JP2011204981A - 油入電気機器用吸湿呼吸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸湿剤収納容器の下部にオイルポットが取り付けられた油入り電気機器用吸湿呼吸装置のオイルポットをオイルレスの呼吸器で置き換えることを可能にする。
【解決手段】吸湿剤収納容器4の底板403に設けられた内筒405の外周に嵌合する周壁部501と該周壁部の下端を閉鎖する底壁部502とを一体に有して底壁部の下面に下方に開口した凹部503が形成されるとともに、該凹部内の空間が底壁部を貫通した呼吸孔を通して周壁部の内側の空間に連通させられたアダプタ5が設けられ、アダプタ5がその周壁部を吸湿剤収納容器4の内筒405の外周に嵌合させた状態で吸湿剤収納容器4の底板403に取り付けられる。アダプタ5の底壁部の凹部を下方から気密に塞ぐようにオイルレスの呼吸用弁機構600からなる呼吸器6が配置されて、該呼吸器がネジ20によりアダプタ5に締結される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油入変圧器、油入リアクトル等の油入電気機器に用いる吸湿呼吸装置に関するものである。
変圧器等の電気機器本体を絶縁油とともにタンク内に収容した油入電気機器においては、機器の温度変化や周囲温度の変化により絶縁油が膨張収縮してタンク内の圧力が変動するため、タンク内の圧力を調整するために呼吸を行なわせる必要がある。呼吸に伴ってタンク内に空気を流入させると、水分の混入や、酸化により絶縁油が劣化し、絶縁性能が低下する。そのため、通常は、タンクの上部にコンサベータを取り付けて、絶縁油の油面を該コンサベータ内に位置させることにより、タンク内の絶縁油に直接空気が接触するのを防いでいる。この場合、油面レベルの変化に伴うコンサベータ内の圧力変動を一定の範囲内に収めるため、コンサベータに吸湿呼吸装置を接続して呼吸を行なわせている。
吸湿呼吸装置は、コンサベータ内の絶縁油に湿気が到達するのを防ぐために、吸湿剤を通して呼吸を行わせるものであるが、常時外気が吸湿剤に触れていると、吸湿剤が早期に劣化してしまう。そのため、この種の呼吸装置では、コンサベータ内の圧力が規定の範囲内にあって、呼吸が行われない状態では、吸湿呼吸装置内と外気との間での空気の流通を断っておいて、コンサベータ内の圧力が規定範囲を上回ったときに排気を行わせ、コンサベータ内の圧力が規定範囲を下回ったときに吸気を行わせるようにしておく必要がある。
なおコンサベータを設ける代りに、油入電気機器のタンク内の上部に油面の上昇を許容する空間を設けて、該タンクの上部に直接吸湿呼吸装置を接続する場合もある。
油入電気機器用の吸湿呼吸装置は、筒状の容器本体と該容器本体の上端及び下端をそれぞれ閉じる蓋板及び底板とを備えて、蓋板に容器本体内に連通した管接続部が設けられ、底板にはその下面から下方に突出した内筒が一体に設けられて該内筒の内側の空間が底板を貫通した通気孔を通して容器本体内に連通している吸湿剤収納容器と、上記内筒を内側に収容した状態で底板に着脱可能に取り付けられて吸湿剤収納容器内の圧力と外気の圧力との差に応じて吸湿剤収納容器内から外部への排気と外部から吸湿剤収納容器内への吸気とを行わせる呼吸器とを備えている。
従来、呼吸器としては、例えば特許文献1に示されているように、吸湿剤収納容器の底板に設けられた内筒を内部に受入れた状態で該吸湿剤収納容器の底板に取り付けられるオイルポットが広く用いられていた。オイルポット内にはシール油が収容され、吸湿剤収納容器の底板に設けられた内筒の下端がシール油中に浸漬されることにより、吸湿剤収納容器内と外気との間の遮断が図られる。
ところが、オイルポットを用いた場合には、その内部のシール油の量の点検を定期的に行う必要があるだけでなく、オイルポット内のクリーニングやシール油の交換を定期的に行う必要があるため、保守点検が面倒になるのを避けられなかった。またシール油が漏れて周囲を汚染するおそれがあった。
そこで、最近では、特許文献2や特許文献3に示されているように、オイルポットを用いずに、排気弁と、吸気弁とを備えた機械式の呼吸用弁機構を用いて呼吸を行わせるようにした吸湿呼吸装置が用いられるようになった。この種の吸湿呼吸装置は、上部及び下部がそれぞれ蓋板及び底板により閉じられ、内部が通気性を有する仕切り板で上部室と下部室とに仕切られた筒状の吸湿剤収納容器と、上部室内に連通させるようにして吸湿剤収納容器の蓋板に取り付けられた通気管と、吸湿剤収納容器の底板に取り付けられて容器内の圧力と外気の圧力との差に応じて排気または吸気を行わせる呼吸用弁機構と、容器内の上部室内に収容された吸湿剤とを備えており、容器の蓋板に取り付けられた通気管が油入電気機器のタンクにコンサベータを介して接続される。
この種の呼吸装置で用いられている呼吸用弁機構においては、呼吸装置内の圧力が外気の圧力よりも第1の設定レベル以上高くなったときに排気弁を開いて呼吸装置内の圧力を開放させ、呼吸装置内の圧力が外気圧よりも第2の設定値以上低くなったときに吸気弁が開いて外気を呼吸装置内に流入させるようにしている。
実開昭59−4620号公報 特開2009−54834号公報
油入電気機器の呼吸器のメンテナンスを容易にし、シール油が外部に漏れるのを防ぐためには、オイルポットを用いた既設の吸湿呼吸装置においても、オイルポットに代えて、機械式の呼吸用弁機構を用いるようにすることが好ましい。
ところが、既提案の呼吸用弁機構は、吸湿剤収納容器の底板の下面に直接取り付けるように構成されていたため、オイルポットを取り付けるために吸湿剤収納容器の底板の下面から下方に突出させて内筒が設けられている場合には、該内筒が邪魔になって、呼吸用弁機構を取り付けることができなかった。
本発明の目的は、オイルポットを取り付けることを想定して吸湿剤収納容器の底板の下面に内筒が設けられている場合でも、オイルポットに代えて呼吸用弁機構を取り付けることができるようにした油入電気機器用吸湿呼吸装置を提供することにある。
本発明は、筒状の容器本体と該容器本体の上端及び下端をそれぞれ閉じる蓋板及び底板とを備えて、蓋板に容器本体内に連通した管接続部が設けられ、底板にはその下面から下方に突出した内筒が一体に設けられて該内筒の内側の空間が底板を貫通した孔を通して容器本体内に連通させられた吸湿剤収納容器と、内筒を内側に収容した状態で上記底板に着脱可能に取り付けられて吸湿剤収納容器内の圧力と大気圧との差に応じて吸湿剤収納容器内から外部への排気と外部から吸湿剤収納容器内への吸気を行わせる呼吸器とを備えて、吸湿剤収納容器内に吸湿剤が収納されて、上記管接続部に接続された通気管が油入り電気機器のタンクに直接またはコンサベータを介して接続される油入り電気機器用吸湿呼吸装置を対象とする。
本発明においては、内筒の外周に嵌合し得るように形成された周壁部と該周壁部の下端を閉鎖する底壁部とを一体に有して該底壁部の下面に下方に開口した凹部が形成されたアダプタ本体と、アダプタ本体の周壁部の内側に配置されて一端が底壁部よりも上方の位置で周壁部内に開口し、他端が底壁部を貫通して上記凹部内に連通した呼吸管とを備えたアダプタが設けられる。このアダプタは、その周壁部を吸湿剤収納容器の底板に設けられた内筒の外周に嵌合させ、呼吸管を内筒の内側に位置させた状態で吸湿剤収納容器の底板に取り付けられ、アダプタの周壁部と内筒との嵌合部がパッキンにより気密にシールされる。
また呼吸器は、吸湿剤収納容器内から外部への排気を行わせる排気弁と、外部から吸湿剤収納容器内への吸気を行わせる吸気弁とをフレームに取り付けて構成した呼吸用弁機構からなっていて、該呼吸用弁機構のフレームがアダプタ容器の底壁部の凹部を下方から気密に塞ぐように配置されてネジによりアダプタに締結され、呼吸用弁機構が、アダプタ容器の底壁部の凹部内を通して排気及び吸気を行うように構成されている。
上記のように、吸湿剤収納容器の底板に設けられた内筒に嵌合された状態で該容器に取り付けられるアダプタを設けて、このアダプタに呼吸用弁機構を取り付けるようにすると、吸湿剤収納容器の底板にオイルポットを取り付けることを想定して該底板の下面から下方に突出した内筒が設けられている場合であっても、該内筒に邪魔されることなく、シール油を用いないオイルレスの呼吸用弁機構を吸湿剤収納容器に取り付けることができる。従って、既設の吸湿呼吸装置のオイルポットを機械式の呼吸用弁機構と交換して、吸湿呼吸装置のメンテナンスを容易にすることができる。
また上記のように構成すると、アダプタと呼吸用弁機構との接続構造を標準化して、種々の油入電気機器の吸湿呼吸装置に適合するアダプタを用意することにより、既設の種々の油入電気機器の吸湿呼吸装置のオイルポットを同じ型の呼吸用弁機構で置き換えることができ、吸湿呼吸装置の型式が異なる毎に異なる呼吸用弁機構を用意する必要がないため、コストの上昇を招くことなく、既設の吸湿呼吸装置のオイルポットをオイルレスの呼吸用弁機構で置き換える改良を行うことができる。
更に上記のように構成すると、呼吸用弁機構と吸湿剤収納容器とを接続する呼吸管が吸湿剤収納容器の底板の下面に設けられた内筒部内に配置されるため、吸湿剤収納容器内の下部に呼吸管を配置するためのスペースを確保する必要がなく、吸湿呼吸装置の大形化を招くことなく、オイルレスの呼吸用弁機構を備えた吸湿呼吸装置を構成することができる。
本発明の好ましい態様では、上記呼吸用弁機構のフレームに、アダプタの底壁部の下面に設けられた凹部内に上端が開口した排気弁収容穴及び吸気弁収容穴が形成され、排気弁収容穴の底部及び吸気弁収容穴の底部にそれぞれ排気用弁座及び吸気用弁座が設けられて、該排気用弁座及び吸気用弁座とともに排気弁及び吸気弁を構成する排気用弁体及び吸気用弁体が排気弁収容穴内及び吸気弁収容穴内に挿入される。また排気弁収容穴の上端の開口部を気密に閉じて排気弁収容穴とアダプタの凹部との間を仕切る蓋体が設けられる。更にフレーム内には、排気弁収容穴内の排気用弁体よりも下方の空間をフレーム内を通してアダプタの凹部内に連通させる第1の排気孔と、排気用弁体の周囲の空間をフレーム内を通して外部に連通させる第2の排気孔と、吸気弁収容穴内をフレーム内を通して外部に連通させる吸気孔とが設けられ、アダプタの凹部内の圧力が大気圧よりも第1の設定値以上高くなったときに排気弁が開き、アダプタの凹部内の圧力が大気圧よりも第2の設定値以上低くなったときに吸気弁が開くように、排気用弁体及び吸気用弁体の質量が設定される。
本発明の他の好ましい態様では、吸気孔の吸気弁収容穴と反対側の開口部及び第2の排気孔の排気弁収容穴と反対側の開口部がともに下方に開口するように設けられ、吸気孔の下方に開口した開口部及び第2の排気孔の下方に開口した開口部をそれぞれ塞ぐ第1のフィルタ及び第2のフィルタがフレームに取り付けられている。
本発明の好ましい態様では、アダプタの周壁部の外周と呼吸用弁機構のフレームの外周とに跨がって伸びる筒状の保護カバーがアダプタの周壁部の外周にネジ止めされ、保護カバーの内側に呼吸用弁機構が配置される。
上記のように、本発明においては、吸湿剤収納容器の底板に設けられた内筒に嵌合された状態で該容器に取り付けられるアダプタを設けて、このアダプタに呼吸用弁機構を取り付けるようにしたので、吸湿剤収納容器の底板にオイルポットを取り付けることを想定して該底板の下面から下方に突出した内筒が設けられている場合であっても、該内筒に邪魔されることなく、シール油を用いないオイルレスの呼吸用弁機構を吸湿剤収納容器に取り付けることができる。従って、既設の吸湿呼吸装置のオイルポットを機械式の呼吸用弁機構と交換して、吸湿呼吸装置のメンテナンスを容易にすることができる。
本発明によればまた、アダプタと呼吸用弁機構との接続構造を標準化して、種々の油入電気機器の吸湿呼吸装置に適合するアダプタを用意することにより、既設の種々の油入電気機器の吸湿呼吸装置のオイルポットを同じ型の呼吸用弁機構で置き換えることができるため、吸湿呼吸装置の型式が異なる毎に異なる呼吸用弁機構を用意する必要がない。従って、本発明によれば、コストの上昇を招くことなく、既設の吸湿呼吸装置のオイルポットをオイルレスの呼吸用弁機構で置き換える改良を行うことができる。
更に本発明においては、呼吸用弁機構と吸湿剤収納容器とを接続する呼吸管を吸湿剤収納容器の底板の下面に設けられた内筒部内に配置するようにしたため、吸湿剤収納容器内の下部に呼吸管を配置するためのスペースを確保する必要がない。従って本発明によれば、吸湿呼吸装置の大形化を招くことなく、オイルレスの呼吸用弁機構を備えた吸湿呼吸装置を構成することができる。
本発明の一実施形態に係わる吸湿呼吸装置を油入電気機器のタンクの上部に取り付けられた接続管に接続した状態を一部断面して示した正面図である。 (A)は本発明の一実施形態に係わる吸湿呼吸装置の要部の構成を一部断面して示した正面図である。(B)は(A)の底面図である。 図2(A)の右側面図である。 本発明の一実施形態に係わる吸湿呼吸装置を分解した状態を示す正面図である。 本実施形態で用いる呼吸用弁機構の拡大断面図である。
以下図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1において、1は油入変圧器のタンク、2はタンク1の上部に一端が接続され、他端が下方に開口した逆J字形の接続管、3は接続管3の他端に接続された吸湿呼吸装置である。
吸湿呼吸装置3は、吸湿剤容器4と、吸湿剤容器4の底板にアダプタ5を介して着脱可能に取り付けられて、吸湿剤収納容器4内の圧力と大気圧との差に応じて吸湿剤収納容器4内から外部への排気と外部から吸湿剤収納容器4内への吸気と行わせる呼吸器6と、アダプタ5と呼吸器6とを覆う保護筒7とを備えている。
吸湿剤容器4は、透明な材料からなる筒状の容器本体401と、該容器本体の上端及び下端をそれぞれ閉じる蓋板402及び底板403とを備えて、蓋板402に容器本体401内に連通した管接続部404が設けられている。底板403にはその下面から下方に突出した円筒状の内筒405が一体に設けられ、内筒405の内側の空間が底板403を貫通した孔を通して容器本体401内に連通させられている。底板403の外周寄りの部分には、内筒405を同心的に取り囲む環状の裾部406が形成され、この裾部406の互いに180度離れた対称位置には、底板403に取り付けられる部材を保持する保持金具を裾部406に引っ掛けるために用いる一対のスリット状の孔部407,407(図4参照)が形成されている。
吸湿剤収納容器4内にはシリカゲル等の吸湿剤が収納され、管接続部404がネジ結合により接続管2の他端に接続されている。吸湿剤収納容器4内は、変圧器のタンク1内の上部に形成された油面上方の空間に接続管2を通して連通させられている。
図示してないが、吸湿剤収納容器4の容器本体401は、蓋板402から外すことができるようになっていて、容器本体401を蓋板402から外した状態で、容器本体401内に吸湿剤を投入することができるようになっている。
吸湿剤収納容器4の底板に設けられた内筒405は、呼吸器としてオイルポットを用いる場合を想定して設けられたものであり、孔部407、407はオイルポットを保持する金具を引っ掛けるために設けられているが、本発明では、内筒405及び孔部407,407を利用して、アダプタ5を取り付け、このアダプタに呼吸用弁機構600からなるオイルレスの呼吸器6を取り付ける。
図4に示されているように、アダプタ5は、内筒405の外周に嵌合し得るように形成された周壁部501と、該周壁部501の下端を閉鎖する底壁部502とを一体に有して底壁部502の下面に下方に開口した凹部503が形成されたアダプタ本体504と、アダプタ本体504の周壁部の内側に配置されて一端505aが底壁部502よりも上方の位置で周壁部501内に開口し、他端505bが底壁部502を貫通して凹部503内に連通した逆L字形の呼吸管505とを備えている。呼吸管505は、吸湿剤収納容器4内から吸湿剤の粉塵が落下したときに、該粉塵が呼吸用弁機構600側に侵入してその動作を阻害するのを防ぐために必要である。
アダプタ本体504の周壁部501の対称位置には、該アダプタを吸着剤収納容器4の底板に保持するための保持金具を締結するネジを螺合させるためのネジ孔506,506が形成されている。アダプタ本体504の周壁部501の下端には、呼吸器6を構成する呼吸用弁機構600をアダプタ5に締結するためのネジを螺合させる4個のネジ孔507が90度間隔で設けられている。
アダプタ本体504の周壁部501の上端部内周には環状の溝部508が形成されていて、この溝内に、アダプタ5と内筒405との間をシールするパッキン509が保持されている。
アダプタ5は、アダプタ本体504の周壁部501を、内筒405の外周にパッキン509を介して嵌合させた状態で配置され、後記するように、アダプタ本体504の外周に保護筒7を嵌合させた後に、アダプタ本体504に取り付けられた保持金具10を介して、保護筒7と共に吸湿剤収納容器4の底板部403に保持される。
本実施形態で用いる保持金具10は、上端に鈎状部10aが形成された帯板状の金具からなっている。保持金具10は、その上端の鈎状部10aが吸湿剤収納容器4の底板部403の外周寄りの裾部406に形成された孔部407に挿入されて、裾部406に引っ掛けられた状態で設けられ、その下端が、アダプタ5の外周に嵌合された保護筒7の外周にカラー11を介して当接されている。保持金具10とカラー11とを貫通したネジ12がアダプタ本体504のネジ孔506に螺合されることにより、保持金具10が保護筒7及びアダプタ4に締結され、アダプタ5及び保護筒7が、保持金具10を介して吸湿剤容器4の底板702に吊り下げられた状態で保持されている。
呼吸器6を構成する呼吸用弁機構600は、アダプタ本体の底壁部502に設けられた凹部503を下方から塞ぐ状態でアダプタ本体504の下面に着脱可能に取り付けられて、凹部503内と呼吸管505とを通して排気及び吸気を行わせるように構成される。
図5に示されているように、呼吸用弁機構600は、アダプタ5の底壁部に設けられた凹部503を下方から塞ぐように配置されてアダプタ5の下面に着脱可能な状態で接続されたフレーム601と、凹部503内を外部に連通させるようにしてフレーム601内に形成された排気通路602及び吸気通路603と、フレーム601に支持されて凹部503内の圧力が外部の圧力よりも高くなったときに排気通路602を開き、凹部503内の圧力が外部の圧力よりも低くなったときに排気通路602を閉じる排気弁604と、フレーム601に支持されて凹部503内の圧力が外部の圧力よりも高くなったときに吸気通路603を閉じ、凹部503内の圧力が外部の圧力よりも低くなったときに吸気通路603を開く吸気弁605とを備えている。
更に詳細に説明すると、フレーム601は、板厚方向を上下方向に向けた円板状の部材からなっていて、その上端側の外周部にはフランジ610が形成され、このフランジには、4個の取付け孔611が等角度間隔で設けられている。フレーム601の上端の端面には、円形の溝612が形成されていて、この溝内にパッキン613が収容されている。
フレーム601の凹部503に臨む上部には、該フレームの上端面に開口させて断面が円形を呈する排気弁収容穴615と吸気弁収容穴616とが並べて形成されている。排気弁収容穴615の底部には排気用弁座617が取り付けられ、排気弁収容穴615内に上下動自在に挿入された円柱状の金属ブロックからなる排気用弁体618が弁座617の上に載せられている。また吸気弁収容穴616の底部に吸気用弁座619が取り付けられ、吸気弁収容穴616内に上下動自在に挿入された円柱状の金属ブロックからなる吸気用弁体620が、弁座619の上に載せられている。
フレーム601にはまた、排気弁収容穴615内の側方の位置でフレーム601の上端に開口した第1の縦孔部622aと、この縦孔部622aの下端から排気弁収容穴615の真下の位置まで延びる横孔部622bと、横孔部622bの縦孔部622aと反対側の端部から直角に立ち上がって排気弁収容穴615内に開口した第2の縦孔部622cとが形成され、縦孔部622aと横孔部622bと縦孔部622cとにより、排気弁収容穴615内の排気用弁体618よりも下方の空間をフレーム601内を通して凹部503内に連通させる第1の排気孔622が構成されている。フレーム601内にはまた、排気用弁体の周囲の空間をフレーム601内を通して外部に連通させる第2の排気孔623が形成され、第1の排気孔622と、排気弁収容穴615と、第2の排気孔623とにより、フレーム601内を通して凹部503内を外部に連通させる前記排気通路602が構成されている。第2の排気孔623の排気弁収容穴615と反対側の開口部は下方に開口している。
フレーム601内にはまた、吸気弁収容穴616の真下で該フレームの下端に開口したフィルタ収容凹部625が設けられ、フィルタ収容凹部625の下方への開口部の周辺に環状のフィルタ押え板収容凹部627が形成されている。フィルタ収容凹部625と吸気弁収容穴616との間に、吸気弁収容穴616内をフレーム601内を通して外部に連通させる吸気孔626が形成され、吸気孔626の吸気弁収容穴616と反対側の開口部は下方に開口させられている。この例では、吸気孔626と吸気弁収容穴616とにより、フレーム601内を通して凹部503内を外部に連通させる吸気通路603が構成されている。
フレーム601の上端の端面にはまた、排気弁収容穴615の開口部を囲むようにして、フレーム601の上面に開口した溝630が形成され、この溝内にパッキン631が収容されている。そしてパッキン631の上に配置された蓋体632がネジ633によりフレーム601に締結され、この蓋体632により、排気弁収容穴615の上端の開口部が気密に閉じられて、排気弁収容穴615と凹部503との間が仕切られている。
この例では、排気用弁座617と排気用弁体618とにより排気弁604が構成され、吸気用弁座619と吸気用弁体620とにより吸気弁605が構成されている。そして、凹部503内の圧力が外気の圧力よりも第1の設定値以上高くなったときに排気弁604が開き、凹部503内の圧力が外気の圧力よりも第2の設定値以上低くなったときに吸気弁605が開くように、排気用弁体618及び吸気用弁体620の質量が設定されている。ここで、第1の設定値及び第2の設定値は異なっていてもよいが、通常は等しく設定しておくのが好ましい。
外部から呼吸用弁機構内に塵埃が侵入するのを防ぐため、フィルタ収容凹部625内に通気性を有する第1のフィルタ635が収容されている。フィルタ収容凹部625を下方から塞ぐことができる大きさを有して中央に通気孔636aが形成された第1のフィルタ押え板636が凹部627内に配置され、このフィルタ押え板636が、ネジ637によりフレーム601に締結されて、第1のフィルタ635が押えられている。
また第2の排気孔623の下端の開口部と凹部627とを下方から覆うように通気性を有する第2のフィルタ640が配置され、この第2のフィルタを下方から押えるように、通気孔641aを有する第2のフィルタ押え板641が配置されている。第2のフィルタ押え板641は、ネジ642によりフレーム601に締結され、このフィルタ押え板641によりフィルタ640が下方から押えられて、フレーム601に固定されている。
フレーム601に第1及び第2のフィルタ635及び640を取り付け、排気弁収容穴615内及び吸気弁収容穴616内にそれぞれ弁体618及び620を収容した後、フレーム601を、凹部503を下方から塞ぐ状態でアダプタ5の下面に当接させ、取り付け孔611に挿入したボルト20をアダプタに設けられたネジ穴507にねじ込むことにより、フレーム601をアダプタ5に締結する。
上記のようにして呼吸用弁機構600をアダプタ5に取り付けた後、アダプタ5の外周と呼吸用弁機構600の外周とに保護筒7を嵌合させて、保持金具10を取り付け、アダプタ5を内筒405の外周に嵌合させる。そして保護金具10の上端の鉤状部10aを吸湿剤収納容器4の底板403の裾部406に設けられた孔部407に挿入して、鉤状部10aを裾部406に引っ掛けることにより、アダプタ5と呼吸用弁機構600と保護筒7とを吸湿剤収納容器4に取り付ける。
上記の吸湿呼吸装置3において、変圧器のタンク1内の圧力と大気圧との差が設定値以下で、吸湿剤収納容器4内の圧力と大気圧との差が設定値以下のときには、排気用弁体618及び吸気用弁体620がそれぞれ自重により排気用弁座617及び吸気用弁座619に接触している(排気弁604及び吸気弁605が共に閉じている)ため、呼吸用弁機構600による呼吸は行われず、容器7内は密閉状態に保たれる。
油入変圧器のタンク1内の絶縁油の温度が上昇して該絶縁油が膨張し、タンク1内の油面レベルが上昇すると、吸湿剤収納容器4内の圧力が上昇する。容器7内の圧力が大気圧よりも第1の設定値以上高くなると(容器内の圧力と大気圧との差圧が第1の設定値以上になると)、排気用弁体618が上方に押し上げられて排気弁604が開き、吸湿剤収納容器4内の空気が内筒405内と呼吸管505と凹部503と排気弁604とを通して外部に流出して容器4内の圧力が開放される。容器4内の圧力と大気圧との差が第1の設定値未満になると排気用弁体618が自重により排気用弁座617に接触して、排気弁604が閉じ、容器4内を密閉する。
またタンク1内の絶縁油の温度が低下して油面レベルが下降すると、容器4内の圧力が低下する。容器4内の圧力が大気圧よりも第2の設定値以上低くなると、吸気用弁体620が上方に押し上げられて吸気弁605が開き、外部から吸気弁605と凹部503と呼吸管505とを通して容器4内に空気が流入する。これにより容器4内の圧力が上昇する。容器4内の圧力と大気圧との差が第2の設定値未満になると吸気用弁体620が自重により吸気用弁座619に接触して吸気弁605が閉じ、容器4内を密閉する。
本発明においては、アダプタ5の底壁部502よりも上方の位置でアダプタ内に開口した呼吸管505をアダプタ5に設けて、この呼吸管505を内筒405内に配置したので、容器4から内筒405内に落下した吸湿剤の粉や欠片が呼吸用弁機構600側に侵入するのを防ぐことができる。従って、吸湿剤の粉や欠片の侵入により排気弁604及び吸気弁605の密閉機能が喪失して、容器4の密閉状態が維持されなくなるおそれを無くすことができ、信頼性を向上させることができる。
また本発明においては、呼吸用弁機構600を、容器4の底板403の下面に着脱可能に取り付けるので、呼吸用弁機構600の着脱を簡単に行うことができ、その保守点検を容易に行なうことができる。
更に、上記のように、排気通路と外気との間及び吸気通路と外気との間に介在して空気室内に外部から粉塵が侵入するのを阻止する通気性のフィルタ635及び640を設けておくと、外部から到来する粉塵が排気弁604及び吸気弁605に侵入するのを防ぐことができるため、外部から到来する粉塵によりが排気弁604及び吸気弁605の密閉機能が喪失するのを防いで、信頼性を向上させることができる。
外部からの粉塵の侵入は、特に吸気弁が開いた際に起こりやすい。上記の実施形態では、第2の排気孔623の開口部を塞ぐ第2のフィルタ640を吸気孔603の開口部を塞ぐ第1のフィルタ635よりも下方に配置して、該第2のフィルタ640で第1のフィルタ635を覆うことにより、吸気孔603を二重に覆うようにしている。このように構成した場合には、吸気弁内に外部から粉塵が侵入するのを確実に防ぐことができる。
なお本発明は、上記のように第1のフィルタ及び第2のフィルタを配置する場合に限定されるものではなく、例えば、第2のフィルタ640を、第2の排気孔623の開口部のみを覆うように設けることができる。また吸気孔626の下方に開口した開口部及び第2の排気孔の下方に開口した開口部を塞ぐ一つのフィルタ(吸気孔及び排気孔に共通なフィルタ)を、フレームに取り付けるようにしてもよい。
本発明では、呼吸用弁機構600が、アダプタ5の底壁部に設けられた凹部503を下方から塞ぐように取り付けられるので、吸湿剤収納容器4内から吸湿剤を回収することなく、呼吸器6を接続管2に接続したままの状態で、呼吸用弁機構600の着脱を簡単に行なうことができる。従って、呼吸用弁機構600の保守点検を容易に行なうことができる。
上記のように、吸湿剤収納容器4の底板に設けられた内筒405に嵌合された状態で該容器に取り付けられるアダプタ5を設けて、このアダプタに呼吸用弁機構600を取り付けるようにすると、吸湿剤収納容器4の底板にオイルポットを取り付けることを想定して該底板の下面から下方に突出した内筒405が設けられている場合であっても、該内筒に邪魔されることなく、シール油を用いないオイルレスの呼吸用弁機構600を吸湿剤収納容器4に取り付けることができる。従って、既設の吸湿呼吸装置のオイルポットを機械式の呼吸用弁機構と交換して、吸湿呼吸装置のメンテナンスを容易にすることができる。
また上記のように構成すると、アダプタ5と呼吸用弁機構600との接続構造を標準化して、種々の油入電気機器の吸湿呼吸装置に適合するアダプタ5を用意しておくことにより、既設の種々の油入電気機器の吸湿呼吸装置のオイルポットを同じ型の呼吸用弁機構600で置き換えることができ、吸湿呼吸装置の型式が異なる毎に異なる呼吸用弁機構を用意する必要がないため、コストの上昇を招くことなく、既設の吸湿呼吸装置のオイルポットをオイルレスの呼吸用弁機構600で置き換える改良を行うことができる。
更に上記のように構成すると、呼吸用弁機構600と吸湿剤収納容器4とを接続する呼吸管505が吸湿剤収納容器4の底板の下面に設けられた内筒部405内に配置されるため、吸湿剤収納容器4内の下部に呼吸管505を配置するためのスペースを確保する必要がなく、吸湿呼吸装置の大形化を招くことなく、オイルレスの呼吸用弁機構600を備えた吸湿呼吸装置3を構成することができる。
1 変圧器のタンク
2 接続管
3 吸湿剤呼吸装置
4 吸湿剤収納容器
401 容器本体
402 蓋板
403 底板
404 管接続部
405 内筒
406 裾部
407 孔部
5 アダプタ
501 周壁部
502 底壁部
503 凹部
504 アダプタ本体
505 呼吸管
509 パッキン
6 呼吸器
600 呼吸用弁機構
601 フレーム
602 排気通路
603 吸気通路
604 排気弁
605 吸気弁
610 フランジ
613 パッキン
615 排気弁収容穴
616 吸気弁収容穴
617 排気用弁座
618 排気用弁体
619 吸気用弁座
620 吸気用弁体
622 第1の排気孔
622a 第1の縦孔部
622b 横孔部
622c 第2の縦孔部
623 第2の排気孔
625 フィルタ収容凹部
627 フィルタ押え板収容凹部
626 吸気孔
635 第1のフィルタ
636 第1のフィルタ押え板
637 ネジ
640 第2のフィルタ
641 第2のフィルタ押え板
7 保護筒
10 保持金具

Claims (4)

  1. 筒状の容器本体と該容器本体の上端及び下端をそれぞれ閉じる蓋板及び底板とを備えて、前記蓋板に前記容器本体内に連通した管接続部が設けられ、前記底板にはその下面から下方に突出した内筒が一体に設けられて該内筒の内側の空間が前記底板を貫通した孔を通して前記容器本体内に連通させられた吸湿剤収納容器と、前記内筒を内側に収容した状態で前記底板に着脱可能に取り付けられて前記吸湿剤収納容器内の圧力と大気圧との差に応じて前記吸湿剤収納容器内から外部への排気と外部から前記吸湿剤収納容器内への吸気を行わせる呼吸器とを備え、前記吸湿剤収納容器内に吸湿剤が収納されて、前記管接続部に接続された接続管が油入り電気機器のタンクに直接またはコンサベータを介して接続される油入り電気機器用吸湿呼吸装置において、
    前記内筒の外周に嵌合し得るように形成された周壁部と該周壁部の下端を閉鎖する底壁部とを一体に有して該底壁部の下面に下方に開口した凹部が形成されたアダプタ本体と、前記アダプタ本体の周壁部の内側に配置されて一端が前記底壁部よりも上方の位置で前記周壁部内に開口し、他端が前記底壁部を貫通して前記凹部内に連通した呼吸管とを備えたアダプタが設けられ、
    前記アダプタは、前記周壁部を前記内筒の外周に嵌合させ、前記呼吸管を前記内筒の内側に位置させた状態で前記吸湿剤収納容器の底板に取り付けられて、前記アダプタの周壁部と前記内筒との嵌合部がパッキンにより気密にシールされ、
    前記呼吸器は、前記吸湿剤収納容器内から外部への排気を行わせる排気弁と、外部から前記吸湿剤収納容器内への吸気を行わせる吸気弁とをフレームに取り付けて構成した呼吸用弁機構からなっていて、該呼吸用弁機構のフレームが前記アダプタ容器の底壁部の凹部を下方から気密に塞ぐように配置されてネジにより前記アダプタに締結され、
    前記呼吸用弁機構が、前記アダプタ容器の底壁部の凹部内を通して前記排気及び吸気を行うように構成されていること、
    を特徴とする油入電気機器用吸湿呼吸装置。
  2. 前記呼吸用弁機構のフレームには、上端が前記凹部内に開口した排気弁収容穴及び吸気弁収容穴が形成され、
    前記排気弁収容穴の底部及び吸気弁収容穴の底部にそれぞれ排気用弁座及び吸気用弁座が設けられて、該排気用弁座及び吸気用弁座とともに前記排気弁及び吸気弁を構成する排気用弁体及び吸気用弁体が前記排気弁収容穴内及び吸気弁収容穴内に挿入され、
    前記排気弁収容穴の上端の開口部を気密に閉じて前記排気弁収容穴と前記アダプタの凹部との間を仕切る蓋体が設けられ、
    前記フレーム内には、前記排気弁収容穴内の前記排気用弁体よりも下方の空間を前記フレーム内を通して前記アダプタの凹部内に連通させる第1の排気孔と、前記排気用弁体の周囲の空間を前記フレーム内を通して外部に連通させる第2の排気孔と、前記吸気弁収容穴内を前記フレーム内を通して外部に連通させる吸気孔とが設けられ、
    前記アダプタの凹部内の圧力が大気圧よりも第1の設定値以上高くなったときに前記排気弁が開き、前記アダプタの凹部内の圧力が大気圧よりも第2の設定値以上低くなったときに前記吸気弁が開くように、前記排気用弁体及び吸気用弁体の質量が設定されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の油入電気機器用吸湿呼吸装置。
  3. 前記吸気孔の前記吸気弁収容穴と反対側の開口部及び前記第2の排気孔の前記排気弁収容穴と反対側の開口部はともに下方に開口するように設けられ、
    前記吸気孔の下方に開口した開口部及び前記第2の排気孔の下方に開口した開口部をそれぞれ塞ぐ第1のフィルタ及び第2のフィルタが前記フレームに取り付けられている請求項2に記載の油入電気機器用吸湿呼吸装置。
  4. 前記アダプタの周壁部の外周と前記呼吸用弁機構のフレームの外周とに跨がって伸びる筒状の保護カバーが前記アダプタの周壁部の外周にネジ止めされ、
    前記保護カバーの内側に前記呼吸用弁機構が配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の油入電気機器用吸湿呼吸装置。
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