JP2011215671A - 実作業存在確認システム - Google Patents

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和彦 上田
Yasuhiro Ono
泰弘 小野
Yoshiyuki Mihara
良之 三原
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Abstract

【課題】作業実態の有無を労力をかけることなく管理可能で、工事に対する費用を適切に支払うことのできる実作業存在確認システムを提供すること。
【解決手段】実作業存在確認システム(1)は、電力会社(100)の工事主管箇所(102)に管理される日常保修管理システム(2)と、工事主管箇所(102)とは別の部署である運転担当箇所(102)に管理される作業票管理システム(3)と、から構成される。日常保修管理システム(2)の作業実態確認手段(23)は、作業票管理システム(3)で工事の作業実態があるか否かを判定し、費用支払手段(24)は、作業実態があると確認された工事に対して費用を支払う。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力会社が管理する発電所の工事を適切に運営するための実作業存在確認システムに関する。
電力会社は複数の発電所を有し、これら発電所では、各種設備の安定的な運転を確保するため、日常的に各種設備を点検し異常や経年劣化が見られる場合には保修工事を行っている。電力会社では、複数の発電所におけるこのような工事について、電力会社内の工事主管箇所が一手に発注から検収までの処理を行うことが一般的である。
ここで、近年では、工事主管箇所の管理運営を容易にするため、工事の発注から検収までの一連の処理を行うコンピュータを用いた処理システム(以下、「日常保修管理システム」とする)が知られている。例えば、特許文献1には、発電所における工事の対象の設備を的確に把握可能な日常保修管理システム(保修情報管理システム)が開示されている。
特開2005−321882号公報
また、発電所における工事では、作業員の安全確保及び作業対象設備の損傷を防ぐため、作業対象設備に関連する設備の運転を停止するなどして、確実にアイソレーション(隔離)をした上で作業を行う必要がある。そのため、発電所の運転担当箇所(すなわち、発電所の運転オペレータ)では、工事の作業内容を適切に管理する必要があり、近年では、コンピュータを用いた処理システム(以下、「作業票管理システム」とする)を用いて作業内容の管理を行っている。
ところで、電力会社は、その社会的な性質上、発電所の運営・管理に際し利用者や自治体などの各種関係者へ適切な説明を行う必要があり、工事に対する検収(特に、費用の支払い)についても各種関係者へ適切な説明が求められる。ここで、工事の検収に際し、実際に作業が行われていたか否か、すなわち、作業実態の有無は、日常保修管理システム上で管理されている情報のみに基づいて判断されていた。しかしながら、日常保修管理システムは電力会社の工事主管箇所の1箇所でのみ管理されているため、各種関係者への説明が不十分になるおそれがあった。
図7を参照して、従来における工事の管理について説明する。
電力会社100は、夫々異なる部署である工事主管箇所101及び運転担当箇所102を有している。工事主管箇所101は、工事の発注・検収を行う部署であり、発注した工事に対する費用を複数の発電所毎に集計し、工事請負先200に支払う。運転担当箇所102は、電力会社100の有する発電所の運転を行う部署である。なお、電力会社100が発電所を複数設ける場合には、運転担当箇所102は複数の発電所の夫々に対して複数存在する。工事主管箇所101は、日常保修管理システム2を管理し、運転担当箇所102は、作業票管理システム3を管理する。
発電所において定例パトロールなどに基づいて異常が発見されると、工事主管箇所101は、日常保修管理システム2を用いて工事の発注を行う。具体的には、工事内容、工事の請負先及び工事費用などを決定し、この工事請負先200に工事の依頼をした上で、工事請負先200からの条件を承認することで、工事の発注が行われる。工事の発注が行われると、工事を識別するための作業票番号が自動的に生成され、運転担当箇所102の作業票管理システム3に送られる。
作業票管理システム3では、作業票番号により識別される工事について、工事請負先200に当該工事の内容(例えば、どの設備を隔離する必要があるかなど)を示す作業票の作成を依頼する。その後、工事請負先200から作業票を受け付けると、作業票管理システム3では、受け付けた作業票を管理する。作業票管理システム3では、工事請負先200から作業票を受け付けたことに基づいて、作業実態の有無を把握している。
工事請負先200では、受注した工事について作業票に従った工事を実施すると、その完了報告を工事主管箇所101及び運転担当箇所102に行う。工事主管箇所101では、完了報告を受けた工事を複数の発電所毎に検収し、工事費用を工事請負先200に支払う。ここで、工事の検収は、工事主管箇所101の人員が、日常保修管理システム2の管理する情報に基づいて当該工事が実際に行われたか否かを判断することにより行われている。しかしながら、電力会社100では複数の発電所を運営するとともに、個別の発電所には多数の設備が設けられているため、対象となる工事も多数発生し、作業実態の有無の確認には多大な労力がかかってしまう。また、人手での確認であるため確認ミスが生じる可能性があるとともに、工事主管箇所101の1箇所でのみ作業実態の有無を確認することから、各種関係者への工事に関する説明が不十分になるおそれがあった。そのため、工事に対する適切な費用の支払いを実行可能な仕組みの構築が求められていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業実態の有無を労力をかけることなく管理可能で、工事に対する費用を適切に支払うことのできる実作業存在確認システムを提供することを目的とする。
(1) 電力会社が管理する発電所の工事を適切に運営するための実作業存在確認システムであって、電力会社の工事主管箇所が管理し、前記工事の発注及び発注した前記工事に対する検収を行う日常保修管理システムと、前記発電所の運転担当箇所が管理し、前記工事の作業内容の管理を行う作業票管理システムと、を備え、前記日常保修管理システムは、発注した前記工事について、前記作業票管理システムにおいて作業実態があるか否かを判定する作業実態確認手段と、前記作業実態確認手段により作業実態があると確認された前記工事に対して費用を支払う費用支払手段と、を備える実作業存在確認システム。
(1)の実作業存在確認システムによれば、工事主管箇所が管理する日常保修管理システムは、発電所の運転担当箇所が管理する作業票管理システムにおいて、作業実態確認手段により、工事の作業実態があると判定された工事に対して、費用の支払いを行う。これにより、作業実態の有無を、人手によらず自動的に確認するとともに、電力会社の異なる複数の部署で管理するため、人的ミスを防止できるとともに、社内統制を高めることができ、工事に対する費用を適切に支払うことができる。また、利用者や自治体などの各種関係者に対して適切な説明を行うこともでき、結果として、信頼性の高い発電所運営を実現することができる。
(2) 前記作業票管理システムは、前記日常保修管理システムが発注した前記工事の作業内容を、当該工事の請負先から受け付ける作業票受付手段を備え、前記日常保修管理システムの前記作業実態確認手段は、前記作業票受付手段が前記請負先から前記作業内容を受け付けたか否かに基づいて、作業実態があるか否かを判定する、(1)に記載の実作業存在確認システム。
(2)の実作業存在確認システムによれば、日常保修管理システムを管理する工事主管箇所とは別の部署である発電所の運転担当箇所と、工事の請負先とのやり取りに基づいて、作業実態があるか否かを判定する。これにより、電力会社の複数の部署で点検作業の有無を管理することができ、社内統制を高めることができる。
(3) 前記作業票管理システムは、前記工事の請負先から当該工事の完了を受け付ける工事完了受付手段を備え、前記日常保修管理システムの前記作業実態確認手段は、前記工事完了受付手段が前記請負先から前記工事の完了を受け付けたか否かに基づいて、作業実態があるか否かを判定する、(1)又は(2)に記載の実作業存在確認システム。
(3)の実作業存在確認システムによれば、電力会社の複数の部署で点検作業の有無を管理することができ、社内統制を高めることができる。
(4) 前記日常保修管理システムは、発注した前記工事について前記作業実態確認手段により作業実態があると確認できない場合に、管理者に対して作業実態が確認できない旨を報知する警報手段を備える(1)から(3)の何れかに記載の実作業存在確認システム。
(4)の実作業存在確認システムによれば、工事主管箇所とは別の部署である発電所の運転担当箇所において、工事の作業実態が確認できない場合には、管理者に対してその旨が報知される。これにより、発電所の工事の適切な運営を実現することができる。なお、「管理者」とは、工事主管箇所の担当者であってもよく、また、運転担当箇所の担当者であってもよく、また、工事主管箇所及び運転担当箇所以外の他の部署の担当者であってもよい。
本発明によれば、作業実態の有無を労力をかけることなく管理可能で、工事に対する費用を適切に支払うことができる。
本発明の実作業存在確認システムの概要を示すブロック図である。 本発明の実作業存在確認システムの構成を示すブロック図である。 実作業存在確認システムを構成する日常保修管理システムの発注工事DBを示す図である。 実作業存在確認システムを構成する作業票管理システムの作業票管理DBを示す図である。 作業票管理システムにより管理される作業票の一例を示す図である。 本発明の実作業存在確認システムの処理の流れを示すフローチャートである。 従来における発電所の工事管理方法を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[実作業存在確認システムの概要]
図1を参照して、本発明の実作業存在確認システム1の概要について説明する。
実作業存在確認システム1は、日常保修管理システム2と、作業票管理システム3と、日常保修管理システム2及び作業票管理システム3を通信可能に接続する図示しない通信回線と、から構成される。日常保修管理システム2は、電力会社100の有する発電所の日常的な点検・保修工事の発注や検収を管轄する部署である工事主管箇所101により管理される。作業票管理システム3は、工事主管箇所101とは別の部署であり電力会社100の有する発電所の運転を行う部署である運転担当箇所102により管理される。
本発明の実作業存在確認システム1は、工事請負先200に対して日常保修管理システム2が工事費用を支払う際に、支払い対象の工事が実際にあったか否か(工事実態の有無)を、電力会社100の異なる複数の部署で確認することを特徴とする。より詳細には、工事の発注を行う工事主管箇所101と工事請負先200とのやり取りのみに基づいて、工事費用を支払うのではなく、日常保修管理システム2及び作業票管理システム3を連携し、工事主管箇所101とは異なる部署である運転担当箇所102が管理する情報に基づいて、工事実態の有無を確認することを特徴とする。
[実作業存在確認システムの構成]
図2は、実作業存在確認システム1の構成を示すブロック図である。
実作業存在確認システム1の日常保修管理システム2は、工事発注手段21、発注工事DB22(DB:データベース)、作業実態確認手段23、費用支払手段24、及び警報手段25から構成される。
また、作業票管理システム3は、作業票管理DB31、作業票発注手段32、作業票受付手段33、及び工事完了受付手段34から構成される。
日常保修管理システム2の工事発注手段21は、工事請負先200に対して工事の発注を行う。例えば、発電所において定例パトロールなどに基づいて異常が発見され、報告を受けると、日常保修管理システム2により当該異常を解消するための工事の内容、請負先、工事費用などが決定される。工事発注手段21は、決定された工事請負先200に対して、決定された工事の発注を行う。
工事発注手段21が発注した工事を工事請負先200が受注すると、発注工事DB22には、当該工事に関する各種情報が格納される。例えば、図3に示すように、工事を識別するための「No.」に対応付けて、「工事依頼日」「依頼元」「件名」「工事期間」「工事費用」「作業票番号」などの各種情報が、発注工事DB22に格納される。
このように、工事発注手段21が発注した工事に関する情報を、発注工事DB22に格納することで、日常保修管理システム2(工事主管箇所101)は、工事の作業実態の有無を管理する。
工事発注手段21が工事請負先200に工事を発注すると、当該工事の具体的な内容を規定する作業票を識別するための作業票番号が生成され、当該作業票番号が工事に関する基本的な情報(例えば、件名、工事請負先、対象設備など)に対応付けられて作業票管理システム3に送信される。
作業票番号を受け付けると、作業票管理システム3の作業票管理DB31には、当該作業票番号に関する各種情報が格納される。例えば、図4に示すように、「作業票番号」に対応付けて、「件名」「対象設備」などの各種情報が格納される。なお、作業票管理DB31の作業状況311及び作業票受付日312に関しては、作業票管理システム3が工事の作業実態の有無を管理するための情報であるが、作業票番号を受け付けた時点では、空欄となっている。すなわち、作業票番号を受け付けただけでは、作業票管理システム3において、工事の作業実態があることにはならない。
作業票管理システム3の作業票発注手段32は、工事請負先200に対して、作業票の作成を発注する。発電所の工事は、作業員の安全確保及び作業対象設備の損傷防止の観点から、作業対象設備に関連する設備の運転を停止するなどして、アイソレーションを行う必要がある。そのため、発電所の工事では、工事を安全かつ適切に行うために必要な情報を規定する作業票を作成し、当該作業票に基づいて工事を実施する。
作業票管理システム3の作業票受付手段33は、作成された作業票を工事請負先200から受け付ける。作業票受付手段33は、作業票を受け付けると、作業票管理DB31の作業票受付日312に、作業票の受付日を入力する。
ここで、本実施の形態では、図5に示すように、作業票に作業票番号に対応付けられたバーコード350を付し、当該バーコード350を作業票管理システム3のバーコードリーダで読み込むことで、作業票の受付、及び作業票管理DB31の作業票受付日312への入力を実現することとしている。すなわち、作業票受付手段33の具体的構成を、バーコード350及びバーコードリーダにより実現することとしている。なお、作業票受付手段33は、これに限られず、他の構成により実現することができ、例えば、工事請負先200から、通信回線を介して作業票データを受け付け、当該作業票データを受け付けたことに基づいて、作業票管理DB31の作業票受付日312への入力を行うこともできる。
工事請負先200は、作成した作業票に基づいて工事を行い、工事を完了すると、完了報告を日常保修管理システム2及び作業票管理システム3に行う。
作業票管理システム3の工事完了受付手段34は、完了報告を受け付け、作業票管理DB31の作業状況311に工事が完了したことを示す情報を入力する。例えば、工事完了受付手段34は、作業票番号に対応付けられた工事完了を示すデータを、工事請負先200から受信することに基づいて、完了報告の受け付け、及び作業票管理DB31の作業状況311への入力を行う。
このように工事請負先200から、作業票や完了報告を受け付けることに基づいて、作業票管理システム3では、工事の作業実態の有無を管理する。すなわち、作業票管理システム3では、工事請負先200との独自のやり取りに基づいて、工事の作業実態の有無を独自に管理する。
日常保修管理システム2の作業実態確認手段23は、工事請負先200から工事の完了報告を受け付けると、作業票管理システム3において当該工事の作業実態の有無を管理しているか否かを判定する。具体的には、作業票管理システム3の作業票管理DB31にアクセスし、作業状況311及び(又は)作業票受付日312に情報が入力されているか否かを確認する。その結果、作業実態確認手段23は、作業状況311及び(又は)作業票受付日312に情報が入力されている場合には、当該工事の作業実態があると判定し、作業状況311又は(及び)作業票受付日312に情報が入力されていない場合には、当該工事の作業実態がないと判定する。
費用支払手段24は、作業実態確認手段23により作業実態があると判定されると、発注工事DB22に記憶されている工事費用を工事請負先200に支払う。
警報手段25は、完了報告がなされた工事に関して、作業実態確認手段23により作業実態があることを確認できない場合に、管理者に対して、その旨を報知する。なお、「管理者」とは、工事主管箇所101の担当者であってもよく、また、運転担当箇所102の担当者であってもよく、また、工事主管箇所101及び運転担当箇所102以外の他の部署の担当者であってもよい。
[日常保修管理システム及び作業票管理システムのハードウェア構成]
日常保修管理システム2及び作業票管理システム3の備える各種手段は、コンピュータ及びその周辺装置が備えるハードウェア並びに当該ハードウェアを制御するソフトウェアによって構成される。
上記ハードウェアには、制御装置(制御部)としてのCPUの他、記憶装置(記憶部)、通信装置(通信部)、表示装置(表示部)及び入力装置(入力部)が含まれる。記憶装置(記憶部)としては、例えば、メモリ(RAM、ROMなど)、ハードディスクドライブ(HDD)及び光ディスク(CD、DVDなど)ドライブが挙げられる。通信装置(通信部)としては、例えば、各種有線及び無線インターフェース装置が挙げられる。表示装置(表示部)としては、例えば、液晶ディスプレイ及びプラズマディスプレイなどの各種ディスプレイが挙げられる。入力装置(入力部)としては、例えば、キーボード及びポインティング・デバイス(マウスなど)、バーコードリーダが挙げられる。
上記ソフトウェアには、上記ハードウェアを制御するコンピュータ・プログラムやデータが含まれる。コンピュータ・プログラムやデータは、記憶装置(記憶部)により記憶され、制御装置(制御部)により適宜実行、参照される。
[実作業存在確認システムの処理]
続いて、図6を参照して、実作業存在確認システム1の処理の流れについて説明する。
S1〜S3:初めに、発電所における定例パトロールなどにより異常の報告がなされると、工事主管箇所101が決定した、当該異常を解消するための工事の内容、請負先、工事費用などの情報が、日常保修管理システム2に入力される。日常保修管理システム2は、入力された工事請負先200に対して、工事の発注を行う(S1)。そして、工事請負先200が、発注された工事を受注すると(S2)、日常保修管理システム2は、発注工事DB22に工事を識別するための「No.」に対応付けて、各種情報を入力する(S3)。
S4〜S7:次に、日常保修管理システム2は、作業票管理システム3に対して作業票番号を発行する(S4)。作業票管理システム3では、発行された作業票番号に基づいてデータベースを生成した後、作業票管理システム3の作業票発注手段32は、工事請負先200に対して作業票の作成を依頼する(S5)。工事請負先200は、作成依頼に基づいて、作業票を作成し、作業票管理システム3に送る(S6)。続いて、作業票管理システム3の作業票受付手段33は、工事請負先200から作業票を受け付けると、作業票管理DB31の作業票受付日312に受付日を入力する(S7)。
S8〜S10:続いて、作業票に基づいて対象設備のアイソレーションが行われた後、工事請負先200は工事を行う(S8)。当該工事が完了すると、工事請負先200は、日常保修管理システム2及び作業票管理システム3に対して、完了報告を行う(S9)。作業票管理システム3の工事完了受付手段34は、完了報告を受け付けると、作業票管理DB31の作業状況311に対象の工事が完了したことを示す情報を入力する(S10)。なお、日常保修管理システム2においても、完了報告に基づいて発注工事DB22を更新することとしてもよい。
S11〜S14:続いて、日常保修管理システム2の作業実態確認手段23は、作業票管理システム3の作業票管理DB31にアクセスして、完了報告のあった工事について、作業票管理システム3において作業実態があると管理されているか否かを確認する(S11,12)。このとき、作業票管理システム3において作業実態がある場合には、費用支払手段24は、発注工事DB22に記憶されている工事費用を工事請負先200に対して支払う(S13)。一方、作業票管理システム3において作業実態がない場合には、警報手段25は、管理者に対して、その旨を報知し(S14)、処理を終了する。
[実作業存在確認システムの効果]
以上、本実施形態の実作業存在確認システム1について説明した。本実施形態の実作業存在確認システム1によれば、日常保修管理システム2(工事主管箇所101)が独自に管理する作業実態の有無だけでなく、作業票管理システム3(運転担当箇所102)が独自に管理する作業実態の有無を確認した上で、工事請負先200に工事費用を支払う。これにより、異なる複数の部署で作業実態があることを確認された工事に対して工事費用が支払われるため、利用者や自治体などの各種関係者への説明を適切に行うことができる。
また、異なる部署での作業実態の有無の確認は、作業実態確認手段23が作業票管理DB31にアクセスし所定の情報の入力を確認することで行われるため、人的ミスを防止することができ、労力をかけることなく行うことができる。
また、異なる部署での作業実態を確認できない場合には、警報手段25が管理者に対してその旨を報知するため、発電所の工事の適切な運営を実現することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、作業票管理システム3における作業実態の有無の管理を、作業票管理DB31の作業状況311及び(又は)作業票受付日312に入力された情報に基づいて行うこととしているが、作業状況311及び作業票受付日312という項目は、単なる一例に過ぎず、他の項目により作業実態の有無を管理することとしてもよい。
また、上記実施形態では、日常保修管理システム2の作業実態確認手段23は、工事請負先200から完了報告を受けた後に、作業票管理システム3における作業実態の有無を確認することとしているが、作業実態確認手段23が作業票管理システム3における作業実態の有無を確認するタイミングは、これに限られるものではない。例えば、作業票番号を発行した後の所定のタイミング(例えば、2週間後)で、作業票管理DB31の作業票受付日312を確認することとしてもよい。このとき、当該所定のタイミングにおいて作業票受付日312に作業票の受付日が入力されている場合には、作業実態があると判定し、その後、工事の完了報告を受け付けることに基づいて、工事費用を支払うこととしてもよい。また、当該所定のタイミングにおいて作業票受付日312に作業票の受付日が入力されていない場合には、作業実態がないと判定し、管理者に対し、直ちに所定の報知を行うこととしてもよい。
1 実作業存在確認システム
2 日常保修管理システム
3 作業票管理システム
21 工事発注手段
22 発注工事DB
23 作業実態確認手段
24 費用支払手段
25 警報手段
31 作業票管理DB
32 作業票発注手段
33 作業票受付手段
34 工事完了受付手段

Claims (4)

  1. 電力会社が管理する発電所の工事を適切に運営するための実作業存在確認システムであって、
    電力会社の工事主管箇所が管理し、前記工事の発注及び発注した前記工事に対する検収を行う日常保修管理システムと、
    前記発電所の運転担当箇所が管理し、前記工事の作業内容の管理を行う作業票管理システムと、
    を備え、
    前記日常保修管理システムは、
    発注した前記工事について、前記作業票管理システムにおいて作業実態があるか否かを判定する作業実態確認手段と、
    前記作業実態確認手段により作業実態があると確認された前記工事に対して費用を支払う費用支払手段と、
    を備える実作業存在確認システム。
  2. 前記作業票管理システムは、前記日常保修管理システムが発注した前記工事の作業内容を、当該工事の請負先から受け付ける作業票受付手段を備え、
    前記日常保修管理システムの前記作業実態確認手段は、前記作業票受付手段が前記請負先から前記作業内容を受け付けたか否かに基づいて、作業実態があるか否かを判定する、
    請求項1に記載の実作業存在確認システム。
  3. 前記作業票管理システムは、前記工事の請負先から当該工事の完了を受け付ける工事完了受付手段を備え、
    前記日常保修管理システムの前記作業実態確認手段は、前記工事完了受付手段が前記請負先から前記工事の完了を受け付けたか否かに基づいて、作業実態があるか否かを判定する、
    請求項1又は2に記載の実作業存在確認システム。
  4. 前記日常保修管理システムは、発注した前記工事について前記作業実態確認手段により作業実態があると確認できない場合に、管理者に対して作業実態が確認できない旨を報知する警報手段を備える請求項1から3の何れかに記載の実作業存在確認システム。
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