JP2011212964A - 電子黒板 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子黒板において、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅いボード面を用いた場合でも、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減する。
【解決手段】電子黒板1は、表示内容を電子的に書き換え可能なボード面2が形成された画像表示パネル3と、ボード面の一端から他端に架け渡されるように延設され、その延設方向と直交する方向にボード面に沿って走行する走行ユニット4と、画像表示パネルの動作を制御する操作・制御装置6とを備え、操作・制御装置は、走行ユニットの走行位置に対応するボード面の領域に画像を表示し、当該画像の表示領域を走行ユニットの走行に応じて順次拡大する構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示内容を電子的に書き換え可能なボード面を備えた電子黒板に関する。
従来、電子黒板として、読取用受光手段と照光用光源とを保持してボード面(画像の書き込みを行う面)に沿って走行する走行ユニットを備え、マーカー等により書き込みされたボード面上の画像を読み取るものが存在する(特許文献1参照)。
また、近年、薄型の表示装置によってボード面を構成することにより、電気や磁気を利用してボード面に画像の表示や書き込みを行う電子黒板が開発されている。この種の表示装置に用いられる表示媒体として、例えば、少なくとも一方が透光性を有すると共に所定の間隙をもって配置された一対の基板と、これら基板にそれぞれ形成された互いに対向するストライプ状の表面電極および背面電極と、基板間に間隙を形成するための間隙部材と、基板間に配置される表示粒子とを備えたものが存在する(特許文献2参照)。
特開2002−254892号公報 特開2009−116191号公報
ところで、上記特許文献2に記載された従来の表示装置では、画像表示等を行う際の駆動方式として、パッシブマトリクス駆動方式やアクティブマトリクス駆動方式が採用されている。各画素にアクティブ素子(スイッチング素子)を配置する必要があるアクティブマトリクス駆動方式に比べて、パッシブマトリクス駆動方式を採用した場合には、回路構成が簡単で製造コストも低いという利点があるが、一方で、表示速度が遅く、消費電力が高い等の問題がある。特に、大型のボード面を必要とする電子黒板では、表示速度が遅いと画像表示等の際にユーザの待機時間が長くなり、ユーザに違和感を与えてしまうという不都合が生じ得る。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅いボード面を用いた場合でも、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することができる電子黒板を提供することを主目的とする。また、画像表示を行う際に必要となるドライバの数を大幅に減少させ、コストを大幅に低減することが可能な電子黒板を提供することを目的とする。
本発明の電子黒板は、表示内容を電子的に書き換え可能なボード面が形成された画像表示部と、前記ボード面の一端から他端に架け渡されるように延設され、その延設方向と直交する方向に前記ボード面に沿って走行する走行ユニットと、前記画像表示部の動作を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記走行ユニットの走行位置に対応する前記ボード面の領域に画像を表示し、当該画像の表示領域を前記走行ユニットの走行に応じて順次拡大することを特徴とする。
このように本発明によれば、従来のスチールボード等を備えた電子黒板に採用されるものと同様の走行動作を行う走行ユニットが電子黒板に備えられ、当該走行ユニットの走行動作と同期してボード面に画像が表示されるため、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅いボード面を用いた場合でも、ユーザの注意力が走行ユニットに向けられて、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することができるという優れた効果を奏する。
第1実施形態に係る電子黒板の斜視図 第1実施形態に係る電子黒板の画像表示パネルの断面図 第1実施形態に係る走行ユニットの断面図 第1実施形態に係る操作・制御装置の構成図 第1実施形態に係る画像表示パネルの電極配置を示す模式図 図5中のVI部の拡大図 図6中のVII−VII線断面図 第1実施形態に係る走行ユニットの位置検出用パターンを示す模式図 第1実施形態に係る画像表示パネルの初期化時の電圧印加方法を示す模式図 第1実施形態に係る画像表示パネルに対する書込時の電圧の印加方法を示す模式図 第1実施形態に係る電子黒板の表示動作のフロー図 第1実施形態に係る電子黒板の読取動作のフロー図 第2実施形態に係る電子黒板の要部を示す模式図 第2実施形態に係る表示媒体に対する書込時の電圧の印加方法を示す模式図 第3実施形態に係る電子黒板の要部を示す模式図 第3実施形態に係る電子黒板の変形例を示す模式図 第4実施形態に係る電子黒板の要部を示す模式図 第5実施形態に係る電子黒板の操作・制御装置の構成を示す構成図
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、表示内容を電子的に書き換え可能なボード面が形成された画像表示部と、前記ボード面の一端から他端に架け渡されるように延設され、その延設方向と直交する方向に前記ボード面に沿って走行する走行ユニットと、前記画像表示部の動作を制御する表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記走行ユニットの走行位置に対応する前記ボード面の領域に画像を表示し、当該画像の表示領域を前記走行ユニットの走行に応じて順次拡大する構成とする。
これによると、従来のスチールボード等を備えた電子黒板に採用されるものと同様の走行動作を行う走行ユニットが電子黒板に備えられ、当該走行ユニットの走行動作と同期してボード面に画像が表示されるため、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅いボード面を用いた場合でも、ユーザの注意力が走行ユニットに向けられて、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することができる。
また、第2の発明は、前記画像表示部は、前記走行ユニットの延設方向にそれぞれ延在し、かつ互いに所定の間隔をもって配列された複数の第1電極と、前記第1電極に直交する方向にそれぞれ延在し、かつ所定の間隔をもって配列された複数の第2電極と、それら第1電極と第2電極との間に介装されると共に、当該2つの電極間に印加される電圧に応じて表示動作を行う表示層とを有するパッシブマトリクス駆動方式の表示媒体からなり、前記各第1電極は、その延設方向の少なくとも一部に前記ボード面から外部に露出された接触部を有し、前記走行ユニットは、その走行位置に応じて前記第1電極の接触部に選択的に接続されることによって前記2つの電極間の電圧の印加に供される印加電極を有する構成とすることができる。
これによると、第1電極がボード面から露出する接触部を有すると共に、走行ユニットが、その走行位置に応じて第1電極の接触部と選択的に接続される印加電極を有するため、各第1電極の全てに対してドライバの出力ラインを設ける必要がなくなる。したがって、第1電極のドライバの出力数を低減した簡易な構成により、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することができる。また、印加電極の数は第1電極の数よりも少なくなることから、ドライバの出力ライン数が大幅に減少し、製品コストを低減することができる。
また、第3の発明は、前記複数の第1電極は、少なくとも隣接する前記接触部同士がその延在方向において異なる位置に配置された構成とすることができる。
これによると、隣接する第1電極間の間隔に拘わらずその接触部間の間隔を増大させることが可能となるため、隣接する第1電極間の意図しない接続(短絡等)を防止しつつ、電極の高密度化(すなわち、高画質化)および走行ユニットの高速化を実現することができる。
また、第4の発明は、前記印加電極は、前記第1電極の間隔に応じて複数設けられたことを特徴とする構成とすることができる。
これによると、走行ユニットを用いて画像表示(すなわち、2つの電極間の電圧の印加)を行う場合でも、印加電極を複数設けることにより、電圧の印加時間を実質的に増大させることが可能となる。
また、第5の発明は、前記印加電極は、前記画像表示部に対する正または負の駆動電圧の印加に供される主電極と、前記走行ユニットの走行方向における前記主電極の前後にそれぞれ配置されると共に、前記正および負の駆動電圧の間の中間電位の印加に供される2つの副電極とを有する構成とすることができる。
これによると、画像表示に供される所定の第1電極の前後に位置する第1電極の電位が中間電位に保持されるため、隣接する第1電極間の意図しない接続を防止しつつ、電極の高密度化および走行ユニットの高速化を実現することができる。
また、第6の発明は、前記走行ユニットは、前記ボード面上の画像を読み取る画像読取部を有する構成とすることができる。
これによると、走行ユニットの走行時に、ボード面に画像を表示すると共に、ボード面に既に表示されている画像(例えば、電子ペンによる手書き画像)を読み取ることが可能となる。
また、第7の発明は、前記ボード面には、前記走行ユニットの走行方向に沿って配置された位置検出用パターンが形成され、前記表示制御部は、前記画像読取部による前記位置検出用パターンの読み取り結果に基づき前記走行ユニットの走行位置を検出する構成とすることができる。
これによると、専用の位置検出センサ等を用いることなく、簡易な構成により、走行ユニットの走行位置を検出することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子黒板を示している。電子黒板1は、表示内容を電子的に書き換え可能な画像表示面であるボード面2が形成された画像表示パネル(画像表示部)3と、このボード面2の上端側から下端側に架け渡されるように延設され、その延設方向(上下方向)と直交する方向(左右方向)にボード面2上を走行する走行ユニット4と、電子黒板1のユーザが各種操作を行う操作パネル5を有すると共に、画像表示パネル3の各種動作を制御する操作・制御装置(表示制御部)6とを主として備える。なお、ボード面2は通常の電子黒板と同様に、マーカーペン等を用いてインクによっても描画が可能となっている。
画像表示パネル3は、その背面側を覆う金属製の支持板(図示せず)に取り付けられた薄型の表示媒体である。図2は、電子黒板1の画像表示パネル3の模式的な断面を示しており、後述する図6のII−II線断面に相当するものである。画像表示パネル3は、後述する一部の構成を除けば電子ペーパ等に用いられる公知の表示媒体と同様の構成であり、所定の間隔をおいて対向配置された表面基板11および背面基板12と、これら基板間の間隙に色および帯電極性が互いに異なる2種類の表示粒子13A,13Bとを有している。表面基板11と背面基板12との間の表示層14には、間隙を保持するための部材として互いに直交配置された格子状の隔壁15が介装されており、これにより表示粒子13A,13Bが封入される複数のセル16が形成されている。
表面基板11および背面基板12は、共に透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)シートから形成されている。また、表面基板11および背面基板12の内面には、共に透明なITO(インジウム錫酸化物)からなる複数の帯状のカラム電極21およびロウ電極22がそれぞれ設けられている。複数のカラム電極21は、それぞれ上下方向に延在し、互いに所定の間隔(例えば、0.5〜1mm)をもって配列されている。また、複数のロウ電極22は、それぞれカラム電極21に直交する方向(左右方向)に延在し、カラム電極21と同様に互いに所定の間隔をもって配列されている。
表示粒子13Aは、公知の構成を有する正帯電極性の白色粒子であり、例えば、ポリエステル樹脂等からなる結着樹脂、有機または無機の顔料や染料からなる着色剤、及びポリアミン樹脂等からなる負電荷制御剤などから形成される。また、表示粒子13Bは、公知の構成を有する負帯電極性の黒色粒子であり、例えば、ポリエステル樹脂等からなる結着樹脂、有機または無機の顔料や染料からなる着色剤、及びサリチル酸金属錯体等からなる負電荷制御剤などから形成される。
詳細は後述するが、画像表示パネル3は、パッシブ駆動方式を採用しており、カラム電極21とロウ電極22との間に所定の駆動電圧を印加して表示粒子13A,13Bを両基板11,12に対して略垂直な方向に移動させることにより、文字や図形等からなる画像表示を行うと共に、帯電した表示粒子13A,13Bの特性上当該画像表示を無電力で保持することができる。なお、画像表示パネル3の表示層14は、ここに示したものに限らず、カラム電極21とロウ電極22との間に生じる電界によって駆動される公知の構成を用いることができる。
図3は、電子黒板1の走行ユニットの断面を示している。走行ユニット4は、ボード面2の画像を読み取る画像読取部30と、カラム電極21に電気的に接続されて画像表示パネル3に対する電圧の印加に供される電圧印加部31とを備えている。
画像読取部30は、従来のスチールボード等を備えた電子黒板の走行ユニットに採用されるものと同様の構成を有しており、その長手方向(図1中の上下方向。この方向にライン単位の走査を行うという点で、主走査方向に相当する。)に等間隔をおいて列設された複数の読取用受光素子32と照光用光源33とを有している。画像読取部30は、走行ユニット4が電動モータ34(図4参照)により駆動されて左右方向(主走査方向に対して直交する方向、すなわち副走査方向に相当する。)に走行することにより、ボード面2の画像を読み取ることが可能である。読取用受光素子32および照光用光源33はセンサベース35に保持され、このセンサベース35はシャーシ36に支持されると共に、ボード面2に対向する面を除く三方が略コ字形状断面をなすカバー37で覆われている。
読取用受光素子32は、読取制御部41に電気的に接続され、この読取制御部41では、読取用受光素子32の動作を制御すると共に当該読取用受光素子32からの画像信号の処理を行う。また、照光用光源33は、その発光量を調整する制御手段としての点灯制御部42と電気的に接続され、この点灯制御部42では、検出された外光量に応じて照光用光源33の動作を制御する。なお、本発明において走行ユニット4の画像読取部30は、必須の構成要素ではなく、必要に応じて省略することも可能である。
電圧印加部31には、後述する図6に示すように、カラム電極21の接触部91に電気的に接続される印加電極51が設けられている。印加電極51としては、例えば、導電糸から形成される導電性ブラシや導電性ローラ等の耐摩耗性に優れた構造を採用することができる。また、各印加電極51は、後述するカラムドライバ81に接続され、印加される電圧値の大きさや印加タイミング等が制御される。
ここで、走行ユニット4の移動方向(図3に示す矢印)における読取用受光素子32と電圧印加部31の配置順序は、読取が完了した後に画像表示(例えば上書きや書き換え)が行われる関係となっている。これによって画像書き換えの直前にボード面2にマーカーペン等で記入された手書き情報も含めてスキャン(読み取り)する動作と、画像表示動作が走行ユニットの1パス走査で行われることとなり、電子黒板を使用する際の利用効率が向上する。
図4は、電子黒板1の操作・制御装置6の概略構成を示している。操作・制御装置6は、複数の操作入力用キーを有する前述の操作パネル5に加え、電子黒板1における画像表示および画像読取に関して各部を制御するための処理を行うCPU(Central Processing Unit)61と、CPU61の処理に必要なプログラムやデータを記憶するROM(Read Only Memory)62と、CPU61がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)63と、CPU61からの制御信号に基づき、画像表示パネル3の画像表示動作を制御する表示制御回路64と、CPU61からの制御信号に基づき、走行ユニット4の動作を制御する走行ユニット制御回路65と、CPU61からの制御信号に基づき、走行ユニット4を副走査方向に移動させる電動モータ34を駆動制御するモータ駆動回路66とを主として備える。
CPU61には、ホストインタフェース(I/F)71を介してPC(Personal Computer)72が接続されている。ユーザは、このPC72を操作することにより、電子黒板1に関する各種設定や、電子黒板1に表示される画像データの処理(画像データの作成、読み出し、保存等)を実行することが可能となっている。また、CPU61には、メモリインタフェース73を介してメモリカード74が接続されている。メモリカード74には、画像表示パネル3に表示させるために予め準備した画像データや、走行ユニット4(画像読取部30)によって読み取られた画像データ(例えば、図示しない電子ペンを使用してボード面2に作成した手書き画像データ)等を記憶しておくことが可能である。
なお、PC72は図示しないネットワークに接続され、ネットワークを経由して入手した画像データについても所定の画像処理を行って電子黒板のボード面2に表示(描画)することが可能であり、また画像読取部30で読取った画像データを、ネットワークを介して外部に送出することも可能である。
表示制御回路64は、画像表示パネル3を駆動するのに必要な電圧値、パルス幅、および印加タイミング等の駆動パラメータを決定し、これら駆動パラメータに基づきカラムドライバ81およびロウドライバ82をそれぞれ制御する。電源回路80は、表示制御回路64からの指令に基づき、所定の電圧(画像表示パネル3の駆動に必要な電圧)をカラムドライバ81およびロウドライバ82にそれぞれ供給する。カラムドライバ81は、図6に示す3つの印加電極51(すなわち、3つのカラム電極21)に対して所定の電圧を出力可能なディスプレイ用のドライバICからなり、また、ロウドライバ82は、全てのロウ電極22に対して所定の電圧を出力可能なディスプレイ用のドライバICからなる。
図5は、画像表示パネル3における電極配置を模式的に示している。また、図6は、図5中のVI部を拡大して示しており、図7は、図6中のVII−VII線断面を示している。
図5、図6に示すように、カラム電極21は、上述のように表面基板11の内面に設けられているが、その延設方向の少なくとも一部(ここでは、上端)には、外部に露出されて印加電極51と接触可能な接触部91が形成されている。この接触部91は、ボード面2における画像表示領域92の外側に位置すると共に、図6に示すように、正面視において左右方向に等間隔に列設された3つの印加電極51と重なるように同じ間隔で配置されている。これにより、印加電極51は、図7にも示すように、走行ユニット4がその走行方向(図5参照)に移動する際に、ボード面2側の端部が、隣接する3つの接触部91の表面に選択的に順次接触可能となっている。この構成において、走行ユニット4をボード面2に沿って移動させることで、カラムドライバ81に対応した印加電極51が、ボード面2上で接触部91と順次接触することとなり、駆動すべきカラム電極21が選択される。
図7に示すように、印加電極51は、画像表示パネル3に対する正または負の駆動電圧(ここでは、±40V)の印加に供される主電極51aと、この主電極51aの走行方向における前後に配置されると共に、正および負の駆動電圧の間の中間電位(ここでは、0V)の印加に供される2つの副電極51b,51cとから構成されている。印加電極51は、画像表示に直接関わる主電極51aのみ(すなわち、1つの電極)で構成することもできるが、2つの副電極51b,51cを用いることにより、駆動電圧が印加される所定のカラム電極21の前後に位置するカラム電極21の電位が中間電位に保持されるため、主電極51aを介してカラム電極21に電位を付与した際に隣接するカラム電極に電位が発生する、いわゆるクロストークを有効に防止しつつ、電極の高密度化および走行ユニットの高速化を実現することが可能となる。
走行ユニット4における各印加電極51a〜51cは、その走行方向に所定の間隔をおいて配置されると共に、絶縁物からなる保持体93によって保持されることにより互いに絶縁された状態にある。各接触部91は、隣接する接触部91との間に絶縁層94が設けられることにより互いに絶縁された状態にある。なお、接触部91は、カラム電極21における画像表示領域92内の部位と必ずしも一体に形成される必要はなく、印加電極51との電気的接続性や耐摩耗性を考慮して金属等の導電性材料で形成される。接触部91の材質や形状は適宜変更することができる。また、接触部91は、絶縁物からなる支持部材95上に保持されている。
図8は、走行ユニット4の位置検出用パターンを示している。図8では、説明の便宜上、ロウ電極22を省略している。位置検出用パターン101は、ボード面2におけるカラム電極21の下端よりも下側の領域(図5に示した画像表示領域92の外側)に、走行ユニット4の走行方向に沿って列設されている。走行ユニット4の画像読取部30は、位置検出用パターン101を読取可能な位置まで下側に延設されており、これにより、走行ユニット4が走行方向に移動する際に位置検出用パターン101を読み取る位置検出センサとして機能する。位置検出用パターン101の両端には、スタートパターン101aおよびエンドパターン101bがそれぞれ形成されており、これにより、走行ユニット4の移動の始点および終点(すなわち、原点)を検出することができる。
図9および図10は、それぞれ画像表示パネル3の初期化時および書込(走行ユニット4を使用した画像表示)時の電圧の印加方法を示している。両図では、印加電極51による電圧印加のタイミングチャート(時間経過にともなう印加電圧の変化)と、これにともなう画像表示領域の対応部位(対応画素)における画像表示の状態が示されている。カラム1〜5およびロウ1〜5は、それぞれ各画素の位置を特定する列番号および行番号である。また、両図では、説明の便宜上、図5に示した画像表示領域92の一部の画素について例示しているが、実際には画像表示領域92の全域において同様の処理が行われる。
画像表示パネル3の書込準備としての初期化時には、図9に示すように、時間T1において、カラム1に対応するカラム電極に主電極51a(図7参照)が接続されて、当該カラム電極に所定のパルス幅の負の駆動電圧(ここでは、−40V)が印加される。同時に、ロウ1〜5に対応するロウ電極には正の駆動電圧(ここでは、+40V)が印加される。これにより、正帯電極性の白色粒子である表示粒子13A(図2参照)がカラム電極21(表面基板11)側に引き寄せられる一方、負帯電極性の黒色粒子である表示粒子13Bがロウ電極22(背面基板12)側に引き寄せられ、ボード面2における該当画素には白色が表示される。
同様に、時間T2〜T5においても対応するカラム電極に主電極51aが順次接続されて、それらカラム電極に所定のパルス幅の負の駆動電圧が順次印加される。また、このとき、ロウ1〜5に対応するロウ電極には正の駆動電圧が印加される。このようにして、ボード面2の該当画素には全て白色が表示される。ここで、主電極51aは、1つのカラム電極にのみ選択的に接続され、例えば、カラム2に対応するカラム電極に接続された場合には、カラム3およびカラム1に対応するカラム電極にそれぞれ2つの副電極51b,51cが接続されてそれらは中間電位に保持される。
なお、タイミングチャートにおける時間経過は、走行ユニット4の移動速度(ここでは、一定の速度)に対応するため、各カラム電極に対する電圧の印加時間は走行ユニット4の移動速度を変更することにより調節することができる。
画像表示パネル3に対する書込時には、図10に示すように、時間T1において、カラム1に対応するカラム電極に主電極51aが接続されて、当該カラム電極に所定のパルス幅の正の駆動電圧(ここでは、+40V)が印加される。このとき、ロウ電極におけるロウ1〜5に対応する電極は0Vに保持されるため、カラム1の各画素は白色表示のままとなる(すなわち、各画素における表示粒子13A,13Bは実質的に移動しない。)。次に、時間T2において、カラム2に対応するカラム電極に正の駆動電圧が印加される。このとき、ロウ1に対応するロウ電極には、負の駆動電圧(ここでは、−40V)が印加され、他のロウ2〜5に対応するロウ電極は0Vに保持される。これにより、カラム2では、ロウ1の画素のみに黒色が表示される。
同様に、時間T3においては、カラム電極のカラム2に対応する電極に正の駆動電圧が印加され、このとき、ロウ電極におけるロウ2およびロウ4に対応する電極にのみ、負の駆動電圧が印加される。これにより、カラム3では、ロウ2およびロウ4における画素のみに黒色が表示される(すなわち、各画素における表示粒子13A,13Bは初期化時とは逆の方向にそれぞれ移動する。)。以下、説明は省略するが、時間T4,T5においても、上述と同様の方法により、各画素は白色または黒色に表示される。なお、ここではモノクロ表示の例を示しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、カラーフィルタを用いたカラー画像に適用することも可能である。
図11は、電子黒板1の表示動作のフローを示している。電子黒板1の起動後、ユーザが操作パネル5を操作して画像表示命令を行うと(ST101:Yes)、操作・制御装置6は、PC72またはメモリカード74から表示すべき画像データを取得し(ST102)、当該画像データをCPU61の処理によって画像表示パネル3に表示するための表示画像データとして展開し(ST103)、これをRAM63に順次蓄積する(ST104)。所定量のデータ処理が完了すると(ST105:Yes)、電動モータ34が始動して走行ユニット4が移動を開始する(ST106)。なお、ST103およびST104の処理は、走行ユニット4の移動開始後も継続して行うことができる。
続いて、画像読取部30がスタートパターン101aを検出すると(ST107:Yes)、電動モータ34が一旦停止し、走行ユニット4が初期位置(書込開始位置)に停止する(ST108)。その後、電動モータ34が再び始動し(ST109)、先頭のカラム(図10のカラム1に相当)から順に走行ユニット4による画像表示動作が実行される(ST110)。
このとき、走行ユニット4の移動にともなって、印加電極51が接続されるカラム電極21が順次変化し、それらカラム電極21に対して所定の電圧が順次印加される。これにより、走行ユニット4の走行動作と同期してボード面2に画像が表示される(すなわち、走行ユニット4の走行位置に対応するボード面2の領域に画像が表示され、当該画像が表示される領域が走行ユニット4の走行に応じて順次拡大される)ため、特に、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅いボード面2を用いた場合でも、ユーザの注意力が従来から見慣れている走行ユニット4に向けられて、ボード面2の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することができる。
最終的に、画像読取部30がエンドパターン101bを検出すると(ST111)、電動モータ34が停止し(ST112)、画像表示動作が完了する(ST113)。
図12は、電子黒板1の読取動作のフローを示している。電子黒板1において、ユーザは、電子ペン等(すなわち、カラム電極21の代わりに所定の画像表示パネル3に所定の電圧を印加する電子機器)を用いてボード面2に画像を書き込むことができる。画像の書込後、ユーザが操作パネル5を操作して画像読取命令を行うと(ST201:Yes)、電動モータ34が始動して走行ユニット4が移動を開始する(ST202)。続いて、画像読取部30がスタートパターン101aを検出すると(ST203:Yes)、電動モータ34が一旦停止し、走行ユニット4が初期位置(読取開始位置)に保持される(ST204)。
その後、電動モータ34が再び始動し(ST205)、走行ユニット4の画像読取部30によるボード面2上の画像のスキャン処理が実行される(ST206)。画像読取部30がエンドパターン101bを検出すると(ST207)、電動モータ34が停止し(ST208)、画像スキャン処理が終了する(ST208)。最終的に、スキャンされた画像のデータがPC72またはメモリカード74に保存され(ST209)、読取動作が完了する。
<第2実施形態>
図13は、本発明の第2実施形態に係る電子黒板の要部を示している。図13では、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されている。また、第2実施形態では、第1の実施形態と同様の事項については、以下で特に言及する事項を除いて詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る電子黒板1では、走行ユニット4は、5つの印加電極51を有している。また、印加電極51は、画像表示パネル3に対する正および負の駆動電圧の印加に供される2つの主電極151a,151bと、2つの主電極151a,151bの前後およびそれらの間に配置されると共に、正および負の駆動電圧の間の中間電位の印加に供される3つの副電極151c,151d,151eとから構成されている。
図14は、画像表示パネル3に対する書込時の電圧の印加方法を示している。図14(A)に示すように、走行方向前方に位置する主電極151aによって所定の画素(カラム2におけるロウ1,カラム3におけるロウ2,4、カラム5におけるロウ1,2,3,5)を黒色表示させた後、図14(B)に示すように、当該黒色表示させた画素の一部(カラム2におけるロウ1、カラム5におけるロウ1,2,5)に対し、走行方向後方に位置する主電極151bによって選択的に電圧を印加することによって、当該画素の一部のみの表示濃度を向上させることができる。このような構成により、黒色表示に濃淡(階調)をつけることが可能となり、また、各カラム電極21に対する電圧の印加時間を実質的に増大させることが可能となる。なお、印加電極(主電極)の数は、ここに示した例に限らず更に増大させることも可能である。
<第3実施形態>
図15は、本発明の第3実施形態に係る電子黒板の要部を示している。図15では、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されている。また、第3実施形態では、第1の実施形態と同様の事項については、以下で特に言及する事項を除いて詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、カラム電極21において、少なくとも隣接する接触部91同士がその延在方向において異なる位置に配置されている点が第1実施形態の場合とは異なる。図15に示すように、各カラム電極21において、接触部91は上端または下端に交互に設けられている。これにより、隣接する接触部91間の間隔を増大させることが可能となるため、複数の印加電極(主電極51a)を用いた構成において、隣接するカラム電極21間の意図しない接続(短絡等)を防止しつつ、電極の高密度化(すなわち、高画質化)および走行ユニットの高速化を実現することが可能となる。ここでは、2つのカラムドライバ81は、それぞれ1つの主電極51a(すなわち、1つのカラム電極21)に対して所定の電圧を出力可能なディスプレイ用のドライバICからなるが、主電極51a’(2点鎖線で示す)を更に追加した構成も可能である。
図16は、本発明の第3実施形態に係る電子黒板1の変形例を示している。この変形例では、各カラム電極21における接触部91は、全て上端側に設けられており、各カラム電極21の上端の長さが交互に変更されている。これにより、図15に示した電子黒板1と同様に隣接する接触部91間の間隔を増大させている。
<第4実施形態>
図17は、本発明の第4実施形態に係る電子黒板の要部を示している。図17では、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されている。また、第4実施形態では、第1の実施形態と同様の事項については、以下で特に言及する事項を除いて詳細な説明を省略する。
第4実施形態の電子黒板1では、画像表示パネル3が2本のローラ111,112に架け渡された無端ベルト状を呈しており、また、走行ユニット4が固定式である点において第1実施形態の場合とは異なる。すなわち、第4実施形態では、ローラ111,112の回転により、画像表示パネル3(ボード面2)が回転移動することにより、走行ユニット4が実質的に走行する(ボード面2と相対移動する)ことになる。
<第5実施形態>
図18は、本発明の第5実施形態に係る電子黒板の操作・制御装置の構成を示す構成図である。以降図18に図1、図2、図5、図8を併用して第5実施形態について説明する。
図18において99は原点センサである。原点センサはボード面2に沿って左右に移動する走行ユニット4が、その初期位置(すなわちホームポジション。図1において、走行ユニット4が実線で描かれている位置をいう)に位置していることを検出するセンサである。第5実施形態では原点センサ99を走行ユニット4のボード面2と対向する位置に設けられた反射型光学センサ(リフレクタ)で構成しており、ボード面2の下部に設けられたスタートパターン101a(図8参照)を検出することで、走行ユニット4が初期位置にあることを検出する。
なお、原点センサ99については、第1実施形態で既に説明したように、画像読取部30によってスタートパターン101aを含む位置検出用パターン101を検出するようにしてもよいが、この構成では画像表示のみを行う場合においても読取動作を必要とするため消費電力が大きくなる。そこで、第5実施形態では独立した原点センサ99を設ける構成とした。
第5実施形態ではカラムドライバ98はロウドライバ82と同様に、画像表示パネル3(図2参照)に配置された全てのカラム電極21(図5参照)と電気的に接続されており、カラムドライバ98とロウドライバ82の選択信号に応じて画像表示パネル3の個々の画素のON/OFFが制御される。つまり、先に説明した各実施形態では、走行ユニット4の副走査方向の移動に同期して、走行ユニット4に設けられた印加電極51(図6参照)を駆動させて画素のON/OFFを制御するが、第5実施形態では当該印加電極51は設けられておらず、通常のディスプレイ装置と同様にロウ及びカラムドライバのみによって画素のON/OFFが制御される。
ボード面2に画像を表示する場合、CPU61は走行ユニット4をボード面2に沿って副走査方向(図1に示す「右側」)に移動させるが、この際、CPU61はモータ駆動回路66に電動モータ34を回転させるよう指示を出力するとともに、一方で原点センサ99の出力をモニタしている。
第5実施形態ではモータ34としてステッピングモータを採用しており、モータ駆動回路66は電動モータ34に対して移動速度に応じた励磁信号を出力する。ステッピングモータは励磁信号数(パルス数)に比例して回転角が一意に決定され、また電動モータ34と機械的に接続された走行ユニット4の間の減速比は一意に定められているから、CPU61はモータ駆動回路66が出力する励磁信号の数を計数することで、走行ユニット4の副走査方向の位置を把握できる。
そして、この副走査方向の位置が分かれば、ボード面2を構成する画像表示パネル3において走行ユニット4と対向する画像表示パネルの座標も把握できる。もちろん、上述した位置検出用パターン101(図8参照)を画像読取部30で読取ることで走行ユニット4の副走査方向の位置を検出するようにしてもよい。
ここで、CPU61は移動する走行ユニット4の副走査方向の位置に対応させて、画像表示パネル3の走行ユニット4と対向する領域(走行ユニット4が重畳することで、直接目視できなくなっている領域)に対して、表示制御回路64を制御して描画を行う。すなわち、走行ユニット4の走行動作と同期してボード面2に画像が表示される。
このように、第5実施形態では、画像表示パネル3に描画を行うという点において走行ユニット4は実質的に何ら寄与しておらず、いわばダミーとして移動するのである。しかしながら、このようにすると使用者は、あたかも走行ユニット4が移動しながら画像表示パネル3に画像を描画しているような印象を受けるため、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅い画像表示パネル3を用いた場合でも、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することができる。
本発明について実施例を含む特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本願発明は、特にパッシブマトリクス駆動方式を採用した電子黒板に有用であるが、前述のような画像を表示する際の走行ユニットの視覚的効果は、他の駆動方式を採用した場合にも得られる。なお、上記実施形態に示した本発明に係る電子黒板の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本発明に係る電子黒板は、パッシブマトリクス駆動方式等の表示速度の遅いボード面を用いた場合でも、ボード面の表示速度に関してユーザに与える違和感を低減することを可能とし、画像の表示に供される電子黒板として有用である。
1 電子黒板
2 ボード面
3 画像表示パネル(画像表示部)
4 走行ユニット
5 操作・制御装置(表示制御部)
11 表面基板
12 背面基板
13A,13B 表示粒子
14 表示層
21 カラム電極(第1電極)
22 ロウ電極(第2電極)
30 画像読取部
51 印加電極
51a 主電極
51b,51c 副電極
81 カラムドライバ
91 接触部
98 カラムドライバ
101 位置検出用パターン
151a,151b 主電極
151c,151d,151e 副電極

Claims (7)

  1. 表示内容を電子的に書き換え可能なボード面が形成された画像表示部と、
    前記ボード面の一端から他端に架け渡されるように延設され、その延設方向と直交する方向に前記ボード面に沿って走行する走行ユニットと、
    前記画像表示部の動作を制御する表示制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記走行ユニットの走行位置に対応する前記ボード面の領域に画像を表示し、当該画像の表示領域を前記走行ユニットの走行に応じて順次拡大する
    ことを特徴とする電子黒板。
  2. 前記画像表示部は、前記走行ユニットの延設方向にそれぞれ延在し、かつ互いに所定の間隔をもって配列された複数の第1電極と、前記第1電極に直交する方向にそれぞれ延在し、かつ所定の間隔をもって配列された複数の第2電極と、それら第1電極と第2電極との間に介装されると共に、当該2つの電極間に印加される電圧に応じて表示動作を行う表示層とを有するパッシブマトリクス駆動方式の表示媒体からなり、
    前記各第1電極は、その延設方向の少なくとも一部に前記ボード面から外部に露出された接触部を有し、
    前記走行ユニットは、その走行位置に応じて前記第1電極の接触部に選択的に接続されることによって前記2つの電極間の電圧の印加に供される印加電極を有することを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
  3. 前記複数の第1電極は、少なくとも隣接する前記接触部同士がその延在方向において異なる位置に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の電子黒板。
  4. 前記印加電極は、前記第1電極の間隔に応じて複数設けられたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子黒板。
  5. 前記印加電極は、前記画像表示部に対する正または負の駆動電圧の印加に供される主電極と、前記走行ユニットの走行方向における前記主電極の前後にそれぞれ配置されると共に、前記正および負の駆動電圧の間の中間電位の印加に供される2つの副電極とを有することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の電子黒板。
  6. 前記走行ユニットは、前記ボード面上の画像を読み取る画像読取部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子黒板。
  7. 前記ボード面には、前記走行ユニットの走行方向に沿って配置された位置検出用パターンが形成され、
    前記表示制御部は、前記画像読取部による前記位置検出用パターンの読み取り結果に基づき前記走行ユニットの走行位置を検出することを特徴とする請求項6に記載の電子黒板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105172433A (zh) * 2015-09-30 2015-12-23 刘琴 一种电子数控黑板

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