JP2011195121A - G形led信号電球 - Google Patents

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Abstract

【課題】全波整流専用回路を外して2灯直列点灯への適合性を高めるとともに、全波整流専用回路が無くても点灯はちらつかないようにする。
【解決手段】主端子Mと副端子Sと共通端子Cには鉄道のG形信号電球と取付互換性を持たせたうえで、主発光部11の発光ダイオードM1〜M4も、副発光部12の発光ダイオードS1〜S4も、給電された交流を半波整流しながら端子M,Sから共通端子Cへ向かう電流を通過させて発光する正方向半波整流部M3〜M4,S3〜S4と、その交流を半波整流しながら共通端子Cから来て端子M,Sへ去る電流を通過させて発光する逆方向半波整流部M1〜M2,S1〜S2とに分けて、これらの発光ダイオードM1〜M4,S1〜S4のみによって全波整流が行われるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、鉄道用のG形信号電球を代替しうるG形LED信号電球に関し、詳しくは、鉄道用の多灯形色灯信号機に装着されるG形信号電球に対する取付互換性や給電互換性を持たせつつ発光部には発光ダイオード(LED)を採用した信号電球であるG形LED信号電球に関する。
鉄道用の信号機に装着される信号電球について、フィラメント電球に代えてLED電球ユニットを使用する場合が増えている(例えば特許文献1〜6参照)。
鉄道用の信号機のうち多灯形色灯信号機に装着される信号電球としてはA形電球やG形電球が使用されるが、近年はソケット(口金)の接触性に加えて量産性の良いG形電球が多用されている。
ソケットの同じ信号電球であるG形電球とI形電球が相違するのは、I形電球はフィラメントや発光ダイオードといった発光部への給電を二端子から行うようになっているのに対し(例えば特許文献1〜4,6参照)、G形電球は(例えば非特許文献1や特許文献5の図7〜9を参照)、フィラメントかそれに代わる発光ダイオードといった発光部を二つ具えていて、主発光部(一方の発光部)が主端子M(メインフィラメント端子)と共通端子C(コモン端子)とに接続されていて両端子M,Cから給電がなされると発光し、副発光部(他方の発光部)が副端子S(サブフィラメント端子)と共通端子C(コモン端子)とに接続されていて両端子S,Cから給電がなされると発光するようになっている。
主発光部と副発光部の双方にLEDを用いたG形LED信号電球について特許文献5の図8で公知になった構成を本願発明の課題の説明に役立つ程度に説明する。このG形LED信号電球40は(図4(a)参照)、主端子Mと共通端子Cとに接続された主発光部43も、副端子Sと共通端子Cとに接続された副発光部46も、発光ダイオードの直列接続を更に並列接続したものからなるが、主発光部43は、主端子Mへ直に接続されるのでなく、整流回路42とトランス41を介して接続されている。副発光部46は、副端子Sへ直に接続されるのでなく、整流回路45とトランス44を介して接続されている。
トランス41,44は給電された交流の電圧を変換するものであり、整流回路42,45は交流を直流に変換するものであり、そのうち整流回路42は(図4(b)参照)、ダイオードD1〜D4によるブリッジ回路からなり、整流回路45は(図4(b)参照)、ダイオードD5〜D8によるブリッジ回路からなり、いずれも、点灯ちらつき防止のために全波整流を行うようになっている。
このようなG形LED信号電球40が多灯形色灯信号機には複数個装着され、2灯直列点灯される黄色灯Y1,Y2にもそれぞれG形LED信号電球40が装着される(図4(c)参照)。また、多灯形色灯信号機には、2灯直列点灯に係る片断線時の不正現示を防止するために、電圧平衡器Lが設けられて主端子Mや副端子Sに接続されている。
特開2000−52988号公報 実用新案登録第3068502号公報 特開2002−173028号公報 特開2004−114968号公報 特開2005−247160号公報 特開2009−1114号公報
株式会社交友社平成3年7月20日発行、吉村寛・吉越三郎共著「信号17版」p.94〜98
しかしながら、このような従来のG形LED信号電球40では、発光部43,46と給電端子M,Sとの間にトランス41,44と整流回路42,45が介在していて、その整流回路42,45がダイオードブリッジからなるため、その故障状態によっては2灯直列点灯時に視認性が低下することがある。すなわち、2灯直列点灯状態の接続において(図4(c)参照)、部品が正常な場合は、2灯Y1,Y2とも同様な輝度となり安全であるが、例えば一方の黄色灯Y1の整流回路42のダイオードD1がショートモードで故障した場合すなわち整流回路短絡故障の場合を想定すると、次のような状況になる。
この場合、トランス41からの正方向の電流は、ダイオードD1→ダイオードD2→トランス41と流れる循環流となり、主発光部43には流れないため主発光部43は発光せず、黄色灯Y1は滅灯となる。ところが、他方の黄色灯Y2において同じ主端子M側にある主発光部43は通電されるので黄色灯Y2は滅灯とならない。しかも、フィラメントに多い断線の場合と異なり、整流回路短絡故障では端子M,S,Cから見た通電量の明確な変化がないので、2灯Y1,Y2の通電量をバランスさせるという電圧平衡器Lの不正現示防止機能が活かしきれない。
そのため、整流回路短絡故障では2灯Y1,Y2の視認性が低下するのである。
もっとも、発光部も発光ダイオードを含んでいるので短絡故障の発生が想定されるが、発光部では、複数の発光ダイオードが直列接続されていることから、一部の発光ダイオードの短絡故障の影響が局所にとどまるので、致命的な短絡故障の発生頻度は極めて小さいうえ、発光部の故障では、発光状態の変化と通電量の変化が連動するので、電圧平衡器Lの2灯通電量バランス機能が活きる。そのため短絡故障でも視認性の低下が少ない。
そこで、2灯直列点灯への適合性を高めるべく全波整流専用の整流回路の使用を取りやめるとともに全波整流専用回路が無くても点灯ちらつきが防止されるG形LED信号電球を実現することが技術的な課題となる。
本発明のG形LED信号電球は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、鉄道のG形信号電球と取付互換性のある主端子と副端子と共通端子と、前記主端子と前記共通端子とを介する交流の給電に応じて発光する複数の発光ダイオードを有する主発光部と、前記副端子と前記共通端子とを介する交流の給電に応じて発光する複数の発光ダイオードを有する副発光部とを備えたG形LED信号電球において、前記主発光部および前記副発光部のうち何れか一方または双方における複数の発光ダイオードが、給電された交流を半波整流しながら前記共通端子へ向かう電流を通過させて発光する正方向半波整流部と、その交流を半波整流しながら前記共通端子から来る電流を通過させて発光する逆方向半波整流部とに分かれており、これらの発光ダイオードのみによって全波整流が行われるようになっていることを特徴とする。
また、本発明のG形LED信号電球は(解決手段2)、上記解決手段1のG形LED信号電球であって、前記正方向半波整流部と前記逆方向半波整流部の何れにもツェナーダイオードが逆向きで直列接続されていて、低電圧の電流通過を阻止するようになっていることを特徴とする。
さらに、本発明のG形LED信号電球は(解決手段3)、上記解決手段1,2のG形LED信号電球であって、前記主発光部および前記副発光部のうち発光ダイオードのみによって全波整流が行われるようになった発光部には、高電圧の電流を通過させるバリスタとこのバリスタの短絡故障時に溶断するフューズとを直列接続したものが、並列接続されていることを特徴とする。
また、本発明のG形LED信号電球は(解決手段4)、上記解決手段1〜3のG形LED信号電球であって、前記正方向半波整流部の発光ダイオードと前記逆方向半波整流部の発光ダイオードとが近接配置されていることを特徴とする。
また、本発明のG形LED信号電球は(解決手段5)、上記解決手段1〜4のG形LED信号電球であって、前記正方向半波整流部と前記逆方向半波整流部が何れも複数の発光ダイオードの直列接続を含んでいて、電流が複数の発光ダイオードを通過するようになっていることを特徴とする。
このような本発明のG形LED信号電球にあっては(解決手段1)、全波整流の整流回路と発光ダイオードの発光部とを一体化したことにより、全波整流専用回路が無くなって全波整流専用回路の単独故障も無くなるため、故障の発生頻度が激減するうえ、ダイオードが故障すると発光量が変化すると同時に通電量も変化することから、2灯直列点灯時には通電量変化を補償する電圧平衡器の不正現示防止機能が働いて2灯の通電量がバランスするので、ダイオードが短絡故障しても2灯の視認性の低下が少なくて済む。
また、個々の発光ダイオードは交流全波発光しないが、正方向半波整流部と逆方向半波整流部とが交互に交流半波点灯するため、発光部全体としては交流全波点灯することになるので、点灯ちらつきが全波整流専用回路使用時と同様に防止される。なお、個々の発光ダイオードが交流半波発光になって光量が減少することについては、発光ダイオードの個数を増やしたり、具体化に際して実装される抵抗やツェナーダイオードといった付加部材にて電流値を適宜調整したり、給電する電圧を適宜調整することで、補償すれば良い。
したがって、この発明によれば、点灯ちらつきが全波整流レベルに抑えられていても2灯直列点灯に良く適合するG形LED信号電球を実現することができる。
また、本発明のG形LED信号電球にあっては(解決手段2)、発光ダイオードに対してその順方向と逆の向きで且つ直列にツェナーダイオードを接続して、低電圧の電流は発光部の発光ダイオードを通過できないようにしたことにより、給電時・点灯時には発光ダイオードの印加電圧ひいては通電量が安定するとともに、非給電時・滅灯時にはケーブル誘起ノイズ等による不所望な点灯が防止される。
さらに、本発明のG形LED信号電球にあっては(解決手段3)、フューズが切れれば、故障検知し、LED灯をそのまま使用せず交換するので、バリスタの回線により発光ダイオードを保護することができる。
また、本発明のG形LED信号電球にあっては(解決手段4)、正方向半波整流部の発光ダイオードと逆方向半波整流部の発光ダイオードとを近接配置したことにより、点灯ちらつきが上述の時間面だけでなく空間面からも防止される。
また、本発明のG形LED信号電球にあっては(解決手段5)、直列接続された複数の発光ダイオードを電流が通過するようにしたことにより、一部の発光ダイオードの短絡故障の影響が局所にとどまるので、致命的な短絡故障の発生頻度が極めて小さくなる。
本発明の実施例1について、G形LED信号電球の構造を示し、(a)が電球単体の回路図、(b)が発光部における発光ダイオードの配置図である。 多灯形色灯信号機における2灯直列点灯の部分に係る回路図である。 本発明の実施例2について、発光ダイオードの配置図である。 従来のG形LED信号電球について、(a)が電球単体の回路図、(b)が詳細な回路図、(c)が多灯形色灯信号機における2灯直列点灯の部分に係る回路図である。
このような本発明のG形LED信号電球について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものであり、図3に示した実施例2は、その変形例である。
本発明のG形LED信号電球の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が単体のG形LED信号電球10に係る回路図、(b)が発光部11,12における発光ダイオードM1〜M4,S1〜S4の配置図である。
このG形LED信号電球10は、鉄道のG形信号電球と取付互換性のある主端子Mと副端子Sと共通端子Cとを有するソケットと、主端子Mと共通端子Cとを介する交流の給電に応じて発光する複数の発光ダイオードM1〜M4を有する主発光部11と、副端子Sと共通端子Cとを介する交流の給電に応じて発光する複数の発光ダイオードS1〜S4とを備えていて、鉄道用の多灯形色灯信号機に装着しうるようになっている点で、既述したG形LED信号電球40と同様のものであるが、以下に述べる点では相違している。
すなわち、G形LED信号電球10は、主発光部11について、その発光ダイオードM1〜M4が、主端子Mと共通端子Cとを介して給電された交流を半波整流しながら主端子Mから共通端子Cへ向かう電流だけを通過させて発光する発光ダイオードM3〜M4からなる正方向半波整流部と、その交流を半波整流しながら共通端子Cから来て主端子Mへ去る電流だけを通過させて発光する発光ダイオードM1〜M2からなる逆方向半波整流部とに分かれている点で、従来のG形LED信号電球40と相違する。
また、G形LED信号電球10は、副発光部12について、その発光ダイオードS1〜S4が、副端子Sと共通端子Cとを介して給電された交流を半波整流しながら副端子Sから共通端子Cへ向かう電流だけを通過させて発光する発光ダイオードS3〜S4からなる正方向半波整流部と、その交流を半波整流しながら共通端子Cから来て副端子Sへ去る電流だけを通過させて発光する発光ダイオードS1〜S2からなる逆方向半波整流部とに分かれている点でも、従来のG形LED信号電球40と相違する。
さらに、G形LED信号電球10は、それらの発光ダイオードM1〜M4,S1〜S4のみによって主発光部11でも副発光部12でも全波整流が行われるようになっていて、整流回路42や整流回路45のような全波整流専用回路がもはや存在しない点でも、従来のG形LED信号電球40と相違する。
そのようなG形LED信号電球10について、図示した実用的で具体的な回路構成例を述べると、以下のようになっている。
主発光部11は、メインフィラメントに似せて細長いワンチップICに纏められ、その長手方向に等ピッチで一列に発光ダイオードM1〜M4がその順で並べられて、逆方向半波整流部の発光ダイオードM1〜M2と正方向半波整流部の発光ダイオードM3〜M4とが近接配置されたものとなっている。また、ワイヤボンディング等の配線接続にて、逆方向半波整流部の発光ダイオードM1〜M2が順方向を同じに揃えて直列接続され、正方向半波整流部の発光ダイオードM3〜M4も順方向を同じに揃えて直列接続されて、正方向半波整流部と逆方向半波整流部が何れも複数の発光ダイオードの直列接続を含んでいて、電流が複数の発光ダイオードを通過するものとなっている。
また、逆方向半波整流部の発光ダイオードM1〜M2はアノードが共通端子Cに接続されカソードが抵抗R1の一端に接続され、抵抗R1の他端がツェナーダイオードZD1のカソードに接続され、ツェナーダイオードZD1のアノードが主端子Mに接続されている。さらに、正方向半波整流部の発光ダイオードM3〜M4はカソードが共通端子Cに接続されアノードが抵抗R2の一端に接続され、抵抗R2の他端がツェナーダイオードZD2のアノードに接続され、ツェナーダイオードZD2のカソードが主端子Mに接続されている。これにより、正方向半波整流部と逆方向半波整流部の何れにもツェナーダイオードが逆向きで直列接続されていて、低電圧の電流通過を阻止するものとなっている。
副発光部12も、メインフィラメントに似せて細長いワンチップICに纏められ、その長手方向に等ピッチで一列に発光ダイオードS1〜S4がその順で並べられて、逆方向半波整流部の発光ダイオードS1〜S2と正方向半波整流部の発光ダイオードS3〜S4とが近接配置されたものとなっている。また、ワイヤボンディング等の配線接続にて、逆方向半波整流部の発光ダイオードS1〜S2が順方向を同じに揃えて直列接続され、正方向半波整流部の発光ダイオードS3〜S4も順方向を同じに揃えて直列接続されて、正方向半波整流部と逆方向半波整流部が何れも複数の発光ダイオードの直列接続を含んでいて、電流が複数の発光ダイオードを通過するものとなっている。
また、逆方向半波整流部の発光ダイオードS1〜S2はアノードが共通端子Cに接続されカソードが抵抗R3の一端に接続され、抵抗R3の他端がツェナーダイオードZD3のカソードに接続され、ツェナーダイオードZD3のアノードが副端子Sに接続されている。さらに、正方向半波整流部の発光ダイオードS3〜S4はカソードが共通端子Cに接続されアノードが抵抗R4の一端に接続され、抵抗R4の他端がツェナーダイオードZD4のアノードに接続され、ツェナーダイオードZD4のカソードが副端子Sに接続されている。これにより、正方向半波整流部と逆方向半波整流部の何れにもツェナーダイオードが逆向きで直列接続されていて、低電圧の電流通過を阻止するものとなっている。
ここで、抵抗R1,R2,R3,R4は、それぞれ、半波整流部の発光ダイオードM1〜M2,M3〜M4,S1〜S2,S3〜S4に流れる電流値を制限するものであり、給電電圧や発光ダイオードの発光特性に基づいて適宜な抵抗値のものが選定され回路に組み込まれている。また、ツェナーダイオードZD1,ZD2,ZD3,ZD4は、主端子Mや副端子Sと共通端子Cとの間に点灯制御用の給電電圧が印加されない滅灯時にケーブル誘起ノイズ等で発光ダイオードM1〜M4,S1〜S4が不所望に発光するのを阻止するものであるが、給電による本来の通電時間を削りすぎないよう点灯制御用の給電電圧のピーク電圧より降伏電圧の十分に低いものが選定され回路に組み込まれている。
さらに、バリスタV1とフューズF1とを直列接続したものが、主端子Mと共通端子Cとに介挿接続されて、主発光部11及び付加部材R1,ZD1,R2,ZD2に対して並列接続状態になっている。また、バリスタV2とフューズF2とを直列接続したものが、副端子Sと共通端子Cとに介挿接続されて、副発光部12及び付加部材R3,ZD3,R4,ZD4に対して並列接続状態になっている。これにより、発光ダイオードのみによって全波整流が行われるようになった主発光部11も副発光部12も、高電圧の電流を通過させるバリスタとこのバリスタの短絡故障時に溶断するフューズとを直列接続したものが並列接続されたものとなっている。
バリスタV1,V2は、雷や高圧静電気放電などに起因してケーブル等に誘起したサージ電圧から発光ダイオードM1〜M4,S1〜S4を保護するものであり、発光ダイオードの直列接続M1〜M2,M3〜M4,S1〜S2,S3〜S4の耐圧より降伏電圧の低いものが選定されるが、給電による本来の通電を妨げないよう点灯制御用の給電電圧のピーク電圧より降伏電圧の高いものの中から選定され、両条件を満たして選定されたものが回路に組み込まれている。
この実施例1のG形LED信号電球10について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図2は、多灯形色灯信号機における2灯直列点灯の部分に係る回路図である。
G形LED信号電球10は、G形のフィラメント信号電球や既述のG形LED信号電球40を装着して使用できるところであれば代替可能であり、多灯形色灯信号機には複数個装着され、2灯直列点灯される黄色灯Y1,Y2にもそれぞれG形LED信号電球10が装着される。その際、多灯形色灯信号機に設けられていた電圧平衡器Lは、取り外したり改造する必要はなく、そのまま主端子Mや副端子Sに接続しておけば、2灯直列点灯に係る片断線時の不正現示を防止するのに役立つ。
詳述すると、先ず正常状態では、主端子M及び副端子Sと共通端子Cとの間に点灯制御のために交流の給電電圧が印加されると、主端子M及び副端子Sから共通端子Cへ順方向の電圧が印加される半周期のときだけ正方向半波整流部の発光ダイオードM3〜M4と正方向半波整流部の発光ダイオードS3〜S4が導通して間欠的に発光し、主端子M及び副端子Sから共通端子Cへ逆方向の電圧が印加される残りの半周期のときだけ即ち共通端子Cから主端子M及び副端子Sへ順方向の電圧が印加される残りの半周期のときだけ逆方向半波整流部の発光ダイオードM1〜M2と逆方向半波整流部の発光ダイオードS1〜S2が導通して間欠的に発光する。こうして、主発光部11も副発光部12も全波整流時と同じ周期で発光するので、G形LED信号電球10は、ちらつかずに点灯する。
次に、何れかの発光ダイオードが故障した場合、例えば黄色灯Y2のG形LED信号電球10の主発光部11の逆方向半波整流部の発光ダイオードM1〜M2がオープン故障して発光しなくなった場合、その故障に伴って黄色灯Y1のG形LED信号電球10の主発光部11の同方向の発光ダイオードM3〜M4への電流も流れなくなり、黄色灯Y2とY1の発光量も同じになる。この場合、電圧平衡器の特性上、G形LED電球Y1のM端子→電圧平衡器LのL2端子→同N端子→L1端子→G形LED電球Y1のS端子へのインピーダンスはハイインピーダンスとなるので、この経路では電流が流れず、G形LED電球11の副発光部の電流には影響を及ぼさない。したがって、一方が光量低下したとき他方も光量が同じように低下し、一方だけが正常の光量となる現示、いわゆる錯誤現示となる障害を防ぐことができる。
なお、黄色灯Y1,Y2のG形LED信号電球10の主端子M及び副端子Sと共通端子Cとの間に給電電圧が印加されないときには、例えば給電電圧の30Vより低い5Vや3Vといった降伏電圧のツェナーダイオードZD1〜ZD4が発光部11,12に組み合わされているとして、例え外来ノイズがケーブル等を介してG形LED信号電球10に到達したとしても、そのノイズの電圧レベルがツェナーダイオードZD1〜ZD4の上記降伏電圧を超えない限り、G形LED信号電球10が誤点灯することはない。
また、落雷などに起因して数千Vや数百Vといったサージ電圧がケーブル等に誘起されて、それが黄色灯Y1,Y2のG形LED信号電球10にまで飛来したような場合、例えば給電電圧の30Vより高いが発光ダイオードの直列接続部M1〜M2,M3〜M4,S1〜S2,S3〜S4の耐圧70Vより低い60Vといった降伏電圧のバリスタV1,V2が発光部11,12に並列接続状態で組み合わされていることから、サージ電流の大部分がバリスタV1,V2にてバイパスされるので、主発光部11も、副発光部12も、過大なサージ電流やサージ電圧に曝されることがなく、安全に保護される。
さらに、サージが過大な場合にはバリスタV1,V2が損傷して短絡故障することもありうるが、バリスタV1,V2がショートするとフューズF1,F2に大きな電流が流れてフューズF1,F2が溶断する。これにより、バリスタV1,V2による短絡故障・ショート故障がフューズF1,F2によって断線故障・オープン故障に故障モード変換されるので、2灯直列点灯時には、電圧平衡器Lの2灯通電量バランス機能・不正現示防止機能がより的確に活用されて、視認性の低下が抑制される。
本発明のG形LED信号電球の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図3は、主発光部11における発光ダイオードM1〜M4と副発光部12における発光ダイオードS1〜S4とに係る別の配置例を示している。
このG形LED信号電球が上述した実施例1のものと相違するのは、発光部11,12における発光ダイオードM1〜M4,S1〜S4の並び順が各部毎に入れ替わって発光ダイオードの配置において正方向半波整流部と正方向半波整流部とが入り交じっている点である。具体的には、主発光部11では、発光ダイオードM1〜M4の電気的な接続関係を変更することなく配置だけが変更されて、複数の発光ダイオードが左から右へ逆方向半波整流部の発光ダイオードM1,正方向半波整流部の発光ダイオードM3,逆方向半波整流部の発光ダイオードM2,正方向半波整流部の発光ダイオードM4の順に並んでいる。
また、副発光部12では左から右へ正方向半波整流部の発光ダイオードS3,逆方向半波整流部の発光ダイオードS1,正方向半波整流部の発光ダイオードS4,逆方向半波整流部の発光ダイオードS2がその順に並んでいる。このような部材配置にあっては、各発光部において正方向半波整流部の発光ダイオードと正方向半波整流部の発光ダイオードとが交互になっているばかりか、主発光部11と副発光部12との間でも正方向半波整流部の発光ダイオードと正方向半波整流部の発光ダイオードとが交互になっている。
そのため、個々の発光ダイオードが交流半波発光であっても、G形LED信号電球10の点灯状態については、ちらつきが感じられない。
本発明のG形LED信号電球は、鉄道用の多灯形色灯信号機において2灯直列点灯される場合を念頭に改良されたものであるが、2灯直列点灯の場合に使用が限定される訳でなく、G形信号電球の使用されるところであればどこでも使用することができる。
10…G形LED信号電球、
11…主発光部、12…副発光部、
C…共通端子(コモン端子)、
M…主端子(メインフィラメント端子)、
S…副端子(サブフィラメント端子)、
M1〜M2…発光ダイオード(逆方向半波整流部)、
M3〜M4…発光ダイオード(正方向半波整流部)、
S1〜S2…発光ダイオード(逆方向半波整流部)、
S3〜S4…発光ダイオード(正方向半波整流部)、
ZD1〜ZD4…ツェナーダイオード、R1〜R4…抵抗、
V1,V2…バリスタ、F1,F2…フューズ、
40…G形LED信号電球、
41…トランス、42…整流回路、43…主発光部、
44…トランス、45…整流回路、46…副発光部、
Y1,Y2…黄色灯、L…電圧平衡器

Claims (5)

  1. 鉄道のG形信号電球と取付互換性のある主端子と副端子と共通端子と、前記主端子と前記共通端子とを介する交流の給電に応じて発光する複数の発光ダイオードを有する主発光部と、前記副端子と前記共通端子とを介する交流の給電に応じて発光する複数の発光ダイオードを有する副発光部とを備えたG形LED信号電球において、前記主発光部および前記副発光部のうち何れか一方または双方における複数の発光ダイオードが、給電された交流を半波整流しながら前記共通端子へ向かう電流を通過させて発光する正方向半波整流部と、その交流を半波整流しながら前記共通端子から来る電流を通過させて発光する逆方向半波整流部とに分かれており、これらの発光ダイオードのみによって全波整流が行われるようになっていることを特徴とするG形LED信号電球。
  2. 前記正方向半波整流部と前記逆方向半波整流部の何れにもツェナーダイオードが逆向きで直列接続されていて、低電圧の電流通過を阻止するようになっていることを特徴とする請求項1記載のG形LED信号電球。
  3. 前記主発光部および前記副発光部のうち発光ダイオードのみによって全波整流が行われるようになった発光部には、高電圧の電流を通過させるバリスタとこのバリスタの短絡故障時に溶断するフューズとを直列接続したものが、並列接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたG形LED信号電球。
  4. 前記正方向半波整流部の発光ダイオードと前記逆方向半波整流部の発光ダイオードとが近接配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載されたG形LED信号電球。
  5. 前記正方向半波整流部と前記逆方向半波整流部が何れも複数の発光ダイオードの直列接続を含んでいて、電流が複数の発光ダイオードを通過するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載されたG形LED信号電球。
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