JP2011213329A - 車体後部の下部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リヤフロア2の後縁を、その車幅方向中央を下方に突出させてハット形状に屈曲形成し、リヤフロアの後縁に垂直方向に延びる接合用フランジ2fを設け、車幅方向に延びるバックパネル4を設け、接合用フランジとバックパネルとを重ね合わせて配置し、バックパネルの下縁の車幅方向中央が、リヤフロアの後縁の屈曲部2b,2c,2d,2eに対応した湾曲部4b,4c,4d,4eを有するように下方に突出形成され、部品取付用の取付ブラケット6が、バックパネルの背面4aに取付けられ、かつリヤフロアの屈曲部の接合用フランジとバックパネルの湾曲部との重ね合わせ部分11にて3枚重ね接合されている、車体後部1の下部構造。
【選択図】図3
Description
本発明の車体後部の下部構造は、車両のリヤフロアの後縁を、その車幅方向中央を下方に突出させるようにハット形状に屈曲形成し、前記リヤフロアの後縁に垂直方向に延びる接合用フランジを設け、車幅方向に延びるバックパネルを設け、前記リヤフロアの接合用フランジと前記バックパネルとを重ね合わせて配置し、車体後部に配置される部品を取付け可能に構成されている。当該車体後部の下部構造にて、前記バックパネルの下縁の車幅方向中央が、前記リヤフロア後縁の屈曲部に対応した湾曲部を有するように下方に突出形成され、前記部品を取付けるための取付ブラケットが、前記バックパネルの背面に配置され、かつ前記リヤフロアの屈曲部に設けられる前記接合用フランジと前記バックパネルの湾曲部との重ね合わせ部分にて3枚重ね接合されている。
そのため、前記バックパネル及び前記リヤフロアの接合用フランジとの重ね合わせ部分にて、前記車体後部の部品を取付けるための前記取付ブラケットが3枚重ね接合され、さらに、前記取付ブラケットを配置する前記バックパネルの湾曲部は、湾曲により周囲より剛性が高められ、剛性が高くなった前記リヤフロア後縁の屈曲部に対応して配置されているので、前記取付ブラケットの取付け剛性が向上することとなる。従って、振動及び騒音の発生を防止し、かつ剛性の高い構造によって前記部品を支持することができる。さらに、車幅方向に長く延びる前記バックパネルに前記取付ブラケットを取付けることができるので、前記部品の取付けに関するレイアウト自由度を高くすることができる。前記バックパネルの湾曲部及び前記リヤフロアの屈曲部の接合用フランジとともに重ねて配置される前記取付ブラケットを3枚重ね接合すればよいので、従来と比較して接合箇所を少なくでき、前記部品の取付作業を容易にすることができる。前記バックパネルの湾曲部の限られた範囲に配置される前記取付ブラケットは小さいので、従来と比較して車両重量を低減させることができる。
よって、主にバックパネルを用いた支持構造によって、前記車体後部の部品の取付けに関するレイアウト自由度を高くし、前記部品の取付け作業を容易にし、車両重量を低減し、振動及び騒音の発生を防止し、かつ剛性の高い構造によって前記部品を支持することができる。
図1〜図5を参照して、車体後部1の主な構造を説明する。車体後部1には、水平方向に広がるリヤフロア2が設けられている。リヤフロア2の車幅方向両端は、前後方向に延びる車幅方向左右一対のリヤサイドメンバ3に取付けられている。また、車体後部1には、リヤフロア2の後縁に当接するとともに車幅方向に延びるバックパネル4が設けられている。さらに、車体後部1の部品であるマフラー5を取付けるための構成として、取付ブラケット6と、マフラー5を吊るすための第1のマフラーハンガー組立体7を構成するパイプ状のステイ8とが設けられている。取付ブラケット6はバックパネル4の背面4aに配置されており、当該取付ブラケット6にステイ8が取付けられている。ステイ8の一端部8aは、バックパネル4の背面4aにて直線状に延びるように形成されている。その一方で、ステイ8の他端部8bは、バックパネル4の下方にて前方に突出するように形成されている。
ステイ8を取付けた取付ブラケット6を、バックパネル4の一方の下側湾曲部4dの法線Nにステイ8の一端部8aを沿わせるように、当該下側湾曲部4dに配置する。バックパネル4及び取付ブラケット6を、法線Nに対して一方側に配置される第1の2枚重ね接合箇所13a、及び第2の2枚重ね接合箇所13bと、法線Nに対して他方側に配置される第3の2枚重ね接合箇所13c、及び第4の2枚重ね接合箇所13dとにおいて2枚重ね溶接する。
取付ブラケット6を取付けたバックパネル4の上側湾曲部4b,4cをリヤフロア2の上側屈曲部2b,2cに合わせ、かつバックパネル4の下側湾曲部4d,4eをリヤフロア2の下側屈曲部2d,2eに合わせるように、バックパネル4をリヤフロア2の接合用フランジ2fと重ねて配置する。リヤフロア2の接合用フランジ2fと、バックパネル4と、取付ブラケット6とを、法線Nに対して一方側に配置される第1の3枚重ね接合箇所12a、及び第2の3枚重ね接合箇所12bと、法線Nに対して他方側に配置される第3の3枚重ね接合箇所12c、及び第4の3枚重ね接合箇所12dとにおいて3枚重ね溶接する。
マフラー支持部材9を取付けたマフラー5をリヤフロア2の下側に配置する。ステイ8の他端部8b及びマフラー支持部材9の他端部9bを、それぞれハンガーゴム10の貫通孔10a,10bに挿通して、マフラー5を車体後部1に取付ける。
よって、主にバックパネル4を用いた支持構造によって、マフラー5の取付けに関するレイアウト自由度を高くし、マフラー5の取付け作業を容易にし、車両重量を低減し、振動及び騒音の発生を防止し、かつ剛性の高い構造によってマフラー5を支持することができる。
2 リヤフロア
2b,2c 上側屈曲部
2d,2e 下側屈曲部
2f 接合用フランジ
4 バックパネル
4a 背面
4b,4c 上側湾曲部
4d,4e 下側湾曲部
4f ビード
5 マフラー
6 取付ブラケット
7 第1のマフラーハンガー組立体
8 ステイ
8a 一端部
11 重ね合わせ部分
12a 第1の3枚重ね接合箇所
12b 第2の3枚重ね接合箇所
12c 第3の3枚重ね接合箇所
12d 第4の3枚重ね接合箇所
13a 第1の2枚重ね接合箇所
13b 第2の2枚重ね接合箇所
13c 第3の2枚重ね接合箇所
13d 第4の2枚重ね接合箇所
N 法線
Claims (4)
- 車両のリヤフロアの後縁を、その車幅方向中央を下方に突出させるようにハット形状に屈曲形成し、前記リヤフロアの後縁に垂直方向に延びる接合用フランジを設け、車幅方向に延びるバックパネルを設け、前記リヤフロアの接合用フランジと前記バックパネルとを重ね合わせて配置し、車体後部に配置される部品を取付け可能に構成される車体後部の下部構造において、
前記バックパネルの下縁の車幅方向中央が、前記リヤフロア後縁の屈曲部に対応した湾曲部を有するように下方に突出形成され、
前記部品を取付けるための取付ブラケットが、前記バックパネルの背面に配置され、かつ前記リヤフロアの屈曲部に設けられる前記接合用フランジと前記バックパネルの湾曲部との重ね合わせ部分にて3枚重ね接合されていることを特徴とする、車体後部の下部構造。 - 前記取付ブラケット上を通る前記バックパネルの湾曲部の法線に対して両側に配置される前記重ね合せ部分のそれぞれにて、前記取付ブラケットと、前記バックパネルと、前記リヤフロアとが3枚重ね接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の車体後部の下部構造。
- 前記部品が車両用マフラーであり、前記車両用マフラーを支持するマフラーハンガー組立体を構成するとともに前記取付ブラケットに取付けられるステイの一部が、前記法線に沿って延びるように形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の車体後部の下部構造。
- 前記バックパネル上に配置される前記ステイの一部から前記法線に沿って延びるビードが、前記バックパネルに形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の車体後部の下部構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2014113922A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Toyota Motor Corp | 車両後部構造 |
JP2015223886A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | スズキ株式会社 | ハンガーブラケット取付構造 |
KR20180106954A (ko) * | 2017-03-21 | 2018-10-01 | 도요타 지도샤(주) | 차량 뒷부분 구조 |
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2010
- 2010-04-02 JP JP2010086040A patent/JP5454312B2/ja active Active
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JP5454312B2 (ja) | 2014-03-26 |
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