JP2011203694A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】対物レンズの退避作業を意識することなく、対物レンズの切り換えが容易に行える顕微鏡を提供すること。
【解決手段】対物レンズ切換機構部106と、ステージ103と、ダイヤル109と、ダイヤル109に連動し、対物レンズ切換機構部106をステージ103から離す退避動作と、離した状態を保持する保持動作と、相対距離を縮める復帰動作と、を行わせるカム機構部108と、保持動作の間に、ダイヤル109の回転に選択的に連動して、対物レンズ切換機構部106を回転駆動して、対物レンズ112の切り換え動作を行わせる順次動作機構部110とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は顕微鏡に関し、さらに詳しくは、対物レンズの切り換えの際に対物レンズとステージもしくは標本との衝突を防止した顕微鏡に関する。
近年、倒立顕微鏡において、ステージの下に隠れて操作しづらいレボルバ操作部を、手の届きやすい焦準部ハンドル近傍に配置させ、かつレボルバの操作力量を平均化することで最大力量を低減し操作性を向上した倒立顕微鏡が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ステージを手で押し下げるだけで、ステージを上下方向の所定位置に停止させて、作動距離が短い対物レンズでも標本に衝突することなく標本の交換が可能な顕微鏡が知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、焦準用の伝動装置とステージホルダの間に、偏心体を配置させて、この偏心体により迅速に標本を移動させる顕微鏡(例えば、特許文献3参照)が知られている。
特開2010−33025号公報 特開2000−338417号公報 特開昭59−104616号公報
しかしながら、上記の従来技術では、対物レンズの交換をする場合に、対物レンズの切り換え操作以外に、対物レンズをステージや標本から退避させる操作が別途必要であった。例えば、倒立顕微鏡では、扱う標本の容器がボトムディッシュタイプでステージ面よりも下面が高い、所謂下駄を履いた形状が多く、作動距離の短い高倍率の対物レンズはステージより上に対物レンズの先端が突出する場合がある。そのため、対物レンズを切り換える際は、対物レンズを一旦ピント位置から退避させなければ対物レンズとステージが衝突してしまう。つまり、対物レンズの退避は、対物レンズ切換の度に必要な動作であり作業者には負担であり、倒立顕微鏡の操作性を損ねるという問題があった。なお、このような問題は、正立顕微鏡においても同様に存在する。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、対物レンズの退避作業を意識することなく、対物レンズの切り換えが容易に行える顕微鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明にかかる顕微鏡は、複数の対物レンズが装着され、回転駆動されることにより、光軸上に位置する前記対物レンズを切り換え可能な対物レンズ切換機構部と、標本を配置するステージと、前記対物レンズ切換機構部を回転駆動して対物レンズを切り換えるための回転駆動力を入力する切換用入力部と、
前記切換用入力部の動作に連動し、前記対物レンズ切換機構部と前記ステージの光軸方向の相対距離を長くする退避動作と、前記相対距離が長い状態を保持する保持動作と、前記相対距離を縮める復帰動作と、を行わせる退避動作機構部と、前記退避動作機構部の前記保持動作の間に、前記切換用入力部の動作に選択的に連動して、前記対物レンズ切換機構部を回転駆動して、前記対物レンズの切り換え動作を行わせる順次動作機構部と、を備えることを特徴とする
この発明にかかる顕微鏡は、上記の発明において、順次動作機構部は、切換用入力部の動作が常時伝達される第1歯車と、第1歯車の所定中心角範囲でこの第1歯車に選択的に噛み合って従動する第2歯車と、を備え、第2歯車の回転が対物レンズ切換機構部側へ伝達されることを特徴とする。
この発明にかかる顕微鏡は、上記の発明において、第1歯車は、特定の中心角範囲に円周方向に沿って複数のピンが立設されたピン歯車であり、第2歯車は、前記ピン歯車の前記複数のピンに順次噛み合う歯車であることを特徴とする。
この発明にかかる顕微鏡は、上記の発明において、退避動作機構部は、対物レンズ切換機構部側と共に移動する揺動突起部またはステージ側と共に移動する揺動突起部を、カム面に追従させるカムを備え、このカムの回転に伴い、順次、退避動作、保持動作、復帰動作を行わせるカム機構でなることを特徴とする。
この発明にかかる顕微鏡は、上記の発明において、対物レンズ切換機構部とステージのいずれか一方に、顕微鏡の光軸方向に沿って歯が並ぶようにラックが固定され、一端側で顕微鏡本体側へ回転自在に軸支され、且つ他端側にラックに噛み合うピニオンが軸支され、このピニオンがラックに噛み合った状態で顕微鏡の光軸方向と近似する方向に沿って揺動可能とする揺動フレームと、顕微鏡本体側へ軸支され、且つピニオンと噛み合う少なくとも一つの平歯車を備える減速機構部と、を含み、顕微鏡の光軸上に位置する対物レンズまたはステージ(標本)を顕微鏡の光軸方向に沿って微調整移動させる焦準機構部を備え、上記揺動フレームの他端側に、上記揺動突起部が設けられていることを特徴とする。
この発明にかかる顕微鏡は、上記の発明において、順次動作機構部は、切換用入力部の動作に選択的に連動する第1動力伝達軸を備え、対物レンズ切換機構部は、退避動作機構部が、対物レンズ切換機構部またはステージに対して保持動作を行わせている間に、第1動力伝達軸と連結してこの対物レンズ切換機構部へ回転駆動力を伝達する第2動力伝達軸を備えることを特徴とする。
この発明にかかる顕微鏡は、上記の発明において、退避動作機構部は、ステージ側のみを光軸方向へ沿って動作させ、順次動作機構部は、対物レンズ切換機構部側へ常時連動するように直接接続されていることを特徴とする。
この発明によれば、対物レンズの退避作業を意識することなく、対物レンズの切り換えが容易に行え、取り扱いが容易で対物レンズや標本などが損傷されることを未然に防止できるという効果がある。
図1は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡の断面説明図である。 図2は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡の要部斜視図である。 図3は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡における順次動作機構部の平面図である。 図4は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡において、ダイヤルが0°(操作しない状態)の場合の各部の状態を示し、(A)はレボルバの平面図、(B)は対物レンズ切換機構部、焦準機構部、切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の関係を示す側断面図、(C)は切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の位置関係を示す説明図である。 図5は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡において、ダイヤルを7.5°回動させた場合の各部の状態を示し、(A)はレボルバの平面図、(B)は対物レンズ切換機構部、焦準機構部、切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の関係を示す側断面図、(C)は切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の位置関係を示す説明図である。 図6は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡において、ダイヤルを15°回動させた場合の各部の状態を示し、(A)はレボルバの平面図、(B)は対物レンズ切換機構部、焦準機構部、切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の関係を示す側断面図、(C)は切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の位置関係を示す説明図である。 図7は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡において、ダイヤルを22.5°回動させた場合の各部の状態を示し、(A)はレボルバの平面図、(B)は対物レンズ切換機構部、焦準機構部、切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の関係を示す側断面図、(C)は切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の位置関係を示す説明図である。 図8は、この発明の実施の形態1にかかる顕微鏡において、ダイヤルを30°回動させた場合の各部の状態を示し、(A)はレボルバの平面図、(B)は対物レンズ切換機構部、焦準機構部、切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の関係を示す側断面図、(C)は切換用入力部、カム機構部および順次動作機構部の位置関係を示す説明図である。 図9は、この発明の実施の形態2にかかる顕微鏡の側断面図である。 図10は、この発明の実施の形態2にかかる顕微鏡の要部拡大図である。 図11は、この発明の実施の形態3にかかる顕微鏡の側断面図である。 図12は、この発明の実施の形態4にかかる顕微鏡の側断面図である。 図13は、この発明の実施の形態4に係るカム機構部の拡大断面図である。 図14は、この発明の実施の形態5にかかる顕微鏡の側断面図である。
次に、この発明の各実施の形態に係る顕微鏡の詳細について、図面を参照して説明する。但し、図面は模式的なものであり、各部材の厚みや径寸法、歯車の歯数やその比率は現実のものとは異なることに留意すべきであり、具体的な厚み、径寸法、歯数、およびその比率などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。
[実施の形態1:倒立顕微鏡]
図1〜8は、この発明の実施の形態1に係る顕微鏡100を示している。この実施の形態は、この発明を倒立顕微鏡に適用したものである。
(顕微鏡の概略構成)
図1に示すように、顕微鏡100は、筐体および支持部材としての機能を有する顕微鏡本体101と、この顕微鏡本体101の上部に設けられ、標本102を配置するための、図示しない機構により顕微鏡の光軸aに直交する2次元方向に移動させることができるステージ103と、このステージ103上の標本102を照明する光源104と、標本102の拡大像を観察する鏡筒105と、標本102の観察倍率を切り換える対物レンズ切換機構部106と、この対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に沿ってわずかに移動させて微調整するための焦準機構部107と、対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に大きく移動させる、退避動作機構部としてのカム機構部108と、対物レンズ切換のための動力を入力する切換用入力部としてのダイヤル109と、上記の対物レンズ切換機構部106と上記カム機構部108の動作を順序だてて動作させる順次動作機構部110と、この順次動作機構部110から対物レンズ切換機構部106へと動力を伝達する動力伝達機構部111と、を備えて概略構成されている。
(対物レンズ切換機構部)
図1および図2に示すように、対物レンズ切換機構部106は、例えば6つの対物レンズ112が装着可能なレボルバ113を備えている。このレボルバ113の表面には、レボルバ113の回転軸を取り囲むように円周方向に等間隔に6つのレンズ装着口113Aが形成され、これらレンズ装着口113Aに適宜対物レンズ112が装着されるようになっている。このレボルバ113は、顕微鏡の光軸aに対して角度15度傾いた姿勢で、レボルバ取り付け部材114に摺動抵抗をもって回転可能に取り付けられている。レボルバ113をこの摺動抵抗に抗して回転移動させることにより、対物レンズ112を顕微鏡の光軸aが通る位置にクリック機構にて位置決めできるようになっている。
そして、レボルバ113の周面には、傘歯部113Bが形成されている。この傘歯部113Bは、レボルバ113の上面側から下面側へ向けて回転軸側へ15°傾くように設定されている。なお、レボルバ113の傘歯部113Bには、後述する動力伝達機構部111側からの回転を伝達する主傘歯車134が軸角15°で噛み合うようになっている。本実施の形態では、レボルバ113の傘歯部113Bの歯数と主傘歯車134の歯数は6:1に設定されている。すなわち、主傘歯車134が一回転することにより、レボルバ113が角度60度回転して対物レンズ112の切り換えができるようになっている。なお、傘歯部113Bの角度は、減速比、2軸間の角度により決定されるものであり、15°以外の角度であっても良い。
(焦準機構部)
焦準機構部107は、レボルバ取り付け部材114に一体に設けられ、対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に移動可能な焦準用昇降部材115と、この焦準用昇降部材115の下部側面に顕微鏡の光軸a方向に沿って設けられたラック116と、顕微鏡本体101側に軸支された回転軸117に固定され、焦準用昇降部材115を光軸a方向に移動させる動力を入力する焦準ハンドル118と、この焦準ハンドル118と同軸に設けられた比較的大径の平歯車119と、この平歯車119の回転を伝達する顕微鏡本体101側に軸支された平歯車120と、この平歯車120とラック116とに噛み合うピニオン121と、このピニオン121を一端側で回転自在に軸支し、他端側が顕微鏡本体101に揺動軸122で軸支された、揺動フレームとしての揺動ギアボックス123と、を備える。これらピニオン121、平歯車120、平歯車119は、減速機構部を構成している。
(ダイヤル:切換用入力部)
ダイヤル109は、焦準ハンドル118の下方に水平姿勢で顕微鏡本体101に回転支持されている。このダイヤル109の外周面には、ダイヤル歯車109Aが形成されている。ダイヤル歯車109Aには、後述するカム歯車125が噛み合わされている。なお、ダイヤル109を回転するダイヤルで説明したが、カム歯車125に回転力を伝達できる機構であれば、回転するものではなく、例えば、スライドする様な形状のツマミ等であっても良い。
(カム機構部)
図1および図2に示すように、カム機構部108は、上記ピニオン121を含む揺動ギアボックス123に設けられた揺動ピン124と、以下に説明するカム歯車125と、円筒カム126とよりなる。このカム機構部108は、上記の対物レンズ切換機構部106をステージ103から退避させる動作と、この退避状態を保持する動作と、対物レンズ切換機構部106をステージ103に近づけて復帰させる動作を行う退避動作機構部を構成している。
上述したように、ピニオン121は揺動ギアボックス123に回転支持され、揺動ギアボックス123は揺動軸122にて顕微鏡本体101側に回転支持されている。揺動ギアボックス123には、以下に説明する円筒カム126と接する位置に回転支持された揺動ピン124が設けられている。また、ラック116の上下位置には、上下(光軸a方向の)動作を規制する上ストッパ127、下ストッパ128が顕微鏡本体101側に突設されている。
上述したように、ダイヤル109のダイヤル歯車109Aには、カム機構部108のカム歯車125が噛み合わされている。このカム歯車125は、顕微鏡本体101側に回転支持されている。カム歯車125の歯数とダイヤル歯車109Aの歯数は1:6である。カム歯車125には、カムの展開形状が上平面126A、下平面126B、これら2平面をつなぐ2つの傾斜面126Cよりなる上記の円筒カム126が同軸に固定されている。なお、上平面126Aと下平面126Bは、顕微鏡の光軸aと直角をなすように水平に設定されている。つまり、上平面126A、下平面126B上に揺動ピン124が位置すると、揺動ギアボックス123には重力による回転力は作用しない。上平面126Aと2つの傾斜面126Cは、円筒カム126を展開した360°で180°の範囲となる。すなわち、下平面126Bは、180°の範囲であり、揺動ピン124が当接するときに、焦準用昇降部材115は下がった状態で下ストッパ128にラック116の下面が当接した状態となる。
図2に示すように、カム歯車125の上面には、回転中心より半径方向へ向けてクリック溝125Aが形成されている。このクリック溝125Aには、顕微鏡本体101側に固定された板バネ129の先端に設けられた円筒状頭部129Aが浅く入り込めるようになっている。この板バネ129は、円筒状頭部129Aをカム歯車125の上面に所定の押圧力で接するように付勢されている。したがって、円筒状頭部129Aは、カム歯車125の回転に伴い、クリック溝125Aにクリック動作を伴って係止されたり、クリック溝125Aから離脱したりできるようになっている。なお、このクリック溝125Aは、カム歯車125の上面に1本だけ形成されているため、カム歯車125が1周する毎に円筒状頭部129Aでクリック動作とともに係止される。
カム歯車125のクリック溝125Aが板バネ129の円筒状頭部129Aに位置するときに、揺動ピン124が円筒カム126の上平面126Aに位置するように回転方向での位置が設定されている。すなわち、この状態では焦準用昇降部材115が上昇した位置にあり、対物レンズ112が標本102に近づいた観察状態にある。
(順次動作機構部)
次に、図1〜3を用いて順次動作機構部110について説明する。なお、図3は、図1に示す矢印Z方向からマスタ歯車130とスレブ132を見た図である。順次動作機構部110は、カム歯車125に噛み合う、ダイヤル109側の回転が常時伝達される第1歯車としてのマスタ歯車130と、マスタ歯車130に設けられたマスタ131に従い動作する第2歯車としてのスレブ132とでなる。マスタ歯車130の歯数とカム歯車125の歯数は1:1である。スレブ132は、歯車であり、マスタ歯車130の所定の中心角(この実施の形態では、180°)範囲で選択的に噛み合って従動するようになっている。マスタ歯車130は、所謂ピン歯車であり、180°の中心角範囲で円弧状の保持部131Aと、この保持部131Aの両端より10°隔てた160°の範囲にこのマスタ歯車130の円周方向に沿って設けられた8つの円筒形状のピン部131Bとを有する。これら保持部131Aとピン部131Bは、マスタ131を構成している。ピン部131Bは、マスタ歯車130において半径方向で保持部131Aよりも外側(周縁寄り)に配置される。
また、スレブ132は、マスタ歯車130の保持部131Aの円周面と摺接する鳩尾形状の被保持部132Aと、マスタ歯車130の8つのピン部131Bと噛み合う外転サイクロイド形状のスレブ歯車132Bよりなり、図1に示すように、顕微鏡本体(底板)101側に支持軸133で回転自在に支持されている。カム歯車125のクリック溝125Aが板バネ129に係止される位置にあるとき、図3に示すように、マスタ131の保持部131Aの円周面の中央部131Acと、スレブ132の鳩尾形状の被保持部132Aが対峙して摺接する位置関係になるように設定されている。
(動力伝達機構部)
図1および図2に示すように、動力伝達機構部111は、レボルバ113の傘歯部113Bと噛み合う主傘歯車134と、この主傘歯車134の回転軸であり下方に伸びる、第2動力伝達軸としてのレボルバ軸135と、上記順次動作機構部110のスレブ132の回転中心と同軸で上方に伸びた、第1動力伝達軸としてのスレブ軸136と、で概略構成されている。レボルバ軸135は、スレブ軸136と同軸に上下方向に沿って配置されている。また、レボルバ軸135の下部は、焦準用昇降部材115から側方へ延在された軸受け板115Aに回転自在に軸支されている。
スレブ軸136の上端部には、回転中心を含む凹形状のスレブ溝137Aを有する連結部137が設けられている。また、レボルバ軸135の下端部には、上記スレブ溝137Aに嵌る凸形状のレボルバ突部138Aを有する被連結部138が設けられている。
(焦準用昇降部材側と上、下ストッパの位置関係)
ここで、焦準用昇降部材115側のラック116と上ストッパ127と、下ストッパ128との位置関係について説明する。
焦準機構部107の焦準用昇降部材115の移動範囲を規制する上ストッパ127、下ストッパ128による焦準用昇降部材115の移動量は、例えば10mmで、円筒カム126の上平面126Aと下平面126Bの高低差は焦準用昇降部材115の移動範囲より若干大きく例えば10mm+αmmに設定されている。また、揺動ピン124が円筒カム126の下平面126Bに位置した際に、連結部137のスレブ溝137Aに、被連結部138のレボルバ突部138Aが例えば2mm重なる(嵌合する)ように設定されている。また、ステージ103上に設置した標本102に対物レンズ112のピントを合わせると、焦準用昇降部材115は下ストッパ128より例えば4mm上昇した位置となるように設定されている。
(作用および動作)
以下に、図1〜8を用いて、この実施の形態に係る顕微鏡100の作用および動作について説明する。なお、図4〜図8の(A)の図は、レボルバ113を上面から見た平面図、(B)は要部の側面説明図、(C)はダイヤル109とカム機構部108と順次動作機構部110との関係を示す説明図である。また、図4〜8における(A)に示した+の交点は光軸aを示し、斜線で示す領域は対物レンズ112を示す。また、図4〜8では、説明の便宜上、レボルバ113に対して1つの対物レンズ112を装着した例を示す。
(1)先ず、図1、図2および図4(A)に示すように、対物レンズ112が顕微鏡の光軸aに位置し、図4(B)に示すように、焦準用昇降部材115が移動範囲の上側で対物レンズ112のピントがほぼ標本位置となる観察状態について説明する。図4(C)に示すように、この観察状態では、切換用入力部としてのダイヤル109の回転角度が0度である。
図1、図2および図4(B)に示すように、観察状態では、カム機構部108のカム歯車125のクリック溝125Aに板バネ129の先端の円筒状頭部129Aが落込んで板バネ129の弾性力でカム歯車125は保持されている。したがって、カム歯車125に噛み合う、切換用入力部としてのダイヤル109ならびに順次動作機構部110のマスタ歯車130の回転も阻止された状態を保つ。
また、図4(B)に示すように、揺動ギアボックス123の揺動ピン124は、円筒カム126の上平面126A上に位置するため、揺動ギアボックス123は揺動範囲の上端に位置する。したがって、揺動ギアボックス123のピニオン121に噛み合うラック116も移動範囲内で上側に位置する。このような観察状態では、下ストッパ128よりラック116が例えば4mm上昇した位置にあるため、連結部137のスレブ溝137Aと、被連結部138のレボルバ突部138Aは重なりがない。つまり、順次動作機構部110と対物レンズ切換機構部106との間は、動力の伝達が遮断された状態となる。
複数の対物レンズ112とレボルバ113などを支える焦準用昇降部材115側の重力による下方向への力は、ラック116から2つの経路で伝達される。1つは揺動ギアボックス123の揺動軸122を回転中心としピニオン121を回転させる力であり、もう1つはピニオン121、平歯車120、焦準ハンドル118(平歯車119)までの歯車を回転させる力である。前者の力による回転は、図4(B)に示すように、揺動ギアボックス123の揺動ピン124が円筒カム126の上平面126A上に位置することで規制される。後者の力による回転は、焦準ハンドル118の歯車端に付与した充分大きな摺動抵抗で回転が規制される。
歯車は滑らかな回転を得るためにバックラッシという隙間が必要であり、一般に50〜200μm程度である。しかし、バックラッシは歯車を用いた送り装置では、送り方向の反転時に出力がない不感帯となってしまう。顕微鏡で用いる高倍率の対物レンズの焦点深度は1μm以下であり、上記した50〜200μmのバックラッシよりはるかに小さい値である。そのため、顕微鏡の焦準部(焦準用昇降部材115)を追従性良く送るためにはバックラッシの除去は不可欠である。焦準用昇降部材115にかかる重力は、ラック116、ピニオン121、平歯車120、焦準ハンドル118(平歯車119)までの歯車を常に一方向に回転させる力となる。そのため、この実施の形態では、歯車は送り方向よる位置ずれを生じることなく追従性の良い動力伝達が可能となる。
次に、切換用入力部としてのダイヤル109による対物レンズ112の切換動作を説明する。ダイヤル109の回転は、ダイヤル歯車109Aと噛み合うカム歯車125のクリック溝125Aに押圧されている円筒状頭部129Aがこのクリック溝125Aから外れる程度の力を入力することで開始する。図5(C)は、ダイヤル109を7.5°回動操作した状態を示す。なお、図5(C)は下方から見た図であるため、ダイヤル109が反時計回り方向に矢印を示したが、実際に使用者が操作する場合は、ダイヤル109を時計回り方向に回転させることになる。なお、この実施の形態では、ダイヤル109の操作は、取り換え目的となる対物レンズ112が光軸a位置に向かうように回転操作すればよいため、時計回り方向、反時計回り方向のいずれに回してもよい。このように、ダイヤル109を回転させると、図5(B)に示すように、円筒カム126の傾斜面126Cが揺動ピン124の下に位置し、揺動ギアボックス123による下方向の重力により傾斜面126Cを揺動ピン124が転がりながら下方向へ移動する。このとき、図5(A)に示すように、対物レンズ切換機構部106は、切り換え動作を開始していない状態であり、対物レンズ112が光軸aに合致している。
このようにダイヤル109を7.5°回動操作した場合、カム歯車125はダイヤル109に連動して回転し、このカム歯車125に噛み合っているマスタ歯車130も連動して回転する。なお、カム歯車125の歯数とダイヤル歯車109Aの歯数は1:6であるため、図5(C)に示すように、ダイヤル109を7.5°回動操作すると、カム歯車125は45°回転する。また、マスタ歯車130とカム歯車125の歯数は1:1であるため、マスタ歯車130も45°回転する。このとき、マスタ歯車130の保持部131Aの周面には、スレブ132の被保持部132Aが摺接している状態であり、スレブ132は回転駆動力が伝達されない状態である。
そして、下ストッパ128が円筒カム126の傾斜面126Cの上部側にあるため、揺動ギアボックス123の揺動ピン124は、わずかに下がった状態にある。このとき、ラック116もわずかに下がっただけであるため、下ストッパ128から離れた位置にある。したがって、レボルバ軸135の下端に設けられた被連結部138のレボルバ突部138Aは、スレブ軸136の上端に設けられた連結部137のスレブ溝137Aに嵌合せず、結合していない状態である。
揺動ピン124の下方向への移動は、揺動軸122を回転軸とする揺動ギアボックス123の揺動運動となる。揺動ギアボックス123の揺動動作は、ピニオン121の揺動動作となる。そして、このピニオン121の下方向への揺動動作に伴い、ラック116も下方向へ移動する。
図6は、ダイヤル109をさらに回動操作して15°まで回転させた状態を示す。図6(C)に示すように、ダイヤル109を時計回り方向(図中では反時計回り方向)へ回すことにより、カム歯車125は90°回転移動する。したがって、このカム歯車125と一体に設けられている円筒カム126も90°回転した状態となる。
図6(B)のように、円筒カム126は、90°の回転で、揺動ピン124の下に下平面126Bが位置する。このため、揺動ピン124は下降する。これに伴い、揺動ギアボックス123は揺動軸122を支点としてピニオン121が下降する。ピニオン121には、ラック116が噛み合って支持された状態となっているため、焦準用昇降部材115がピニオン121の下降に伴って下降する。この焦準用昇降部材115は、ラック116の下面が下ストッパ128に当接するまで下降する。このとき、図6(B)に示すように、光軸a位置にある対物レンズ112は、一点鎖線でしめすL1の位置からL2の位置(退避位置)まで移動する。
このとき、標本102は下ストッパ128から4mm上にピント面が位置するため、円筒カム126が例えば36°程度回転した位置で下ストッパ128に焦準用昇降部材115が接する。ピント面が異なる標本102の場合も、下ストッパ128に接するまで焦準用昇降部材115は移動するため、標本102のピント面によらず対物レンズ112をステージ103と干渉しない定位置まで移動させることが可能である。揺動ギアボックス123の揺動軸122を平歯車120より焦準ハンドル118側に設けたことで、揺動ギアボックス123の揺動でピニオン121とラック116間、ピニオン121と平歯車120間の中心間距離はわずかに増えるが、揺動により歯車の間隔が詰まり歯車のスムーズな回転を損なうことはない。また揺動する角度も7°程度と狭いため上記の中心間距離の増加も0.3mm程度であり、歯車同士が外れることもない。
このように焦準用昇降部材115が下がると、焦準用昇降部材115側に回転自在に支持されたレボルバ軸135の下端のレボルバ突起138Aは、スレブ軸136の連結部137のスレブ137A溝内に嵌合して連結を果たす。
この状態では、図6(C)に示すように、スレブ歯車132Bがマスタ歯車130のピン部131Bに噛み合う前の状態であり、回転駆動力は対物レンズ切換機構部106への駆動力の伝達は発生しない。なお、マスタ131が90°回転するまでスレブ132の回転は規制されるため、スレブ溝137Aとレボルバ突部138Aの凹凸は回転方向で同じ位置を保持する。
さらに、図7に示すように、ダイヤル109を22.5°となるように回転操作すると、図7(C)マスタ131のピン部131Bよりスレブ132のスレブ歯車132Bが噛み合って回転力が伝達してスレブ132が回転する。図7(B)に示すように、スレブ132の回転は連結部137から被連結部138に伝達し、主傘歯車134から傘歯部113を介してレボルバ113を回転させる。なお、図7(A)に示すように、この状態は、光軸aの位置から対物レンズ112が回転方向に離れる途中状態である。
図8は、ダイヤル109を30°回転操作した状態を示している。図8(C)に示すように、ダイヤル109を30°の位置まで回転操作すると、カム歯車125が180°の位置まで回転する。これに伴い、マスタ歯車130も180°の回転を果たし、マスタ歯車130の複数のピン部131Bの中央部に、スレブ132スレブ歯車132Bの中央部が噛み合った状態となる。
図8(B)に示すように、このとき、揺動ピン124は、円筒カム126の下平面126Bの上にあるため、ラック116は下ストッパ128の上に載った状態にある。したがって、被連結部138と連結部137は連結状態にある。また、図8(A)に示すように、対物レンズ112は、光軸aからさらに回転方向に離れる。このとき、光軸aは、遠ざかる対物レンズ112と次に光軸a位置へ移動するレンズ装着口113A(対物レンズ112)との中間に位置する。
さらに、ダイヤル109を回し、カム歯車125を270°回転させるとマスタ131によりスレブ132は1回転し、マスタ131の保持部131Aがスレブ132の被保持部131Aに対峙する。このとき、レボルバ113は、顕微鏡の光軸a上に、隣のレンズ装着口113Aに装着されていた対物レンズ112を光軸a上に合致する位置へ移動させることができる。
さらに、ダイヤル109を回すと、円筒カム126の傾斜面126Cにより揺動ギアボックス123の揺動ピン124が持上げられる。揺動ピン124の揺動動作は、揺動ギアボックス123とピニオン121の揺動動作となる。焦準ハンドル118の歯車端に設けた摺動抵抗は焦準用昇降部材115にかかる重力より充分大きいため、平歯車120は回転することなく、ピニオン121が揺動軸122を回転中心とし自公転動作する。ピニオン121の自公転動作は噛合うラック116を持ち上げる。ラック116の位置、つまり焦準用昇降部材115の位置は、ピニオン121の位置により決定するが、切換動作で平歯車120は不動であり、揺動ピン124は円筒カム126の上平面126Aで決まるため、数μのオーダーでの位置が再現される。
その後、揺動ピン124の下に円筒カム126の上平面126Aが位置したときに、カム歯車125の1回転が完了し、カム歯車125上面のクリック溝125Aに、板バネ129の円筒状頭部129Aが入り込んで係止され、レボルバ113が復帰してステージ103に載置された標本102に近づく復帰動作が完了する。
以上、実施の形態1にかかる顕微鏡100の構成、動作および作用について説明したが、この実施の形態においては、以下のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態では、焦準用昇降部材115にかかる重力を用いて歯車のバックラッシを排除したことにより、微小送りで追従性が良い焦準操作ができ、操作性の良い焦準操作が可能となる。
また、この実施の形態では、揺動ギアボックス123を退避手段として用いたことにより、対物レンズ112の切換に伴う退避・復帰の動作でも数μm程度の高い再現性での切換ができ、ピント合わせ動作の軽減が可能となる。また、通常の顕微鏡にピニオンを揺動するだけの構成追加により、少ない部品数で実現でき、廉価に対物レンズの退避・復帰を伴う対物レンズ切換が可能となる。
また、この実施の形態では、順次動作機構部により、順序だてて退避動作、対物レンズ切換動作、復帰動作を行わせるため、確実にステージ103と対物レンズ112の干渉を防止した切換ができ、切換操作に伴う煩雑な操作から作業者を解放することが可能となる。
さらに、この実施の形態では、切換用入力部の回転操作以外にレボルバ自身を回転することで、レボルバ113を切換えられるようにしたことより、対物レンズ112のピント位置を変えることなく油浸対物レンズの泡抜ができると共に、標本探しによる作業者の負担を軽減することが可能となる。
[実施の形態2:倒立顕微鏡]
次に、図9および図10を用いて、この発明の実施の形態2にかかる顕微鏡100Aについて説明する。この実施の形態の顕微鏡100Aは、倒立顕微鏡にこの発明を適用したものである。なお、この実施の形態において、上記の実施の形態1にかかる顕微鏡100と同一部分には同一の符号を、類似部分には類似の符号を付して説明を省略する。
この実施の形態にかかる顕微鏡100Aは、上記の実施の形態1と同様に、顕微鏡本体101、標本102、ステージ103、光源104、鏡筒105と、標本102の観察倍率を変えて観察するための対物レンズ切換機構部106と、この対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に移動させる焦準機構部107Aと、対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に大きく移動させる退避動作機構部としてのカム機構部108Aと、対物レンズ切換の動力を入力する切換用入力部としてのダイヤル109と、対物レンズ切換機構部106とカム機構部108Aの動作を順序だてて動作させる順次動作機構部110と、この順次動作機構部110から対物レンズ切換機構部106へと動力を伝達する動力伝達機構部111と、を備えて概略構成されている。
対物レンズ切換機構部106、ダイヤル109、順次動作機構部110、動力伝達機構部111は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略し、実施の形態1と構成の異なる焦準機構部107A、カム機構部108Aを主に説明する。
焦準機構部107Aは、顕微鏡の光軸a方向への移動が可能な第1ガイド139と、この第1ガイド139上に構成した第2ガイド140とを備える。第1ガイド139は、上ストッパ127と下ストッパ128間を顕微鏡の光軸a方向に移動可能である。第1ガイド139と第2ガイド140とは、弾性力を有する付勢バネ141により互いに離れる方向へ向けて付勢されている。なお、この実施の形態2における焦準機構部107Aは、上記の実施の形態1と異なり、顕微鏡本体101側に軸支した揺動ギアボックスを有しない構成である。
図9および図10に示すように、カム機構部108Aは、カム歯車125と同軸にカム歯車125に固定したカムプーリ142、第2ガイド140に回転支持した作動ピン143と、半円形状でこの作動ピン143に接する位置に顕微鏡本体101側に回転自在に支持された偏心カム144と、この偏心カム144に固定され歯数がカムプーリ142と等しい偏心カムプーリ144Aと、カムプーリ142からの動力を偏心カムプーリ144Aに伝動するタイミングベルト145とを含んでなる。
偏心カム144の回転中心は作動ピン143の回転中心の上方に位置する。また、偏心カム144の形状は、第1ガイド139に設けられたラック116が上ストッパ127近傍に位置した際に偏心カム144と作動ピン143が接することはなく、また偏心カム144の半円形状部144Bは第1ガイド139に設けられたラック116の下面が下ストッパ128にほぼ接する位置まで移動させる形状に設定されている。
このような構成の実施の形態2にかかる顕微鏡100Aは、標本102を観察する状態(観察状態)では、第2ガイド140は付勢バネ141により第1ガイド139の上側に位置し、焦準ハンドル118により上下動可能である。焦準機構部107Aの歯車列のバックラッシは対物レンズ切換機構部106側の重力により常に一方向に押付けられ、バックラッシが焦準ハンドル118の追従性に影響することはない。
この顕微鏡100Aにおいて退避動作させるには、上記実施の形態1と同様に、ダイヤル109を回転操作してカム歯車125のクリック溝125Aが、板バネ129の円筒状頭部との係止状態を解除するように回転させればよい。また、この実施の形態において、対物レンズ切換機構部106の退避動作、退避状態を保持する動作、この退避動作の間に対物レンズ切換機構部106を回転駆動して対物レンズ112を切り換える動作と、保持状態から対物レンズ切換機構部106を復帰させる動作を行う順序は、上記の実施の形態1の顕微鏡100と同様である。
このような構成の実施の形態2にかかる顕微鏡100Aでは、対物レンズ切換機構部106の重量を支える第1ガイド139を用いて、歯車のバックラッシを排除することができ、微小送りで追従性が良い焦準操作ができ、操作性の良い焦準操作が可能となる。
また、この実施の形態2では、退避動作のみを偏心カム144により動作させるため、対物レンズ112の切換に伴う退避・復帰の動作でも数μm程度の高い再現性での切換ができ、ピント合わせ動作の軽減が可能となる。
さらに、この実施の形態2では、対物レンズ切換機構部106とカム機構部108Aを順序だてて行う順次動作機構部110により、確実にステージ103と対物レンズ112の干渉を防止した切換ができ、切換操作に伴う煩雑な操作から作業者を解放することが可能となる。
さらに、この実施の形態2では、動力伝達機構部111により入力手段以外にレボルバを切換えることができるため、標本102の位置を変えることなく油浸対物レンズの泡抜ができ、標本探しによる作業者の負担を軽減することが可能となる。
[実施の形態3:正立顕微鏡]
図11は、この発明の実施の形態3にかかる顕微鏡100Bを示している。この実施の形態3にかかる顕微鏡100Bは、この発明を正立型顕微鏡に適用したものである。この実施の形態3にかかる顕微鏡100Bは、上記の実施の形態1と同様のカム機構部108、順次動作機構部110を備えるものである。なお、この実施の形態3において、上記の実施の形態1と異なる構成は、ステージ103側が光軸a方向に移動して対物レンズ切換機構部106は昇降動作を行わない点である。したがって、この実施の形態3の特徴部分のみを説明し、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を、類似の部分には類似の符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態3にかかる顕微鏡100Bは、スライドガラスよりなるスライド標本102Aと、このスライド標本102Aを設置し顕微鏡の光軸aに直交する2次元方向に移動可能なステージ103と、スライド標本102Aを照明する光源104と、スライド標本102Aの拡大像を観察する鏡筒105と、スライド標本102Aの観察倍率を変えて観察する対物レンズ切換機構部106と、ステージ103を顕微鏡の光軸a方向に移動させる焦準機構部107と、ステージ103を顕微鏡の光軸a方向に大きく移動させるカム機構部108と、対物レンズ切換の動力を入力する切換用入力部としてのダイヤル109と、対物レンズ切換機構部106とカム機構部108の動作を順序だてて動作させる順次動作機構部110とを含んでなる。
順次動作機構部110のスレブ132はマスタ131と関連する鳩尾形状の被保持部132A、スレブ歯車132B、スレブ132の回転中心と同軸で上方に伸びたスレブ軸136Aを有する。スレブ軸136Aの上端にはスレブプーリ146が固定されている。対物レンズ切換機構部106のレボルバ113の回転周面113Cには、レボルバプーリ147が形成され、スレブプーリ146との間に弾性力を有するベルト148にて動力が伝達されるようになっている。
以上、実施の形態3にかかる顕微鏡100Bの構成について説明したが、他の構成は上記の実施の形態1の顕微鏡100と同様である。
この実施の形態3にかかる顕微鏡100Bでは、切換用入力部としてのダイヤル109への入力操作で、カム機構部108における円筒カム126が動作しステージ103側を顕微鏡の光軸a方向の下側へ移動させた後、順次動作機構部110は対物レンズ切換機構部106のレボルバ113に動力を伝達し回転させる。レボルバ113の回転終了後、順次動作機構部110が円筒カム126により焦準機構部107をダイヤル操作前の元の位置に復帰させる。このような正立型顕微鏡では、レボルバ113は顕微鏡の光軸a方向への移動をしないため上記の実施の形態1で用いた動力伝達機構部111を用いることなく構成することが可能となる。
以上、実施の形態3について説明したが、この顕微鏡100Bでは、上記の実施の形態1にかかる顕微鏡100と同様の効果がある。また、正立型顕微鏡では対物レンズ112とスライド標本102Aの間隔が0.1mmm程度と狭いため、レボルバ退避の機能を利用し標本交換時に対物レンズと標本の干渉を防止できる。
[実施の形態4:レボルバ上下式正立顕微鏡]
図12および図13は、この発明の実施の形態4にかかる顕微鏡100Cを示している。この実施の形態は、上記の実施の形態1の顕微鏡100の構成をレボルバ上下式正立顕微鏡に適用したものである。この実施の形態にかかる顕微鏡100Cにおいて、上記の実施の形態1と同様の部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
この顕微鏡100Cは、ボトムディッシュよりなる標本102と、標本102を設置し顕微鏡の光軸aに直交する2次元方向に移動可能なステージ103と、標本102を照明する光源104と、標本102の拡大像を観察する鏡筒105と、標本102の観察倍率を変えて観察する対物レンズ切換機構部106と、対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に移動させる焦準機構部107と、対物レンズ切換機構部106を顕微鏡の光軸a方向に大きく移動させるカム機構部108Bと、対物レンズ切換の動力を入力する切換用入力部としてのダイヤル109と、対物レンズ切換機構部106とカム機構部108Bの動作を順序だてて動作させる順次動作機構部110と、順次動作機構部110から対物レンズ切換機構部106へと動力を伝達する動力伝達機構部111とよりなる。対物レンズ切換機構部106、焦準機構部107、カム機構部108B、順次動作機構部110、動力伝達機構部111Aは、上記の実施の形態1ほぼ同じであり、異なる部位を以下に説明する。
対物レンズ切換機構部106のレボルバ113の回転周面113Cにはレボルバプーリ147が固定され、焦準用昇降部材115に顕微鏡の光軸a方向に沿って回転支持されたレボルバ軸135Aの上端には主動プーリ149が固定されている。レボルバプーリ147と主動プーリ149はベルト148で連結され動力が伝達される。このレボルバ上下式正立顕微鏡ではレボルバの退避は上側に行うため円筒カム150の形状は上記の実施の形態1と反転した配置となる。すなわち、観察状態のときに、揺動ピン124の下に円筒カム150の下平面150Bが位置して揺動ピン124を支えるようになっている。退避動作の際には、揺動ピン124に、円筒カム150の傾斜面150Cが摺動して揺動ピン124を押し上げて、上平面150Aが揺動ピン124の下に位置するようになっている。
なお、この実施の形態では、図13に示すように、円筒カム150は、外筒151にカム体152が逸脱しないように嵌合支持され、カム体152を外筒151から突出する方向へ付勢バネ153で付勢するような構成となっている。この付勢バネ153の付勢力は、焦準用昇降部材115側にかかる重力よりも大きく設定されている。このため、円筒カム150が回転して揺動ピン124を押し上げるときに、この付勢バネ153の付勢力により焦準用昇降部材115側に一体に設けられたラック116の上面が上ストッパ127に当接し、それ以上押し上げても付勢バネ153が圧縮されるだけであり、定位置への退避動作を行えるという利点がある。
また、この実施の形態4にかかる顕微鏡100Cでは、切換用入力部としてのダイヤル109への入力操作で、退避手段としての円筒カム150が動作し焦準用昇降部材115側を顕微鏡の光軸a方向で上側にレボルバ113を移動(退避)させる。焦準用昇降部材115の下降により動力伝達機構部111Aの凹凸が噛合い切換手段へ動力伝達が可能となる。なお、本実施の形態では、図12に示すように、動力伝達機構部111Aは、レボルバ軸135Aの下端に設けた被連結部154の凹部154Aにスレブ軸136が貫通するように設けられ、このスレブ軸136の上端に、凹部154Aに結合する突部155Aを備えた連結部155が設けられている。したがって、この動力伝達機構部111Aでは、対物レンズ切換機構部106が退避した状態で、対物レンズ切換機構部106へ動力を伝達し回転させるようになっている。レボルバ回転切換終了後、カム機構部108Bは、円筒カム150の回転により焦準用昇降部材115をダイヤル操作前の元の位置に復帰するようになっている。
以上、実施の形態4にかかる顕微鏡100Cの構成および動作について説明したが、この実施の形態においても、上記の実施の形態1と同様の効果を奏する。なお、レボルバ上下式正立型顕微鏡は、ボトムディッシュの標本102に入れた生細胞を観察するものであり、対物レンズ112はボトムディッシュ内部に位置されるため、対物レンズ交換時のレボルバ退避は必須事項であるが、この実施の形態4のような構成とすることで顕微鏡の操作性を大幅に向上させることができる。
[実施の形態5:レボルバ上下式正立顕微鏡]
図14は、この発明の実施の形態5にかかる顕微鏡100Dを示している。なお、この実施の形態5にかかる顕微鏡100Dは、上記実施の形態4にかかる顕微鏡100Cのカム機構部108Bの構成と、対物レンズ切換機構部106をウエイト156で常時吊り上げる力を加えている点で構成が相違するのみで、他の構成は実施の形態4の顕微鏡100Cと同様であるため、異なる部分のみ説明する。
この実施の形態では、カム機構部108Cにおいて円筒カム157が揺動ピン124より上に位置するようにカム歯車125に一体に設けられている。円筒カム157のカム面は、上平面157A、下平面157B、傾斜面157Cが形成されている。また、焦準用昇降部材115側は、顕微鏡本体101側に回転自在に軸支されたシーブ158を通したロープ159でウエイト156に繋がれている。このウエイト156は、常に焦準用昇降部材115側を上昇させるように重量設定されている。なお、焦準用昇降部材115側に設けたラック116の上面が上ストッパ127に当接すると、揺動ピン124はカム面より離れるように設定されている。
この実施の形態にかかる顕微鏡100Dは、上記の実施の形態4にかかる顕微鏡100Cと同様の効果を奏する。すなわち、この実施の形態においても、対物レンズ切換操作に伴って、自動的にレボルバ113が定位置まで大きく退避できるようになっている。したがって、使用者が対物レンズの退避作業を意識することなく、対物レンズの切り換えを容易に行える。このため、対物レンズや標本などが損傷されることを未然に防止できる。
[その他の実施の形態]
以上、この発明の各実施の形態について説明したが、上記の実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記の各実施の形態では、順次動作機構部110として図2に示すようなマスタ131を有するマスタ歯車130と、被保持部132Aとスレブ歯車132Bを有するスレブ132とを組み合わせることにより、順次動作を行わせたが、このような構成に限定されるものではない。要は、切換用入力部としてのダイヤル109からの回転が常時伝達される第1歯車と、この第1歯車の所定中心角範囲でこの第1歯車に選択的に噛み合って従動する第2歯車を備えればよい。したがって、上記以外の欠歯歯車、ゼネバ間欠機構など順次動作を行う各種の機構を採用しても勿論よい。なお、例えば、ゼネバ間欠機構を用いる場合は、第1歯車と第2歯車の減速比を1:1に構成できないため、対物レンズ切換機構部106側への回転伝達は歯車の減速比を適宜設定すればよい。
また、上記の各実施の形態では、退避動作機構部としてカム機構部108、108A、108B、108Cを用いたが、これらに限定されるものではなく、この他の各種形状、構造のカム機構や、カム機構に代わる機構も適用可能である。
さらに、上記の実施の形態1、実施の形態3〜5では、揺動ギアボックス123に揺動突起部として円筒状の揺動ピン124を突設したが、揺動突起部としてはこれに限定されるものではなく、カム面に摺接ないし転動できる各種形状、構造のものを適用することが可能である。
100,100A,100B,100C,100D 顕微鏡
101 顕微鏡本体
102 標本
102A スライド標本
103 ステージ
104 光源
105 鏡筒
106 対物レンズ切換機構部
107,107A 焦準機構部
108,108A,108B カム機構部
109 ダイヤル(切換用入力部)
109A ダイヤル歯車
110 順次動作機構部
111,111A 動力伝達機構部
112 対物レンズ
113 レボルバ
113A レンズ装着口
113B 傘歯部
114 レボルバ取り付け部材
115 焦準用昇降部材
115A 軸受け板
116 ラック
117 回転軸
118 焦準ハンドル
119,120 平歯車
121 ピニオン
122 揺動軸
123 揺動ギアボックス(揺動フレーム)
124 揺動ピン(揺動突起部)
125 カム歯車
125A クリック溝
126 円筒カム
126A 上平面
126B 下平面
126C 傾斜面
127 上ストッパ
128 下ストッパ
129 板バネ
129A 円筒状頭部
130 マスタ歯車
131 マスタ
131A 保持部
131B ピン部
132 スレブ
132A 被保持部
132B スレブ歯車
133 支持軸
134 主傘歯車
135,135A レボルバ軸(第2動力伝達軸)
136 スレブ軸(第1動力伝達軸)
136A スレブ軸
137 連結部
137A スレブ溝
138 被連結部
138A レボルバ突部
139 第1ガイド
140 第2ガイド
141 付勢バネ
142 カムプーリ
143 作動ピン
144 偏心カム
144A 偏心カムプーリ
145 タイミングベルト
146 スレブプーリ
147 レボルバプーリ
148 ベルト
149 主動プーリ
150 円筒カム
151 外筒
152 カム体
153 付勢バネ
154 被連結部
154A 凹部
155 連結部
155A 突部
156 ウエイト
157 円筒カム
157A 上平面
157B 下平面
157C 傾斜面
158 シーブ
159 ロープ

Claims (7)

  1. 複数の対物レンズが装着され、回転駆動されることにより、光軸上に位置する前記対物レンズを切り換え可能な対物レンズ切換機構部と、
    標本を配置するステージと、
    前記対物レンズ切換機構部を回転駆動して対物レンズを切り換えるための回転駆動力を入力する切換用入力部と、
    前記切換用入力部の動作に連動し、前記対物レンズ切換機構部と前記ステージの光軸方向の相対距離を長くする退避動作と、前記相対距離が長い状態を保持する保持動作と、前記相対距離を縮める復帰動作と、を行わせる退避動作機構部と、
    前記退避動作機構部の前記保持動作の間に、前記切換用入力部の動作に選択的に連動して、前記対物レンズ切換機構部を回転駆動して、前記対物レンズの切り換え動作を行わせる順次動作機構部と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記順次動作機構部は、前記切換用入力部の動作が常時伝達される第1歯車と、前記第1歯車の所定中心角範囲で当該第1歯車に選択的に噛み合って従動する第2歯車と、を備え、
    前記第2歯車の回転が前記対物レンズ切換機構部側へ伝達されることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記第1歯車は、特定の中心角範囲に円周方向に沿って複数のピンが立設されたピン歯車であり、前記第2歯車は、前記ピン歯車の前記複数のピンに順次噛み合う歯車であることを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡。
  4. 前記退避動作機構部は、前記対物レンズ切換機構部側と共に移動する揺動突起部または前記ステージ側と共に移動する揺動突起部を、カム面に追従させるカムを備え、前記カムの回転に伴い、順次、前記退避動作、前記保持動作、前記復帰動作を行わせるカム機構でなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  5. 前記対物レンズ切換機構部と前記ステージのいずれか一方に、前記光軸方向に沿って歯が並ぶようにラックが固定され、
    一端側で顕微鏡本体側へ回転自在に軸支され、且つ他端側に前記ラックに噛み合うピニオンが軸支され、前記ピニオンが前記ラックに噛み合った状態で前記光軸方向と近似する方向に沿って揺動可能とする揺動フレームと、前記顕微鏡本体側へ軸支され、且つ前記ピニオンと噛み合う少なくとも一つの平歯車を備える減速機構部と、を含み、前記光軸上に位置する前記対物レンズまたは前記ステージを前記光軸方向に沿って微調整移動させる焦準機構部を備え、
    前記揺動フレームの他端側に、前記揺動突起部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡。
  6. 前記順次動作機構部は、前記切換用入力部の動作に選択的に連動する第1動力伝達軸を備え、
    前記対物レンズ切換機構部は、前記退避動作機構部が、前記対物レンズ切換機構部または前記ステージに対して前記保持動作を行わせている間に、前記第1動力伝達軸と連結して当該対物レンズ切換機構部へ回転駆動力を伝達する第2動力伝達軸を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  7. 前記退避動作機構部は、前記ステージ側のみを前記光軸方向へ沿って動作させ、
    前記順次動作機構部は、前記対物レンズ切換機構部側へ常時連動するように直接接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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