JP2011193103A - デジタル放送録画再生装置 - Google Patents

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功人 鷹取
Tsukasa Fukazawa
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【課題】録画番組を再生する際に、最新のEMM個別メッセージに従って自動表示メッセージを制御するデジタル放送録画再生装置を得る。
【解決手段】EMM個別メッセージをEMMメッセージ情報蓄積部12に蓄積すると共に、EMM共通メッセージと同一IDを有するEMM個別メッセージがメッセージ情報蓄積部12に存在するか否か判定を行い、存在した場合に同一IDのEMM個別メッセージをメッセージ情報蓄積部12から取得する録画EMMメッセージ判定部13と、同一IDの共通EMMメッセージおよびEMM個別メッセージの差分情報に基づき自動表示メッセージを生成する自動表示メッセージ生成部を備え、録画番組を再生する場合、録画EMMメッセージ判定部13がネットワーク200を介して新規EMM個別メッセージを取得してEMMメッセージ情報蓄積部12に蓄積する。
【選択図】図1

Description

この発明は、デジタル放送録画再生装置に関し、特に録画再生における放送システムの送信側から受信側に伝えるメッセージの表示方法に関するものである。
日本のデジタル放送であるBSデジタル放送や地上デジタル放送では、「自動表示メッセージ」機能がARIB(Association of Radio Industries and Broadcast)標準規格や技術資料で開示されている(非特許文献1参照)。これは、デジタル放送ストリーム中にEMM(Entitlement Management Message)個別メッセージおよびEMM共通メッセージと呼ばれるデータが多重されており、これをデジタル放送受信機で受信した後に2つのメッセージから表示すべき自動表示メッセージを生成して、デジタル放送ストリームの視聴映像と重畳表示することによって実現している。
EMM個別メッセージは、各々のデジタル放送受信機宛の個別情報であり、その受信機宛だけに送られるデータである。EMM共通メッセージは、全ての受信機に共通のデータであり、また、放送ストリーム中には複数種類のEMM共通メッセージが繰り返し送られている。自動表示メッセージは、このEMM個別メッセージとEMM共通メッセージを合成して生成される。EMM個別メッセージには、合成すべきEMM共通メッセージのIDが指定されている。
放送事業者はこの自動表示メッセージ機能を用いて、例えば、まだ有料放送に加入していないユーザが使用している受信機宛には、有料放送への加入案内が記載されたメッセージを有するEMM共通メッセージを用いるようにEMM個別メッセージを制御する。そして、このユーザが有料放送に加入すると、例えば契約御礼が記載されたメッセージを有するEMM共通メッセージを用いるようにEMM個別メッセージを制御する。これにより、有料放送を契約したユーザの受信機には、契約御礼の画面が表示される。
放送視聴の場合は上記処理で問題はないが、近年普及しているHDDレコーダなど録画が可能なデジタル放送録画再生装置では録画した番組を再生するので、録画した放送ストリームに含まれるEMM個別/共通メッセージに従って自動表示メッセージが制御される。上記有料放送への加入を例に説明すると、放送番組を録画した時点では有料放送が未契約であったが、録画番組を再生する時点では契約済みであるということが発生する。この場合、本来ならば契約御礼のメッセージを表示すべきところを、録画した時点のEMM個別メッセージで制御されて加入案内の自動表示メッセージが表示されるという問題点があった。
この対策として、特許文献1に開示されているデジタル放送ストリーム処理装置では、録画番組の録画開始時刻と再生開始時刻との時間差を算出し、当該時間差が所定の基準時間以下の場合に限り、自動表示メッセージを生成するように構成し、当該時間差が所定の基準時間以上の場合は自動表示メッセージの生成を抑制している。これにより、古い格納情報に基づいた自動表示メッセージの生成を抑制している。
また、非特許文献1に開示されている自動表示メッセージ表示方法では、録画番組の放送ストリームと同じ、すなわち同一のチャンネルを視聴した時にEMM個別メッセージが送信されていれば、当該EMM個別メッセージを受信して受信機側が保持するEMM個別メッセージを更新している。
特開2003−283999号公報
社団法人電波産業会発行「デジタル放送におけるアクセス制御方式」標準規格ARIB STD−B25
しかしながら、従来の自動表示メッセージ表示方法では、録画開始時刻と再生開始時刻の時間差が所定の基準時間以上であると自動表示メッセージを表示することができないという問題点があった。また、録画番組と同一のチャンネルを視聴しないとEMM個別メッセージを更新することができず、古い格納情報により自動表示メッセージを制御してしまう可能性があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、録画番組を再生する際に、最新のEMM個別メッセージに従って自動表示メッセージを制御するデジタル放送録画再生装置を得ることを目的とする。
この発明に係るデジタル放送録画再生装置は、放送ストリームを復号するデスクランブラと、デスクランブラにより復号された放送ストリームからEMM個別メッセージおよびEMM共通メッセージを取得するデマルチプレクサと、EMM個別メッセージをメッセージ情報蓄積部に蓄積すると共に、EMM共通メッセージと同一IDを有するEMM個別メッセージがメッセージ情報蓄積部に存在するか否か判定を行い、存在した場合に同一IDのEMM個別メッセージをメッセージ情報蓄積部から取得するメッセージ判定部と、同一IDの共通EMMメッセージおよびEMM個別メッセージの差分情報に基づき自動表示メッセージを生成するメッセージ生成部を備え、録画番組を再生する場合、メッセージ判定部がネットワークを介して新規EMM個別メッセージを取得してメッセージ情報蓄積部に蓄積するように構成したものである。
この発明のデジタル放送録画再生装置は、録画番組を再生する場合、メッセージ判定部がネットワークを介して新規EMM個別メッセージを取得するように構成したので、放送番組を録画後、再生するまでに時間が経過した場合であっても自動表示メッセージを表示することができる。さらに、録画番組の再生時のユーザの状況に合わせた内容で自動表示メッセージを構成することができる。
この発明の実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の受信視聴の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の録画処理動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の録画再生時の自動表示メッセージ表示処理動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送録画再生装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送録画再生装置の録画再生時の自動表示メッセージ表示処理動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の構成を示すブロック図である。
このデジタル放送録画再生装置100は、通信処理部1、ストリーミング受信処理部2、デスクランブラ3、デマルチプレクサ4、音声デコーダ5、映像デコーダ6、字幕デコーダ7、限定受信処理部8、ローカル再暗号化処理部9、蓄積部10、ローカル復号部11、EMMメッセージ情報蓄積部(メッセージ情報蓄積部)12、録画EMMメッセージ判定部(メッセージ判定部)13、自動表示メッセージ生成部(メッセージ生成部)14、メッセージ表示制御部15、外部装置との通信を行う通信インタフェース部20、音声出力を行うスピーカなどの音声出力部21、映像出力を行うディスプレイなどの映像出力部22で構成されている。
さらに、このデジタル放送録画再生装置100は、通信インタフェース部20およびネットワーク200を介して外部のサーバ300と接続されている。サーバ300は、EMM(Entitlement Management Message)個別メッセージをデジタル放送録画再生装置100側へ提供するものである。
通信処理部1は、ネットワーク200を通じて配信されるデジタル放送ストリーム(データパケット)を受信する。
ストリーミング受信処理部2は、デジタル放送ストリームに対して、ジッタ吸収、パケットロス検出、順序入れ替わり検出および訂正などの受信処理を行う。具体的には、デジタル放送ストリームに対して、ネットワーク上での揺らぎ(ジッタ)を吸収するために一部のデータをバッファリングし、データパケットの欠落やパケット順序の入れ替わりをチェックする。パケットの欠落やパケット順序の入れ替わりを検出した場合には、再送要求、エラー訂正、あるいは入れ替わりの修正などの訂正処理を行う。訂正処理が行われたデジタル放送ストリームは、データパケットに含まれる時間情報(タイムスタンプ)に従ってデスクランブラ3に出力される。
デスクランブラ3は、スクランブル鍵を用いてスクランブルされているデジタル放送ストリームを復号し、デマルチプレクサ4に出力する。このスクランブル鍵は、後述する限定受信処理部8によって設定される。
デマルチプレクサ4は、音声、映像、字幕、EMM個別/共通メッセージおよびカルーセルが多重化されたデジタル放送ストリームからオーディオデータ、ビデオデータ、字幕データおよびEMM個別/共通メッセージを分離し、各データに対応する音声デコーダ5、映像デコーダ6、字幕デコーダ7および録画EMMメッセージ判定部13に出力する。また、放送ストリームに含まれるECM(Entitlement Control Message)データをフィルタリングして限定受信処理部8に出力する。デジタル放送ストリームは、コンテンツ保護や有料放送の観点からスクランブルされていることが多い。このスクランブルを解くための鍵は、スクランブル鍵としてECMデータ中に暗号化されてデジタル放送ストリームに多重化されて送信されている。そのため、番組視聴や録画に先立ち、デマルチプレクサ4はデジタル放送ストリームに多重化されたECMデータをフィルタリングして限定受信処理部8に出力される。
限定受信処理部8は、通信処理部1を介して、ECMデータの復号に必要なライセンスデータ(ワーク鍵)を取得および管理する。また、デマルチプレクサ4から入力されるECMデータをあらかじめ取得しているワーク鍵を用いて復号してスクランブル鍵を取り出し、取り出したスクランブル鍵をデスクランブラ3に設定する。ECMデータ中のスクランブル鍵は、定期的(例えば10秒毎)に変更されるため、この変更されるタイミングに応じてワーク鍵の再取得およびスクランブル鍵の再取得・再設定を繰り返し行う。
音声デコーダ5は、オーディオデータをデコードして音声出力を行う。映像デコーダ6は、ビデオデータをデコードして映像出力を行う。字幕デコーダ7は、字幕データをデコードして字幕出力を行う。
ローカル再暗号化処理部9は、デジタル放送を録画する際に、デスクランブラ3から出力された復号後のデジタル放送ストリームを再暗号化する。
蓄積部10は、再暗号化されたデジタル放送ストリームを永続的に蓄積する。
ローカル復号部11は、通信処理部1を介してユーザから入力される録画番組の再生制御指示に基づき、蓄積部10からローカル暗号化されたデジタル放送ストリームを取得し、復号する。
EMMメッセージ情報蓄積部12は、放送チャンネルを示す放送事業者の事業体識別情報に基づき、事業体毎に放送視聴で受信したEMM個別メッセージを記憶する。また、サーバ300から取得したEMM個別メッセージも事業体毎に記憶する。
録画EMMメッセージ判定部13は、放送視聴中のEMM個別/共通メッセージおよび録画再生のEMM個別/共通メッセージを受信する。各EMM個別メッセージを受信すると、当該EMM個別メッセージをEMMメッセージ情報蓄積部12に記憶させる。一方、各EMM共通メッセージを受信すると、受信したEMM共通メッセージのメッセージIDとEMMメッセージ情報蓄積部12に蓄積されているEMM個別メッセージのメッセージIDが一致するか否か判定を行う。一致した場合には、同一のメッセージIDを有するEMM共通/個別メッセージの差分情報を自動表示メッセージ生成部14に出力する。さらに、録画番組再生時には、通信処理部1および通信インタフェース部20を介して外部のサーバ300から新規EMM個別メッセージを取得する。なお、録画EMMメッセージ判定部13の判定処理の詳細は後述する。
自動表示メッセージ生成部14は、録画EMMメッセージ判定部13から入力されるEMM個別/共通メッセージの差分情報に基づき自動表示メッセージを生成すると共に、表示位置、表示回数および表示期間などを示す表示制御情報を生成する。
メッセージ表示制御部15は、自動表示メッセージを表示制御情報に基づいて映像出力に重畳表示させる。
次に、この実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の動作について説明を行う。なお、動作説明はデジタル放送の受信視聴および自動表示メッセージの表示処理、放送番組の録画処理および録画再生時の自動表示メッセージ表示処理に分けて行う。
<受信視聴および自動表示メッセージ表示処理>
図2は、実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の受信視聴および受信視聴中の自動表示メッセージの表示処理動作を示すフローチャートである。
ここでは、通信ネットワークを介して提供される所謂IPTV(Internet Protocol Television)サービスを例に説明するが、電波による放送ストリーム受信の場合にも同様に適用可能である。以下、他の実施の形態においても同様である。
ユーザ操作あるいは予約視聴により放送番組を受信する場合、放送は一般的にマルチキャスト配信されており、通信処理部1が該当する放送番組が配信されているマルチキャストに受信要求を行い、放送ストリームを受信する。放送がユニキャスト配信されている場合には、通信処理部1はユニキャスト配信の受信要求を行い、放送ストリームを受信する。
通信処理部1は、受信要求を出力してデジタル放送ストリームを受信し、受信したデジタル放送ストリームをストリーミング受信処理部2に出力する(ステップST1)。ストリーミング受信処理部2は、ステップST1において入力されたデジタル放送ストリームに対してバッファリングおよび訂正処理を行い、タイムスタンプに従ってデスクランブラ3に出力する(ステップST2)。
ステップST2においてデスクランブラ3に入力されたデジタル放送ストリームのうち、ECMデータはデマルチプレクサ3でフィルタリングされて限定受信処理部8に出力される。限定受信処理部8は、入力されたECMデータからスクランブル鍵を取得し、当該スクランブル鍵をデスクランブラ3に設定する(ステップST3)。
デスクランブラ3は、ステップST2において入力されたデジタル放送ストリームを、ステップST3で設定されたスクランブル鍵を用いて復号し、復号後のデジタル放送ストリームをデマルチプレクサ4に出力する(ステップST4)。デマルチプレクサ4は、ステップST4で入力された復号後のデジタル放送ストリームからオーディオデータ、ビデオデータ、字幕データ、EMM個別/共通メッセージを分離し、各データに対応する音声デコーダ5、映像デコーダ6、字幕デコーダ7および録画EMMメッセージ判定部13に出力する(ステップST5)。
音声デコーダ5は、ステップST5において入力されたオーディオデータをデコードして音声出力を行う(ステップST6)。映像デコーダ6および字幕デコーダ7は、ステップST5において入力されたビデオデータおよび字幕データをデコードして映像出力を行う(ステップST7)。
一方、録画EMMメッセージ判定部13は、ステップST5において入力されたEMM個別メッセージを事業体識別情報と共にEMMメッセージ情報蓄積部12に出力し、当該EMMメッセージ情報蓄積部12が事業体毎に蓄積する(ステップST8)。
さらに録画EMMメッセージ判定部13は、ステップST5においてEMM共通メッセージが入力されると、EMMメッセージ情報蓄積部12に対して蓄積されたEMM個別メッセージの問い合わせを行い、問い合わせ結果として個別メッセージIDを取得する(ステップST9)。ステップST9において取得したEMM個別メッセージの個別メッセージIDと、ステップST5において入力されたEMM共通メッセージの共通メッセージIDが、一致するか否か判定を行う(ステップST10)。
ステップST10において、個別メッセージIDと共通メッセージIDが一致しないと判定された場合には、ステップST5で入力されたEMM共通メッセージを破棄し(ステップST11)、ステップST5の処理に戻り、次のEMM個別/共通メッセージの受信を待つ。一方、ステップST10において、個別メッセージIDと共通メッセージIDが一致すると判定された場合には、EMM個別メッセージとEMM共通メッセージの差分情報を自動表示メッセージ生成部14に出力する(ステップST12)。
自動表示メッセージ生成部14は、ステップST12において入力された差分情報に基づき表示メッセージを生成すると共に、表示位置、表示回数、あるいは表示期間などを示す表示制御情報を生成し、メッセージ表示制御部15へ出力する(ステップST13)。メッセージ表示制御部15は、ステップST13において入力された表示メッセージおよび表示制御情報に基づき、映像デコーダ6および字幕デコーダ7から出力される映像出力にメッセージを重畳表示させる(ステップST14)。これにより、ユーザが視聴中の映像に自動表示メッセージが表示される(ステップST15)。
<放送番組の録画処理>
次に、放送番組を録画する動作について説明する。なお、放送番組を録画する場合、デスクランブラ3で復号された放送ストリームをそのまま蓄積すると不正利用される危険性が高くなるため、当該デジタル放送録画再生装置100内で再度暗号化して蓄積する構成を示す。
図3は、実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の録画処理動作を示すフローチャートである。なお、ステップST1からステップST3までの処理は上述した処理と同一であるため、説明を省略する。
デスクランブラ3は、ステップST2において入力されたデジタル放送ストリームを、ステップST3で設定されたスクランブル鍵を用いて復号し、復号後のデジタル放送ストリームをローカル再暗号化処理部9に出力する(ステップST21)。ローカル再暗号化処理部9は、ステップST21において入力されたデジタル放送ストリームを再暗号化して蓄積部10に蓄積する(ステップST22)。このとき、デジタル放送ストリームに含まれるEMM個別/共通メッセージも放送ストリームに多重された状態で蓄積される。これにより1つの放送番組が録画される。
<録画再生時の自動表示メッセージ表示処理>
次に、録画番組の再生中に自動表示メッセージを表示する動作について説明する。
図4は、実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の録画再生時の自動表示メッセージの表示処理動作を示すフローチャートである。なお、受信視聴時の自動表示メッセージの表示処理と同一の処理を行うステップには図2で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
通信処理部1を介してユーザから録画番組の再生制御指示が入力されると、ローカル復号部11は蓄積部10から該当する録画番組のデジタル放送ストリームを取得および復号し、デマルチプレクサ4に出力する(ステップST31)。デマルチプレクサ4は、復号後のデジタル放送ストリームからオーディオデータ、ビデオデータ、字幕データ、録画EMM個別/共通メッセージを分離し、各データに対応する音声デコーダ5、映像デコーダ6、字幕デコーダ7および録画EMMメッセージ判定部13に出力する(ステップST32)。
音声デコーダ5は、ステップST32において入力されたオーディオデータをデコードして音声出力を行う(ステップST6)。映像デコーダ6および字幕デコーダ7は、ステップST5において入力されたビデオデータおよび字幕データをデコードして映像出力を行う(ステップST7)。
録画EMMメッセージ判定部13は、ステップST32において録画EMM個別メッセージが入力されると、通信処理部1および通信インタフェース部20を介して外部のサーバ300から新規EMM個別メッセージを取得する(ステップST33)。録画EMMメッセージ判定部13は、ステップST33で取得した新規EMM個別メッセージを、該当する録画番組の録画再生中は保持する。さらに取得した新規EMM個別メッセージを事業体識別情報と共にEMMメッセージ情報蓄積部12に出力し、当該EMMメッセージ情報蓄積部12が事業体毎に蓄積する(ステップST34)。
さらに録画EMMメッセージ判定部13は、ステップST32において録画EMM共通メッセージが入力されると、EMMメッセージ情報蓄積部12に対して蓄積されたEMM個別メッセージの問い合わせを行い、問い合わせ結果として個別メッセージIDを取得する(ステップST35)。次に、ステップST35において取得したEMM個別メッセージの個別メッセージIDと、ステップST32において入力された録画EMM共通メッセージの録画共通メッセージIDが、一致するか否か判定を行う(ステップST36)。
ステップST36において、個別メッセージIDと録画共通メッセージIDが一致しないと判定された場合には、ステップST32で入力された録画EMM共通メッセージを破棄し(ステップST37)、ステップST32の処理に戻り次の録画EMM個別/共通メッセージの受信を待つ。一方、ステップST36において、個別メッセージIDと録画共通メッセージIDが一致すると判定された場合には、EMM個別メッセージと録画EMM共通メッセージの差分情報を自動表示メッセージ生成部14に出力する(ステップST38)。自動表示メッセージ生成部14は、ステップST38において入力された差分情報に基づき表示すべきメッセージを生成すると共に、表示位置、表示回数、あるいは表示期間などを示す表示制御情報を生成し、メッセージ表示制御部15へ出力する(ステップST13)。
メッセージ表示制御部15は、ステップST13において入力された表示メッセージおよび表示制御情報に基づき、映像デコーダ6および字幕デコーダ7から出力される映像出力にメッセージを重畳表示させる(ステップST14)。これにより、録画再生中の映像に自動表示メッセージが表示される(ステップST15)。
以上のように、実施の形態1のデジタル放送録画再生装置によれば、録画番組を再生する場合、再生時にネットワークを介して新規なEMM個別メッセージを取得して自動表示メッセージの表示制御を行うように構成したので、録画から時間が経過した録画番組においても自動表示メッセージを表示することができる。
さらに、その自動表示メッセージは、録画番組再生時のユーザの状況に合わせた内容で構成することができる。具体的には、録画時点で有料放送に未加入のユーザが、その後有料放送に加入して録画した録画番組を再生する場合であっても、録画番組の再生時に加入に対する御礼表示を表示することができる。このように、録画時と再生時でユーザの契約状態が変化していても、当該契約状態に合ったメッセージ表示を行うことができる。
なお、上記実施の形態1では、ネットワーク200を介して接続しているサーバ300から新規EMM個別メッセージを取得する構成を示したが、録画番組と同一の放送チャンネルを選局し、受信したデジタル放送ストリームにEMM個別メッセージが多重されていれば、当該EMM個別メッセージを新規EMM個別メッセージとして取得するように構成してもよい。次に説明する実施の形態2においても同様である。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、録画番組を再生する際に必ずEMM個別メッセージを取得する構成を示したが、この実施の形態2では録画番組を再生する際にある条件が成立した場合のみ、新規にEMM個別メッセージを取得する構成を示す。
図5は、実施の形態2によるデジタル放送録画再生装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態1のデジタル放送録画再生装置100に録画EMMメッセージ取得判定部16を追加して設けている。以下では、実施の形態1によるデジタル放送録画再生装置の構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
録画EMMメッセージ取得判定部16は、録画EMMメッセージ判定部13からの問い合わせに対して新規EMM個別メッセージを取得するか否か判定を行う。録画EMMメッセージ判定部13は、録画EMMメッセージ取得判定部16から入力される判定結果に基づき、新規EMM個別メッセージの取得処理を行う。
録画EMMメッセージ取得判定部16が判定に用いる取得条件の例を以下に示す。
(1)録画時刻と再生時刻の時間差が基準値以上であれば取得する
これは、再生する録画番組を録画した時刻と、録画EMMメッセージ判定部13から問い合わせを受けた時刻の時間差が基準時間(例えば、1時間)以上である場合には、新規EMM個別メッセージを取得する。
(2)再生する録画番組と同一の放送事業者の別の録画番組が一定時間以内に再生されていなければ取得する。
例えば、その日のうち(0時0分から23時59分までの間)に、再生する録画番組と同じ放送事業者(放送チャンネル)の別の録画番組を再生していない場合には、新規EMM個別メッセージを取得する。
(3)放送ストリームの復号に必要なライセンスデータが更新された場合に取得する。
録画EMMメッセージ取得判定部16が限定受信処理部8に問い合わせを行い、前回問い合わせから今回問い合わせの間にライセンスデータの取得あるいは更新が行われているか確認し、新たな取得あるいは更新が行われている場合には、新規個別メッセージを取得する。
なお、これら取得条件は適宜設定可能である。
具体的な処理動作を、図6のフローチャートを参照しながら説明を行う。
図6は、実施の形態2よるデジタル放送録画再生装置の録画再生時の自動表示メッセージ表示処理動作を示すフローチャートである。実施の形態1で示した処理動作と同一の処理を行うステップには図4で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
録画EMMメッセージ判定部13は、ステップST32において録画EMM個別メッセージが入力されると、録画EMMメッセージ取得判定部16に対して新規EMM個別メッセージを取得するべきか否か問い合わせを行い、録画EMMメッセージ取得判定部16は、所定の取得条件が成立するか否か判定を行う(ステップST41)。
ステップST41において、所定の取得条件が成立した場合には、録画EMMメッセージ判定部13に新規EMM個別メッセージを取得すべき旨を返信し、録画EMMメッセージ判定部13はステップST33の処理に進む。以降の動作は実施の形態1と同様である。一方、ステップST41において取得条件が成立しなかった場合には、録画EMMメッセージ判定部13に新規EMM個別メッセージを取得しない旨を返信し、録画EMMメッセージ判定部13はステップST35の処理に進む。以降の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、実施の形態2のデジタル放送録画再生装置によれば、録画番組を再生する場合、再生時にネットワークを介して新規なEMM個別メッセージを取得して自動表示メッセージの表示制御を行うように構成したので、録画から時間が経過した録画番組においても自動表示メッセージを表示することができる。
さらに、その自動表示メッセージは、録画番組再生時のユーザの状況に合わせた内容で構成することができる。具体的には、録画時と再生時でユーザの契約状況が変化している場合であっても、再生時の契約状況に基づいた自動表示メッセージの表示を行うことができる。具体的には、録画時点で有料放送に未加入のユーザが、その後有料放送に加入して録画した録画番組を再生する場合であっても、録画番組の再生時に加入に対する御礼表示を表示することができる。このように、録画時と再生時でユーザの契約状態が変化していても、当該契約状態に合ったメッセージ表示を行うことができる。
さらに実施の形態2のデジタル放送録画再生装置によれば、録画番組を再生する際に、所定の取得条件を満たす場合のみ新規EMM個別メッセージを取得するように構成したので、録画後時間が経過した録画番組を再生する場合において、再生時の状況に合った自動表示メッセージを表示することができる。これにより、EMM個別メッセージが古い、すなわち新しいEMM個別メッセージが存在する可能性がある場合のみ、新規EMM個別メッセージを取得すればよく、不要なEMM個別メッセージの取得処理を抑制し、デジタル放送録画再生装置の負荷を減少させることができる。
1 通信処理部、2 ストリーミング受信処理部、3 デスクランブラ、4 デマルチプレクサ、5 音声デコーダ、6 映像デコーダ、7 字幕デコーダ、8 限定受信処理部、9 ローカル再暗号化処理部、10 蓄積部、11 ローカル復号部、12 EMMメッセージ情報蓄積部、13 録画EMMメッセージ判定部、14 自動表示メッセージ生成部、15 メッセージ表示制御部、16 録画EMMメッセージ取得判定部、20 通信インタフェース部、21 音声出力部、22 映像出力部、100 デジタル放送録画再生装置、200 ネットワーク、300 サーバ。

Claims (5)

  1. ネットワークを介してデジタル放送番組の放送ストリームを受信すると共に、前記放送ストリームを録画するデジタル放送録画再生装置において、
    前記放送ストリームを復号するデスクランブラと、
    前記デスクランブラにより復号された放送ストリームからEMM個別メッセージおよびEMM共通メッセージを取得するデマルチプレクサと、
    前記EMM個別メッセージをメッセージ情報蓄積部に蓄積すると共に、前記EMM共通メッセージと同一IDを有するEMM個別メッセージが前記メッセージ情報蓄積部に存在するか否か判定を行い、存在した場合に同一IDのEMM個別メッセージを前記メッセージ情報蓄積部から取得するメッセージ判定部と、
    前記同一IDの共通EMMメッセージおよびEMM個別メッセージの差分情報に基づき自動表示メッセージを生成するメッセージ生成部とを備え、
    前記メッセージ判定部は、録画番組を再生する場合、前記ネットワークを介して新規EMM個別メッセージを取得し、前記メッセージ情報蓄積部に蓄積することを特徴とするデジタル放送録画再生装置。
  2. 新規EMM個別メッセージを取得するか否か判定するメッセージ取得判定部を備え、
    メッセージ判定部は、前記メッセージ取得判定部により取得すると判定された場合のみ、ネットワークを介して新規EMM個別メッセージを取得することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送録画再生装置。
  3. メッセージ取得判定部は、再生する録画番組の録画時刻と再生時刻の時間差が所定の閾値以上の場合に、新規EMM個別メッセージを取得すると判定することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送録画再生装置。
  4. メッセージ取得判定部は、再生する録画番組と同一放送事業者の異なる録画番組が所定の時間内に再生されていない場合に、新規EMM個別メッセージを取得すると判定することを特徴とする請求項2または請求項3記載のデジタル放送録画再生装置。
  5. デスクランブラは、ライセンスデータに基づいて取得したスクランブル鍵を用いて放送ストリームを復号し、
    メッセージ取得判定部は、前記ライセンスデータが更新された場合に、新規EMM個別メッセージを取得すると判定することを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデジタル放送録画再生装置。
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JP2016096405A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 船井電機株式会社 デジタルテレビ放送録画装置およびデジタルテレビ放送録画方法
JP2017063374A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 放送番組録画装置及び放送番組録画方法
JP2017118570A (ja) * 2012-04-18 2017-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 デスクランブル処理を行う信号処理装置

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