JP2011196631A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブ及びフィンを交互に並べて構成されたコアとエンドプレートとを備えた熱交換器において、ろう付け時にチューブ及びフィンの結束力を十分に確保できるようにすることにより、不良品の発生を抑制する。
【解決手段】熱交換器1は、熱交換媒体が流通するチューブ35及び伝熱用のフィン36を交互に並べて構成されたコア30と、コア30におけるチューブ35及びフィン36の並び方向外端部に設けられたエンドプレート31とを備えている。チューブ35及びフィン36が互いにろう付けされている。エンドプレート31には、ろう付け時にチューブ35、フィン36及びエンドプレート31を結束するための結束部材Wが係合する切り欠き部51aと、切り欠き部51aの変形を抑制するための補強部55とが設けられている。
【選択図】図10

Description

本発明は、チューブ及びフィンを交互に並べて構成されたコアの外端部にエンドプレートが設けられた熱交換器に関するものである。
従来から、チューブ及びフィンを交互に並べて構成されたコアと、コアの外端部に設けられたエンドプレートとを備えた熱交換器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような構造の熱交換器を製造する場合には、一般に、各部材をろう付けして一体化することが行われている。すなわち、製造現場においては、まず、チューブ及びフィンを交互に並べるとともに、その外端部にエンドプレートを配置する。その後、ワイヤ等の結束部材をエンドプレートにかけて係合させ、結束部材を締めていくことにより、エンドプレートによりチューブ及びフィンを並び方向に圧縮し、これら部材を結束する。チューブ及びフィンを結束した状態で加熱炉内でろう材の溶融温度まで加熱した後、冷却することによって各部のろう付けが行われる。
特開2009−139011号公報
特許文献1のような熱交換器の製造時に、チューブ及びフィンを並べた状態で加熱すると、各部材の表面に設けられているろう材が溶融してろう材層の厚さ分、コアがチューブ及びフィンの並び方向に縮むので、この縮み代を考慮してコアを予め圧縮しておかなければならない。コアに適正な圧縮力がかからないと、チューブ及びフィン間のろう付け不良や、チューブ本体のろう付け不良を引き起こすことになる。
ところが、結束部材はコアの外端部のエンドプレートに係合させなければならないので、エンドプレートには結束部材による結束力が直接的に作用することになる。このため、結束力を強めると、エンドプレートの変形を招く虞れがある。エンドプレートが変形すると結束力が弱まり、所望の結束力が得られずに不良品の発生原因となることがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チューブ及びフィンを交互に並べて構成されたコアとエンドプレートとを備えた熱交換器において、ろう付け時にチューブ及びフィンの結束力を十分に確保できるようにすることにより、不良品の発生を抑制することにある。
本発明では、上記目的を達成するために、エンドプレートにおける結束部材の係合部を補強し、係合部の変形を抑制するようにした。
第1の発明は、熱交換媒体が流通するチューブ及び伝熱用のフィンを交互に並べて構成されたコアと、上記コアにおけるチューブ及びフィンの並び方向外端部に設けられたエンドプレートとを備え、上記チューブ及び上記フィンが互いにろう付けされた熱交換器において、上記エンドプレートには、ろう付け時に上記チューブ、上記フィン及び上記エンドプレートを結束するための結束部材が係合する係合部と、該係合部の変形を抑制するための補強部とが設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、製造時に、チューブ及びフィンを交互に並べ、エンドプレートをその外端部に配置し、エンドプレートの係合部に結束部材を係合させて結束力を作用させた際、その結束力を強めてもエンドプレートの係合部の変形が補強部により抑制される。これにより、ろう付け時に結束部材による結束力が弱まることはなく、結束力が十分に確保されるので、各部材の位置ずれが抑制される。
第2の発明は、第1の発明において、エンドプレートは、コアの外端部に沿って延びる本体板部と、該本体板部の縁部からチューブ及びフィンの並び方向外方へ突出するように延びる側板部とを備え、上記側板部には、熱交換器が収容されるケースの一部に接触して該ケースとの間をシールするためのシール材が設けられ、係合部は、上記側板部の突出方向先端側に設けられていることを特徴とするものである。
すなわち、例えば、車両用空調装置では、熱交換器がケースに収容され、ケース内を流れる空気と熱交換させるようにする場合がある。この場合に、熱交換器のエンドプレートの側板部に設けたシール材により熱交換器とケースとの間をシールすることが可能になる。
一方、熱交換器の製造時には結束部材が側板部の係合部に係合することになるが、補強部によって側板部の変形が抑制されているので、その側板部に設けられるシール材を適正位置及び適正圧縮量にすることが可能になり、シール材によるシール性が確保される。
また、この構成においては、側板部の突出寸法を長くすれば、シール材を設ける領域を広げることが可能になるので、シール材がコアの空気通過面を覆わないように該シール材を配置することができ、熱交換効率の低下が回避される。また、側板部の突出寸法を長くすればするほど、結束力が作用した際に側壁部が変形しやすくなるが、側板部の変形は補強部によって抑制されるので、シール材を設ける領域を広げるために側板部の突出寸法を長くしても、シール材を適正位置及び適正圧縮量にすることが可能である。
第3の発明は、第2の発明において、補強部は、本体板部と側板部とを繋ぐように形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、側板部が倒れるように変形しようとするのを効果的に抑制することが可能になる。
第4の発明は、第3の発明において、補強部は、本体板部及び側板部と一体にプレス成形されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、本体板部及び側板部の成形過程で補強部が一緒に成形され、本体板部及び側板部と補強部とが一体成形されることになる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、係合部は、エンドプレートの一部を切り欠くことによって形成された切り欠き部で構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、結束部材を切り欠き部に嵌めるようにして係合させることが可能になるので、結束部材のエンドプレートに対する位置ずれが抑制される。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、補強部は、係合部に対応するように位置付けられ、該係合部の目印を構成していることを特徴とするものである。
この構成によれば、結束部材を係合部に係合させる際に、補強部が目印となるので、係合させやすくなる。
第1の発明によれば、エンドプレートに、チューブ、フィン及びエンドプレートを結束するための結束部材が係合する係合部と、係合部の変形を抑制するための補強部とを設けたので、各部材の結束力を十分に確保してコアに適正な圧縮力をかけて保持でき、不良品の発生を抑制できる。
第2の発明によれば、エンドプレートの側板部に、熱交換器が収容されるケースとの間をシールするためのシール材を設ける場合に、側板部の変形が補強部により抑制されるので、シール材によるシール性を狙い通りに確保できる。
また、側板部の突出方向の寸法を長くしてシール材がコアの空気通過面を覆わないようにする場合においても、シール材によるシール性を狙い通りに確保できる。
第3の発明によれば、本体板部と側板部とを繋ぐように補強部を形成したので、側板部の倒れ変形を効果的に抑制でき、シール材のケースに対する位置を適正位置にできると共に、シール材の圧縮量を適正にすることができる。
第4の発明によれば、補強部を本体板部及び側板部と一体にプレス成形したことで、補強部を別途成形せずに済み、補強部を有するエンドプレートの低コスト化を図ることができる。さらに、補強部が本体板部及び側板部と一体成形されることになるため、補強部による補強効果をより一層高めることができる。
第5の発明によれば、エンドプレートの係合部を切り欠き部で構成したので、結束部材のエンドプレートに対する位置ずれを抑制できる。これにより、所望の結束状態を得ることができ、コアの歪み等の発生を回避できる。
第6の発明によれば、補強部を係合部の目印とできるので、結束部材を係合部に係合させる際の作業性を良好にすることができる。
実施形態にかかる熱交換器を外部空気の流れ方向下流側から見た図である。 熱交換器が組み付けられた車両用空調装置の側面図である。 車両用空調装置の内部構造を説明する図である。 熱交換器の側面図である。 図1におけるV−V線断面図である。 第1エンドプレートの側面図である。 第1エンドプレートの平面図である。 (a)は図7におけるA−A線端面図であり、(b)は図7におけるB−B線端面図である。 チューブ及びフィンを結束ワイヤで結束した状態の図1相当図である。 チューブ及びフィンを結束ワイヤで結束した状態の図5相当図である。 チューブ及びフィンを結束ワイヤで結束した状態の熱交換器の部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる熱交換器1を示すものである。この熱交換器1は、車両用空調装置A(図2及び図3に示す)の加熱用熱交換器を構成するものである。車両用空調装置Aは、熱交換器1を収容するケース10を備えている。このケース10は、車両左右方向に分割された2つの部材を組み合わせてなる。図3に示すように、ケース10には、熱交換器1の他に、冷却用熱交換器11、温度調節ダンパ12、デフロスタダンパ13、ベントダンパ14、ヒートダンパ15、送風ファン16が収容されている。また、図2に示すように、ケース10の外部には、内外気切替ボックス20が設けられている。
ケース10の内部には、送風ファン16から送られた空気が流れる空気通路Rが形成されている。空気通路Rの上流側には、冷却用熱交換器11が配設される冷風生成通路R1が設けられている。冷風生成通路R1の下流側は、2つに分岐しており、一方は、本発明の熱交換器1が配設される温風生成通路R3に接続され、他方はエアミックス通路R4に接続されている。温風生成通路R3の下流側はエアミック通路R4に接続されている。エアミックス通路R4の上流端は、デフロスタ通路R5、ベント通路R6及びヒート通路R7に接続されている。
温度調節ダンパ12は、エアミックス通路R4近傍に配設されており、冷風生成通路R1と温風生成通路R3との開度を変更して、エアミックス通路R4に流入する冷風量と温風量とを変更するように構成されている。
デフロスタダンパ13は、デフロスタ通路R5近傍に配設されている。また、ベントダンパ14は、ベント通路R6近傍に配設されている。さらに、ヒートダンパ15は、ヒート通路R7近傍に配設されている。デフロスタダンパ13、ベントダンパ14及びヒートダンパ15により、調和空気の吹出方向が切り替えられるようになっている。
図2に示すように、ケース10の側壁部には、熱交換器1をケース10内部の温風生成通路R3に挿入するための挿入孔10aが形成されている。挿入孔10aは、熱交換器1の形状に対応して車両前後方向に長い略矩形状とされている。
上記冷却用熱交換器11は、冷凍回路の蒸発器を構成している。冷却用熱交換器11には、該冷却用熱交換器11に冷媒を供給するための供給用クーラ配管C1と、冷却用熱交換器11から冷媒を排出するための排出用クーラ配管C2とが接続されている。これらクーラ配管C1,C2の先端側(車両前側)は、ケース10に設けられたブラケット17に支持されている。
熱交換器1は、車両のエンジンを冷却するエンジン冷却水(熱交換媒体)が循環するように構成されたヒータコアである。熱交換器1には、該熱交換器1にエンジン冷却水を供給するための供給用ヒータ配管H1と、熱交換器1からエンジン冷却水を排出するための排出用ヒータ配管H2とが接続されている。これらヒータ配管H1,H2の先端側もブラケット17に支持されている。
図1及び図2に示すように、熱交換器1は、コア30と、第1及び第2エンドプレート31,32と、熱交換器1を循環したエンジン冷却水を排出する側の排出側ヘッダタンク33と、エンジン冷却水を供給する側の供給側ヘッダタンク34とを備えている。
コア30は、エンジン冷却水が流通するチューブ35及び伝熱用のフィン36を外部空気の流れ方向に交差する方向に交互に並べて構成されている。チューブ35は、アルミニウム合金を成形してなり、外部空気の流れ方向に長い断面形状を有する、いわゆる偏平チューブである。
フィン36は、外部空気の流れ方向に沿って見たときに、チューブ35の延びる方向に連続する波形のコルゲートフィンである。フィン36には、図5に示すように、ルーバー36aが切り起こされて形成されている。このフィン36もアルミニウム合金製である。チューブ35又はフィン36の少なくとも一方は、表面にろう材が層状に設けられたクラッド材で構成されており、このろう材によってチューブ35の外面とフィン36とがろう付けされている。
図1に示すように、コア30のチューブ35及びフィン36の並び方向両外端部には、フィン36がそれぞれ位置している。従って、コア30の両外端部では、外部空気が通過するようになっている。コア30の正面(外部空気の流れ方向上流側の面)のうち、外部空気が通過する部分が空気通過面を構成している。
排出側ヘッダタンク33は、チューブ35及びフィン36の並び方向に延びる筒状に形成されている。排出側ヘッダタンク33は、コア30側のヘッダプレート33aと、反コア30側のタンクプレート33bと、第1キャップ33c及び第2キャップ33dとを組み合わせて構成されている。
ヘッダプレート33aは、反コア30側に開放する略コ字状断面を有するように成形されている。ヘッダプレート33aには、チューブ35の間隔に対応してチューブ35の端部が挿入されるチューブ挿入孔(図示せず)が形成されている。チューブ35の端部は、ヘッダプレート33aのチューブ挿入孔に挿入された状態で、該チューブ挿入孔の周縁部にろう付けされている。
タンクプレート33bは、コア30側に開放する略コ字状断面を有するように成形されている。ヘッダプレート33a及びタンクプレート33bは、アルミニウム合金製の板材の表面にろう材が設けられたクラッド材で構成されている。タンクプレート33bは、ヘッダプレート33aの内側に嵌められた状態で両者の接触部分がろう付けされている。
第1キャップ33cは、排出側ヘッダタンク33の長手方向一端部に設けられ、ヘッダプレート33a及びタンクプレート33bにろう付けされている。また、第2キャップ33dは、排出側ヘッダタンク33の長手方向他端部に設けられ、第1キャップ33cと同様にろう付けされている。第2キャップ33dには、排出用ヒータ配管H2を接続するための排出用接続管41が設けられている。この排出用接続管41は第2キャップ33dを貫通してヘッダタンク33内部に連通している。排出用接続管41は第2キャップ33dにろう付けされている。
供給側ヘッダタンク34も、排出側ヘッダタンク33と同様に、ヘッダプレート34aと、タンクプレート34bと、第1キャップ34c及び第2キャップ34dとを組み合わせて構成されている。第2キャップ34dには、供給用ヒータ配管H1を接続するための供給用接続管40が設けられている。この供給用接続管40は第2キャップ34dを貫通してヘッダタンク34内部に連通している。供給側ヘッダタンク34の各部材も互いにろう付けされている。
第1エンドプレート31は、コア30において供給用接続管40及び排出用接続管41側(図1における右側)に設けられている。第2エンドプレート32は、コア30において第1エンドプレート32と反対側(図1における左側)に設けられている。第1及び第2エンドプレート31,32は、互いに同じものなので、第1エンドプレート31の構造について詳細に説明する。
第1エンドプレート31は、コア30のチューブ35及びフィン36の並び方向外端部に位置して、外端部のフィン36を保護するためのものであり、アルミニウム合金製の板材をプレス成形してなる。
図6〜図8に示すように、第1エンドプレート31は、コア30の外端部のフィン36に接合される本体板部50と、風上側板部51と、風下側板部52とを備えている。本体板部50は、チューブ35と略平行に、外端部のフィン36に沿って延び、略矩形状に形成されている。風上側板部51は、本体板部50における外部空気流れ方向上流側の縁部からコア30の外方へ突出するように延びている。風下側板部52は、本体板部50における外部空気流れ方向下流側の縁部からコア30の外方へ突出するように延びている。図8(a)に示すように、風上側板部51及び風下側板部52と、本体板部50とのなす角度は、略直角である。
本体板部50の本体部分の長手方向(コア30のチューブ35及びフィン36並び方向)の寸法は、ヘッダタンク33,34間の寸法よりも若干短めに設定されている。本体板部50の幅方向(コア30の外部空気流れ方向)の寸法は、コア30の同方向の寸法と略同じに設定されている。従って、コア30の外端部のフィン36は、図4に示すように側面から見たときに略全体が本体板部50によって覆われることになる。
図6及び図7に示すように、本体板部50の長手方向両端部には、供給側ヘッダタンク34及び排出側ヘッダタンク33にそれぞれ挿入される挿入板部53f,53fが設けられている。挿入板部53f,53fは、供給側ヘッダタンク34及び排出側ヘッダタンク33の周壁部に形成されたスリット(図示せず)に挿入された状態で、スリットの周縁部にろう付けされている。
図8に示すように、本体板部50の幅方向中央部には、コア30の外方へ向けて膨出し、かつ、本体板部50の長手方向両端近傍に亘って延びる膨出部53が形成されている。膨出部53の両側壁部53a,53aは、本体板部50の長手方向に延びるとともに、膨出方向先端に近づくほど互いに接近するように傾斜している。また、膨出部53の先端面部53bは、略平坦に形成されている。この膨出部53はリブとして機能することになり、本体板部50の剛性向上に寄与する。また、膨出部53は、フィン36から浮いていて該フィン36に接合されない部分である。
図7に示すように、風上側板部51は、本体板部50の長手方向両端に亘って連続している。風上側板部51の本体板部50からの突出寸法は、膨出部53の膨出寸法と略同じに設定されている。風下側板部52も風上側板部51と同様に形成されている。
図6に示すように、風下側板部52の長手方向中央部には、風下側板部52の突出方向先端側を切り欠いてなる風下側切り欠き部52aが形成されている。風下側切り欠き部52aは、後述する熱交換器1の製造時にチューブ35、フィン36、第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32を結束するための結束ワイヤW(図9〜図11に示す)が係合する係合部を構成している。
風下側切り欠き部52aは、風下側板部52の突出方向先端側に開放し、風下側板部52の先端側に近づくほど幅が広くなる略V字状とされている。風下側切り欠き部52aの開放側の幅は、結束ワイヤWの径よりも広めに設定されており、結束ワイヤWを風下側切り欠き部52a内に入れやすくなっている。
風下側切り欠き部52aの幅は、風下側板部52の突出方向基端に近づくほど狭くなっており、従って、風下側切り欠き部52aの両縁部は、風下側板部52の突出方向基端側へ行くほど互いに接近するように傾斜して延びている。これにより、結束ワイヤWを係合させる際には、結束ワイヤWが風下側切り欠き部52aの縁部に接触しながら、風下側切り欠き部52aの底部まで導かれることになる。また、結束ワイヤWは風下側切り欠き部52aの底部において位置決めされることになる。さらに、風下側切り欠き部52aの深さ寸法は、結束ワイヤWの径よりも長く設定されている。尚、風下側切り欠き部52aの深さ寸法は、結束ワイヤWの径と略同じに設定してもよい。
図7に示すように、風上側板部51には、風下側切り欠き部52aと同様な風上側切り欠き部51aが、風下側切り欠き部52aの形成部分に対向する部分に形成されている。
第1エンドプレート31には、風上側補強部55と風下側補強部56とが形成されている。風下側補強部56は、風下側板部52の変形を抑制するためのものである。風下側補強部56は、本体板部50と、風上側板部51及び風下側板部52とをプレス成形する際に同時に一体に成形されたものである。
具体的には、風下側補強部56は、風下側板部52と、本体板部50との境界部分をコア30から離れる方向に押し込むようにして成形された凹形状とされ、風下側板部52の突出方向基端側と、本体板部50の膨出部53よりも風下側とを繋ぐように延びる連結壁部56a,56aを有している。このように風下側補強部56を凹形状に成形したことで、風下側補強部56は全体として一種のリブのように機能することになる。また、風下側板部52と本体板部50とを連結壁部56a,56aで繋ぐことができるので、特に風下側板部52の倒れ変形が起こりにくくなる。
風下側補強部56は、風下側切り欠き部52aの形成部分に対応するように、エンドプレート31の長手方向中央部に形成されている。これにより、風下側切り欠き部52aに結束ワイヤWによる結束力が作用した際に、風下側切り欠き部52aの変形が抑制されることになる。
風上側補強部55は風下側補強部56と同様に構成されていて、風上側板部51の倒れ変形及び風上側切り欠き部51aの変形を抑制するためのものであり、連結壁部55a,55aを有している。
また、図1に示すように、熱交換器1には、シール材60が設けられている。シール材60は、弾性変形可能な発泡材を帯状に成形してなり、図5にも示すように、第1エンドプレート31の風上及び風下側板部51,52の外面、及びヘッダタンク33,34の第2キャップ33d,34dの外周部に連続して環状に貼り付けられている。このシール材60は、熱交換器1がケース10に収容された状態でケース10の挿入孔10aの周縁部に略全周に亘って圧縮された状態で接し、熱交換器1と挿入孔10a周縁部との間をシールするようになっている。
シール材60は、第1エンドプレート31からコア30の空気通過面側に張り出さないように位置付けられている。また、シール材60の幅は、第1エンドプレート31の風上及び風下側板部51,52の突出寸法と略同じに設定されており、十分なシール性が確保されるようになっている。
次に、上記のように構成された熱交換器1の製造要領について説明する。まず、図9に示すように、チューブ35及びフィン36を決められた数だけ交互に並べ、並び方向の両外端部に第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32を配置する。そして、結束ワイヤWを用いてチューブ35、フィン36、第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32を結束する。結束ワイヤWは、例えば鋼線等である。結束する場合には、結束ワイヤWを、第1エンドプレート31側から第2エンドプレート32側にかける。図10及び図11に示すように、結束ワイヤWは、第1エンドプレート31の切り欠き部51a,52a及び第2エンドプレート32の切り欠き部(図示せず)に嵌めて該切り欠き部51a,25aに係合させる。結束部材Wを係合させる際、風上側及び風上側補強部55,56は、切り欠き部51a,52aに対応する部分に形成されていて、第1エンドプレート31の外部から視認可能な凹形状であるため、結束ワイヤWを係合させる際の目印となり、作業性は良好である。
結束ワイヤWを係合させた後、結束ワイヤWの両端部を結び、結束力を作用させる。
このとき結束ワイヤWによる結束力は第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32の切り欠き部51a,52aに直接的に作用することになる。結束ワイヤWは、チューブ35、フィン36、第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32を結束しているので、風上及び風下側板部51,52は、内側へ倒れる方向の力を受ける。このとき、第1エンドプレート31には風上及び風下補強部55,56が設けられているので、風上及び風下側板部51,52の倒れ変形が抑制されるとともに、切り欠き部51a,52aの変形が抑制される。第2エンドプレート32も同様である。これにより、強い結束力が得られる。
一方、排出側ヘッダタンク33及び供給側ヘッダタンク34を組み立てておく。
そして、コア30のチューブ35の両端部を、排出側ヘッダタンク33及び供給側ヘッダタンク34のチューブ挿入孔に挿入する。また、第1及び第2エンドプレート31,32の端部の挿入板部53f,53fを排出側ヘッダタンク33及び供給側ヘッダタンク34に挿入する。
しかる後、コア30、第1及び第2エンドプレート31,32、排出側ヘッダタンク33及び供給側ヘッダタンク34をろう付け用の炉内へ搬送して各部を加熱する。加熱することによって各部材にクラッドされているろう材が溶融するが、結束ワイヤWによりチューブ35、フィン36、第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32が結束されているので、適正な圧縮力を確保できる。
その後、コア30、第1及び第2エンドプレート31,32、排出側ヘッダタンク33及び供給側ヘッダタンク34を炉内から搬出して冷却すると、ろう材が固化して各部材がろう付けされる。
そして、シール材60を所定部位に貼り付ける。
上記のようにして得られた熱交換器1はケース10の挿入孔10aからケース10内に挿入して組み付ける。
熱交換器1がケース10に組み付けられると、シール材60が挿入孔10aの周縁部に接する。このとき、シール材60が貼り付けられている風上及び風下側板部51,52は上記したように倒れ変形していないので、シール材60を適正な圧縮力で挿入孔10aの周縁部に押し付けることができ、シール性を確保できる。
以上説明したように、この実施形態にかかる熱交換器1によれば、エンドプレート31,32に、チューブ35、フィン36及びエンドプレート31,32を結束するための結束ワイヤWが係合する切り欠き部51a,52aを設けるとともに、切り欠き部51a,52aを補強する補強部55,56を設けたので、切り欠き部51a,52aの変形を抑制して結束部材Wによる結束力を十分に確保できる。これにより、不良品の発生を抑制できる。
また、第1エンドプレート31の風上及び風下側板部51,52に、熱交換器1が収容されるケース10との間をシールするためのシール材60を設けている。風上及び風下側板部51,52の変形が風上及び風下補強部55,56によって抑制されることから、シール材60によるシール性を狙い通りに確保できる。
また、第1エンドプレート31の風上及び風下側板部51,52の突出方向の寸法を長くしてシール材60がコア30の空気通過面を覆わないようにする場合においても、風上及び風下側板部51,52の倒れ変形を風上及び風下補強部55,56によって抑制できることから、シール材60によるシール性を狙い通りに確保できる。
また、第1エンドプレート31の本体板部50と風上及び風下側板部51,52とを繋ぐように風上及び風下補強部55,56を形成したので、風上及び風下側板部51,52が倒れるように変形するのを抑制でき、シール材60のケース10に対する位置を適正位置にできるとともに、シール材の圧縮量を適正にすることができる。
また、補強部55を本体板部50及び側板部51,52と一体にプレス成形したことで、補強部55を別途成形せずに済み、低コスト化を図ることができる。さらに、補強部55が本体板部50及び側板部51,52と一体であるため、補強効果を高めることができる。
また、エンドプレート31,32の切り欠き部51aに結束ワイヤWを嵌めるようにしたので結束ワイヤWのエンドプレート31,32に対する位置ずれを抑制できる。これにより、所望の結束状態を得ることができ、コア30の歪み等の発生を回避できる。
また、補強部55,56を切り欠き部51aの目印としたので、結束ワイヤWを切り欠き部51aに係合させる際の作業性を良好にすることができる。
尚、上記実施形態では、本発明をヒータコアに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、冷凍回路の冷媒蒸発器や冷媒凝縮器にも適用することができる。
また、結束部材はワイヤに限られるものではなく、例えば、棒材等を組み合わせて構成されたものであってもよい。
また、エンドプレート31,32において、1つの側板部に2つ以上の切り欠き部を設けてもよい。
また、切り欠き部51a,52aの形状は、上記した形状に限られるものではなく、例えば、コ字状の切り欠き部等であってもよい。
また、補強部55,56の形状は、上記した形状に限られるものではなく、例えば、断面矩形状の凹形状であってもよい。
また、熱交換器1を収容するケース10の構造は上記に限られるものではなく、例えば、ファンを、熱交換器の収容ケースとは別のケースに収容するようにしてもよい。
また、シール材60は、第2エンドプレート32側に設けてもよい。
また、第1エンドプレート31及び第2エンドプレート32をコア30のフィン36にろう付けするようにしてもよい。
以上説明したように、本発明にかかる熱交換器は、例えば、車両用空調装置のヒータコア等に適用できる。
1 熱交換器
10 ケース
30 コア
31 第1エンドプレート
32 第2エンドプレート
35 チューブ
36 フィン
50 本体板部
51 風上側板部
51a 風上側切り欠き部(係合部)
52 風下側板部
52a 風下側切り欠き部(係合部)
55 風上側補強部
56 風下側補強部
W 結束ワイヤ(結束部材)

Claims (6)

  1. 熱交換媒体が流通するチューブ及び伝熱用のフィンを交互に並べて構成されたコアと、
    上記コアにおけるチューブ及びフィンの並び方向外端部に設けられたエンドプレートとを備え、
    上記チューブ及び上記フィンが互いにろう付けされた熱交換器において、
    上記エンドプレートには、ろう付け時に上記チューブ、上記フィン及び上記エンドプレートを結束するための結束部材が係合する係合部と、該係合部の変形を抑制するための補強部とが設けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    エンドプレートは、コアの外端部に沿って延びる本体板部と、該本体板部の縁部からチューブ及びフィンの並び方向外方へ突出するように延びる側板部とを備え、
    上記側板部には、熱交換器が収容されるケースの一部に接触して該ケースとの間をシールするためのシール材が設けられ、
    係合部は、上記側板部の突出方向先端側に設けられていることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器において、
    補強部は、本体板部と側板部とを繋ぐように形成されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項3に記載の熱交換器において、
    補強部は、本体板部及び側板部と一体にプレス成形されていることを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の熱交換器において、
    係合部は、エンドプレートの一部を切り欠くことによって形成された切り欠き部で構成されていることを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の熱交換器において、
    補強部は、係合部に対応するように位置付けられ、該係合部の目印を構成していることを特徴とする熱交換器。
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