JP2011202783A - 掻き上げ給液装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撥液処理の特性である処理面と液体との分離性を利用して、効果的に液体を掻き上げられる掻き上げ給液装置を提供する。
【解決手段】一部が液体溜まり3に浸漬した回転部材1により掻き上げられた液体4を供給する掻き上げ給液装置において、前記回転部材1の掻き上げ面に撥液処理が施されている。
【選択図】図1
【解決手段】一部が液体溜まり3に浸漬した回転部材1により掻き上げられた液体4を供給する掻き上げ給液装置において、前記回転部材1の掻き上げ面に撥液処理が施されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、回転部材により掻き上げられた液体を、各部材に供給する掻き上げ給液装置に関するものである。
従来、動力伝達装置などにオイルを供給して、動力伝達装置の潤滑や冷却をする装置が知られている。その中でも、オイル溜めから回転部材によりオイルを掻き上げてオイル受け部にオイルを供給して、そのオイルを各部の部材に他の供給路を介して供給する装置が知られている。
特許文献1には、オイルをオイル受け部に供給するための供給路が複数設けられ、オイルを掻き上げる回転部材の回転速度に応じて、それぞれ異なるオイル供給路をオイルが伝って同一のオイル受け部に供給されるオイル供給装置が記載されている。
また、特許文献2には、ターボ型ポンプの羽根車の表面に撥水処理を施すことにより流体摩擦の損失を低減させる装置が記載されている。さらに、特許文献3には、羽根車の裏面と、その羽根車を覆うケーシングとに撥水性被膜を形成して流体摩擦の損失を低減させる装置が記載されている。そして、特許文献4には、表面に微細な凹凸構造を有する金属材料に疎水性樹脂からなる撥水撥油性被膜を施すことにより、屋外などで使用しても、撥水性が低下することを抑制できる撥水撥油性金属材料が記載されている。さらに、歯面に撥水撥油性があるフッ素樹脂を焼成された歯車が特許文献5に記載されている。そして、特許文献6には、ハウジング内に貯留されたオイルと接触する回転部材の表面に、かつ他の部材との非接触面に撥油処理が施された装置が記載されている。
特許文献2ないし6に記載された発明は、歯車や羽根車などに撥水もしくは撥油処理を施すことにより、歯車や羽根車の表面における液体との摩擦による引き摺り損失や攪拌損失を低下させることができる。あるいは、撥水撥油性処理を施した面に、液体を付着させないことにより、腐食を防止することができる。つまり、上述した処理は、いずれも液体と処理面との接触を拒むために使用されている。しかしながら、撥水もしくは撥油処理の特性である処理面と液体との分離性を有効に利用する技術的な着目がなされておらず、この点において新たな技術を開発する余地がある。
この発明は、上述した撥液処理の特性である処理面と液体との分離性を利用して、効果的に液体を掻き上げられる掻き上げ給液装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、一部が液体溜まりに浸漬した回転部材により掻き上げられた液体を供給する掻き上げ給液装置において、前記回転部材の掻き上げ面に撥液処理が施されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記回転部材により掻き上げられた液体の飛散方向に、該回転部材から液体を供給する供給先に傾斜した導板が更に備えられていることを特徴とする掻き上げ給液装置である。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記導板の表面に、前記回転部材から液体の供給先まで撥液処理が施されていることを特徴とする掻き上げ給液装置である。
請求項4の発明は、請求項2または3の発明において、前記液体の供給先の上方に位置する導板の表面に親和性のある表面処理が更に施されていることを特徴とする掻き上げ給液装置である。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記回転部材は、歯車を含み、該歯車の歯面に撥液処理が施されていることを特徴とする掻き上げ給液装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の発明において、前記歯車の側面に形成されたリブ部と、該リブ部の掻き上げ面に施された撥液処理とを更に備えていることを特徴とする掻き上げ給液装置である。
請求項1の発明によれば、液体を掻き上げる回転部材の掻き上げ面に撥液処理が施されているので、回転部材の掻き上げ面が液体が溜められている液体溜まりから液面の外側に回動したときに、回転部材の遠心力により、掻き上げ面から液体が放出もしくは飛散させられる。したがって、液体溜まり以外の箇所を掻き上げ面が回動している過程では、掻き上げ面から液体が早期に飛散させられるので、回転部材の回動負荷を低下させることができる。さらに、掻き上げ面が液体溜まりに浸漬するときは、液体溜まり内に気泡を発生させることがないので、液体溜まりの液体密度を維持することができる。これは、掻き上げ面に付着して回動する液体が少ないので、その掻き上げ面と液体とが液体溜まりに浸漬する際に、同時に空気もしくは気泡を液体溜まりに混入させることが抑制されるためと推測される。つまり、掻き上げ給液装置の容積効率を維持することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、回転部材から液体を供給する液体供給先に傾斜した導板が更に設けられているので、回転部材により掻き上げられた液体の飛散方向もしくは放出方向を定めるもしくは変更することができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、導板の表面に撥液処理が施されているので、回転部材により飛散もしくは放出された液体が導板に付着することを抑制して、液体の供給先に供給することができる。
請求項4の発明によれば、請求項2または3の発明において、液体供給先の上方に位置する導板の表面に、親和性のある表面処理が施されているので、液体供給先まで飛散された液体が親和性のある表面処理が施されている導板と付着するので、液体の供給先を通りすぎる液体の量を減らすことができる。つまり、目標とする液体の供給先に供給する液体の量を増加させることができる。
請求項5の発明によれば、請求項1ないし4いずれかの発明において、回転部材が歯車を含み、その歯車の歯面に撥液処理が施されているので、回転部材が歯車の場合においても、請求項1と同様の効果を得られる。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、歯車の側面にリブ部が形成され、そのリブ部の掻き上げ面に撥液処理が施されているので、請求項5の発明の効果に加えて、液体を掻き上げる量を向上させることができる。
この発明に係る掻き上げ給液装置は、一部が液体溜まりに浸漬した回転部材1の回転に伴う遠心力により液体を掻き上げて、各部材に液体を供給するものである。その掻き上げ給液装置の一例として、回転部材1の側面に羽根形状のリブ部2が形成されたものがある。図1は、その回転部材1の側面図であり、図2は、そのリブ部2の斜視図である。つまり、回転部材1の回転中心から外周側に向けて螺旋状もしくは円弧状のリブ部2が形成されている。また、そのリブ部2は、螺旋状もしくは円弧状の背面2a、すなわち凸面が液体を掻き上げるように形成されている。したがって、回転部材1が回転することによりリブ部2の背面2aで液体が押され、そのリブ部2が液体溜まりから液体溜まりの外側つまり空気層に回動したときに、その液体が回転部材1の遠心力によりリブ部2の表面から飛散もしくは放出される。
しかしながら、回転部材により掻き上げられる液体が、例えば、潤滑のために利用させるオイル4など粘度が高い液体の場合は、リブ部2の背面2aから飛散されずもしくは放出されずに、リブ部2の回転に追従してオイル溜め3に戻る場合がある。そのため、オイル4とリブ部2の背面2aとが付着もしくは吸着しないように、リブ部2の背面2aに撥油処理を施す。ここで、撥油処理の一例について説明する。撥油処理は、処理面すなわち上述した回転部材1では、リブ部2の背面2aに低表面張力剤を塗布して、液体の付着を防止する。低表面張力剤の例としては、フッ素系シランカップリング剤(フルオロアルキルシランやフルオロアルキルメタクリレートなど)やポリジメチルシリコーンなどがある。また、撥油処理には、低表面張力剤を塗布する前に、処理面に微細な凹凸をエッチング処理やレーザー加工あるいはショットブラスト処理などで形成するものもある。このように処理面に微細な凹凸形状を形成することにより、凹凸形状の凹部と液体との間に空気層が介在するので、処理面への液体の付着あるいは吸着を抑制もしくは防止することができる。
したがって、リブ部2の背面2aに撥液処理を施すことにより、液体がリブ部2の背面2aに付着もしくは吸着することを抑制できるので、リブ部2の回転に液体が追従することを抑制できる。つまり、液体が上述したオイル4のように粘度の高い液体の場合でも、リブ部2に押されてオイル溜め3から空気層に運ばれたオイル4は、リブ部2の回動に追従しないで多くが飛散される。言い換えると、処理を施さない場合と比較して、回転部材1により掻き上げられ、飛散させられるオイル量を増加させることができる。また、空気層におけるリブ部2の回動にオイル4が追従しないので、空気層を回動している過程での攪拌損失あるいは回転部材1の回動負荷を低減することができる。なお、図3および図4に、撥油処理が施された場合と、撥油処理が施されていない場合とにおけるオイル4が掻き上げられている状態を示す。さらに、リブ部2に撥油処理を施した場合は、リブ部2の背面2aが、空気層からオイル溜め3に回動する際に、掻き上げられた液体と同時に、その液体に混在した空気もしくは気泡をオイル溜め3に混入させることを抑制できるから、オイル溜め3内に気泡を発生させないので、オイル供給装置の容積効率を維持することができる。
さらに、回転部材1により掻き上げられたオイル4は、オイル4の供給先に向けて飛散させる必要があるので、オイル4を飛散させる方向を定めるために、回転部材1の近傍には導油板5が設けられている。つまり、オイル4を飛散させる方向に導油板5を傾斜させ、かつ回転部材1と導油板5との間隔を調整することにより、リブ部2により掻き上げられたオイル4が、傾斜した導油板5と接触して、飛散される方向を変更もしくはガイドさせられる。図5に、導油板5の傾斜角に対するオイル4の飛散方向を示す。具体的には、回転部材1の水平方向における半分がオイル溜め3に浸漬している場合には、オイル4は略鉛直方向に飛散させられる。そして、例えば、導油板5を水平面における回転部材1側から45°に傾斜させて形成した場合には、略鉛直方向に飛散されたオイル4は、導油板5と接触して、導油板5とほぼ同じ方向に飛散する。したがって、回転部材1により掻き上げられたオイルの飛散方向に形成された導油板5の傾斜角度を、オイル4の供給先に向けることにより、飛散されたオイル4をオイル4の供給先に多く供給することができる。なお、導油板5は、回転部材1が設けられているケースの内壁面でもよく、そのケースの内部に配置されたセパレータでもよい。
つぎに、この発明に係る掻き上げ給液装置を車両用の動力伝達装置6に適用した例について説明する。図6は、動力伝達装置6の一部を示す概略図である。この動力伝達装置6は、図示しないモータやギヤトレーン部あるいはデファレンシャル機構で構成され、それらのモータやギヤトレーン部あるいはデファレンシャル機構は、密閉された一つのケース7の内部に設けられている。そして、そのデファレンシャル機構の一部であるリングギヤ8は、ケース7の下方部に配置されている。また、ケース7の下方部にはオイル4が滞留されていて、そのオイル4が滞留されたオイル溜め3にリングギヤ8の下方部が浸漬している。したがって、リングギヤ8が回転することにより、そのオイル溜め3のオイル4が掻き上げられる。さらに、ケース7内の上方部には、オイル4を一時的に溜めて、各部材にオイル4を供給するキャッチタンク9が配置されている。そのキャッチタンク9の上方部には開口部9aが形成されているので、回転部材1により掻き上げられたオイル4がその開口部9aからキャッチタンク9に供給される。そして、キャッチタンク9に一時的に溜められたオイル4は、キャッチタンク9に形成された潤滑穴9bから各部材に供給される。なお、この動力伝達装置6には、図示しない内燃機関や電動機から動力が伝達される。すなわち、リングギヤ8の回転数は、車速に応じて増減する。
つまり、上記リングギヤ8が上述した回転部材1に相当し、ケース7の内面壁が上述した導油板5に相当する。したがって、図7に示すように、リングギヤ8の歯面8aには、超撥油処理すなわちエッチング処理やレーザー加工あるいはショットブラスト処理などにより歯面8aに微細な凹凸形状を形成して、その凹凸面にフッ素系シランカップリング剤やポリジメチルシリコーンなどの低表面処理剤を塗布されている。なお、リングギヤ8の歯面8aにおける他の部材と接触する接触面は、超撥油処理が他の部材との接触による摩耗で剥がされて、その部分にオイル4が付着するので、潤滑性能を維持することができる。また、リングギヤ8の近傍に位置するケース7の内壁面は、キャッチタンク9が配置されている方向へ傾斜している。そのため、リングギヤ8の回動に応じて生じる遠心力により、オイル4がリングギヤ8から飛散されて、ケース7の内壁面を伝ってもしくは内壁面に方向を変更されて、キャッチタンク9に供給される。なお、ケース7の内部にセパレータを配置して、そのセパレータにより飛散したオイル4の方向を定めてもよい。したがって、リングギヤ8の歯面8aに超撥油処理を施すことにより、超撥油処理を施さない場合と比較して、多くのオイル4をキャッチタンク9に供給することができる。また、超撥油処理を施していない場合と比較して、一度に掻き上げることのできるオイル量が多いので、リングギヤ8の回転数が低い場合でも、多くのオイル4をキャッチタンク9に供給することができる。なお、図8に、車速に応じてキャッチタンク9に供給されるオイル量と、キャッチタンク9が必要とするオイル量とを示す。
さらに、上述した構成では、内壁面もしくはセパレータの傾斜角により、飛散されたオイル4の飛距離が図9に示すように、45°から75°の場合に、遠くにオイル4が飛散するので、リングギヤ8の掻き上げ部とキャッチタンク9にオイル4を供給する供給口との位置関係を45°から75°に設定することにより、多くのオイル4をキャッチタンク9に供給することができる。なお、ここでの飛距離は、図10に示すように、リングギヤ8の回転中心と同じ高さの内壁面から、リングギヤ8の鉛直方向の上側にオイル4が飛散した距離である。
したがって、リングギヤ8の掻き上げ面に超撥油処理を施すことにより、超撥油処理を施していない場合と比較して、キャッチタンク9に供給することのできるオイル量が多くなるので、動力伝達装置6に滞留させるオイル量を減らすことができる。また、リングギヤ8の歯面8aに超撥油処理を施すことにより、歯面8aがオイル溜め3に浸漬するときに気泡を発生させないもしくは発生させ難いので、オイル4内の気泡の混入率が低減し、ブリーザーからの吹き出しが抑制もしくは防止できる。
さらに、リングギヤ8により掻き上げられたオイル4が、キャッチタンク9に供給される過程で、ケース7の内壁面に付着あるいは吸着することを抑制もしくは防止するために、ケース7の内壁面に超撥油処理を施す。すなわち、リングギヤ8の歯幅以上の幅で、かつリングギヤ8が設けられている高さから、キャッチタンク9の上方までの内壁面に超撥油処理を施す。ケース7の内壁面に超撥油処理を施すことにより、リングギヤ8で掻き上げられて飛散したオイル4が、超撥油処理を施されたケース7の内壁面と接触しても、その接触した面にオイル4が付着しないので、飛散したオイル4の供給量を低下させることがない。つまり、リングギヤ8の回転により飛散したオイル4が内壁面に付着もしくは吸着して、オイル4の供給先にオイル4が供給されないことを抑制もしくは防止することができる。さらに、キャッチタンク9の上方にオイル4と親和性の高い親油処理を施す。親油処理とは、ショットピーニングや溶射処理あるいはエッチング処理などにより表面に微細な凹凸形状を形成する処理である。なお、図11(a)に、ケース7の内壁面に超撥油処理と親油処理とが施されている状態を示し、図11(b)に、その内壁面の側面図を示す。また、図12(a)に親油処理を施していない場合、図12(b)に親油処理を施した場合のオイル4の飛散の様子を示す。つまり、キャッチタンク9の上方に親油処理を施すことにより、キャッチタンク9の上方まで飛散されたオイル4がケース7の上壁面と付着して、キャッチタンク9に滴下させることができるので、キャッチタンク9を通り越すオイル量を減らすことができる。したがって、リングギヤ8に掻き上げられ飛散させられたオイル4を、より多くキャッチタンク9に供給することができる。また、ケース7の内壁面に超撥油処理を施すことにより、超撥油処理を施していない場合と比較して、多くのオイル4をキャッチタンク9に供給することができる。なお、図13に、車速とキャッチタンク9のオイル量との関係を示す。
また、上述したリングギヤ8が掻き上げるオイル量を更に多く掻き上げることのできる構成例を説明する。リングギヤ8の側面には、回転中心から外周に向けて螺旋状もしくは円弧状のリブ部8aが形成されている。また、そのリブ部8aは、螺旋状もしくは円弧状の背面、すなわち凸面がオイルを掻き上げるように形成され、その背面には、超撥油処理が施されている。このようにリングギヤ8の側面にリブ部8aを設けることにより、一度に掻き上げることのできるオイル量が多くなるので、例えば、オイル溜め3のオイル量(オイルレベル)が減少した場合でもキャッチタンク9に多くのオイル4を供給することができる。図14に、オイルレベルとキャッチタンク9のオイル量との関係を示す。
この発明は、従来、利用されていた撥液処理の特性である、撥液処理面に液体が付着しないことを利用して、回転部材を用いた掻き上げ給液装置の効率を向上させるためのものである。したがって、上述した構成例に限定されず、例えば、液体が水の場合には、撥水処理を回転部材の掻き上げ面に施せばよい。つまり、掻き上げられる液体と付着しない表面処理を回転部材の掻き上げ面に施せばよい。
1…回転部材、 2…リブ部、 3…オイル溜め、 4…オイル、 5…導油板、 6…動力伝達装置、 7…ケース、 8…リングギヤ、 9…キャッチタンク。
Claims (6)
- 一部が液体溜まりに浸漬した回転部材により掻き上げられた液体を供給する掻き上げ給液装置において、
前記回転部材の掻き上げ面に撥液処理が施されていることを特徴とする掻き上げ給液装置。 - 前記回転部材により掻き上げられた液体の飛散方向に、該回転部材から液体を供給する供給先に傾斜した導板が更に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の掻き上げ給液装置。
- 前記導板の表面に、前記回転部材から液体の供給先まで撥液処理が施されていることを特徴とする請求項2に記載の掻き上げ給液装置。
- 前記液体の供給先の上方に位置する導板の表面に親和性のある表面処理が更に施されていることを特徴とする請求項2または3に記載の掻き上げ給液装置。
- 前記回転部材は、歯車を含み、
該歯車の歯面に撥液処理が施されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の掻き上げ給液装置。 - 前記歯車の側面に形成されたリブ部と、
該リブ部の掻き上げ面に施された撥液処理と
を更に備えていることを特徴とする請求項5に記載の掻き上げ給液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010073094A JP2011202783A (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 掻き上げ給液装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010073094A JP2011202783A (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 掻き上げ給液装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011202783A true JP2011202783A (ja) | 2011-10-13 |
Family
ID=44879631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010073094A Pending JP2011202783A (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | 掻き上げ給液装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011202783A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013132664A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 無段変速機 |
JP2016188665A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 本田技研工業株式会社 | 伝動装置 |
-
2010
- 2010-03-26 JP JP2010073094A patent/JP2011202783A/ja active Pending
Cited By (2)
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WO2013132664A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | トヨタ自動車株式会社 | 無段変速機 |
JP2016188665A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 本田技研工業株式会社 | 伝動装置 |
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