JP5372825B2 - 端末装置、番組特定方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ユーザにより視聴される番組を特定する技術に関する。
ユーザが視聴する番組の音声からその番組を特定する技術がある。特許文献1には、携帯型監視ユニットによって収集されたタイムマーク付きの音声特徴データと放送された音声特徴データとから、ユーザの音声環境に含まれる放送音声を識別することが記載されている。
特開2003−502936号公報
放送される番組の音声からその番組を特定する場合、番組以外の音声が含まれるなどして番組の特定ができないことがある。
そこで、本発明は、ユーザにより視聴される番組の音声からその番組を特定することができない場合を減少させることを目的とする。
本発明に係る端末装置は、再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得手段と、前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析手段と、情報を報知する報知手段と、前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、前記音声情報の音圧レベルが前記所定のレベルに対して不足している度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御手段と、前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信手段とを備える構成を有する。
また、本発明に係る端末装置は、前記制御手段は、前記取得された音声情報の音圧レベルの大きさを表す目盛りの数と、前記所定のレベルを表す目盛りの数とを前記報知手段に表示させることによって、前記不足している度合いを表す情報を報知させるものであってもよい。
本発明に係る端末装置は、再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得手段と、前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析手段と、情報を報知する報知手段と、前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、情報を前記報知手段に報知させ、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御手段と、前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信手段とを備え、前記制御手段は、前記サーバ装置が前記送信された特徴点と番組の時刻情報に対応付けて予め記憶された番組毎の特徴点のうち当該送信された特徴点に対応する特徴点との一致する度合いに基づいて前記番組を特定した場合に、当該一致する度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促す構成を有する。
また、本発明に係る端末装置は、前記制御手段は、前記特徴点同士が一致する度合いを表す目盛りの数と、前記閾値を表す目盛りの数とを前記報知手段に表示させることによって、前記一致する度合いを表す情報を報知させるものであってもよい。
本発明に係る番組特定方法は、情報を報知する報知手段を備える端末装置が、再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得するステップと、前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析するステップと、前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、前記音声情報の音圧レベルが前記所定のレベルに対して不足している度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させるステップと、前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信するステップとを実行するものである。
本発明に係るプログラムは、情報を報知する報知手段を備える端末装置のコンピュータに、再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得するステップと、前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析するステップと、前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、前記音声情報の音圧レベルが前記所定のレベルに対して不足している度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させるステップと、前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信するステップとを実行させるためのものである。
また、本発明に係る番組特定方法は、情報を報知する報知手段を備える端末装置が、再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得ステップと、前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析ステップと、前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、情報を前記報知手段に報知させ、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御ステップと、前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信ステップとを実行し、前記制御ステップでは、前記サーバ装置が前記送信された特徴点と番組の時刻情報に対応付けて予め記憶された番組毎の特徴点のうち当該送信された特徴点に対応する特徴点との一致する度合いが閾値を超えているか否かにより前記番組を特定した場合に、当該一致する度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、情報を報知する報知手段を備える端末装置のコンピュータに、再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得ステップと、前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析ステップと、前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、情報を前記報知手段に報知させ、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御ステップと、前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信ステップとを実行させるためのものであって、前記制御ステップでは、前記サーバ装置が前記送信された特徴点と番組の時刻情報に対応付けて予め記憶された番組毎の特徴点のうち当該送信された特徴点に対応する特徴点との一致する度合いが閾値を超えているか否かにより前記番組を特定した場合に、当該一致する度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促す。
本発明によれば、ユーザにより視聴される番組の音声からその番組を特定することができない場合を減少させることが可能である。
番組特定システムの構成を示すブロック図 端末装置の構成を示すブロック図 サーバ装置の構成を示すブロック図 端末装置の制御部の機能的構成を示すブロック図 サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図 番組特定システムが番組を特定する処理の一例を示すシーケンスチャート 端末装置の条件改善処理のフローチャート 端末装置に表示される画面の一例 サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図 端末装置の制御部の機能的構成を示すブロック図 番組特定システムが番組を特定する処理の一例を示すシーケンスチャート サーバ装置の条件改善処理のフローチャート 端末装置に表示される画面の一例
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態である番組特定システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の番組特定システム10は、サーバ装置100と、端末装置200と、受像機300と、複数の放送局400と、NTP(Network Time Protocol)サーバ500とを備える。本実施形態においては、各放送局400は、テレビジョン放送によってそれぞれの番組を放送する。具体的には、各放送局400は、音声又は映像等により表される番組を示す番組データをそれぞれ送信する。各放送局400は、番組データを、無線通信又は有線通信によりそれぞれ送信する。本実施形態においては、テレビジョン放送は、無線通信で行われるものとする。
受像機300は、複数の放送局400からそれぞれ送信される番組データを受信して、複数の番組のいずれかを再生する。受像機300は、チャンネルを切り替えることで、各チャンネルに対応する放送局400により送信された番組データが表す番組の音声又は映像を出力する。受像機300は、本発明における「再生装置」の一例である。ネットワークNW1は、通信プロトコルが異なる複数のネットワーク(例えば、インターネットと移動体通信網)を組み合わせたネットワークであってもよい。ネットワークNW1は、端末装置200と無線通信を行う基地局を複数含む。サーバ装置100と端末装置200とNTPサーバ500とは、ネットワークNW1を介して互いに通信を行う。
NTPサーバ500は、所定の基準時刻を示す時刻データを所定の通信プロトコル(NTP)に従って送信する。本実施形態においては、NTPサーバ500は、サーバ装置100及び端末装置200に対してネットワークNW1を介して時刻データを送信する。サーバ装置100及び端末装置200は、この時刻データを受信することにより時刻を同期させる。本実施形態において、端末装置200は、所定の無線通信事業者により提供される無線通信サービスを用いて通信を行う無線端末装置であり、例えば、携帯電話機やスマートフォンである。以下においては、端末装置200を使用する者をその端末装置200の「ユーザ」という。
端末装置200は、音声を音声信号(アナログ信号又はデジタル信号)に変換する機能を有し、自装置に到達した音声を音声信号に変換することでその音声の音声情報を取得する。ここにおいて、音声情報とは、音声の性質を表す情報をいう。音声の性質は、例えば、時間で変化する音圧、音高又は音色等である。番組特定システム10においては、端末装置200は、受像機300に対応して設けられている。これにより、端末装置200は、ユーザが視聴する受像機300により再生されている番組の音声を含む音声に対応した音声情報を取得する。
サーバ装置100は、番組データに含まれる番組の音声情報を抽出する機能を有し、各放送局400からそれぞれ送信される番組データから各チャンネルの番組の音声情報を抽出する。また、サーバ装置100は、番組特定サービスの提供者によって使用される。ここにおいて、番組特定サービスとは、サーバ装置100が端末装置200のユーザが視聴する番組を特定するサービスをいう。
図2は、端末装置200の構成を示すブロック図である。端末装置200は、図2に示すように、制御部210と、通信部220と、操作部230と、表示部240と、時計部250と、変換部260と、記憶部270とを備える。制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と主記憶装置に相当するメモリとを備え、プログラムを実行することによって端末装置200の各部の動作を制御する。通信部220は、ネットワークNW1と通信を行うためのインターフェースを備え、サーバ装置100及びNTPサーバ500との間でデータの送信及び受信をする。操作部230は、キーパッド等の入力手段を備え、操作されるとその操作の内容を制御部210に通知する。表示部240は、液晶ディスプレイ等の表示媒体やその駆動手段を備え、所定の画面に画像を表示する。
時計部250は、通信部220を介してNTPサーバ500から現在の時刻を示す時刻情報を取得する。時計部250は、取得した時刻情報を制御部210に供給する。変換部260は、音声を音声信号に変換するマイクロフォン等の収音手段を有し、端末装置200に到達する音声を音声信号に変換する。変換部260は、変換した音声信号を制御部210に供給する。記憶部270は、フラッシュメモリ等の補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、各種情報を記憶する。記憶部270は、制御部210が処理を実行するために用いられるデータを記憶している。
図3は、サーバ装置100の構成を示すブロック図である。サーバ装置100は、図3に示すように、制御部110と、通信部120と、チューナ部130と、時計部140と、記憶部150とを備える。通信部120は、ネットワークNW1を介して端末装置200と通信を行うためのインターフェースである。チューナ部130は、アンテナに接続する複数のチューナを有し、各放送局400により送信された番組データを受信する。チューナ部130は、受信した、各チャンネルで同時に放送されている番組の番組データから音声情報を抽出し、抽出した音声情報を制御部110に供給する。
時計部140は、現在の時刻を示す時刻情報として、時計部250が取得する時刻情報と時刻が同期する時刻情報をNTPサーバ500から取得する。これにより、サーバ装置100と端末装置200とは、互いに同期する時刻に基づき各種処理をそれぞれ行う。時計部140は、取得した時刻情報を制御部110に供給する。制御部110は、CPU等の演算処理装置と主記憶装置に相当するメモリとを備え、プログラムを実行することによってサーバ装置100の各部の動作を制御する。また、制御部110は、時計部140から供給された時刻情報に基づいて各部を動作させる時刻、時間及び間隔を制御する。
制御部110は、チューナ部130より供給された複数の音声情報を用いて、各音声情報に対応する番組の音声の特徴点を解析する。ここにおいて、特徴点とは、番組の識別を可能にする音声の特徴を表す情報をいう。例えば、異なる音声同士は、各々の特徴点を比較することで区別することができる。番組特定システム10においては、音声同士の特徴点を比較して、共通する特徴点の数又は割合が所定の値を超える場合にこれらの音声が同一であると判断する。この割合は、例えば、ある音声情報とその比較対象の音声情報とに一致する特徴点の数を、比較する特徴点の総数で除した値である。この割合は、所定期間分の音声情報に含まれる特徴点を用いて算出される。所定の数又は割合は、番組特定サービスの提供者によりあらかじめ決められる。本実施形態においては、制御部110は、特徴点を解析する処理に隠れマルコフモデルやハッシュ法等を用いた公知の音声認識技術を適宜用いることができる。以下においては、制御部110が解析した結果得られた特徴点を「第1特徴点」という。制御部110は、各チャンネルの番組に対応する第1特徴点を記憶部150に供給する。また、制御部110は、チューナ部130により各チャンネルの音声情報が供給された時刻に基づき、これらの音声情報に対応する番組が放送された時刻を特定する。制御部110は、特定した時刻を示す時刻情報を、その時刻に放送された各番組の音声の第1特徴点に対応付けて記憶部150に供給する。
記憶部150は、補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、制御部110の処理に用いられるデータ等を記憶している。このデータには、データベースが含まれる。本実施形態においては、記憶部150は、制御部110から供給された第1特徴点及び時刻情報を各チャンネルの番組毎に対応付けたデータベースを記憶している。
図4は、端末装置200の制御部210の機能的構成を示すブロック図である。制御部210は、プログラムを実行することによって、図4に示す取得部211と、測定部212と、再処理制御部213と、報知部214と、解析部215と、送信部216とに相当する機能を実現する。これにより、制御部210は、音声の特徴点をサーバ装置100に送信する機能を実現する。以下においては、制御部210が送信する特徴点を「第2特徴点」という。
取得部211は、変換部260を制御して、所定の時間の音声を変換した音声情報を取得する。本実施形態においては、所定の時間は、番組特定サービスの提供者により例えば5秒や10秒などにあらかじめ決められている。取得部211は、取得した音声情報を測定部212及び解析部215に供給する。また、取得部211は、音声情報を取得した時刻に基づき、その音声情報に対応する番組が放送された時刻を示す時刻情報を解析部215に供給する。本実施形態においては、取得部211は、音声情報を取得した時刻の時刻情報を、番組が放送された時刻の時刻情報と実質的に同一なものとみなして解析部215に供給する。取得部211は、本発明における「取得手段」の一例である。
測定部212は、取得部211から供給された音声情報の品質レベルを測定する。ここにおいて、音声情報の品質レベルとは、音声情報により示される音声の特徴の得やすさをいう。例えば、音声情報により示される音声の音圧レベルが小さい場合は、音声の波形の振幅が小さくなる。すなわち、音声の波形の変化が小さいため特徴が得にくくなり、音声情報の品質レベルが低下する。本実施形態においては、測定部212は、音声情報が示す音声の音圧レベルの値を品質レベルとして測定する。測定部212は、測定した品質レベルを示す情報を再処理制御部213に供給する。測定部212は、本発明における「測定手段」の一例である。
再処理制御部213は、音声情報の品質レベルが所定の品質レベルを満たさない場合に、取得部211により音声情報を取得するための条件が改善されるように、端末装置200の各部を制御する。本実施形態においては、再処理制御部213は、音声情報により示される音声の音圧レベルが第1閾値を超えない場合、その音声情報が所定の品質レベルを満たさないと判断する。この第1閾値は、番組特定サービスの提供者によりあらかじめ決められる音圧レベルの値である。また、音声情報を取得するための条件は、音圧レベルの向上に関与する条件である。本実施形態においては、この条件は、端末装置200と受像機300との距離又は受像機300が出力する音声の大きさ(音量)である。再処理制御部213は、これらの条件の改善を促すための情報をユーザに報知するように報知部214を制御する。そして、再処理制御部213は、所定の時間が経過した後に、音声情報を再取得するように取得部211を制御する。この所定の時間は、ユーザが条件を改善する動作を行うための時間であり、番組特定サービスの提供者によりあらかじめ決められる。再処理制御部213は、本発明における「制御手段」の一例である。
報知部214は、再処理制御部213の制御に応じて、音声情報を取得するための条件の改善をユーザに促すための情報を報知する。本実施形態においては、報知部214は、端末装置200を受像機300に近づける動作をユーザに促すための情報を表示部240に表示させて報知する。報知部214は、本発明における「報知手段」の一例である。
解析部215は、取得部211より供給された音声情報に基づいて、この音声情報により示される音声の第2特徴点を解析する。本実施形態においては、解析部215は、上述した制御部110と同様に、隠れマルコフモデルやハッシュ法等を用いた公知の音声認識技術を適宜用いて音声の第2特徴点を解析する。解析部215は、音声情報を解析した結果得られた第2特徴点と、この第2特徴点に対応する音声情報が取得部211で取得された時刻を表す時刻情報とを送信部216に供給する。解析部215は、本発明における「解析手段」の一例である。
送信部216は、解析部215から供給される第2特徴点と、この第2特徴点に対応する時刻情報とをサーバ装置100に送信する。送信部216は、本発明における「送信手段」の一例である。
図5は、サーバ装置100の制御部110の機能的構成を示すブロック図である。制御部110は、プログラムを実行することによって、図5に示す受信部111と、特定部112とに相当する機能を実現する。これにより、制御部110は、第2特徴点に対応する番組を特定する機能を実現する。受信部111は、端末装置200より送信された第2特徴点及び時刻情報を受信する。受信部111は、受信した第2特徴点及び時刻情報を特定部112に供給する。受信部111は、本発明における「受信手段」の一例である。
特定部112は、受信部111により受信された第2特徴点と、この第2特徴点が対応付けられた時刻に対応付けられている各チャンネルの番組の第1特徴点とを比較して、この第2特徴点に対応する番組を特定する。特定部112は、第1特徴点と第2特徴点とを比較する処理に、例えば、動的計画法によるマッチング等を用いた公知のマッチング技術を適宜用いることができる。特定部112は、この比較の結果、各チャンネルの番組のうち共通する第1特徴点の数又は割合が最も多く、かつその数又は割合が所定の閾値を越える番組をユーザが視聴している番組として特定する。特定部112は、本発明における「特定手段」の一例である。本実施形態においては、特定部112は、特定した番組を示す情報を記憶部150に供給して記憶させる。
図6は、番組特定システム10が番組を特定する処理の一例を示すシーケンスチャートである。図6では、複数の放送局400のうち2つを示すが、これらを区別するため400A、400Bの符号を付してこれらの動作を説明するものとする。また、図6の例では、受像機300において放送局400Bに対応するチャンネルが選択されているものとする。
まず、放送局400A、400Bは、番組データをそれぞれ送信する(ステップS110、S120)。サーバ装置100は、チューナ部130で受信したこれらの番組データから、各々に対応する音声の音声情報を抽出する(ステップS130)。次に、サーバ装置100は、抽出した各チャンネルの音声情報から各々の音声の第1特徴点を解析する(ステップS140)。そして、サーバ装置100は、解析により得られたこれらの第1特徴点に対して、各々に対応する番組が放送された時刻を示す時刻情報を対応付けて記憶する(ステップS150)。
放送局400Bは、番組データを送信する(ステップS160)。図6の例においては、ステップS160で送信される番組データとステップS110、S120で送信される番組データとは同じものとする。受像機300は、放送局400Bにより送信された番組データを受信する(ステップS170)。次に、受像機300は、受信した番組データにより表される番組の音声を再生する(ステップS180)。そして、端末装置200は、受像機300が出力する音声を含む音声の音声情報を取得し、取得した音声情報から音声の特徴点を解析する(ステップS190)。以下においては、この処理を「取得・解析処理」という。続いて、端末装置200は、解析の結果得られた第2特徴点に対して、その第2特徴点に対応する番組が放送された時刻を示す時刻情報を対応付けて記憶する(ステップS200)。そして、端末装置200は、第2特徴点とその第2特徴点に対応付けた時刻情報とをサーバ装置100に送信する(ステップS210)。
サーバ装置100は、端末装置200から送信された第2特徴点と、その第2特徴点と同じ時刻に対応付けられた各チャンネルの番組の第1特徴点とを比較して、ユーザが視聴している番組を特定する(ステップS220)。端末装置200及びサーバ装置100は、ステップS180からS220までの処理を所定の時間間隔で実行する。この所定の時間間隔は、番組特定サービスの提供者によりあらかじめ決められる。例えば、所定の時間間隔は、1分おき、5分おき又は10分おき等である。サーバ装置100は、この間隔が短いほど、ユーザが短時間しか視聴しない番組であっても特定することができるようになる。
図7は、端末装置200の取得・解析処理のフローチャートである。このフローチャートは、図6におけるステップS190の処理の詳細な動作を示したものである。まず、制御部210は、番組の音声から音声情報を取得する(ステップS310)。制御部210は、取得した音声情報の音圧レベルが第1閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS320)。音声情報の音圧レベルが第1閾値よりも小さい場合(ステップS320:No)、制御部210は、処理回数に1を加算する(ステップS350)。処理回数は、ステップS310、S320の処理を制御部210が実行した回数を示す値である。
そして、制御部210は、処理回数が所定の回数よりも大きいか否かを判断する(ステップS360)。所定の回数は、番組特定サービスの提供者によりあらかじめ決められる。処理回数が所定の回数よりも小さい場合(ステップS360:No)、制御部210は、ステップS310の処理を実行し、音声情報を再取得する。処理回数が所定の回数よりも大きい場合(ステップS360:Yes)、制御部210は、受像機300の音量を上げる動作又は端末装置200を受像機300に近づける動作をユーザに促す情報を表示部240に表示させる(ステップS370)。音声情報の音圧レベルが第1閾値よりも大きい場合(ステップS320:Yes)、制御部210は、処理回数を0に変更(リセット)する(ステップS330)。そして、制御部210は、この音声情報から特徴点を解析する(ステップS340)。以上の処理により、制御部210は、所定の品質レベルを満たす音声情報を解析して得た第2特徴点と、その第2特徴点に対応する音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とをサーバ装置100に送信する。
図8は、端末装置200に表示される画面の一例である。図8の例では、受像機300を「テレビ」、端末装置200を「携帯電話」、音圧レベルを「音量」と表現して、図7のステップS370の処理で端末装置200が表示する画面を示すものとする。図8に示すように、端末装置200は、受像機300(テレビ)の音量を上げるか、又は端末装置200(携帯電話)を受像機300(テレビ)に近づけるようにユーザに対して促すための情報を表示している。なお、端末装置200は、これらのいずれかのみを表示してもよい。また、図8の例では、端末装置200は、取得した音声情報により示される音声の音圧レベルの値と音圧レベルに対する第1閾値とに基づいて音圧レベルが不足している度合いを表示している。図8においては、音圧レベルの大きさが画面の横方向に表現されている。図8の例では、取得された音声情報の音量が目盛り5つ分の大きさで示され、音量に対する第1閾値の値が目盛り7つ分の大きさで示されている。ユーザは、図8に示す画面を見ることにより、音声により番組が特定されていないことを知ることができる。
以上のとおり、本実施形態の番組特定システム10は、端末装置200が取得した音声情報が所定の品質レベルを満たさず番組の特定ができない場合に、音声を取得する条件の改善を促すための情報をユーザに報知する。具体的には、番組特定システム10は、受像機300の音量を上げる動作又は端末装置200を受像機300に近づける動作を促すための情報をユーザに報知する。これにより、番組特定システム10は、ユーザが視聴する番組の音声の音声情報を端末装置200が十分な音圧レベルで取得できない場合に、その番組を特定することができないことを減少させることが可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2の実施形態である番組特定システムは、上述した第1実施形態の番組特定システム10の構成と共通する構成を有するものである。よって、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、本実施形態のサーバ装置及び端末装置は、第1実施形態と構成は共通であるが実行する処理が異なるため、説明の便宜上、サーバ装置100a及び端末装置200aと表記して説明することとする。第1実施形態と本実施形態との相違点は、第1実施形態においては端末装置200が音声情報の品質レベルを判断したが、本実施形態においてはサーバ装置100aが第2特徴点の品質レベルを判断することである。
図9は、本実施形態のサーバ装置100aの制御部の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態のサーバ装置100aの制御部は、実行する処理が第1実施形態の制御部110と異なる。そこで、説明の便宜上、本実施形態のサーバ装置100aの制御部を制御部110aと表記して説明することとする。また、図9は図5に判断部113と指示部114とを追加した図であるため、以下では、図5との相違点のみ説明する。制御部110aは、プログラムを実行することによって、図9に示す受信部111と、特定部112と、判断部113と、指示部114とに相当する機能を実現する。
受信部111は、受信した第2特徴点及び時刻情報を、特定部112に代えて判断部113に供給する。判断部113は、受信部111より供給された第2特徴点が所定の品質レベルを満たすか否かを判断する。ここにおいて、第2特徴点の品質レベルとは、対応する音声が同じ第1特徴点に対して第2特徴点が一致する度合いをいう。例えば、ある番組の音声とそれとは異なる音声(雑音など)とが混ざった音声の第2特徴点は、その番組の音声の第1特徴点と一致しにくくなる。この場合、別の音声が混ざった音声は、混ざっていない音声と比べて第2特徴点の品質レベルが低くなる。本実施形態においては、判断部113は、最も第2特徴点と第1特徴点とが一致する音声において、一致した第1特徴点の数又は割合が第2閾値を超えているか否かにより、第2特徴点の品質レベルを判断する。この第2閾値は、番組特定サービスの提供者によりあらかじめ決められる値である。判断部113は、供給された第2特徴点が所定の品質レベルを満たすと判断した場合、その判断結果を示す情報と最も第1特徴点が一致した音声に対応する番組を示す情報とを特定部112に供給する。判断部113は、供給された第2特徴点が所定の品質レベルを満たさないと判断した場合、その判断結果を示す情報を指示部114に供給する。判断部113は、本発明における「判断手段」の一例である。
特定部112は、判断部113から判断結果を示す情報が供給されると、ともに供給された情報に示される番組をユーザが視聴している番組として特定する。指示部114は、判断部113から判断結果が供給されると、第2特徴点を送信する機能を再度実行するように端末装置200aに指示する。具体的には、指示部114は、第2特徴点の送信を指示する情報を端末装置200aに送信する。指示部114は、本発明における「指示手段」の一例である。
図10は、本実施形態の端末装置200aの制御部の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態の端末装置200aは、第1の実施形態の端末装置200と同じ構成であるが、制御部が実行する処理が異なる。そこで、説明の便宜上、本実施形態の端末装置200aの制御部を制御部210aと表記して説明することとする。また、図10は、図4の測定部212を受付部217に変更した図であるため、以下では、図4との相違点のみ説明する。制御部210aは、プログラムを実行することによって、図9に示す取得部211と、再処理制御部213と、報知部214と、解析部215と、送信部216と、受付部217に相当する機能を実現する。
受付部217は、サーバ装置100aから送信された第2特徴点の送信を指示する情報を通信部220を介して受け付ける。受付部217は、受け付けた情報を再処理制御部213に供給する。受付部217は、本発明における「受付手段」の一例である。
再処理制御部213は、受付部217により供給された情報によって第2特徴点の送信が指示されると、変換部260により音声情報を取得するための条件が改善されるように端末装置200aの各部を制御する。具体的には、再処理制御部213は、報知部214を制御してユーザに条件を改善させるための情報を報知させる。また、再処理制御部213は、音声情報を再取得するように取得部211を制御する。これにより、取得部211、解析部215及び送信部216がそれぞれ処理を行い、送信部216が第2特徴点及び時刻情報を再びサーバ装置100aに対して送信する。
図11は、本実施形態の番組特定システムが番組を特定する処理の一例を示すシーケンスチャートである。図11は、図6にステップS230、S240を追加した図であるため、以下では、図6との相違点のみ説明する。サーバ装置100aは、ステップS220の処理において、端末装置200aから送信された第2特徴点と、その第2特徴点と同じ時刻に対応付けられた各チャンネルの番組の第1特徴点とを比較する。サーバ装置100aは、比較した結果、第2特徴点が所定の品質レベルを満たしている場合、第2特徴点に対応する番組を特定する(ステップS220)。以下においては、この処理を「比較・特定処理」という。また、サーバ装置100aは、比較した結果、第2特徴点が所定の品質レベルを満たしていない場合、端末装置200aに対して第2特徴点の送信を指示する情報を送信する(ステップS230)。そして、端末装置200aは、この情報を受信すると、ステップS190の処理を再び実行するように各部を制御する(ステップS240)。図11のステップS190の処理は、上述のとおり端末装置200aが音声情報の品質レベルを判断しない点が図6のステップS190の処理と異なる。また、ステップS230、S240の処理は、ステップS220の処理で第2特徴点が品質レベルを満たしている場合は実行されない。
図12は、サーバ装置100aの比較・特定処理のフローチャートである。このフローチャートは、図10におけるステップS220の処理の詳細な動作を示したものである。まず、制御部110は、同一時刻に放送された番組に対応する、受信した第2特徴点とデータベースに記憶されている第1特徴点とを比較する(ステップS410)。図12の例では、制御部110は、第2特徴点のうちこの比較により一致していると判断した第2特徴点の割合が、第2閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS420)。一致する特徴点の割合が第2閾値よりも小さい場合(ステップS420:No)、制御部210は、処理回数に1を加算する(ステップS450)。処理回数は、ステップS410、S420の処理を制御部110が実行した回数を示す値である。そして、制御部110は、処理回数が所定の回数よりも大きいか否かを判断する(ステップS460)。処理回数が所定の回数よりも小さい場合(ステップS460:No)、制御部110は、ステップS410の処理を実行する。処理回数が所定の回数よりも大きい場合(ステップS460:Yes)、制御部110は、端末装置200aに対して第2特徴点の送信を指示する(ステップS470)。以上の処理により、制御部210aは、所定の品質レベルを満たす第2特徴点と、その第2特徴点に対応する音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とをサーバ装置100aに送信する。一致する第2特徴点の割合が第2閾値よりも大きい場合(ステップS420:Yes)、制御部110は、処理回数を0に変更する(ステップS430)。そして、制御部110は、一致する第2特徴点の割合が最も大きかった音声に対応する番組をユーザが視聴している番組として特定する(ステップS440)。
図13は、端末装置200aに表示される画面の一例である。図13の例では、受像機300を「テレビ」、端末装置200aを「携帯電話」と表現して、図12のステップS470の処理で端末装置200aが表示する画面を示すものとする。図13に示すように、端末装置200aは、受像機300(テレビ)の音量を上げるか、又は端末装置200a(携帯電話)を受像機300(テレビ)に近づけるようにユーザに対して促すための情報を表示している。また、図13の例では、端末装置200aは、一致する第2特徴点の割合に基づいて、一致の度合いを「音声クリア度」と表現して表示している。図13においては、音声クリア度の大きさが画面の横方向に表現されている。図13の例では、取得された音声による音声クリア度が目盛り4つ分の大きさで示され、第2閾値の値が目盛り7つ分の大きさで示されている。ユーザは、図13に示す画面を見ることにより、音声による番組の特定がされていないことを知ることができる。
以上のとおり、本実施形態の番組特定システム10は、端末装置200aが解析した第2特徴点が所定の品質レベルを満たさず番組の特定ができない場合に、音声を取得する条件の改善を促すための情報をユーザに報知する。これにより、番組特定システム10は、ユーザが視聴する番組の音声に雑音などが含まれて端末装置200aが第2特徴点の品質レベルを満たせない場合に、その番組を特定することができないことを減少させることが可能となる。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態に対して、以下の変形を適用することが可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
(変形例1)
本発明において、制御部210は、音声情報を取得するための条件が改善されるように、音声情報を取得する時間の長さ、取得間隔及び感度の少なくともいずれかを調整してもよい。例えば、制御部210が10秒の音声情報を1分毎の時間間隔で取得している状態で、第2特徴点の品質レベルが所定の品質レベルを満たさないと判断された回数が所定の回数を超えたとする。この場合、例えば、制御部210は、音声情報を取得する時間の長さを5秒等に短くする、又は取得間隔を30秒毎等に短くすることで、雑音などを含まない音声情報を取得しやすくなり、第2特徴点の品質レベルを向上させることができる。また、制御部210は、音声情報を取得する時間の長さを20秒等に長くすることで、雑音などが含まれても第1特徴点と一致する数が増え、第2特徴点の品質レベルを向上させることができる。
また、感度を調整する場合、例えば、制御部210は、変換部260が音声を信号に変換する際のゲインを上げさせることで、音声情報が示す音声波形の振幅を大きくすることができる。これにより、取得される音声情報の特徴が得られやすくなり、品質レベルが向上する。なお、本発明において、端末装置が指向性を有する公知の収音手段を備えていれば、端末装置は、この収音装置の感度がよい方向に受像機300が位置するように端末装置を動かすようユーザに促すための情報を表示してもよい。また、端末装置が公知のノイズキャンセラ(音声信号からノイズを除去する装置)を備えていれば、このノイズキャンセラを作動させるようユーザに促すための情報を表示してもよい。これらの端末装置は、以上の処理により、音声情報又は第2特徴点の品質レベルを向上させることができる。
(変形例2)
本発明において、サーバ装置100は、特定した番組の情報を蓄積してユーザのプロファイル情報(個人の興味等を表す情報)を生成してもよい。例えば、まず、サーバ装置100は、特定した番組の内容を示す情報を外部装置から受信し又は自装置で番組データを分析して取得する。自装置で番組情報を取得する場合、サーバ装置100は、例えば、番組データの解析に公知の音声認識技術や文字列認識技術、画像処理技術等を適宜用いることができる。そして、サーバ装置100は、特定した番組の情報に含まれる文字列を抽出して蓄積し、蓄積した数の多い文字列が示す内容をユーザの興味の対象としたプロファイル情報を生成するといった具合である。
(変形例3)
上述の変形例2において、サーバ装置100は、生成したプロファイル情報に基づいて、抽出したユーザの興味に合った番組をお勧め番組としてユーザに知らせてもよい。例えば、サーバ装置100は、ユーザの興味の対象として蓄積した文字列と取得した番組情報とを比較して、この文字列が含まれる番組情報に対応する番組をお勧め番組としてユーザに知らせるといった具合である。
(変形例4)
本発明において、端末装置が受像機の動作を指示する信号を発信する発信部を備えていれば、端末装置の制御部は、音声情報を取得するための条件が改善されるように、受像機の音量を上げる信号を発信してもよい。
(変形例5)
本発明において、端末装置は、収音手段を有する構成に限定されない。例えば、端末装置は、収音手段を有する外部装置とのインターフェースを備えていれば、外部装置が変換した音声信号をこのインターフェースを介して受信し、その音声信号から音声情報を取得してもよい。
(変形例6)
本発明において、端末装置は、表示部への情報の表示以外の方法でユーザに報知してもよい。例えば、端末装置がスピーカ等を備えていれば、制御部210は、ユーザの注意を喚起するための音をスピーカから発音させてもよい。また、端末装置がバイブレータ(端末装置を振動させる装置)を備えていれば、制御部210は、バイブレータを動作させて端末装置を振動させてもよい。
(変形例7)
本発明において、サーバ装置は、外部装置に記憶されているデータベースを用いてもよい。この場合、サーバ装置は、外部装置とのインターフェースを備え、このインターフェースを介して外部装置とデータを送受信する。外部装置は、補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、この記憶手段にデータベースを記憶する。外部装置は、サーバ装置から送信される第1特徴点と時刻情報とをこのデータベースに記憶する。外部装置は、サーバ装置から時刻情報を検索条件として送信されると、この条件に合った第1特徴点をデータベースから検索してサーバ装置に送信する。
(変形例8)
本発明において、端末装置及びサーバ装置は、現在時刻の情報を取得する方法をNTPサーバに限定されない。また、端末装置及びサーバ装置は、高精度の時計(電波時計、原子時計など)をそれぞれ設け、これらの時計から時刻情報を取得してもよい。この場合、これらの時計は、時刻が同じとなるようにあらかじめ設定されていることが望ましい。
(変形例9)
制御部210は、上述の実施形態において、変換部260と時計部250から音声情報及び音声情報が取得された時刻を表す時刻情報を取得したが、これらの情報を記憶部270から取得してもよい。この場合、制御部210は、変換部260及び時計部250から供給されるこれらの情報を対応付けて記憶部270に記憶させる。そして、制御部210は、第2特徴点を送信する処理において、記憶部270からこれらの情報を取得する。
(変形例10)
本発明において、各放送局は、ラジオ放送の仕組みによってそれぞれの番組を放送してもよい。すなわち、これらの番組は、映像を含まない音声のみの情報であってもよい。
(変形例11)
本発明は、サーバ装置やこれを含む番組特定システムのみならず、これらを実現するための方法や、コンピュータに図4、5、9又は10に示した機能を実現させるためのプログラムとしても把握されるものである。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりすることができるものである。
10…番組特定システム、100,100a…サーバ装置、110,110a…制御部、111…受信部、112…特定部、113…判断部、114…指示部、120…通信部、130…チューナ部、140…時計部、150…記憶部、200,200a…端末装置、210,210a…制御部、211…取得部、212…測定部、213…再処理制御部、214…報知部、215…解析部、216…送信部、217…受付部、220…通信部、230…操作部、240…表示部、250…時計部、260…変換部、270…記憶部、300…受像機、400,400A,400B…放送局、500…NTPサーバ

Claims (8)

  1. 再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得手段と、
    前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析手段と、
    情報を報知する報知手段と、
    前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、前記音声情報の音圧レベルが前記所定のレベルに対して不足している度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御手段と、
    前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記取得された音声情報の音圧レベルの大きさを表す目盛りの数と、前記所定のレベルを表す目盛りの数とを前記報知手段に表示させることによって、前記不足している度合いを表す情報を報知させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得手段と、
    前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析手段と、
    情報を報知する報知手段と、
    前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、情報を前記報知手段に報知させ、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御手段と、
    前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記サーバ装置が前記送信された特徴点と番組の時刻情報に対応付けて予め記憶された番組毎の特徴点のうち当該送信された特徴点に対応する特徴点との一致する度合いが閾値を超えているか否かにより前記番組を特定した場合に、当該一致する度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促す
    ことを特徴とする端末装置。
  4. 前記制御手段は、前記特徴点同士が一致する度合いを表す目盛りの数と、前記閾値を表す目盛りの数とを前記報知手段に表示させることによって、前記一致する度合いを表す情報を報知させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 情報を報知する報知手段を備える端末装置が、
    再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得するステップと、
    前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析するステップと、
    前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、前記音声情報の音圧レベルが前記所定のレベルに対して不足している度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させるステップと、
    前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信するステップと
    を実行することを特徴とする番組特定方法。
  6. 情報を報知する報知手段を備える端末装置のコンピュータに、
    再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得するステップと、
    前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析するステップと、
    前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、前記音声情報の音圧レベルが前記所定のレベルに対して不足している度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促すとともに、前記取得手段に前記音声情報を再取得させるステップと、
    前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  7. 情報を報知する報知手段を備える端末装置が、
    再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析ステップと、
    前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、情報を前記報知手段に報知させ、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御ステップと、
    前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信ステップと
    を実行し、
    前記制御ステップでは、前記サーバ装置が前記送信された特徴点と番組の時刻情報に対応付けて予め記憶された番組毎の特徴点のうち当該送信された特徴点に対応する特徴点との一致する度合いが閾値を超えているか否かにより前記番組を特定した場合に、当該一致する度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促す
    ことを特徴とする番組特定方法。
  8. 情報を報知する報知手段を備える端末装置のコンピュータに、
    再生装置により再生されている番組の音声を含む音声情報を取得する取得ステップと、
    前記取得された音声情報に基づいて、当該音声情報に含まれる前記番組の音声の特徴点を解析する解析ステップと、
    前記取得された音声情報の音圧レベルが所定のレベルより小さい場合に、情報を前記報知手段に報知させ、前記取得手段に前記音声情報を再取得させる制御ステップと、
    前記解析により得られた特徴点と、当該特徴点に対応する前記音声情報が取得された時刻を表す時刻情報とを、前記番組を特定するためのサーバ装置に送信する送信ステップと
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記制御ステップでは、前記サーバ装置が前記送信された特徴点と番組の時刻情報に対応付けて予め記憶された番組毎の特徴点のうち当該送信された特徴点に対応する特徴点との一致する度合いが閾値を超えているか否かにより前記番組を特定した場合に、当該一致する度合いを表す情報を前記報知手段に報知させることで、前記再生装置の音量を上げる動作または自装置を前記再生装置に近づける動作をユーザに促す
    プログラム。
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