JP2011199628A - 基地局装置および基地局装置の制御方法 - Google Patents

基地局装置および基地局装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することが可能な基地局装置および基地局装置の制御方法を提供する。
【解決手段】トラフィック情報報知部18は、自装置のトラフィックを表わす情報を報知する。トラフィック情報取得部12は、他の基地局装置より報知される他の基地局のトラフィックを表わす情報を受信する。制御部22は、他の基地局装置から報知される他の基地局装置のトラフィックを表わす情報に基づき、自装置の一部の機能を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置および基地局装置の制御方法に関し、特に、消費電力を低減するための基地局装置および基地局装置の制御方法に関する。
従来から、無線基地局の電力消費を低減させる方式が提案されている。今後、家庭環境を含め、これまでよりも狭い範囲に多数の基地局装置の普及が進むとともに、基地局装置の電力を低減する必要性がますます増してくる。
無線基地局の電力消費を低減させる方式としては、たとえば、特許文献1(特開平10−145842号公報)には、システムの通信トラフィック状態によって無線基地局のゾーン構成を変更することにより電力消費を低減させゾーン構成の変更によって通信不可能領域の発生を防ぐ方式が記載されている。
特開平10−145842号公報
しかしながら、特許文献1の方式では、構成要素として、基地局を制御する制御局が必要であり、高コスト化する。また、この方式では、基地局の設置状況をデータベースによって管理しているが、基地局の設置状況が変化した場合にデータベースも更新しなければならない。
それゆえに、本発明の目的は、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することが可能な基地局装置および基地局装置の制御方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の基地局装置は、自装置のトラフィックを表わす情報を報知する報知部と、他の基地局装置より報知される他の基地局装置のトラフィックを表わす情報を受信する受信部と、他の基地局装置から報知される他の基地局装置のトラフィックを表わす情報に基づき、自装置の一部の機能を停止する制御部とを備える。
好ましくは、制御部は、トラフィックが閾値以下であるような他の基地局装置の個数が所定値以上ある場合に、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、基地局装置は、さらに、他の基地局装置から送信されてくる信号の受信電界強度を測定する測定部を備え、制御部は、さらに、トラフィックと受信電界強度に基づき、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、制御部は、受信電界強度が第1の閾値以上で、かつトラフィックが第2の閾値以下であるような他の基地局装置の個数が所定値以上ある場合に、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、基地局装置は、さらに、他の基地局装置から送信されてくる信号の受信応答ベクトルを算出する受信応答ベクトル算出部と、複数の他の基地局装置からの信号の受信応答ベクトルの2つのペアについての相関値を算出する相関値算出部とを備え、制御部は、さらに、トラフィックと相関値に基づき、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、制御部は、トラフィックが第1の閾値以下である条件を満足する基地局装置の個数が第1の所定値以上である場合において、条件を満足する全ての基地局装置の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、第2の閾値以下となるペアの個数が第2の所定値以上の場合には、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、基地局装置は、さらに、他の基地局装置から送信されてくる信号の受信電界強度を測定する測定部を備え、他の基地局装置から送信されてくる信号の受信応答ベクトルを算出する受信応答ベクトル算出部と、複数の他の基地局装置からの信号の受信応答ベクトルの2つのペアについての相関値を算出する相関値算出部とを備え、制御部は、さらに、トラフィックと受信電界強度と相関値に基づき、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、制御部は、トラフィックが第1の閾値以下であり、かつ受信電界強度が第2の閾値以上の条件を満足する基地局装置の個数が第1の所定値以上である場合において、条件を満足する全ての基地局装置の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、第3の閾値以下となるペアの個数が第2の所定値以上の場合には、自装置の一部の機能を停止する。
好ましくは、制御部は、自装置の一部の機能の停止として、自装置の送信処理を停止させる。
本発明の基地局装置の制御方法は、自装置のトラフィックを表わす情報を報知するステップと、他の基地局装置より報知される他の基地局装置のトラフィックを表わす情報を受信するステップと、他の基地局装置から報知される他の基地局装置のトラフィックを表わす情報に基づき、自装置の一部の機能を停止するステップとを備える。
本発明の基地局装置および基地局装置の制御方法によれば、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することができる。
本発明の実施形態の複数の無線基地局の配置例を表わす図である。 本発明の第1の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 本発明の第1の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 本発明の第2の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の変形例の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 本発明の第3の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。 本発明の第4の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 本発明の第4の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(無線基地局の配置例)
図1は、本発明の実施形態の複数の無線基地局の配置例を表わす図である。
図1を参照して、無線基地局A〜Dが配置されている。無線基地局Aのゾーンは、他の無線基地局B〜Dのゾーンと重複している。したがって、このような配置では、夜間のトラフィックの少ないときには、無線基地局Aからの送信を停止させても、無線端末は、他の無線基地局との間で通信を行なうことができる。
以下の説明では、本実施の形態の無線基地局は、PHS(Personal Handy-phone System)の無線基地局であるとして説明する。
[第1の実施形態]
本実施の形態は、他の無線基地局でのトラフィックに基づいて、自装置の機能を停止する無線基地局に関する。
(無線基地局の構成)
図2は、本発明の第1の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図2を参照して、この無線基地局は、アンテナ4,5,6,7と、受信部8と、トラフィック情報取得部12と、トラフィック情報報知部18と、制御部22とを備える。
トラフィック情報報知部18は、BCCH(broadcasting control channel)を用いてトラフィック情報を送信する。BCCHは、無線基地局が、無線端末に対して、位置登録のための情報、チャネル構造に関する情報、システム情報などを転送するための制御チャネルである。トラフィック情報報知部18は、このBCCHのオプション部分にトラフィック情報を記述する。トラフィック情報としては、たとえば、アーランを用いることができる。トラフィック情報報知部18は、数十分おきにアーランを再計算して、トラフィック情報のオプション部分を更新する。
送信部10は、無線端末、および他の無線基地局へ信号を送信する。送信部10は、送信信号をアダプティブ送信処理する。また、送信部10は、アッパコンバータ、電力増幅器等を備え、送信信号を高周波に変換し、送信出力レベルにまで増幅して対応するアンテナに出力する。
受信部8は、無線端末、および他の無線基地局からの信号を受信する。受信部8は、ローノイズ増幅器、ダウンコンバータ等を備え、対応するアンテナで受信された信号を高周波から低周波に変換し、増幅する。また、受信部8は、複数のアンテナから信号をアダプティブ受信処理する。
トラフィック情報取得部12は、受信部8で受信した他の無線基地局から送信されたBCCHからトラフィック情報(アーラン)を取得する。
制御部22は、取得したトラフィック情報で示されるトラフィック(アーラン)が閾値A以下である無線基地局の個数が所定値N1個以上である場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する。このようにしたのは、トラフィックが少ない無線基地局が多数ある場合には、自装置が送信を停止しても、無線端末は、それらのトラフィックが少ない無線基地局と通信が可能であるからである。
制御部22は、送信部10およびトラフィック情報報知部18が送信処理を停止した後、取得したトラフィック情報で示されるトラフィック(アーラン)が閾値A以下である無線基地局の個数が所定値N1個以上でない場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する。
(動作)
図3は、本発明の第1の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。
まず、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS101)。
次に、制御部22は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である無線基地局の個数が所定値N1個以上である場合には(ステップS102でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する(ステップS103)。
送信処理が停止した後、さらに、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS104)。
次に、制御部22は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である無線基地局の個数が所定値N1個以上である場合には(ステップS105でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18による送信処理を停止させたままとし、ステップS104に戻る。
次に、制御部22は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である無線基地局の個数が所定値N1個以上でない場合には(ステップS105でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS106)。
以上のように、本実施の形態によれば、トラフィックが少ない無線基地局が多数ある場合には、自装置の送信処理を停止するので、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することができる。
[第2の実施形態]
本実施の形態は、他の無線基地局でのトラフィックと、他の無線基地局からの信号の受信電界強度に基づいて、自装置の機能を停止する無線基地局に関する。
(無線基地局の構成)
図4は、本発明の第2の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図4を参照して、この無線基地局が、図2の第1の実施形態の無線基地局と相違する点は以下である。
この無線基地局は第1の実施形態の無線基地局には含まれない受信電界強度測定部14を備える。さらに、この無線基地局の制御部42の機能が第1の実施形態の無線基地局の制御部22と相違する。
受信電界強度測定部14は、受信部8で受信した他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する。
制御部42は、トラフィック情報で示されるトラフィック(アーラン)が閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の無線基地局の個数が所定値N2個以上である場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する。このようにしたのは、トラフィックが少なく、かつ受信電界強度が高い無線基地局が多数ある場合には、自装置が送信を停止しても、無線端末は、それらのトラフィックが少なく、かつ受信電界強度が高い無線基地局と通信が可能であるからである。受信電界強度が高いことを条件に加えることによって、他の無線基地局と近接していない場合には、送信を停止しないようにできるので、無線端末が通信相手の無線基地局を見つけらないという状況を回避できる。
制御部42は、送信部10およびトラフィック情報報知部18が送信処理を停止した後、トラフィック情報で示されるトラフィック(アーラン)が閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の無線基地局の個数が所定値N2個以上でない場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する。
(動作)
図5は、本発明の第2の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。
まず、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS201)。
次に、受信電界強度測定部14は、他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する(ステップS202)。
次に、制御部42は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の無線基地局の個数が所定値N2個以上である場合には(ステップS203でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する(ステップS204)。
送信処理が停止した後、さらに、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS205)。
さらに、受信電界強度測定部14は、他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する(ステップS206)。
次に、制御部42は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の無線基地局の個数が所定値N2個以上である場合には(ステップS207でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18による送信処理を停止させたままとし、ステップS205に戻る。
次に、制御部42は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の無線基地局の個数が所定値N2個以上でない場合には(ステップS207でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS208)。
以上のように、本実施の形態によれば、トラフィックが少なく、受信電界強度が高い無線基地局が多数ある場合には、自装置の送信を停止するので、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することができる。
[第2の実施形態の変形例]
(動作)
図6は、本発明の第2の実施形態の変形例の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。
まず、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS301)。
次に、受信電界強度測定部14は、他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する(ステップS302)。
次に、制御部42は、受信電界強度が閾値B以上である条件を満たす無線基地局の個数が所定値N3個以上である場合において(ステップS303でYES)、この条件を満たすすべての無線基地局について、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である場合には(ステップS304でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する(ステップS305)。
送信処理が停止した後、さらに、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS306)。
さらに、受信電界強度測定部14は、他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する(ステップS307)。
次に、制御部42は、受信電界強度が閾値B以上である条件を満たす無線基地局の個数が所定値N3個以上でない場合には(ステップS308でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS310)。
また、制御部42は、受信電界強度が閾値B以上である条件を満たす無線基地局の個数が所定値N3個以上である場合において(ステップS308でYES)、この条件を満たすすべての無線基地局のトラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下でない場合には(ステップS309でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する(ステップS310)。
以上のように、この変形例においても、第2の実施形態と同様に、トラフィックが少なく、受信電界強度が高い無線基地局が多数ある場合には、自装置の送信を停止するので、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することができる。
[第3の実施形態]
本実施の形態は、他の無線基地局でのトラフィックと、他の無線基地局からの信号の受信応答ベクトルの相関値に基づいて、自装置の機能を停止する無線基地局に関する。
(無線基地局の構成)
図7は、本発明の第3の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図7を参照して、この無線基地局が、図2の第1の実施形態の無線基地局と相違する点は以下である。
この無線基地局は第1の実施形態の無線基地局には含まれない受信応答ベクトル算出部16と、相関値算出部20とを備える。さらに、この無線基地局の制御部62の機能が第1の実施形態の無線基地局の制御部22と相違する。
受信応答ベクトル取得部は、受信部8で受信した他の無線基地局からの信号の受信応答ベクトルを算出する。
ここでは、受信部8が、無線基地局#1、無線基地局#2、無線基地局#3の3つの無線基地局からの信号を受信したものとして、これらの無線基地局からの信号の受信応答ベクトルの算出方法について説明する。
無線基地局#1の受信応答ベクトルH1、無線基地局#2の受信応答ベクトH2、無線基地局#3の受信応答ベクトH3は、下記の式で表わされる。
H1=[h11,h21,h31,h41]
H2=[h12,h22,h32,h42]
H3=[h13,h23,h33,h43]
一方、4本のアンテナ4〜7でそれぞれ受信された信号を、X1(t),X2(t),X3(t),X4(t)とし、無線基地局#1、無線基地局#2、無線基地局#3のそれぞれの受信信号をS1(t),S2(t),S3(t)とすると、それぞれのアンテナの受信信号は下記の式で表わされる。
X1(t)=h11・S1(t)+h12・S2(t)+h13・S3(t)+N1(t)
X2(t)=h21・S1(t)+h22・S2(t)+h23・S3(t)+N2(t)
X3(t)=h31・S1(t)+h32・S2(t)+h33・S3(t)+N3(t)
X4(t)=h41・S1(t)+h42・S2(t)+h43・S3(t)+N4(t)
ここで、N1(t),N2(t),N3(t),N4(t)は、ノイズ成分である。
たとえば、無線基地局#1からの受信信号の受信応答ベクトルは、4本のアンテナ4〜7の受信信号X1(t),X2(t),X3(t),X4(t)の各々と、一旦受信に成功してアダプティブアレイ処理により得られた無線基地局#1の受信信号を再変調した信号S1(t)の複素共役S1*(t)との積を一定時間平均することによって、すなわちアンサンブル平均Eを取ることによって、次式のように得られる。
E[X1(t)・S1*(t)]=E[h11・S1(t)・S1*(t)+h12・S2(t)・S1*(t)+h13・S3(t)・S1*(t)+N1(t)・S1*(t)]・・・(1)
E[X2(t)・S1*(t)]=E[h21・S1(t)・S1*(t)+h22・S2(t)・S1*(t)+h23・S3(t)・S1*(t)+N2(t)・S1*(t)]・・・(2)
E[X3(t)・S1*(t)]=E[h31・S1(t)・S1*(t)+h32・S2(t)・S1*(t)+h33・S3(t)・S1*(t)+N3(t)・S1*(t)]・・・(3)
E[X4(t)・S1*(t)]=E[h41・S1(t)・S1*(t)+h42・S2(t)・S1*(t)+h43・S3(t)・S1*(t)+N4(t)・S1*(t)]・・・(4)
ここで、受信信号S1(t)とその複素共役であるS1*(t)とのアンサンブル平均は、E[S1(t)・S1*(t)]=1となる。また、時系列にランダムなノイズ成分Nn(t)と受信信号S1(t)の複素共役であるS1*(t)とのアンサンブル平均は、E[Nn(t)・S1*(t)]=0となる。
したがって、上述の(1)〜(4)式はそれぞれ下記の(5)〜(8)式のように表わされる。
E[X1(t)・S1*(t)]=h11+h12・E[S2(t)・S1*(t)]+h13・E[S3(t)・S1*(t)]・・・(5)
E[X2(t)・S1*(t)]=h21+h22・E[S2(t)・S1*(t)]+h23・E[S3(t)・S1*(t)]・・・(6)
E[X3(t)・S1*(t)]=h31+h32・E[S2(t)・S1*(t)]+h23・E[S3(t)・S1*(t)]・・・(7)
E[X4(t)・S1*(t)]=h41+h42・E[S2(t)・S1*(t)]+h43・E[S3(t)・S1*(t)]・・・(8)
ここで、長期間の(多くのデータシンボル数にわたる)時間平均をとることによって、無線基地局#2の受信信号S2(t)と無線基地局#1の変調信号の複素共役S1*(t)とのアンサンブル平均E[S2(t)・S1*(t)]、および無線基地局#3の受信信号S3(t)と無線基地局#1の変調信号の複素共役S1*(t)とのアンサンブル平均E[S3(t)・S1*(t)]をゼロにすることができる。
これにより、無線基地局#1の受信応答ベクトルH1=[h11,h21,h31,h41]は、下記の(9)〜(12)式のように求められる。
h11=E[X1(t)・S1*(t)]・・・(9)
h21=E[X2(t)・S1*(t)]・・・(10)
h31=E[X3(t)・S1*(t)]・・・(11)
h41=E[X4(t)・S1*(t)]・・・(12)
同様にして、無線基地局#2の受信応答ベクトルH2=[h12,h22,h32,h42]は、下記の(13)〜(16)式のように求められる。
h12=E[X1(t)・S2*(t)]・・・(13)
h22=E[X2(t)・S2*(t)]・・・(14)
h32=E[X3(t)・S2*(t)]・・・(15)
h42=E[X4(t)・S2*(t)]・・・(16)
同様にして、無線基地局#3の受信応答ベクトルH3=[h13,h23,h33,h43]は、下記の(17)〜(20)式のように求められる。
h13=E[X1(t)・S3*(t)]・・・(17)
h23=E[X2(t)・S3*(t)]・・・(18)
h33=E[X3(t)・S3*(t)]・・・(19)
h43=E[X4(t)・S3*(t)]・・・(20)
ところで、PHSでは、無線基地局#1からの信号(BCCHを含む制御チャネル)を受信するタイミングと、無線基地局#2からの信号(BCCHを含む制御チャネル)を受信するタイミングと、無線基地局#3からの信号(BCCHを含む制御チャネル)を受信するタイミングとが相違する。
したがって、無線基地局#1からの信号を受信するタイミングをt1とし、無線基地局#2からの信号を受信するタイミングをt2とし、無線基地局#3からの信号を受信するタイミングをt3とすると、式(9)〜(12)では、tがt1のときのH1を計算し、式(13)〜(16)では、tがt2のときのH2を計算し、式(17)〜(20)では、tがt3のときのH3を計算すればよい。
相関値算出部20は、算出したすべての受信応答ベクトルから可能なすべてのペアを作成し、ペアの受信応答ベクトルどうしの相関値を算出する。相関値算出部20は、受信応答ベクトルH1、H2のペアから相関値Co12を算出する。相関値算出部20は、受信応答ベクトルH1、H3のペアから相関値Co13を算出する。相関値算出部20は、受信応答ベクトルH2、H3のペアから相関値Co23を算出する。
Co12=(H1・H2)/(|H1||H2|) ・・・(21)
Co13=(H1・H3)/(|H1||H3|) ・・・(22)
Co23=(H2・H3)/(|H2||H3|) ・・・(23)
制御部62は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N4個以上である場合において、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、閾値D以下となるペアの個数が所定値N5以上の場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する。このようにしたのは、トラフィックが少ない無線基地局からの信号の受信応答ベクトルの相関値が小さい場合には、自装置が送信を停止しても、無線端末は、それらのトラフィックが少ない無線基地局と通信が可能であるからである。受信応答ベクトルの相関値が小さいことを条件に加えることによって、他の無線基地局が特定の方向に集中しており、他の方向に他の無線基地局が存在しない場合には、送信を停止しないようにできるので、無線端末が通信相手の無線基地局を見つけらないという状況を回避できる。
制御部62は、送信部10およびトラフィック情報報知部18が送信処理を停止した後、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N4個以上でない場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する。
また、制御部62は、送信部10およびトラフィック情報報知部18が送信処理を停止した後、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N4個以上である場合においてこの条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、閾値D以下となるペアの個数が所定値N5以上でない場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する。
(動作)
図8は、本発明の第3の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。
まず、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS401)。
次に、受信応答ベクトル算出部16は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N4個以上である場合には(ステップS402でYES)、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルを算出する(ステップS403)。
次に、相関値算出部20は、算出したすべての受信応答ベクトルから可能なすべてのペアを作成し、ペアの受信応答ベクトルどうしの相関値を算出する。これにより複数のペアについて、ペアごとの相関値が得られる(ステップS404)。
制御部62は、相関値が閾値D以下となるペアの個数が所定値N5以上の場合には(ステップS405でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する(ステップS405)。
送信処理が停止した後、さらに、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS407)。
次に、受信応答ベクトル算出部16は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N4個以上である場合には(ステップS408でYES)、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルを算出する(ステップS409)。
一方、制御部62は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N4個以上でない場合には(ステップS408でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS412)。
次に、相関値算出部20は、算出したすべての受信応答ベクトルから可能なすべてのペアを作成し、ペアの受信応答ベクトルどうしの相関値を算出する。これにより複数のペアについて、ペアごとの相関値が得られる(ステップS410)。
制御部62は、相関値が閾値D以下となるペアの個数が所定値N5以上である場合には(ステップS411でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18による送信処理を停止させたままとし、ステップS407に戻る。所定値N5として、たとえば、すべてのベアの個数としてもよい。
次に、制御部62は、相関値が閾値D以下となるペアの個数が所定値N5以上でない場合には(ステップS411でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS412)。
以上のように、本実施の形態によれば、トラフィックが少ない無線基地局からの信号の受信応答ベクトルの相関値が小さい場合には、自装置の送信を停止するので、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することができる。
[第4の実施形態]
本実施の形態は、他の無線基地局でのトラフィックと、他の無線基地局からの信号の受信電界強度と、他の無線基地局からの信号の受信応答ベクトルに基づいて、自装置の機能を停止する無線基地局に関する。
(無線基地局の構成)
図9は、本発明の第4の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図9を参照して、この無線基地局が、図2の第1の実施形態の無線基地局と相違する点は以下である。
この無線基地局は第1の実施形態の無線基地局には含まれない受信電界強度測定部14と、受信応答ベクトル算出部16と、相関値算出部20とを備える。さらに、この無線基地局の制御部82の機能が第1の実施形態の無線基地局の制御部22と相違する。
受信電界強度測定部14は、第2の実施形態で説明したものと同様である。
受信応答ベクトル算出部16は、第3の実施形態で説明したものと同様である。
相関値算出部20は、第3の実施形態で説明したものと同様である。
制御部82は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の条件を満足する無線基地局の個数が所定値N6個以上である場合において、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、閾値D以下となるペアの個数が所定値N7個以上の場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する。このようにしたのは、トラフィックが少なくかつ受信電界強度が高い無線基地局からの信号の受信応答ベクトルの相関値が小さい場合には、自装置が送信を停止しても、無線端末は、それらのトラフィックが少なくかつ受信電界強度が高い無線基地局と通信が可能であるからである。受信応答ベクトルの相関値が小さいことを条件に加えることによって、他の無線基地局が特定の方向に集中しており、他の方向に他の無線基地局が存在しない場合には、送信を停止しないようにできるので、無線端末が通信相手の無線基地局を見つけらないという状況を回避できる。
制御部82は、送信部10およびトラフィック情報報知部18が送信処理を停止した後、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上の条件を満足する無線基地局の個数が所定値N6個以上でない場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する。
また、制御部82は、送信部10およびトラフィック情報報知部18が送信処理を停止した後、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下であり、かつ受信電界強度が閾値B以上である条件を満足する無線基地局の個数が所定値N6個以上である場合において、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、閾値D以下となるペアの個数が所定値N7個以上でない場合には、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する。
(動作)
図10は、本発明の第4の実施形態の無線基地局の制御手順を表わすフローチャートである。
まず、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS501)。
次に、受信電界強度測定部14は、他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する(ステップS502)。
次に、受信応答ベクトル算出部16は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下で、かつ受信電界強度が閾値B以上の条件を満足する無線基地局の個数が所定値N6個以上である場合には(ステップS503でYES)、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルを算出する(ステップS504)。
次に、相関値算出部20は、算出したすべての受信応答ベクトルから可能なすべてのペアを作成し、ペアの受信応答ベクトルどうしの相関値を算出する。これにより複数のペアについて、ペアごとの相関値が得られる(ステップS505)。
制御部82は、相関値が閾値D以下となるペアの個数が所定値N7以上の場合には(ステップS506でYES)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を停止するように指示する(ステップS507)。
送信処理が停止した後、さらに、トラフィック情報取得部12は、他の複数の無線基地局から送信されるトラフィック情報を取得する(ステップS508)。
次に、受信電界強度測定部14は、他の複数の無線基地局から送信される信号の受信電界強度を測定する(ステップS509)。
次に、制御部82は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下で、かつ受信電界強度が閾値B以上の条件を満足する無線基地局の個数が所定値N6個以上でない場合には(ステップS510でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS514)。
一方、受信応答ベクトル算出部16は、トラフィック情報で示されるトラフィックが閾値A以下で、かつ受信電界強度が閾値B以上の条件を満足する無線基地局の個数が所定値N6個以上である場合には(ステップS510でYES)、この条件を満足する全ての無線基地局の受信応答ベクトルを算出する(ステップS511)。
次に、相関値算出部20は、算出したすべての受信応答ベクトルから可能なすべてのペアを作成し、ペアの受信応答ベクトルどうしの相関値を算出する。これにより複数のペアについて、ペアごとの相関値が得られる(ステップS512)。
制御部82は、相関値が閾値D以下となるペアの個数が所定値N7以上でない場合には(ステップS513でNO)、送信部10およびトラフィック情報報知部18に対して送信処理を再開するように指示する(ステップS514)。
以上のように、本実施の形態によれば、トラフィックが少なく、受信電界強度が高い無線基地局からの信号の受信応答ベクトルの相関値が小さい場合には、自装置の送信を停止するので、制御局、および基地局の設置状況を管理するデータベースを設けることなく、電力消費を低減することができる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば以下のような変形例も含まれる。
(1) 到来方向
他の無線基地局からの信号の到来方向を推定し、到来方向が分散している場合に、自装置の送信処理を停止させることとしてもよい。
(2) 閾値
本発明の実施形態では、送信処理を停止させるときの閾値および所定個数を、送信処理を再開させるときの閾値および所定個数と同じ値にしたが、これに限定されるものではなく、別個の値としてもよい。
(3) 停止機能
本発明の実施形態では、電力を低減させるために、送信部およびトラフィック情報報知部による送信処理を停止させたが、これに限定するものではない。送信部およびトラフィック情報報知部の一部の機能を停止させることとしてもよい。また、一定時間だけ、電源をオフにして、すべての機能を停止させることとしてもよい。
(4) 受信応答ベクトルの算出する時刻
本実施の形態では、PHSの無線基地局を前提としたので、無線基地局#1からの信号(BCCHを含む制御チャネル)を受信するタイミングと、無線基地局#2からの信号(BCCHを含む制御チャネル)を受信するタイミングと、無線基地局#3からの信号(BCCHを含む制御チャネル)を受信するタイミングとが相違したが、CDMAの無線基地局では、無線基地局#1からの信号を受信するタイミングと、無線基地局#2からの信号を受信するタイミングと、無線基地局#3からの信号を受信するタイミングとが同一であっても、拡散符号により分離することができる。
したがって、CDMAの無線基地局の場合には、式(9)〜(20)の計算は、同一の時刻t1を用いることができる。すなわち、式(9)〜(12)では、tがt1のときのH1を計算し、式(13)〜(16)では、tがt1のときのH2を計算し、式(17)〜(20)では、tがt1のときのH3を計算してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4〜7 アンテナ、8 受信部、10 送信部、12 トラフィック情報取得部、14 受信電界強度測定部、16 受信応答ベクトル算出部、19 トラフィック情報報知部、20 相関値算出部、22,42,62,82 制御部、A〜D 無線基地局。

Claims (10)

  1. 自装置のトラフィックを表わす情報を報知する報知部と、
    他の基地局装置より報知される前記他の基地局装置のトラフィックを表わす情報を受信する受信部と、
    前記他の基地局装置から報知される前記他の基地局装置のトラフィックを表わす情報に基づき、自装置の一部の機能を停止する制御部とを備えた基地局装置。
  2. 前記制御部は、前記トラフィックが閾値以下であるような他の基地局装置の個数が所定値以上ある場合に、自装置の一部の機能を停止する、請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記基地局装置は、さらに、
    他の基地局装置から送信されてくる信号の受信電界強度を測定する測定部を備え、
    前記制御部は、さらに、前記トラフィックと前記受信電界強度に基づき、自装置の一部の機能を停止する、請求項1記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、前記受信電界強度が第1の閾値以上で、かつ前記トラフィックが第2の閾値以下であるような他の基地局装置の個数が所定値以上ある場合に、自装置の一部の機能を停止する、請求項3記載の基地局装置。
  5. 前記基地局装置は、さらに、
    他の基地局装置から送信されてくる信号の受信応答ベクトルを算出する受信応答ベクトル算出部と、
    複数の他の基地局装置からの信号の受信応答ベクトルの2つのペアについての相関値を算出する相関値算出部とを備え、
    前記制御部は、さらに、前記トラフィックと前記相関値に基づき、自装置の一部の機能を停止する、請求項1記載の基地局装置。
  6. 前記制御部は、前記トラフィックが第1の閾値以下である条件を満足する基地局装置の個数が第1の所定値以上である場合において、前記条件を満足する全ての基地局装置の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、第2の閾値以下となるペアの個数が第2の所定値以上の場合には、自装置の一部の機能を停止する、請求項5記載の基地局装置。
  7. 前記基地局装置は、さらに、
    他の基地局装置から送信されてくる信号の受信電界強度を測定する測定部を備え、
    他の基地局装置から送信されてくる信号の受信応答ベクトルを算出する受信応答ベクトル算出部と、
    複数の他の基地局装置からの信号の受信応答ベクトルの2つのペアについての相関値を算出する相関値算出部とを備え、
    前記制御部は、さらに、前記トラフィックと前記受信電界強度と前記相関値に基づき、自装置の一部の機能を停止する、請求項1記載の基地局装置。
  8. 前記制御部は、前記トラフィックが第1の閾値以下であり、かつ前記受信電界強度が第2の閾値以上の条件を満足する基地局装置の個数が第1の所定値以上である場合において、前記条件を満足する全ての基地局装置の受信応答ベクトルから作成された可能なすべてのペアを相関値のうち、第3の閾値以下となるペアの個数が第2の所定値以上の場合には、、自装置の一部の機能を停止する、請求項7記載の基地局装置。
  9. 前記制御部は、前記自装置の一部の機能の停止として、自装置の送信処理を停止させる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の基地局装置。
  10. 基地局装置の制御方法であって、
    自装置のトラフィックを表わす情報を報知するステップと、
    他の基地局装置より報知される前記他の基地局装置のトラフィックを表わす情報を受信するステップと、
    前記他の基地局装置から報知される前記他の基地局装置のトラフィックを表わす情報に基づき、自装置の一部の機能を停止するステップとを備えた基地局装置の制御方法。
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