JP2011216663A - Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置 - Google Patents

Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011216663A
JP2011216663A JP2010083311A JP2010083311A JP2011216663A JP 2011216663 A JP2011216663 A JP 2011216663A JP 2010083311 A JP2010083311 A JP 2010083311A JP 2010083311 A JP2010083311 A JP 2010083311A JP 2011216663 A JP2011216663 A JP 2011216663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
led
current
limit value
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010083311A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Murota
和明 室田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2010083311A priority Critical patent/JP2011216663A/ja
Publication of JP2011216663A publication Critical patent/JP2011216663A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】液晶表示装置のLEDを使用したバックライトの点灯制御回路に流れる電流の制限値をバックライトの点灯数に応じて適切にする。
【解決手段】液晶パネルを照明するLEDアレイが複数チャンネルあるバックライト30、バックライト30に電源を供給する昇圧回路101又は昇降圧回路101A、及びバックライト30の点灯制御を行うLED駆動回路201を備えたLED制御装置81において、昇圧回路101又は昇降圧回路101Aに設けられた過電流検知回路3の電流制限値を、チャンネル選択回路21から出力されたチャンネル数を示す信号、LED電流値の検出値、或いはバックライト30を点灯させる信号のデューティ比の検出値によって切り替えるようにし、過電流によるLED制御装置81の損傷を防止する。
【選択図】図3

Description

本発明はLED制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置に関し、特に、複数チャンネルのLEDアレイを発光制御する電源回路とLED駆動回路とを備えたLED制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置に関する。
従来、液晶表示器を備えた電子機器には、液晶自体に発光機能がないので、液晶を背面側から照明するバックライトと呼ばれる照明装置が搭載されている。そして、このバックライトとして発光ダイオード(LED)が使用されている。
図1(a)は、それぞれ7個のLEDを有するLEDアレイ31〜34を備えた光源300を駆動するこれまでのLED制御装置800の、具体的な構成の一例を示すものである。LED制御装置800には、昇圧回路100とLED駆動回路200がある。光源300は、液晶パネルのバックライトとして使用される。この例では、光源300は4チャンネルのLEDアレイ31〜34から構成されており、LEDアレイ31〜34のアノード側は結合されて昇圧回路100の電源供給端子10Eに接続されている。また、LEDアレイ31〜34のカソード側はそれぞれLED駆動回路200の4つの制御端子T1〜T4に接続されている。
昇圧回路100は、入力電源VINを昇圧し、LEDアレイ31〜34を駆動するための電源を電源供給端子10Eに供給するものである。よって、昇圧回路100は、インダクタ11、ダイオード12、コンデンサ13、Nチャンネルのトランジスタ14及びトランジスタ14をスイッチングするパルス幅変調(PWM)制御器15を備えた昇圧型のDC−DCコンバータである。DC−DCコンバータの動作原理は公知であるのでここでは説明しない。
また、この例の昇圧回路100には、トランジスタ14の一方の端子(ソース)とグランドとの間に過電流検知回路1が設けられている。過電流検知回路1は、反転入力に基準電圧発生源VAが与えられたコンパレータ16と、固定抵抗RKとから構成されている。固定抵抗RKの一端はトランジスタ14とコンパレータ16の非反転入力に接続され、他端はグランドに接続されている。また、コンパレータ16の出力端子はPWM制御器15に接続されている。更に、昇圧回路100には、基準電圧VBが設定されたエラーアンプ17がある。
昇圧回路100を流れる電流が通常の範囲である場合には、固定抵抗RKを流れる電流による固定抵抗RKの両端部の電圧降下が基準電圧VA未満である。従って、このときはコンパレータ16から過電流検出信号が出ず、PWM制御器15はトランジスタ14のスイッチングを継続する。一方、昇圧回路100に過電流が流れた場合は、固定抵抗RKを流れる電流による固定抵抗RKの両端部の電圧降下が基準電圧VAを越える。従って、このときはコンパレータ16から過電流検出信号が出てPWM制御器15に入力される。この信号によりPWM制御器15はトランジスタ14のスイッチングを停止するので、トランジスタ14、インダクタ11、ダイオード12に過電流が流れて破壊されるのを防止することができる。
LED駆動回路200はLEDアレイ31〜34の点灯を制御するものであり、制御端子T1〜T4にそれぞれ接続されたスイッチS1〜S4と電流回路I1〜I4とを備えている。4つのスイッチS1〜S4はチャンネル選択回路21によって選択される。また、LED駆動回路200には外部からデューティ信号が入力されるPWM調光回路22がある。PWM調光回路22はチャンネル選択回路21によって選択されたスイッチのみにデューティ信号を印加してスイッチングする。即ち、PWM調光回路22からのデューティ信号がハイレベルの時にスイッチが閉じ、閉じたスイッチに接続するLEDアレイが点灯する。逆に、PWM調光回路22からのデューティ信号がローレベルの時にスイッチが開き、開いたスイッチに接続するLEDアレイが消灯する。このように、PWM調光は、デューティ信号のハイレベル時にスイッチを閉じてLEDアレイの輝度を変化させるものである。
電流回路I1〜I4はLEDアレイ31〜34の輝度を調節するものであり、LED電流値設定回路23によってLED電流値が設定される。また、前述のデューティ信号によってもLEDアレイの輝度が調節される。そして、4つのスイッチS1〜S4と制御端子T1〜T4との間の回路は、それぞれ昇圧回路100のエラーアンプ17に接続されている。昇圧回路100は、LEDアレイ31〜34の下流側の電圧のうち、電圧が一番低い列の下流側の電圧が一定の電圧VBになるように電源供給端子10Eの電圧を制御する。即ち、LEDアレイ31〜34の下流側電圧のうち、電圧が一番低い列の下流側電圧が一定電圧VBになるように、エラーアンプ17がPWM制御回路15のデューティを制御する。また、この例のように、LEDアレイ31〜34を構成するLEDの数が7個の場合には、昇圧回路100は電源供給端子10Eの電圧を22V程度に制御する。
一方、図1(b)は、昇降圧回路100Aを備える場合のLED制御装置801の具体的な構成の一例を示すものである。LED制御装置801においては、LED駆動回路200は昇圧回路100を備えるLED制御装置800と同じである。この例の光源301も、液晶パネルを照明するバックライトとして使用され、LEDアレイ31’〜34’に含まれるLEDの数は5個である。LED駆動回路200の構成は図1(a)で説明したのでここでは説明しない。
昇降圧回路100Aは、入力電源VINを昇圧し、LEDアレイ31’〜34’を駆動するための電源を電源供給端子10Eに供給する昇降圧型のDC−DCコンバータである。よって、昇降圧回路100Aには、インダクタ11、ダイオード12、コンデンサ13及びトランジスタ14(Pチャンネルのトランジスタが使用されているが、トランジスタはPチャンネルでもNチャンネルでも良い)に加えて、第2のダイオード18と第2のトランジスタ19があり、PWM制御器15は2つのトランジスタ14,19をスイッチング制御する。昇降圧型のDC−DCコンバータの動作原理も公知であるのでここでは説明しない。
また、この例の昇降圧回路100Aには、トランジスタ14の一方の端子(ソース)と入力電源VINとの間に過電流検知回路2が設けられている。過電流検知回路2は、非反転入力に基準電圧VCが与えられたコンパレータ16と、固定抵抗RKとから構成されている。固定抵抗RKの一端はトランジスタ14とコンパレータ16の反転入力に接続され、他端は入力電源VINに接続されている。また、コンパレータ16の出力端子はPWM制御器15に接続されている。更に、昇降圧回路100Aには、基準電圧VBが設定されたエラーアンプ17がある。
昇降圧回路100Aを流れる電流が通常の範囲である場合には、固定抵抗RKを流れる電流による固定抵抗RKの両端部の電圧降下が基準電圧VC未満である。従って、このときはコンパレータ16から過電流検出信号が出ず、PWM制御器15はトランジスタ14、19のスイッチングを継続する。一方、昇降圧回路100Aを過電流が流れた場合は、固定抵抗RKを流れる電流による固定抵抗RKの両端部の電圧降下が基準電圧VCを越える。従って、このときはコンパレータ16から過電流検出信号が出てPWM制御器15に入力される。この信号によりPWM制御器15はトランジスタ14、19のスイッチングを停止するので、トランジスタ14、インダクタ11、ダイオード12、18に過電流が流れて破壊されるのを防止することができる。
なお、前述のLED駆動装置の制御と同様の技術として、LEDアレイの過電流検出回路の過電流検出レベルを補助電源動作時と不動作時で切替えるようにした技術が特許文献1に開示されている。
特開2009−268302
図1(a)、(b)に示した光源300,301を構成するLEDアレイ31〜34,31’〜34’は、照明する液晶パネルの規模によって、全て使用する場合(バックライトの輝度が大きい場合)と、4チャンネルのうちのいくつかのチャンネルを使用する場合(バックライトの輝度が小さい場合)がある。そこで、バックライトの輝度が小さい場合に、過電流検知回路の検知電流値はLEDアレイ31〜34、31’〜34’を全て使用する場合の値のままで、DC−DCコンバータ側の回路部品に容量の小さな部品を使用すると、過電流検知回路の検知電流値以下の電流値ではあるが、DC−DCコンバータ側の回路部品の容量を超える場合があり、この場合には回路部品が損傷し、液晶表示装置に不具合が発生する可能性があった。
一方、過電流検知回路の検知電流値はLEDアレイを全て使用する場合の値にし、DC−DCコンバータ側の回路部品の容量を、LED駆動回路200のPWM調光回路22がデューティ比100%で動作しても電流供給が可能なように大きくすると、定格電流の高い高価な部品を使用することになり、液晶表示装置の回路規模が大きくなると共に、使用するLEDアレイのチャンネル数が少ない場合や電流値が低い場合には、コストが高くなるという問題点があった。
そこで、本発明は、過電流検知回路に電流制限値切替機能を設け、選択されたLEDアレイの動作チャンネル数に応じて、過電流検知回路の電流制限値を複数段に切り替えることにより、安全性が高く、且つ低コストの電源供給回路とLED駆動回路とを備えたLED制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明に係るLED制御装置の基本形態は、複数のLEDアレイに電圧を供給する電源回路と、LEDアレイの駆動制御を行うLED駆動回路とを備えたLED制御装置であって、LED駆動回路は過電流検知回路を有しており、過電流検知回路はLED駆動回路によるLEDアレイの駆動制御の内容に基づいて電流制限値を切り替えることを特徴としている。
LED駆動回路が、駆動させるLEDアレイを選択する選択回路を有する第1の形態では、過電流検知回路は、選択回路が選択したLEDアレイの数に基づいて電流制限値を切り替えることができる。また、LED駆動回路が、LEDアレイに供給する電流値を設定する電流値設定回路を有する第2の形態では、過電流検知回路は、電流値設定回路が設定した電流値に基づいて前記電流制限値を切り替えることができる。更に、LED駆動回路が、LEDアレイを駆動させる信号のデューティを検出するデューティ検出回路を有する第3の形態では、過電流検知回路は、デューティ検出回路が検出したデューティに基づいて電流制限値を切り替えることができる。
更にまた、LED駆動回路が、駆動させるLEDアレイを選択する選択回路と、LEDアレイに供給する電流値を設定する電流値設定回路と、LEDアレイを駆動させる信号のデューティを検出するデューティ検出回路とを有する第4の形態では、過電流検知回路は、選択回路が選択したLEDアレイの数と、電流値設定回路が設定した電流値と、デューティ検出回路が検出したデューティとに基づいて電流制限値を切り替えることができる。
また、前記目的を達成する本発明に係るLED制御装置を備えた液晶表示装置は、前述の基本形態、或いは第1から第4の何れかの形態を備えた液晶表示装置であることを特徴としている。
本発明に係るLED駆動装置及び該装置を備えた液晶表示装置によれば、選択されたLEDアレイの動作チャンネル数に応じて、過電流検知回路の電流制限値を複数階に切り替えることができるので、安全性が高く、且つ低コストのLED駆動装置及び該装置を備えた液晶表示装置を提供することができる。
(a)は従来の複数チャンネルのLEDアレイを用いた光源を駆動するためのLED制御装置の一例の構成を示す回路図、(b)は従来の複数チャンネルのLEDアレイを用いた光源を駆動するためのLED制御装置の変形例の構成を示す回路図である。 本発明に係るLED制御装置が適用される一般的な液晶表示装置の構成を示すブロック構成図である。 (a)は本発明に係るLED制御装置の第1の実施例の構成を示す回路図、(b)は本発明に係るLED制御装置の第1の実施例の変形例の構成を示す回路図である。 (a)は図3(a)に示した本発明に係るLED制御装置における、LEDバックライトを駆動するための昇圧回路とLED駆動回路の具体的な回路の一例を示す回路図、(b)は電流制限値切替の制御例を示すテーブルである。 図3(b)に示した本発明に係るLED制御装置における、LEDバックライトを駆動するための昇降圧回路とLED駆動回路の具体的な回路の一例を示す回路図である。 本発明に係るLED制御装置の第2の実施例の構成を示す回路図である。 図6に示した本発明に係るLED制御装置における、LEDバックライトを駆動するための昇圧回路とLED駆動回路の具体的な回路の一例を示す回路図である。 本発明に係るLED制御装置の第3の実施例の構成を示す回路図である。 (a)は図8に示した本発明に係るLED制御装置における、LEDバックライトを駆動するための昇圧回路とLED駆動回路の具体的な回路の一例を示す回路図、(b)は(a)の変形例を示す部分回路図である。 本発明に係るLED制御装置の第4の実施例の構成を示す回路図である。 図10に示した本発明に係るLED制御装置における、LEDバックライトを駆動するための昇圧回路とLED駆動回路の具体的な回路の一例を示す回路図である。 (a)は本発明に係るLED制御装置の第5の実施例の構成を示す回路図、(b)は(a)に示した昇圧回路とLED駆動回路の制御例を示すテーブルである。
以下、添付図面を用いて本発明に係る実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、図1(a)、(b)で説明した従来のLED制御装置800,801に使用された部材と同じ部材については、同じ符号を付して説明する。
図2は、本発明を適用可能な液晶表示装置50の構成を示すものである。液晶表示装置50には、画像を表示する液晶パネル40、液晶パネル40を照明する光源であるLEDバックライト30、及び電源供給回路である昇圧回路10とLED駆動回路20とから構成される本発明のLED制御装置80がある。なお、以後の実施例の説明では、LED制御装置80の第1の実施例をLED制御装置81、第2の実施例をLED制御装置81のように、実施例毎にLED制御装置80の符号を異ならせて説明する。
図3(a)は本発明に係る第1の実施例のLED制御装置81である、LEDバックライト30を駆動するための昇圧回路101とLED駆動回路201の構成を示すものである。第1の実施例では液晶パネル40の図示は省略してある。第1の実施例では、バックライト30は4チャンネルのLEDアレイ31〜34から構成されており、LEDアレイ31〜34のアノード側は結合されて昇圧回路101の電源供給端子10Eに接続されている。また、LEDアレイ31〜34のカソード側はそれぞれLED駆動回路201の4つの制御端子T1〜T4に接続されている。
昇圧回路101は、入力電源VINを昇圧し、LEDアレイ31〜34を駆動するための電源を電源供給端子10Eに供給するものであり、インダクタ11、ダイオード12、コンデンサ13、トランジスタ14(Nチャンネルのトランジスタが使用されているが、Pチャンネルのトランジスタも使用でき、これは以後の実施例でも同様である)、及びトランジスタ14をスイッチングするPWM制御器15を備えた昇圧型のDC−DCコンバータである。DC−DCコンバータの動作原理は公知であるのでここでは説明しない。
第1の実施例の昇圧回路101には、トランジスタ14のソースとグランドとの間に過電流検知回路3が設けられており、この過電流検知回路3の構成は図1(a)で説明した従来の過電流検知回路1と異なる。過電流検知回路3は、反転入力に基準電圧発生源VAが与えられたコンパレータ16と、電流制限値切替抵抗RVとから構成されている。電流制限値切替抵抗RVの一端はトランジスタ14のソースとコンパレータ16の非反転入力に接続され、他端はグランドに接続されている。また、コンパレータ16の出力端子はPWM制御器15に接続されている。更に、昇圧回路101には、基準電圧VBが設定されたエラーアンプ17がある。
LED駆動回路201には、制御端子T1〜T4にそれぞれ接続されたスイッチS1〜S4と電流回路I1〜I4とがある。4つのスイッチS1〜S4はチャンネル選択回路21によって選択され、選択されたスイッチにのみPWM調光回路22からのデューティ信号が印加されてスイッチがオンオフし、デューティ信号がオンの時に閉じたスイッチに接続するLEDアレイが点灯する。逆に、PWM調光回路22からのデューティ信号がオフの時は、開いたスイッチに接続するLEDアレイが消灯する。
LEDアレイ31〜34の輝度を調節する電流回路I1〜I4は、LED電流値設定回路23によってLED電流値が設定される。また、前述のデューティ信号によってもLEDアレイの輝度が調節される。そして、昇圧回路101は、LEDアレイ31〜34の下流側の電圧が一定の電圧になるように電源供給端子10Eの電圧を制御する。LEDアレイ31〜34を構成するLEDの数が7個の場合には、電源供給端子10Eの電圧を22V程度に制御する。更に、4つのスイッチS1〜S4の電流回路I1〜I4側の端子は、昇圧回路101のエラーアンプ17に接続されている。
ここで、第1の実施例の昇圧回路101に設けられた過電流検知回路3の構成について説明する。従来のLED制御装置80における過電流検知回路1では、コンパレータ16の非反転入力とグランド間に接続された抵抗の値が固定であった。これに対して、第1の実施例では、コンパレータ16の非反転入力とグランド間には可変抵抗である電流制限値切替抵抗RVが接続されている。電流制限値切替抵抗RVは、具体的な構成は後述するが、LED駆動回路201のチャンネル選択回路21によって選択されたLEDアレイ31〜34の動作チャンネル数に応じて電流制限値を2段階または複数段階に切り替えることができるようになっている。
ここで、電流制限値を2段階に変更することができる電流制限値切替抵抗RVを具体的な回路に置き換えた例を、図4(a)を用いて説明する。図4(a)に示す過電流検知回路3では、電流制限値切替抵抗RVが、第1の抵抗R1と、第2の抵抗R2と電子スイッチSW1の直列回路が、並列に接続された構成となっている。電子スイッチSW1はトランジスタで構成されており、LED駆動回路201にあるチャンネル選択回路21からの電流制限値切替信号によりオンオフされる。
図4(a)に示した電流検知回路3では、電子スイッチSW1がオフの時は、電流制限値切替抵抗RVの値が第1の抵抗R1の抵抗値と同じになり、電子スイッチSW1がオンの時は、電流制限値切替抵抗RVの値が第1の抵抗R1と第2の抵抗R2を並列接続した抵抗値と同じになる。よって、電子スイッチSW1がオンの時は、電子スイッチSW1がオフの時よりも電流制限値切替抵抗RVの値が小さくなる。このため、電子スイッチSW1がオンの時は、大きな電流が電流制限値切替抵抗RVに流れないとコンパレータ16からは過電流検出信号が出ないが、電子スイッチSW1がオフの時は、小さな電流でも電流制限値切替抵抗RVの電圧降下が大きくなり、コンパレータ16から過電流検出信号が出てPWM制御器15に入力されることになる。
図4(b)はチャンネル選択回路21に入力される2つのチャンネル選択信号SEL1とSEL2の値、チャンネル選択信号SEL1とSEL2の値に応じたLEDアレイ31〜34の動作状態(LEDアレイ31〜34はch1〜ch4に対応)、このときの電子スイッチSW1のオンオフ状態、及び電流制限値切替抵抗RVの電流制限値の値を示すものである。ただし、この例では第1と第2の抵抗R1,R2の抵抗値は等しいものとしてある。
図4(b)に示される制御では、チャンネル選択信号SEL1とSEL2が共に”L”の場合はLEDアレイ31のみが動作し、他のLEDアレイ32〜34は全て動作を停止している。このときは電子スイッチSW1もオフ(OFF)で、電流制限値(Ilim/2)は小さな値である。チャンネル選択信号SEL1、SEL2がそれぞれ”L”、”H”の場合はLEDアレイ31、32が動作し、他のLEDアレイ33、34は動作を停止している。このときは電子スイッチSW1もオフで、電流制限値(Ilim/2)は小さな値である。一方、チャンネル選択信号SEL1、SEL2がそれぞれ”H”、”L”の場合はLEDアレイ31〜33が動作し、LEDアレイ34のみが動作を停止している。このときは電子スイッチSW1がオン(ON)で、電流制限値(Ilim)は大きな値となる。また、チャンネル選択信号SEL1とSEL2が共に”H”の場合はLEDアレイ31〜34が全て動作し、電子スイッチSW1もオンで、電流制限値(Ilim)は大きな値である。
このように、第1の実施例では、バックライト30のLEDアレイを3〜4チャンネル動作させる場合の電流制限値をIlimとすると、バックライト30のLEDアレイを1〜2チャンネル動作させる場合の電流制限値をIlim/2に切り替えることができ、バックライト30のLEDアレイの動作チャンネル数に応じて電流制限値を切り替えることができる。なお、バックライト30には4チャンネルのLEDアレイがあるので、電子スイッチSW1と抵抗の直列回路の数を増やして4段階以上に切り替えることも可能である。
図3(b)は本発明に係る第1の実施例の変形例のLED制御装置81Aを示すものであり、液晶パネル40の図示は省略してある。LED制御装置81Aにおいては、光源であるバックライト30Aを構成するLEDアレイ31’〜34’に含まれるLEDの数が5個である。また、LEDバックライト30を駆動するためのLED駆動回路201は第1の実施例と同じである。よって、ここでは昇降圧回路101Aの構成のみ説明する。
昇降圧回路101Aは、入力電源VINを昇圧し、LEDアレイ31’〜34’を駆動するための電源を電源供給端子10Eに供給する昇降圧型のDC−DCコンバータである。よって、昇降圧回路101Aには、インダクタ11、ダイオード12、コンデンサ13及びトランジスタ14に加えて、第2のダイオード18と第2のトランジスタ19があり、PWM制御器15は2つのトランジスタ14,19をスイッチング制御する。昇降圧型のDC−DCコンバータの動作原理も公知であるのでここでは説明しない。トランジスタ14,19の型もこの実施例に限定されるものではなく、これは以後の昇降圧回路でも同様である。
また、昇降圧回路101Aには、トランジスタ14のソースと入力電源VINとの間に過電流検知回路4が設けられている。過電流検知回路4は、非反転入力に基準電圧発生源VCが与えられたコンパレータ16と、電流制限値切替抵抗RVとから構成されている。電流制限値切替抵抗RVの一端はトランジスタ14とコンパレータ16の反転入力に接続され、他端は入力電源VINに接続されている。また、コンパレータ16の出力端子はPWM制御器15に接続されている。更に、昇降圧回路101Aには、基準電圧VBが設定されたエラーアンプ17がある。
ここで、昇降圧回路101Aに設けられた過電流検知回路4の構成について説明する。従来のLED制御装置801における過電流検知回路2では、コンパレータ16の反転入力と入力電源VINとの間に接続された抵抗RVの値が固定であった。これに対して、この実施例の過電流検知回路4では、コンパレータ16の反転入力と入力電源VIN間には可変抵抗である電流制限値切替抵抗RVが接続されている。電流制限値切替抵抗RVは、具体的な構成は後述するが、LED駆動回路201のチャンネル選択回路21によって選択されたLEDアレイ31〜34の動作チャンネル数に応じて電流制限値を2段階または複数段階に切り替えることができるようになっている。
次に、昇降圧回路101Aにおいて電流制限値を2段階に変更することができる電流制限値切替抵抗RVの具体例を、図5を用いて説明する。図5に示される過電流検知回路4では、電流制限値切替抵抗RVが、第1の抵抗R1と、第2の抵抗R2と電子スイッチSW1の直列回路が、並列に接続された構成となっている。電子スイッチSW1はトランジスタで構成されており、LED駆動回路201にあるチャンネル選択回路21からの電流制限値切替信号によりオンオフされる。
図5に示した電流検知回路4では、電子スイッチSW1がオフの時は、電流制限値切替抵抗RVの値が第1の抵抗R1の抵抗値と同じになり、電子スイッチSW1がオンの時は、電流制限値切替抵抗RVの値が第1の抵抗R1と第2の抵抗R2を並列接続した抵抗値と同じになる。よって、電子スイッチSW1がオンの時は、電子スイッチSW1がオフの時よりも電流制限値切替抵抗RVの値が小さくなる。このため、電子スイッチSW1がオンの時は、大きな電流が電流制限値切替抵抗RVに流れないとコンパレータ16からは過電流検出信号が出ないが、電子スイッチSW1がオフの時は、小さな電流でも電流制限値切替抵抗RVの電圧降下が大きくなり、コンパレータ16から過電流検出信号が出てPWM制御器15に入力されることになる。
図5に示した過電流検知回路4の動作は図4(b)に示した過電流検知回路3の動作と同じである。即ち、過電流検知回路4では、バックライト30AのLEDアレイを3〜4チャンネル動作させる場合の電流制限値をIlimとすると、バックライト30AのLEDアレイを1〜2チャンネル動作させる場合の電流制限値をIlim/2に切り替えることができ、バックライト30AのLEDアレイ31’〜34’の動作チャンネル数に応じて電流制限値を切り替えることができる。なお、バックライト30Aには4チャンネルのLEDアレイ31’〜34‘があるので、電子スイッチSW1と抵抗の直列回路の数を増やして4段階以上に切り替えることも可能である。
図6は、本発明に係る第2の実施例のLED制御装置82である、LEDバックライト30を駆動するための昇圧回路101とLED駆動回路202の構成を示すものである。第2の実施例における昇圧回路101は第1の実施例と同じであり、液晶パネル40の図示は省略してある。図6に示す第2の実施例のLED制御装置82が、図4(a)で説明した第1の実施例のLED制御装置81と異なる点は、昇圧回路101に設けられた過電流検知回路3にある電流制限値切替抵抗RVへの電流制限値切替信号の与え方のみである。第1の実施例のLED制御装置81では、電流制限値切替抵抗RVにはLED駆動回路201のチャンネル選択回路21によって選択されたLEDアレイ31〜34の動作チャンネル数に応じた電流制限値切替信号が入力されていた。一方、第2の実施例のLED制御装置82では、電流制限値切替抵抗RVにはLED駆動回路202に設けられたLED電流検知コンパレータ回路24からの電流制限値切替信号が入力されている。
ここで、電流制限値を2段階に変更することができる電流制限値切替抵抗RVの例を、図7を用いて説明する。図7における昇圧回路101の構成は、図4(a)で説明した昇圧回路101の構成と同じである。図7においては、図6に示される電流回路I1〜I4のうちの1つの電流回路I1の構成のみが詳細に示されている。電流回路I1は、コンパレータ35、トランジスタ36及び2つの抵抗Rb,Rc(抵抗値もRb,Rcで表す)を備えている。そして、抵抗Rbにはカレントミラー回路9から電源が供給され、抵抗Rbを流れる電流(IRbとする)により、抵抗Rbの上流側の端子には電圧Vbが発生する。電圧VbはLED電流検知コンパレータ回路24のコンパレータ37の非反転入力に与えられる。カレントミラー回路9からの電流は、電流回路I2〜I4にも供給される。
LED電流値設定回路23は、基準電圧VRaが非反転入力に与えられたコンパレータ25、トランジスタ26及び抵抗Ra(抵抗値をRaとする)を備えており、トランジスタ26はカレントミラー回路9に電流を供給する。トランジスタ26のドレイン電流(I26とする)はVRa/Raであり、Raによってカレントミラー回路9から電流回路I1〜I4に供給される電流値が決まる。
この構成により、カレントミラー回路9の各電流回路I1〜I4に対するミラー比が全て1:1なら、カレントミラー回路9から各電流回路I1〜I4には全て同じ電流が流れる。この時、Vb=Rb×IRb=Rb×I26=Rb×VRa/Raとなる。また、LED電流検知コンパレータ回路24は、反転入力に基準電圧VRbが印加されたコンパレータ37を備えており、このコンパレータ37の非反転入力にはLED電流回路I1の抵抗Rbの上流側の電圧Vbが印加されている。そして、コンパレータ37の出力が電流制限値切替信号として昇圧回路101の過電流検知回路3の電子スイッチSW1に入力される。
以上のように構成されたLED制御装置82では、LED電流値設定回路23は抵抗Raと基準電圧VRaにより、トランジスタ26にI26=VRa/Raの電流が流れ、カレントミラー回路9の動作により電流回路I1の抵抗Rbにも同じ電流が流れ、抵抗Rbの両端に電圧値Vb=VRa×Rb/Raの電圧が発生する。電流回路I1は、抵抗Rcを流れる電流をIRcとして、IRc=Vb/Rc=VRa×Rb/(Ra×Rc)の電流を流してLEDアレイ31を駆動する。
ここで、LED駆動電流を変更する場合は、LED電流値設定回路23の抵抗Raの値を変更して、電圧Vbの値を変化させる。そこで、電圧VbをLED電流検知コンパレータ回路24にあるコンパレータ(電流制限値切替コンパレータ)37で検知し、過電流検知回路3の電子スイッチSW1のオンオフを切り替えて電流制限値を以下のように切り替える。即ち、(1)バックライトに流れる電流が大きいVRb<Vb=VRa×Rb/Raの場合は、電子スイッチSW1をオンさせ、電流制限値を大きくする。逆に、(2)バックライトに流れる電流が小さいVRb>Vb=VRa×Rb/Raの場合は、電子スイッチSW1をオフさせ、電流制限値を小さくする。
第2の実施例では、電流制限値切替抵抗RVを2段階に切り替える例を説明したが、電流制限値切替コンパレータや電子スイッチを3個以上設け、電流制限値を3以上の複数段階で切り替えても良い。また、以上説明した第2の実施例では、昇圧回路101の構成及び動作を説明したが、第2の実施例でも昇降圧回路を使用することができる。
図8は、本発明に係る第3の実施例のLED制御装置83である、LEDバックライト30を駆動するための昇圧回路102とLED駆動回路203の構成を示すものである。第3の実施例でも液晶パネル40の図示は省略してある。図8に示す第3の実施例のLED制御装置83が、図2で説明した従来のLED制御装置80と異なる点は、従来の昇圧回路100に設けられた過電流検知回路1にあるコンパレータ16の基準電圧VAを、過電流検知回路5のコンパレータ16では可変基準電圧VR1とした点である。即ち、従来のLED制御装置80では、過電流検知回路1のコンパレータ16の基準電圧VAが固定であったが、第3の実施例のLED制御装置83では、過電流検知回路5のコンパレータ16の基準電圧VR1を、LEDアレイに流れる電流の大きさに応じて変更可能に構成している。
ここで、過電流検知回路5のコンパレータ16の基準電圧VR1を、LEDアレイに流れる電流の大きさに応じて変更することができる具体的な回路例を、図9(a)を用いて説明する。図9(a)におけるLED電流値設定回路23の構成は、図7に示したLED電流値設定回路23の構成と同じであり、この実施例でもLED電流値設定回路23はカレントミラー回路9に接続されている。また、電流回路I1〜I4の構成も図7に示した電流回路I1〜I4の構成と同じである。よって、LED電流値設定回路23と電流回路I1〜I4の説明は省略する。
一方、図9(a)に示す第3の実施例では、第2の実施例の図7に示したLED電流検知コンパレータ回路24が設けられておらず、カレントミラー回路9にもう1つの出力回路が設けられている。そして、第3の実施例のLED制御装置83では、LED電流値設定回路23を流れる電流に対応する電流をカレントミラー回路9から取り出している。また、図2に示した従来の過電流検出回路1においてコンパレータ16に基準電圧を与える電源VAの代わりに、第3の実施例では過電流検出回路5にあるコンパレータ16の反転入力端子とグランド間に抵抗Rdが挿入されている。そして、カレントミラー回路9から取り出した電流が、過電流検知回路5の抵抗Rdを流れるようになっている。この結果、過電流検知回路5の抵抗Rdには、バックライト30を流れる電流に比例した電流が流れ、抵抗Rdを流れた電流によって発生した電圧VR1が、コンパレータ16の反転入力端子に与えられる。
従って、第3の実施例では、LED電流値設定回路23の抵抗Raを変更すると、電流回路I1〜I4を流れる電流が変わり、バックライト30のLEDアレイの駆動電流が変わる。そして、LEDアレイ30を流れる電流が大きくなると、過電流検知回路5の抵抗Rdを流れる電流が大きくなって電圧降下が大きくなるので、コンパレータ16から過電流検出信号が出力される場合の閾値が大きくなる。逆に、LEDアレイ30を流れる電流が小さくなると、過電流検知回路5の抵抗Rdを流れる電流が減って電圧降下が小さくなるので、コンパレータ16から過電流検出信号が出力される場合の閾値が小さくなる。このため、第3の実施例では、電流制限値の値をLED電流値設定回路23の抵抗Raの抵抗値に応じて変更することができる。また、以上説明した第3の実施例では、昇圧回路102の構成及び動作を説明したが、第3の実施例でも昇圧回路102の代わりに昇降圧回路を使用することができる。
図9(b)は、図9(a)で説明した第3の実施例のLED制御装置83の変形例を示すものであり、第3の実施例のLED制御装置83と異なる部分の回路図のみを示している。第3の実施例のLED制御装置83では、LED電流値設定回路23のコンパレータ25の非反転入力に印加される基準電圧VR1が固定であった。一方、第3の実施例の変形例では、LED電流値設定回路23のコンパレータ25の非反転入力に印加される基準電圧VRaを変更できるようにしている。即ち、変形例のLED電流値設定回路23は、DC調光機能を備えており、外部から与えるDC電圧を変更することにより、過電流検知回路5の電流制限値が変更され、LEDの輝度が調整される。
図10は、本発明に係る第4の実施例のLED制御装置84である、LEDバックライト30を駆動するための昇圧回路101とLED駆動回路204の構成を示すものである。第4の実施例の昇圧回路101は、第1と第2の実施例の昇圧回路101と同じもので良い。また、液晶パネル40の図示は省略してある。
一方、第4の実施例のLED制御装置84では、昇圧回路101にある過電流検知回路3のコンパレータ16の非反転入力とグランド間に接続された抵抗の値が、LED駆動回路204に設けられたデューティ検知回路27からの電流制限値切替信号により、バックライト30の輝度に応じて変更可能になっている。デューティ検知回路27は、PWM調光回路22に接続しており、PWM調光回路22からスイッチS1〜S4に出力される駆動信号のデューティ比を検出し、例えば、デューティ比が所定値を超えた時に、電流制限値切替抵抗RVに電流制限値切替信号を出力する。
ここで、第4の実施例の昇圧回路101における、電流制限値を2段階に変更することができる過電流検知回路3と、デューティ検知回路27の具体的な回路構成例を図11に示す。なお、第4の実施例の昇圧回路101における過電流検知回路3の具体的な回路構成は、図4に示した第1の実施例における過電流検知回路3の具体的な回路構成と同じで良いので、ここではデューティ検知回路27の具体的な回路構成例のみを説明する。
LED駆動回路204に設けられたデューティ検知回路27は、抵抗R4とコンデンサC4とから構成される積分回路28と、積分回路28の出力が入力されるヒステリシス付きコンパレータ29とから構成される。ヒステリシス付きコンパレータ29の反転入力には基準電圧VRbが印加されている。積分回路28は、PWM調光回路22から出力されるデューティ信号を積分してDC電圧Vbに変替する。ヒステリシス付きコンパレータ29はこのDC電圧Vbを基準電圧VRbと比較し、DC電圧Vbが基準電圧VRbを越えると電流制限値切替信号を出して過電流検知回路3の電子スイッチSW1をオンする。電子スイッチSW1のオンオフによる昇圧回路101の動作は既に説明したので省略する。
この第4の実施例でも、バックライト30には4チャンネルのLEDアレイ30があるので、電子スイッチSW1と抵抗の直列回路の数を増やして電流制限値を4段階に切り替えることも可能である。また、以上説明した第4の実施例でも昇圧回路101に代えて昇降圧回路を使用することができる。
図12(a)は本発明に係る第5の実施例のLED制御装置85である、LEDバックライト30を駆動するための昇圧回路103とLED駆動回路205の構成を示すものである。第5の実施例でも液晶パネル40の図示は省略してある。第5の実施例におけるバックライト30の構成は第1〜第4の実施例のバックライト30と同じである。また、第5の実施例では、第1、第2、及び第4の実施例と同様に、昇圧回路103に過電流検知回路3が設けられている。一方、第5の実施例では、昇圧回路103の過電流検知回路3の前段に、電流制限値設定回路8が設けられている。そして、電流制限値設定回路8からの電流制限値切替信号により、過電流検知回路3の電流制限値が2段階、或いは3段階以上に切り替わる。
第5の実施例では、LED駆動回路205に、第1の実施例で説明したチャンネル選択数を出力することができるチャンネル選択回路21、第2の実施例で説明したLED電流検知コンパレータ24、及び第4の実施例で説明したデューティ検知回路27が設けられている。チャンネル選択回路21、LED電流検知コンパレータ24及びデューティ検知回路27の具体的な構成は既に説明したのでここでは説明しない。チャンネル選択回路21からのバックライトの動作チャンネル数、LED電流検知コンパレータ24からのLED電流設定値、及びデューティ検知回路27からのデューティ比信号は、それぞれ昇圧回路103の電流制限値設定回路8に入力される。
ここで、チャンネル選択回路21からのバックライトの動作チャンネル数、LED電流検知コンパレータ24からのLED電流設定値、及びデューティ検知回路27からのデューティ比信号に応じて、電流制限値設定回路8が過電流検知回路3の電流制限値を3段階に切り替える制御を図12(b)を用いて説明する。過電流検知回路3の電流制限値を3段階に切り替える回路の具体例は、過電流検知回路3の電流制限値を2段階に切り替える回路と同様に構成できるので、ここでは具体的な回路の説明を省略する。なお、以下の説明において、符号”H”は信号レベルが規定値以上の場合を示し、符号”L”は信号レベルが規定値未満であることを示すものとする。
(1)バックライトの動作チャンネル数が1〜2チャンネルの場合
電流制限値設定回路8は過電流検知回路3の電流制限値を、LED電流検知コンパレータ24とデューティ検知回路27の出力が共に”L”の場合、或いはLED電流検知コンパレータ24とデューティ検知回路27の出力の何れかが”L”の場合に最小にする。また、LED電流検知コンパレータ24とデューティ検知回路27の出力が共に”H”の場合は、電流制限値設定回路8は過電流検知回路3の電流制限値を中程度にする。
(2)バックライトの動作チャンネル数が3〜4チャンネルの場合
電流制限値設定回路8は過電流検知回路3の電流制限値を、LED電流検知コンパレータ24とデューティ検知回路27の出力が共に”L”の場合は最小にし、LED電流検知コンパレータ24とデューティ検知回路27の出力の何れかが”L”の場合は中程度にする。また、LED電流検知コンパレータ24とデューティ検知回路27の出力が共に”H”の場合は、電流制限値設定回路8は過電流検知回路3の電流制限値を最大にする。
第5の実施例でも、バックライト30には4チャンネルのLEDアレイ30があるので、電子スイッチSW1と抵抗の直列回路の数を増やして電流制限値を4段階に切り替えることも可能である。また、以上説明した第5の実施例では、昇圧回路103の代わりに昇降圧回路を使用することができる。
以上説明した第1〜第5の実施例のLED駆動回路81〜85並びに変形例のLED駆動回路81Aは、1つの集積回路の中に組み込むことが可能である。また、第2〜第5の実施例のLED駆動回路82〜85に対しても第1の実施例の変形例と同様の変形例が可能である。そして、以上説明した第1〜第5の実施例のLED駆動回路81〜85は、1つの集積回路の中に組み込んだ後に、車載ディスプレー機器、例えば、ナビゲーション装置に搭載することが可能である。
1〜5 過電流検知回路
8 電流制限値設定回路
9 カレントミラー回路
10、100〜103 昇圧回路
10E 電源供給端子
15 PWM制御器
20、200〜205 LED駆動回路
21 チャンネル選択回路
22 PWM調光回路
23 LED電流値設定回路
24 LED電流検出コンパレータ回路
27 デューティ検出回路
28 積分回路
30、30A バックライト
31〜34、31’〜34’ LEDアレイ
40 液晶パネル
50 液晶表示装置
80〜85 本発明のLED制御装置
100A、101A 昇降圧回路

Claims (6)

  1. 複数のLEDアレイに電圧を供給する電源回路と、前記LEDアレイの駆動制御を行うLED駆動回路とを備えたLED制御装置であって、
    前記LED駆動回路は、過電流検知回路を有しており、
    前記過電流検知回路は、前記LED駆動回路によるLEDアレイの駆動制御の内容に基づいて電流制限値を切り替えることを特徴とするLED制御装置。
  2. 前記LED駆動回路は、駆動させるLEDアレイを選択する選択回路を有し、
    前記過電流検知回路は、前記選択回路が選択したLEDアレイの数に基づいて前記電流制限値を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のLED制御装置。
  3. 前記LED駆動回路は、前記LEDアレイに供給する電流値を設定する電流値設定回路を有し、
    前記過電流検知回路は、前記電流値設定回路が設定した電流値に基づいて前記電流制限値を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のLED制御装置。
  4. 前記LED駆動回路は、前記LEDアレイを駆動させる信号のデューティを検出するデューティ検出回路を有し、
    前記過電流検知回路は、前記デューティ検出回路が検出したデューティに基づいて前記電流制限値を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のLED制御装置。
  5. 前記LED駆動回路は、駆動させるLEDアレイを選択する選択回路と、前記LEDアレイに供給する電流値を設定する電流値設定回路と、前記LEDアレイを駆動させる信号のデューティを検出するデューティ検出回路とを有し、
    前記過電流検知回路は、前記選択回路が選択したLEDアレイの数と、前記電流値設定回路が設定した電流値と、前記デューティ検出回路が検出したデューティとに基づいて前記電流制限値を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のLED制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のLED制御装置を備えた液晶表示装置。
JP2010083311A 2010-03-31 2010-03-31 Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置 Withdrawn JP2011216663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010083311A JP2011216663A (ja) 2010-03-31 2010-03-31 Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010083311A JP2011216663A (ja) 2010-03-31 2010-03-31 Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011216663A true JP2011216663A (ja) 2011-10-27

Family

ID=44946110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010083311A Withdrawn JP2011216663A (ja) 2010-03-31 2010-03-31 Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011216663A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013153987A1 (ja) * 2012-04-09 2013-10-17 シャープ株式会社 表示装置およびそのための電源生成方法
WO2013170490A1 (zh) * 2012-05-16 2013-11-21 深圳市华星光电技术有限公司 一种led背光驱动电路、背光模组及液晶显示装置
JP2013251891A (ja) * 2012-05-02 2013-12-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 信号処理回路および制御回路
US8994639B2 (en) 2012-05-16 2015-03-31 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. LED backlight driving circuit, backlight module, and LCD device
JP2017501670A (ja) * 2013-12-06 2017-01-12 深▲セン▼市華星光電技術有限公司 Led昇圧コンバーター及びそれを用いたバックライトledの駆動装置
US9570027B2 (en) 2014-01-07 2017-02-14 Samsung Display Co., Ltd. Method of protecting a gate driver circuit and display apparatus performing the method
US9814115B2 (en) 2015-12-25 2017-11-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination light communication apparatus and communication module

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013153987A1 (ja) * 2012-04-09 2013-10-17 シャープ株式会社 表示装置およびそのための電源生成方法
JPWO2013153987A1 (ja) * 2012-04-09 2015-12-17 シャープ株式会社 表示装置およびそのための電源生成方法
US9690159B2 (en) 2012-04-09 2017-06-27 Sharp Kabushiki Kaisha Display device and method of generating supply power therefor
JP2013251891A (ja) * 2012-05-02 2013-12-12 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 信号処理回路および制御回路
US9705398B2 (en) 2012-05-02 2017-07-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Control circuit having signal processing circuit and method for driving the control circuit
WO2013170490A1 (zh) * 2012-05-16 2013-11-21 深圳市华星光电技术有限公司 一种led背光驱动电路、背光模组及液晶显示装置
US8994639B2 (en) 2012-05-16 2015-03-31 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. LED backlight driving circuit, backlight module, and LCD device
JP2017501670A (ja) * 2013-12-06 2017-01-12 深▲セン▼市華星光電技術有限公司 Led昇圧コンバーター及びそれを用いたバックライトledの駆動装置
KR101847320B1 (ko) 2013-12-06 2018-05-28 센젠 차이나 스타 옵토일렉트로닉스 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 Led승압 전환기 및 이를 응용한 백라이트 led 구동장치
GB2535100B (en) * 2013-12-06 2020-11-11 Shenzhen China Star Optoelect LED boost converter and backlight LED driver device using the same
US9570027B2 (en) 2014-01-07 2017-02-14 Samsung Display Co., Ltd. Method of protecting a gate driver circuit and display apparatus performing the method
US9814115B2 (en) 2015-12-25 2017-11-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination light communication apparatus and communication module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10396659B2 (en) Load driving device, and lighting apparatus and liquid crystal display device using the same
US7948455B2 (en) Apparatus and method for regulating white LEDs
USRE46330E1 (en) Driving apparatus of light emitting diode and driving method thereof
US8148919B2 (en) Circuits and methods for driving light sources
TWI509959B (zh) 電子電路及提供調節電壓給負載之方法
US8878445B2 (en) Light-emitting element driving device
JP2011216663A (ja) Led制御装置及び該装置を備えた液晶表示装置
US20060231745A1 (en) Method and circuit arrangement for driving light-emitting diodes
JP4983735B2 (ja) 電源制御用半導体集積回路
US11487310B2 (en) Load driving device, and lighting apparatus and liquid crystal display device using the same
JP2007110070A (ja) 発光ダイオードのためのコントローラ回路
US8884545B2 (en) LED driving system and driving method thereof
US8847500B2 (en) LED driver and driving method
JP2008258428A (ja) 照明用白色led駆動回路並びにこれを備えた照明装置及び電子機器
JP5085261B2 (ja) 駆動回路
US10143055B2 (en) Illuminating device for vehicles
JP2018019025A (ja) 電圧変換回路、led駆動回路及び電圧変換回路の制御方法
JP2005110356A (ja) 負荷駆動装置及び携帯機器
JP2012253876A (ja) 負荷駆動装置
JP2011113684A (ja) 発光装置、並びに、当該発光装置を備えた照明装置及び表示装置
JP2007180388A (ja) Led駆動装置
JP2021002440A (ja) 点灯制御装置、点灯制御方法、車両用灯具
CN112369124B (zh) 光源驱动装置及其方法
JP5947082B2 (ja) 光源を駆動するための回路と方法
WO2018193956A1 (ja) Led駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130604