JP2011204566A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率を損なうことなく、側方のみならず上方からも光を放射する光源を、導光板の厚さ方向へ延びる貫通孔に収容させた発光装置を提供する。
【解決手段】素子実装基板33と、素子実装基板33にフリップチップ接続により実装されたLED素子32と、素子実装基板33上でLED素子32を封止する封止部34と、を有する光源3と、光源3が収容される貫通穴21を有する導光板2と、を備えた発光装置において、導光板2の他面23に対する貫通孔21の内面24の角度をαとし、導光板2の屈折率をnとしたとき、90°−Sin−1[{sin(90°−α)}/n]+α≧Sin−1(1/n)の式を満たすようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、フリップチップ接続により実装されたLED素子を有する光源の光を導光板へ入射させる面状の発光装置に関する。
導光板を用いた発光装置として、導光板の少なくとも1側面部近傍の裏面部に側面部と平行に円柱の穴状または凹状の入射部を複数列設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この発光装置は、入射部が導光板の厚さ方向に形成されており、側方へ光を放射する平面放射型の光源を用いている。具体的に、光源は、上部に同心の傾斜面部を内側面と外側面に有し、内側面の傾斜面部で半導体発光素子からの光を全反射し、外側面の傾斜面部で臨界角を破り、四方に放射状に出射している。
さらに、導光板を用いた発光装置として、回路基板上に配置された複数のLED光源と、LED光源からの光を入射面から入射し照明光として出射面に導く導光板とを有する照明装置において、導光板は上部導光板と下部導光板により構成され、下部導光板は各LED光源からの出射光を導光板内部に導くための凹部を有し、LED光源が凹部の開口面近傍に配置されたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−276491号公報 特開2007−165064号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発光装置では、光源として平面的に光を出射するものを選択する必要があり、光源のサイズが大きく、しかも平面視では光源が非発光となるため、仮に面状発光装置の中央部に配置すると、装置の見栄えが悪くなり、装置の均一な発光状態を実現することはできない。また、光源のサイズに対応した貫通孔を導光板に形成すると、導光板内での伝搬光に悪影響を及ぼすおそれがある。さらに、光源のサイズが大きいため部材使用量が多く、型からの取り数が少なくなり、コスト高な光源となる。
また、特許文献2に記載の発光装置では、導光板に凹部を形成することが開示されているが、凹部に光源を収容しても、光源から発せられる光を高効率で導光板の伝搬光とすることができない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、発光効率を損なうことなく、側方のみならず上方からも光を放射する光源を、導光板の厚さ方向へ延びる貫通孔に収容させた発光装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では素子実装基板と、前記素子実装基板にフリップチップ接続により実装されたLED素子と、前記素子実装基板上で前記LED素子を封止する封止部と、を有する光源と、前記光源が収容される貫通穴を有する導光板と、を備え、前記貫通穴は、前記導光板の一面から他面側へ延び、内面のうち前記光源から光が入射する範囲が前記導光板の厚さ方向に対して略平行であり、前記光源は、前記素子実装基板が前記導光板の他面側となるよう前記貫通孔に収容され、前記貫通孔の前記導光板の一面側及び前記貫通孔の前記内面側へ光を放射し、かつ、光軸が前記導光板の厚さ方向に対して平行であり、前記導光板の前記他面に対する前記貫通孔の前記内面の角度をαとし、前記導光板の屈折率をnとしたとき、
90°−Sin−1[{sin(90°−α)}/n]+α≧Sin−1(1/n)
の式を満たす発光装置が提供される。
また、上記発光装置において、前記導光板の前記他面に対する前記貫通孔の前記内面の角度をαとし、前記導光板の屈折率をnとしたとき、
α≦90°−2×Sin−1[sin{(90°−α)/n}]
の式を満たすことが好ましい。
また、上記発光装置において、前記光源の前記素子実装基板側の端部と、前記導光板の前記他面とは、前記導光板の厚さ方向について同じ高さ位置であることが好ましい。
また、上記発光装置において、前記光源は、平面視にて四角形状であり、前記貫通孔は、平面視にてコーナーがカットされた四角形状であることが好ましい。
また、上記発光装置において、前記導光板の一面側に設けられ、前記光源が搭載される搭載基板を備えることが好ましい。
また、上記発光装置において、前記封止部は、熱融着ガラスであることが好ましい。
また、上記発光装置において、前記光源は、直方体形状であり、上面に対し側面が2倍以上の合計面積であることが好ましい。
また、上記発光装置において、前記封止部は、前記LED素子から発せられる光の波長を変換する蛍光体を有していてもよい。
また、上記発光装置において、前記導光板の他面側に設けられ、前記貫通孔を塞ぐ反射板を備えていてもよい。
本発明によれば、発光効率を損なうことなく、側方のみならず上方からも光を放射する光源を、導光板の厚さ方向へ延びる貫通孔に収容させることができる。
図1は本発明の第1の実施形態を示し、(a)は発光装置の平面図、(b)は発光装置の断面図である。 図2は発光装置の一部断面図である。 図3において、(a)はLED素子の平面図、(b)はLED素子の模式断面図を示す。 図4は光源と貫通孔の関係を示す説明図である。 図5は光源の製造時の説明図である。 図6は光源の製造時の説明図である。 図7は光源が連結された中間体の平面図である。 図8は仮に光源のLED素子をワイヤボンディング接続とした場合の説明図である。 図9は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図10は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図11は変形例を示す光源の断面図である。 図12は変形例を示し、(a)は発光装置の平面図、(b)は発光装置の断面図である。 図13は変形例を示し、(a)は発光装置の平面図、(b)は発光装置の断面図である。 図14Aは変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図14Bは導光板の屈折率nごとに、式(1)及び式(2)を満たすαを示した表である。 図15は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図16は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図17は変形例を示す発光装置の一部断面図である。 図18は本発明の第2の実施形態を示し、(a)は発光装置の断面図、(b)は発光装置の正面図である。 図19は本発明の第3の実施形態を示し、(a)は発光装置の平面図、(b)は発光装置の断面図である。
図1から図7は本発明の第1の実施形態を示し、図1(a)は発光装置の平面図、(b)は発光装置の断面図である。
図1(a)に示すように、この発光装置1は、導光板2と、導光板2に形成される複数の貫通孔21と、貫通孔21に収容される光源3と、光源3と電気的に接続される搭載基板4と、を備えている。導光板2は、光源3から発せられる光に対して透明な材料からなり、貫通孔21内の光源3から発せられた光が入射する。本実施形態においては、導光板2は、全体にわたって厚さが一定な平板状に形成される。導光板2の材質は、光源3の光に対して透明であれば任意であるが、例えばアクリル樹脂とすることができる。ここで、本明細書においては、導光板2の一面を上面22とし、他面を下面23として説明する。下面23には、白色塗料や表面の粗面化、プリズム形成などによって、散乱面を形成してある。
貫通孔21は、内面24のうち光源3から光が入射する範囲につき、導光板1の厚さ方向に対して平行となっている。本実施形態においては、貫通孔21は、平面視にてコーナーがカットされた正方形状を呈し、上下について同一断面となっている。具体的には、貫通孔21のコーナーは、所定の曲率半径で湾曲形成されている。後述するように、光源3からは上方及び側方へ光が出射され、貫通孔21の内面24の全範囲に光源3の光が入射する。本実施形態においては、複数の貫通孔21が、導光板1に平面視にて規則的に形成されている。具体的に、各貫通孔21は、縦方向及び横方向に等間隔で面状の発光装置1の全面に格子点状に並んでいる。
図2は、発光装置の一部断面図である。
図2に示すように、光源3は、フリップチップ型のGaN系半導体材料からなるLED素子32と、LED素子32を搭載する素子実装基板33と、LED素子32を封止するとともに素子実装基板33と接着される無機封止部としてのガラス封止部34とを有する。また、素子実装基板33には、LED素子32と搭載基板4とを電気的に接続する回路パターン35が形成される。回路パターン35は、素子実装基板33の表面に形成される表面パターンと、素子実装基板33の裏面に形成される裏面パターンと、表面パターン及び裏面パターンを接続するビアパターンと、を有している。素子実装基板33は、アルミナ(Al)の多結晶焼結材料からなり、厚さ250μmで1000μm角に形成されている。また、LED素子32は、厚さ100μmで346μm角に形成されている。
すなわち、図2に示すように、LED素子32の側端からガラス封止部34の側面34bまでの距離cは320μm、LED素子32の上端からガラス封止部34の上面34aまでの距離dは500μmとなっている。
図3において、(a)はLED素子の平面図、(b)はLED素子の模式断面図を示す。
発光素子としてのLED素子32は、図3(a)に示すように、サファイア(Al)からなる支持基板60の表面に、III族窒化物系半導体をエピタキシャル成長させることにより、バッファ層61と、n型層62と、MQW層63と、p型層64とがこの順で形成されている。このLED素子32は、700℃以上でエピタキシャル成長され、その耐熱温度は600℃以上であり、後述する低融点のガラスを用いた封止加工における加工温度に対して安定である。また、LED素子32は、p型層64の表面に設けられるp側電極65と、p側電極65上に形成されるp側パッド電極66と、を有するとともに、p型層64からn型層62にわたって一部をエッチングすることにより露出したn型層62に形成されるn側電極67を有する。
p側電極65は、例えばITO(Indium Tin Oxide )などの透明導電性の酸化物からなり、発光層としてのMQW層63から発せられる光を支持基板60の方向に反射する光反射層として機能する。また、n側電極67は、例えばNi/Au、Al等の金属からなり、平面視にてLED素子32における1つの隅部に形成される。本実施形態においては、図3(b)に示すように、p側電極65は、n側電極67の形成領域を除いて、平面視にて、LED素子32のほぼ全面に形成されている。また、p側パッド電極66は、例えばNi/Auからなり、平面視にてLED素子32におけるn側電極67と対向する隅部に形成される。n側電極67及びp側パッド電極66は、平面視にて円形に形成される。
図4は、光源と貫通孔の関係を示す説明図である。
図4に示すように、平面視にて1.0mm角の光源3は、平面視にて1.5mm四方の貫通孔21の中心に搭載される。尚、貫通孔21の角部は、曲率半径が0.25となるよう丸められている。光源3は、素子実装基板33が導光板2の下面23側となるよう貫通孔21に収容され、光軸が導光板2の厚さ方向に対して平行となっている。
図2に示すように、ガラス封止部34は、LED素子32とともに素子実装基板33におけるLED素子32の搭載面側を覆い、厚さが0.6mmとなっている。素子実装基板33と平行な上面34aと、上面34aの外縁から下方へ延び素子実装基板3と垂直な側面34bと、を有している。ガラス封止部34は、例えばZnO−B−SiO系のガラスとすることができ、この場合の屈折率は1.7である。また、このガラスは、加熱によって素子実装基板33に融着された熱融着ガラスであり、ゾルゲル反応を利用して形成されたガラスと異なっている。尚、ガラスの組成及び屈折率はこれらに限定されるものではない。
また、ガラス封止部34には、LED素子32から発せられる光の波長を変換する蛍光体39が含まれている。蛍光体39として、例えば、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)蛍光体、珪酸塩蛍光体や、YAGと珪酸塩蛍光体を所定の割合で混合したもの等を用いることができ、本実施形態では青色のLED素子32と黄色の蛍光体39から白色光を得ている。尚、紫外光を発するLED素子と、青色蛍光体、緑色蛍光体、赤色蛍光体の組合せにより白色光を得るようにしてもよい。また、例えば図11に示すように、ガラス封止部34に蛍光体39を含有させずに、ガラス封止部34の表面に蛍光体39aを塗布したものであってもよいし、蛍光体39を用いなくともよい。
光源3は、LED素子32に電圧が印加されると、LED素子32から青色光が発せられる。LED素子32から発せられた青色光は、一部が蛍光体39により黄色に変換された後、ガラス封止部34の上面34a又は側面34bを通じて外部へ放射される。ここで、LED素子32の側端からガラス封止部34の側面34bまでの距離cと、LED素子32の上端からガラス封止部34の上面34aまでの距離dが異なっているので、上面34aから放射される光と側面34bから放射される光とでは色度が異なることとなる。この光源3は、素子実装基板33に垂直で、上面34aの中央を通る軸が光軸となっている。この光源3では、光軸上の光強度が最大とはならず、光軸に対しておよそ30°〜45°傾斜した方向で光強度が最大となる配光特性となる。この光源3は、以下の工程を経て製造される。
まず、ガラス成分の酸化物粉末及び蛍光体粉末を1200℃に加熱し、溶融状態で撹拌する。そして、ガラスを固化した後、ガラス封止部34の厚さに対応するようスライスして封止前ガラス34cを板状に加工する。
一方、平板状の素子実装基板33に回路パターンを形成する。例えば、回路パターン35は、金属ペーストをスクリーン印刷し、素子実装基板33を所定温度(例えば1000℃以上)で熱処理することにより当該金属を素子実装基板33に焼き付けた後、当該金属に他の金属のめっきを施すことにより形成することができる。この後、複数のLED素子32を縦及び横について等間隔で素子実装基板33にフリップチップ接続で実装する。尚、素子実装基板33の回路パターンは、金属ペーストの熱処理で形成したもののみでもよいし、金属スパッタの後に金属めっきを施したものなど、他の方法で形成することもできる。
そして、図5に示すように、各LED素子32が搭載された素子実装基板33を下金型91にセットし、上金型92を素子実装基板33の搭載面と対向して配置し、素子実装基板33と上金型92の間に各LED素子32の搭載領域が覆われるように封止前ガラス34cを配置する。この後、図6に示すように、下金型91及び上金型92を加圧し、窒素雰囲気中で加熱によって軟化したガラス材のホットプレス加工を行う。このときの加工条件は、ガラスの温度、圧力等に応じて任意に変更することができるが、一例をあげるとすれば、例えば、ガラスの温度を600℃とし、ガラスの圧力を25kgf/cmとすることができる。
以上の工程で、複数の発光装置1が縦方向及び横方向に連結された状態の図7に示すような中間体36が作製される。この後、ガラス封止部34と一体化された素子実装基板33をダイシング装置にセットして、ダイシングブレードによって、ガラス封止部34及び素子実装基板33を各LED素子32ごとに分割するようダイシングして光源3が完成する。
図2に示すように、搭載基板4は、アルミニウムをベースとし、導光体2の下面23に沿って設けられる。本実施形態においては、搭載基板4は、各貫通孔21を塞ぐように設けられている。搭載基板4は、アルミニウムからなる基板本体41と、基板本体41上に設けられた絶縁層42と、絶縁層42上に設けられた回路パターン43と、回路パターン43上に設けられた白色レジスト層44と、を有する。
これによって、光源3が発した熱は搭載基板4によって基板全体に拡がり、熱の局在を防いで外部への放熱を促進することができる。そしてこの際、導光板2に沿った搭載基板4が放熱機能を持ちながら、面状の発光装置1のデザイン性を損なう程度に厚くなる等のような、形状の影響が生じないようにすることができる。また、特許文献1に記載のように、導光板の少なくとも1側面部近傍の裏面部に側面部と平行に円柱の穴状または凹状の入射部を複数列設すると、光源が局在することとなり、十分な放熱対策を行わない場合に、熱の局在により導光板が撓むという問題点がある。これに対し、本実施形態の発光装置1では、光源3が分散配置されていることと、各光源3の熱を面状の搭載基板4に分散し、大きな面積から外部放熱が可能となるので、熱による導光板2の撓みを抑制することができる。
また、高さが0.85mmの光源3は、はんだ31を介して搭載基板4に搭載されている。これにより、上下長さが3mmである貫通孔21の下端から、0.85mmの高さで光源3が配置されている。すなわち、光源3の素子実装基板33側の端部(本実施形態では、素子実装基板33の裏面)と、導光板2の下面23とは、導光板2の厚さ方向について同じ高さ位置となっている。これにより、光源3の発光面となるガラス封止部34の表面は、はんだ31と素子実装基板33の分だけ導光板2の下面23よりも高い位置となるため、蛍光体39を含有した光源3のガラス封止部34から散乱放射される場合であっても多くの光が貫通孔21の内面24へ直接入射するようになる。
また、導光板2の他面23に対する貫通孔21の内面24の角度をαとし、導光板2の屈折率をnとしたとき、
90°−Sin−1[{sin(90°−α)}/n]+α≧Sin−1(1/n)…(1)
の式を満たすようにすると、導光板2の厚さ方向へ進む光につき、内面24から導光板2内へ入射した全ての光が導光板2内の伝搬光となる。本実施形態においては、α=90°でありn=1.5であることから、上記式(1)の条件を満たす。
これに加え、
α≦90°−2×Sin−1[sin{(90°−α)/n}]…(2)
の式を満たすようにすると、導光板2の内面24に沿って進む光につき、内面24から導光板2内へ入射した全ての光が導光板2内の伝搬光となる。本実施形態においては、α=90°でありn=1.5であることから、上記式(2)の条件を満たす。
また、貫通孔21の内面24の、光源3の上面34aの中心部に対する貫通孔21の内面24の立体角βは、上側半球の2πsteradianに対して90%(5.65steradian)以上となっている。そして、側面34bの中心部に対する貫通孔21の内面24の立体角の割合(側面の半球の上側のπsteradianが対象)は、上面34aよりも大きくなるので、光源3全体としてみれば、立体角の割合は少なくとも90%以上であるといえる。また、光源3の光強度が最大となる方向は約45°であるが、この方向に内面24が存在することとなる。
以上のように構成された発光装置1によれば、上記(1)及び(2)の式を満たすように、導光板2の他面23に対する貫通孔21の内面24の角度αと、導光板2の屈折率nが設定されているので、貫通孔21の内面24から入射した光の殆どが伝搬光となる。これにより、光源3の光軸が導光板2の厚さ方向となっているにもかかわらず、光源3から上方へ発せられた光を導光板2の面内方向となるよう制御する特殊な光学的制御部を光源3にも導光板2にも用いることなく、導光板2内に的確に光を入射し導光板2の伝搬光とすることができるという、技術常識に反した作用効果を得ることができる。従って、光学的制御部を省略して部品点数を削減することができるし、発光装置1を簡単容易に製造することができる。また、光源3から発せられる光の少なくとも90%以上は導光板2の内面24へ入射するので、光源3から発せられる光を無駄なく利用することができる。
このように、導光板2に複数の貫通孔21を所定の2方向について規則的に形成して、各貫通孔21に光源3を配置するという極めて簡単な構成により、導光板2を全体的に白色で発光させることができる。このとき、各光源3が導光板2の全体にわたって均一に配置されることにより、導光板2の均一な発光状態を実現することができる。従って、製造コストを低減しつつ、発光装置1の薄型化及び小型化を図ることができる。
また、貫通孔21を平面視にてコーナーが湾曲形成された正方形状とし、同じく正方形状の光源3をその内側に配置したので、円形の貫通孔と比べて、貫通孔21を小型としつつ貫通孔21への入射光量を大きくすることができる。一方、本実施形態においては、導光板2の入射時の屈折を利用するものであるが、各入射面の垂線に対して45°未満の方向しか屈折光が放射されないため、単なる四角形形状では、光が放射されない方向が生じてしまう。これに対し、正方形状にコーナーを湾曲形成したことにより、光が放射されない方向が生じることを防止することができる。尚、湾曲形成の代わりにコーナーを面取り形状としても光が放射されない方向が生じないようにすることができるが、曲面の方が放射強度分布を滑らかにすることができる。さらに、ガラス封止部34の上面34aと側面34bとで、放射される光の色度が異なるものの、導光板2内で混光されるので、導光板2から出射される光に色度のばらつきはない。
尚、必ずしも光源3の上面34aの中心部に対する貫通孔21の内面24における立体角の割合を、上側半球の2πsteradianに対して90%以上とする必要はないが、光学的効率のため70%以上とすることが望ましい。さらに、光源3の光強度が最大となる方向に貫通孔21の内面24が存在するようにすることが望ましい。
また、本実施形態によれば、光源3のLED32に対して側面方向へ放射方向を制御する光学面を省き、さらに、LED素子32をフリップチップ接続により実装したので、光源3の平面視の大きさを小さくすることができ、貫通孔21の直径も小さくすることができる。これにより、光源3が面状発光装置1の端部だけでなく、中央部に配置されていても、小型で目立たないものとできる。また、導光板2を厚くすることなく、光軸を厚さ方向とした光源3の搭載が可能となる。例えば、図8に示すように、LED素子32がワイヤボンディング接続により実装されている場合、LED素子32の外側に、ワイヤループのための第1距離aと、素子実装基板33とワイヤ69との接続のための第2距離bとが余計に必要となる。第1距離aは例えば0.3〜0.5mmであり、第2距離bは例えば0.2〜0.5mmであることから、ワイヤボンディングの場合は、素子実装基板33を前記実施形態の1.0mm角よりも大きいLED素子32の3倍以上にする必要がある。導光板2の貫通孔21に関しては、実装や嵌合の公差が必要となるため、LED素子32の5倍以上の大きさとなる。さらに、側面方向へ放射方向を制御する光学面を設ける場合には、素子実装基板33をLED素子32の10倍以上、導光板2の貫通孔21を12倍以上とする必要がある。
例えば、素子実装基板33の大きさが2.5mm角となると、導光板2の貫通孔21も例えば3.0mm角のように大きくする必要がある。そして、仮にこのような大きさで発光装置1を作製すると、搭載するLED素子32が同じであっても、光源3の上面34aの中心部を基準とした内面24の立体角の割合は、35%の低減となる。また、光源3の高さが変わらず、平面視の寸法が小さくなると、横方向への配光が相対的に増大する。尚、蛍光体が封止材料に分散されている場合、封止材の高さより平面方向の寸法が小さくなると、上方向と横方向の光の色度の差が顕著となり易いが、仮に色度の差が生じたとしても、導光板2内で混光させることができる。
また、本実施形態によれば、光源3の上面34a及び側面34bに光学的な加工を施す必要がないので光源3の作製も簡単容易である。この発光装置1の場合、むしろ光軸上に最大の光強度が存在しない配光の光源3が好ましく、立方体形状の光源3に加工を施すことなく、しかも単純な貫通孔21を形成すればよいので、実用に際して極めて有利である。
尚、前記実施形態においては、LED素子32をガラスにより封止した光源3を示したが、LED素子32が素子実装基板33に対してフリップチップ接続であり、平面視にて封止材の枠部分が存在しない光源3であれば、封止材を変更しても差し支えない。
熱融着ガラス封止LEDは、高さ方向の形成が容易で、素子実装基板と熱膨張率が同等、かつ、両部材の接合力が大きいので、封止材と素子実装基板の接合面積を小さくすることができる。そして、側面放射面を含む直方体形状としてあるので、側面の合計面積を上面に対して2倍以上、好ましくは4倍以上とすることによって、横方向の配光を広くすることができ望ましい。尚、例えば、図9に示すように、LED素子32をシリコン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂封止部37で封止してもよい。図9の光源3では、樹脂封止部37は、素子搭載基板33上で半球状に形成されている。
また、例えば、図10に示すように、LED素子32を所定厚さの無機ペースト38で封止してもよい。無機ペースト38としては、例えば、SiO系、Al系、TiO系等の材料を用いることができる。
また、前記実施形態においては、蛍光体39がガラス封止部34に分散されたものを示したが、例えば図11に示すように、ガラス封止部34の表面に蛍光体39aを塗布したものであってもよい。図11においては、蛍光体39aの層がガラス封止部34の上面34aにのみ塗布されている。この光源3では、上方へ出射される光と側方へ出射される光とで色度の差が生じるが、導光板2内で混光されるので、特に問題となることはない。そして、蛍光体の分散製造工程を省くとともに、同工程でのガラス材料の歩留まりの影響をなくすことができるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、光源3は、面状発光装置1に格子点状に配列されているものに限らず、中央部が密にあるいは疎に配列されたものであってもよい。光源3が中央部を含む全体に配列されている面状発光装置1であれば、特に小型光源で導光板の屈折を利用し導光板2面内の360°方向に光を伝搬させ、かつ、光源が目立たない特徴を出すことができる。また、光源を導光板の周囲のみに配列したものとしても、光源が目立たない特徴を出すことができる。
また、前記実施形態においては、光源3が1つのLED素子32を有するものを示したが、光源が複数の発光素子を有するようにしてもよいことは勿論である。例えば、図12(a)に示すように、正方形状の素子実装基板133に、縦方向及び横方向に整列した複数のLED素子32が搭載された光源103とすることもできる。この場合も、貫通孔121を正方形状に形成し、光源103を貫通孔121の中心に配置することが望ましい。図12(a)においては、光源103は2.6mm角に形成され、貫通孔121は3.1mm角に形成されている。すなわち、貫通孔121の一辺の長さは、光源103の対角の長さよりも短くなっている。尚、貫通孔121の角部は、曲率半径が0.25mmとなるよう丸められている。図12(b)に示すように、光源103の素子搭載基板133は、裏面側の中央に放熱パターン136を有している。
放熱パターン136を備えた光源103は、図2に示されるような金属をベースとした搭載基板4に実装されるが、放熱パターン136に対応した位置の絶縁層42を省略し、放熱パターン136と金属からなる基板本体41とを直接あるいは共晶材等による金属接合を行うことにより、接合部分の熱抵抗を小さくして熱を搭載基板4全体に伝え易くし、放熱効率を格段に向上させることができる。また、この光源103においても、ガラス封止部134は、素子実装基板133と平行な上面134aと、上面134aの外縁から下方へ延び素子実装基板133と垂直な側面134bと、を有している。
また、例えば、図13(a)に示すように、長方形状の素子実装基板233に、一列に整列した複数のLED素子32が搭載された光源203とすることもできる。この場合は、貫通孔221を光源203と略相似の長方形状に形成し、光源203を貫通孔221の中心に配置することが望ましい。これにより、図13(a)中、2点鎖線で示す円形の孔よりも、貫通孔221の大きさを格段に小さくすることができる。図13(b)に示すように、光源203の素子搭載基板233は、裏面側の中央に放熱パターン236を有しており、裏面側の放熱パターン236の外側には回路パターン235が配置される。また、この光源203においても、ガラス封止部234は、素子実装基板233と平行な上面234aと、上面234aの外縁から下方へ延び素子実装基板233と垂直な側面234bと、を有している。尚、例えば、貫通孔221を両端に形成された半円部分と、各半円部分間で直線状に延びる直線部分とにより構成することもできる。これによっても、光源の対角の長さを直径とする円孔より、貫通孔221の平面視面積を格段に小さくすることができる。
ここで、図14A及び図14Bを参照して、導光板の他面に対する貫通孔の内面の角度αについて詳述する。
導光板2を射出成形で形成する場合、図14Aに示すように、貫通孔21にわずかなテーパー(傾斜)を形成する方が好ましい場合がある。ここで、図14Bに、内面24が90°よりもどれだけ小さくなれば、上記式(1)及び上記(2)の伝搬の条件を満たすのかを、導光板2の屈折率nごとに示す。図14Bに示すように、nが1.45以下では式(1)(2)とも2.8°以下であればよい。nが1.50以下では、式(1)については6.7°以下であれば伝搬の条件を満たし、式(2)については6.4°以下であれば伝搬の条件を満たす。nが1.55以下では、式(1)については10.4°以下であれば伝搬の条件を満たし、式(2)については9.6°以下であれば伝搬の条件を満たす。また、nが1.60以下では、式(1)については13.9°以下であれば伝搬の条件を満たし、式(2)については12.6°以下であれば伝搬の条件を満たす。さらに、nが1.65以下では、式(1)については17.3°以下であれば伝搬の条件を満たし、式(2)については15.4°以下であれば伝搬の条件を満たす。但し、導光板2表面の平坦性や、導光板2内部の屈折率が厳密に一定ではないことを考慮すると、基本的には内面24を垂直面として、傾斜角は5°未満とすることが望ましい。
また、例えば図15に示すように、光源3の上面34aと、導光板302の上面322とが同じ位置となるようにしてもよい。この場合、導光板302の厚さを薄くすることができるし、貫通孔321から外部へ直接出射される光の量を多くして、意匠的に光源3部分にアクセントを持たせることができる。
また、前記実施形態においては、貫通孔21の上方が開放されているものを示したが、貫通孔21の上方を塞ぐ部材を設け、反射による2次光も導光板2の伝搬光となるよう図ってもよい。例えば、図16に示すように、貫通孔21の上方を反射板51により塞ぐことにより、貫通孔21から上方へ進む光を導光板2の内面24に入射させることができる。反射板51は、導光板2の上面22における貫通孔21に対応する部分にのみ設けられる。この反射板51の反射面は、表面の反射率が比較的高い材料、例えばアルミニウムとすると、効率良く鏡面反射を利用することができる。反射面がアルミニウムである場合、例えば、反射板51自体をアルミニウム板としたり、反射板51の反射面にアルミニウム箔を貼付すればよい。この場合、光源3から外部への直接光を遮断させることができ、直接光の放射を防止するときに効果的である。
また、例えば、図17に示すように、反射板52が導光板2の上面22に全面的に形成されたものであってよい。この反射板52は、例えば、主として拡散反射を利用するものである。この場合、反射板52の内面には、白色拡散シートを用いることができる。前記実施形態においては、反射板52へ入射する光の入射角が比較的小さくなるので、鏡面反射よりは拡散反射を利用する方が好ましい。
さらに、例えば、反射板から一部の光が透過するようにしてもよい。これにより、外部放射に必要な光量のみ外部へ取り出し、他の光は光導板1に入射することとなる。
また、搭載基板4は、アルミニウムをベースとしたものに限らず、マグネシウムや銅など他の金属をベースとしたものであってもよい。また、これらの金属上に絶縁層を設け、その上に回路パターンを形成したものに限らず、回路パターンがポリイミドや液晶ポリマー上に形成されたフレキシブル基板を金属板の上に備えたものであってもよい。
図18は本発明の第2の実施形態を示し、(a)は発光装置の断面図、(b)は発光装置の正面図である。
図18(a)に示すように、この発光装置401は、湾曲形成された導光板402と、導光板402に形成される複数の貫通孔21と、貫通孔21に収容される光源3と、光源3と電気的に接続される搭載基板404と、を備えている。本実施形態においては、導光板402は、全体にわたって厚さが一定であり、断面にて半円状に形成されている。導光板402の厚さ、貫通孔21の寸法等は第1の実施形態と同じである。
貫通孔21は、導光板402の厚さ方向に平行に形成され、導光板402の内面及び外面と垂直となっている。本実施形態においては、光源3は、導光板402の内面側に配置される。本実施形態においても、貫通孔21の内面を導光板402の内面と完全に垂直とする必要はなく、これらのなす角度αが上記式(1)を満たすようにすればよい。また、角度αが上記式(2)を満たすようにするとさらに好ましい
図18(b)に示すように、複数の貫通孔21は、縦方向及び周方向に同じ間隔で形成される。また、光源3の搭載基板404は、縦方向に延び、周方向に複数並んで配置される。これにより、搭載基板404が湾曲した導光板402に沿って過度に撓むことのないようになっている。
以上のように構成された発光装置401は、図18(a)に示すように、断面円形の柱状部400に沿って配置される。これにより、前記実施形態の作用効果に加え、発光装置401を柱状部400に設置される広告等の照明に用いることができ、実用に際して極めて有利である。特にこの際には、例えば屈折率1.45以上で垂直孔、屈折率1.50以上で傾斜角4°以下といったように、上記式(1)及び(2)が比較的余裕をもって満たされ、導光板2が半円状であることによる曲率影響を受けないものであることが望ましい。
図19は本発明の第3の実施形態を示し、(a)は発光装置の平面図、(b)は発光装置の断面図である。
図19(a)に示すように、この発光装置501は、複数の発光ユニット508から構成される。各発光ユニット508は、第1の実施形態の発光装置1と同様の構成であり、導光板502と、貫通孔21と、光源3と、搭載基板504と、を有している。本実施形態においては、各発光ユニット508は、正方形状に形成され、縦方向及び横方向に等間隔で並べられた複数の光源3を有する。
図19(b)に示すように、各発光ユニット508は、間隔をおいて配置され、各発光ユニット508の導光板502の端面間には空気層が形成されている。この空気層に白色反射板509が配置され、各発光ユニット508ごとに導光板502の面内の輝度の均一化が図られている。尚、各光源3間の縦方向及び横方向の距離は、空気層及び白色反射板509を跨ぐ場合であっても、跨がない場合と同じよう設定されている。
以上のように構成された発光装置501によれば、各発光ユニット508ごとに発光のオン及びオフや、発光の強度を制御することができる。また、導光板502の端面に白色反射剤を直接設けずに、空気層に白色反射板509を設けることにより、導光板502の端面付近の光量が増大することを抑制することができる。すなわち、導光板502の端面に直接白色塗装を行った場合、端面で散乱反射が生じる。これにより、導光板502から光が外部放射されるため、導光板502の端部周辺の輝度が高くなる。一方、導光板502の端面と白色反射板509との間に空気層がある場合、白色反射板509で散乱反射した光は、導光板502に再入射する際、導光板502の伝搬光となる角度に屈折するので、導光板502の端部周辺の輝度が高くなることを防ぐことができる。尚、これは、複数の発光ユニット508の場合だけでなく、単一の発光装置1等であっても同様である。
また、白色反射板509は、隣接する発光ユニット508へ光を至らせず、発光ユニット508毎の独立点灯を行うためにも効果がある。尚、白色反射板509を全ての発光ユニット508間には備えず、複数の発光ユニット508からなるグループの端部だけに設けるものとしてもよい。この場合、グループ内では隣接する発光ユニット508の導光板502へも光が伝わるため、グループ内の各発光ユニット508全体での輝度の均一化を図ることができる。
尚、前記実施形態においては、LED素子32のp側電極65がITOからなるものを示したが、例えば、p側電極65をAg合金により構成してもよい。この場合、素子搭載基板33へ漏れる光を減じて光源3の光取り出し効率を高めることができる。
さらには、LED素子32のp側電極65を、ITOからなるコンタクト電極と、Alからなる表面反射層から形成することもできる。この場合も、素子搭載基板33へ漏れる光を減じて光源3の光取り出し効率を高めることができる。
さらにまた、支持基板60をサファイアとしたものを示したが、例えば、SiCやGaNのように導電性基板として電流を拡散するようにしてもよい。また、支持基板60がMQW層63と同じ屈折率で、屈折率が1.7以上のガラスと組み合わせることにより、LED素子32からの光取り出し効率を向上させることができる。
また、前記各実施形態においては、導光板の両面に特に加工を施していないが、必要に応じて任意の加工を施してもよいことは勿論であり、例えば、導光板の少なくとも一方の面に反射加工を施すこともできる。
また、前記実施形態においては、発光素子としてLED素子を用いた発光装置を説明したが、発光素子はLED素子に限定されるものではないし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 発光装置
2 導光板
3 光源
4 搭載基板
21 貫通孔
22 上面
23 下面
24 内面
32 LED素子
33 素子実装基板
34 ガラス封止部
34a 上面
34b 側面
39 蛍光体
103 光源
121 貫通孔
133 素子実装基板
134 ガラス封止部
203 光源
221 貫通孔
233 素子実装基板
234 ガラス封止部
302 導光板
321 貫通孔
401 発光装置
402 導光板
404 搭載基板
501 発光装置
502 導光板
504 搭載基板

Claims (9)

  1. 素子実装基板と、前記素子実装基板にフリップチップ接続により実装されたLED素子と、前記素子実装基板上で前記LED素子を封止する封止部と、を有する光源と、
    前記光源が収容される貫通穴を有する導光板と、を備え、
    前記貫通穴は、前記導光板の一面から他面側へ延び、内面のうち前記光源から光が入射する範囲が前記導光板の厚さ方向に対して略平行であり、
    前記光源は、前記素子実装基板が前記導光板の他面側となるよう前記貫通孔に収容され、前記貫通孔の前記導光板の一面側及び前記貫通孔の前記内面側へ光を放射し、かつ、光軸が前記導光板の厚さ方向に対して平行であり、
    前記導光板の前記他面に対する前記貫通孔の前記内面の角度をαとし、前記導光板の屈折率をnとしたとき、
    90°−Sin−1[{sin(90°−α)}/n]+α≧Sin−1(1/n)
    の式を満たす発光装置。
  2. 前記導光板の前記他面に対する前記貫通孔の前記内面の角度をαとし、前記導光板の屈折率をnとしたとき、
    α≦90°−2×Sin−1[sin{(90°−α)/n}]
    の式を満たす請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記光源の前記素子実装基板側の端部と、前記導光板の前記他面とは、前記導光板の厚さ方向について同じ高さ位置である請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記光源は、平面視にて四角形状であり、
    前記貫通孔は、平面視にてコーナーがカットされた四角形状である請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記導光板の一面側に設けられ、前記光源が搭載される搭載基板を備える請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記封止部は、熱融着ガラスである請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記光源は、直方体形状であり、上面に対し側面が2倍以上の合計面積である請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記封止部は、前記LED素子から発せられる光の波長を変換する蛍光体を有する請求項6または7に記載の発光装置。
  9. 前記導光板の他面側に設けられ、前記貫通孔を塞ぐ反射板を備える請求項6から8のいずれか1項に記載の発光装置。
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