例えば、ライフサイエンスの分野において、分注装置と上述のプローブとを連結した塗布検査装置を構成してもよい。マイクロウエルへ分注装置を用いて試料を分注し、反応させた場合、目的物質の濃度、反応状況に応じて蛍光量が変化する。従って、本実施形態のプローブにて蛍光量を測定することで、目的物質の反応状況を検査することができる。
また、上述の実施形態では、励起光や蛍光を伝播する光伝送路として光ファイバを用いているが、光ファイバに代えて、または加えて、光導波路を用いてもよい。
上述の実施形態では、分波器として所謂ロングパスフィルタを利用したものを用いているが、ロングパスフィルタに代えて、所謂ショートパスフィルタを利用した構造とすることもできる。
10、310、410 塗布検査装置、 12 励起光源、 14 分波器、 16 検出器、 18 プローブ、 20 第1光ファイバ、 22 第2光ファイバ、 24 第3光ファイバ、 28 レンズ、 40 分波フィルタ、 41 第1レンズ、 42 第2レンズ、 43 第1キャピラリ、 44 第2キャピラリ、 54 シリンジ、 60 連結機構、 62 駆動機構、 64 回転軸、 100、300 接着剤塗布システム。
Claims (8)
- 塗布装置から吐出された励起光の照射により蛍光を発する物質が、塗布対象物に塗布されたか否かを検査する塗布検査装置であって、
励起光源から出射された励起光を伝搬する光伝送路と、
前記光伝送路の先端部と、前記光伝送路の先端部から出射された励起光を集光して塗布された前記物質に照射するとともに、励起光が照射された前記物質から発生する蛍光を集光して前記光伝送路へ導くレンズと、を含むプローブと、
前記光伝送路を伝搬した蛍光を受光する検出器と、
前記プローブと前記塗布装置とを一体的に連結する連結機構と、
を備えることを特徴とする塗布検査装置。 - 前記プローブと前記検出器との間に、励起光を反射し且つ蛍光を透過する波長選択性部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の塗布検査装置。
- 前記プローブおよび前記塗布装置を移動させる駆動機構をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布検査装置。
- 前記駆動機構は、前記塗布装置から目標塗布部に向けて前記物質が吐出された後、前記目標塗布部に励起光が照射されるよう前記プローブを移動させることを特徴とする請求項3に記載の塗布検査装置。
- 前記連結機構は、前記塗布装置の目標塗布部と前記プローブからの励起光の照射部とが略一致するように前記塗布装置および前記プローブを連結していることを特徴とする請求項3に記載の塗布検査装置。
- 前記連結機構は、所定の回転軸を中心に前記プローブと前記塗布装置とを回転可能に構成されており、
前記駆動機構は、前記塗布装置から目標塗布部に向けて前記物質が吐出された後、前記プローブから前記目標塗布部に励起光が照射されるよう前記回転軸を中心に前記塗布装置および前記プローブを回転させることを特徴とする請求項3に記載の塗布検査装置。 - 前記物質は、蛍光剤を添加した接着剤または励起光の照射により蛍光を発する接着剤であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の塗布検査装置。
- 前記光伝送路は、光ファイバであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の塗布検査装置。
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JP2015039694A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | トヨタ自動車株式会社 | 塗布装置 |
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