JP2011202820A - 熱交換器用フィンおよび熱交換器 - Google Patents

熱交換器用フィンおよび熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011202820A
JP2011202820A JP2010067863A JP2010067863A JP2011202820A JP 2011202820 A JP2011202820 A JP 2011202820A JP 2010067863 A JP2010067863 A JP 2010067863A JP 2010067863 A JP2010067863 A JP 2010067863A JP 2011202820 A JP2011202820 A JP 2011202820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
heat transfer
transfer tube
heat exchanger
insertion portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010067863A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Oka
紘平 岡
Shinji Nakadeguchi
真治 中出口
Hiroaki Makino
浩招 牧野
Mitsuhiro Ishikawa
光裕 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010067863A priority Critical patent/JP2011202820A/ja
Publication of JP2011202820A publication Critical patent/JP2011202820A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】扁平形状伝熱管を伝熱管挿通部に嵌め込む際にプレートフィンに歪が発生し組立性が悪化したり、歪を抑制するための変形部を設けると結露水がその変形部に滞留し易く、通風に悪影響を及ぼしたりするという課題がある。
【解決手段】帯板状に成形されたプレートフィン111の長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側がプレートフィン111のフィンベース118端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部112を有し、伝熱管挿通部112には伝熱管挿通部112の周縁部に沿って扁平形状伝熱管114の外周部と沿う形状のフィンカラー117が設けられた熱交換器用フィン113であって、フィンカラー117のフィンカラー根元部117aに沿ってフィンベース118の肉厚より薄い薄肉厚部119を形成したものである。
【選択図】図2

Description

この発明は、空気調和機や冷凍機などに使用される例えばフィン・チューブ型の熱交換器に関し、その熱交換器用フィンおよび熱交換器に関するものである。
従来の例えば空気調和機などに搭載される熱交換器の一形態として、帯板状に成形されたフィンと扁平形状の断面を有する伝熱管とを組み合わせてなるフィン・チューブ型熱交換器がある。
図13〜図15は従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示し、図13は従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。図14は従来の他のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。図15は従来の他のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。
図13および図14に示すように、熱交換器用フィンとなるプレートフィン11には図示しない扁平形状伝熱管が挿通される長手方向に所定の間隔で端縁部に開口する長孔状の伝熱管挿通部12が形成されている。この伝熱管挿通部12の周縁部のフィンカラー13がフィンベース面14より折り曲げられて成形されている。そして、図示しない扁平形状伝熱管を伝熱管挿通部12にそれぞれ嵌め込むとともに、フィンカラー13と扁平形状伝熱管とを接触させて組付ける構造のものが知られている。
このように、図13および図14に示すようなフィン・チューブ式熱交換器においては、図15に示すようなプレートフィン11に穿孔した伝熱管挿通孔15に扁平形状伝熱管を挿通して組付ける構造のものと比べて、組付け作業性の向上が図られる。
特開2005−114220号公報 実開平5−90173号公報
上述した従来の帯板状に成形された熱交換器用のプレートフィンと扁平形状の断面を有する扁平形状伝熱管とを組み合わせてなるフィン・チューブ型熱交換器において、図11に示すように、プレートフィン21の長手方向に沿って所定の間隔で扁平形状伝熱管を挿通するための伝熱管挿通部22が設けられ、上記伝熱管挿通部22は図11に示すように端縁部に開口して設けられるとともに、その周縁部にフィンカラー23が成形され、さらに上記フィンカラー23はフィンカラー先端側に向かって扁平形状伝熱管の外形よりも窄まるよう成形され、上記伝熱管挿通部22に扁平形状伝熱管を嵌め込むとともに上記扁平形状伝熱管がフィンカラー23に接触してフィンカラー23が扁平形状伝熱管の側面に倣うように押し開くことで、扁平形状伝熱管の外面とフィンカラー23の接触を得る構成となっていた。なお、フィンベース面24にスリット25が形成されている。
ところが、このようにプレートフィン21に対して、その端縁部に開口するような伝熱管挿通部を設けると、プレートフィン21の強度を十分に確保し難くなり、プレートフィン21および扁平形状伝熱管の製作時の寸法誤差や、扁平形状伝熱管を伝熱管挿通部22
に嵌め込む際のこじりによって、扁平形状伝熱管の組付時に、伝熱管挿通部22が拡開する方向にプレートフィン21が変形しやすいという問題があった。
そのため、扁平形状伝熱管を嵌め込んだ伝熱管挿通部22に隣り合う伝熱管挿通部22の開口幅は狭められて、扁平形状伝熱管の嵌め込みが困難ないしは不可能となり、組付時の作業性が著しく悪化する恐れがあった。
また、組付けが完成しても、プレートフィン21が図12(a)、(b)、(c)のように変形
してしまい、フィンカラー23と扁平形状伝熱管26の密着性が悪化したり、変形した熱交換器コアとなったり、所定のフィンピッチが保持できなくなるといった問題があった。
なお、このような問題は、プレートフィン21に対する伝熱管挿通部22および扁平形状伝熱管26の寸法精度を高くするとともに、プレートフィン21の板厚を大きくして高強度とすることによって、ある程度、対処することが可能であるが、寸法精度を高くすると製作効率の低下や歩留まりの悪化などの問題が引き起こされ、また、プレートフィン21の板厚を大きくすると熱交換器コアが大型化かつ重量化してしまうため、決して有効な方法ではない。
なお、このような問題に対して、特許文献1に示す公報では、図13で示すように、プレートフィン11における伝熱管挿通部12の相互間に、プレートフィン11に生じる歪みを吸収する変形部31を設ける方策が示されている。
また、特許文献2に示す公報では、図14で示すように、プレートフィン11における伝熱管挿通部12の底部側の連続部分において、長手方向に伸びる補強リブ41を設ける方策が示されている。
しかしながら、上記の特許文献1に示される従来技術では、プレートフィン11の隣り合う伝熱管挿通部12の相互間に変形部31を設けるものであり、結露水が変形部41に滞留し易く、通風に悪影響を及ぼしたり、露飛びクレームの発生する恐れがあった。
また、プレートフィン11の歪みをプレートフィン11の伝熱管挿通部12の隣り合う相互間の変形で吸収するため、スリット間隔が所定の間隔に定まらず、熱交換性能に対する悪影響が少なくない。
一方、上記の特許文献2に示される従来技術では、0.5mm程度の打ち出し高さとはいえ、通風方向に対して横断的に補強リブ41を設けるものであり、これが多数枚重ね合せた全てのプレートフィン11の長手方向全域に形成されていると、打ち出し凸部裏面の凹部において逆流渦が生じたりして通風に対する悪影響が少なくない。
また、上記の特許文献2に示される従来技術では、フィンプレート11の長手方向に連続して補強リブ41を設けているため、伝熱管挿通部12の底部側の連続部分と、伝熱管挿通部12の相互間のフィンベース面14とが一様に補強されている。そのため、プレートフィン11の相対的な強度バランスは変わらないため、扁平形状伝熱管26の組付でプレートフィン11が変形するときはまず伝熱管挿通部12が拡開する方向に変形してしまうという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、扁平形状伝熱管とプレートフィンとを容易に組立ることができ、しかもプレートフィンの歪みを抑制するとともにフィンカラーと扁平形状伝熱管とを良好に密着させ、熱交換効率に優れた熱交換器用フィンおよび熱交換器を提供することを目的とする。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記プレートフィンの変形強度順位が、上記フィンカラーのフィンカラー根元部の上記扁平形状伝熱管の周方向を軸とする曲げ強度が最も弱く、上記伝熱管挿通部の底部側の曲げ強度および捩り強度が最も強くなるような形状に成形されているものである。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記フィンカラーのフィンカラー根元部に沿って上記フィンベースの肉厚より薄い薄肉厚部を形成したものである。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記フィンカラーの肉厚が上記フィンベースの肉厚よりも薄く形成したものである。
この発明に係わる熱交換器器用フィンは、帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記伝熱管挿通部の底部側の上記フィンベースに、上記プレートフィンに生じる歪を抑制する歪抑制部を設けたものである。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、プレートフィンの変形強度順位が、フィンカラーのフィンカラー根元部の扁平形状伝熱管の周方向を軸とする曲げ強度が最も弱く、伝熱管挿通部の底部側の曲げ強度および捩り強度が最も強くなるような形状に成形したことにより、隣り合う伝熱管挿通部の相互間のフィンベース面の変形を抑制することができるので、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、フィンカラーのフィンカラー根元部に沿ってフィンベースの肉厚より薄い薄肉厚部を形成したことにより、隣り合う伝熱管挿通部の相互間のフィンベース面の変形を抑制することができるので、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、フィンカラーの肉厚がフィンベースの肉厚よりも薄く形成したことにより、プレートフィンに対する伝熱管挿通部の成形寸法精度の許容範囲が広がり、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。
この発明に係わる熱交換器用フィンは、伝熱管挿通部の底部側のフィンベースに歪抑制部を設けたことにより、プレートフィンに生じる歪を抑制することができ、組立性に優れ
た熱交換器用フィンを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器を示す概観斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す概観斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器における扁平形状伝熱管を示す断面図である。
この発明の実施の形態2に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部に扁平形状伝熱管が挿通された状態を示す断面図である。
この発明の実施の形態4に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの図9のA−A線における断面図である。
従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す概観斜視図である。 従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの変形状態を示す図である。 従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。 従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。 従来のフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図5に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器を示す概観斜視図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す概観斜視図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部を示す断面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部を示す断面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器における扁平形状伝熱管を示す断面図である。
この発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器100は、図1に示すと
おり、帯板状に成形されたプレートフィン111が長手方向に沿って所定の間隔FPで複数積層されて配設されるとともに、長手方向に所定の間隔DPで伝熱管挿通部112が設けられた帯板状の熱交換器用フィン113と、上記伝熱管挿通部112に所定の間隔DPで挿通される扁平形状の断面を有する扁平形状伝熱管114と、上記扁平形状伝熱管114の端部に接続され扁平形状伝熱管114とともに冷媒流通回路を形成する分配管115とから構成される。
上記構成において、プレートフィン1の板厚tならびに熱交換器用フィン113の積層
間隔FPならびに扁平形状伝熱管114の間隔DPは熱交換器の特性によって決められ、一般的に、プレートフィン1の板厚tは0.09mm〜0.2mm、熱交換器用フィン1
13の積層間隔FPは1.0mm〜2.0mm、扁平形状伝熱管114の間隔DPは5.0mm〜20.0mmである。上記プレートフィン111の隣り合う伝熱管挿通部112の間には、プレートフィン111と空気との熱交換を促進する目的でスリット116が切り起こし成形されることが望ましく、スリット116の高さhは熱交換器用フィン113の積層間隔FPの概略半分であることが望ましい。
なお、スリット116の平面形状は熱交換器の特性によって決められ、図1および図2に示すような形状に限定されるものではない。上記伝熱管保持部112は扁平形状伝熱管114の外形に沿う形状であって、フィン端縁部に一端が開放された切り欠き形状であるとともに、その周縁に沿ってフィンカラー117が具備されている。
また、上記プレートフィン111の表面には、防食、防汚や親水もしくは撥水を目的とした樹脂コーティングが施されていることが望ましい。上記樹脂コーティングは、扁平形状伝熱管114を挿通するときのプレートフィン111と扁平形状伝熱管114との摩擦抵抗を軽減し組立性を向上する効果もある。
さらに、上記プレートフィン111と上記扁平形状伝熱管114とは接着剤によって接合されることが望ましい。接着剤によって接合することで、上述した従来のように、プレートフィン21のフィンカラー23と扁平形状伝熱管26とをろう付する場合に不可欠だった炉が不要となるので、環境負荷が少なく低コストで熱交換器を製造できるようになる。
また、プレートフィン21がろう付時の高温に曝されなくなるため、予め樹脂コーティングを施したプレコートフィン材を用いることができ、従来のように組立後にコーティングを施すポストコート工程が不要となるため製造工程を短縮できるという効果がある。
図2はこの発明の実施の形態1に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す概観斜視図である。この発明の実施の形態1に係わる熱交換器用フィン113のプレートフィン111の材料は、主としてアルミニウムあるいはアルミニウム合金を原料とする厚さが例えば0.09〜0.2mmの薄板で帯板状に成形されており、表面に防食や防汚や親水もしくは撥水を目的とした表面処理膜が施されていることが望ましい。
上記プレートフィン111のフィンベース面118aには、扁平形状伝熱管114を挿通するための伝熱管挿通部112が上記プレートフィン111の長手方向に所定の間隔DPで設けられ、上記伝熱管挿通部112は扁平形状伝熱管114の外周面に概略沿う形状であるとともに、一端側がプレートフィン111のフィンベース118端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状に構成されている。
また、上記伝熱管挿通部112の周縁に沿って上記扁平形状伝熱管114の外周面と沿
う形状のフィンカラー117が成形される。このフィンカラー117は、フィンベース面118aより折り曲げあるいはバーリングして成形され、しかも伝熱管保持部112の内側に向けて傾斜し、フィンカラー先端側に向かって扁平形状伝熱管114の外形よりも窄まるよう成形されている。さらに、図2および図3に示すように、フィンカラー117のフィンカラー根元部117aに沿ってフィンベース118の肉厚tより薄い薄肉厚部119を設けてある。すなわち、フィンカラー根元部117a近傍のフィンベース118のフィンベース面118aに幅uのフィンカラー根元部117aに沿う長手方向の溝を形成することにより、フィンベース118の肉厚tより薄い薄肉厚部119を形成している。
ところで、プレートフィン111の端縁部に一端側を開口した形状の伝熱管挿通部112は、図15に示す従来技術のように、閉じた形状の伝熱管挿通部15に対して扁平形状伝熱管26を挿通する場合よりも、プレートフィン111と扁平形状伝熱管114を組みつけやすいという効果がある。
一方で、端縁部に一端側を開口した形状の伝熱管挿通部112を成形したプレートフィン111は、強度を十分に確保し難く、プレートフィン111および扁平形状伝熱管114の製作時の寸法誤差や、扁平形状伝熱管114を伝熱管挿通部112に嵌め込む際のこじりによって、扁平形状伝熱管114の組付時に伝熱管挿通部112ならびにフィンカラー117が拡開する方向に変形しやすいという傾向にある。
そのため、扁平形状伝熱管114を嵌め込んだ伝熱管挿通部112に隣り合う伝熱管挿通部112の開口幅は狭められて、扁平形状伝熱管114の嵌め込みが困難ないしは不可能となり、組付時の作業性が著しく悪化する傾向にある。
また、組付けが完成してもプレートフィン111が図12(a)、(b)、(c)に示すように変形してしまい、フィンカラー117と扁平形状伝熱管114の密着が悪化したり、変形した熱交換器コアとなったり、所定のフィンピッチが保持できなくなるといったことが考えられる。
なお、このような問題は、プレートフィン111に対する伝熱管挿通部112および扁平形状伝熱管114の寸法精度を高くするとともに、プレートフィン111の板厚を大きくして強度を増すことによって、ある程度、対処することが可能であるが、寸法精度を高くすると製作効率の低下や歩留まりの悪化などの問題が引き起こされ、また、プレートフィン111の板厚を大きくすると熱交換器コアが大型化かつ重量化してしまうため、有効な方法ではない。
従来、このような問題に対して、プレートフィン11における伝熱管保持部12の相互間に、プレートフィン11に生じる歪みを吸収する変形部31を設ける方策が示されているが、変形部31に結露水が滞留し易く、通風に悪影響を及ぼしたり、露飛びクレームの発生する恐れがあった。
また、プレートフィン11の歪みをプレートフィン11の伝熱管挿通部12の隣り合う相互間の変形で吸収するため、スリット間隔が所定の間隔に定まらず、熱交換性能に対する悪影響が少なくない。
また、従来、このような問題に対して、プレートフィン11における伝熱管挿通部12の底部側の連続部分において、長手方向に伸びる補強リブ41を設ける方策が示されているが、通風方向に対して横断的に補強リブ41を設けるものであり、これが多数枚重ね合せた全てのプレートフィン11の長手方向全域に形成されていると、打ち出し凸部裏面の凹部において逆流渦が生じたりして通風に対する悪影響が少なくない。
しかしながら、本発明の実施の形態1のフィン・チューブ型熱交換器に係る熱交換器用フィンは、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む時にプレートフィン111に生じる歪みを、フィンカラー117のフィンカラー根元部117aに沿ってフィンベース118の肉厚tより薄い薄肉厚部119で吸収するため、フィンベース面118aの歪みが抑制されるという効果がある
さらに、上記薄肉厚部119はフィンカラー根元部117aに沿って成形されているため、プレートフィン111の端部に屈曲するような局所的変形を生じせしめることなく、フィンベース面118aの歪みを吸収するため、フィンプレート111の端縁を伝うように排水される結露水の排水性に悪影響を及ぼさないという効果がある。
また、フィンカラー117がフィンベース面118aに対して所定の傾斜角を有することによって、扁平形状伝熱管114を嵌め込む時にフィンカラー117は扁平形状伝熱管114の外面に倣うように押し広げられ、フィンカラー117の内面が扁平形状伝熱管114の外面と密着しその密着性が向上し熱交換特性が向上する効果がある。
上記薄肉厚部119の幅uは、プレートフィン111のフィンベース118の肉厚t程度の幅で、上記薄肉厚部119の肉厚は、フィンベース118の肉厚tに対して0.8t〜0.7t程度の肉厚となるように成形されていることが望ましい。薄肉厚部119の幅を広くし過ぎると、プレートフィン111の強度が悪化したり、薄肉厚部119の幅が狭すぎると、変形を吸収する効果が十分ではなくなったりする。また、フィンベース118の肉厚tに対して減肉量が大き過ぎるとフィンプレート111が割れたり、熱伝導性能に悪影響を及ぼしたり、肉厚が厚過ぎると変形を吸収する効果が十分ではなくなったりするので、薄肉厚部119の効果を十分に発揮できる肉厚とする。
また、上記薄肉厚部119の成形位置は、フィンカラー117の曲げ部を薄肉化すると、フィンカラー117の成形時にフィンカラー117の曲げ部に亀裂が発生する恐れがあるので、フィンカラー根元部117aに平行に沿ってフィンベース面118aかフィンカラー117に設けられることが望ましい。
図2および図3に示すように、フィンカラー117のフィンカラー根元部117aに平行に沿ってフィンベース118のフィンベース面118aに上記薄肉厚部119を設けることにより、フィンカラー117の成形時のフィンカラー117の割れ不良を抑制しつつ、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む時にプレートフィン111に生じる歪みを吸収し、さらには扁平形状伝熱管114とフィンカラー117の密着性に優れた熱交換器用フィンを得ることができるという効果がある。
なお、図3において、薄肉厚部119は、プレートフィン111のフィンカラー117のフィンカラー根元部117a近傍のフィンベース面118aに矩形溝状に成形された場合を示しているが、この発明はこれに限定されるものではなく、図4(a)(b)に示すように、V字溝状の薄肉厚部120、略半円溝状の薄肉厚部121などに成形するようにしても良く同様の効果を奏する。
また、薄肉厚部119は、プレートフィン111のフィンカラー117のフィンカラー根元部117a近傍のフィンベース面118aに成形された場合を示しているが、薄肉厚部119をフィンカラー117に成形しても良く同様の効果を奏する。
また、この発明の実施の形態1のフィン・チューブ型熱交換器に係る扁平形状伝熱管114は、主としてアルミニウムあるいはアルミニウム合金を材料とし、長手方向に垂直な断面が図5に示すような略長円形の扁平形状であるとともに、内部に隔壁122を有する多穴管であることが望ましい。
そして、扁平形状伝熱管114の幅Dbは例えば10mm程度、厚みDaは例えば4mm程度であるが、この発明はこれに限定されるものではなく、熱交換器の特性によって決められる寸法である。
また、扁平形状伝熱管114の冷媒流路123の数および隔壁122の厚さは、内部を流通する冷媒の圧力および熱交換器の特性によって決められる。このような多穴管を用いることで扁平形状伝熱管114の内面と冷媒との接触面積が増えるため熱交換効率が良くなる。
なお、図1の熱交換器はU字状にヘアピン曲げ加工された扁平形状伝熱管114が2本備えられているが、扁平形状伝熱管114の数およびヘアピン曲げ加工の有無は熱交換器の特性によって決められる構成である。
以上のように、この実施の形態1によれば、フィンカラー117のフィンカラー根元部117aに沿ってフィンベース118の肉厚より薄い薄肉厚部119を形成したことにより、通風性能や結露水の排水性に悪影響を及ぼすことなく、隣り合う伝熱管挿通部112の相互間のフィンベース面118aの変形を抑制することができるので、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。また、隣あう伝熱管挿通部の相互間に変形部を設けないので、フィンベース面118aに成形するスリット116を適正な形状に成形することができ、熱交換性能に優れたフィン・チューブ型熱交換器を得ることができるという効果がある。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図6に基づいて説明する。図6はこの発明の実施の形態2に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部を示す断面図である。
上述した実施の形態1においては、フィンカラー117のフィンカラー根元部117aに沿ってフィンベース118の肉厚より薄い薄肉厚部119をフィンベース面118aに形成した場合について述べたが、この発明の実施の形態2においては、フィンベース面118aに形成した薄肉厚部119に加えて、フィンカラー117にもフィンカラー根元部117aに沿ってフィンベース118の肉厚より薄い薄肉厚部124を形成したものであり、薄肉厚部119および薄肉厚部124を複数列設けることによって、フィンカラー117の伝熱管挿通部112の成形位置誤差が複数列の薄肉厚部119,124の変形で吸収され、フィンカラー117と扁平形状伝熱管114の密着性を保ちつつ、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む時にプレートフィン111に生じる歪みを抑制することができ、より一層組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。
なお、薄肉厚部124は、図6に示すような形状に限定されるものではなく、V字溝状の薄肉厚部、略半円溝状の薄肉厚部などに成形するようにしても良く同様の効果を奏する。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図7に基づいて説明する。図7はこの発明の実施の形態3に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの伝熱管挿通部に扁平形状伝熱管が挿通された状態を示す断面図である。
この発明の実施の形態3におけるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンは、主としてアルミニウムあるいはアルミニウム合金を原料とする厚さ0.09〜0.2mmの薄板を材料とし、帯板状に成形されるとともに長手方向に所定の間隔DPで伝熱管挿通部112が設けられる。
そして、伝熱管挿通部112は、扁平形状伝熱管114の外形に沿う形状であって、フィンベース118の端縁部に一端側が開放された切り欠き形状であるとともに、その周縁に沿ってフィンカラー125が具備されている。このフィンカラー125は、伝熱管挿通部112の内側に向けて傾斜し、フィンカラー125の先端側に向かって扁平形状伝熱管114の外形よりも窄まるよう成形されているとともに、フィンカラー125の肉厚t1をフィンベース118の肉厚tよりも薄く構成してある。
フィンベース面118a上に局所的な薄肉厚部を設けず、フィンカラー125の肉厚t1をフィンベース118の肉厚tよりも薄くすることにより、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む時にプレートフィン111に生じる歪みをフィンカラー125の変形で吸収し、プレートフィンの割れ発生を抑制しつつプレートフィン111の歪みを抑制できるという効果がある。
扁平形状伝熱管114と密着する範囲のフィンカラー125の肉厚t1がフィンベース118の肉厚tに対して0.9t〜0.7tであることが望ましい。フィンカラー125の肉厚t1を薄くしすぎると、プレートフィン111の熱伝導性が悪化したり、フィンカラー125の肉厚t1が十分に薄く成形されていないと、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む時のプレートフィン111の歪みを吸収する効果が十分得られなくなったりするので、フィンカラー125の肉厚t1を十分な効果が得られるように設定する。
以上のように、この実施の形態3によれば、フィンカラー125が変形し易くなり、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む際にプレートフィン111に生じる歪をフィンカラー125の変形で吸収するようにしたこにより、プレートフィン111に対する伝熱管挿通部112の成形寸法精度の許容範囲が広がり、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図8〜図10に基づいて説明する。図8はこの発明の実施の形態4に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。図9はこの発明の実施の形態4に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンを示す平面図である。図10はこの発明の実施の形態4に係わるフィン・チューブ型熱交換器に使用される熱交換器用フィンの図9のA−A線における断面図である。
この発明の実施の形態4に係る熱交換器用フィンは、主としてアルミニウムあるいはアルミニウム合金を原料とする厚さ0.09〜0.2mmの薄板を材料とし、帯板状に成形されるとともに長手方向に所定の間隔DPで伝熱管挿通部112が設けられる。
上記伝熱管挿通部112は、扁平形状伝熱管114の外形に沿う形状であって、フィンベース118の端縁部に一端側が開放された切り欠き形状であるとともに、その周縁に沿ってフィンカラー117が具備されている。上記フィンカラー117は、伝熱管挿通部112の内側に向けて傾斜し、フィンカラー117の先端側に向かって扁平形状伝熱管114の外形よりも窄まるよう成形されている
さらに、伝熱管挿通部112の底部側の伝熱管挿通部112が成形されていないフィンベース118部分に、プレートフィン111に生じる歪を抑制する歪抑制部126を設けてある。
上記歪抑制部126は、図8に示すように、プレートフィン111の長手方向に所定の間隔DPで設けられた伝熱管挿通部112と同じ間隔で、例えばプレス成形によってフィンベース面118aより突出するように、張り出し加工もしくは絞り加工などにより成形されている。
また、上記歪抑制部126の成形幅は、伝熱管挿通部112の幅よりも小さいことが望ましい。上記歪抑制部126の高さは、熱交換器用フィン113の積層間隔FPの概略半分以下であることが望ましい。
上記のように歪抑制部126を成形することで、通風性能に悪影響を与えることなく、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む際にプレートフィン111に生じる歪を抑制することができ、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。
なお、歪抑制部126の断面形状は特定の形状に限定されるものではなく、図10に示す円弧状断面を有していても良く、あるいは矩形状断面、三角状断面を有していても良い。また、歪抑制部126の平面形状は特定の形状に限定されるものではなく、図9(a)(b)に示すV字形状の歪抑制部127や円形状の歪抑制部128であっても良い。このようにV字形状の歪抑制部127や円形状の歪抑制部128とすることで通風抵抗を軽減できるという効果がある。
以上のように、この実施の形態4においては、伝熱管挿通部112の底部側のフィンベース118に歪抑制部126,127,128を設けたことにより、通風性能や結露水の排水性に悪影響を及ぼすことなく、伝熱管挿通部112に扁平形状伝熱管114を嵌め込む際にプレートフィン111に生じる歪を抑制することができるとともに、薄肉厚部を持たないので、フィン成形の歩留まりを向上できるという効果がある。
以上述べたように、プレートフィン111の変形強度順位が、フィンカラー117,125のフィンカラー根元部117a,125aの扁平形状伝熱管114の周方向を軸とする曲げ強度が最も弱く、伝熱管挿通部112の底部側の曲げ強度および捩り強度が最も強くなるような形状に成形することにより、隣り合う伝熱管挿通部112の相互間のフィンベース面118aの変形を抑制することができるので、組立性に優れた熱交換器用フィンを得ることができる。
また、フィンカラー117,125がフィンベース面118aに対して所定の傾斜角を有することによって、扁平形状伝熱管114を嵌め込む時にフィンカラー117,125は扁平形状伝熱管114の外面に倣うように押し広げられ、フィンカラー117,125の内面が扁平形状伝熱管114の外面と密着しその密着性が向上し熱交換特性が向上する効果がある。
ところで、上述した各実施の形態による熱交換器用フィンを例えばフィン・チューブ型熱交換器に用いることにより、組立性が優れるとともに熱交換特性が向上する熱交換器を得ることができる。
この発明は、空気調和機や冷凍機などに使用される例えばフィン・チューブ型の熱交換器に関し、組立性が優れるとともに熱交換特性が向上する熱交換器用フィンおよび熱交換
器の実現に好適である。
111 プレートフィン
112 伝熱管挿通部
113 熱交換器用フィン
114 扁平形状伝熱管
117 フィンカラー
117a フィンカラー根元部
118 フィンベース
118a フィンベース面
119 薄肉厚部
120 薄肉厚部
121 薄肉厚部
124 薄肉厚部
125 フィンカラー
125a フィンカラー根元部
126 歪抑制部
127 歪抑制部
128 歪抑制部

Claims (6)

  1. 帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記プレートフィンの変形強度順位が、上記フィンカラーのフィンカラー根元部の上記扁平形状伝熱管の周方向を軸とする曲げ強度が最も弱く、上記伝熱管挿通部の底部側の曲げ強度および捩り強度が最も強くなるような形状に成形されていることを特徴とする熱交換器用フィン。
  2. 帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記フィンカラーのフィンカラー根元部に沿って上記フィンベースの肉厚より薄い薄肉厚部を形成したことを特徴とする熱交換器用フィン。
  3. 帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記フィンカラーの肉厚が上記フィンベースの肉厚よりも薄く形成したことを特徴とする熱交換器用フィン。
  4. 帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記伝熱管挿通部の底部側の上記フィンベースに、上記プレートフィンに生じる歪を抑制する歪抑制部を設けたことを特徴とする熱交換器用フィン。
  5. 帯板状に成形されたプレートフィンの長手方向に沿って所定の間隔で配設され、一端側が上記プレートフィンのフィンベース端部に開放し他端側が閉塞する切り欠き形状の伝熱管挿通部を有し、上記伝熱管挿通部には上記伝熱管挿通部の周縁部に沿って上記扁平形状伝熱管の外周部と沿う形状のフィンカラーが設けられた熱交換器用フィンであって、上記フィンカラーが上記伝熱管保持部の内側に向けて傾斜し、上記フィンカラーの先端側に向かって上記扁平形状伝熱管の外形よりも窄まるよう成形されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の熱交換器用フィン。
  6. 上記請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱交換器用フィンを用いたことを特徴とする熱交換器。
JP2010067863A 2010-03-24 2010-03-24 熱交換器用フィンおよび熱交換器 Pending JP2011202820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010067863A JP2011202820A (ja) 2010-03-24 2010-03-24 熱交換器用フィンおよび熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010067863A JP2011202820A (ja) 2010-03-24 2010-03-24 熱交換器用フィンおよび熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011202820A true JP2011202820A (ja) 2011-10-13

Family

ID=44879661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010067863A Pending JP2011202820A (ja) 2010-03-24 2010-03-24 熱交換器用フィンおよび熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011202820A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015230107A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社デンソー 熱交換器
JP2016084975A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ダイキン工業株式会社 熱交換器
WO2017017814A1 (ja) * 2015-07-29 2017-02-02 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
WO2017038857A1 (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 ダイキン工業株式会社 熱交換器および熱交換器の製造方法
CN108779965A (zh) * 2016-02-24 2018-11-09 三菱电机株式会社 换热器
JP2019102760A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社サンコーシヤ 収納用ラック
US11313630B2 (en) 2016-07-01 2022-04-26 Mitsubishi Electric Corporation Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus having heat exchanger

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5768226A (en) * 1980-10-16 1982-04-26 Sumitomo Light Metal Ind Ltd Fin forming method
JPS62124040A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Hitachi Ltd コイニングドロ−レスフインの製造方法
JPS6374979U (ja) * 1986-10-25 1988-05-18
JPH02217158A (ja) * 1988-10-28 1990-08-29 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0587480A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0590173U (ja) * 1992-04-20 1993-12-07 住友軽金属工業株式会社 フィン・チューブ式熱交換器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5768226A (en) * 1980-10-16 1982-04-26 Sumitomo Light Metal Ind Ltd Fin forming method
JPS62124040A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Hitachi Ltd コイニングドロ−レスフインの製造方法
JPS6374979U (ja) * 1986-10-25 1988-05-18
JPH02217158A (ja) * 1988-10-28 1990-08-29 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0587480A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0590173U (ja) * 1992-04-20 1993-12-07 住友軽金属工業株式会社 フィン・チューブ式熱交換器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015230107A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社デンソー 熱交換器
JP2016084975A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 ダイキン工業株式会社 熱交換器
WO2017017814A1 (ja) * 2015-07-29 2017-02-02 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JPWO2017017814A1 (ja) * 2015-07-29 2018-02-01 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
US10801791B2 (en) 2015-07-29 2020-10-13 Mitsubishi Electric Corporation Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus
WO2017038857A1 (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 ダイキン工業株式会社 熱交換器および熱交換器の製造方法
CN108779965A (zh) * 2016-02-24 2018-11-09 三菱电机株式会社 换热器
EP3421919A4 (en) * 2016-02-24 2019-11-06 Mitsubishi Electric Corporation Heat Exchanger
US11313630B2 (en) 2016-07-01 2022-04-26 Mitsubishi Electric Corporation Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus having heat exchanger
JP2019102760A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 株式会社サンコーシヤ 収納用ラック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011202820A (ja) 熱交換器用フィンおよび熱交換器
CN108139183B (zh) 热交换器
JP6294497B2 (ja) 熱交換器
JP2011127867A (ja) 熱交換器用フィンおよび熱交換器とその製造方法
CN104285119A (zh) 换热器及空气调节机
US20060175047A1 (en) Heat exchanger, method of manufacturing heat exchanger and plate-shaped fin for heat exchanger
JP2011064403A (ja) 熱交換器および熱交換器用フィンとその製造方法
JP4775429B2 (ja) フィンチューブ型熱交換器
KR20140103895A (ko) 핀 튜브형 열교환기
US20080000627A1 (en) Heat exchanger
WO2012102053A1 (ja) フィンチューブ型熱交換器
JP6360791B2 (ja) フィン・アンド・チューブ型熱交換器用伝熱管及びそれを用いたフィン・アンド・チューブ型熱交換器
JP2012247091A (ja) フィン・アンド・チューブ型熱交換器
JP6843012B2 (ja) 熱交換器用チューブ
JP2009121708A (ja) 熱交換器
CN111043894A (zh) 管组件以及换热器
JP5084735B2 (ja) 熱交換器ヘッダタンクのための強化されたマニホルド、およびこのようなマニホルドを備えるヘッダタンク
JP2009275956A (ja) 熱交換器
JP6415976B2 (ja) フィン・アンド・チューブ型熱交換器用伝熱管及びそれを用いたフィン・アンド・チューブ型熱交換器
JP2006162194A (ja) 熱交換器
JP5958917B2 (ja) フィンチューブ型熱交換器
WO2007004456A1 (ja) フィンチューブ型熱交換器
KR20160121511A (ko) 열교환기
JP5387539B2 (ja) 熱交換器
JP5337402B2 (ja) フィンチューブ型熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140318