JP2011217052A - 端末装置、番組特定システム、番組特定方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端末装置200は、取得した視聴中の番組の音声を含んだ音声情報を解析し、解析の結果得られた第2特徴点をサーバ装置100に送信する。サーバ装置100は、送信された第2特徴点と蓄積している各チャンネルの番組データから抽出した番組の音声の第1特徴点とを比較して、一致する第2特徴点の数又は割合が第2閾値を超える第2特徴点に対応する番組を特定する。ここで、端末装置200は、第2特徴点又は音声情報がそれぞれ所定の品質レベルを満たさない場合、音声を取得する条件の改善を促すための情報をユーザに報知するとともに、音声情報を再取得する。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、ユーザにより視聴される番組の音声からその番組を特定することができない場合を減少させることを目的とする。
図1は、本発明の第1の実施形態である番組特定システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の番組特定システム10は、サーバ装置100と、端末装置200と、受像機300と、複数の放送局400と、NTP(Network Time Protocol)サーバ500とを備える。本実施形態においては、各放送局400は、テレビジョン放送によってそれぞれの番組を放送する。具体的には、各放送局400は、音声又は映像等により表される番組を示す番組データをそれぞれ送信する。各放送局400は、番組データを、無線通信又は有線通信によりそれぞれ送信する。本実施形態においては、テレビジョン放送は、無線通信で行われるものとする。
本発明の第2の実施形態である番組特定システムは、上述した第1実施形態の番組特定システム10の構成と共通する構成を有するものである。よって、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、本実施形態のサーバ装置及び端末装置は、第1実施形態と構成は共通であるが実行する処理が異なるため、説明の便宜上、サーバ装置100a及び端末装置200aと表記して説明することとする。第1実施形態と本実施形態との相違点は、第1実施形態においては端末装置200が音声情報の品質レベルを判断したが、本実施形態においてはサーバ装置100aが第2特徴点の品質レベルを判断することである。
上述した実施形態は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態に対して、以下の変形を適用することが可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
本発明において、制御部210は、音声情報を取得するための条件が改善されるように、音声情報を取得する時間の長さ、取得間隔及び感度の少なくともいずれかを調整してもよい。例えば、制御部210が10秒の音声情報を1分毎の時間間隔で取得している状態で、第2特徴点の品質レベルが所定の品質レベルを満たさないと判断された回数が所定の回数を超えたとする。この場合、例えば、制御部210は、音声情報を取得する時間の長さを5秒等に短くする、又は取得間隔を30秒毎等に短くすることで、雑音などを含まない音声情報を取得しやすくなり、第2特徴点の品質レベルを向上させることができる。また、制御部210は、音声情報を取得する時間の長さを20秒等に長くすることで、雑音などが含まれても第1特徴点と一致する数が増え、第2特徴点の品質レベルを向上させることができる。
本発明において、サーバ装置100は、特定した番組の情報を蓄積してユーザのプロファイル情報(個人の興味等を表す情報)を生成してもよい。例えば、まず、サーバ装置100は、特定した番組の内容を示す情報を外部装置から受信し又は自装置で番組データを分析して取得する。自装置で番組情報を取得する場合、サーバ装置100は、例えば、番組データの解析に公知の音声認識技術や文字列認識技術、画像処理技術等を適宜用いることができる。そして、サーバ装置100は、特定した番組の情報に含まれる文字列を抽出して蓄積し、蓄積した数の多い文字列が示す内容をユーザの興味の対象としたプロファイル情報を生成するといった具合である。
上述の変形例2において、サーバ装置100は、生成したプロファイル情報に基づいて、抽出したユーザの興味に合った番組をお勧め番組としてユーザに知らせてもよい。例えば、サーバ装置100は、ユーザの興味の対象として蓄積した文字列と取得した番組情報とを比較して、この文字列が含まれる番組情報に対応する番組をお勧め番組としてユーザに知らせるといった具合である。
本発明において、端末装置が受像機の動作を指示する信号を発信する発信部を備えていれば、端末装置の制御部は、音声情報を取得するための条件が改善されるように、受像機の音量を上げる信号を発信してもよい。
本発明において、端末装置は、収音手段を有する構成に限定されない。例えば、端末装置は、収音手段を有する外部装置とのインターフェースを備えていれば、外部装置が変換した音声信号をこのインターフェースを介して受信し、その音声信号から音声情報を取得してもよい。
本発明において、端末装置は、表示部への情報の表示以外の方法でユーザに報知してもよい。例えば、端末装置がスピーカ等を備えていれば、制御部210は、ユーザの注意を喚起するための音をスピーカから発音させてもよい。また、端末装置がバイブレータ(端末装置を振動させる装置)を備えていれば、制御部210は、バイブレータを動作させて端末装置を振動させてもよい。
本発明において、サーバ装置は、外部装置に記憶されているデータベースを用いてもよい。この場合、サーバ装置は、外部装置とのインターフェースを備え、このインターフェースを介して外部装置とデータを送受信する。外部装置は、補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、この記憶手段にデータベースを記憶する。外部装置は、サーバ装置から送信される第1特徴点と時刻情報とをこのデータベースに記憶する。外部装置は、サーバ装置から時刻情報を検索条件として送信されると、この条件に合った第1特徴点をデータベースから検索してサーバ装置に送信する。
本発明において、端末装置及びサーバ装置は、現在時刻の情報を取得する方法をNTPサーバに限定されない。また、端末装置及びサーバ装置は、高精度の時計(電波時計、原子時計など)をそれぞれ設け、これらの時計から時刻情報を取得してもよい。この場合、これらの時計は、時刻が同じとなるようにあらかじめ設定されていることが望ましい。
制御部210は、上述の実施形態において、変換部260と時計部250から音声情報及び音声情報が取得された時刻を表す時刻情報を取得したが、これらの情報を記憶部270から取得してもよい。この場合、制御部210は、変換部260及び時計部250から供給されるこれらの情報を対応付けて記憶部270に記憶させる。そして、制御部210は、第2特徴点を送信する処理において、記憶部270からこれらの情報を取得する。
本発明において、各放送局は、ラジオ放送の仕組みによってそれぞれの番組を放送してもよい。すなわち、これらの番組は、映像を含まない音声のみの情報であってもよい。
本発明は、サーバ装置やこれを含む番組特定システムのみならず、これらを実現するための方法や、コンピュータに図4、5、9又は10に示した機能を実現させるためのプログラムとしても把握されるものである。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりすることができるものである。
Claims (8)
- 再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得手段と、
前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析手段と、
前記取得された音声情報又は前記解析された特徴点が所定の品質レベルを満たさない場合に、前記取得手段により前記音声情報を取得するための条件が改善されるように自装置を制御するとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御手段と、
前記解析により得られた所定の品質レベルを満たす特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする端末装置。 - 前記音声情報の品質レベルを測定する測定手段を備え、
前記制御手段は、前記測定された品質レベルが前記所定の品質レベルを満たさない場合に、前記条件が改善されるように自装置を制御するとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる
ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記サーバ装置が、前記特徴点が前記所定の品質レベルを満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記所定の品質レベルを満たさないと判断した場合に、前記音声情報の再取得を前記端末装置に指示する指示手段とを備え、
前記端末装置は、
前記サーバ装置から前記指示を受け付ける受付手段を備え、
前記制御手段は、前記受け付けられた指示に応じて、前記条件が改善されるように自装置を制御するとともに、前記送信手段に、前記音声情報及び前記時刻情報の送信を再度行わせる
ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 情報を報知する報知手段を備え、
前記制御手段は、前記再生装置の音量を上げ、又は自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すための情報を前記報知手段に報知させる
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の端末装置。 - 前記制御手段は、前記音声情報を取得するための時間の長さ、取得間隔及び感度の少なくともいずれかを調整する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の端末装置。 - 複数の番組のいずれかを再生する再生装置に対応して設けられる端末装置と、前記再生装置が再生する番組を特定するためのサーバ装置とを有し、
前記端末装置は、
前記再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得手段と、
前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声を他の音声と区別するための特徴点を解析する解析手段と、
前記取得された音声情報又は前記解析された特徴点が所定の品質レベルを満たさない場合に、前記取得手段により前記音声情報を取得するための条件が改善されるように自装置を制御するとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御手段と、
前記解析により得られた所定の品質レベルを満たす特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記サーバ装置に送信する送信手段とを備え、
前記サーバ装置は、
前記送信された特徴点及び時刻情報を受信する手段と、
前記複数の番組の特徴点及び時刻情報を番組毎に対応付けて記憶したデータベースを用いて、前記受信された特徴点及び時刻情報に対応する前記番組を特定する特定手段と
を備えることを特徴とする番組特定システム。 - 端末装置が、
再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得するステップと、
前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析するステップと、
前記取得された音声情報又は前記解析された特徴点が所定の品質レベルを満たさない場合に、前記音声情報を取得するための条件が改善されるように前記端末装置を制御するとともに、前記音声情報を再取得させるステップと、
前記解析により得られた所定の品質レベルを満たす特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信するステップと
を実行することを特徴とする番組特定方法。 - 端末装置のコンピュータに、
再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得するステップと、
前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析するステップと、
前記取得された音声情報又は前記解析された特徴点が所定の品質レベルを満たさない場合に、前記音声情報を取得するための条件が改善されるように前記端末装置を制御するとともに、前記音声情報を再取得させるステップと、
前記解析により得られた所定の品質レベルを満たす特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信するステップと
を実行させるためのプログラム。
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