JP2011205593A - 接続機器および受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のプラグ端子を含む信号用プラグ40が接続可能で、接続状態で信号用プラグの複数のプラグ端子と接続される複数のジャック端子を含むジャック部22と、複数のジャック端子に接続された複数の引き出し部222〜224と、を有し、複数の引き出し部のうちの第1のジャック端子に接続された第1の引き出し部222は、分岐され、一分岐部LB1に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部225が接続され、他の分岐部LB2に高周波信号を取り出すためのキャパシタC221が接続されている。
【選択図】図2
Description
この電子機器の音声は、同軸ケーブルを用いたイヤホンケーブルを通してイヤホン(ヘッドホンを含む)で聴取することも行われている。
いわゆるイヤホンアンテナについては、たとえば特許文献1、2に開示されている。
ところが、φ3.5、φ2.5極のような筒型の端子を用いる場合、高周波的な結合が大きく、アンテナゲインの劣化が顕著であるという不利益がある。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(受信システム(受信装置)の第1の構成例)
2.第2の実施形態(受信システム(受信装置)の第2の構成例)
3.第3の実施形態(受信システム(受信装置)の第3の構成例)
4.第4の実施形態(受信システム(受信装置)の第4の構成例)
5.第5の実施形態(受信システム(受信装置)の第5の構成例)
6.第6の実施形態(受信システム(受信装置)の第6の構成例)
7.第7の実施形態(受信システム(受信装置)の第7の構成例)
[受信システム(受信装置)の第1の構成例]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置を形成するアンテナケーブルを含む電子機器(セット機器)の一例である携帯端末を含む受信システム(受信装置)を示す図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
図3は、本実施形態に係るアンテナケーブルを形成するシールド部付同軸ケーブルおよび中継基板を含むプラグ接続部の等価回路を示す図である。
携帯端末20は、高周波信号を受信するためにアンテナ装置30を形成する3極プラグ40が接続され丸型ジャック部22等を含む。
3極プラグ40および丸型ジャック部22は、各々のあるいは両方で接続機器100を形成する。
丸型ジャック部22を含む携帯端末(電子機器)側接続機器の構成については後で詳述する。
そして、本第1の実施形態においては、音声信号伝送ケーブル50は、アンテナケーブル60およびイヤホンケーブル70により形成される。
本第1の実施形態のアンテナ装置30は、イヤホン分離型スリーブアンテナとして形成されている。
3極プラグ40の中継基板による接続部および3極ジャック63の形成部分には、キャップ64,65が配置されている。
本例では、同軸ケーブル61の長さは350mmに設定され、イヤホンケーブル70の長さは1200mmに設定される。
3極プラグ40は、ジャック部22に挿入される円筒状の先端部41に、先端側から順に、ステレオ音声信号の左チャンネル(Lch)端子411、右チャンネル(Rch)端子412、およびグランド(GND)端子413が、互いに絶縁されて形成されている。
3極プラグ40は、アンテナケーブル60の一端部(側)と接続される円筒状の後端部42に、長さ方向の中央部側からGND端子421、Rch端子422、およびLch端子423が、互いに絶縁されて形成されている。
そして、3極プラグ40において、先端部41のLch端子411と後端部42のLch端子423が円筒軸内を通して電気的に接続されている。
先端部41のRch端子412と後端部42のRch端子422が円筒軸内を通して電気的に接続されている。
先端部41のGND端子413と後端部42のGND端子421が円筒軸内を通して電気的に接続されている。
本例では、Lch端子423が円筒の中心部に形成され、その外周部(外側)にRch端子422が形成され、さらに外周部(外側)にGND端子421が形成されている。
先端部41のGND端子413と後端部42のGND端子421により第2のプラグ端子が形成される。
先端部41のRch端子412と後端部42のRch端子422により第3のプラグ端子が形成される。
第2のプラグ端子であるGND端子413,421は、低周波および高周波のグランドとして機能する。
第3のプラグ端子であるRch端子412,422は、高周波的には容量結合によりグランドとして機能し、低周波では第1のプラグ端子であるLch端子411,423と別の音声信号Rを伝送する機能を含む。
また、GND端子421とRch端子422間の絶縁部を、たとえば絶縁樹脂424により形成し、容量として機能させ、インピーダンスを調整するとよい。
これにより、多芯で、本実施形態のように、同軸線を使用したイヤホンアンテナのような場合、この部分の絶縁に使われている絶縁樹脂424の誘電率を考慮して作製すると高周波的にはGNDと同じ構造となりプラグ部でのロスを軽減できる。
ただし、Rch端子を第1のプラグ端子として機能させ、Lch端子を第3のプラグ端子として機能させることも可能である。
中継部62はキャップ64で被覆され、3極ジャック63はキャップ65で被覆されている。
この同軸ケーブル61は、たとえばジャケットにより被覆されたシールド部付同軸ケーブルにより形成される。
図5は、シールド部付同軸ケーブルの構造例を示す図である。
3芯同軸ケーブル610は、オーディオのLラインおよびRライン、およびGNDラインを形成する複数の芯線611,612,613、および芯線611,612,613を絶縁するための内部絶縁体614を有する。
同軸ケーブル610は、絶縁体614の外周に配置された外部導体としてのシールド部615、および外周全体を被覆するエラストマー等の外部絶縁体(外皮、ジャケット)616を有する。
絶縁体614は、たとえばX線照射架橋PEにより形成される。
また、シールド部615は、たとえば軟銅線により形成される。
また、シールド部615は、導電性を有する複数の素線、たとえば裸軟銅線を編組した編組シールドにより形成されている。
なお、編組シールドは、横巻シールドと比べて、屈曲時においてもシールドの隙間発生が少なく、適度な柔軟性、折り曲げ強さ、機械的強度を備えた静電シールド方法として知られているものである。
芯線611,612,613とシールド部615は、高周波的にインピーダンスを有する。
次に、中継部62の構成例について説明する。
図2および図3は、本実施形態に係る中継部の具体的な構成、並びに同軸伝送ケーブルおよび同軸ケーブルの接続例を示している。
中継部62の一端部側において、同軸ケーブル610は、絶縁体614、シールド部615、ジャケット616が除去されて芯線611,612,613が露出している。
また、中継部62の近傍にはジャケット616が除去されてシールド部615が露出している。
中継部62の他端側において、3極プラグ40の後端部42が、同軸ケーブル610の一端側の芯線611,612,613の端部と対向するように配置される。
そして、3極プラグ40の後端部42のRch端子422は、高周波遮断部621を介して、同軸ケーブル部610の芯線612(Rchライン)と接続されている。
そして、3極プラグ40の後端部42のGND端子421は、高周波遮断部622を介して、同軸ケーブル610の芯線613(GNDライン)に接続され、その接続部は同軸ケーブル610のシールド部615に接続されている。
中継部62では、第2のプラグ端子であるGND端子421と高周波遮断部622とシールド部615の接続部と、第3のプラグ端子であるRch端子422間に容量C41が形成されている。
実装基板80は、その長手方向の一端部にたとえばφ3.5mmの3極プラグ40の後端部42を収容するプラグ収容領域81が形成されている。
この例では、3極プラグ40の後端部42の長さは7.5mm程度である。
プラグ収容領域81の周囲には、その収容口近傍に収容される3極プラグ40のGND端子421と接続されるGND端子82が形成されている。
プラグ収容領域81の長手方向の先端よりの中間部に、Rch端子422と接続されるR端子83が形成されている。
プラグ収容領域81の長手方向の先端部には、Lch端子423と接続されるL端子84が形成されている。
シールド部615が接続される端子85とGNDの端子82が接続配線LW1により接続されている。
接続配線LW1には接続端子89が接続されており、その接続端子89とRch端子である端子83との間に容量C41が形成されている。
Lchラインである芯線611が接続される端子86と端子84が接続配線LW2により接続されている。
端子83と接続端子87の配置位置の間に高周波遮断部621を形成するフェライトビーズFB1が実装されている。
端子82と接続端子88の配置位置の間に高周波遮断部622を形成するフェライトビーズFB2が実装されている。
端子83とフェライトビーズFB1が接続配線LW3により接続されている。端子82とフェライトビーズFB2が接続配線LW4により接続されている。
フェライトビーズFB1と接続端子87が接続配線LW5により接続されている。フェライトビーズFB2と接続端子88が接続配線LW6により接続されている。
3極ジャック63は、図2および図3に示すように、Lch端子631、Rch端子632、およびGND端子633を有する。
3極ジャック63の近傍において、同軸ケーブル610の他端部は、絶縁体614、シールド部615、ジャケット616が除去されて芯線611,612,613が露出している。また、3極ジャック63の近傍にはジャケット616が除去されてシールド部615が露出している。
そして、Lch端子631は芯線611に接続され、Rch端子632は芯線612に接続され、GND端子633は芯線613に接続されている。
また、図において、634はプラグ挿入口を示している。
イヤホンケーブル70は、一端部が分岐されてLch用イヤホン71、Rch用イヤホン72が接続され、他端部にφ3.5mmまたはφ2.5mmの3極プラグ73が接続されている。
3極プラグ73は、その円筒状の先端部をアンテナケーブル60の3極ジャック63に挿入して接続可能であり、Lch端子731、Rch端子732、およびGND端子733を有する。
そして、Lch端子731とイヤホン71がLchライン734により接続され、Rch端子732とイヤホン72がRchライン735により接続され、GND端子733がGNDライン736,737と接続されている。
図7は、本第1の実施形態に係る3極ジャック部22を含む携帯端末(電子機器)側接続機器の一例の等価回路を示す図である。
図7においては、ジャック部22に接続可能な3極プラグ40および2極プラグ40Aをあわせて示している。
3極ジャック221は、第1のジャック端子であるLch端子TL、第2のジャック端子であるGND端子TG、および第3のジャック端子であるRch端子TRを有する。
3極ジャック221は、3極プラグ40が挿入され接続状態にあるときに、先端部のLch端子411がLch端子TLと接続され、Rch端子412がRch端子TRに接続され、GND端子413がGND端子TGに接続されるように各端子が配置されている。
そして、第1のジャック端子であるLch端子TLに第1の引き出し部222が接続され、第2のジャック端子であるGND端子TGに第2の引き出し部223が接続され、第3のジャック端子であるRch端子に第3の引き出し部224が接続されている。
第1の引き出し部222は、この第1の分岐ラインLB1の高周波遮断部225を通してLchの音声信号を図示しない信号処理系に供給する。
第1の引き出し部222の第2の分岐ラインLB2はアンテナ信号ラインLANTを形成し、高周波信号を取り出すためのキャパシタC221が接続され、さらにキャパシタC221を介してチューナー23に接続されている。
第3の引き出し部224は、この第1の分岐ラインLB3の高周波遮断部226を通してRchの音声信号を図示しない信号処理系に供給する。
第3の引き出し部224の第2の分岐ラインLB4は、高周波的にはグランドに接続し、低周波では分離する容量(キャパシタ)C222が形成されている(接続されている)。
2極プラグ40Aの先端部の端子411Aに高周波信号および低周波信号の重畳信号が伝搬され、ジャック部22の第1のジャック端子であるLch端子LTに接続される。
2極プラグ40Aは端子411Aの後端側はGND端子413Aとして形成され、GND端子413Aはジャック部22の第2のジャック端子であるGND端子TGおよび第3のジャック端子である端子TRに接続される。
そして、このRch端子LRには高周波的にはグランドに接続し、低周波では分離する容量(キャパシタ)C222が形成されている(接続されている)。
この容量C222は通過特性の改善に寄与する。
図8(A)は容量を接続した場合の通過特性を、図8(B)は容量を接続していない場合の通過特性を示している。
この通過特性は、図9(A)に示す変換プラグと図9(B)に示すコネクタ基板の3極ジャックと接続して、容量C222を接続した場合(Cがある場合)と接続していない場合(Cがない場合)を、ネットワークアナライザで通過特性の確認を行った結果である。
これに対して、図8(A)に示すように、容量C222を接続することで、全体的な通過特性が改善されていることがわかる。
図10(A)はFM VHF帯域の特性を示し、図10(B)はUHF帯域の特性を示している。
図10の(A),(B)において、Hで示す曲線が水平偏波(Horizontal Polarization)の特性を示し、Vで示す曲線が垂直偏波(Vertical Polarization)の特性を示している。
また、図10の(C),(D)においては、特性図にあわせて測定結果を詳細に示す図表を図示している。
[受信システム(受信装置)の第2の構成例]
図11は、本発明の第2の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
本第2の実施形態では、アンテナ装置30Aにおいて、アンテナケーブル60Aの同軸ケーブル61Aのシールド部615が第2のプラグ端子であるGND端子421ではなく、第1のプラグ端子であるLch端子423に接続されている。
図12(A)はFM VHF帯域の特性を示し、図12(B)はUHF帯域の特性を示している。
図12(A),(B)において、Hで示す曲線が水平偏波の特性を示し、Vで示す曲線が垂直偏波の特性を示している。
また、図12(C),(D)においては、特性図にあわせて測定結果を詳細に示す図表を図示している。
図13(A)はFM VHF帯域の特性を示し、図13(B)はUHF帯域の特性を示している。
図13(A),(B)において、Hで示す曲線が水平偏波の特性を示し、Vで示す曲線が垂直偏波の特性を示している。
また、図13(C),(D)においては、特性図にあわせて測定結果を詳細に示す図表を図示している。
これに対して、図12に示すように、本第2の実施形態のアンテナケーブルとイヤホンケーブルを含むアンテナ装置を用いていることにより、UHF帯およびVHF帯のローバンドもハイバンドも受信可能である。
図15(A)は容量を配置していない場合のUHF帯域の特性を示し、図15(B)は容量を配置した場合のUHF帯域の特性を示している。
図15(A),(B)において、Hで示す曲線が水平偏波の特性を示し、Vで示す曲線が垂直偏波の特性を示している。
また、図15(C),(D)においては、特性図にあわせて測定結果を詳細に示す図表を図示している。
これに対して、本実施形態のように、第2のプラグ端子であるGND端子421と第3のプラグ端子であるRch端子422間に容量C41を配置している場合には良好な特性が得られる。
[受信システム(受信装置)の第3の構成例]
図16は、本発明の第3の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
本第3の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[受信システム(受信装置)の第4の構成例]
図17は、本発明の第4の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
これに応じてアンテナケーブル60Cは、4芯の同軸ケーブル610Cが適用されている。
図17においては、同軸ケーブル610Cの断面を併せて示している。
そして、4極プラグ40Cは、後端部42Cにおいて、GND端子421とRch端子422との間にMIC端子425が形成されている。
中継部62Cにおいて、MIC端子425には、インダクタL3やフェライトビーズにより形成される高周波遮断部623が接続されている。
また、同軸ケーブル610Cは、3芯の同軸ケーブル610に比べて芯線617が1本多く含まれている。
芯線617の一端部は中継部62Cにおいて高周波遮断部623に接続されている。
また、芯線617の他端部は、マイクロフォン(MIC)90に接続され、MIC90は、GNDラインである芯線613とイヤホンケーブル70CのGNDラインとに接続される。
また、中継部62Cにおいては、第2のプラグ端子であるGND端子421と他の第3のプラグ端子(第4のプラグ端子)425との間に容量C42が形成されている。
図18においては、ジャック部22Cに接続可能な4極プラグ40C、3極プラグ40および2極プラグ40Aをあわせて示している。
そして、他の第3の引き出し部(第4の引き出し部)227には、高周波遮断のためのインダクタLやイフェライトビーズFB等により形成される高周波遮断部228が挿入(接続)されている。
第3の引き出し部227は、この第1の分岐ラインLB5の高周波遮断部227を通してMICの信号を図示しない信号処理系に供給する。
第3の引き出し部227の第2の分岐ラインLB6は、高周波的にはグランドに接続し、低周波では分離する容量(キャパシタ)C223が形成されている(接続されている)。
本第4の実施形態によれば、上述した第1、第2および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[受信システム(受信装置)の第5の構成例]
図19は、本発明の第5の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
本第5の実施形態によれば、上述した第1、第2および第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[受信システム(受信装置)の第6の構成例]
図20は、本発明の第6の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
すなわち、第1のラインとしてのLchライン611Eが同軸ケーブル610Eで形成され、第2のラインとしてのGNDライン613Eおよび第3のラインとしての音声信号のRchライン612Eが外側で、同軸ケーブル610Eに並列に配置されている。
中継部62Eにおける接続は第1の実施形態と同様に、Rchライン612Eは高周波遮断部621を介してプラグ端子422に接続され、GNDライン613Eが高周波遮断部622を介してプラグ端子421に接続されている。
そして、LchラインLch611Eがプラグ端子423に直接接続されている。
そして、中継部62Eにおいては、シールド部615とRchライン612EおよびGNDライン613Eの間に、容量C621,C622が形成されている。
本実施形態においては、キャパシタを配置している。これにより、アンテナ特性の向上を図ることが可能である。
中継部63Eには3極ジャックが配置されている。そして、中継部63Eにおいて、同軸ケーブル610Eの芯線611Eの他端がLch端子631に接続されている。
信号ライン612E、GNDライン613Eの他端にはインダクタやフェライトビーズにより形成される高周波遮断機能を有する高周波遮断部635,636が接続されている。そして、高周波遮断部635がRch端子632に接続され、高周波遮断部636がGND端子633に接続されている。
そして、中継部63Eにおいては、シールド部615とRchライン612EおよびGNDライン613Eの間に、容量C631,C632が形成されている。
なお、この構成は、前述した4極構成の場合にも適用することが可能である。
[受信システム(受信装置)の第7の構成例]
図21は、本発明の第7の実施形態に係る受信システムの等価回路を示す図である。
すなわち、第1のラインとしてのLchライン611Fが同軸ケーブル610Fで形成され、第2のラインとしてのGNDライン613Fおよび第3のラインとしての音声信号のRchライン612Fが外側で、同軸ケーブル610Fに並列に配置されている。
中継部62Eにおける接続は第1の実施形態と同様に、Rchライン612Fは高周波遮断部621を介してプラグ端子422に接続され、GNDライン613Fが高周波遮断部622を介してプラグ端子421に接続されている。
そして、LchラインLch611Fがプラグ端子423に直接接続されている。
そして、中継部62Fにおいては、シールド部615とRchライン612FおよびGNDライン613Fの間に、容量C623,C624が形成されている。
本実施形態においては、キャパシタを配置している。これにより、アンテナ特性の向上を図ることが可能である。
中継部63Fには3極ジャックが配置されている。そして、中継部63Fにおいて、同軸ケーブル610Fの芯線611Fの他端がLch端子631に接続されている。
信号ライン612F、GNDライン613Fの他端にはインダクタやフェライトビーズにより形成される高周波遮断機能を有する高周波遮断部637,638が接続されている。そして、高周波遮断部637がRch端子632に接続され、高周波遮断部638がGND端子633に接続されている。
なお、この構成は、前述した4極構成の場合にも適用することが可能である。
そして、本実施形態によれば、高周波と低周波のコネクタを共用できることから、コネクタの数の削減と小型化の実現とともに、通常のオーディオとイヤホンアンテナや他のアンテナとの共用もできるようになる。
また、高周波遮断部位は、磁性材料にケーブル部を巻きつけることによって形成することも可能である。
Claims (20)
- 複数のプラグ端子を含む信号用プラグが接続可能で、接続状態で上記信号用プラグの複数のプラグ端子と接続される複数のジャック端子を含むジャック部と、
上記複数のジャック端子に接続された複数の引き出し部と、を有し、
上記複数の引き出し部のうちの第1のジャック端子に接続された第1の引き出し部は、
分岐され、一分岐部に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部が接続され、
他分岐部に高周波信号を取り出すためのキャパシタが接続されている
接続機器。 - 上記複数の引き出し部は、
上記第1の引き出し部と異なる第2のジャック端子に接続された第2の引き出し部がグランドに直接的に接続されている
請求項1記載の接続機器。 - 少なくとも3つの上記複数のジャック端子および引き出し部を含み、
上記第1の引き出し部および上記第2の引き出し部以外の第3のジャック端子に接続された第3の引き出し部は、
分岐され、一分岐部に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部が接続され、
他の分岐部は高周波的にはグランドに接続し、低周波では分離する容量が形成されている
請求項2記載の接続機器。 - 上記信号用プラグは、
上記第1の引き出し部が接続される第1のジャック端子に接続される第1のプラグ端子に高周波信号と低周波の信号が重畳される
請求項1から3のいずれか一に記載の接続機器。 - 上記信号用プラグは、少なくとも3つのプラグ端子を含み、
上記第1の引き出し部とは異なる第2の引き出し部が接続された第2のジャック端子に接続される第2のプラグ端子が低周波および高周波のグランドとして機能し、
上記第1のプラグ端子および上記第2のプラグ端子以外の第3のプラグ端子は、
高周波的には容量結合によりグランドとして機能し、低周波では上記第1のプラグ端子と別信号を伝送する機能を含む
請求項4記載の接続機器。 - 上記第2のプラグ端子と上記第3のプラグ端子間に容量が形成されている
請求項5記載の接続機器。 - 上記第2のプラグ端子および上記第3のプラグ端子の信号伝送用ケーブルとの接続部に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部がそれぞれ接続されている
請求項5または6記載の接続機器。 - 上記第2のプラグ端子と上記高周波遮断部との接続部と、上記第3のプラグ端子間に上記容量が形成されている
請求項7記載の接続機器。 - 上記容量は、
上記第2のプラグ端子と上記第3のプラグ端子間の絶縁部を含んで形成されている
請求項8記載の接続機器。 - 上記信号用プラグは、
信号伝送用ケーブルとの接続側において、
上記第1のプラグ端子が中心部に形成され、
上記第2のプラグ端子および上記第3のプラグ端子は、
上記第1のプラグ端子の外側に形成されている
請求項4から9のいずれか一に記載の接続機器。 - 複数のプラグ端子を含む音声信号用プラグが接続可能な接続機器と、
上記接続機器を介する放送波の受信機能を有する電子機器と、を有し、
上記接続機器は、
複数のプラグ端子を含む信号用プラグが接続可能で、接続状態で上記信号用プラグの複数のプラグ端子と接続される複数のジャック端子を含むジャック部と、
上記複数のジャック端子に接続された複数の引き出し部と、を有し、
上記複数の引き出し部のうちの第1のジャック端子に接続された第1の引き出し部は、
分岐され、一分岐部に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部が接続され、
他分岐部に高周波信号を取り出すためのキャパシタが接続されている
受信装置。 - 上記複数の引き出し部は、
上記第1の引き出し部と異なる第2のジャック端子に接続された第2の引き出し部がグランドに直接的に接続されている
請求項11記載の受信装置。 - 少なくとも3つの上記複数のジャック端子および引き出し部を含み、
上記第1の引き出し部および上記第2の引き出し部以外の第3のジャック端子に接続された第3の引き出し部は、
分岐され、一分岐部に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部が接続され、
他の分岐部は高周波的にはグランドに接続し、低周波では分離する容量が形成されている
請求項12記載の受信装置。 - 上記信号用プラグは、
上記第1の引き出し部が接続される第1のジャック端子に接続される第1のプラグ端子に高周波信号と低周波の信号が重畳される
請求項11から13のいずれか一に記載の受信装置。 - 上記信号用プラグは、少なくとも3つのプラグ端子を含み、
上記第1の引き出し部とは異なる第2の引き出し部が接続された第2のジャック端子に接続される第2のプラグ端子が低周波および高周波のグランドとして機能し、
上記第1のプラグ端子および上記第2のプラグ端子以外の第3のプラグ端子は、
高周波的には容量結合によりグランドとして機能し、低周波では上記第1のプラグ端子と別信号を伝送する機能を含む
請求項13記載の受信装置。 - 上記第2のプラグ端子と上記第3のプラグ端子間に容量が形成されている
請求項15記載の受信装置。 - 上記第2のプラグ端子および上記第3のプラグ端子の信号伝送用ケーブルとの接続部に高周波的な遮断機能を有する高周波遮断部がそれぞれ接続されている
請求項15または16記載の受信装置。 - 上記第2のプラグ端子と上記高周波遮断部との接続部と、上記第3のプラグ端子間に上記容量が形成されている
請求項17記載の受信装置。 - 上記容量は、
上記第2のプラグ端子と上記第3のプラグ端子間の絶縁部を含んで形成されている
請求項18記載の受信装置。 - 上記信号用プラグは、
信号伝送用ケーブルとの接続側において、
上記第1のプラグ端子が中心部に形成され、
上記第2のプラグ端子および上記第3のプラグ端子は、
上記第1のプラグ端子の外側に形成されている
請求項14から19のいずれか一に記載の受信装置。
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