JP2011193341A - 無線通信装置、ネットワーク構成方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信装置、ネットワーク構成方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】環境変化に応じてツリー型無線マルチホップネットワークを再構築することで、安定したツリー型無線マルチホップネットワークの維持が可能な無線通信装置を提供する。
【解決手段】ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に通知パケットを受信する受信部と、ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報を他の装置ごとに保持する通信情報保持部と、受信部が受信した通知パケットに含まれる情報からツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を、受信部の通知パケットの受信に応じて通信情報保持部へ登録する通信情報登録部と、通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築部と、を備えることを特徴とする、無線通信装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置、ネットワーク構成方法及びコンピュータプログラムに関し、より詳細には、ツリー型の無線マルチホップネットワークを構成する無線通信装置、当該ツリー型の無線マルチホップネットワークの構成方法及びコンピュータプログラムに関する。
無線ネットワークにおいては、離れた2端末間の通信を、他の端末を中継することで実現するマルチホップネットワークが存在する。図1は、ツリー型の無線マルチホップネットワークの構成例を示す説明図である。
図1に示したツリー型無線マルチホップネットワーク1は、シンクノード100Aによって起動される。ツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加を希望する無線ノード100B〜100Hは、ビーコン・リクエスト(BEACON REQUEST)を送信し、周辺の受け入れ可能な無線ノードからのビーコンを待つ。ビーコンを受信出来た無線ノードは、ビーコンを受信出来たノードの中から自己の親ノード(上位ノード)を決定し、その親ノードへ接続を要求するAssociation Requestを送信する。親ノードは、Association Requestを送信したノードにAssociation Responseを返信することでネットワークアドレスを付与してネットワークに参加させることで、ツリーネットワークを構成している。
図10は、ツリー型無線マルチホップネットワーク1の起動及びツリー型無線マルチホップネットワーク1への参加シーケンスを示す説明図である。
「IEEE802.15.4」,IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)
しかし、従来のツリー型無線マルチホップネットワークにおいては、ノード起動時のマルチホップネットワークへの参加シーケンスのみで親ノードを決定するために、ノード起動後の無線環境の変化、例えば物体の移動(ドアの開閉、部屋のレイアウト変更等)に伴うフェージングや干渉等を考慮していないという問題があった。従って、長期的な観点では、ツリー型無線マルチホップネットワークに参加するノードは適切な親ノードを選定出来ているとは言い難く、ネットワークが不安定になったり、停止したりしてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、環境変化に応じてツリー型無線マルチホップネットワークを再構築することで、安定したツリー型無線マルチホップネットワークの維持が可能な、新規かつ改良された無線通信装置、ネットワーク構成方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に通知パケットを受信する受信部と、前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報を前記他の装置ごとに保持する通信情報保持部と、前記受信部が受信した前記通知パケットに含まれる情報から前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を、前記受信部の前記通知パケットの受信に応じて前記通信情報保持部へ登録する通信情報登録部と、前記通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築部と、を備えることを特徴とする、無線通信装置が提供される。
前記通信情報登録部は、所定の不通許容時間を超えて前記通知パケットを受信出来ない前記他の装置の情報を前記通信情報保持部から削除するようにしてもよい。
前記通信情報登録部は、前記通知パケットに含まれるシーケンス番号から前記通知パケットの受信エラー率を算出するとともに前記受信エラー率の低い順に候補順位を決定して該受信エラー率及び該候補順位を前記通信情報登録部に登録するようにしてもよい。
前記ネットワーク構築部は、前記通信情報保持部に保持されている現在の親ノードの前記受信エラー率が所定の許容エラー率より高くなると、候補順位が最上位である前記他の装置を親ノードに選択してツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するようにしてもよい。
前記ネットワーク構築部は、現在の親ノードの前記受信エラー率が所定の許容エラー率より高くなり、かつ現在の親ノードの前記受信エラー率より低い受信エラー率を有する前記他の装置の情報が前記通信情報保持部に保持されていると、候補順位が最上位である前記他の装置を親ノードに選択してツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するようにしてもよい。
前記ネットワーク構築部は、前記通信情報登録部により親ノードの情報が削除された場合に、候補順位が最上位である前記他の装置を親ノードに選択してツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に通知パケットを受信する受信ステップと、前記受信ステップが受信した前記通知パケットに含まれる情報から前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を、前記受信部の前記通知パケットの受信に応じて、前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報が前記他の装置ごとに保持される通信情報保持部へ登録する通信情報登録ステップと、前記通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築ステップと、を備えることを特徴とする、ネットワーク構成方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に受信される通知パケットに含まれる情報から前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を前記受信部の前記通知パケットの受信に応じて、前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報が前記他の装置ごとに保持される通信情報保持部へ登録する通信情報登録ステップと、前記通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築ステップと、を実行させることを特徴とする、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、環境変化に応じてツリー型無線マルチホップネットワークを再構築することで、安定したツリー型無線マルチホップネットワークの維持が可能な、新規かつ改良された無線通信装置、ネットワーク構成方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
ツリー型の無線マルチホップネットワークの構成例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るノード100の構成例を示す説明図である。 無線ノード100が他の無線ノード100から定期通知パケットを受信した際の動作について説明する流れ図である。 定期通知パケットの到達範囲の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態において無線ノード100が送信する伝送フレーム及びパケットの構造例を示す説明図である。 周辺ノードテーブル132のデータ構造を示す説明図である。 本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作を示す流れ図である。 本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作を示す流れ図である。 本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作を示す流れ図である。 ツリー型無線マルチホップネットワーク1の起動及びツリー型無線マルチホップネットワーク1への参加シーケンスを示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.本発明の一実施形態>
[ツリー型無線マルチホップネットワークの構成例]
まず、本発明の一実施形態に係るツリー型無線マルチホップネットワークの構成例を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るツリー型無線マルチホップネットワーク1の構成例を示す説明図である。
上述したように、図1に示したツリー型無線マルチホップネットワーク1は、シンクノード100Aによって起動される。ツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加を希望する無線ノード100B〜100Hは、ビーコン・リクエストを送信し、周辺の受け入れ可能な無線ノードからのビーコンを待つ。ビーコンを受信出来た無線ノードは、ビーコンを受信出来たノードの中から自己の親ノード(上位ノード)を決定し、その親ノードへ接続を要求するAssociation Requestを送信する。親ノードは、Association Requestを送信したノードにAssociation Responseを返信することでネットワークアドレスを付与してネットワークに参加させることで、ツリーネットワークを構成している。
図1に示した例では、無線ノード100B、100Cは、シンクノード100Aを親ノードとしている。そして無線ノード100Dは、無線ノード100Bを親ノードとしており、無線ノード100Eは、無線ノード100Cを親ノードとしている。さらに、無線ノード100F、100Gは、無線ノード100Dを親ノードとしており、無線ノード100Hは、無線ノード100Gを親ノードとしている。
各無線ノードは、例えば特開2009−296435号公報等で開示された技術を用いてツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加することができる。本発明では、ツリー型無線マルチホップネットワークへの参加方法についての詳細な説明は割愛する。
そして、このようにツリー型無線マルチホップネットワーク1を構成するシンクノード100A及び無線ノード100B〜100Hは、定期的にパケット(定期通知パケット)を送信する。この定期通知パケットは、各ノードからブロードキャストのパケットとして送信される。なお、ここで言う「ブロードキャスト」は、無線が到達した全てのノードが受信し、ブロードキャスト半径が1、すなわち受信はするが中継は行わない通信を言う。
以上、本発明の一実施形態に係るツリー型無線マルチホップネットワーク1の構成例について説明した。次に、本発明の一実施形態に係るノードの構成例について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る無線ノード100(シンクノード100A及び無線ノード100B〜100Hを総称して無線ノード100とする)の構成例を示す説明図である。以下、図2を用いて本発明の一実施形態に係る無線ノード100の構成例について説明する。
図2に示したように、本発明の一実施形態に係る無線ノード100は、制御部110と、通信部120と、無線アンテナ122と、記憶部130と、を含んで構成される。
制御部110は、無線ノード100の動作の制御を実行するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)等で構成される。図2に示したように、制御部110は、周辺ノードテーブル更新部112と、ネットワーク構成部114と、を含んで構成される。
周辺ノードテーブル更新部112は、通信部120が周囲の無線ノード100から定期通知パケットを受信する度に、後述の、記憶部130に含まれる周辺ノードテーブル132を更新するものである。周辺ノードテーブル132のデータ構造については後述する。
ネットワーク構成部114は、ツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加するための、ツリー型ネットワーク参加シーケンスを実行するものである。ネットワーク構成部114は、ツリー型無線マルチホップネットワーク1に最初に参加する際はもちろん、周辺ノードテーブル132の状態が変化した際も必要に応じてツリー型ネットワーク参加シーケンスを実行する。ネットワーク構成部114が実行する処理については後に詳述する。
通信部120は、無線アンテナ122を介して他の無線ノード100からパケットを受信し、または無線アンテナ122を用いて他の無線ノード100に対してパケットを送信するものである。通信部120は、無線アンテナ122を用いて定期的に定期通知パケットを制御部110の制御の下に送出する。また、通信部120が無線アンテナ122を介して他の無線ノード100から受信したパケットは制御部110に送られる。制御部110は通信部120から送られたパケットの中身を解析して適切な処理を実行する。
本実施形態にかかる無線ノード100は、他の無線ノード100から定期通知パケットを受信すると、その定期通知パケットの内容を周辺ノードテーブル更新部112で解析する。周辺ノードテーブル更新部112は、受信したその定期通知パケットの内容に基づいて周辺ノードテーブル132の更新処理を実行する。周辺ノードテーブル更新部112の周辺ノードテーブル132の更新処理により、ネットワーク構成部114はツリー型無線マルチホップネットワークの再構成が可能となる。
記憶部130は、無線ノード100の動作に必要となる各種情報が格納されるものであり、それらの情報は、制御部110から適宜読み出されたり、制御部110により適宜更新されたりする。
図2に示したように、記憶部130は、周辺ノードテーブル132を含んで構成される。周辺ノードテーブル132は、周囲の無線ノード100から送信される定期通知パケットの内容が受信時の情報と共に格納されるテーブルである。
周辺ノードテーブル132のデータ構造については後に詳述するが、本実施形態においては、周辺ノードテーブル132は、無線ノードを識別するノードID、定期通知パケットに含まれるシーケンス番号の初期値、定期通知パケットの前回受信時のシーケンス番号、定期通知パケットの前回受信時間、パケットの総欠落数、エラー率、付帯情報、親ノード、子ノードまたは周辺ノードのいずれかを示すノード属性、エラー率の昇順で決定する候補順位の情報が含まれる。
なお、パケットの総欠落数は、受信した定期通知パケットに含まれるシーケンス番号から、周辺ノードテーブル132に保存されている前回受信時のシーケンス番号を引いた値が1以外の場合に、その値を累積加算することで求められる。そして、エラー率は、総欠落数を、受信した定期通知パケットに含まれるシーケンス番号からシーケンス番号の初期値を引いた値で除して求められる。このような周辺ノードテーブル132の更新処理は、通信部120が周囲の無線ノード100から定期通知パケットを受信する度に、周辺ノードテーブル更新部112が実行する。
周辺ノードテーブル132に保存される情報は、無線ノード100が動作を終了した時点で全て消去される。従って、周辺ノードテーブル132には、無線ノード100が起動されてから動作を終了する前の間に、他の無線ノード100から送信される定期通知パケットに基づく情報が格納されることになる。
以上、本発明の一実施形態に係る無線ノード100の構成例について説明した。次に、本発明の一実施形態に係る無線ノード100の動作について説明する。
図3は、無線ノード100が他の無線ノード100から定期通知パケットを受信した際の動作について説明する流れ図である。以下、図3を用いて、無線ノード100が他の無線ノード100から定期通知パケットを受信した際の動作について説明する。
ツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加する無線ノード100は、定期的に定期通知パケットを送信する。上述したように、定期通知パケットは、各ノードからブロードキャストのパケットとして無線ノード100から送信される。
図4は、定期通知パケットの到達範囲の例を示す説明図である。図4に示した例では、無線ノード100Gから送信される定期通知パケットは、無線ノード100D、100E、100F、及び100Hに到達し、無線ノード100Gからの定期通知パケットを受信した各無線ノードは、他の無線ノードへの当該定期通知パケットの転送は行わない。
図5は、本実施形態において無線ノード100が送信する伝送フレーム及びパケットの構造例を示す説明図である。図5を用いて、本実施形態において無線ノード100が送信する伝送フレーム及びパケットの構造について説明する。
図5に示したように、伝送フレームはフレームヘッダとパケットとから構成される。そして、パケットはパケットヘッダと、送信データが記述されるパケットペイロードとから構成される。
フレームヘッダは、送信元の無線ノード100が有する通信アドレスが記述される「Source Address」の項目と、宛先の無線ノード100が有する通信アドレスが記述される「Destination Address」の項目を含んで構成される。
パケットヘッダは、「Packet Type」、「Source Name」、「Destination Name」、「Radius」の項目を含んで構成される。「Packet Type」の項目には、送信するパケットの種別が記述される。例えば、パケットには、ユニキャストパケット、地理的ユニキャストパケット、地理的ブロードキャストパケット、完了通知パケット等の種別がある。
ユニキャストパケットは、1つの無線通信端末に向けたパケットである。地理的ユニキャストパケットは、指定の位置を中心とした送信範囲内に存在する1つの無線通信端末に向けたパケットである。地理的ブロードキャストパケットは、指定の位置を中心とした送信範囲内に存在する全ての無線通信端末に向けたパケットである。
本実施形態にかかる無線ノード100は、定期通知パケットを地理的ブロードキャストパケットとして送信する。
「Source Name」の項目には、送信元の無線ノード100を表す識別子が記述される。各無線ノードを一意に識別できるものであれば識別子はどのようなものでも構わないが、例えば識別子としてIPアドレスが用いられる場合は、「Source Name」の項目には、32ビットのビット数が必要となる。
「Destination Name」の項目には、宛先の無線ノード100を表す識別子が記述される。各無線ノードを一意に識別できるものであれば識別子はどのようなものでも構わないが、例えば識別子として、IPアドレスが用いられる場合は、「Destination Name」の項目には、32ビットのビット数が必要となる。
「Radius」の項目には、送信範囲を表す半径が記述される。本実施形態では、送信範囲は、「Radius」の項目に記述された半径を持つ円であるとする。
パケットペイロードにはコマンド(「Command」)が記述される。本実施形態にかかる無線ノード100は、定期通知パケットを送信する際には、このコマンドには自己のノードID及びシーケンス番号を記述して送信する。
無線ノード100は、定期通知パケットを送信する度にシーケンス番号を1つ増加する。従って、ツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加している、ある一つの無線ノード100からは同一のシーケンス番号を有する定期通知パケットは送信されることはない。なお、無線ノード100はツリー型無線マルチホップネットワーク1からの離脱の際にシーケンス番号をリセットするようにしてもよい。
他の無線ノード100からの定期通知パケットを通信部120で受信すると、周辺ノードテーブル更新部112は、受信した定期通知パケットに含まれているノードIDが周辺ノードテーブル132に存在しない新規ノードIDかどうかを判断する(ステップS101)。
図6は、本発明の一実施形態にかかる無線ノード100の記憶部130に保存される周辺ノードテーブル132のデータ構造を示す説明図である。図6に示したように、周辺ノードテーブル132は、無線ノードを識別するノードID、定期通知パケットに含まれるシーケンス番号の初期値、定期通知パケットの前回受信時のシーケンス番号、定期通知パケットの前回受信時間、パケットの総欠落数、エラー率、付帯情報、親ノードまたは子ノードを示すノード属性、エラー率の昇順で決定する候補順位の情報が含まれる。
図6には、4つの無線ノードからの定期通知パケットに基づくデータが周辺ノードテーブル132に格納されている状態が示されている。ノードIDが「ノード1」のレコードは、シーケンス番号の初期値が100、前回受信時のシーケンス番号が300、前回受信時間が「11:21:00」、総欠落数が10、エラー率が0.05、属性は親ノード、候補順位は第2位であることを示している。
上記ステップS101の判断の結果、受信した定期通知パケットに含まれているノードIDが周辺ノードテーブル132に存在しない新規ノードIDであれば、周辺ノードテーブル更新部112はそのノードIDの情報を周辺ノードテーブル132に追加する(ステップS102)。
周辺ノードテーブル更新部112は、無線ノードを識別するノードID、定期通知パケットに含まれるシーケンス番号の初期値、定期通知パケットの前回受信時のシーケンス番号、定期通知パケットの前回受信時間、パケットの総欠落数、エラー率、付帯情報、親ノードまたは子ノードを示すノード属性、エラー率の昇順で決定する候補順位の情報を周辺ノードテーブル132に追加する。この際、周辺ノードテーブル更新部112は、シーケンス番号の初期値と前回受信時のシーケンス番号には同じものを記録し、パケットの総欠落数及びエラー率には0を記録する。また、パケットの総欠落数及びエラー率が0なので、周辺ノードテーブル更新部112は、候補順位には0を記録する。
一方、上記ステップS101の判断の結果、受信した定期通知パケットに含まれているノードIDが周辺ノードテーブル132に存在するノードであれば、周辺ノードテーブル更新部112は、次にそのノードIDからの定期通知パケットに受信抜けがあるかどうかを調査する(ステップS103)。
周辺ノードテーブル更新部112は、定期通知パケットの抜けを、周辺ノードテーブル132に記録されている前回受信時のシーケンス番号と、今回受信した定期通知パケットに記述されているシーケンス番号とを比較することで調査する。
例えば、前回受信時のシーケンス番号が100で、今回受信した定期通知パケットに記述されているシーケンス番号が101であれば、定期通知パケットを連続して受信出来ていることになるので、周辺ノードテーブル更新部112は定期通知パケットの受信に抜けは無いと判断する。一方、前回受信時のシーケンス番号が100で、今回受信した定期通知パケットに記述されているシーケンス番号が102であれば、定期通知パケットが1つ抜けていることになるので、周辺ノードテーブル更新部112は定期通知パケットの受信に1つ抜けがあると判断する。
周辺ノードテーブル更新部112は、上記ステップS103での調査結果を周辺ノードテーブル132に反映させる。すなわち、定期通知パケットの受信に抜けが無ければ総欠落数は変化させず、定期通知パケットの受信に抜けがあれば、抜けている数を総欠落数に加算する。
周辺ノードテーブル更新部112は、上記ステップS103で定期通知パケットに受信抜けがあるかどうかを調査すると、続いてエラー率を算出し、候補順位を更新するとともに、現在時刻を前回受信時間に保存する(ステップS104)。
周辺ノードテーブル更新部112は、上記ステップS102または上記ステップS104において、周辺ノードテーブル132を更新すると、続いて、予め定めた不通許容時間を超えて受信が無いノードIDが存在するか、すなわち前回受信時間と現在時刻の差が不通許容時間より長くなっているノードIDのレコードが周辺ノードテーブル132にあるかどうかを調査する。そのようなノードIDが存在していれば、周辺ノードテーブル更新部112は該当するレコードを周辺ノードテーブル132から削除するとともに、周辺ノードテーブル132の候補順位の情報を更新する(ステップS105)。
例えば、図6に示した周辺ノードテーブル132において、ノード1の前回受信時間と現在時刻の差が不通許容時間より長くなっていた場合には、周辺ノードテーブル更新部112はそのノード1のレコードを周辺ノードテーブル132から削除し、その他の無線ノードの候補順位の情報を、エラー率の低い順に更新する。
このように、定期通知パケットの受信の度に周辺ノードテーブル更新部112が周辺ノードテーブル132を更新することで、無線ノード100は、自ノードの周囲の無線ノード100の状態を定期通知パケットの受信に応じてリアルタイムで把握することができる。
以上、図3を用いて、無線ノード100が他の無線ノード100から定期通知パケットを受信した際の動作について説明した。次に、本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作について説明する。
図7は、本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作を示す流れ図である。図7に示した流れ図は、周辺ノードテーブル更新部112により親ノードのレコードが削除された場合の動作を示したものである。例えばこれは、図6に示した周辺ノードテーブル132において、周辺ノードテーブル更新部112がノード1のレコードを周辺ノードテーブル132から削除した場合である。以下、図7を用いて本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作について説明する。
既存のツリーネットワーク参加シーケンスでは、受信したビーコンに含まれるツリーの段数やリンク品質から親ノードを決定するのが一般的である。これに対して本実施形態では、周辺ノードテーブル132に記録されている情報に基づいて、ネットワーク構成部114がツリー型無線マルチホップネットワーク1に適切に参加することで、無線ノード100は、ノード起動後の無線環境の変化に応じて適切な親ノードを選択してツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加することができる。
無線ノード100は、初回起動時には周辺ノードテーブル132には周辺の無線ノードのデータが何も入っていないので、既存の選定基準によって親ノードを決定して、ツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加する。ここではその親ノードの選定基準の詳細な説明は割愛する。
ノード起動後、無線ノード100は周囲の無線ノード100から定期通知パケットを受信する。定期通知パケットの受信に基づいて、周辺ノードテーブル更新部112は周辺ノードテーブル132を随時更新する。
ここで、周辺ノードテーブル更新部112により自ノードの親ノードのレコードが周辺ノードテーブル132から削除された場合には、ネットワーク構成部114は、自ノードに子ノードが存在しているかどうかを判断する(ステップS111)。
上記ステップS111の判断の結果、自ノードに子ノードが存在していない場合には、後述のステップS114に移る。一方、上記ステップS111の判断の結果、自ノードに子ノードが存在している場合には、ネットワーク構成部114は通信部120を通じて、全ての子ノードにツリー再構成通知パケットを送信する(ステップS112)。
上記ステップS112で、ネットワーク構成部114が全ての子ノードにツリー再構成通知パケットを送信すると、続いて、周辺ノードテーブル更新部112は周辺ノードテーブル132に保存されている属性の情報の内、「子ノード」になっているものを全て「周辺ノード」に変更する(ステップS113)。
続いて、ネットワーク構成部114はツリーネットワーク参加シーケンスを開始する(ステップS114)。ツリーネットワーク参加シーケンスは、例えば図10に示したシーケンスで実行される。そしてネットワーク構成部114は、ビーコンを受信した無線ノードの中で候補順位が最上位のノードを親ノードに選択して、ツリーネットワーク参加シーケンスを終了する(ステップS115)。
なお、ツリー再構成通知パケットを受信した他の無線ノード100(子ノード)は、同様にネットワーク構成部114でツリーネットワーク参加シーケンスを開始する。そしてネットワーク構成部114は、ビーコンを受信した無線ノードの中で候補順位が最上位のノードを親ノードに選択して、ツリーネットワーク参加シーケンスを終了する。
このように、無線リンクの安定性を過去の通信実績から簡易に推定する処理を実行することで、無線ノード100によって簡易にネットワーク再構成動作を行うことができる。以上、図7を用いて本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作について説明した。次に、本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作の別の例について説明する。
図8は、本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作の別の例を示す流れ図である。図8に示した流れ図は、周辺ノードテーブル132に保存されている親ノードのエラー率が所定の許容エラー率より悪くなった場合の動作を示したものである。例えばこれは、図6に示したように、周辺ノードテーブル132において、ノード1のレコードのエラー率がノード2のエラー率より悪くなっている場合である。以下、図8を用いて本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作の別の例について説明する。
ネットワーク構成部114は、周辺ノードテーブル更新部112により更新された周辺ノードテーブル132を調査し(ステップS121)、周辺ノードテーブル132における親ノードのエラー率が所定の許容エラー率より悪くなった場合に、周辺ノードテーブル132に保存されている各ノードの候補順位を調査する(ステップS122)。
上記ステップS121の調査の結果、親ノードの候補順位が1位である場合には何もせずに処理を終了する。一方、親ノードの候補順位が1位以外である場合には、ネットワーク構成部114は、自ノードに子ノードが存在しているかどうかを判断する(ステップS123)。
上記ステップS123の判断の結果、自ノードに子ノードが存在していない場合には、後述のステップS126に移る。一方、上記ステップS123の判断の結果、自ノードに子ノードが存在している場合には、ネットワーク構成部114は通信部120を通じて、全ての子ノードにツリー再構成通知パケットを送信する(ステップS124)。
上記ステップS124で、ネットワーク構成部114が全ての子ノードにツリー再構成通知パケットを送信すると、続いて、周辺ノードテーブル更新部112は周辺ノードテーブル132に保存されている属性の情報の内、「子ノード」になっているものを全て「周辺ノード」に変更する(ステップS125)。
続いて、ネットワーク構成部114はツリーネットワーク参加シーケンスを開始する(ステップS126)。そしてネットワーク構成部114は、ビーコンを受信した無線ノードの中で候補順位が最上位のノードを親ノードに選択して、ツリーネットワーク参加シーケンスを終了する(ステップS127)。
なお、ツリー再構成通知パケットを受信した他の無線ノード100(子ノード)は、同様にネットワーク構成部114でツリーネットワーク参加シーケンスを開始する。そしてネットワーク構成部114は、ビーコンを受信した無線ノードの中で候補順位が最上位のノードを親ノードに選択して、ツリーネットワーク参加シーケンスを終了する。
このように、無線ノード100は、周辺ノードテーブル132に保存されている親ノードのエラー率が所定の許容エラー率より悪くなった場合に、候補順位が上である無線ノードを親ノードに選択することで、ノード起動後の無線環境の変化に応じて適切な親ノードを選択してツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加することができる。
以上、図8を用いて本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作の別の例について説明した。次に、本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作のさらに別の例について説明する。
図9は、本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作のさらに別の例を示す流れ図である。図9に示した流れ図は、周辺ノードテーブル132に保存されている親ノードのエラー率が所定の許容エラー率より悪くなった場合の動作を示したものである。以下、図9を用いて本実施形態にかかる無線ノード100によるネットワーク再構成動作のさらに別の例について説明する。
ネットワーク構成部114は、親ノードのエラー率が許容エラー率より悪くなり、かつ周辺ノードテーブル132に親ノードよりエラー率が良い無線ノード100があるかどうかを周辺ノードテーブル132から調査する(ステップS131)。
上記ステップS131での調査の結果、そのような無線ノード100が他に無ければ、ネットワーク構成部114はそのまま処理を終了する。一方、親ノードのエラー率が許容エラー率より悪くなり、かつ周辺ノードテーブル132に親ノードよりエラー率が良い無線ノードがある場合には、ネットワーク構成部114は、自ノードに子ノードが存在しているかどうかを判断する(ステップS132)。
上記ステップS132の判断の結果、自ノードに子ノードが存在していない場合には、後述のステップS135に移る。一方、上記ステップS132の判断の結果、自ノードに子ノードが存在している場合には、ネットワーク構成部114は通信部120を通じて、全ての子ノードにツリー再構成通知パケットを送信する(ステップS133)。
上記ステップS133で、ネットワーク構成部114が全ての子ノードにツリー再構成通知パケットを送信すると、続いて、周辺ノードテーブル更新部112は周辺ノードテーブル132に保存されている属性の情報の内、「子ノード」になっているものを全て「周辺ノード」に変更する(ステップS134)。
続いて、ネットワーク構成部114はツリーネットワーク参加シーケンスを開始する(ステップS135)。そしてネットワーク構成部114は、ビーコンを受信した無線ノードの中で候補順位が最上位のノードを親ノードに選択して、ツリーネットワーク参加シーケンスを終了する(ステップS136)。
このように、無線ノード100は、周辺ノードテーブル132に保存されている親ノードのエラー率が所定の許容エラー率より悪くなり、かつ周辺ノードテーブル132に親ノードよりエラー率が良い無線ノードがある場合に、その無線ノードを親ノードに選択することで、ノード起動後の無線環境の変化に応じて適切な親ノードを選択してツリー型無線マルチホップネットワーク1に参加することができる。
以上説明したように本発明の一実施形態に係る無線ノード100によれば、起動後のツリー型無線マルチホップネットワーク1の環境の変化に応じて、適切な親ノードを選択することができ、これにより安定したツリー型ネットワークを構築し、かつ維持することができる。無線ノード100は、ツリー型ネットワークの構築に際し、無線リンクの安定性を過去の通信実績から簡易に推定し、実際の通信結果に基づいて親ノードを選択するので、間接波が多く、無線の変動が多い環境でも、安定した親ノードを選択し続けることができる。
また、本発明の一実施形態に係る無線ノード100は、ツリー型無線マルチホップネットワーク1の構築後に新たに無線ノード100がツリー型無線マルチホップネットワーク1に追加されたような場合であっても、各無線ノード100が自律的に追加された無線ノード100を発見することが出来る。従って、無線ノード100は、実際の無線環境に応じて、新たに追加された無線ノード100を親ノードとして選択することもできる。反対に、本発明の一実施形態に係る無線ノード100は、近隣の無線ノード100が遠くへ移動したり、またツリー型無線マルチホップネットワーク1から削除されたりした場合であっても、実際の通信環境の変化を検出することが可能となり、適切な無線ノード100を親ノードとして選択し続けることができる。
すなわち、本発明の一実施形態によれば、ツリー型無線マルチホップネットワークが運用されている場合で、無線ノードを追加したり、移動したり、撤去したりした場合であっても、適切な親ノードの選択が可能になり、無線ノードの設置に際して柔軟性を向上させることが出来る。
なお、上記実施形態における各種動作は、ハードウェア的な処理によって実行されるようにしてもよく、ソフトウェア的な処理によって実行されるようにしてもよい。ソフトウェア的な処理によって上記各実施形態における各種動作を実行する場合には、コンピュータプログラムが格納された記録媒体及びコンピュータプログラムを実行するプロセッサその他の制御手段を無線ノード100に設け、係る記録媒体からコンピュータプログラムを読み出し、係る制御手段において順次実行するようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、無線通信装置、ネットワーク構成方法及びコンピュータプログラムに適用可能であり、特に、ツリー型の無線マルチホップネットワークを構成する無線通信装置、当該ツリー型の無線マルチホップネットワークの構成方法及びコンピュータプログラムに適用可能である。
100 無線ノード
100A シンクノード
100B〜100H 無線ノード
110 制御部
112 周辺ノードテーブル更新部
114 ネットワーク構成部
120 通信部
122 無線アンテナ
130 記憶部
132 周辺ノードテーブル

Claims (8)

  1. ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に通知パケットを受信する受信部と、
    前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報を前記他の装置ごとに保持する通信情報保持部と、
    前記受信部が受信した前記通知パケットに含まれる情報から前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を、前記受信部の前記通知パケットの受信に応じて前記通信情報保持部へ登録する通信情報登録部と、
    前記通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築部と、
    を備えることを特徴とする、無線通信装置。
  2. 前記通信情報登録部は、所定の不通許容時間を超えて前記通知パケットを受信出来ない前記他の装置の情報を前記通信情報保持部から削除する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記通信情報登録部は、前記通知パケットに含まれるシーケンス番号から前記通知パケットの受信エラー率を算出するとともに前記受信エラー率の低い順に候補順位を決定して該受信エラー率及び該候補順位を前記通信情報登録部に登録することを特徴とする、請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記ネットワーク構築部は、前記通信情報保持部に保持されている現在の親ノードの前記受信エラー率が所定の許容エラー率より高くなると、候補順位が最上位である前記他の装置を親ノードに選択してツリー型無線マルチホップネットワークを再構築することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記ネットワーク構築部は、現在の親ノードの前記受信エラー率が所定の許容エラー率より高くなり、かつ現在の親ノードの前記受信エラー率より低い受信エラー率を有する前記他の装置の情報が前記通信情報保持部に保持されていると、候補順位が最上位である前記他の装置を親ノードに選択してツリー型無線マルチホップネットワークを再構築することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信装置。
  6. 前記ネットワーク構築部は、前記通信情報登録部により親ノードの情報が削除された場合に、候補順位が最上位である前記他の装置を親ノードに選択してツリー型無線マルチホップネットワークを再構築することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信装置。
  7. ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に通知パケットを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信した前記通知パケットに含まれる情報から前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を、前記受信部の前記通知パケットの受信に応じて、前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報が前記他の装置ごとに保持される通信情報保持部へ登録する通信情報登録ステップと、
    前記通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築ステップと、
    を備えることを特徴とする、ネットワーク構成方法。
  8. コンピュータに、
    ツリー型無線マルチホップネットワークを構成している他の装置から定期的に受信される通知パケットに含まれる情報から前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態を前記受信部の前記通知パケットの受信に応じて、前記ツリー型無線マルチホップネットワークの実際の通信状態の情報が前記他の装置ごとに保持される通信情報保持部へ登録する通信情報登録ステップと、
    前記通信情報登録部に保持されている情報からツリー型無線マルチホップネットワークを再構築するネットワーク構築ステップと、
    を実行させることを特徴とする、コンピュータプログラム。
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