JP2011205359A - エコーキャンセラおよび音声処理システム - Google Patents

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【課題】放音側と収音側が同一システム内になくとも、擬似的なエコー成分を生成し、マイクで収音した音声から除去することができるエコーキャンセラを提供する。
【解決手段】放音装置2の変調部23は、オーディオ信号にタイミング情報(例えば、再生開始からの時間経過を示す情報)と、コンテンツ情報(曲名、歌手名等のコンテンツ毎の固有の情報)とを重畳する。重畳方式は、例えば拡散符号による位相変調を用いる。収音装置1の復調部11は、オーディオ信号と拡散符号の相関値を算出し、タイミング情報とコンテンツ情報を復調する。コンテンツデータ受信部13は、復調したコンテンツ情報でコンテンツサーバ4からコンテンツデータを受信し、タイミング情報に基づいてオーディオ信号をエコーキャンセル部12に出力する。擬似エコー生成部121は、入力されたオーディオ信号を参照信号として擬似エコーを生成し、オーディオ信号から除去する。
【選択図】図1

Description

この発明は、擬似的にエコー成分を生成し、収音した信号から除去するエコーキャンセラに関する。
音声通話において発生するエコーは、遠端側の音声だけでなく、通話中にオーディオ機器から放音されているBGM等も含まれている。エコーを除去するものとして、例えば、特許文献1のようなエコーキャンセラが提案されている。特許文献1のエコーキャンセラは、スピーカに出力される信号を取得し、スピーカからマイクに至る音響空間の伝達関数を推定したフィルタ係数でフィルタ処理を行うことにより、擬似的にエコー成分を生成し、マイクで収音した信号から除去するものである。
特開2007−96389号公報
しかし、上記のようなエコーキャンセラは、スピーカに出力される信号を取得する必要があるため、放音装置と収音装置が同一システム内に存在しなければならなかった。例えば、収音装置とは別のオーディオ機器でBGMを再生すると、このBGMのエコー成分を除去することができなかった。
そこで、この発明は、放音側と収音側が同一システム内になくとも、擬似的なエコー成分を生成し、マイクで収音した音声から除去することができるエコーキャンセラを提供することを目的とする。
この発明のエコーキャンセラは、入力部、復調部、コンテンツ特定部、音声信号取得部、およびエコー除去部を備えている。復調部は、入力部が入力した音声信号に重畳されている情報を復調する。重畳方式は、例えば拡散符号による位相変調を用いる。変調側においては、重畳する情報をビットデータ(0,1)として拡散符号を位相変調する(ビットデータ0を−1とし、正負反転する。)ことにより、復調側では、入力した音声信号と、変調側と同じ拡散符号と、の相関値を求め、正の相関値ピークをビットデータの1、負の相関値ピークをビットデータの0とすることができ、情報を復調することができる。
コンテンツ特定部は、復調部が復調した情報に基づいてコンテンツを特定する。音声信号取得部は、この特定したコンテンツに対応するオーディオ信号を取得する。例えば、コンテンツデータを蓄積したコンテンツサーバから特定したコンテンツのコンテンツデータを取得し、デコードして音声信号を取得する。そして、エコー除去部は、音声信号取得部が取得したオーディオ信号を参照信号として擬似エコー成分を生成し、入力した音声信号から当該擬似エコー成分を除去する。
以上の構成により、スピーカに出力されるオーディオ信号を取得する必要がなく、放音側と収音側が同一システム内に存在しなくとも、擬似エコー成分を生成することができる。
なお、変調側は、コンテンツサーバからコンテンツデータを取得し、このコンテンツデータをデコードして上記情報を重畳して放音する構成も可能であるし、コンテンツデータそのものに上記情報が重畳された音声信号を含む態様とすることも可能である。コンテンツデータそのものに上記情報が重畳された態様では、放音装置は一般的なオーディオレシーバを用いることが可能である。
この発明によれば、放音側と収音側が同一システム内になくとも、擬似的なエコー成分を生成し、マイクで収音した音声から除去することができる。
音声処理システムの主要構成を示すブロック図である。 変調部の構成を示すブロック図である。 復調部の構成を示すブロック図である。 音声処理システムの他の例に係る構成を示すブロック図である。 拡散符号によるオーディオ信号の同期を説明する図である。
図1は、本発明のエコーキャンセラの実施形態である収音装置1、およびこの収音装置1を備えた音声処理システムの主要構成を示すブロック図である。なお、本実施形態において、特に記載なき場合、各種信号は全てデジタル形式として説明する。
音声処理システムは、上記収音装置1と、放音装置2と、コンテンツサーバ4とを備えている。収音装置1の近傍には話者3が存在する。収音装置1には、マイク10が接続され、放音装置2には、スピーカ24が接続されている。ただし、マイク10は収音装置1に内蔵されていてもよく、スピーカ24は放音装置2に内蔵されていてもよい。
収音装置1、放音装置2、およびコンテンツサーバ4は、ネットワーク(LAN,インターネット等)を介して接続されている。マイク10とスピーカ24は、同一空間内(同じ部屋)に設置されているが、収音装置1、放音装置2、およびコンテンツサーバ4は、全て同じ部屋に設置されていても、それぞれ別の部屋や別の地点に設置されていてもよい。
コンテンツサーバ4は、コンテンツデータ蓄積部41を備え、複数のコンテンツデータを記憶している。コンテンツデータは、楽曲等のオーディオ信号と、楽曲を特定するためのコンテンツ情報(曲名、歌手名等のコンテンツ毎の固有の情報)と、を所定の形式でエンコードしたデータ(例えばMP3データ)である。
放音装置2は、コンテンツデータ受信部21、デコード部22、および変調部23を備えている。コンテンツデータ受信部21は、コンテンツサーバ4のコンテンツデータ蓄積部41からコンテンツデータを受信する。なお、コンテンツデータは、CD等のメディアから取得する態様であってもよい。
受信したコンテンツデータは、デコード部22に入力され、オーディオ信号とコンテンツ情報がデコードされる。デコード部22は、デコードしたオーディオ信号およびコンテンツ情報を変調部23に出力するとともに、出力したオーディオ信号の再生タイミングを示すタイミング情報(例えば、再生開始からの時間経過を示す情報)を出力する。
変調部23は、デコード部22から入力されたコンテンツ情報およびタイミング情報を、同じくデコード部22から入力されたオーディオ信号に重畳する。重畳方式は、重畳された信号が聴取し難いような手法を用いる。例えば、コンテンツ情報およびタイミング情報のビットデータ列をM系列拡散符号(PN符号)のような疑似ノイズでスペクトラム拡散し、可聴外の周波数帯域に微弱なレベルで合成する方式を用いる。
図2は、変調部23の構成例を示す図である。この例では、コンテンツ情報やタイミング情報を0,1のビットデータ列として、拡散符号発生部234が出力するM系列の疑似ノイズを乗算器233で乗算することにより、スペクトラム拡散する。ただし、0,1のビットデータ列は、それぞれ−1,1として正負反転する。M系列のような疑似ノイズは、自己相関性が非常に高いため、復調側で収音した信号と、重畳されている疑似ノイズと同じ符号と、の相関値を求めると、位相が一致するタイミングで相関値ピーク(最大で相関値1または−1)を示し、位相がずれた状態で相関値0を示すため、0,1のビットデータ列を復調することができる。
なお、疑似ノイズの符号長は、必要とするビットレートとSN比に応じて適宜設定する。ビットレートを高くする場合、拡散符号の符号長を短くし、SN比を高くする場合、拡散符号の符号長を長く設定する。ただし、スピーカ24からマイク10に至る音響空間におけるインパルス応答の時間長よりも短く設定する。
このようにしてコンテンツ情報やタイミング情報のビットデータ列で位相変調された疑似ノイズは、HPF235で帯域制限され、ゲイン調整部236でレベル調整された後、加算器237でオーディオ信号と合成される。オーディオ信号は、LPF231で疑似ノイズの周波数成分と異なる帯域に制限され、ゲイン調整部236でレベル調整されている。
なお、HPF235の通過帯域は、20kHz以上の非可聴域にすることが望ましいが、例えば10〜15kHz程度の帯域であっても、聴感上の影響は少なくすることができる。また、この例では、LPF231でオーディオ信号と疑似ノイズの帯域を完全に分割する態様としているが、オーディオ信号と疑似ノイズの周波数成分が若干重複していたとしても、聴取者に変調信号が聞こえにくく、かつデータ符号列を復号できる程度のSN比を確保することは可能である。
また、以下のような差動符号による重畳方式を用いることも可能である。図2(B)は、差動符号を用いる場合の変調部23の構成の一例を示すブロック図である。この例でも、コンテンツ情報やタイミング情報を0,1のビットデータ列として、拡散符号発生部234が出力するM系列の疑似ノイズと乗算器233で乗算する。乗算後の符号列は、XOR回路241に入力される。XOR回路241は、乗算器233から入力された符号列と遅延器242を経て入力された1サンプル前の符号列の排他的論理和を出力する。ただし、差動符号化の信号は、−1,1として2値化する。この様に、−1,1に2値化した差動符号を出力することで、拡散符号の各符号の絶対値が、直前の差動符号との位相変化の有無に置き換えられたことになり、復調側において、連続する2つの符号を比較することにより、拡散符号を復元することができる。
そして、差動符号化した符号列は、LPF(ナイキストフィルタ)243においてベースバンド内で帯域制限され、乗算器244に入力される。乗算器244は、キャリア信号発生器245が出力するキャリア信号(20kHz程度の高域のキャリア信号)とLPF243の出力信号を乗算し、差動符号化後の符号列をパスバンドに周波数シフトする。なお、差動符号化後の符号列は、アップサンプリングしてから周波数シフトしてもよい。周波数シフトされた後の符号列は、ゲイン調整器236でゲイン調整され、加算器237でオーディオ信号とミキシングされてスピーカ24に出力される。
以上のようにして、ビットデータ列(コンテンツ情報やタイミング情報)が重畳されたオーディオ信号がD/Aコンバータ(不図示)でD/A変換された後、スピーカ24から放音される。
次に、収音装置1について説明する。収音装置1は、復調部11、エコーキャンセル部12、コンテンツデータ受信部13、およびデコード部14を備えている。
マイク10は、話者3の発話音声(音源成分)や、放音装置2のスピーカ24から放音されたオーディオ信号のエコー成分を収音し、デジタル変換した収音信号を出力する。なお、この例では、マイク10は、収音装置1に外付けされているため、収音装置1は、入力部(デジタルまたはアナログオーディオ端子)を介してマイク10から収音信号を入力する。収音信号は、復調部11およびエコーキャンセル部12に入力される。
復調部11は、入力された収音信号のうち、疑似ノイズ成分が含まれる帯域を分離し、拡散符号発生部234において発生する疑似ノイズと同じ疑似ノイズとの相関値を求める。図3は、復調部11の構成の一例を示すブロック図である。
復調部11に入力された収音信号は、HPF111に入力される。HPF111は、可聴帯域の成分を除去するためのフィルタであり、変調側のHPF235と同じ通過帯域が設定されている。HPF111の出力信号は、FIRフィルタ112に入力される。
FIRフィルタ112は、いわゆるマッチドフィルタであり、フィルタ係数には、拡散符号発生部234で発生する疑似ノイズが設定される。したがって、FIRフィルタ112は、収音信号と疑似ノイズとの相関値を出力する。
上述のように、疑似ノイズは、自己相関性の高いPN符号であるため、FIRフィルタ112が出力する相関値は、ピーク検出部113で拡散符号の周期(ビットデータ列の周期)で正負のピーク成分が抽出される。符号判定部114は、正のピークをビットデータの1、負のピークをビットデータの0に対応付けることにより、各ピーク成分をコンテンツ情報やタイミング情報のビットデータ(0,1)として復調する。このようにして、オーディオ信号に重畳されているコンテンツ情報やタイミング情報が復調される。
また、図2(B)で説明した差動符号を用いる場合、復調部11は、以下のようにしてコンテンツ情報やタイミング情報を復調する。図3(B)に示すように、入力されたオーディオ信号は、HPF111に入力され、HPF111の出力信号は、遅延器115および乗算器116に入力される。遅延器115の遅延量は、上述の差動符号の1サンプル分(1つの符号分)の時間に設定される。差動符号をアップサンプリングしている場合、アップサンプリング後の1サンプル分の時間に設定される。乗算器116は、HPF111から入力される信号と、遅延器115から出力される1サンプル前の信号とを乗算し、遅延検波処理を行う。差動符号化された信号は、−1,1に2値化されており、1サンプル前の符号からの位相変化を示したものであるため、1サンプル前の信号と乗算することにより、差動符号化前のテンポ情報(拡散後の符号)が抽出される。
そして、乗算器116の出力信号は、ナイキストフィルタであるLPF117を経てベースバンド信号として抽出され、FIRフィルタ112に入力される。このようにして、オーディオ信号に重畳されているコンテンツ情報やタイミング情報が復号される。
復調部11で復調されたコンテンツ情報およびタイミング情報は、コンテンツデータ受信部13に入力される。コンテンツデータ受信部13は、本発明のコンテンツ特定部に相当し、入力されたコンテンツ情報でコンテンツサーバ4のコンテンツデータ蓄積部41を参照し、収音信号のエコー成分に含まれているオーディオ信号に対応するコンテンツを特定する。そして、コンテンツサーバ4から特定したコンテンツデータを受信し、復調部11から入力されたタイミング情報とともにデコード部14に出力する。
デコード部14は、本発明の音声信号取得部に相当し、入力したコンテンツデータをデコードしてオーディオ信号を取得する。そして、コンテンツデータ受信部13から入力されたタイミング情報に基づいて収音信号のエコー成分に含まれているオーディオ信号と同じタイミングのオーディオ信号をエコーキャンセル部12の擬似エコー生成部121に出力する。
擬似エコー生成部121は、適応型FIRフィルタを内蔵し、フィルタ係数として、スピーカ24からマイク10に至る音響空間の伝達関数を推定したものが設定されている。擬似エコー生成部121は、デコード部14から入力されたオーディオ信号を適応型FIRフィルタの参照信号としてフィルタ処理することにより、スピーカ24から放音されたオーディオ信号の擬似エコー成分を生成する。
生成された擬似エコー成分は、加算器122で収音信号から除去され、差分信号として外部(遠端側)に出力される。差分信号は、擬似エコー生成部121にも入力される。擬似エコー生成部121は、差分信号に基づいて、消去しきれなかったエコー成分がゼロ(最小)となるように、すなわち差分信号がゼロ(最小)となるように、フィルタ係数を更新する。フィルタ係数の更新には所定のアルゴリズム(LMSアルゴリズム等)が用いられる。したがって、時間経過とともに、遠端側には、話者3の発話音声のみが高いSN比で出力されることになる。
以上のようにして、本実施形態のエコーキャンセル部12では、放音装置2から参照用のオーディオ信号を取得する必要がなくとも、スピーカ24からマイク10に回り込んだエコー成分の擬似成分を生成することができる。したがって、放音側と収音側が同一システム内に存在しなくとも、擬似エコー成分を生成することができる。
特に、本実施形態の音声処理システムでは、オーディオ信号もタイミング情報も、拡散符号が重畳された同じ音声としてスピーカ24からマイク10に回り込み、同じ遅延時間(同じタイミング)で復調部11およびエコーキャンセル部12に入力されるため、音響空間の遅延分は無視することができ、放音側との同期が容易である。例えば、図5に示すように、予め符号長に対応する時間(サンプリングタイム×拡散符号長×データ符号数)を考慮してタイミング情報を規定しておく。最初に復調したタイミング情報に示される時間は、コンテンツデータの再生開始からの経過時間と一致する。この経過時間に、情報を復調してからコンテンツデータを受信してデコードするために必要とする時間を加算したタイミングからオーディオ信号(参照信号)を出力することで、マイク10で収音した音声信号に含まれているオーディオ信号と同期した参照信号をエコーキャンセル部12に入力することができる。また、その後も定期的にタイミング情報が復調されるため、タイミング情報に示される時間を考慮して参照信号を出力すれば、最初の同期が若干ずれていたとしても、オーディオ信号と参照信号の同期が補正されるようになる。
なお、コンテンツデータを再生してから最初にタイミング情報を復調し、コンテンツデータを受信するまでに入力されるオーディオ信号についてはエコーとして出力されてしまうおそれもある。しかし、適応型FIRフィルタのフィルタ係数の更新についてもある程度更新に時間を要するため、拡散符号に起因する冒頭部分のエコーの影響は少ないものと言える。なお、最初にタイミング情報を復調するまでの時間やコンテンツデータを受信するまでの時間分だけ信号を保持するバッファをマイク10と加算器122との間に設け、コンテンツの冒頭部分からのオーディオ信号をエコーキャンセル部12に参照信号として入力し、冒頭部分からエコーキャンセル処理を行う態様とすることも可能である。
次に、図4は、音声処理システムの他の例に係る構成を示すブロック図である。図1と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
放音装置7は、図1に示した放音装置2において変調部23が省略された一般的なオーディオ機器(オーディオレシーバ)である。
コンテンツサーバ9は、図1に示したコンテンツサーバ4と同様に、コンテンツデータ蓄積部91を備えている。ただし、コンテンツデータ蓄積部91に蓄積されているコンテンツデータは、上記コンテンツ情報およびタイミング情報が予め拡散符号等で重畳されたオーディオ信号からなっている。
この場合、一般的なオーディオレシーバを用いてコンテンツデータを再生したとしても、スピーカ24から上記拡散符号が含まれたオーディオ信号として放音されることになる。したがって、図1に示した例と同様に、収音装置1でコンテンツ情報およびタイミング情報を復調することができ、エコーキャンセル部12の参照用信号を取得することができる。
なお、図1および図4に示した本実施形態の音声処理システムでは、コンテンツサーバからネットワークを介してコンテンツデータを受信する態様を示したが、CD等のメディアからコンテンツデータを取得する態様であってもよい。また、放音装置および収音装置にHDD等のストレージを内蔵し、当該ストレージにコンテンツデータを記憶しておく態様であってもよい。
なお、変復調の方式は、本実施形態で示した方式に限るものではなく、他の変復調方式を用いてもよい。
1…収音装置
2…放音装置
3…話者
4…コンテンツサーバ
10…マイク
11…復調部
12…エコーキャンセル部
13…コンテンツデータ受信部
14…デコード部
21…コンテンツデータ受信部
22…デコード部
23…変調部
24…スピーカ

Claims (5)

  1. 音声信号を入力する入力部と、
    前記入力部が入力した音声信号に重畳されている情報を復調する復調部と、
    前記復調部が復調した情報に基づいて、前記入力部が入力した音声信号に含まれるオーディオ信号のコンテンツを特定するコンテンツ特定部と、
    前記コンテンツ特定部が特定したコンテンツに対応するオーディオ信号を取得する音声信号取得部と、
    前記音声信号取得部が取得したオーディオ信号を参照信号として擬似エコー成分を生成し、前記入力部が入力した音声信号から当該擬似エコー成分を除去するエコー除去部と、
    を備えたエコーキャンセラ。
  2. 前記復調部は、前記入力部が入力した音声信号と、所定の拡散符号と、の相関値を算出する請求項1に記載のエコーキャンセラ。
  3. 請求項1または2に記載のエコーキャンセラと、
    コンテンツデータを記憶したコンテンツサーバと、を備えた音声処理システムであって、
    前記音声信号取得部は、前記コンテンツサーバから前記コンテンツデータを取得し、当該コンテンツデータに基づいて前記オーディオ信号を取得することを特徴とする音声処理システム。
  4. 放音装置をさらに備えた請求項3に記載の音声処理システムであって、
    前記放音装置は、前記コンテンツサーバから前記コンテンツデータを取得し、当該コンテンツデータに基づいて音声を放音する放音部と、
    前記コンテンツを特定する情報を前記放音部が放音する音声に重畳する重畳部と、を備えたことを特徴とする音声処理システム。
  5. 放音装置をさらに備えた請求項3に記載の音声処理システムであって、
    前記放音装置は、前記コンテンツサーバから前記コンテンツデータを取得し、当該コンテンツデータに基づいて音声を放音する放音部を備え、
    前記コンテンツデータは、前記コンテンツを特定する情報が重畳された音声信号を含むことを特徴とする音声処理システム。
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