JP2011215378A - 信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロホン及びスピーカの相互の影響を抑えつつ、各々の周波数特性を算定することを可能にする。
【解決手段】スピーカ17が放音したインパルス音がマイクロホン16により収音されると、応答特定部156は、その収音結果に基づいてインパルス応答を特定する。分離部160は、応答特定部156により特定されたインパルス応答の時系列変化を、マイクロホン16に対応するものとスピーカ17に対応するものとに時間軸上で分離する。分離部160は、例えば第1時間範囲のインパルス応答を、マイクロホン16に対応するものとする。マイクロホン16の振動面はスピーカ17のそれよりも小さく、マイクロホン16に依存するインパルス応答は短期間(第1時間範囲)に集中して現れる。一方、分離部160は、例えば第1時間範囲に後続する第2時間範囲のインパルス応答をスピーカ17に対応するものとして分離する。
【選択図】図2

Description

本発明は、音響機器の周波数特性を算定するための技術に関する。
マイクロホンやスピーカなどの音響機器においては、個体差によって各々の周波数特性が異なるし、また、その特性が経時変化することがある。よって、音場特性を調整する場合などに、音響機器の周波数特性を調べたい場合がある。例えば特許文献1には、空間の音響特性を所望のものにするために、スピーカとマイクとを用いてスピーカの周波数特性を補正することが記載されている。
特開2008−227680号公報
ところで、マイクロホン及びスピーカの双方に固有の周波数特性があるため、特許文献1に記載された技術では、相互の影響を受けないで機器ごとの周波数特性を独立して求めることは難しい。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロホン及びスピーカの相互の影響を抑えつつ、各々の周波数特性を算定することを可能にする技術を提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明に係る信号処理装置は、音信号を供給する音源と、振動面が振動して収音するマイクロホンが接続される第1接続部と、前記音源から供給される音信号に応じて前記振動面よりも大きい振動面が振動して放音するスピーカが接続される第2接続部と、前記音源が供給する所定の音信号に応じて前記スピーカにより放音されたインパルス音が、前記第1接続部に接続され当該スピーカからあらかじめ決められた距離に配置された前記マイクロホンによって収音されると、その収音結果に基づいてインパルス応答を特定する応答特定手段と、前記応答特定手段により特定された前記インパルス応答の時系列変化を、前記距離に応じて、前記マイクロホンに対応するものと前記スピーカに対応するものとに分離する分離手段とを備えることを特徴とする。
好ましい態様において、前記分離手段により前記マイクロホンに対応するものとして分離されたインパルス応答に基づいて、前記マイクロホンの周波数特性を算定する第1算定手段と、前記分離手段により前記スピーカに対応するものとして分離されたインパルス応答に基づいて、前記スピーカの周波数特性を算定する第2算定手段と、前記マイクロホンの基準となる周波数特性である第1周波数特性と、前記スピーカの基準となる周波数特性である第2周波数特性とを記憶する記憶手段と、前記マイクロホンにより収音された音を表す音信号を調整する第1調整手段と、前記音源から供給される音信号を調整する第2調整手段と、前記第1算定手段により算定された周波数特性を前記第1周波数特性に近づけさせるように前記第1調整手段の調整内容を補正し、前記第2算定手段により算定された周波数特性を前記第2周波数特性に近づけさせるように、前記第2調整手段の調整内容を補正する補正手段とを備える。
別の好ましい態様において、前記第2算定手段は、前記応答特定手段により特定されたインパルス応答から算定した周波数特性と、前記第1算定手段により算定された前記マイクロホンの周波数特性の逆特性とに基づいて、前記スピーカの周波数特性を算定する。
本発明によれば、マイクロホン及びスピーカの相互の影響を抑えつつ、各々の周波数特性を算定することを可能にすることができる。
音処理装置の構成を示すブロック図 第1実施形態の信号処理部の構成を示すブロック図 インパルス音及びそのインパルス応答を説明するグラフ インパルス応答を説明する図 第2実施形態の信号処理部の構成を示すブロック図 補正部の処理を説明するグラフ
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、この実施形態の音処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
音処理装置1は、ここではカラオケ装置である。図1に示すように、音処理装置1は、制御部11と、操作部12と、表示部13と、記憶部14と、信号処理部15とを備える。図1に示すマイクロホン16及びスピーカ17は、それぞれ信号処理部15に対して着脱可能である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部14に記憶されたプログラムを実行して、音処理装置1の各部を制御する。操作部12は、例えばリモコンや装置本体の操作子であり、利用者によって操作が行われると、その操作内容に応じた操作信号を制御部11へ出力する。表示部13は、例えば液晶ディスプレイを備える表示手段であり、カラオケ伴奏に関するイメージ画像や歌詞テロップを含む各種の情報を表示する。記憶部14は、例えばハードディスク装置を備えた記憶手段の一例に相当し、制御部11が動作するためのプログラムや、楽曲データや歌詞テロップなどのカラオケ伴奏に関する各種のデータを記憶する。記憶部14は、これ以外にも、マイクロホン16の基準となる周波数特性である「第1基準特性」、及びスピーカ17の基準となる周波数特性である「第2基準特性」を記憶する。信号処理部15は、本発明の信号処理装置に相当するものである。信号処理部15は、例えばDSP(Digital Signal Processor)であり、制御部11の制御に応じて、各種の信号処理を行うものである。
音処理装置1は、上記以外にもカラオケ装置が通常有する機能を備える。例えば、音処理装置1は通信手段を有し、通信回線を介して接続された外部装置から楽曲データを取得する。また、この実施形態の周波数特性とは、特に断りのない限り、音圧レベルの周波数特性のことをいう。
図2は、信号処理部15の構成を示すブロック図である。
第1接続部151Aは、マイクロホン16が接続される接続端子であり、例えばマイクロホン16のプラグが差し込まれるジャックである。第2接続部151Bは、スピーカ17が接続される接続端子であり、例えばスピーカ17のプラグが差し込まれるジャックである。
信号処理部15に接続可能なマイクロホン16は、ムービング・コイル型のように振動体であるダイヤフラムを有し、そのダイヤフラムが音波を受けて振動して電気信号である音信号を得るものである。マイクロホン16は、収音した音を表すアナログ形式の音信号を信号処理部15に出力する。信号処理部15に接続可能なスピーカ17は、ダイナミック型のように振動体(振動板)を有する。スピーカ17は、電気信号である音信号が供給されると、その音信号に応じて振動板が振動して放音するものである。
スピーカ17が有する振動板の振動面はマイクロホン16が有するダイヤフラムの振動面よりも大きい。マイクロホン16が有するダイヤフラムの振動面は、ダイヤフラムのうち音波が伝播する空間に面している面である。スピーカ17が有する振動板の振動面は、振動板の振動によって音波を放射する空間に面している面である。
A(Analog)/D(Digital)変換器152Aは、第1接続部151Aを介してマイクロホン16から音信号が供給されると、その音信号をデジタル形式の音信号に変換して出力するものである。
第1イコライザ153Aは、A/D変換器152Aから供給される音信号に電気的な調整を加える第1調整手段の一例に相当する。第1イコライザ153Aは、ユーザの操作部12の操作内容に応じて制御部11により制御されることで、音信号に対し音響効果を付与する調整を行う。第1イコライザ153Aは、マイクロホン16から出力される音信号を調整の対象とするもので、少なくとも音信号によって表される各周波数帯の音圧レベルを調整する機能を有している。
音源154は、カラオケ楽曲など各種の音を表す音信号や、測定音信号を供給するものである。測定音信号は、スピーカ17にインパルス音を放音させるための所定の音信号である。
ミキサ155は、第1イコライザ153Aによって調整された音信号と、音源154から供給される音信号とを合成して出力するものである。
第2イコライザ153Bは、ミキサ155から供給される音信号に電気的な調整を加える第2調整手段の一例に相当する。第2イコライザ153Bは、ユーザの操作部12の操作内容に応じて制御部11により制御されることで、音信号に対し音響効果を付与する調整を行う。第2イコライザ153Bは、音源154から供給される音信号を調整の対象とするもので、少なくとも音信号によって表される各周波数帯の音圧レベルを調整する機能を有している。換言すると、第2イコライザ153Bは、音源154からマイクロホン16を介さずにスピーカ17に供給される音信号を調整の対象とする。
D(Digital)/A(Analog)変換器152Bは、第2イコライザ153Bから音信号が供給されると、これをアナログ形式の音信号に変換して出力するものである。D/A変換器152Bが出力する音信号は、第2接続部151Bを介してスピーカ17に供給される。
なお、D/A変換部152Bとスピーカ17との間には、実際にはプリアンプやパワーアンプが設けられるが、ここではその説明を省略する。
カラオケ伴奏に関わる機能は、信号処理部15のうちの上記構成によって実現されるものである。続いて、カラオケ伴奏に関わるもの以外の機能を実現するための構成について説明する。
応答特定部156は、本発明の応答特定手段の一例に相当し、音源154が供給する測定音信号に応じてスピーカ17によりインパルス音が放音された際に動作するものである。応答特定部156は、インパルス音がマイクロホン16によって収音されると、その収音結果に基づいてインパルス応答を特定する。
なお、このとき、マイクロホン16とスピーカ17との距離があらかじめ決められた距離となるように両者は配置されているとする。この配置については、スピーカ17の放音面にマイクロホン16の収音面を向けて、例えば治具を利用して両者の位置関係を決めるとよい。
ここで、スピーカ17から放音されるインパルス音とインパルス応答とについて具体的に説明する。図3は、インパルス音及びそのインパルス応答の振幅の時系列変化を示すグラフである。図3(a)は、インパルス音の振幅の時系列変化を示したものである。図3(b)は、インパルス応答の振幅の時系列変化を示したものである。図3(a),(b)において、横軸はそれぞれ時間軸を表す。
図3(a)に示すように、インパルス音は、短期間に振幅が急激に大きくなる音波によって表される。このインパルス音が放音される期間を、以下では「インパルス期間Δti」と称する。また、図3(a)に示すように、インパルス期間Δtiの後においても、振幅がゼロでない音波が放射され続ける。これは、インパルス期間Δtiにおけるインパルス音の放音後においても、振動板が振動し続けることによって生じるものである。つまり、所望するインパルス音の放音により振動板が振動させられた後においても、その残響によって振動板が暫く振動し続ける。このように、インパルス期間Δtiに後続して、インパルス音の残響音が放音される期間を、以下では「残響期間Δtr」と称する。
次に、図3(b)に示すように、インパルス期間Δtiのインパルス音が放音された時刻を「0」とした場合、インパルス応答にあっては時刻td以降に振幅が大きくなっている。より具体的には、インパルス期間Δtiのインパルス音に対するインパルス応答は、時刻tdから開始する第1時間範囲Δta1に現れる。そして、この第1時間範囲Δta1あっては、振幅が比較的大きいインパルス応答が短期間に多数現れている。
なお、時刻tdは、スピーカ17とマイクロホン16との距離によって定まるものであり、その距離を音速で除した時間により定まると考えてよい。
このように、インパルス期間Δtiのインパルス音に対するインパルス応答が第1時間範囲Δta1に現れるが、それに後続する第2時間範囲Δta2においてもインパルス応答が現れる。この第2時間範囲Δta2のインパルス応答は、残響期間Δtrのインパルス音によって現れるものである。つまり、所望するインパルス音の後にも残響音が放音され続けるので、その応答が第2時間範囲Δta2に現れる。
応答特定部156は、第1時間範囲Δta1及び第2時間範囲Δta2を少なくとも含む時間範囲Δtaのインパルス応答を特定する。
分離部160は、本発明の分離手段の一例に相当し、応答特定部156により特定されたインパルス応答の時系列変化を、マイクロホン16とスピーカ17との距離に応じて、マイクロホン16に対応するものとスピーカ17に対応するものとに時間軸上で分離する。
第1算定部157は、本発明の第1算定手段の一例に相当し、分離部160によって分離された第1時間範囲Δta1のインパルス応答に基づいて、マイクロホン16の周波数特性を算定する。
第2算定部158は、本発明の第2算定手段の一例に相当し、分離部160によって分離された第2時間範囲Δta2のインパルス応答に基づいて、スピーカ17の周波数特性を算定する。具体的には、第2算定部158は、時間範囲Δtaのインパルス応答から算定した周波数特性と、第1時間範囲Δta1のインパルス応答から求められたマイクロホン16の周波数特性の逆特性とに基づいて、スピーカ17の周波数特性を算定する。この逆特性は、マイクロホン16の周波数特性を平坦な特性にする(各周波数で音圧レベルを一定にする)ために、そのマイクロホン16の周波数特性に掛け合わされるべき特性である。第2算定部158は、時間範囲Δtaのインパルス応答から算定した周波数特性と、マイクロホン16の周波数特性の逆特性との演算により、マイクロホン16の周波数特性を打ち消した後に、スピーカ17の周波数特性を算定する。
図4は、第1算定部157及び第2算定部158が周波数特性の算定に用いるインパルス応答を説明する図である。図4に示すグラフは、横軸が時間軸であり、図3(b)に示すインパルス応答を模式的に表したものである。
図4に示すように、第1算定部157は第1時間範囲Δta1という、インパルス応答が現れてから短期間のインパルス応答を用いて周知の高速フーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transform)を行って、周波数解析を行う。第1時間範囲Δta1は、例えば時刻tdから1ミリ秒間である。第2算定部158は、第2時間範囲Δta2を含む時間範囲Δtaのインパルス応答を参照し、この時間範囲Δtaのインパルス応答を用いて周知の高速フーリエ変換を行うことによって周波数解析をする。時間範囲Δtaは、例えば時刻tdから10ミリ秒間である。
次に、マイクロホン16の周波数特性を算定する際に第1時間範囲Δta1のインパルス応答を用い、スピーカ17の周波数特性を算定する際に第2時間範囲Δta2のインパルス応答を用いる理由について説明する。
上述したように、マイクロホン16のダイヤフラムの振動面に対してスピーカ17の振動板の振動面が大きく、インパルス音の放音時にあっては、比較的広い時間範囲に渡ってスピーカ17の振動板が振動する。インパルス音の収音によってマイクロホン16のダイヤフラムも振動するが、この場合も、インパルス期間Δtiのインパルス音に応じた振動をする期間と、残響期間Δtrの残響音に応じた振動をする期間とに分けられる。これらのうちインパルス期間Δtiに対応する振動期間がおおよそ上記第1時間範囲Δta1に相当し、残響期間Δtrに対応する振動期間がおおよそ第2時間範囲Δta2に相当する。
上述したように、スピーカ17の振動面の方がマイクロホン16の振動面よりも大きいので、スピーカ17の振動期間はマイクロホン16のそれよりも長くなり、スピーカ17に依存するインパルス応答は第2時間範囲Δta2のように広範囲に分散する。一方、マイクロホン16のダイヤフラムは小さいから、その振動期間が短く、マイクロホン16に依存するインパルス応答がごく短い第1時間範囲Δta1に集中して現れる。よって、第2時間範囲Δta2にあっては、スピーカ17の振動面の振動によって生じるインパルス応答が占める割合が、マイクロホン16の振動面の振動によるインパルス応答が占めるものよりも多くなるものと考えられる。
以上の理由により、分離部160は、第1時間範囲Δta1のインパルス応答をマイクロホン16に対応するものとして分離し、第1算定部157はその分離されたインパルス応答に基づいて周波数特性を算定すれば、スピーカ17に依存して生じるインパルス応答が多い第2時間範囲Δta2の影響を除外することができる。よって、スピーカ17による影響を抑えつつ、第1算定部157はマイクロホン16の周波数特性をより正確に算定することができる。
また、分離部160は、第2時間範囲Δta2を含む時間範囲Δtaのインパルス応答をスピーカ17に対応するものとして分離し、第2算定部158はその分離されたインパルス応答に基づいて周波数特性を算定する。この場合、第2算定部158は、スピーカ17に依存するインパルス応答が多く含まれる第2時間範囲Δta2を参照することになる。よって、第2算定部158は、マイクロホン16による影響を抑えつつ、第2算定部158はスピーカ17の周波数特性を算定することができる。
第1算定部157及び第2算定部158は、それぞれ算定した周波数特性を示す情報を制御部11に出力する。
制御部11は、記憶部14に記憶しておいた第1基準特性と、算定されたマイクロホン16の周波数特性を対比したグラフを表示部13に表示させる。また、制御部11は、記憶部14に記憶しておいた第2基準特性と、算定されたスピーカ17の周波数特性を対比したグラフを表示部13に表示させる。この表示部13の表示内容を見たユーザは、マイクロホン16及びスピーカ17がそれぞれどの程度基準特性に対して異なっているかを判断する。そして、両特性が大きく異なっていると判断すれば、ユーザは、操作部12を操作して、第1イコライザ153A及び第2イコライザ153Bが音信号に対し付与する音響効果を調整し、所望する特性となるようにする。また、調整が困難であるくらいに両特性の差異が大きければ、ユーザは、マイクロホン16やスピーカ17をメンテナンスしたり、新品と交換したりするなど、必要な対処を行う。
また、制御部11は、算定された周波数特性と、第1及び第2基準特性との音圧レベルの差異を所定の周波数幅単位で累積し、その累積値が閾値以上となった場合には、「マイクを交換してください。」「スピーカが劣化しています。」といったメッセージを表示部13に表示させて、マイクロホン16やスピーカ17の周波数特性に関する情報を報知してもよい。
なお、この報知の内容はあくまで一例であり、その内容は前掲のものに限定されない。
以上説明した第1実施形態のように、マイクロホン16及びスピーカ17の振動面の大小関係によりインパルス応答が現れる時間範囲が異なる。これを利用し、第1算定部157は第1時間範囲Δta1のインパルス応答に基づいてマイクロホン16の周波数特性を算定し、第2算定部158は第2時間範囲Δta2のインパルス応答に基づいてスピーカ17の周波数特性を算定する。この構成により、音響機器の相互の影響を抑えつつ、マイクロホン及びスピーカの周波数特性を独立して求めることができる。
なお、第2算定部158にあっては、第1時間範囲Δta1から算定されたマイクロホン16の周波数特性と、時間範囲Δtaから算定した周波数特性の逆特性に基づいて、スピーカ17の周波数特性を算定する。これにより、音処理装置1にあっては、マイクロホン16及びスピーカ17の周波数特性を算定する際には、インパルス音を1回だけ放音するだけでよい。よって、複数回のインパルス音を要する場合に比べて、周波数特性の算定に関する処理に要する時間を短くすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
この実施形態の音処理装置1の全体的なハードウェア構成は、上述した第1実施形態と同じである。この実施形態では、信号処理部は、算定したマイクロホン16及びスピーカ17の周波数特性に基づいて、第1イコライザ153A及び第2イコライザ153Bの調整内容を自発的に補正する機能を有する。
以下の説明において、この実施形態のカラオケ装置が備える構成のうち、第1実施形態の音処理装置1が備える構成と共通するものは同一の符号を付して表し、それらの構成の説明を省略する。
図5は、この実施形態の信号処理部15aのハードウェア構成を示すブロック図である。
図5に示すように、信号処理部15aは上述した第1実施形態と同じ構成のほか、補正部159を有している。
補正部159は、本発明の補正手段の一例であり、第1算定部157により算定されたマイクロホン16の周波数特性に基づいて、第1イコライザ153Aの調整内容を補正する。また、補正部159は、第2算定部158により算定されたスピーカ17の周波数特性に基づいて、第2イコライザ153Bの調整内容を補正する。
図6は、補正部159が行う補正処理を説明する図である。
例えば、マイクロホン16の周波数特性及び第1基準特性が、図6(a)に示すものであったする。図6(a)において、横軸は周波数を表し、縦軸は音圧レベルを表す。そして、点線はマイクロホン16の第1基準特性を表し、実線は第1算定部157により算定されたマイクロホン16の周波数特性を表す。
補正部159は、第1算定部157により算定された周波数特性と、マイクロホン16の基準特性との音圧レベルの差異を所定の周波数幅ごとに特定し、その差異を小さくするように第1イコライザ153Aの調整内容を補正する。具体的には、補正部159は、図6(a)に実線で示される周波数特性を点線で示される第1基準特性に近づけさせるよう、周波数範囲fm1の音圧レベルを低め、周波数範囲fm2の音圧レベルを高めるよう第1イコライザ153Aを調整する。
また、スピーカ17の周波数特性及び第2基準特性が、図6(b)に示すものであったする。図6(b)において、横軸は周波数を表し、縦軸は音圧レベルを表す。そして、点線はスピーカ17の第2基準特性を表し、実線は第2算定部158により算定されたスピーカ17の周波数特性を表す。
補正部159は、第2算定部158により算定された周波数特性と、マイクロホン16の基準特性との音圧レベルの差異を所定の周波数幅ごとに特定し、その差異を小さくするように第2イコライザ153Bの調整内容を補正する。具体的には、補正部159は、図6(b)に実線で示される周波数特性を点線で示される第2基準特性に近づけさせるよう、周波数範囲fs1の音圧レベルを高め、周波数範囲fs2の音圧レベルを低めるよう第2イコライザ153Bを調整する。
補正部159による補正後にあっては、第1イコライザ153Aは、第1算定部157により算定された周波数特性を第1基準特性に近づけさせるように、マイクロホン16が収音した音を表す音信号を調整することとなる。また、第2イコライザ153Bは、第2算定部158により算定された周波数特性を第2基準特性に近づけさせるように、音源154から供給される音信号を調整することとなる。
以上説明した第2実施形態によれば、ユーザが意識しなくともマイクロホン16及びスピーカ17が適した周波数特性に調整されるので、ユーザに強いられる周波数特性の調整に関する負担を小さくすることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した各実施形態では、本発明の信号処理装置を、カラオケ装置である音処理装置1の信号処理部に適用した。これ以外にも、本発明の信号処理装置は、汎用のコンピュータ装置に適用することもできるし、例えばマイクロホン及びスピーカの周波数特性を検査する検査装置に適用してもよい。この検査装置は、第1接続端子にマイクロホンが接続され、第2接続端子にスピーカが接続されて、ユーザにより所定の操作が行われわれると、音源からの測定音信号に応じてスピーカからインパルス音を放音する。このとき、マイクロホンとスピーカとの距離があらかじめ決められた距離となるように、検査装置が構成されていることが好ましい。そして、上述した実施形態のアルゴリズムに従って、信号処理部がマイクロホン及びスピーカの周波数特性を算定すると、その検査結果を示す情報を報知する。この報知によって、ユーザは、マイクロホンやスピーカが劣化しているか否かなどの機器の状態を知ることができる。
なお、上述した検査装置など、装置によっては第1イコライザ153Aや第2イコライザ153Bに相当するものは不要である。
(変形例2)
上述した第2実施形態では、音処理装置1は、インパルス音を1度だけ放音してマイクロホン16及びスピーカ17の周波数特性をそれぞれ算定していた。上述の第2実施形態の構成を以下のように変形してもよい。
まず、音源154から測定音信号が供給され、スピーカ17により1回目のインパルス音が放音される。そして、第1算定部157がマイクロホン16の周波数特性を算定すると、補正部159は、その周波数特性の逆特性に基づいて、第1イコライザ153Aの調整内容を補正して、平坦な特性となるようにする。これにより、まず、マイクロホン16の周波数特性が第1基準特性となるように調整されたことになる。続いて、音源154から測定音信号が供給され、スピーカ17により2回目のインパルス音が放音される。そして、第2算定部158は、応答特定部156によって特定された時間範囲Δtaのインパルス応答に基づいて、スピーカ17の周波数特性を求める。そして、補正部159は、第2基準特性に基づいて、第2イコライザ153Bの調整内容を補正する。この場合、既にマイクロホン16の周波数特性が第1基準特性となるように調整されているから、マイクロホン16の周波数特性による影響を無視することができる。この構成であっても、上述の第2実施形態と同様、機器の相互の影響を抑えつつ、信号処理部15aは周波数特性を算定することができる。
このように、音処理装置1は、マイクロホン16及びスピーカ17の周波数特性の算定に複数回インパルス音を放音してもよい。また、この変形例の構成を第1実施形態の構成に組み合わせ、ユーザ自身が、補正部159が実行する補正処理に相当する調整を行うようにしてもよい。
(変形例3)
上述した各実施形態では、第1及び第2基準特性は、それぞれ各周波数で同一の音圧レベルの平坦な特性を表すものであったが、第1及び第2基準特性はどのような特性であってもよい。例えば、低音の周波数特性を重視するのであれば、低周波数であるほど音圧レベルを高くし、高周波数であるほど音圧レベルを低くした特性としてもよい。
(変形例4)
また、本発明の信号処理装置を、音場特性を制御する装置(以下、「音場制御装置」という。)に適用してもよい。
例えば、音場制御装置は、本番演奏前などの音場特性の調整時において、測定音信号に応じて、複数のそれぞれのスピーカにインパルス音を放音させる。音場制御装置は、スピーカに放音させたインパルス音がマイクロホンにより収音されると、その収音した音を表す音信号に基づいて、スピーカ及びマイクロホンの音圧レベルの周波数特性を音場特性として特定する。
次に、補正部159は、特定した音場特性と、その音場において基準となる音場特性(以下、「基準音場特性」という。)とを対比して、音場特性を基準音場特性に近づけるために、各マイクロホン及びスピーカの周波数特性の調整を行う。ここでも、補正部159は、マイクロホンの周波数特性を調整するために第1イコライザである調整手段の調整内容を補正し、スピーカの周波数特性を調整するために第2イコライザである調整手段の調整内容を補正する。基準音場特性についてはあらかじめ決められており、それを表すデータは記憶部14に記憶されている。基準音場特性は、好ましい音場特性を表すものとして定められていればよく、音場の種類、音楽の種類、公演の内容、及びPAエンジニアの嗜好などの音場の条件に応じたものである。補正部159は、PAエンジニアの操作部12の操作により、音場の種別などを含む音場の条件が入力されると、入力された音場の条件に応じた基準音場特性に近づけるよう、音場特性を制御する。ここでは、補正部159は、特定された音場特性の音圧レベルの周波数特性と、周波数成分ごとに決められた基準音場特性の音圧レベルの周波数特性とを対比し、両者の差異が小さくなるよう各調整手段の調整内容を補正して、マイクロホン及びスピーカの周波数特性を調整する。
なお、補正部159による制御の対象となる音場特性は、音圧レベルの周波数特性以外のものであってもよく、例えば残響特性としてもよい。この場合、補正部159は、例えば低周波数帯域の長すぎる残響時間を短くするよう、低周波数帯域の音圧レベルを低める制御が為されてもよい。また、或る特定の場所での或る周波数の音を局所的に低減したい場合には、補正部159は、その特定の場所付近にあるスピーカの周波数特性について、その周波数の音圧レベルを低めるように調整手段の調整内容を補正するとよい。
以上の音場制御装置によれば、調整手段の自動制御によって、音場ごとの個別の音響特性をあらかじめ決められた特性となるように制御することができる。また、この補正部159の制御により、音場ごとの条件によらず基準音場特性に調整されるので、PAエンジニアにしてみれば、音場の特性によって調整内容の差異が小さくなる。よって、PAエンジニアは、自身の好みに応じた音場特性となるようにミキサなどを調整する際には、音場制御装置による自動制御がない場合に比べて、音作りの作業がやり易く、PAエンジニアにとって音場特性の調整をしやすくなる。
(変形例5)
また、上述した第1実施形態において、信号処理部15は、分離部160によって分離されたインパルス応答に基づいて周波数特性を算定するために、第1算定部157及び第2算定部158を有していた。これに代えて、信号処理部15の第1算定部157及び第2算定部158の構成を省略し、例えば、分離部160はインパルス応答の分離結果を表す情報を信号処理部15外に出力してもよい。この場合、信号処理部15から見て外部装置(例えば、制御部11)が、第1算定部157及び第2算定部158に相当する機能を実現するとよい。
また、上述した第1時間範囲Δta1及び第2時間範囲Δta2は、それぞれ、インパルス応答の時系列変化を、マイクロホン16に対応するものとスピーカ17に対応するものとに分離するためのアルゴリズムを説明するために用いたものである。よって、分離部160はあらかじめ区切られた時間範囲に応じてインパルス応答を分離する構成に限られるものではないし、例えば、インパルス応答の振幅や出現の周期などを参照してインパルス応答を分離してもよい。
(変形例6)
上述した各実施形態における音処理装置1の制御部11や信号処理部15,15aにより実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供し得る。また、インターネットのようなネットワーク経由で音処理装置1にダウンロードさせることも可能である。
1…音処理装置、11…制御部、12…操作部、13…表示部、14…記憶部、15,15a…信号処理部、151A…第1接続部、151B…第2接続部、153A…第1イコライザ、153B…第2イコライザ、154…音源、155…加算器、156…応答特定部、157…第1算定部、158…第2算定部、159…補正部、160…分離部、16…マイクロホン、17…スピーカ。

Claims (3)

  1. 音信号を供給する音源と、
    振動面が振動して収音するマイクロホンが接続される第1接続部と、
    前記音源から供給される音信号に応じて前記振動面よりも大きい振動面が振動して放音するスピーカが接続される第2接続部と、
    前記音源が供給する所定の音信号に応じて前記スピーカにより放音されたインパルス音が、前記第1接続部に接続され当該スピーカからあらかじめ決められた距離に配置された前記マイクロホンによって収音されると、その収音結果に基づいてインパルス応答を特定する応答特定手段と、
    前記応答特定手段により特定された前記インパルス応答の時系列変化を、前記距離に応じて、前記マイクロホンに対応するものと前記スピーカに対応するものとに分離する分離手段と
    を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記分離手段により前記マイクロホンに対応するものとして分離されたインパルス応答に基づいて、前記マイクロホンの周波数特性を算定する第1算定手段と、
    前記分離手段により前記スピーカに対応するものとして分離されたインパルス応答に基づいて、前記スピーカの周波数特性を算定する第2算定手段と、
    前記マイクロホンの基準となる周波数特性である第1周波数特性と、前記スピーカの基準となる周波数特性である第2周波数特性とを記憶する記憶手段と、
    前記マイクロホンにより収音された音を表す音信号を調整する第1調整手段と、
    前記音源から供給される音信号を調整する第2調整手段と、
    前記第1算定手段により算定された周波数特性を前記第1周波数特性に近づけさせるように前記第1調整手段の調整内容を補正し、前記第2算定手段により算定された周波数特性を前記第2周波数特性に近づけさせるように、前記第2調整手段の調整内容を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記第2算定手段は、
    前記応答特定手段により特定されたインパルス応答から算定した周波数特性と、前記第1算定手段により算定された前記マイクロホンの周波数特性の逆特性とに基づいて、前記スピーカの周波数特性を算定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
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