JP2011193918A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大当たり遊技の権利を発生させる第1特定領域と、下大入賞装置を作動させる第2特定領域を設けたことで、大当たり遊技の権利発生から、実際に下大入賞装置30が作動するまでの間に時間差を設けることが可能になる。よって、この期間に大当たり報知演出を実行することで、大当たり遊技とし下大入賞口が作動する前に大当たり報知演出を終了することが可能になるので、大当たり報知演出の終了前に大当たり報知ランプ等により先に大当たりの種類が報知されてしまうといった不具合を防止することができる。
【選択図】図9
Description
1種タイプのパチンコ遊技機は、遊技盤に始動口、図柄変動表示器、大入賞装置等が設けられ、遊技球が始動口に入賞したときに取得した乱数に基づいて図柄変動表示器の特別図柄の変動表示を行う。そして特別図柄が予め定められた所定図柄で停止したときに遊技者に有利な大当たり(以下、「1種大当たり」と表記する)を実行するように構成されている。
2種タイプのパチンコ遊技機は、「ヒコーキ」或いは「羽根物」等と称されているパチンコ遊技機であり、一対の羽根(可動片)からなる大入賞装置(変動入賞装置)が遊技盤に設けられ、始動口に遊技球が入賞するとソレノイドが作動して大入賞装置の羽根が1回ないし2回開閉作動する。大入賞装置の羽根は、遊技盤面を流下する遊技球を捕捉して、その内部に導くように構成されている。大入賞装置の内部には、Vゾーンと称される特定領域が設けられており、入賞した遊技球が特定領域を通過すると大当たりが発生する。大当たり状態においては、当選した大当たりの内容に応じて、所定ラウンド数(最高16ラウンド)の大当たり(以下、「2種大当たり」と表記する)遊技を実行する。このとき、1ラウンド遊技として、大入賞装置の羽根を、所定の期間或いは規定数の遊技球の入賞を検出するまで継続的に開閉するか、もしくは所定回数(例えば18回)継続的に開閉する遊技を行う。以下同様のラウンド遊技を所定ラウンド数まで繰り返し行うことにより、1回の大当たりで多数の遊技球を獲得できるように構成されている。
一方、特別図柄が予め定められた小当たり図柄で停止したときは、大入賞装置の羽根が1回ないし2回開閉作動し、大入賞装置の内部に入賞した遊技球がVゾーンを通過すると2種大当たり遊技を実行する。
このように構成される1種2種混合タイプのパチンコ遊技機には、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)機能を備えたものがある。時短遊技機能を搭載したパチンコ遊技機では、常時開口している始動口の他に遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置として、例えば電動チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備えており、時短遊技のときは、この電チューの開放時間を延長するなどして遊技球の入賞率を高めた構成となっている。
なお、時短機能を備えた1種2種混合タイプのパチンコ遊技機の先行技術文献としては、例えば特許文献1等がある。
しかし、小当たり動作中に変動入賞装置内に入賞した遊技球がVゾーンを通過したときに生起される2種大当たりは、遊技球がVゾーンを通過してから大当たり遊技機に移行するまでの時間が短いため、遊技球がVゾーンを通過してから大当たり遊技が開始される前までの期間にラウンド抽選演出を完了しようとすると、その演出内容が限られたものとなり面白みのない報知演出になってしまうという欠点があった。
このような欠点を解決する一つの手段としては、遊技球がVゾーンを通過してから大当たり遊技に移行した後もラウンド抽選演出を継続して行うことで、ラウンド報知演出の演出時間を確保することでラウンド抽選演出の面白みを高めることが考えられる。
しかしながら、複数種類の大当たり遊技を備えた遊技機は、大当たり遊技動作の開始と同時にラウンド報知ランプ等により大当たり種類を報知するように構成されているため、ラウンド抽選演出を大当たり動作中まで継続して行った場合は、ラウンド報知演出によるラウンド報知演出が完了する前にラウンド報知ランプにより先に大当たりの種類が報知されてしまい、興趣に欠けるという問題点があった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、出球数が異なる複数種類の大当たり遊技を実行可能な1種2種混合タイプの遊技機において、2種大当たりに当選したときに大当たりの種類を報知する報知演出の興趣を高めたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
即ち、第1の形態のパチンコ遊技機は、遊技球が入球可能な始動口と、前記始動口に遊技球が入球したときに遊技データを取得する遊技データ取得手段と、特別図柄を表示可能な特別図柄表示手段と、前記遊技データに基づいて、前記特別図柄表示手段に表示する特別図柄の変動と停止を制御する特別図柄表示制御手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、前記変動入賞装置内に設けられ、遊技球が通過したときに大当たり遊技の権利を発生させる第1特定領域と、前記大当たり遊技の権利が発生しているときに遊技球が通過した場合は、前記変動入賞装置を作動させる第2特定領域と、前記特別図柄表示手段の特別図柄が所定の小当たり図柄で停止表示されたときに小当たり遊技を実行する小当たり遊技実行手段と、前記小当たり遊技中に前記変動入賞装置に入賞した遊技球が前記第1特定領域を通過した後に、遊技球が前記第2特定領域を通過した場合に大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、前記変動入賞装置に入賞した遊技球が前記第1特定領域を通過後であって、且つ、遊技球が前記第2特定領域を通過する前に大当たり遊技の種類を報知する報知演出の実行を制御する演出制御手段と、を備えたことを特徴とする。
第1の形態のパチンコ遊技機によれば、大当たり遊技の権利を発生させる第1特定領域と、変動入賞装置を作動させる第2特定領域をそれぞれ設けたことで、大当たり遊技の権利発生から、実際に変動入賞装置が作動するまでの間に時間差を設けることが可能になる。よって、この時間差の期間に報知演出を実行することで、大当たり遊技動作の開始前に報知演出を終了することが可能になるので、報知演出の終了前にラウンド報知ランプ等により先に大当たりの種類が報知されてしまうといった不具合を防止することができる。
第2の形態のパチンコ遊技機によれば、遊技球を第1の特定領域、第2の特定領域の順に通過させることができるので、第1特定領域と第2特定領域をそれぞれ設けた場合でも大当たり遊技を確実に実行することができる。
第3の形態のパチンコ遊技機は、前記変動入賞装置は、前記小当たり遊技を実行する第1変動入賞装置と、前記大当たり遊技を実行する第2変動入賞装置と、を備えていることを特徴とする。
第3の形態のパチンコ遊技機によれば、小当たり遊技と大当たり遊技を異なる変動入賞装置を利用して行うことが可能になる。
第4の形態のパチンコ遊技機は、前記第1特定領域を通過した遊技球を利用して遊技演出を行う演出装置を備え、前記演出装置に前記第2特定領域を配置したことを特徴とする。
第4の形態のパチンコ遊技機によれば、第1特定領域を通過した遊技球を利用して遊技演出を行う演出装置に第2特定領域を配置することで、これまでにない遊技演出を実現することが可能になる。
図1に示す本実施形態に係るパチンコ遊技機200は、矩形形状の枠201を有し、この枠201の窓孔に対して遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の下方には、遊技球を貯留する受け皿部210と、この受け皿部210の遊技球を発射する発射レバー211が設けられている。
受け皿部210の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン212が設けられている。
また受け皿部210の上面には、遊技球の購入ボタン213、返却ボタン214、受け皿部210内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン215が設けられている。
上大入賞装置2の内部には、可動片3L、3Rを介して入賞した遊技球をVゾーンに入賞し易いルートとVゾーンに入賞し難いルートに振り分ける振分役物5、各種演出画像や図柄画像を表示する画像表示器6等が設けられている。
また上大入賞装置2の内部には、図示していないが特定領域(Vゾーン)が設けられており、このVゾーン内に後述する特定領域スイッチ(SW)が設けられている。更に上大入賞装置2の内部には、可動片3L、3Rを介して入賞した遊技球を検知する上入賞検知スイッチ(SW)や、入賞した遊技球が外部に排出されたことを検知する上排出検知スイッチ(SW)等が設けられている。
第1始動口21の下方には、下大入賞装置(第2変動入賞装置)30が配置されている。下大入賞装置30は、特別遊技である大当り遊技のときに開放状態になる大入賞口扉31を有しており、その内部には入賞した遊技球を検知する下入賞検知スイッチ(SW)が設けられている。
なお、本実施形態では、小当たり遊技用の上大入賞装置2と、大当たり遊技用の下大入賞装置30を別々設けるようにしているが、下大入賞装置30は必ずしも設ける必要は無く、上大入賞装置2を利用して小当たり遊技と大当たり遊技を行うことも可能である。
また、本実施形態では、下大入賞装置30を遊技盤1の中央下部に設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり、下大入賞装置30は、遊技盤1の他の領域、例えば右側領域等に配置しても良い。
更に遊技盤1の遊技領域1aには、一般入賞口24や風車が設けられていると共に、図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。遊技盤1の遊技領域1aの最下部には、遊技球を排出するアウト口25が設けられている。
ゲート22の下方には、第2特別図柄表示器11に表示される特別図柄を作動させる第2始動口として機能する電チュー23が配置されている。電チュー23の内部には、後述する第2始動口スイッチ(SW)が設けられている。電チュー23は、普通図柄表示器12が特定図柄にて停止した場合に遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態になる。なお、本実施形態では、第2始動口の一例として電チューを例に挙げたが、あくまでも一例であり、遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な構造のものであれば良い。
第1特別図柄表示器10及び第2特別図柄表示器11は、特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより大当たり又は小当たりに当選した否か表示する。
本実施形態に係るパチンコ遊技機200では、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11の特別図柄が変動中に第1始動口21に遊技球が入球した場合、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個、保留球として記憶する。この保留球の保留数は、第1特別図柄保留ランプ13によって表示される。
同様に、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11の特別図柄が変動中に第2始動口23に遊技球が入球した場合も、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示を開始させる権利も最大4個、保留球として記憶する。この保留球の留保数は、第2特別図柄保留ランプ14によって表示される。
また、普通図柄表示器12の普通図柄が変動中に遊技球がゲート22を通過した場合も、通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利を最大4個保留可能とされる。この権利は普通図柄保留ランプ15によって表示される。
また、遊技盤1の右側下方の遊技領域1aの外には、大当たり遊技開始時に、大当たりの種類を報知するラウンド報知ランプ16が設けられている。本実施形態では、後述する第1長当たり(1種大当たり)、第2及び第3長当たり(2種大当たり)を報知するための3つのラウンド報知ランプが設けられている。
上大入賞装置2では、一対の可動片3L、3Rにより捕捉された遊技球Pは、画像表示器6の下方に位置する上段スロープ31上に落下する。上段スロープ31は、後方に向けて緩やかに下傾するように形成されている。上段スロープ31により後方に誘導された遊技球Pは、上段スロープ31から直接、或いは後側正面壁の中央に開設された放出口32を介して下段スロープ33上に落下する。
また上段スロープ31の両サイド後方には、例えば半球殻状の回転型電動部材からなり、透孔5aが等間隔に形成された振分役物5が配置されている。このため、上段スロープ31上に落下した遊技球Pは、上段スロープ31の後方側から落下する他、この振分部材5の透孔5aの内側に落下し後側正面壁の両側に開設されたサブ放出口34から下段スロープ33に落下する。
下段スロープ33は、緩やかに前傾するように形成されている。下段スロープ33の前縁中央部には、図3に示すように特定領域(Vゾーン)4が設けられている。なお、特定領域4の両サイドには、やや広めの非特定領域35が設けられている。特定領域4内には、後述する第1特定領域スイッチ(SW)4aや第2特定領域スイッチ(SW)4b等が配置されている。
この図4に示す排出通路36には、特定領域4への遊技球の入賞を検知するスイッチとして、第1特定領域SW4aと第2特定領域SW4bという2つのスイッチと、一時的に滞留する滞留部材37とが設けられている。この場合、第1特定領域SW4aの下流側に第2特定領域SW4bが配置され、第1特定領域SW4aと第2特定領域SW4bとの間に滞留部材37が配置されている。
滞留部材37は、例えば上大入賞装置2が開閉動作を開始してから所定期間、退避位置から突出位置に突出した突出状態となる。このため、遊技球Pが第1特定領域SW4aを通過した場合は、図4(a)に示すように、滞留部材37により一時的に滞留されることになる。そして、所定時間経過後、滞留部材37が退避位置に退避したときに遊技球Pの滞留が解除される。これにより、遊技球Pは第2特定領域SW4bを通過して外部へ排出される。つまり、本実施形態のパチンコ遊技機では、遊技球が上大入賞装置2内の特定領域4に入賞した場合は、その入賞が第1特定領域SW4aと第2特定領域SW4bとにより所定の時間差を有して検出するようにしている。
図5に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として、遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられている。また副(サブ)制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、RAM114を有し、当該パチンコ遊技機200の主たる制御を行う。
遊技制御基板111には、第1始動口21に設けられた第1始動口SW21a、電チュー23内に設けられた第2始動口SW23a、電チュー23を開閉動作させるための電チューソレノイド(SOL)23b、ゲート22内に設けられたゲートSW22a、上大入賞装置2に入賞した遊技球を検出する上入賞検知SW2a、上大入賞装置2に入賞した遊技球が外部に排出されたことを検出する上排出検知SW2b、下大入賞装置30に入賞した遊技球を検出する下入賞検知SW30aが接続されている。
更に、第1特別図柄表示器10、第2特別図柄表示器11、普通図柄表示器12、第1特別図柄保留ランプ13、第2特別図柄保留ランプ14、普通図柄保留ランプ15、ラウンド報知ランプ16、振分役物5、滞留部材37等が接続されている。
等が接続されている。
更にまた、遊技制御基板111には、演出制御基板121、払出制御基板151、及び盤用外部情報端子基板160等が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には、画像表示器6及びスピーカ216等が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、接続されている各種ランプの制御を行う。このため、ランプ制御基板141には、枠ランプ145、盤ランプ146、演出役物147等が接続されている。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球の払い出し制御を行う。このため、払出制御基板151には、払出モータ155、払出球検出SW156、球有り検出SW157、満タン検出SW158等が接続されている。
更に払出制御基板151には、枠用外部情報端子基板170が接続されている。
上記のように構成される本実施形態のパチンコ遊技機200においては、第1始動口SW21a及び第2始動口SW23aにより遊技球の入球が検出されたときに遊技制御基板111において遊技データを取得し、取得した遊技データをRAM114の所定領域に一時的に記憶する。遊技データは、大当たり又は小当たりに当選したか否かを決定する大当たり乱数と、大当たりに当選したときの大当たり種類を決定する図柄乱数とにより構成される。なお、大当たり乱数と図柄乱数の取得方法については後述する。
第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11に所定の大当たり図柄を停止表示したときは、下大入賞装置30を利用して、第1長当たり(1種大当たり)遊技を実行する。この場合、第1長当たり遊技は、例えば下大入賞装置30の大入賞口扉31の開放回数が15回(例えば15ラウンド)で、大入賞口扉31の一回あたりの開放で、規定数(最大10個)の遊技球が入賞するか、或いは所定時間(例えば30秒)経過するまで開放動作を継続する遊技とされる。
この場合、第2長当たり遊技は、例えば上大入賞装置2の可動片3L、3Rを規定数(最大10個)の遊技球が入賞するまで継続的に開閉する動作、或いは所定回数(例えば18回)継続的に開閉する動作を1ラウンドとして例えば2ラウンド繰り返す遊技とされる。また第3長当たり遊技は、上記したラウンド動作を16ラウンド繰り返す遊技とされる。なお、本実施形態では、大入賞装置2を利用した第2又は第3長当たり(2種大当たり)遊技を、上大入賞装置2を利用して行う場合を例に挙げて説明したが、下大入賞装置30を利用して行うことも可能である。
一方、遊技状態が時短遊技状態のときに第1長当たり又は第3長当たりに当選した場合は、遊技終了後の遊技状態を時短遊技状態に設定する。また、時短遊技状態のときに第2長当たりに当選した場合は、遊技終了後の遊技状態を通常遊技状態に設定する。
時短遊技状態は、通常遊技状態より遊技者に有利な遊技状態であり、通常遊技状態より電チュー23への遊技球の入賞確率を高めた遊技状態である。例えば、通常遊技に比べて電チュー23の開放時間を長くしたり、或いは普通図柄の抽選間隔を短期間にして電チュー23に遊技球が入賞し易くしたりして、第2特別図柄表示器11に変動表示される特別図柄の変動停止回数を通常遊技状態より大幅に増やして、結果的に大当たりまでの時間短縮を図るようにした遊技状態である。なお、時短遊技回数の上限回数は任意に設定可能である。
図6は、本実施形態のパチンコ遊技機において各種乱数を取得するための乱数テーブルであり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は図柄乱数テーブル、(c)はゲート用の当たり乱数テーブルの一例を示した図である。
大当たり乱数は、始動口入賞時、大当たり乱数テーブルの中から1つの乱数値が取得される。そして、遊技制御基板111は、取得された大当たり乱数値に基づいて、大当たり、小当たり、ハズレの何れかを選択する。
例えば、図6(a)に示す大当たり乱数テーブルであれば、大当たりの割合が1/100に設定されており、「0」〜「99」の100個の乱数値から取得した値が「3」のときに大当たりを選択する。また小当たりの割合が98/100に設定されており、取得した値が「1」,「2」,「4」〜「99」のときに小当たりを選択する。また取得した値が「0」のときはハズレを選択する。
例えば、図6(b)に示す図柄乱数テーブルでは、第1長当たりが選択される割合が250/250に設定されており、上記した大当たり乱数の値が「3」の場合、すなわち1種大当たりが選択された場合、遊技制御基板111は、図柄乱数値に関わらず、第1長当たりを選択する。
一方、図6(b)に示す図柄乱数テーブルでは、第2長当たりが選択される割合が200/250、第3長当たりが選択される割合が50/250に設定されており、上記した大当たり乱数の乱数値が「0」「3」以外の小当たりが選択された場合、遊技制御基板111は、図柄乱数値に基づいて、第2長当たり又は第3長当たりの何れかを選択する。
また、図6(c)に示すゲート用当たり乱数テーブルでは、遊技球がゲート22を通過した時に、例えば「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。当たり乱数テーブルでは、当たりの割合が例えば9/10に設定されており、遊技制御基板111は、取得した乱数値が「0」〜「8」のときに当たりを選択する。
図7は、一般的なパチンコ遊技機に設けられている上大入賞装置の小当たり時の動作タイミングを示したタイミングチャートであり、(a)は遊技球が特定領域を未通過時、(b)は遊技球が特定領域を通過時の各部の動作タイミングをそれぞれ示している。
なお、一般的なパチンコ遊技機の構成については図示を省略するため、本実施形態のパチンコ遊技機と同一部位には同一符号を付しておく。
一般的なパチンコ遊技機では、第1又は第2特別図柄表示器10、11において変動中であった特別図柄が小当たり図柄で停止すると、所定の図柄表示時間A経過後、上大入賞装置2が停止状態から作動状態になり、上大入賞装置2の可動片3L、3Rが例えば1回、上大入賞装置2の内部に遊技球が入賞し難い閉状態から遊技球が入賞し易い開状態に変化する。このとき、遊技球が上大入賞装置2の内部に入賞しなかった場合、或いは上大入賞装置2の内部に入賞したものの2種大当たりを発生させる上大入賞装置2内の特定領域4に遊技球が入賞しなかった場合は、図7(a)に示すように、大当たり遊技の権利を発生させる条件装置、及び下大入賞装置30を作動させる役物連続作動装置は停止状態のままとなる。そして、小当たりに伴う上大入賞装置2の作動停止後、RAM114に特別図柄の保留が記憶されている場合は、第1又は第2特別図柄表示器10、11において新たな特別図柄の変動表示を開始する。
一方、小当たりに伴う可動片3L、3Rにより上大入賞装置2内に入賞した遊技球が特定領域4に入賞した場合は、図7(b)に示すように、条件装置及び役物連続作動装置が停止状態から作動状態になる。そして、小当たりに伴う作動停止後、下大入賞装置30を利用した大当たり動作を開始する。
なお、上記した条件装置及び役物連続作動装置の構成は、遊技制御基板111により実現される。
この場合、遊技制御基板111が特別図柄の変動時間と特別図柄の停止時間(確定時間)とを制御する特別図柄動作期間では、演出制御基板121は、特別図柄が変動状態であることを示す変動演出の制御を行う。
次に、遊技制御基板111が小当たり動作を行う小当たり動作期間のうち、小当たり動作前の小当たりオープニング期間と、実際に上大入賞装置2の可動片3L、3Rを開放状態にする小当たり動作期間では、演出制御基板121は小当たり演出の演出制御を行う。
上記小当たり開放動作後、遊技制御基板111は、小当たりエンディング期間に移行することになるが、小当たり開放動作において上大入賞装置2に入賞した遊技球が特定領域を通過した場合、演出制御基板121は、遊技球が特定領域4を通過したことを示すV表示演出の制御を行った後、大当たりの種類を報知するラウンド抽選演出の制御を行うことになる。
しかしながら、遊技制御基板111は、大当たり動作期間に移行した時点で大当たりラウンド数を報知するラウンド報知ランプをオンにするため、遊技者が大当たりオープニング期間中にラウンド報知ランプを確認すれば、ラウンド抽選演出が終了する前に大当たりの種類(ラウンド数)を把握できてしまうという不具合あった。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機200では、遊技球が上大入賞装置2内の特定領域4に入賞したことを検出するスイッチとして、第1特定領域SW4aと第2特定領域SW4bを設け、第1特定領域SW4aにおいて遊技球を検出したときに上記した条件装置を作動させ、第2特定領域SW4bにおいて遊技球を検出したときに上記した役物連続作動装置を作動させるようにした点に特徴がある。
この場合も、特別図柄動作期間では、演出制御基板121は、特別図柄が変動状態であることを示す変動演出の制御を行う。
次に、遊技制御基板111が小当たり動作を行う小当たり動作期間のうち、小当たり動作前の小当たりオープニング期間と、実際に上大入賞装置2の可動片3L、3Rを開放状態にする小当たり動作期間では、演出制御基板121は、小当たり演出の演出制御を行うことになる。上記小当たり開放動作後、遊技制御基板111は、小当たりエンディング期間に移行することになるが、小当たり開放動作において上大入賞装置2に入賞した遊技球が特定領域4に入賞し、第1特定領域SW4aを通過したとき大当たり遊技の権利を発生させる条件装置を作動させる一方、演出制御基板121は、遊技球が特定領域4を通過したことを示すV表示演出の制御を行った後、大当たりの種類を報知するラウンド抽選演出の制御を行う。そして、遊技球が第2特定領域SW4bを通過したときに大当たり遊技を行う下大入賞装置30を作動させる役物連続作動装置を作動させて大当たり動作に移行させるようにした。
このように構成すると、遊技球が第1特定領域SW4aを通過してから第2特定領域SW4bを通過するまでの間に期間を設けることが可能になる。つまり、大当たり遊技の権利が発生してから実際に大当たり動作を開始するまでの間に時間差を設けることができるようになる。
よって、この期間に演出制御基板121がV表示やラウンド抽選演出の演出制御を行うことで、ラウンド報知ランプがONになる時点、即ち大当たり動作期間に移行する時点では、ラウンド報知演出を終了させることが可能になるので、ラウンド報知演出の終了前にラウンド報知ランプ等により先に大当たりの種類が報知されてしまうといった不具合を防止することができる。
更に、本実施形態では、第1の開放動作と第2の開放動作とを組み合わせた小当たり開放動作(小当たり開放パターン)を、複数を用意しておき、この小当たり開放パターンによって2種大当たりに当選したときの大当たりの種類を示唆するようにした。すなわち2種大当たりに当選したときのラウンド数が2Rの第2長当たりであるか、或いはラウンド数が16Rの第3長当たりであるか示唆するようにした。
このように演出制御基板121によるラウンド抽選演出に加えて、遊技制御基板111による小当たり開放動作時の可動片3L、3Rの開放回数によっても大当たりの種類を示唆すると、例えばラウンド抽選演出と可動片3L、3Rの開放動作を連動させるなどすれば、ラウンド抽選演出の興趣をより高めることが可能になる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機においては、特定領域4に入賞した遊技球を利用して遊技演出を行う演出装置を構成することも可能である。
図10は、本実施形態のパチンコ遊技機において特定領域に入賞した遊技球を演出装置の構成の一例を示した図である。なお、図10に示す演出装置は、遊技盤1の遊技領域1a内であれば任意の位置に設けることが可能である。但し、本実施形態では、上大入賞装置2内の特定領域4に入賞した遊技球を利用して演出を行うことから特定領域4より下方位置に配置することが好ましい。
このように構成すれば、遊技球が第1特定領域SW4aを通過してから第2特定領域SW4bを通過するまでの期間を、遊技球が回転テーブル41上を回転している期間とすることができるので、遊技球が第1特定領域SW4aを通過してから第2特定領域SW4bを通過するまでの期間を長くすることが可能になると共に、上大入賞装置2内の特定領域4を通過した遊技球を利用したこれまでにない演出装置を実現することが可能になる。
なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板111のCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
図11は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、スイッチ処理(S20)、図柄処理(S30)、電動役物処理(S40)、賞球処理(S50)、出力処理(S60)を実行する。
先ず、図12〜図14を用いて乱数更新処理と各種スイッチ処理について説明する。
[始動口SW処理]
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、第1始動口21の第1始動口SW21aがオンであるか否かの判別を行い(S201)、第1始動口SW21aがオンであると判別した場合は、第1始動口SW21aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う(S202)。ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S203)。この後、遊技データとして、大当たり乱数、図柄乱数、変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S204)。次いで、第1特別図柄保留ランプ13の保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする(S205)。なお、ステップS202において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS203〜S205の処理をスキップしてステップS206に進む。
次に、CPU112は、第2始動口23の第2始動口SW23aがオンであるか否かの判別を行い(S206)、第2始動口SW23aがオンであると判別した場合は、第2始動口SW23aの保留個数U2が「4」より少ないか否かの判別を行う(S207)。ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S208)。この後、遊技データとして、大当たり乱数、図柄乱数、変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S209)。次いで、第2特別図柄保留ランプ14の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして(S210)、始動口SW処理を終了する。なお、ステップS207において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、始動口SW処理を終了する。
図13は、遊技制御基板のCPUが実行する特定領域SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、上大入賞装置2内の特定領域(Vゾーン)4の第1特定領域SW4aがオンであるか否かの判別を行う(S221)。第1特定領域SW4aがオンであると判別した場合は、上大入賞装置2内に遊技球が入球していることを示す入球フラグがONであるか否かの判別を行い(S222)、入球フラグがONであると判別した場合はVフラグをONにし(S223)、Vゾーンに入賞したことを示すV入賞コマンドをセットする(S224)。
次にCPU112は、上大入賞装置2内の特定領域4の第2特定領域SW4bがオンであるか否かの判別を行い(S225)、第2特定領域SW4bがオンであると判別した場合は、役物作動フラグをONにした後(S226)、特定領域SW処理を終了する。
なお、ステップS221において、第1特定領域SW4aがオンでないと判別した場合、ステップS222において、入球フラグがONでないと判別した場合、或いは、ステップS225において、第2特定領域SW4bがオンでないと判別した場合は、特定領域SW処理を終了する。
図14は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート22のゲートSW22aがオンであるか否かの判別を行い(S231)、ゲートSW22aがオンであると判別した場合は、ゲートSW22aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S232)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S233)、ゲート用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S234)ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS231において、ゲートSW22aがオンでないと判別した場合、或いはステップS232において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ゲートSW処理を終了する。
図15は、遊技制御基板のCPUが実行する上入賞検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、上大入賞装置2内の上入賞検知SW2aがONであるか否かの判別を行い(S241)、上入賞検知SW2aがONであると判別した場合は、次に大当たり中であるか否かの判別を行う(S242)。ステップS242において、大当たり中であると判別した場合は、入賞個数をカウントする個数カウンタCに「1」を加算して(S243)、上入賞検知処理を終了する。
一方、ステップS242において、大当たり中でないと判別した場合は、次に小当たり中であるか否かの判別を行い(S244)、小当たり中であると判別した場合は、上大入賞装置2内に滞在している遊技球の入球個数をカウントする個数カウンタXに「1」を加算する(S245)。この後、上大入賞装置2内に遊技球が滞在していることを示す入球フラグをONにして(S246)、上入賞検知処理を終了する。
なお、ステップS244において、小当たり中でないと判別した場合、或いはステップS241において、上入賞検知SW2aがONでないと判別した場合は、上入賞検知処理を終了する。
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する上排出検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、上大入賞装置2の上排出球検知SW2bがONであるか否かの判別を行い(S251)、上排出球検知SW2bがONであると判別した場合は、上大入賞装置2内に滞在している遊技球の入球個数を示す個数カウンタXから「1」を減算する(S252)。次に、個数カウンタXの値が「0」であるか否かの判別を行い(S253)、個数カウンタXの値が「0」であると判別した場合は、入球フラグをOFFにして(S254)、上排出球検知SW処理を終了する。
一方、ステップS251において、上排出球検知SW2bがONでないと判別した場合は、個数カウンタXの値を減算することなく、ステップS253に移行する。また、ステップS253において、個数カウントXの値が「0」でないと判別した場合は、入球フラグをOFFにすることなくONにすることなく、上排出球検知SW処理を終了する。
図17は、遊技制御基板のCPUが実行する下入賞検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、下大入賞装置30内の下入賞検知SW30aがONであるか否かの判別を行い(S261)、下入賞検知SW30aがONであると判別した場合は、次に大当たり中であるか否かの判別を行う(S262)。ステップS262において、大当たり中であると判別した場合は、入賞個数をカウントする個数カウンタCに「1」を加算して(S263)、下入賞検知処理を終了する。
なお、ステップS262において、大当たり中でないと判別した場合、或いはステップS2611において、下入賞検知SW30aがONでないと判別した場合は、下入賞検知処理を終了する。
[特別図柄処理]
図18は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たりゲーム中であるか否かの判別を行い(S311)、大当たりゲーム中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器10の特別図柄、又は第2特別図柄表示器11の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S312)。特別図柄が変動中でないと判別した場合は、優先的に消化する第2始動口SW23aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い(S313)、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S314)。
この際、RAM114に第2特別図柄表示器11の特別図柄に対応した遊技データを記憶する記憶領域として、例えば第1〜第4の記憶領域が設けられている場合は、第4記憶領域に記憶された遊技データを第3記憶領域にシフトし、第3記憶領域に記憶された遊技データを第2記憶領域にシフトし、第2記憶領域に記憶された遊技データを第1記憶領域にシフトする。そして第1記憶領域に記憶されたデータを所定の処理領域に書き込むようにする。
次に、CPU112は、第1又は第2特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行い(S322)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11の変動を停止して所定特別図柄を表示させる(S323)。この後、変動停止コマンドをセットし(S324)、後述する停止中処理(S325)を実行して特別図柄処理を終了する。
なお、ステップS311において当たり遊技フラグがONであると判別した場合、或いはステップS322において、特別図柄の変動時間が所定の変動時間に達していないと判別した場合は、特別図柄処理を終了する。
また、ステップS312において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS322に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS316において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、後述する客待ち設定処理に実行して(S326)、特別図柄処理を終了する。
図19は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、RAM114の所定の処理領域に書き込まれた遊技データに含まれる大当たり乱数の判定を行い(S331)、続くステップS332において、大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、RAM114の所定の処理領域に書き込まれた遊技データに含まれる図柄乱数の判定を行い(S333)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットする大当たり図柄を設定して(S334)、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS332において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり乱数により小当たりであるか否かの判別を行う(S335)。ここで、小当たりと判別した場合は、図柄乱数の判定を行い(S336)、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットする小当たり図柄を設定して(S337)、大当たり判定処理を終了する。また、ステップS335において、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器10又は第2特別図柄表示器11にセットするハズレ図柄を設定して(S338)、大当たり判定処理を終了する。
図20は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S341)、大当たりであると判別した場合は、大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S342)。
一方、ステップS341において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり図柄に基づいて小当たりであるか否かの判別を行い(S343)、小当たりであると判別した場合は、小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S344)。また、ステップS343において、小当たりでないと判別した場合は、ハズレ用テーブルをRAM114にセットする(S345)。
次に、CPU112は、上記ステップS204、S209において取得した変動パターン乱数の判定を行い(S346)、その変動パターン乱数に応じた変動パターンを設定して(S347)、変動パターン選択処理を終了する。
図21は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、時短フラグがONであるか否かの判別を行い(S351)、時短フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている時短ゲームの残ゲーム回数Jから「1」を減算する(S352)。
次に、CPU112は、残ゲーム回数Jが「0」であるか否かの判別を行い(S353)、残ゲーム回数Jが「0」であれば、時短ゲームにおいて特別図柄の変動表示が所定回数(例えば100回)行われたことを意味するので時短フラグをOFFにする(S354)。なお、ステップS351において時短フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS353において、残ゲーム回数Jが「0」でないと判別した場合は、ステップS355に移行する。
ここで、小当たりであると判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにする(S357)。この後、小当たりのオープニングを開始すると共に、小当たりオープニングコマンドをセットして(S358、S359)、停止中処理を終了する。
一方、ステップS356において、小当たりでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにすることなく変動停止中処理を終了する。
また、ステップS355において、大当たりであると判別した場合は、時短ゲームの残ゲーム回数Jに「0」をセットして、残ゲーム回数Jをリセットすると共に、時短フラグをOFFにする(S360、S361)。この後、大当たりのオープニングを開始すると共に、大当たりオープニングコマンドをセットして(S362、S363)、停止中処理を終了する。
図22は、遊技制御基板のCPUが実行する客待ち設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、客待ちフラグがONであるか否かの判別を行い(S371)、客待ちフラグがONであると判別した場合は、客待ち設定処理を終了する。
一方、ステップS371において、客待ちフラグがONでないと判別した場合は、客待ちコマンドをセットすると共に、客待ちフラグをONにしてから(S372、S373)、客待ち設定処理を終了する。
図23は、遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄変動処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、電チュー23が作動中であることを示す補助遊技フラグがONであるか否の判別を行い(S381)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS381において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S382)。ここで、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW22aのゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い(S383)、カウント通過回数Gが「1」より多い場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算し(S384)、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄の当たり乱数の判定を行い(S385)、普通図柄表示器12に停止表示する停止図柄と変動時間を設定する(S386、S387)。
ここで、設定する変動時間は、RAM114に記憶されている時短フラグの状態によって異なる。例えば、時短フラグがOFFの場合、変動時間は比較的長い4.0秒に設定される。
一方、時短フラグがONの場合は、比較的短い1.5秒に設定される。この後、普通図柄表示器12の変動を開始する。
一方、所定の変動時間を経過したと判別した場合は変動を停止し(S390)、次に普通図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行う(S391)。
普通図柄が当たり図柄である場合は、補助遊技フラグをONにして(S392)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS391において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく普通図柄処理を終了する。
なお、ステップS382において、普通図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS389に進み、普通図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
[大入賞口処理]
図24は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S411)、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、上大入賞装置2又は下大入賞装置30を利用した大当たり遊技処理を実行する(S412)。
一方、ステップS411において、大当たり遊技フラグがONでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S413)、小当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、上大入賞装置2を利用した小当たり遊技処理を実行する(S414)。上記大当たり遊技処理又は小当たり遊技処理を実行後、大入賞口処理を終了する。また、ステップS413において、小当たり遊技フラグがONでないと判別した場合も大入賞口処理を終了する。
図25は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。なお、上大入賞装置2を利用した大当たり遊技処理と、下大入賞装置30を利用した大当たり遊技処理は、利用する大入賞装置に合わせてラウンド数と開放パターンの設定を変更するだけで、他は同一処理により実現できるため、ここでは、大入賞口装置30を利用した大当たり動作について説明する。
CPU112は、先ず、大当たりのオープニング中であるか否かの判別を行う(S421)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S422)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、大当たりラウンド数を示すラウンド回数Rの値に「1」をセットする(S423)。この後、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う(S424)。
本実施形態では、大当たりが上大入賞装置2内のVゾーンを経由しない大当たりである場合、下大入賞装置30を利用した第1長当たり遊技である第1長当たりゲームを行う。この場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンを例えば29.5秒開放×1回に設定する。
また、大当たりが上大入賞装置2内のVゾーンを経由した第2大当たりである場合は、上大入賞装置2を利用した第2長当たり遊技または第3長当たり遊技を行う。そして、大当たりが第2長当たりの場合は、ラウンド回数(R数)を2Rに設定し、大当たりが第3長当たりの場合は、ラウンド回数(R数)を16Rに設定する。
但し、第2大当たりの場合、1R目は一回の第1開放動作と複数回の第2開放動作を行う小当たり動作となり、2R以降の作動パターンを例えば1.80秒開放×18回に設定する。
次に、CPU112は、下大入賞装置30の下大入賞口の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S428)、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、次に個数カウンタCの値が規定個数Cに達したか否かの判別を行う(S429)。
ステップS429において、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、下大入賞装置30の下大入賞口の作動を終了する(S430)。つまり、下大入賞装置30の下大入賞口を開状態から閉状態にする。
これに対して、個数カウンタCの値が規定個数Cでないと判別した場合は、大当たり遊技処理を終了する。
また、ステップS428において、下大入賞装置30の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS429の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく下大入賞装置30の下大入賞口の作動を終了する(S430)。
次に、ラウンド回数Rの値を「0」にリセットした後(S434)、大当たりエンディング時間が経過したか否かの判別を行う(S435)。そして、大当たりエンディング時間を経過したと判別した場合は、遊技状態設定処理を実行し(S436)、大当たり遊技フラグをOFFにして(S437)、大当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS431において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合は、大当たり遊技処理を終了する。
ここで、下大入賞口が作動中であると判別した場合は、ステップS428に移行し、下大入賞装置30の下大入賞口が作動中でないと判別した場合はステップS425に移行する。
また、ステップS422において大当たりオープニング時間を経過していないと判別した場合、ステップS429において個数カウンタCの値が規定個数Cに達していないと判別した場合、或いはステップS435において、大当たりエンディング時間を経過していないと判別した場合は、大当たり遊技処理を終了する。
図27は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たりが第1長当たりであるか否かの判別を行い(S451)、第1長当たりであると判別した場合は、時短フラグをONにして(S452)、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS451において、大当たりが第1長当たりでないと判別した場合は、次に大当たりが第2長当たりであるか否かの判別を行い(S453)、第2長当たりであると判別した場合は、時短フラグをOFFにして(S454)、遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS453において、第2長当たりでないと判別した場合、つまり大当たりが第3長当たりであると判別した場合は、ステップS452に進み、時短フラグをONにして遊技状態設定処理を終了する。
図28は、遊技制御基板のCPUが実行する小当たり遊技処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、上大入賞装置2の入球フラグがONであるか否かの判別を行う(S471)。
ステップS471において、入球フラグがONでないと判別した場合は、上大入賞口が作動中であるか否かの判別を行い(S472)、上大入賞口が作動中でないと判別した場合は、小当たり時の可動片3L、3Rの開放パターンを選択する開放パターン選択処理を行い(S473)、選択された小当たり開放パターンを設定する(S474)。
次に、CPU112は、上大入賞装置2の上大入賞口の作動を開始する(S475)。つまり、上大入賞装置2の可動片3L、3Rを閉状態から開状態にする。次に、滞留部材37の作動を開始する(S476)。つまり、滞留部材37を突出状態にする。
この後、CPU112は、上大入賞装置2の上大入賞口の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S477)、上大入賞装置2の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、上大入賞口の作動を終了する(S478)。
一方、ステップS477において、大入賞口の作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は小当たり遊技処理を終了する。
一方、ステップS480において、VフラグがONであると判別した場合は、V表示コマンドと、ラウンド抽選コマンドをセットした後(S484、S485)、滞留部材37の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行う(S486)。ステップS486において、滞留部材37の作動時間が所定の作動時間を経過したと判別した場合はステップS487に進み、所定の作動時間を経過していないと判別した場合は小当たり遊技処理を終了する。
ステップS487においては、滞留部材37の作動を終了する。その後、役物作動フラグがONであるか否かの判別を行う(S488)
ステップS488において、役物作動フラグがONであると判別した場合は、大当たり遊技フラグをON、時短フラグをOFFにする(S489、S490)。この後、大当たりのオープニングを開始し(S491)、大当たりオープニングコマンドをセットする(S492)。この後、Vフラグ及び役物作動フラグ、小当たり遊技フラグをOFFに戻して(S493、S494、S495)、小当たり遊技処理を終了する。
なお、ステップS471において、入球フラグがONであると判別した場合は、ステップS479に進む。また、ステップS472において、上大入賞口が作動中であると判別した場合は、ステップS477に進む。
図29は、遊技制御基板のCPUが実行する開放パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、取得した遊技データに基づいて、Vゾーン通過した場合の大当たりが第2長当たりであるか否かの判別を行い(S501)、第2長当たりと判別した場合は、小当たり時の小当たり開放パターンとして、例えば第2の開放動作の回数が例えば2回程度の少ない回数に設定された第1開放パターンをセットして(S502)、開放パターン選択処理を終了する。
一方、ステップS502において、大当たりが第2長当たりでないと判別した場合は、小当たり時の小当たり開放パターンとして、例えば第2の開放動作の回数が第1開放パターンより多い第2開放パターンをセットして(S503)、開放パターン選択処理を終了する。
図30は、遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S511)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次に電チュー23が作動中であるか否かの判定を行う(S512)。ここで、電チュー23が作動中でなければ、電チュー23の作動パターンを設定し(S513)、電チューの作動を開始する(S514)。
電柱の作動パターンとしては、例えば、時短フラグがOFFのときは、電チュー23の開放時間を0.15秒、開放回数を1回に設定し、時短フラグがONのときは、電チュー23の開放時間を1.80秒、開放回数を3回に設定する。
次に、CPU112は、電チュー23の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S515)、電チュー23の作動時間が経過したと判別した場合は、補助遊技フラグをOFFにして(S516)、電チュー処理を終了する。
なお、ステップS512において、電チュー23が作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。
また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS515において、電チュー23の作動時間が経過していないと判別した場合、電チュー処理を終了する。
[タイマ割込処理]
図31は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図24に示すタイマ割込処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板121のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、演出ボタン処理(S620)、コマンド送信処理(S630)等を実行する。
次に、演出制御基板121のCPU122がタイマ割込処理として実行する主要な処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理も演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
図32は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い(S701)、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、RAM124に記憶した保留球の保留数の加算を行う(S702)。そして、保留数加算後、保留数コマンドをセットする(S703)。
次にCPU122は、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い(S704)、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、変動演出開始コマンドをセットして(S705)、ステップS706に進む。なお、ステップS704において、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、変動演出開始コマンドをセットすることなくステップS706に進む。
次にステップS708において、小当たりオープニングコマンドを受信したか否かの判別を行い、小当たりオープニングコマンドを受信したと判別した場合は、小当たり演出開始処理を実行する。なお、ステップS708において、小当たりオープニングコマンドを受信していないと判別した場合は、小当たり演出開始処理を実行することなくステップS710に進む。
次にステップS710において、小当たりエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行い、小当たりエンディングコマンドを受信したと判別した場合は、小当たり演出終了コマンドをセットする(S711)。なお、ステップS710において、大当たりエンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、大当たり演出終了コマンドをセットすることなくステップS712に進む。
次にステップS714において、ラウンド抽選コマンドを受信したか否かの判別を行い、ラウンド抽選コマンドを受信したと判別した場合は、ラウンド抽選演出コマンドをセットする(S715)。なお、ステップS714において、ラウンド抽選コマンドを受信していないと判別した場合は、ラウンド抽選演出コマンドをセットすることなくステップS716に進む。
次にステップS718において、大当たりエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行い、大当たりエンディングコマンドを受信したと判別した場合は、大当たりエンディング演出選択処理を実行する(S719)。なお、ステップS718において、大当たりエンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、大当たりエンディング演出選択処理を実行することなくステップS720に進む。
ステップS720においては、客待ちコマンド受信処理を実行する。この後、コマンド受信処理を終了する。
なお、本実施形態では、2種大当たりとして、第2長当たりと第3長当たりという2つの長当たりを備えている場合を例に挙げて説明したが、あくまでも一例であり、さらに多くの2種当たりを備えてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では、小当たり開放パターンとして、出球の少ない第2長当たりに対応する第1開放パターンと、出球の多い第3長当たりに対応する第2開放パターンという2つの小当たり開放パターンを備えている場合を例に挙げて説明したが、小当たり開放パターンの種類は2種類以上であっても良いことは言うまでもない。その場合は、第2長当たりと第3長当たりといった複数の長当たりを示唆する開放パターンを用意することも可能である。
Claims (4)
- 遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口に遊技球が入球したときに遊技データを取得する遊技データ取得手段と、
特別図柄を表示可能な特別図柄表示手段と、
前記遊技データに基づいて、前記特別図柄表示手段に表示する特別図柄の変動と停止を制御する特別図柄表示制御手段と、
遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、
前記変動入賞装置内に設けられ、遊技球が通過したときに大当たり遊技の権利を発生させる第1特定領域と、
前記大当たり遊技の権利が発生しているときに遊技球が通過した場合は、前記変動入賞装置を作動させる第2特定領域と、
前記特別図柄表示手段の特別図柄が所定の小当たり図柄で停止表示されたときに小当たり遊技を実行する小当たり遊技実行手段と、
前記小当たり遊技中に前記変動入賞装置に入賞した遊技球が前記第1特定領域を通過した後に、遊技球が前記第2特定領域を通過した場合に大当たり遊技を実行する大当たり遊技実行手段と、
前記変動入賞装置に入賞した遊技球が前記第1特定領域を通過後であって、且つ、遊技球が前記第2特定領域を通過する前に大当たり遊技の種類を報知する報知演出の実行を制御する演出制御手段と、
を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記第2特定領域を、前記第1特定領域を通過した遊技球が流下する通路の下流側に配置したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 前記変動入賞装置は、前記小当たり遊技を実行する第1変動入賞装置と、前記大当たり遊技を実行する第2変動入賞装置と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
- 前記第1特定領域を通過した遊技球を利用して遊技演出を行う演出装置を備え、
前記演出装置に前記第2特定領域を配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
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