JP2011207595A - エスカレータ用保守装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライザー面の切り替わり時における衝撃を軽減して、良好な清掃・保守動作を行うことができるエスカレータ用保守装置を得る。
【解決手段】エスカレータの不動部分21に取り付けられる取付部材1と、一端側が取付部材1の支持板1aに回動自在に支持された第1の支持アーム3及び第2の支持アーム4と、両支持アーム3,4の他端側に支持され、エスカレータの踏段のライザー面22bに摺接可能な清掃体6とを備え、踏段22の移動に伴って清掃体6をライザー面22bに摺接させて清掃・保守を行うエスカレータ用保守装置において、第1の支持アーム3は、サブアーム3a,3b,3cとゴム部材7c,7dとを有し、複数のサブアーム3a〜3c間をゴム部材7c,7dを介して連結して構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、エスカレータ踏段のライザー面の清掃および滑り剤塗布等を行うエスカレータ用保守装置に関するものである。
エスカレータ保守作業の1つとして、エスカレータの踏段を清掃する、あるいは踏段のライザー面に滑り剤を塗布する作業がある。エスカレータの踏段を自動で清掃する従来の清掃装置として、たとえば特許文献1のように、乗客コンベアの踏段に当接する清掃具と、この清掃具を端部に保持する支持アームと、この支持アームを回転自在に支持する支持ロッドと、この支持ロッドの両側をそれぞれ支持し、乗客コンベアのスカート部の斜行部分に固定される一対の取付部材とを備え、清掃具が踏段の踏面と隣の踏段のライザー面との境界近傍に位置したとき清掃具の向きが踏面とほぼ平行で、かつライザー面に当接するように支持アームに保持された乗客コンベア踏段清掃器が知られている。清掃器を設置後に乗客コンベアを下降運転させると、踏段が斜下向きに移動していくのに伴って、支持アームで保持されている清掃具が相対的にせり上がり、このとき踏段のライザー面を清掃する。さらに踏段が移動すると、清掃具が踏面の先端から踏面上を踏面の奥の方向に相対的に摺動して行き、踏面を清掃する。この動作が、踏段毎に繰り返されて、全部の踏段の踏面とライザー面とが連続的に清掃されるようになっている。
また、特許文献2には、上記と類似の清掃装置で、清掃時に発生する清掃具の跳ね上がりによる踏面およびライザー面下部の清掃ムラを改善した清掃装置が示されている。
また、特許文献3には、上記と類似の清掃装置で、ライザー面の位置によって清掃具のライザー面に対する接触角度が変化しないようにリンク機構を設けてライザー面を全面ムラなく清掃する清掃装置が示されている。
また、特許文献4には、上記と類似の清掃装置で、清掃体が装着される保持部材に、クリート面に対して係合可能なローラ部材を突設し、このローラ部材をクリート面上に搭載して踏段を移動させたときに、ローラ部材がクリート面において回転軸方向に位置規制されるように構成した装置が示されている。
また、この特許文献4では、清掃体を支持する支持アームに対してダッシュポット装置を設けて、清掃体がライザー面の上端部を通過した際に、慣性で上方へ跳ね上がる動作や、清掃体がクリート面上へ落ちるときの衝撃を抑制し緩和する技術が示されている。
更に、特許文献5には、上記と類似の清掃装置の構成で、ライザー面に当接する部分に含油体を取付けることによりライザー面に滑り剤を塗布する機能が示されている。
特開昭57−180578号公報(第2頁、第1図−第4図) 特開昭61−101386号公報(第2頁、第1図) 特開2007−314297号公報(第5頁、図3) 特開平8−20485号公報(第3頁、図1) 実開平2−91776号公報(第4頁−第5頁、第1図)
上記と同様の清掃装置を試作して性能を検討したところ、1つの清掃装置により踏面およびライザー面を清掃する、特許文献1,特許文献2又は特許文献5のような装置では、
清掃体の跳ね上がりやバウンドなどにより、踏面およびライザー面をムラなく清掃することが困難であることが分かった。
また、ライザー面清掃のみを対象とした特許文献3の清掃装置においても、清掃体がライザー面の上端部を通過し次のライザー面下部に当接する際の衝撃が大きく、支持アームがバウンドするため、良好な清掃動作が困難であることがわかった。
また、特許文献4に示されるようなダッシュポット装置を用いると、この衝撃を軽減することは可能であったが、ライザー面などのサイズが少し異なるエスカレータに対して、良好な清掃動作を行わせるためにはダッシュポット装置の位置の再調整が必要となる問題があることが判明した。また、ダッシュポット装置と支持アームとが当接する際の発生音も問題である。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、種々のエスカレータに対しても特別な調整なしに、ライザー面の切り替わり時における衝撃を軽減して、良好な清掃・保守動作を行うエスカレータ用保守装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエスカレータ用保守装置は、エスカレータの不動部分に取り付けられる取付部材と、一端側が取付部材の支持板に回動自在に支持された支持アームと、支持アームの他端側に支持され、エスカレータの踏段のライザー面に摺接可能な清掃体とを備え、踏段の移動に伴って清掃体をライザー面に摺接させて清掃・保守を行うエスカレータ用保守装置において、支持アームは、複数のサブアームとゴム部材とを有し、複数のサブアーム間がゴム部材を介して連結されているものである。
また、支持アームは、複数のサブアームがゴム部材で連結されて構成された第1の支持アームと、第1の支持アームの回動軸の軸間距離と略同じ軸間距離を有する第2の支持アームとを備え、両支持アームの一端側が、支持板へ個別に回動自在に支持され、他端側が、連結部材で回動自在に連結されてリンク機構が形成されているものである。
この発明のエスカレータ用保守装置によれば、一端側が取付部材の支持板に回動自在に支持され、他端側に清掃体が備えられた支持アームは、複数のサブアームとゴム部材とを有し、複数のサブアーム間がゴム部材を介して連結されているので、種々のエスカレータに対しても特別な調整なしに、ライザー面の切り替わり時における衝撃および発生音を軽減することができるため、ライザー面の全面をムラなく、かつ静かに清掃することができる。
また、支持アームは、複数のサブアームがゴム部材で連結されて構成された第1の支持アームと、第1の支持アームの回動軸の軸間距離と略同じ軸間距離を有する第2の支持アームとを備え、両支持アームの一端側が、支持板へ個別に回動自在に支持され、他端側が、連結部材で回動自在に連結されてリンク機構が形成されているので、リンク機構により清掃体をほぼ一定の角度を保ってライザー面に当接させることができ、良好な清掃・保守を行うことができる。
また、荷重の掛かりやすい第1の支持アーム側をゴム部材で連結したので、第1の支持アームが受けた衝撃は、ゴム部材が変形することで吸収され、サイズや速度が異なる種々のエスカレータに対しても、衝撃および発生音を軽減する効果が大きい。
この発明の実施の形態1によるエスカレータ用保守装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の第1のアーム部の要部を示す斜視図である。 図1の第1のアーム部の要部の他の例を示す斜視図である。 図1の取付部材の要部を示す斜視図である。 図1の清掃体の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるエスカレータ用保守装置の使用状態を説明する図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1によるエスカレータ用保守装置を、図に基づいて説明する。
先ず図1に基づき全体の構成から説明する。図に示すように、実施の形態1によるエスカレータ用保守装置は、エスカレータの両側の不動部分21に取り付けるための一対の取付部材1と、この取付部材1を相互に連結して回転自在に支持する支持ロッド2と、取付部材1の支持板1aに一端が回動自在に支持された第1の支持アーム3と、同様に支持板1aに一端が回動自在に支持された第2の支持アーム4と、両支持アーム3,4の他端側同士を回動自在に連結する連結部材5と、両支持アーム3,4の他端側支持されて、後述する清掃具が取り付けられた清掃体6とを備えている。また、支持ロッド2には取付部材1を不動部分21へ当接させるときに間隔を調節するためのターンバックル2aを備えている。
各構成部品相互の関係について説明する。支持アームは、第1の支持アーム3と第2の支持アーム4とを備えているが、第1の支持アーム3はエスカレータの踏段22に近い側となるため、踏段22と接触しないように、中間部を踏段22側の反対側に突出させて「く」の字状に屈曲させている。第1の支持アーム3の詳細については後述する。第2の支持アーム4は直線状である。
両支持アーム3,4の一端側は、所定の距離を空けて個別に支持板1aへ回動自在に支持されている。そして、他端側は、連結部材5の両端部にそれぞれ回動自在に支持されている。ここで、第1の支持アーム3の両端部に形成された回動支点の相互間の距離、すなわち回動軸の軸間距離と、第2の支持アーム4の両端部に形成された回動軸の軸間距離とを略同じ長さとし、かつ、支持板1aに支持される両支持アーム3,4の回動軸間距離と、連結部材5両端部の回動軸間距離も略同じとしている。これにより、支持板1aと両支持アーム3,4と連結部材5とで平行リンク機構が形成されている。
両支持アーム3,4、及び連結部材5は、一対の支持部材1の支持板1aのそれぞれに設けられて一対のリンク機構が形成されているので、下部側は、連結部材5が、第1の支持アーム3の下端側で清掃体6の清掃体取付部6aにより連結されている。清掃体取付部6aには、例えば清掃ブラシ6bが取り付けられて清掃体6が構成されている。清掃ブラシ6bは、踏段22の踏面22aと概ね並行方向に向けて清掃体取付部6aに取付けられている。これにより、上述したように支持アーム部が平行リンク機構となっているため、動作時には清掃体6はほぼ一定の角度を保ってライザー面22bに当接することになる。
次に、第1の支持アーム3の詳細について説明する。図2は、第1の支持アーム3の一例を示す部分詳細図である。(a)は分解斜視図を示し、(b)は組立斜視図を示している。第1の支持アーム3は、先に説明したように中間部で「く」の字状に屈曲しているが、図はその屈曲部近傍の詳細を示すものである。
図2において、第1の支持アーム3は、まっすぐなサブアーム3a,3bと、「く」の字状に屈曲したサブアーム3cとからなる複数のサブアームと、それらを連結する平板状のゴム部材7a,7bとを備えて構成されている。
サブアーム3aの長手方向の端部と、それと隣り合うサブアーム3bの長手方向の端部とは、それぞれゴム部材7a及びゴム部材7bを介し、サブアーム3cに接続される。
接続方法は、図2(a)に示すように、サブアーム3aがゴム部材7aにネジ8等で固定され、サブアーム3bもゴム部材7bにネジ8等で固定される。一方、サブアーム3cは、ゴム部材7a,7bのそれぞれにネジ8等で固定されるが、その固定位置は、サブアーム3a,3bとゴム部材7a,7bとの固定位置とは異なる位置としている。つまり、サブアーム3a,3bとサブアーム3cとは、貫通穴で同時にネジやボルトで共締めするのではなく、各サブアームがそれぞれ個別にゴム部材に固定され、各サブアーム同士は直接ネジやボルトで固定されてはいない。すなわち、サブアーム同士はゴム部材8a,8bにより連結されている。連結後の状態は(b)のようになる。
次に、第1の支持アーム3の別の例について説明する。図3は、第1の支持アーム3の別の例を示す部分詳細図であり、(a)は分解斜視図を示し、(b)は組立斜視図を示している。図2と同等部分は同一符号で示して、説明を省略する。相違点は連結するゴム部材の形状である。
図のように、この第1の支持アーム3に使用するゴム部材は、断面形状がH形をしたゴム部材7cとゴム部材7dである。「H」形の両側のくぼみ部分に各サブアームをはめ込んだ構造としている。各サブアーム3a〜3cと、ゴム部材7c,7dとの接続は、図2の場合と同様であり、サブアーム3a,3bとゴム部材7c,7dとの固定位置と、サブアーム3cとゴム部材7c,7dとの固定位置を異なる位置としている。
連結組立後の状態は(b)のようになり、連結部において各サブアームの両側面が断面H形をしたゴム部材7c,7dの鍔部で挟まれた構造となっている。
なお。図1に示す第1の支持アーム3は、この形状の支持アームで図示している。
上記の図2,図3において、ゴム部材7a〜7dの材質は、弾力性のある素材(例えば、ウレタンゴムなど)であれば種々のものを使用できる。
また、サブアーム間の板厚方向の距離は、少なくとも3〜10mm程度あればよく、装置の大きさによりゴム部材の厚みを適宜選択すればよい。
また、各サブアームとゴム部材との接合は、ネジ留めの場合は、ゴム部材側にインサートを設けている。ネジ留め以外に、例えば、接着により接合してもよい。
次に、エスカレータの不動部分21に取り付ける取付部材1の詳細について説明する。図4は、取付部材1の要部斜視図である。図のように、不動部分21との対向面に緩衝部材9が設けられている。また、緩衝部材9の不動部分21との当接面には穴9aが形成されている。緩衝部材9の材料としては、弾力性のある素材であればよく、例えばウレタンゴムでよい。
緩衝部材9は、必須ではないが、緩衝部材9を設けたことにより、取付部材1がエスカレータの不動部分21に取り付けられたとき、不動部分21を傷つけずに確実に固定でき、使用時の装置の振動を軽減できる。また、穴9aが吸盤の役目をして不動部分21の面に吸着できる効果がある。
なお、穴9aに替えて、凹部としても同様の効果を得ることができる。
次に、ライザー面22bに当接させる清掃体6の、清掃体取付部6a(図1参照)に取り付けられる清掃体本体部分を、図5により説明する。図5(a)は、台座6dにブラシ素材6eを植設して形成した清掃ブラシ6bの場合を示している。
また、図5(b)は、台座6dにパッド6fをビス留め等により取り付けて構成した滑り剤塗布パッド6cの場合を示している。パッド6fの材料は、滑り剤が含浸できるものであればよい。
台座6dの部分が、清掃体取付部6aにビス留め又は嵌め込み等により着脱可能になっている。ライザー面22bの清掃をする時には、清掃体取付部6aに清掃ブラシ6bを取付け、ライザー面22bに滑り剤を塗布する時には、滑り剤塗布パッド6cと交換可能に
なっている。
次に、本実施の形態のエスカレータ用保守装置の使用時の動作について説明する。
まず、図1に示すように、エスカレータの両側の不動部分21に本装置の取付部材1を取り付ける。不動部分21に固定するときは、支持ロッド2のターンバックル2aを回すことにより、支持ロッド2が左右均等に伸縮して取付部材1が不動部分21に圧接される。取付に当たっては、清掃体6をほぼ水平にして踏段22のライザー面22bに当接するようにセットする。
図6は、本装置の使用時の動作を説明する図である。本装置をエスカレータにセットした状態で、踏段22を下方に走行させると、(a)から(b)のように、清掃体6がライザー面22bの下端側から上端側に向かって摺動する。清掃体6が清掃ブラシ6bの場合はライザー面22bの清掃が行われ、滑り剤塗布パッド6cの場合は滑り剤の塗布が行われる。
さらに踏段22が下方に走行するとライザー面22bの上端側から次のライザー面22bの下端側に清掃体6が移動し、上記の動作を繰り返してライザー面22bの清掃、あるいは滑り剤塗布が行われる。
このように構成されたエスカレータ用保守装置においては、第1の支持アーム3が複数のサブアームとゴム部材とからなり、複数のサブアーム間がゴム部材で連結されているため、ライザー面22bの上端側から次のライザー面22bの下端側に移動する際、ライザー面22bの下端側に清掃体6が当接する時における衝撃および衝突の発生音を軽減することができ、清掃体6のバウンドがなくなるためライザー面の全面をムラなく清掃又は滑り剤を塗布することができる。
また、リンク機構の内部にゴム部材の弾性材料からなる緩衝機構を有しているので、第1の支持アームが受けた衝撃は、ゴム部材が変形することで吸収される。このように内部に3次元的な変形が可能な緩衝機構があるので、背景技術の項で例示したようなアームの外部に緩衝機構を設ける場合に比べて、リンク機構に対する衝撃の位置や方向やタイミングが変化しても、衝撃を和らげる効果が大きい。
特に、ゴム部材は、第1の支持アームの「く」の字状の折曲部に設置されるので、第1の支持アームの折曲角度が変形することを比較的容易とする。このため、サイズや速度が異なる種々のエスカレータに対しても、衝撃および発生音を軽減する効果が大きい。
なお、支持アームは、第1の支持アームと第2の支持アームを有し、リンク機構を形成したもので説明したが、第1の支持アームのみ、すなわち、複数のサブアームとゴム部材とを有し、複数のサブアーム間がゴム部材を介して連結されて構成されたアームのみとし、その先端(下部)側に清掃体を取り付けたものでもよい。その場合でも、ライザー面の切り替わり時における衝撃や発生音を軽減する効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態1のエスカレータ用保守装置によれば、エスカレータの不動部分に取り付けられる取付部材と、一端側が取付部材の支持板に回動自在に支持された支持アームと、支持アームの他端側に支持され、エスカレータの踏段のライザー面に摺接可能な清掃体とを備え、踏段の移動に伴って清掃体をライザー面に摺接させて清掃・保守を行うエスカレータ用保守装置において、支持アームは、複数のサブアームとゴム部材とを有し、複数のサブアーム間をゴム部材を介して連結したので、種々のエスカレータに対しても特別な調整なしに、ライザー面の切り替わり時における衝撃および発生音を軽減することができるため、ライザー面の全面をムラなく、かつ静かに清掃・保守することができる。
また、支持アームは、複数のサブアームがゴム部材で連結されて構成された第1の支持アームと、第1の支持アームの回動軸の軸間距離と略同じ軸間距離を有する第2の支持アームとを備え、両支持アームの一端側が、支持板へ個別に回動自在に支持され、他端側が、連結部材で回動自在に連結されてリンク機構が形成されているので、リンク機構により清掃体をほぼ一定の角度を保ってライザー面に当接させることができ、良好な清掃・保守を行うことができる。
また、荷重の掛かりやすい第1の支持アーム側をゴム部材で連結したので、第1の支持アームが受けた衝撃は、ゴム部材が変形することで吸収され、サイズや速度が異なる種々のエスカレータに対しても、衝撃および発生音を軽減する効果が大きい。
また、サブアーム間を連結するゴム部材は、断面形状がH形であり、H形の両側のくぼみ部分に各サブアームが嵌め込まれて連結されているので、各サブアームのエスカレータ踏段の進行方向への動きが制限されるため、長時間の清掃においても各サブアームの位置および角度が変わることなく安定した清掃を行うことができる。
また、清掃体は、清掃ブラシ、又は、滑り剤を塗布した滑り剤塗布パッドが、清掃体取付部に交換可能に取り付けられて構成されているので、取付部材を固定したまま清掃ブラシ処理と滑り剤塗布とを連続して行うことが可能である。
また、取付部材は、エスカレータの不動部分との対向面に緩衝部材が設けられ、緩衝部材を介して不動部分に当接させるようにしたので、清掃・滑り剤塗布時に発生するエスカレータ用保守装置に加わる振動を軽減できるため安定してライザー面全面の清掃又は滑り剤塗布ができる。
更にまた、緩衝部材の不動部分との当接面には、穴又は凹部が形成されているので、吸盤効果が得られるため、安定して固定でき、より安定したライザー面全面の清掃および滑り剤塗布ができる。
1 取付部材 1a 支持板
2 支持ロッド 2a ターンバックル
3 第1の支持アーム 3a〜3c サブアーム
4 第2の支持アーム 5 連結部材
6 清掃体 6a 清掃体取付部
6b 清掃ブラシ 6c 滑り剤塗布パッド
6d 台座 6e ブラシ素材
6f パッド 7a〜7d ゴム部材
8 ネジ 9 緩衝部材
9a 穴
21 不動部分 22 踏段
22a 踏面 22b ライザー面。

Claims (6)

  1. エスカレータの不動部分に取り付けられる取付部材と、一端側が前記取付部材の支持板に回動自在に支持された支持アームと、前記支持アームの他端側に支持され、前記エスカレータの踏段のライザー面に摺接可能な清掃体とを備え、前記踏段の移動に伴って前記清掃体を前記ライザー面に摺接させて清掃・保守を行うエスカレータ用保守装置において、前記支持アームは、複数のサブアームとゴム部材とを有し、前記複数のサブアーム間が前記ゴム部材を介して連結されていることを特徴とするエスカレータ用保守装置。
  2. エスカレータの不動部分に取り付けられる取付部材と、一端側が前記取付部材の支持板に回動自在に支持された支持アームと、前記支持アームの他端側に支持され、前記エスカレータの踏段のライザー面に摺接可能な清掃体とを備え、前記踏段の移動に伴って前記清掃体を前記ライザー面に摺接させて清掃・保守を行うエスカレータ用保守装置において、前記支持アームは、複数のサブアームがゴム部材で連結されて構成された第1の支持アームと、前記第1の支持アームの回動軸の軸間距離と略同じ軸間距離を有する第2の支持アームとを備え、
    前記両支持アームの一端側が、前記支持板へ個別に回動自在に支持され、他端側が、連結部材で回動自在に連結されてリンク機構が形成されていることを特徴とするエスカレータ用保守装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のエスカレータ用保守装置において、
    前記サブアーム間を連結するゴム部材は、断面形状がH形であり、H形の両側のくぼみ部分に前記各サブアームが嵌め込まれて連結されていることを特徴とするエスカレータ用保守装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエスカレータ用保守装置において、
    前記清掃体は、清掃ブラシ、又は、滑り剤を塗布した滑り剤塗布パッドが、清掃体取付部に交換可能に取り付けられて構成されていることを特徴とするエスカレータ用保守装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエスカレータ用保守装置において、
    前記取付部材は、前記エスカレータの前記不動部分との対向面に緩衝部材が設けられ、前記緩衝部材を介して前記不動部分に当接させるようにしたことを特徴とするエスカレータ用保守装置。
  6. 請求項5記載のエスカレータ用保守装置において、
    前記緩衝部材の前記不動部分との当接面には、穴又は凹部が形成されていることを特徴とするエスカレータ用保守装置。
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