JP2011211418A - マルチキャスト木監視装置、マルチキャスト木監視方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

マルチキャスト木監視装置、マルチキャスト木監視方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のマルチキャストグループに対して継続的にマルチキャスト木を監視する場合に、マルチキャスト転送装置へのアクセス回数を削減することを図る。
【解決手段】第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成し(S3)、第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成し(S5)、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補に基づいてマルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する(S6)。
【選択図】図4

Description

本発明は、マルチキャスト木監視装置、マルチキャスト木監視方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年、インターネットなどのIP(Internet Protocol)網を介した映像配信サービス(IPTV)が普及してきているが、特に同報性の高い映像コンテンツの配信にIPマルチキャストが用いられている。PIM(Protocol Independent Multicast)−SM(Sparse Mode)を用いたIPマルチキャストでは、受信者のいないルータへのマルチキャスト転送は抑制されるため、ネットワーク内の全ルータに対してマルチキャストデータが転送されているわけではない。このため、ネットワーク管理者は、マルチキャストデータの配信確認や障害検知を目的として、実際にどの配信経路候補に沿ってマルチキャストデータが転送されているのかを監視している。特定のマルチキャストグループについて実際にマルチキャストデータがどのような経路に沿って流れているのかを示すツリー構造は、“マルチキャスト木”と呼ばれる。
従来のマルチキャスト木監視技術としては、例えば、特許文献1又は非特許文献1に記載の技術が知られている。従来技術では、特定のマルチキャスト木の候補に含まれるルータ(マルチキャスト転送装置)にアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得し、該取得したマルチキャスト転送情報がマルチキャスト転送ありを示す場合に、マルチキャスト木の根から該アクセスしたルータに至るマルチキャスト転送があると判断し、マルチキャスト木のデータを作成する。又、ルータへアクセスする順序として、マルチキャスト木の上流(配信者)側からアクセスしてゆく方法と、マルチキャスト木の下流(受信者)側からアクセスしてゆく方法とが開示されている。
特開2009−88870号公報
佐々木力、他3名、"ユニキャスト経路情報と選択的ルータアクセスに基づくマルチキャストツリー把握手法"、電子情報通信学会技術研究報告 ネットワークシステム、vol.108、no.203、NS2008-64、pp.125-130、2008年9月4日
特定のマルチキャストグループに対して継続的にマルチキャスト木を監視する場合に、従来のマルチキャスト木監視技術を用いてマルチキャスト木を監視していると、マルチキャスト木があまり変化していなくても、毎回、同様にルータへアクセスすることになる。例えばIPTVにおいて、あるチャンネルを配信するマルチキャストグループのマルチキャスト木は、当該チャンネルの一番組が終了するまではあまり変化しないと考えられる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、特定のマルチキャストグループに対して継続的にマルチキャスト木を監視する場合に、ルータ(マルチキャスト転送装置)へのアクセス回数を削減することのできる、マルチキャスト木監視装置、マルチキャスト木監視方法およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るマルチキャスト木監視装置は、ユニキャストの経路情報に基づいて作成された第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成する第2のマルチキャスト経路候補作成部と、前記第1のマルチキャスト経路候補から、前記過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成する第3のマルチキャスト経路候補作成部と、前記第2のマルチキャスト経路候補および前記第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、マルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する情報取得部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るマルチキャスト木監視装置において、前記情報取得部は、前記第2のマルチキャスト経路候補に対して下流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスし、前記第3のマルチキャスト経路候補に対して上流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスすることを特徴とする。
本発明に係るマルチキャスト木監視装置において、前記情報取得部は、前記第2のマルチキャスト経路候補に対して下流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスし、前記第3のマルチキャスト経路候補に対して次数が大きい方のマルチキャスト転送装置からアクセスすることを特徴とする。
本発明に係るマルチキャスト木監視装置において、前記情報取得部は、前記第2のマルチキャスト経路候補に対して次数が大きい方のマルチキャスト転送装置からアクセスし、前記第3のマルチキャスト経路候補に対して上流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスすることを特徴とする。
本発明に係るマルチキャスト木監視装置において、前記第3のマルチキャスト経路候補作成部は、前記情報取得部が前記第2のマルチキャスト経路候補に対しマルチキャスト転送装置へアクセスして取得したマルチキャスト転送情報を加味して、第3のマルチキャスト経路候補を作成することを特徴とする。
本発明に係るマルチキャスト木監視方法は、ユニキャストの経路情報に基づいて作成された第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、前記第1のマルチキャスト経路候補から、前記過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、前記第2のマルチキャスト経路候補および前記第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、マルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、ユニキャストの経路情報に基づいて作成された第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、前記第1のマルチキャスト経路候補から、前記過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、前記第2のマルチキャスト経路候補および前記第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、マルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得するステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
これにより、前述のマルチキャスト木監視装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、特定のマルチキャストグループに対して継続的にマルチキャスト木を監視する場合に、マルチキャスト転送装置へのアクセス回数を削減することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係るIP網の構成例を示すネットワーク構成図である。 図1に示す監視サーバ1の構成を示すブロック図である。 図1のIP網における第1のマルチキャスト経路候補100の例である。 本発明に係るマルチキャスト木監視方法の実施例1の手順を示すフローチャートである。 本発明に係るマルチキャスト木監視方法の実施例2の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマルチキャスト木の例である。 本発明の一実施形態に係る第2のマルチキャスト経路候補の例である。 本発明の一実施形態に係る第3のマルチキャスト経路候補の例である。 本発明の一実施形態に係るマルチキャスト木の例である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るIP網の構成例を示すネットワーク構成図である。このIP網は、PIM−SMを用いたIPマルチキャストを提供する。図1において、監視サーバ1はマルチキャスト木を監視する装置である。IP網において、マルチキャストをサポートするルータa〜n(マルチキャスト転送装置)がネットワーク状に接続されている。ルータa〜n(以下、特に区別しないときは単に「ルータ」と称する)はマルチキャストデータの転送機能を有する。マルチキャスト配信サーバ3は、マルチキャストデータの発信源であり、IP網内のルータaに接続されている。マルチキャスト配信サーバ3と接続されているルータaは、マルチキャスト木の最上流(マルチキャスト木の根)のルータである。各受信者(マルチキャストデータ受信端末)4は、IP網内のルータj,k,l,m,nにそれぞれ接続されている。
監視サーバ1は、IP網内のルータcに接続されている。図1のIP網は、経路制御プロトコルとしてOSPF(Open Shortest Path First)を利用している。OSPFの詳細については、IETF(Internet Engineering Task Force)発行の技術仕様書(Request For Comments:RFC)の「RFC2328 “OSPF Version 2”」に開示されている。
OSPFでは、IP網を構成する各ルータが、自身が持つリンク状態(通信リンクの接続状態や通信リンクのコスト値など)を、リンク状態広告メッセージ(Link State Advertisement:LSA)を用いてIP網全体に広報する。ルータは他のルータから発信されたLSAを受信し、その受信したLSAからリンク状態データベース(Link-state Database:LSDB)を作成する。LSDBは、ルータ間の接続の有無をマトリックス形式で記録する。また、LSDBは、あるルータから他のルータに向かう接続(リンク)が存在する場合には、そのリンクのコスト値を記録する。ルータは、LSDBに基づいて、IP網において自己から宛先までのコストが最小となる最短経路木を作成する。ルータは、最短経路木に基づいて、ユニキャストに用いる経路表(ユニキャスト経路表)を作成する。
また、OSPFでは、ルータは、自身が持つリンク状態を定期的にLSAで送信すること(Refresh LSA)に加えて、自身が持つリンク状態に変化があった場合にも、例えばルータに接続した通信リンクが切れたことを検知した場合や通信リンクのコスト値が変わった場合などに、LSAを送信する。ルータは、以前に受信したLSAとは異なるメッセージ内容のLSAを受信すると、LSDBを書き換え、最短経路木およびユニキャスト経路表を再生成する。従って、OSPFが動作するIP網においてLSAを収集し監視すれば、IP網内の各ルータのユニキャスト経路表を再現することができる。
図1のIP網において、監視サーバ1は、接続したルータcとOSPF隣接関係を確立する。これにより、監視サーバ1は、ルータcを介して、IP網内に広報されたLSAを受信することができる。監視サーバ1は、受信したLSAに基づいてLSDBを作成する。その作成されたLSDBは、各ルータが有するLSDBと同じ内容になる。これにより、監視サーバ1は、そのLSDBに基づいて各ルータに関する最短経路木を作成し、最短経路木からユニキャスト経路表を作成することにより、各ルータが有する最短経路木及びユニキャスト経路表を再現することができる。
マルチキャストデータは、マルチキャスト受信要求が送られるユニキャスト配信経路の逆の経路に沿って配信される。そこで、本実施形態では、OSPFを利用して取得した該ユニキャスト配信経路の逆の経路を、予め、マルチキャストを配信する経路(マルチキャスト経路)の候補(第1のマルチキャスト経路候補)として求めておく。ここで、PIMを用いる場合、マルチキャスト配信サーバ3から受信者4までの配信経路は、受信者4からマルチキャスト配信サーバ3までの逆向きの最短経路になるが、等コストにより最短経路が2つ以上発生する可能性がある。複数の等コスト経路のうち1つの経路を選択する基準は、ルータの実装依存のため特定できず、従ってOSPFのLSAから判断することはできない。このため、本実施形態では、複数の等コスト経路に伴う上流方向の全経路を配信経路候補として第1のマルチキャスト経路候補に残しておき、実際にルータにアクセスしてマルチキャスト木を確認する。
図2は、図1に示す監視サーバ1の構成を示すブロック図である。
監視サーバ1は、監視対象のマルチキャスト情報として、マルチキャストグループアドレス、マルチキャスト配信サーバドレス、RP(Rendezvous Point)アドレスを有する。マルチキャスト情報は、利用者から入力される。若しくは、監視サーバ1が、接続しているルータcにアクセスし、マルチキャスト情報を取得してもよい。
図2において、OSPFモニタ11は、ルータcからLSAを受信する。SPT計算部12は、受信したLSAに基づいてLSDBを作成し、LSDBに基づいて各ルータに関する最短経路木を作成する。ユニキャスト経路表作成部13は、各ルータの最短経路木から、各ルータのユニキャスト経路表を作成する。
マルチキャスト経路候補作成部14は、各ルータのユニキャスト経路表に基づいて、マルチキャスト情報で特定されるマルチキャスト木に関するマルチキャスト経路候補を作成する。マルチキャスト経路候補作成部14は、3種類のマルチキャスト経路候補(第1のマルチキャスト経路候補、第2のマルチキャスト経路候補、第3のマルチキャスト経路候補)を作成する。
第1のマルチキャスト経路候補は、マルチキャスト木の候補として可能性のある全ての配信経路候補から構成される。図3は、図1のIP網における第1のマルチキャスト経路候補100の例である。図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100は、図1のIP網においてルータb,c間のリンクとルータe,f間のリンクとルータh,i間のリンクとが、配信経路候補から除外されたために、第1のマルチキャスト経路候補100に含まれていない。
第2のマルチキャスト経路候補は、マルチキャスト木の候補として可能性のある配信経路候補のうち、過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い配信経路候補から構成される。マルチキャスト経路候補作成部14は、第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて第2のマルチキャスト経路候補を作成する。
第3のマルチキャスト経路候補は、マルチキャスト木の候補として可能性のある配信経路候補のうち、過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い配信経路候補から構成される。マルチキャスト経路候補作成部14は、第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて第3のマルチキャスト経路候補を作成する。
マルチキャスト木解析部15は、実際にはどのようなマルチキャスト木になっているのかを調査するために、マルチキャスト経路候補に基づいて、ルータへアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する。マルチキャストモニタ16は、マルチキャスト木解析部15から指示されたアクセス先のルータへルータc経由でアクセスし、該アクセス先のルータからマルチキャスト転送情報を取得する。マルチキャスト木解析部15は、ルータから取得したマルチキャスト転送情報に基づいて、マルチキャスト木の表示データを作成する。
表示部17は、マルチキャスト木解析部15が作成したマルチキャスト木の表示データを表示装置の画面に表示する。これにより、マルチキャスト木解析部15の調査結果に基づいたマルチキャスト木が、画面上に表示される。なお、マルチキャスト木の構成を示すデータを印字出力したり、記録媒体に記録したり、又は通信により所定の装置へ送信したりするようにしてもよい。又、表示部17により、ユニキャスト経路表、第1のマルチキャスト経路候補、第2のマルチキャスト経路候補、第3のマルチキャスト経路候補などを表示するようにしてもよい。
マルチキャスト木解析部15は、ルータからマルチキャスト転送情報を取得して確定したマルチキャスト木を記録する。この記録は、過去のマルチキャスト経路の情報となる。なお、マルチキャスト木解析部15は、確定したマルチキャスト木に基づいて、マルチキャスト木の候補として可能性のある各配信経路候補に対し、マルチキャスト経路になった頻度を計算し、各配信経路候補の頻度を記録するようにしてもよい。この各配信経路候補の頻度の記録は、過去のマルチキャスト経路の情報となる。
マルチキャスト木解析部15は、マルチキャスト木を調査するためにどのルータへアクセスするのかを決定する。このとき、まだ過去のマルチキャスト経路の情報がなく、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補が作成されていない場合には、第1のマルチキャスト経路候補に基づいて、アクセス先のルータを決定する。一方、過去のマルチキャスト経路の情報があり、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補が作成された場合には、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、アクセス先のルータを決定する。
次に、図4を参照して、本実施形態に係るマルチキャスト木監視方法の実施例1を説明する。図4は、本実施形態に係るマルチキャスト木監視方法の実施例1の手順を示すフローチャートである。図4において、ステップS1では、マルチキャスト経路候補作成部14が、各ルータのユニキャスト経路表に基づいて第1のマルチキャスト経路候補を作成する。次いで、ステップS2では、マルチキャスト木解析部15が、過去のマルチキャスト経路の情報があるか否かを判断する。この結果、過去のマルチキャスト経路の情報がある場合(ステップS2、YES)はステップS3に進む。
一方、ステップS2の結果、過去のマルチキャスト経路の情報がない場合(ステップS2、NO)はステップS4に進み、マルチキャスト木解析部15は、第1のマルチキャスト経路候補に基づいて、ルータへアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する。このルータアクセス方法には、特許文献1又は非特許文献1の方法を利用する。
ステップS3では、マルチキャスト経路候補作成部14が、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて、第1のマルチキャスト経路候補から第2のマルチキャスト経路候補を作成する。第2のマルチキャスト経路候補の作成方法としては、例えば以下の方法がある。
[第2のマルチキャスト経路候補の作成方法の例1]
第1のマルチキャスト経路候補のうち、最新の所定回数分のマルチキャスト木に含まれる配信経路候補のみから第2のマルチキャスト経路候補を作成する。例えば、前回のマルチキャスト木を第2のマルチキャスト経路候補とする。
[第2のマルチキャスト経路候補の作成方法の例2]
第1のマルチキャスト経路候補のうち、マルチキャスト経路になった頻度が高い(所定の頻度以上である)配信経路候補のみから第2のマルチキャスト経路候補を作成する。
次いで、ステップS5では、マルチキャスト経路候補作成部14が、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて、第1のマルチキャスト経路候補から第3のマルチキャスト経路候補を作成する。第3のマルチキャスト経路候補の作成方法としては、例えば以下の方法がある。
[第3のマルチキャスト経路候補の作成方法の例1]
第1のマルチキャスト経路候補のうち、最新の所定回数分のマルチキャスト木においてマルチキャスト経路になったことがない配信経路候補のみから第3のマルチキャスト経路候補を作成する。例えば、第1のマルチキャスト経路候補から、上記第2のマルチキャスト経路候補の作成方法の例1によって作成された第2のマルチキャスト経路候補を除いた部分を第3のマルチキャスト経路候補とする。
[第3のマルチキャスト経路候補の作成方法の例2]
第1のマルチキャスト経路候補のうち、マルチキャスト経路になった頻度が低い(所定の頻度以上である)配信経路候補のみから第3のマルチキャスト経路候補を作成する。例えば、第1のマルチキャスト経路候補から、上記第2のマルチキャスト経路候補の作成方法の例2によって作成された第2のマルチキャスト経路候補を除いた部分を第3のマルチキャスト経路候補とする。
次いで、ステップS6では、マルチキャスト木解析部15が、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、ルータへアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する。ルータへアクセスする方法としては、例えば以下の方法がある。
[ルータアクセス方法の例1]
第2のマルチキャスト経路候補に対しては下流にあるルータからアクセスし、第3のマルチキャスト経路候補に対しては上流にあるルータからアクセスする。このルータアクセス方法の例1は、例えばIPTVにおいて、あるチャンネルを配信するマルチキャストグループのマルチキャスト木を監視する場合に、次の状況(1)が予想されるときに利用することが好ましい。
状況(1):前回のマルチキャスト木監視タイミングにおいて当該チャンネルを見ていなかった視聴者は、次回のマルチキャスト木監視タイミングにおいても当該チャンネルを見ていない。さらに、前回のマルチキャスト木監視タイミングにおいて当該チャンネルを見ていた視聴者は、次回のマルチキャスト木監視タイミングにおいても当該チャンネルを継続して見ている。
[ルータアクセス方法の例2]
第2のマルチキャスト経路候補に対しては下流にあるルータからアクセスし、第3のマルチキャスト経路候補に対しては次数が大きい方のルータからアクセスする。ルータの次数とは、ルータに接続されるリンクのうち、マルチキャスト転送の有無が未確定のリンクの数である。このルータアクセス方法の例2は、例えばIPTVにおいて、あるチャンネルを配信するマルチキャストグループのマルチキャスト木を監視する場合に、次の状況(2)が予想されるときに利用することが好ましい。
状況(2):前回のマルチキャスト木監視タイミングにおいて当該チャンネルを見ていなかった視聴者は、次回のマルチキャスト木監視タイミングにおいても当該チャンネルを見ていない。さらに、前回のマルチキャスト木監視タイミングにおいて当該チャンネルを見ていた視聴者が次回のマルチキャスト木監視タイミングにおいても当該チャンネルを継続して見ているかどうかは分からない。この状況(2)は、例えば、番組の切れ目やコマーシャルが流れるタイミングに発生することが考えられる。
[ルータアクセス方法の例3]
第2のマルチキャスト経路候補に対しては次数が大きい方のルータからアクセスし、第3のマルチキャスト経路候補に対しては上流にあるルータからアクセスする。このルータアクセス方法の例3は、例えばIPTVにおいて、あるチャンネルを配信するマルチキャストグループのマルチキャスト木を監視する場合に、次の状況(3)が予想されるときに利用することが好ましい。
状況(3):前回のマルチキャスト木監視タイミングにおいて当該チャンネルを見ていなかった視聴者が次回のマルチキャスト木監視タイミングにおいても当該チャンネルを見ていないかどうかは分からない。さらに、前回のマルチキャスト木監視タイミングにおいて当該チャンネルを見ていた視聴者は、次回のマルチキャスト木監視タイミングにおいても当該チャンネルを継続して見ている。この状況(3)は、例えば、番組と番組の切れ目であって次に放送される番組の視聴率が非常に高い場合に発生することが考えられる。
ステップS7では、マルチキャスト木解析部15が、ルータから取得したマルチキャスト転送情報に基づいて、マルチキャスト木を作成する。次いで、ステップS8では、マルチキャスト木解析部15が、その作成したマルチキャスト木を記録する。ここで、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補を作成する際に、各配信経路候補のマルチキャスト経路になった頻度を使用する場合には、マルチキャスト木解析部15は、最新のマルチキャスト木および過去のマルチキャスト木に基づいて、マルチキャスト木の候補として可能性のある各配信経路候補に対し、マルチキャスト経路になった頻度を計算し、各配信経路候補の頻度を記録する。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るマルチキャスト木監視方法の実施例2を説明する。図5は、本実施形態に係るマルチキャスト木監視方法の実施例2の手順を示すフローチャートである。図5において、ステップS21では、マルチキャスト経路候補作成部14が、各ルータのユニキャスト経路表に基づいて第1のマルチキャスト経路候補を作成する。次いで、ステップS22では、マルチキャスト木解析部15が、過去のマルチキャスト経路の情報があるか否かを判断する。この結果、過去のマルチキャスト経路の情報がある場合(ステップS22、YES)はステップS23に進む。
一方、ステップS22の結果、過去のマルチキャスト経路の情報がない場合(ステップS22、NO)はステップS24に進み、マルチキャスト木解析部15は、第1のマルチキャスト経路候補に基づいて、ルータへアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する。このルータアクセス方法には、特許文献1又は非特許文献1の方法を利用する。
ステップS23では、マルチキャスト経路候補作成部14が、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて、第1のマルチキャスト経路候補から第2のマルチキャスト経路候補を作成する。第2のマルチキャスト経路候補の作成方法は、上記実施例1と同様である。
次いで、ステップS25では、マルチキャスト木解析部15が、第2のマルチキャスト経路候補に基づいて、ルータへアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する。このルータアクセス方法は、上記実施例1と同様である。
次いで、ステップS26では、マルチキャスト経路候補作成部14が、過去のマルチキャスト経路の情報およびステップS25でルータへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報に基づいて、第1のマルチキャスト経路候補から第3のマルチキャスト経路候補を作成する。この第3のマルチキャスト経路候補の作成方法としては、例えば以下の方法がある。
[第3のマルチキャスト経路候補の作成方法の例3]
第1のマルチキャスト経路候補から、ステップS25でルータへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報に基づいて非配信経路候補である部分を削除する。そして、第1のマルチキャスト経路候補の残りの部分のうち、最新の所定回数分のマルチキャスト木においてマルチキャスト経路になったことがない配信経路候補のみから第3のマルチキャスト経路候補を作成する。例えば、第1のマルチキャスト経路候補の残りの部分から、上記第2のマルチキャスト経路候補の作成方法の例1によって作成された第2のマルチキャスト経路候補を除いた部分を第3のマルチキャスト経路候補とする。
[第3のマルチキャスト経路候補の作成方法の例4]
第1のマルチキャスト経路候補から、ステップS25でルータへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報に基づいて非配信経路候補である部分を削除する。そして、第1のマルチキャスト経路候補の残りの部分のうち、マルチキャスト経路になった頻度が低い(所定の頻度以上である)配信経路候補のみから第3のマルチキャスト経路候補を作成する。例えば、第1のマルチキャスト経路候補の残りの部分から、上記第2のマルチキャスト経路候補の作成方法の例2によって作成された第2のマルチキャスト経路候補を除いた部分を第3のマルチキャスト経路候補とする。
次いで、ステップS27では、マルチキャスト木解析部15が、第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、ルータへアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する。このルータアクセス方法は、上記実施例1と同様である。
次いで、ステップS28では、マルチキャスト木解析部15が、ルータから取得したマルチキャスト転送情報に基づいて、マルチキャスト木を作成する。次いで、ステップS29では、マルチキャスト木解析部15が、その作成したマルチキャスト木を記録する。ここで、第2のマルチキャスト経路候補および第3のマルチキャスト経路候補を作成する際に、各配信経路候補のマルチキャスト経路になった頻度を使用する場合には、マルチキャスト木解析部15は、最新のマルチキャスト木および過去のマルチキャスト木に基づいて、マルチキャスト木の候補として可能性のある各配信経路候補に対し、マルチキャスト経路になった頻度を計算し、各配信経路候補の頻度を記録する。
図6から図9は、本実施形態に係るマルチキャスト木、第2のマルチキャスト経路候補、第3のマルチキャスト経路候補の例である。図6には、図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100に基づいてルータへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報から作成したマルチキャスト木110が例示されている。このマルチキャスト木110は、ルータaからルータb,d,g経由でルータkに至る経路と、ルータaからルータc,e経由でルータhに至る経路とを有する。
図7には、図6のマルチキャスト木110(過去のマルチキャスト経路の情報)に基づいて、図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100から作成した第2のマルチキャスト経路候補200が示されている。この第2のマルチキャスト経路候補200には、マルチキャスト木110をそのまま利用している。
図8には、図6のマルチキャスト木110(過去のマルチキャスト経路の情報)、及び、図7に示す第2のマルチキャスト経路候補200に基づいてルータへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報に基づいて、図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100から作成した第3のマルチキャスト経路候補300が示されている。この第3のマルチキャスト経路候補300の作成過程では、図7に示す第2のマルチキャスト経路候補200に基づいてルータeへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報によって、図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100のうち、ルータe,i間のリンクが非配信経路候補であることが判明した。これにより、図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100からルータe,i間のリンクを削除する。そして、第1のマルチキャスト経路候補100の残りの部分から、図7に示す第2のマルチキャスト経路候補200を除いた部分を第3のマルチキャスト経路候補300とした。但し、第3のマルチキャスト経路候補300の根としてダミールータxを設けている。
図9には、図7に示す第2のマルチキャスト経路候補200および図8に示す第3のマルチキャスト経路候補300に基づいてルータへアクセスして取得したマルチキャスト転送情報から作成したマルチキャスト木120が例示されている。このマルチキャスト木120は、ルータaからルータb,d経由でルータgに至る経路と、ルータaからルータc,e経由でルータhに至る経路と、ルータaからルータc,f経由でルータjに至る経路とを有する。
本実施形態によれば、毎回、図3に示す第1のマルチキャスト経路候補100に基づいてルータへアクセスする場合に比べて、ルータへアクセスする回数を削減することができる。
具体的には、図7に示す第2のマルチキャスト経路候補200において、ルータaからkに至る経路に対しては、下流側からルータg,bへと2回アクセスすればマルチキャスト転送の有無がリンク毎に判明するが、前回のマルチキャスト木110の経路であるので、最初のルータgへのアクセスでマルチキャスト転送ありの可能性が高く、この場合、1回のルータアクセスで済む。又、ルータaからhに至る経路に対しては、下流側からルータe,cへと2回アクセスすればマルチキャスト転送の有無がリンク毎に判明するが、前回のマルチキャスト木110の経路であるので、最初のルータeへのアクセスでマルチキャスト転送ありの可能性が高く、この場合、1回のルータアクセスで済む。例えば、図9のマルチキャスト木120であった場合、ルータg,eへと2回アクセスすれば、ルータaからgに至る経路とルータaからhに至る経路とが判明する。又、図8に示す第3のマルチキャスト経路候補300に対しては、上流側のルータからアクセスするが、例えば図9のマルチキャスト木120であった場合、ルータf,j,lへと3回アクセスすれば、ルータaからc,f経由でルータjに至る経路が判明する。従って、図7の第2のマルチキャスト経路候補200および図8の第3のマルチキャスト経路候補300を使用すれば、合計5回のルータアクセスにより図9のマルチキャスト木120が判明する。
これに対して、図3の第1のマルチキャスト経路候補100を使用した場合、図9のマルチキャスト木120が判明するには、上流側のルータからアクセスすると、ルータa,d,k,c,e,l,f,jへと合計8回のルータアクセスが必要である。又は、下流側のルータからアクセスすると、ルータg,h,m,i,c,jへと合計6回のルータアクセスが必要である。
なお、本実施形態に係る監視サーバ1は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、あるいはパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムにより構成され、図2に示される監視サーバ1の各部の機能を実現するためのプログラムを実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、その監視サーバ1には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
また、上記周辺機器については、監視サーバに直接接続するものであってもよく、あるいは通信回線を介して接続するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、IP網がOSPFを使用していない場合(リンクステートベース以外)などでは、予めマルチキャスト木候補の情報(トポロジー情報)を取得しておくものとする。
また、図4又は図5に示す各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、マルチキャスト木監視処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…監視サーバ(マルチキャスト木監視装置)、3…マルチキャスト配信サーバ、4…受信者(マルチキャストデータ受信端末)、11…OSPFモニタ、12…SPT計算部、13…ユニキャスト経路表作成部、14…マルチキャスト経路候補作成部、15…マルチキャスト木解析部、16…マルチキャストモニタ、17…表示部、100…第1のマルチキャスト経路候補、110,120…マルチキャスト木、200…第2のマルチキャスト経路候補、300…第3のマルチキャスト経路候補、a〜n…ルータ(マルチキャスト転送装置)

Claims (7)

  1. ユニキャストの経路情報に基づいて作成された第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成する第2のマルチキャスト経路候補作成部と、
    前記第1のマルチキャスト経路候補から、前記過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成する第3のマルチキャスト経路候補作成部と、
    前記第2のマルチキャスト経路候補および前記第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、マルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得する情報取得部と、
    を備えたことを特徴とするマルチキャスト木監視装置。
  2. 前記情報取得部は、前記第2のマルチキャスト経路候補に対して下流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスし、前記第3のマルチキャスト経路候補に対して上流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスすることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト木監視装置。
  3. 前記情報取得部は、前記第2のマルチキャスト経路候補に対して下流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスし、前記第3のマルチキャスト経路候補に対して次数が大きい方のマルチキャスト転送装置からアクセスすることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト木監視装置。
  4. 前記情報取得部は、前記第2のマルチキャスト経路候補に対して次数が大きい方のマルチキャスト転送装置からアクセスし、前記第3のマルチキャスト経路候補に対して上流にあるマルチキャスト転送装置からアクセスすることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト木監視装置。
  5. 前記第3のマルチキャスト経路候補作成部は、前記情報取得部が前記第2のマルチキャスト経路候補に対しマルチキャスト転送装置へアクセスして取得したマルチキャスト転送情報を加味して、第3のマルチキャスト経路候補を作成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のマルチキャスト木監視装置。
  6. ユニキャストの経路情報に基づいて作成された第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、
    前記第1のマルチキャスト経路候補から、前記過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、
    前記第2のマルチキャスト経路候補および前記第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、マルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得するステップと、
    を含むことを特徴とするマルチキャスト木監視方法。
  7. コンピュータに、
    ユニキャストの経路情報に基づいて作成された第1のマルチキャスト経路候補から、過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがある又はマルチキャスト経路になった頻度が高い第2のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、
    前記第1のマルチキャスト経路候補から、前記過去のマルチキャスト経路の情報に基づいて過去にマルチキャスト経路になったことがない又はマルチキャスト経路になった頻度が低い第3のマルチキャスト経路候補を作成するステップと、
    前記第2のマルチキャスト経路候補および前記第3のマルチキャスト経路候補に基づいて、マルチキャスト転送装置へアクセスしてマルチキャスト転送情報を取得するステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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