JP2011212246A - 自動洗髪機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェイスシールのスライド作業を簡易に行える自動洗髪機を提供する。
【解決手段】シャンプーボウル2と、該シャンプーボウル2の上面開口を塞ぐフード8とを有し、該フード8がフード本体81と該フード本体に上下にスライド自在に取り付けられたフェイスシール83とを備えた自動洗髪機において、前記フェイスシール83のスライドを拘束する拘束機構と、該拘束機構に連動し、該フェイスシールの拘束をワンタッチの操作で解除するワンタッチ操作子89Bとを備えた。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば理美容院、福祉施設、病院等で使用される自動洗髪機に関する。
一般に、被洗髪者の頭部及び髪を収めるシャンプーボウルの内側に、頭頂に向けて洗浄水を噴射する頭頂用ノズルリンク、及び襟足に向けて洗浄水を噴射する襟足用ノズルリンクを備えた自動洗髪機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のものでは、シャンプーボウルの上面開口を塞ぐフードを有し、該フードがフード本体と該フード本体に取り付けられたフェイスシールとを備え、被洗髪者がシャンプーボウルの内側に頭部及び髪を収めた後に、上記フードを閉めてフェイスシールで被洗髪者の顔脇を塞いだ状態で、洗浄水を噴射している。即ち、フェイスシールはシャンプーボウルとの間における水封機能を備えており、自動洗髪時には、被洗髪者の顔の大きさに応じて上下にスライドさせて使用される。
特開平7−236511号公報
しかし、従来の構成では、フード本体に対し複数本のねじを用いてフェイスシールを取り付けており、フェイスシールをスライドする際には、複数本のねじを取り外し、フェイスシールをスライドさせた後に、フェイスシールを再びねじで止めており、フェイスシールの位置決めのためのスライド作業が困難という問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、フェイスシールのスライド作業を簡易に行える自動洗髪機を提供することにある。
本発明は、シャンプーボウルと、前記シャンプーボウルの上面開口を塞ぐフードとを有し、前記フードがフード本体と該フード本体に上下にスライド自在に取り付けられたフェイスシールとを備えた自動洗髪機において、前記フェイスシールのスライドを拘束する拘束機構と、該拘束機構に連動し、該フェイスシールの拘束をワンタッチの操作で解除するワンタッチ操作子とを備えたことを特徴とする。
本発明では、ワンタッチ操作子を操作することで、これに連動して拘束機構が解除されるため、フェイスシールのスライドが可能になり、フェイスシールをスライドした後には、ワンタッチ操作子をもとに戻すと、フェイスシールのスライドが再び拘束されるため、その位置においてフェイスシールが停止し、これにより自動洗髪時には被洗髪者の顔の大きさに応じてフェイスシールを簡易にスライドできる。
前記フードが、表側から順にスライダーカバー、スライダー、前記フード本体、前記フェイスシール及び保持板を連結して構成され、前記スライダーカバーと前記スライダーとの間に前記フェイスシールのスライドを拘束する拘束機構が設けられていてもよい。
前記フードが、スライダーカバー、スライダー、前記フード本体、前記フェイスシール及び保持板を連結して構成されるため、フードに対するフェイスシール支持構造が簡素化されると共に、前記スライダーカバーと前記スライダーとの間に前記フェイスシールのスライドを拘束する拘束機構が設けられれば、部品点数を少なくして、該フェイスシールの簡易なスライド機構を実現できる。
この場合において、前記拘束機構が、前記スライダーカバーに設けたテーパー溝と、前記スライダーに設けたテーパー突起とで構成されてもよい。
前記スライダーがワンタッチ操作子カバーを備え、前記ワンタッチ操作子カバーの内側で前記スライダーがコイルばねにより下方に付勢され、前記スライダーがコイルばねにより下方に付勢された状態で、前記テーパー溝には前記スライダーに設けたテーパー突起が嵌合してフェイスシールが拘束され、前記ワンタッチ操作子が前記スライダーに一体化されて、前記ワンタッチ操作子を押動すると、前記コイルばねの付勢力に抗して前記スライダーが上方に移動し、前記テーパー溝と前記テーパー突起とが嵌合して、フェイスシールのスライドを拘束してもよい。
これらの構成では、スライダーカバー、スライダー、前記フード本体、前記フェイスシール及び保持板を連結することで、該フェイスシールの簡易なスライド機構を実現できるため、フード製造が容易になる。
また、前記フードに、前記拘束機構が左右対称に複数設けられていてもよい。
前記拘束機構が左右対称に複数設けられるため、フェイスシールの拘束時には左右均等に強固に拘束でき、拘束機構の離脱時には、フェイスシールの拘束を確実に解いて、スムーズな簡易なスライドを実現できる。
本発明では、ワンタッチ操作子を操作することで、これに連動して拘束機構が解除されるため、フェイスシールのスライドが可能になる。
フェイスシールをスライドした後には、ワンタッチ操作子による操作を解除するだけで、フェイスシールのスライドが再び拘束されるため、その位置においてフェイスシールが停止し、これにより自動洗髪時には被洗髪者の顔の大きさに応じてフェイスシールを簡易にスライドできる。
一実施形態にかかる自動洗髪機の内部構成を示す概略断面図である。 図1のシャンプーボウル部分の拡大図である。 自動洗髪機に使用する水の流れを示す水路図である。 シャンプーボウル部分の拡大図である。 Aはシャンプーボウルの前壁内面を示す斜視図、Bは掛け金の側面図、Cは掛け金の正面図である。 フードの分解斜視図である。 スライダーカバーを裏面から見た斜視図である。 スライダーの正面図である。 Aはフェイスシール固定時のフードの正面図、Bは断面図である。 Aはフェイスシールスライド時のフードの正面図、Bは断面図である。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1において、1は自動洗髪機を示している。この自動洗髪機1は、被洗髪者の頭部を収容するためのシャンプーボウル2と、シャンプーボウル2を保持するシャンプーボウル保持台3と、シャンプーボウル保持台3の前方に配置され、被洗髪者が座るための椅子4と、椅子4を保持する椅子保持台5とを備えている。シャンプーボウル2は、図2に示すように、その上面に開口を有する碗状の部材である。シャンプーボウル2の前側には、仰向け姿勢の被洗髪者の首元を、シャンプーボウル2の内側に臨ませた状態にして、被洗髪者の後頭部を支える頭部支えネット70が配置されている。また、シャンプーボウル2の前側の壁部2Aには、椅子4に座った状態で被洗髪者が仰向けで、頭部支えネット70に後頭部を載せた状態で、首を載せることができるネック台7が配置されている。
シャンプーボウル2の上面の開口は、フード8により覆うことができる。フード8は、その後端が連結部9を介してシャンプーボウル2の後端に連結されていて、連結部9を中心にして鉛直面内で回動可能となっている。洗髪時などには、フード8を開いた状態で、椅子4に座っている被洗髪者の首をネック台7に載せた後、フード8を閉じることにより、被洗髪者に頭部をシャンプーボウル2内に収容することができる。
シャンプーボウル2内には、被洗髪者の頭部および髪に向けて洗浄水(温水、シャンプー液が混入された温水、トリートメント液が混入された温水など)を噴射するための上ノズルリンク(頭頂用ノズルリンク)11および下ノズルリンク(襟足用ノズルリンク)12が配置されている。上ノズルリンク11は、被洗髪者の頭部に沿うように、図示位置で上に凸の略円弧状に湾曲し、所定間隔でノズルを有する管状の部材であって、その左端部が回動可能に片持ち支持されており、被洗髪者の頭部に向かって洗浄水を噴射する。
下ノズルリンク12は、後方に向かって洗浄水を噴射することにより、後方側に垂れ下がった被洗髪者の髪(想像線で示す。)を洗浄する。この下ノズルリンク12は、被洗髪者の髪を囲うように、図示位置で左方に凸の略弓形状に湾曲し、所定間隔でノズルを有する管状の部材であって、その左端部が上ノズルリンク11よりも下方で回転可能に片持ち支持されている。また、シャンプーボウル2内には、仰向け姿勢の被洗髪者の首元に向けて洗浄水を噴射する首元用ノズルリンク80が配置されている。
上下ノズルリンク11,12、および首元用ノズルリンク80には、それぞれ複数のノズルが備えられていて、洗髪時には、上下ノズルリンク11,12、および首元用ノズルリンク80内に送られてきた洗浄水が各ノズルから噴射される。上下ノズルリンク11,12は回動し、首元用ノズルリンク80は固定である。各ノズルから洗浄水を噴射することで、被洗髪者の頭部および髪の全体を洗浄できる。シャンプーボウル2内の後側上部には、ハンドシャワー13が配置されている。オペレータ(美容院の従業員など)は、ハンドシャワー13の右方に配置されたコック14を回すことにより、ハンドシャワー13から放水する水量を調節して、手動で洗髪できる。
自動洗髪機1で使用する水は、図3に示すように、機外の水道設備および給湯設備(図示せず)からミキシングバルブ15および給水管16を介して機内に供給される。ミキシングバルブ15には、水道設備から水供給部17を介して水が与えられるとともに、給湯設備から湯供給部18を介して湯が与えられる。ミキシングバルブ15は、水供給部17および湯供給部18から与えられる水および湯を混合し、温水にして給水管16に送り出すためのものである。給水管16内の途中部には、ミキシングバルブ15から送り出される温水の温度を検知するためのサーミスタ19が配置されている。サーミスタ19の検知結果に基づいてモータ20が駆動されることにより、ミキシングバルブ15が開閉されて水と湯との混合割合が調整され、設定温度の温水が生成される。ミキシングバルブ15は、モータ20で調整される電動タイプである。モータ20は、DCモータまたは直流電動機であり、ブラシなどを備えている。
また、シャンプーボウル2の側方には、操作パネル60(図2)が設けられており、設定温度は、オペレータ(ユーザ)が操作パネル60を操作することにより決定される。給水管16は、途中部(サーミスタ19よりも下流側)からハンドシャワー用給水管21と貯湯用給水管22とに分岐している。ハンドシャワー用給水管21は、コック14によって開閉可能なハンドシャワー用バルブ23を介してハンドシャワー13に連通している。一方、貯湯用給水管22は、給湯バルブとしての貯湯バルブ24を介して貯湯タンク25内に温水を供給することができる。
貯湯タンク25の内部には、当該貯湯タンク25に貯められている温水の水位を検知するための第1水位センサ26および第2水位センサ27が、上下方向に一定間隔を空けて配置されている。貯湯タンク25内の温水が使用されて、所定の最低水位に達したことが第2水位センサ27により検知された場合には、貯湯バルブ24が開かれて、貯湯タンク25内に温水が供給される。その後、貯湯タンク25内の温水が所定の最高水位に達したことが第1水位センサ26により検知されると、貯湯バルブ24が閉じられて、温水の供給が停止する。このようにして、貯湯タンク25内には、最低水位と最高水位との間で、常に温水が貯められた状態となっている。
貯湯タンク25の上部(第1水位センサ26よりも上方)には、第1水位センサ26の故障などに起因して貯湯タンク25内に最高水位以上の温水が供給された場合に、その余分な温水を貯湯タンクの外部に溢れ出させるための溢水口28が形成されている。溢水口28から溢れ出した温水は、オーバフロータンク29によって受けられ、このオーバフロータンク29に連通する排水管30を通って機外に排出される。オーバフロータンク29内にはオーバフローセンサ31が配置され、たとえば排水管30が詰まってオーバフロータンク29内の水位が最高水位に到達したことがオーバフローセンサ31によって検知された場合には、自動洗髪機1の運転が停止される。
貯湯タンク25の最下部には、一端がメインポンプ32に接続された吸込管33の他端が接続されている。メインポンプ32は、インバータ(図示せず)から交流電流が供給されることにより駆動され、吸込管33を介して貯湯タンク25内の温水を吸い込むものである。吸込管33の途中には、シャンプー液が収容されたシャンプー容器34に至るシャンプー供給管35と、トリートメント液が収容されたトリートメント容器36に至るトリートメント供給管37とが接続されている。シャンプー供給管35およびトリートメント供給管37の途中部には、それぞれシャンプー用ポンプ38およびトリートメント用ポンプ39が備えられていて、シャンプー用ポンプ38およびトリートメント用ポンプ39の働きにより、吸込管33内を通る温水に、シャンプー液およびトリートメント液の混入量を適度に調整することにより、メインポンプ32には、そのとき使用すべき洗浄水が汲み込まれることとなる。
吸込管33からメインポンプ32内に吸い込まれた洗浄水は、複数(たとえば、4つ)の分路を有する送水管40に送り出される。送水管40内には、フィルタ41が設けられていて、その下流側の5つの分路には、上ノズルバルブ42、下ノズルバルブ43、首元用ノズルバルブ74、排水バルブ44および予備バルブ45の5つのバルブが設けられている。上ノズルバルブ42、下ノズルバルブ43、首元用ノズルバルブ74、排水バルブ44および予備バルブ45が設けられた5つの分路には、それぞれ、分岐路46,47,75,48,49が延設されている。上ノズルバルブ42から延設された分岐路46の終端は上ノズルリンク11に接続され、下ノズルバルブ43から延設された分岐路47の終端は下ノズルリンク12に接続され、首元用ノズルバルブ74から延設された分岐路75の終端は首元用ノズルリンク80に接続される。
シャンプーボウル2の底面には、当該シャンプーボウル2内に水を排出するための排出口50が形成されていて、この排出口50は、逆流を防止するための排水トラップ51を介して排水管30に連通している。これにより、シャンプーボウル2の排水口50から排出された水は、排水管30を通って、機外に排水される。排水バルブ44から延設された分岐路48の終端は、排水トラップ51に接続される。
図4は、フード8の概略構成図である。
フード8は、シャンプーボウル2の上面開口を塞ぐことが可能な剛性を持つ硬質樹脂製のフード本体81と、フード本体81に取り付けられた軟質樹脂製のフレキシブルなフェイスシール83とを備えて構成されている。
フレキシブルなフェイスシール83は、略U字状に切り欠かれており、その両縁部には所定幅の一対のシール部83A(図6参照)が延出し、シール部83Aの各先端部には、樹脂製板状の掛け板85が取り付けられている。
図5Aは、シャンプーボウル2の前壁内面を示す図である。
シャンプーボウル2の前壁部には上記ネック台7が配置され、その内側に上記頭部支えネット70が配置されている。図2に示すように、椅子4に座った状態で被洗髪者が仰向けで、頭部支えネット70に後頭部を載せ、ネック台7に首を載せる。ネック台7は上方にばね付勢され、被洗髪者の首の高さ及び後頭部の高さの差に応じて上下動自在に構成されている。本構成では、シャンプーボウル2の前壁内面2Aに、左右一対の掛け金101が取り付けられている。掛け金101は、図5B及び図5Cに示すように、前壁内面2Aに固定されるプレート101Aと、プレート101Aに固定された略U字状に曲がるフック101Bとを有し、前壁内面2Aとフック101Bの隙間δ3に、上述した樹脂製板状の掛け板85を差し込み可能に構成されている。隙間δ3の大きさは掛け板85の厚さとほぼ等しく、掛け板85が上方から差し込まれると、フック101Bが弾発して、掛け板85が任意の位置で係止される。
シール部83Aは、図4に示すように、被洗髪者の額の生え際をシールして延び、耳の下に回って顔脇を塞いだ後に、掛け板85を、前壁内面2Aとフック101Bの間の隙間δ3に挿入することにより支持される。
シール部83Aの長さは余裕をみて長めに設定され、頭部支えネット70から耳下までの高さHが低い被洗髪者の場合には、耳下を経た後のシール部83Aに、上に凸の余裕分の湾曲部83Bが大きく現れ、その反対に耳下までの高さHが高い場合には、上に凸の余裕分の湾曲部83Bが小さく現れる。
本実施の形態では、オペレータが、シール部83Aを被洗髪者の額に宛がい、耳下のラインに沿って配置した上で、掛け板85を隙間δ3に挿入していくと、シール部83Aが耳に当たるまでシール部83Aが持ち上がり、シール部83Aが耳に当たったことを確認した時点で、掛け板85の挿入動作を停止する。
この構成では、オペレータが、掛け板85の差し込み深さを調整するだけの簡単な操作によって、シール部83Aを確実に耳に当てて、被洗髪者の顔の大きさに応じたフェイスシールを簡易に実現できる。
図6は、フード8の分解斜視図である。フード本体81の裏側には上述したフェイスシール83が配置され、その裏側に保持板87が配置される。また、フード本体81の表側にはスライダー89が配置され、その表側にスライダーカバー91が配置される。
図7は、スライダーカバー91を裏から見た斜視図である。スライダーカバー91は馬蹄形を有し、裏面にはスライダー89が嵌り合う、スライダー89と略相似形のスライダー受け溝91Aが形成されている。スライダー受け溝91Aの溝の深さtは、スライダー89の厚さに相当し、スライダー89はスライダー受け溝91A内で上下方向にスライド可能である。スライダー受け溝91Aには、スライダー89に設けたワンタッチ操作子カバー95(図8)がぴったりと嵌合する開口91Bが形成される。また、スライダー受け溝91Aには、4カ所にテーパー溝91Cが形成され、各テーパー溝91Cは同一形状であり、その深さは上に向けて徐々に深くなっている。さらに、スライダー受け溝91Aには、テーパー溝91C間に位置して4カ所に縦長の貫通孔91Dが形成されている。
スライダー89は、図8に示すように、馬蹄形であり、ワンタッチ操作子カバー95の内側を左右に貫通して設けられる。ワンタッチ操作子カバー95の内側において、スライダー89に設けたピン89Aは、カバー95に設けた長孔95Aに嵌合し、スライダー89全体が、3本のコイルばね95Bにより、ワンタッチ操作子カバー95の内側で矢印Xの方向に付勢されている。89Bはワンタッチボタン(ワンタッチ操作子)であり、スライダー89に一体的に形成されている。スライダー89の表面には4カ所にテーパー突起89Cが形成され、テーパー突起89Cはスライダー受け溝91Aの4カ所のテーパー溝91Cに対応し、テーパー突起89Cの高さは上に向けて徐々に高くなる。また、テーパー突起89C間に位置して4カ所にピン89Dが一体形成され、ピン89Dはスライダーカバー91の対応する貫通孔91Dに嵌合可能である。
スライダーカバー91の裏面には、図7に示すように、略正三角形の頂点に位置する3カ所にボルト92が植設され、各ボルト92は、図6に示すように、フード本体81に設けた対応する縦長のスリット81Aを貫通し、さらに対応するフェイスシール83の孔83C、及び保持板87の孔87Aを貫通し、袋ナット93に結合して組み立てられる。
図9及び図10は、フード8の組み立て体を示す。
図9Aは通常の状態を示しており、ワンタッチ操作子カバー95の内側では、上述したように、3本のコイルばね95Bにより、スライダー89が下方に付勢されており、この状態では、図9Bに示すように、スライダー89のテーパー突起89Cは、スライダーカバー91のテーパー溝91Cに嵌合しない。
したがって、スライダーカバー91の裏面でスライダー89が図中右方に押圧される形となり、フード本体81と、フェイスシール83と、保持板87とが隙間なく密着し、この密着によりフェイスシール83が固定される。
ワンタッチボタン89Bはスライダー89に一体形成され、ワンタッチ操作子カバー95の下方から突出し、該ワンタッチボタン89Bを、矢印Yの方向に押圧すると、図10Aに示す状態となる。すなわち、ワンタッチボタン89Bを押圧することで、スライダー89が、3本のコイルばね95Bの付勢力に抗して押し上げられ、図10Bに示すように、スライダー89のテーパー突起89Cが、スライダーカバー91のテーパー溝91Cに嵌合する。したがって、スライダー89が図中左方に移動し、フード本体81と、フェイスシール83と、保持板87との間に隙間δ1,δ2が形成される。この隙間δ1,δ2によりフェイスシール83が上下にスライド可能な状態となる。
スライダー89のテーパー突起89Cと、スライダーカバー91のテーパー溝91Cとの噛み合いが、本実施の形態による拘束機構を構成する。
本実施の形態では、ワンタッチボタン89Bを手で押すことで、これに連動してスライダー89のテーパー突起89Cと、スライダーカバー91のテーパー溝91Cとが噛み合って、図10Bに示すように、フード本体81と、フェイスシール83と、保持板87との間に隙間δ1,δ2が形成され、フェイスシール83の拘束が解除されるため、フェイスシール83のスライドが可能になる。フェイスシール83をスライドした後にはワンタッチボタン89Bから手を離すと、コイルばね95Bの付勢力によりスライダー89が下方に付勢され、図9Bに示すように、スライダー89のテーパー突起89Cがスライダーカバー91のテーパー溝91Cから脱出し、フェイスシール83のスライドが再び拘束されるため、その位置においてフェイスシール83が停止し、これにより自動洗髪時には被洗髪者の顔の大きさに応じてフェイスシール83を簡易にスライドできる。
テーパー突起89C及びテーパー溝91Cの組は、左右対称に4カ所に亘って配置されているため、図9Bの状態では、スライダー89が4カ所で同時に押圧され、したがって、フェイスシール83が強固に拘束され、図10Bの状態では、テーパー突起89C及びテーパー溝91Cが、4カ所で同時に離脱し解除されるため、フェイスシール83の拘束が一気に解除され、フェイスシール83を簡易にスライドできる。また、フェイスシール83をスライドさせるとき、スライダー89に設けた4本のピン89Dが、スライダーカバー91の対応する貫通孔91Dに嵌合し、ガイドとなるため、フェイスシール83をスムーズにスライドさせることができる。
1 自動洗髪機
2 シャンプーボウル
8 フード
81 フード本体
83 フェイスシール
87 保持板
89 スライダー
89B ワンタッチボタン(ワンタッチ操作子)
89C テーパー突起(拘束機構)
91 スライダーカバー
91A スライダー受け溝
91C テーパー溝(拘束機構)
95 ワンタッチ操作子カバー

Claims (5)

  1. シャンプーボウルと、前記シャンプーボウルの上面開口を塞ぐフードとを有し、前記フードがフード本体と該フード本体に上下にスライド自在に取り付けられたフェイスシールとを備えた自動洗髪機において、前記フェイスシールのスライドを拘束する拘束機構と、該拘束機構に連動し、該フェイスシールの拘束をワンタッチで解除するワンタッチ操作子とを備えたことを特徴とする自動洗髪機。
  2. 前記フードが、表側から順にスライダーカバー、スライダー、前記フード本体、前記フェイスシール及び保持板を連結して構成され、前記スライダーカバーと前記スライダーとの間に前記フェイスシールのスライドを拘束する拘束機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動洗髪機。
  3. 前記拘束機構が、前記スライダーカバーに設けたテーパー溝と、前記スライダーに設けたテーパー突起とで構成されることを特徴とする請求項2に記載の自動洗髪機。
  4. 前記スライダーがワンタッチ操作子カバーを備え、前記ワンタッチ操作子カバーの内側で前記スライダーがコイルばねにより下方に付勢され、前記スライダーがコイルばねにより下方に付勢された状態で、前記テーパー溝には前記スライダーに設けたテーパー突起が嵌合してフェイスシールが拘束され、前記ワンタッチ操作子が前記スライダーに一体化されて、前記ワンタッチ操作子を押動すると、前記コイルばねの付勢力に抗して前記スライダーが上方に移動し、前記テーパー溝と前記テーパー突起とが嵌合して、フェイスシールのスライドを拘束することを特徴とする請求項3に記載の自動洗髪機。
  5. 前記フードに、前記拘束機構が左右対称に複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の自動洗髪機。
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