JPH08101346A - 顕微鏡の光路切換装置 - Google Patents

顕微鏡の光路切換装置

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JPH08101346A
JPH08101346A JP23815694A JP23815694A JPH08101346A JP H08101346 A JPH08101346 A JP H08101346A JP 23815694 A JP23815694 A JP 23815694A JP 23815694 A JP23815694 A JP 23815694A JP H08101346 A JPH08101346 A JP H08101346A
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JP
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optical path
microscope
prism
pulley
pinion
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JP23815694A
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Toru Kaneda
徹 金田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、顕微鏡の側面のスペース
を有効活用できるようにし、且つ、顕微鏡の前面をより
小さいスペースで構成する光路切換装置を提供するもの
である。 【構成】 顕微鏡本体において、対物レンズからの照明
光路3を切り換えるための複数のプリズム8と、複数の
プリズム8を保持する移動可能なプリズム取付台27
と、プリズム取付台27を駆動させるためのラック28
やシャフト29、ピニオン23,30,31等と、顕微
鏡本体に配置した写真取付部と、写真取付部に配置した
操作レバーとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は顕微鏡の光路切換装置
に関するものであり、特にプリズム,ミラー等を用いた
光路切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の観察光路の切換方式には、実開平
2 -107817号公報と特公平 4 - 30565号公報に開示され
ているようなアリスライダーによるプッシュプル方式
が、一般に知られている。開示されているアリスライダ
ーによるプッシュプル方式とは、観察光路切換用のプリ
ズムを配置したオスアリを、顕微鏡本体に設けたメスア
リに、潤滑油を介して嵌合させて、平行移動できるよう
にし、オスアリに取り付けられたレバーを介して観察光
路の切換を行えるようにしたものである。レバーの一端
は、複数個のプリズムを横一列に配置したオスアリに取
り付けられ、他端が顕微鏡本体の側面から突出するよう
に配置したものである。
【0003】以上のように、このような構成にすること
により、顕微鏡観察中でも顕微鏡本体の側面に設けたレ
バーを操作するだけで、容易に観察光路とカメラ用の光
路とを切り換えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまでの方式では、
観察光路の切り換えを行うためのレバーが、顕微鏡本体
の側面に配置されることになり、光路を切り換えるため
に、手を顕微鏡本体の側面に持っていかねばならず、そ
れによって、ステージハンドルに不用意に触れてしまう
ことがあった。
【0005】また、光路切換を行うためのレバーを配置
した側の顕微鏡本体の側面のスペースに、自由にマニピ
ュレーション装置等を置くこともできなかった。この発
明の目的は、以上のような実情に鑑みてなされたもの
で、顕微鏡の側面のスペースを有効活用できるように
し、且つ、顕微鏡の前面をより小さいスペースで構成す
る顕微鏡の光路切換装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、顕微
鏡において、対物レンズからの光路を切り換えるための
複数のプリズムと、複数のプリズムを保持する移動可能
な保持部材と、保持部材を駆動させるための駆動部と、
顕微鏡本体に配置した画像記録装置取付部と、画像記録
装置取付部に配置した駆動部の操作部とを備えたもので
ある。
【0007】請求項2の発明は、操作部を顕微鏡本体の
正面に備えたものである。請求項3の発明は、駆動部と
操作部を連動させる連動部材を備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、画像記録装置取付部に取
り付けた操作部を操作することにより、顕微鏡本体に配
置した画像記録装置取付部から駆動部を介して、複数の
プリズムを保持する移動可能な保持部材を駆動させ、対
物レンズからの光路の切り換えを行う。
【0009】請求項2の発明では、顕微鏡本体の正面に
備えた操作部を操作することにより、複数のプリズムを
保持する移動可能な保持部材を駆動させ、対物レンズか
らの光路の切り換えを行う。請求項3の発明では、操作
部からの駆動力を連動部材により駆動部に連動させるこ
とで、複数のプリズムの切り換えを行う。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図を用いて
説明する。 (第1実施例)図1乃至図4は、この発明の第1実施例
に係る倒立型顕微鏡の構成を示したものである。
【0011】図1は、この発明の第1実施例を説明する
ための倒立型顕微鏡の光路図を示したものであり、図2
は、図1の写真取付部の断面図を示したものであり、図
3は、図2の右側面図を示したものである。また、図4
は、この発明の第1実施例の光路切換装置の構成図を示
したものである。
【0012】この実施例の倒立型顕微鏡の照明系は、光
源1の光をコンデンサレンズ2で集光して照明光路3を
形成するものである。照明光路3は、ステージ4上に載
置された試料を均等に照明するように配置されており、
顕微鏡本体5に回転可能に軸支されたレボルバー6に取
り付けた対物レンズ7を通過して、光路切換用プリズム
8に導かれるようにする。後述する複数のプリズム8
a,8b,8cは、顕微鏡本体5内部に設けてあり、プ
リズム8を透過した光線はミラー9で全反射し、接眼鏡
筒10内の接眼レンズ11に観察光路12として光線を
導いたり、プリズムで反射された光線は写真装置取付部
Aに写真光路13として光線を導くなど、任意に光路を
切り換える。なお、この実施例では写真装置Bを画像記
録装置として用いるものとする。
【0013】次に、図1中の写真装置取付部Aの構成
を、図2を用いて以下に説明する。マウント14は位置
調整用のワッシャー15を介して、ネジ15aで顕微鏡
本体5に取り付けられている。写真装置Bを取り付ける
マウント16は、中間マウント17にネジ16aで固定
され、中間マウント17はマウント14に固定ビス18
によって固定される。
【0014】写真接眼19は枠21内に落とし込まれ、
円筒プリズム20は押え環22に支持される。押え環2
2は枠21内にねじ込まれて写真接眼19を固定する。
ピニオン23を有する枠24は、枠21に回動可能に嵌
合している。そのピニオン23を回動させるための操作
部を、枠24の端部に操作レバー25を螺合させること
により構成する。この操作レバー25は、マウント14
のスリット14a内で回動自在に配置されており、操作
することにより枠24を介してピニオン23を回動させ
るようにする。操作レバー25の回動範囲は、図3に示
す如く、ほぼ90゜のストロークを有する。
【0015】以下に、複数のプリズムを有する光路切換
装置について図4を用いて説明する。なお、この実施例
の駆動部には、後述するラックとピニオンが用いられて
おり、連動部材には、後述するシャフトとギアが用いら
れている。この光路切換用に設けたプリズム8a,8
b,8cは、保持部材であるオスアリ26を形成したプ
リズム取付台27に、水平一列に取り付けられている。
【0016】上記プリズム8a,8b,8cは、用途に
より光路を切り換えるためのものである。三つのプリズ
ムのうち左側のプリズム8aは、照明光路3を図示しな
い顕微鏡側面の写真光路と、観察光路12とに分割する
ためのものであり、反射率80%、透過率20%となる
ものから構成されている。また、中央のプリズム8b
は、照明光路3を透過させ観察光路12にするためのも
のであり、透過率100%のガラスブロックから構成さ
れている。
【0017】さらに、右側のプリズム8cは、照明光路
3を顕微鏡正面の写真光路13と、観察光路12とに分
割するためのものであり、反射率80%、透過率20%
となるものから構成されている。なお、上記プリズム取
付台27の底面には、ラック28が配設されており、該
ラック28にシャフト29の一端に設けたピニオン30
を噛合させ、さらにピニオン23にシャフト29の他端
に設けたピニオン31を噛合させている。
【0018】上記プリズム取付台27の位置決めには、
図3に示した操作レバー25の操作時の操作角に応じ
て、光路中に各プリズム8a,8b,8cが位置決めで
きるように、図示しないクリック機構を設ける。上記シ
ャフト29及びその両端に設けられたピニオン30,3
1は、顕微鏡光路3,12,13を遮らないように配置
されている。
【0019】以下に上記構成による第1実施例の動作に
ついて説明する。図3に示すように操作レバー25が中
心に位置する場合は、照明光路3中にプリズム8bが位
置付けられている。したがって、プリズム8bを透過し
た100%の光量は、ミラー9で反射されて図1に示す
接眼部11に観察光路12が導かれる。
【0020】次に、操作レバー25を右側に操作するこ
とにより、枠24と一体形成されたピニオン23を時計
方向に回転運動させるとともに、このピニオン23に噛
合しているピニオン31を反時計方向に回転運動させ
る。このピニオン31に伝達された回転力は、シャフト
29を介してピニオン30に、反時計方向の回転力とし
て伝達される。ピニオン30とプリズム取付台27底面
のラック28とは噛合しているので、ラック28を左方
向へ直進運動させる。このラック28の直進運動によ
り、プリズム8a,8b,8cを取り付けたプリズム取
付台27を左方向へ水平移動させて、光路中にプリズム
8cを位置付けた後、クリック機構が働きプリズム取付
台27を停止させる。
【0021】したがって、プリズム8cは、照明光路3
を顕微鏡正面に設けた写真装置取付部Aに向けて、写真
光路13に80%の光量を導き、残り20%の光量を透
過させた後、ミラー9で反射させて図1に示す接眼部1
1に観察光路12を導くように分割する。また、操作レ
バー25を左側に操作する場合は、上述した動作とは逆
の方向に回転・直進運動が行われるので、詳細な説明は
省略する。操作レバー25により枠24を反時計方向に
回転運動させると、プリズム取付台27は右方向へ水平
移動し、光路中にプリズム8aを位置付けて停止する。
【0022】したがって、プリズム8aは、照明光路3
を顕微鏡側面に設けた図示していない写真装置取付部に
向けて、写真光路13として80%の光量を導き、残り
20%の光量を透過させた後、ミラー9で反射させて図
1に示す接眼部11に観察光路12を導くように分割す
る。この実施例によれば、操作レバーを顕微鏡本体前面
の写真装置取付部に設けたので、照明光路を観察光路や
写真光路に容易に切り換えることができる。 (第2実施例)図5は、この発明の第2実施例の光路切
換装置の構成図を示したものである。
【0023】第2実施例では、連動部材に後述するベル
トとプーリーを用いてプリズム列を移動させるようにし
た。なお、第1実施例と同様の部材については、同一の
符号を付して以下の説明を省略する。ピニオン23は、
プーリー40bに連結しているピニオン40aと噛合し
ており、プーリー40bの回転軸に直交する方向に、回
転軸を持つプーリー41を配置する。
【0024】上記プーリー41の両端には、プーリー4
1aとプーリー41bが取り付けられている。また、プ
ーリー40bからプーリー41aに回転力を伝達するこ
とができるように、ベルト42でプーリー40bとプー
リー41aとを連結する。プーリー40bとプーリー4
1aの回転軸は90゜の変位があるため、プーリー40
bとプーリー41aとの間には、上下に二つのプーリー
43a,43bを回転自在に取り付けたプーリー43を
介在させ、ベルト42によって回転方向を90゜曲げて
伝達できるようにする。
【0025】また、プーリー41の回転軸と平行で離間
した位置に、プーリー41と同一形状のプーリー44a
とプーリー44bの二つから構成されたプーリー44を
設ける。このプーリー41bからプーリー44aに回転
力を伝達するために、ベルト45でプーリー41bとプ
ーリー44aとを連結する。
【0026】ラック28には、プーリー46bに連結し
ているピニオン46aを噛合させ、プーリー46bの回
転軸に直交する方向に、回転軸を持つプーリー44を配
置する。また、プーリー44aからプーリー46bに回
転力を伝達することができるように、ベルト47でプー
リー44aとプーリー46bとを連結する。
【0027】プーリー44aとプーリー46bの回転軸
は90゜の変位があるため、プーリー44aとプーリー
44bとの間には、上下に二つのプーリー48a,48
bを回転自在に取り付けたプーリー48を介在させ、ベ
ルト47によって回転方向を90゜曲げて伝達できるよ
うにする。上記ピニオン及びプーリー41,44、ベル
ト45等を顕微鏡光路3,12,13を遮らないように
配置されている。
【0028】以下に上記構成による第2実施例の動作に
ついて説明する。図3に示すように操作レバー25が中
心に位置する場合は、第1実施例と同様に、照明光路3
中にプリズム8bが位置付けられている。次に、操作レ
バー25を右側に操作することにより、枠24と一体形
成されたピニオン23を時計方向に回転運動させるとと
もに、このピニオン23に噛合しているピニオン40a
を反時計方向に回転運動させる。
【0029】このピニオン40aに伝達された回転力
は、ピニオン40aと一体形成されたプーリー40bを
反時計方向に回転運動させ、その回転力をベルト42に
より離間しているプーリー41aに伝達し、プーリー4
1aを反時計方向に回転運動させる。さらに、プーリー
41aに伝達された回転力は、同軸上に形成されている
プーリー41bに伝達された後、プーリー41bの回転
力をベルト45により、離間して平行な位置に設けられ
たプーリー44bに伝達させ、プーリー44bを反時計
方向に回転運動させる。
【0030】プーリー44bに伝達された回転力は、同
軸上に形成されているプーリー44aに伝達され、その
回転力をベルト47とプーリー48とで伝達方向を曲げ
て、プーリー46bに伝達させ、プーリー46bを時計
方向に回転運動させる。プーリー46bに伝達された回
転力は、同軸上に形成されているピニオン46aを時計
方向に回転運動させて、回転力の伝達されたピニオン4
6aは、三つのプリズム8a,8b,8cを取り付けた
プリズム取付台27の底面に設けられたラック28に噛
合して、ラック28を右方向に直進運動させる。
【0031】このラック28の直進運動により、プリズ
ム取付台27を右方向へ水平移動させて、光路中にプリ
ズム8aを位置付けた後、クリック機構が働きプリズム
取付台27を停止させる。以上のように、操作レバー2
5を右側に操作すると、プリズム取付台27も同方向に
移動させることができる。
【0032】したがって、プリズム8aは、照明光路3
を顕微鏡側面に設けた図示しない写真装置取付部に向け
て、写真光路13として80%の光量を導き、残り20
%の光量を透過した後、ミラー9で反射させて図示しな
い接眼部11に観察光路13の光量を導くように分割さ
れる。また、操作レバー25を左側に操作することによ
り、上述した動作とは逆の回転・直進運動を行う。すな
わち、操作レバー25により枠24を反時計方向に回転
運動させると、プリズム取付台27は左方向へ水平移動
し、光路中にプリズム8cを位置付けて停止する。
【0033】以上のように、この実施例ではプリズムの
移動が操作レバーの回動方向と同じになるので、操作し
易いとともに、さらに、伝達部材にプーリーとベルトと
を主に使用したので、顕微鏡本体内の配置の自由度を向
上させることができる。 (第3実施例)図6は、この発明の第3実施例の光路切
換装置の構成図を示したものである。
【0034】この第3実施例は、第2実施例の構成の一
部を変更したものであり、駆動部にラックとピニオンの
代わりに後述するベベルギアを用いてたものである。な
お、第1,2実施例と同様の部材については、同一の符
号を付して以下の説明を省略する。光路切換用のプリズ
ム8a,8b,8cは、保持部材である回転可能なター
レット状のプリズム載置台50上に等間隔で光路に位置
するように載置されている。
【0035】上記ターレット状のプリズム載置台50の
底面には、同軸上にベベルギア51が配置されており、
該ベベルギア51にプーリー52を配置しているベベル
ギア53を噛合させる。上記ターレット状のプリズム載
置台50の位置決めには、図3に示した操作レバー25
の操作時の操作角に応じて、光路中に各プリズム8a,
8b,8cが位置決めできるように、図示しないクリッ
ク機構を設ける。
【0036】上記ピニオン及びプーリー40,41,5
2、ベルト45、ベベルギア51,53等は、顕微鏡光
路3,12,13を遮らないように配置する。以下に上
記構成による第3実施例の動作について説明する。図3
に示すように操作レバー25が中心に位置する場合は、
第2実施例と同様に、照明光路3中にプリズム8bが位
置付けられている。
【0037】次に、操作レバー25を右側に操作するこ
とにより、枠24と一体形成されたピニオン23を時計
方向に回転運動させるとともに、このピニオン23に噛
合しているピニオン40aを反時計方向に回転運動させ
る。このピニオン40aに伝達された回転力は、ピニオ
ン40aと同軸上に一体形成されたプーリー40bを反
時計方向に回転運動させ、その回転力をベルト42によ
り離間しているプーリー41aに伝達し、プーリー41
aを反時計方向に回転運動させる。
【0038】さらに、プーリー41aに伝達された回転
力は、同軸上に形成されているプーリー41bに伝達さ
れた後、プーリー41bの回転力をベルト45により、
離間して平行な位置に設けられたプーリー52に伝達さ
せ、プーリー52を反時計方向に回転運動させる。プー
リー52とベベルギア53とは同軸上に一体形成されて
いるため、プーリー52に伝達された回転力は、ベベル
ギア53に同様の回転力を伝達する。
【0039】回転力の伝達されたベベルギア53は、ベ
ベルギア53の回転軸とは90゜異なる回転軸上の、三
つのプリズムを載置したターレット状のプリズム載置台
50と一体的に形成されたベベルギア51に噛合してベ
ベルギア53の回転力の伝達方向を変更し、ベベルギア
51を時計方向に回転運動させる。このベベルギア51
の回転運動により、プリズム8を載置したターレット状
のプリズム載置台50を時計方向に回転移動させて、光
路中にプリズム8cを位置付けた後、クリック機構が働
きターレット状のプリズム載置台50を停止させる。
【0040】したがって、プリズム8cは、照明光路3
を顕微鏡側面に設けた図示しない写真装置取付部Aに向
けて、写真光路13として80%の光量を導き、残り2
0%の光量を透過した後、ミラー9で反射させて図示し
ない接眼部11に観察光路12の光量を導くように分割
される。また、操作レバー25を左側に操作することに
より、上述した動作とは逆の回転運動を行う。すなわ
ち、操作レバー25により枠24を反時計方向に回転運
動させると、プリズム8を載置したターレット状のプリ
ズム載置台50は反時計方向に回転移動し、光路中にプ
リズム8aを位置付けて停止する。
【0041】以上のように、ベベルギアを使用したの
で、簡単な構成で観察光路を容易に切り換えることがで
きる。また、図2及び図3に示すように、操作レバー2
5を直接操作して光路切換を行う操作部の機構以外に、
内側に溝を有した環状部材を、溝に操作レバー25がは
め込まれるようにマウント14に回転可能に嵌合させる
ことも考えられる。環状部材を回転操作すると、その回
転力は操作レバー25を介して実施例と同様にプリズム
取付台27等に伝達させることができる。この構成よ
り、操作レバーを操作するよりも、より操作し易くな
る。
【0042】この発明は、実施例で用いられたシャフト
に限られるものではなく、フレキシブルジョイントやユ
ニバーサルジョイントといった部材を代用することも可
能であり、それによって、ピニオンの配置箇所等の自由
度も向上する。また、ピニオンの回転軸をプーリーの回
転軸及びプーリーの回転軸をピニオンの回転軸へ変換す
る手段として、ピニオンの回転軸とプーリーの回転軸の
交じわる位置にベベルギアを置いて、回転軸を変換させ
ても良い。
【0043】さらに、ピニオンの回転軸をプーリーの回
転軸へ変換する手段として、ピニオンの回転軸とプーリ
ーの回転軸の交わる位置全てにベベルギアを置いても良
い。また、プーリーの回転軸をプリズム台の回転軸へ変
換する手段として、ベルトを介してプーリーで90゜曲
げる手段を用いても良い。他に、光路切換用のプリズム
の個数は三つに限定されることはない。
【0044】また、実施例中に記載した写真装置のよう
な画像記録装置の他に、ビデオカメラを用いることも可
能である。
【0045】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、顕微鏡
を載置する机上面の顕微鏡本体以外のスペースをより広
く確保できるので、種々の装置を置く場合でも、光路切
換のための操作に関する自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例を説明するための倒立
型顕微鏡の光路図を示したものである。
【図2】 この発明の第1実施例の写真取付部の断面図
である。
【図3】 この発明の第1実施例の図2の右側面図であ
る。
【図4】 この発明の第1実施例の光路切換装置の構成
図である。
【図5】 この発明の第2実施例の光路切換装置の構成
図である。
【図6】 この発明の第3実施例の光路切換装置の構成
図である。
【符号の説明】
1…光源 2…コンデンサレンズ 3…照明光路 4…ステージ 5…顕微鏡本体 6…レボルバー 7…対物レンズ 8,8a,8b,8c…プリズム 9…ミラー 10…接眼鏡筒 11…接眼レンズ 12…観察光路 13…写真光路 14,16…マウント 14a…スリット 15…ワッシャー 15a,16a…ネジ 17…中間マウント 18…固定ビス 19…写真接眼 20…円筒プリズム 21,24…枠 22…押え環 23,30,31,40a,46a…ピニオン 25…操作レバー 26…オスアリ 27…プリズム取付台 28…ラック 29…シャフト 40b,41a,41b,43a,43b,44a,4
4b,46b,48a,48b,52…プーリー 42,45,47…ベルト 50…ターレット状のプリズム載置台 51,53…ベベルギア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡において、 対物レンズからの光路を切り換えるための複数のプリズ
    ムと、 複数のプリズムを保持する移動可能な保持部材と、 保持部材を駆動させるための駆動部と、 顕微鏡本体に配置した画像記録装置取付部と、 画像記録装置取付部に配置した駆動部の操作部とを備え
    たことを特徴とする顕微鏡の光路切換装置。
  2. 【請求項2】 操作部を顕微鏡本体の正面に備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の顕微鏡の光路切換装置。
  3. 【請求項3】 駆動部と操作部を連動させる連動部材を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡の光路
    切換装置。
JP23815694A 1994-09-30 1994-09-30 顕微鏡の光路切換装置 Pending JPH08101346A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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