JP2011215708A - 帳票データ移行検証支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 メインフレームで作成した帳票とオープン環境で作成した帳票の比較用データを帳票毎にクライアントからの簡便な操作で作成を可能にする。
【解決手段】 メインフレームシステム及びオープンシステムで作成されたこれら帳票データとオーバレイ文字を受信し、印刷用帳票データを生成する電子帳票サーバと、受信した印刷帳票データから比較用帳票データとオーバレイ文字を抽出する比較用帳票データ出力端末とから成る帳票データ移行検証支援システムであって、
前記比較用帳票データ出力端末が、
前記印刷用帳票データから比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出実行をGUI操作により指示する手段と、指示に従い比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出を実行する手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 メインフレームシステム及びオープンシステムで作成されたこれら帳票データとオーバレイ文字を受信し、印刷用帳票データを生成する電子帳票サーバと、受信した印刷帳票データから比較用帳票データとオーバレイ文字を抽出する比較用帳票データ出力端末とから成る帳票データ移行検証支援システムであって、
前記比較用帳票データ出力端末が、
前記印刷用帳票データから比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出実行をGUI操作により指示する手段と、指示に従い比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出を実行する手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、メインフレーム帳票とオープン帳票のオーバレイ文字データおよび帳票データの比較データを抽出する帳票データ移行検証支援システムに関するものである。
基幹システムをメインフレームからUNIX/Windows(登録商標)等のオープンシステムへ移行する際の実施事項の1つとして帳票システムの再構築がある。
帳票は企業現場でアウトプットとして業務に利用されており、マイグレーション(基幹システムをメインフレームからUNIX/Windows等のオープンシステムへ移行すること)後においても、メインフレームで作成していた帳票と同じデータ内容で帳票が出力される必要がある。
“帳票”とは得意先との授受伝票であったり、監査などの際に社印や担当者の認印が押印された伝票であったり、会社経理情報をまとめた仕訳帳、勘定元帳であったりする。
帳票は情報システム部門、経理部門、資材部門等は多くの部門でも利用されており、目視して人が判り易いような形式(帳票データ+オーバレイデータ)で作成されている。それゆえ帳票の移行を検討する場合、帳票データと合わせてオーバレイも移行対象となってくる。
帳票は企業現場でアウトプットとして業務に利用されており、マイグレーション(基幹システムをメインフレームからUNIX/Windows等のオープンシステムへ移行すること)後においても、メインフレームで作成していた帳票と同じデータ内容で帳票が出力される必要がある。
“帳票”とは得意先との授受伝票であったり、監査などの際に社印や担当者の認印が押印された伝票であったり、会社経理情報をまとめた仕訳帳、勘定元帳であったりする。
帳票は情報システム部門、経理部門、資材部門等は多くの部門でも利用されており、目視して人が判り易いような形式(帳票データ+オーバレイデータ)で作成されている。それゆえ帳票の移行を検討する場合、帳票データと合わせてオーバレイも移行対象となってくる。
しかしメインフレームとオープンシステムでは基本データ形式が異なり、それゆえ帳票データを単純に比較する事ができない。一般的な比較方法としては、メインフレームの帳票データをCSV(Comma Separated Values)に変換し、オープン環境で作成したCSVデータと比較する方式がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしメインフレームの帳票データをCSV化するアプリケーションの作成が複雑であったりする。特にオーバレイ中の文字データまでを含めて比較できていない場合が多く、現状は目視による確認を行うか、移行は考えずマイグレーション後にオープン環境で作成する帳票に対して精査のみ実施しているのが実情である。
しかしメインフレームの帳票データをCSV化するアプリケーションの作成が複雑であったりする。特にオーバレイ中の文字データまでを含めて比較できていない場合が多く、現状は目視による確認を行うか、移行は考えずマイグレーション後にオープン環境で作成する帳票に対して精査のみ実施しているのが実情である。
企業で取扱われている帳票種類は多く様々である。帳票の特性上、罫線やタイトル等のオーバレイを使った帳票を使っている事が一般的である。それゆえ帳票の移行を検討する際において、帳票データのみでなく、オーバレイの移行も必要となってくる。一般的にオーバレイは“罫線”と“文字”で構成されている。“罫線”においては、いわゆるデータを区切る枠線であり、帳票データと重ならない限りは業務に支障をきたす事は少ない。
しかし“文字”については帳票名称であったり、項目名称であったりするので、業務と直結する事が多く、金額や日付、科目名等といった帳票データと同じように移行対象と考えるべきである。
しかし“文字”については帳票名称であったり、項目名称であったりするので、業務と直結する事が多く、金額や日付、科目名等といった帳票データと同じように移行対象と考えるべきである。
一般的にメインフレーム帳票とオープン帳票ではそれぞれのデータ形式が異なり、単純に比較できないといった問題がある。特にオーバレイ文字については帳票データと分けて管理されており、移行前後の比較対象からあえて外すといった場合が多い。(この場合は、帳票データのみ比較されている)。
比較用の帳票データ作成は、メインフレームの帳票データをオープンシステムで使用可能なデータ形式(例えばCSV)にして比較する方法が一般的である。
比較用の帳票データ作成は、メインフレームの帳票データをオープンシステムで使用可能なデータ形式(例えばCSV)にして比較する方法が一般的である。
しかし、帳票の種類に応じてCSVデータを抽出するプログラムをカスタマイズする必要がある事や、データ抽出の実行が簡単な操作で実行できないといった問題がある。
オーバレイ文字が比較対象から外される理由の1つとして、近年オーバレイは、オーバレイ開発専用製品のGUI(Graphical User Interface)を用いて開発する事が要因にある。オーバレイ文字がオーバレイ開発製品の独自形式(イメージデータ)となりCSV化できないといった理由があるからである。
このように、メインフレームからオープンシステムへの移行において、それぞれの環境で作成される帳票の整合性を検証するデータの作成がいかに難しいかを表している。
オーバレイ文字が比較対象から外される理由の1つとして、近年オーバレイは、オーバレイ開発専用製品のGUI(Graphical User Interface)を用いて開発する事が要因にある。オーバレイ文字がオーバレイ開発製品の独自形式(イメージデータ)となりCSV化できないといった理由があるからである。
このように、メインフレームからオープンシステムへの移行において、それぞれの環境で作成される帳票の整合性を検証するデータの作成がいかに難しいかを表している。
本発明の目的は、一例としてマイグレーション実施する企業が、パソコンからの簡易的な操作で、比較対象となる帳票データ(オーバレイ文字含む)を抽出可能な帳票データ移行検証支援システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の帳票データ移行検証支援システムでは、メインフレーム環境で帳票データとオーバレイ文字を作成するメインフレームシステムと、オープン環境で帳票データとオーバレイ文字を作成するオープンシステムと、作成されたこれら帳票データとオーバレイ文字を受信し、印刷用帳票データを生成する電子帳票サーバと、この電子帳票サーバから任意の印刷用帳票データを受信し、受信した印刷用帳票データから比較用帳票データとオーバレイ文字を抽出する比較用帳票データ出力端末とから成る帳票データ移行検証支援システムであって、
前記比較用帳票データ出力端末が、
前記印刷用帳票データから比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出実行をGUI操作により指示する手段と、
指示に従い比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出を実行する手段と、
抽出された比較用帳票データに含まれる外字文字データや空白文字データを予め抽出条件テーブルに設定した条件に従って削除する手段と、
前記条件に従い外字文字データや空白文字データが削除された比較用帳票データを画面画面上に表示する手段とを備えることを特徴とする。
前記比較用帳票データ出力端末が、
前記印刷用帳票データから比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出実行をGUI操作により指示する手段と、
指示に従い比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出を実行する手段と、
抽出された比較用帳票データに含まれる外字文字データや空白文字データを予め抽出条件テーブルに設定した条件に従って削除する手段と、
前記条件に従い外字文字データや空白文字データが削除された比較用帳票データを画面画面上に表示する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の帳票データ移行検証支援システムを用いれば、一例として、基幹システムをメインフレームからUNIX/Windows等のオープンシステムへ移行を実施する企業が、パソコン(比較用帳票データ出力端末)からの簡易操作で、メインフレームで作成した帳票データとオーバレイ文字と、オープンシステムで作成した帳票データとオーバレイ文字との比較対象データを作成する事ができる。
また、テーブルに予め設定した条件に従い、比較対象データから空白文字や外字文字を除外した比較用帳票データのみを作成する事ができる。
また、比較対象データを比較する事で帳票を作成するジョブの移行確認(帳票を作成するジョブが正しく移行できた)を実施することができる。
また、テーブルに予め設定した条件に従い、比較対象データから空白文字や外字文字を除外した比較用帳票データのみを作成する事ができる。
また、比較対象データを比較する事で帳票を作成するジョブの移行確認(帳票を作成するジョブが正しく移行できた)を実施することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明に係る帳票データ移行検証支援システムの実施の形態を示すシステム構成図である。
電子帳票サーバ12は、メインフレームシステム111とオープンシステム112で作成された帳票を受信、保管するいわゆる電子帳票システムである。
当該電子帳票サーバ12はネットワーク15を介して電子帳票クライアント13a、13nに対して、電子帳票サーバ12に保管されている帳票の参照や検索等のサービスを提供する。この電子帳票サーバ12は、印刷帳票データ生成部121とデータ受信部122を備えている。データ受信部122は基幹システム11から帳票データを受信するものである。印刷帳票データ生成部121は受信した帳票データから印刷用の帳票データを生成するものである。
図1は、本発明に係る帳票データ移行検証支援システムの実施の形態を示すシステム構成図である。
電子帳票サーバ12は、メインフレームシステム111とオープンシステム112で作成された帳票を受信、保管するいわゆる電子帳票システムである。
当該電子帳票サーバ12はネットワーク15を介して電子帳票クライアント13a、13nに対して、電子帳票サーバ12に保管されている帳票の参照や検索等のサービスを提供する。この電子帳票サーバ12は、印刷帳票データ生成部121とデータ受信部122を備えている。データ受信部122は基幹システム11から帳票データを受信するものである。印刷帳票データ生成部121は受信した帳票データから印刷用の帳票データを生成するものである。
電子帳票クライアント13a、13nは、帳票の参照及び印刷を行う者が使用する端末であり、帳票参照・印刷部131が実装され、ネットワーク15を介して、電子帳票サーバ12との間で印刷帳票データの送受信を行う。
ネットワーク15は、Local Area NetworkやWAN(Wide Area Network)に相当する。
電子帳票クライアント端末13a、13nのハードウェア構成と電子帳票サーバ12との構成は同様でOS(Operating System)として、Windows(マイクロソフト社の登録商標)を用いている。電子帳票クライアント端末13a、13nは、例えば帳票の参照や印刷等を実施するクライアントプログラムが実装されている。
帳票データは、電子帳票サーバ12とクライアント13a、13n間で通信され帳票の表示や印刷が可能となる。帳票データは単数又は複数のページからなる帳票である。
ネットワーク15は、Local Area NetworkやWAN(Wide Area Network)に相当する。
電子帳票クライアント端末13a、13nのハードウェア構成と電子帳票サーバ12との構成は同様でOS(Operating System)として、Windows(マイクロソフト社の登録商標)を用いている。電子帳票クライアント端末13a、13nは、例えば帳票の参照や印刷等を実施するクライアントプログラムが実装されている。
帳票データは、電子帳票サーバ12とクライアント13a、13n間で通信され帳票の表示や印刷が可能となる。帳票データは単数又は複数のページからなる帳票である。
比較用帳票データ出力端末16は電子帳票サーバ12と通信を実施し、帳票の参照や印刷等を実施するクライアント端末である。
比較用帳票データ出力端末16において比較用のテキストデータを抽出する際には、まず電子帳票サーバ12から抽出対象となる帳票について印刷用帳票データを取得して選択画面に表示し、その選択画面で比較用の帳票データの抽出操作を受付け、電子帳票サーバ12から受信したデータから印刷用帳票データから比較用の帳票データの抽出を実行し、テキストデータファイル17へ出力を行う。
比較用帳票データ出力端末16において比較用のテキストデータを抽出する際には、まず電子帳票サーバ12から抽出対象となる帳票について印刷用帳票データを取得して選択画面に表示し、その選択画面で比較用の帳票データの抽出操作を受付け、電子帳票サーバ12から受信したデータから印刷用帳票データから比較用の帳票データの抽出を実行し、テキストデータファイル17へ出力を行う。
図2は、帳票データ移行検証支援システムにおけるデータ出力方法を説明した図である。
比較用帳票データ出力端末16から操作メニュー22を選択し、抽出指示メニュー23を押下すると比較用帳票データ出力端末16上に表示されている帳票を対象としてテキストデータの抽出を実施する。
比較用帳票データ出力端末16から操作メニュー22を選択し、抽出指示メニュー23を押下すると比較用帳票データ出力端末16上に表示されている帳票を対象としてテキストデータの抽出を実施する。
図3は、比較用帳票データ出力端末16に定義されているデータ抽出条件テーブルである。
本内容は2つのテーブルからなる。まず1つ目のテーブル(3a)は帳票種類(帳票ID)毎にテキスト出力かプリンタ出力のいずれかを選択するテーブルである。本テーブルは比較用帳票データをバッチ処理で抽出する場合に使用する。
バッチ処理を実行すると、テーブル(3a)の定義に従い帳票ID毎に印刷先が決定される。プリンタ出力の場合は、パソコンに登録されているデフォルトプリンタが出力先プリンタとして採用される。またテキスト出力となっている場合、テーブル(3b)で設定された条件に従いテキスト出力が実施される。
本内容は2つのテーブルからなる。まず1つ目のテーブル(3a)は帳票種類(帳票ID)毎にテキスト出力かプリンタ出力のいずれかを選択するテーブルである。本テーブルは比較用帳票データをバッチ処理で抽出する場合に使用する。
バッチ処理を実行すると、テーブル(3a)の定義に従い帳票ID毎に印刷先が決定される。プリンタ出力の場合は、パソコンに登録されているデフォルトプリンタが出力先プリンタとして採用される。またテキスト出力となっている場合、テーブル(3b)で設定された条件に従いテキスト出力が実施される。
2つ目のテーブル(3b)は帳票ID毎の細かなデータ抽出条件を定義した情報である。
比較用帳票データ出力端末16からのテキスト出力指示や比較用帳票データ生成のバッチ処理で使用される。
また、テーブル(3b)にはテキスト出力先のディレクトリ名321と出力するテキストに外字を含ませるか否か322、空白を含むか否か323の指定を行う。またテキストファイルに出力するテキストデータの長さ324を指定でき、指定されたレコード長を上限にしてテキストデータが作成される。作成するファイル名は図3のテーブル(3b)出力ファイル名325から取得する。
上記図3のテーブルの指定に従い、テキストデータを図4の形式で出力する。
比較用帳票データ出力端末16からのテキスト出力指示や比較用帳票データ生成のバッチ処理で使用される。
また、テーブル(3b)にはテキスト出力先のディレクトリ名321と出力するテキストに外字を含ませるか否か322、空白を含むか否か323の指定を行う。またテキストファイルに出力するテキストデータの長さ324を指定でき、指定されたレコード長を上限にしてテキストデータが作成される。作成するファイル名は図3のテーブル(3b)出力ファイル名325から取得する。
上記図3のテーブルの指定に従い、テキストデータを図4の形式で出力する。
図4は帳票サンプル41に対して比較用帳票データ出力端末16からテキスト出力指示を実施した場合のテキストファイル出力例42である。
オーバレイ文字411、帳票データ文字412がデータの出現順通りにテキストファイル42に出力される。出現順にオーバレイ文字421、帳票データ文字422となる。
ここで、帳票データが出力される範囲は、図3のテーブル(3b)における出力長324で指定する領域長内の帳票データ文字及びオーバレイ文字となる。出力する文字コード範囲については前記図3のテーブル(3b)の外字削除322に従いWindows外字文字を含む、含まない形式で作成が可能となる。
オーバレイ文字411、帳票データ文字412がデータの出現順通りにテキストファイル42に出力される。出現順にオーバレイ文字421、帳票データ文字422となる。
ここで、帳票データが出力される範囲は、図3のテーブル(3b)における出力長324で指定する領域長内の帳票データ文字及びオーバレイ文字となる。出力する文字コード範囲については前記図3のテーブル(3b)の外字削除322に従いWindows外字文字を含む、含まない形式で作成が可能となる。
図5は、メインフレームシステム111とオープンシステム112の比較用データ抽出処理の概要を示したフローチャートである。この処理は比較用帳票データ出力端末16に実装された帳票テキスト抽出部161が実行する。
メインフレームシステム111の帳票は「行」をベースにした帳票であり、FCB(Field Control Block)等といった情報を用いることで帳票を形成している。
メインフレームシステム111の帳票は「行」をベースにした帳票であり、FCB(Field Control Block)等といった情報を用いることで帳票を形成している。
一方、オープンシステムシステム112には「行」という概念はなく、任意の位置に文字を配置する事で帳票を形成している。
このようにメインフレームシステム111とオープンシステムと112では帳票の形成方法が異なるため、比較用データを抽出する事が難しく、比較データを生成するためには、データ形成を同一にする必要があるが容易に実現することはできない。
そこで今回、双方の帳票を表示可能な比較用帳票データ出力端末16を利用する事でデータ比較を実現する。その方法は比較用帳票データ出力端末16において帳票をWindowsで表示する際にメタファイル化して使用しており、メタファイルから文字列データ、フォントデータを抽出し、「行」の概念をあてはめ、再形成したものを比較対象とする。メタファイルに変換した時点でメインフレーム帳票もオープン帳票も同じ座標系(行という座標系)を使用することになるため比較用データとしての抽出が可能となる。
そこで、比較用帳票データ出力端末16では、電子帳票サーバ12から受信した印刷用帳票データをメタデータ化し(ステップ162)、同一行に存在する帳票データ、オーバレイ文字を判定し(ステップ163)、テキストデータにして出力する処理を行単位で実施し(ステップ164、165)、テキストデータとして出力する(ステップ166)ようにしている。
このようにメインフレームシステム111とオープンシステムと112では帳票の形成方法が異なるため、比較用データを抽出する事が難しく、比較データを生成するためには、データ形成を同一にする必要があるが容易に実現することはできない。
そこで今回、双方の帳票を表示可能な比較用帳票データ出力端末16を利用する事でデータ比較を実現する。その方法は比較用帳票データ出力端末16において帳票をWindowsで表示する際にメタファイル化して使用しており、メタファイルから文字列データ、フォントデータを抽出し、「行」の概念をあてはめ、再形成したものを比較対象とする。メタファイルに変換した時点でメインフレーム帳票もオープン帳票も同じ座標系(行という座標系)を使用することになるため比較用データとしての抽出が可能となる。
そこで、比較用帳票データ出力端末16では、電子帳票サーバ12から受信した印刷用帳票データをメタデータ化し(ステップ162)、同一行に存在する帳票データ、オーバレイ文字を判定し(ステップ163)、テキストデータにして出力する処理を行単位で実施し(ステップ164、165)、テキストデータとして出力する(ステップ166)ようにしている。
図6は前記図5の「行判定」をどのように行うかを表したものである。「行」の判定は文字列の高さを利用する。基準となる文字の高さ範囲に他の文字列の中心線があるものを同じ行として連結させる事で実現する。例えば図6の611文字を基準とすると612は同じ行になり、613は別の行と認識する。このようにして文字を行という概念でまとめ、行(文字列)としての認識が可能となる。これらにより、メインフレームシステムとオープンシステムで作成された、それぞれの帳票のデータ抽出を実現する。
11:基幹システム、111:メインフレームシステム、112:オープンシステム、12:電子帳票サーバ、13a、13n:電子帳票クライアント端末、14:印刷帳票、16:比較用帳票データ出力端末、17:テキストデータ。
Claims (1)
- メインフレーム環境で帳票データとオーバレイ文字を作成するメインフレームシステムと、オープン環境で帳票データとオーバレイ文字を作成するオープンシステムと、作成されたこれら帳票データとオーバレイ文字を受信し、印刷用帳票データを生成する電子帳票サーバと、この電子帳票サーバから任意の印刷用帳票データを受信し、受信した印刷帳票データから比較用帳票データとオーバレイ文字を抽出する比較用帳票データ出力端末とから成る帳票データ移行検証支援システムであって、
前記比較用帳票データ出力端末が、
前記印刷用帳票データから比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出実行をGUI操作により指示する手段と、
指示に従い比較用帳票データ及びオーバレイ文字の抽出を実行する手段と、
抽出された比較用帳票データに含まれる外字文字データや空白文字データを予め抽出条件テーブルに設定した条件に従って削除する手段と、
前記条件に従い外字文字データや空白文字データが削除された比較用帳票データを画面画面上に表示する手段とを備えることを特徴とする帳票データ移行検証支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010080754A JP2011215708A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 帳票データ移行検証支援システム |
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JP2010080754A JP2011215708A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 帳票データ移行検証支援システム |
Publications (1)
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Cited By (2)
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WO2018138832A1 (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 株式会社日立製作所 | 情報処理システム及び業務移行方法 |
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-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010080754A patent/JP2011215708A/ja active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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