JP2011192865A - 点灯制御装置及び車両用灯具 - Google Patents

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Masayasu Ito
昌康 伊藤
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Abstract

【課題】 複数の半導体光源に並列に接続されたスイッチ部のオンオフ制御において半導体光源に流れる過電流の抑制や瞬間的な減光を防止すること。
【解決手段】 直列に接続されたLED10−1〜10−3にそれぞれ並列に接続されたスイッチ部SW1〜SW3と、スイッチ部SW1〜SW3にそれぞれ並列に接続された平滑用コンデンサC1〜C3を含みLED10−1〜10−3に流れる駆動電流を制御するスイッチングレギュレータ2とを備える。平滑用コンデンサC1〜C3は直列に接続され、各スイッチ部SW1〜SW3は、オンした時にオンしたスイッチ部に並列に接続されたLEDに流れる駆動電流をバイパスさせて前記駆動電流の供給を停止し、オフした時に各スイッチ部SW1〜SW3に並列に接続されたLED10−1〜10−3への前記駆動電流の供給を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体光源の点灯を制御する点灯制御装置及び該点灯制御装置を備えた車両用灯具に関する。
従来、直列に接続された複数の半導体光源と、複数の半導体光源にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチ部と、複数の半導体光源に流れる駆動電流を制御するスイッチングレギュレータとを備え、スイッチングレギュレータが複数の半導体光源に並列に接続された単一の平滑用コンデンサを有している点灯制御装置が知られている(特許文献1参照)。半導体光源としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が用いられている。
上記した点灯制御装置は、複数のスイッチ部を各別にオンオフすることにより複数の半導体光源の点灯制御を各別に行う、いわゆる、バイパス方式を用いた多出力回路によって構成される。
複数のスイッチ部は、各スイッチ部に供給される制御信号(オンオフ信号)によってオンオフ制御される。
半導体光源に並列に接続されたスイッチ部にオン信号が供給されスイッチ部がオンすると、その半導体光源への駆動電流がバイパスされて駆動電流の供給が停止される。半導体光源に並列に接続されたスイッチ部にオフ信号が供給されスイッチ部がオフすると、その半導体光源への駆動電流の供給が開始される。
このように各半導体光源に並列に接続された各スイッチ部に各別にオンオフ信号を供給することによって半導体光源ごとに異なる点灯制御を行うことができる。
特開2009−35105号公報
ところで、半導体光源が直列に接続されている場合には、スイッチングレギュレータの出力電圧がLEDのフォワード電圧(Vf)にLEDの個数を乗じた値となる。
従って、例えば、第1の半導体光源〜第3の半導体光源とそれらの各半導体光源にそれぞれ並列に接続された第1のスイッチ部〜第3のスイッチ部とを備えた点灯制御装置において、第1のスイッチ部をオンするとスイッチングレギュレータの出力電圧は3×Vfから2×Vfに減少してしまう。このため減少したVf分の電荷が第1のスイッチ部、第2の半導体光源及び第3の半導体光源に過電流として流れてしまう。
また、第1のスイッチ部をオフするとスイッチングレギュレータの出力電圧が2×Vfから3×Vfに増加してしまうため、増加したVf分の電荷が平滑用コンデンサに所定時間充電される。このため前記所定時間が経過するまでの間に第2の半導体光源及び第3の半導体光源に電流が流れなくなってしまい瞬間的に減光してしまう。
そこで、本発明は複数の半導体光源に並列に接続されたスイッチ部のオンオフ制御において半導体光源に流れる過電流の抑制や瞬間的な減光を防止することを課題とする。
本発明に係る点灯制御装置は、直列に接続された複数の半導体光源にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチ部と、前記複数のスイッチ部にそれぞれ並列に接続された複数の平滑用コンデンサを含み前記複数の半導体光源に流れる駆動電流を制御するスイッチングレギュレータとを備え、前記複数の平滑用コンデンサは直列に接続され、前記各スイッチ部は、オンした時にオンしたスイッチ部に並列に接続された前記半導体光源に流れる駆動電流をバイパスさせて前記駆動電流の供給を停止しオフした時に前記各スイッチ部に並列に接続された前記半導体光源への前記駆動電流の供給を開始するようにしたものである。
従って、スイッチ部をオンした時にオンしたスイッチ部に並列に接続された平滑用コンデンサから電流が流れ、オフした時にオフしたスイッチ部に並列に接続された平滑用コンデンサに電流が流れるように制御される。
本発明点灯制御装置は、直列に接続された複数の半導体光源にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチ部と、前記複数のスイッチ部にそれぞれ並列に接続された複数の平滑用コンデンサを含み前記複数の半導体光源に流れる駆動電流を制御するスイッチングレギュレータとを備え、前記複数の平滑用コンデンサは直列に接続され、前記各スイッチ部は、オンした時にオンしたスイッチ部に並列に接続された前記半導体光源に流れる駆動電流をバイパスさせて前記駆動電流の供給を停止しオフした時に前記各スイッチ部に並列に接続された前記半導体光源への前記駆動電流の供給を開始することを特徴とする。
上記した構成により、複数の半導体光源にそれぞれ並列に接続された各スイッチ部がオンした時に、オンしたスイッチ部に並列に接続された半導体光源以外の半導体光源に流れる過電流を抑制することができる。
また、複数の半導体光源にそれぞれ並列に接続された各スイッチ部がオフした時に、オフしたスイッチ部に並列に接続された半導体光源以外の半導体光源に駆動電流を供給し続けることができるので、オフしたスイッチ部に並列に接続された半導体光源以外の半導体光源の瞬間的な減光を防止することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記各平滑用コンデンサを含んでそれぞれ形成された各放電電流ループ以外の経路に配置されるとともに前記駆動電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部に並列に接続された電流検出部用コンデンサとを備えている。
従って、電流検出部を通る駆動電流が各平滑用コンデンサから送出される放電電流の影響を受けないため、駆動電流の出力を安定に制御することができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記複数の半導体光源の少なくとも一つが断線した場合に、断線したときから前記断線した半導体光源に並列に接続された前記スイッチ部がオンするまでの時間をTとし、前記駆動電流をIとし、前記スイッチ部に並列に接続された前記平滑用コンデンサの容量をCとし、前記平滑用コンデンサと前記スイッチ部のうち耐電圧の低い方の電圧をVとしたときに、T<C・V/Iを満足する。
従って、T<C・V/Iの関係を満たす時間Tでスイッチ部をオンするように制御部によって制御されるため、平滑用コンデンサの破壊を抑制することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記スイッチ部と該スイッチ部に並列に接続された前記平滑用コンデンサとによって形成された第1の閉ループと、前記スイッチ部と該スイッチ部に並列に接続された前記半導体光源とによって形成された第2の閉ループとを備え、前記第1の閉ループと前記第2の閉ループのうち前記第1の閉ループ内のみに抵抗を設けている。
従って、スイッチ部がオンしたときにバイパスされて流れる過電流が第1の閉ループ内に設けられた抵抗によって抑制されるので、過電流による平滑用コンデンサ及びスイッチ部の破壊を防止することができる。
本発明車両用灯具は、上記した請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の点灯制御装置を備えている。
従って、半導体光源に流れる過電流の抑制や瞬間的な減光を防止することができる。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る点灯制御装置について図1を参照して説明する。点灯制御装置は、例えば、車両用灯具に設けられた半導体光源を駆動制御するための装置である。
点灯制御装置1は、直列に接続された半導体光源としてのLED10−1〜10−3に駆動電流を供給するスイッチングレギュレータ2と、LED10−1〜10−3にそれぞれ並列に接続されたスイッチ部SW1〜SW3とを備えて構成されている。
スイッチングレギュレータ2は平滑用コンデンサC1〜C3と整流ダイオードD1とトランス(図示せず)を有している。
スイッチ部SW1〜SW3は、スッチング素子、例えば、NMOSトランジスタ(図示せず)によって構成されている。スイッチ部SW1〜SW3(NMOSトランジスタ)は、ゲートがゲート駆動制御回路(図示せず)に接続され、ゲート駆動制御回路からの駆動パルス(オンオフ信号)を受けてオンオフする。ゲート駆動制御回路はスイッチ部SW1〜SW3のオンオフを制御する回路である。
平滑用コンデンサC1〜C3は、スイッチ部SW1〜SW3にそれぞれ並列に接続されるとともにスイッチングレギュレータ2の出力段に直列に接続されている。平滑用コンデンサC1〜C3の直列回路は、一端が整流ダイオードD1とトランスを介して車両バッテリ(図示せず)のプラス端子に接続され、他端が車両バッテリのマイナス端子に接続されている。
平滑用コンデンサC1〜C3は、前記トランスの二次コイル側から出力される交流電圧を整流したものを平滑化する機能を有する。
以下に、点灯制御装置1の動作について説明する。
最初に、スイッチ部SW1がオンする場合とオフする場合における動作について説明する。
前記ゲート駆動制御回路からスイッチ部SW1にオン信号が送出されスイッチ部SW1がオンすると、スイッチ部SW1に並列に接続されたLED10−1に流れる駆動電流がバイパスされて該駆動電流の供給が停止されLED10−1が消灯する。このとき平滑用コンデンサC1に充電されたLED10−1のフォワード電圧Vf1に相当する電荷が過電流として電流経路A(スイッチ部SW1→平滑用コンデンサC1)を流れる。尚、スイッチ部SW1がオンしているときにスイッチ部SW2及びスイッチ部SW3がオン、オフいずれの状態であっても前記過電流は前記電流経路Aを流れる。
一方、前記ゲート駆動制御回路からスイッチ部SW1にオフ信号が送出されスイッチ部SW1がオフすると、LED10−1への駆動電流の供給が開始されLED10−1が点灯する。スイッチ部SW1がオフすると同時に、スイッチ部SW1に並列に接続された平滑用コンデンサC1に電荷が充電されるとともに、平滑用コンデンサC1からLED10−2及びLED10−3に駆動電流が流れる。
従って、スイッチ部SW1がオフした直後でもLED10−2及びLED10−3に駆動電流が流れ続ける。
次に、スイッチ部SW2がオンする場合とオフする場合における動作について説明する。
前記ゲート駆動制御回路からスイッチ部SW2にオン信号が送出されスイッチ部SW2がオンするとスイッチ部SW2に並列に接続されたLED10−2に流れる駆動電流がバイパスされて該駆動電流の供給が停止されLED10−2が消灯する。このとき平滑用コンデンサC2に充電されたLED10−2のフォワード電圧Vf2に相当する電荷がスイッチ部SW2を介して平滑用コンデンサC2に過電流として流れる。尚、スイッチ部SW2がオンしているときにスイッチ部SW1及びスイッチ部SW3がオン、オフいずれの状態であっても前記過電流はスイッチ部SW2を介して平滑用コンデンサC2に流れる。
一方、前記ゲート駆動制御回路からスイッチ部SW2にオフ信号が送出されスイッチ部SW2がオフすると、LED10−2への駆動電流の供給が開始されLED10−2が点灯する。スイッチ部SW2がオフすると同時に、スイッチ部SW2に並列に接続された平滑用コンデンサC2に電荷が充電されるとともに、平滑用コンデンサC2を介してLED10−3に駆動電流が流れる。尚、LED10−1にはスイッチ部SW2のオンオフに関係なく駆動電流が流れている。
従って、スイッチ部SW2がオフした直後でもLED10−1及びLED10−3に駆動電流が流れ続ける。
次に、スイッチ部SW3がオンする場合とオフする場合における動作について説明する。
前記ゲート駆動制御回路からスイッチ部SW3にオン信号が送出されスイッチ部SW3がオンするとスイッチ部SW3に並列に接続されたLED10−3に流れる駆動電流がバイパスされて該駆動電流の供給が停止されLED10−3が消灯する。このとき平滑用コンデンサC3に充電されたLED10−3のフォワード電圧Vf3に相当する電荷がスイッチ部SW3を介して平滑用コンデンサC3に過電流として流れる。尚、スイッチ部SW3がオンしているときにスイッチ部SW1及びスイッチ部SW2がオン、オフいずれの状態であっても前記過電流はスイッチ部SW3を介して平滑用コンデンサC3に流れる。
一方、前記ゲート駆動制御回路からスイッチ部SW3にオフ信号が送出されスイッチ部SW3がオフすると、LED10−3への駆動電流の供給が開始されLED10−3が点灯する。スイッチ部SW3がオフすると同時に、スイッチ部SW3に並列に接続された平滑用コンデンサC3に電荷が充電されるとともに車両バッテリのマイナス端子に駆動電流が流れる。
従って、スイッチ部SW3がオフした直後でもLED10−1及びLED10−2に駆動電流が流れ続ける。
上記した構成によれば、複数のLEDにそれぞれ並列に接続された各スイッチ部がオンした時に、オンしたスイッチ部に並列に接続されたLED以外のLEDに流れる過電流を抑制することができる。
また、複数のLEDにそれぞれ並列に接続された各スイッチ部がオフした時に、オフしたスイッチ部に並列に接続されたLED以外のLEDに駆動電流を供給し続けることができるので、オフしたスイッチ部に並列に接続されたLED以外のLEDの瞬間的な減光を防止することができる。
次に、LED10−1〜10−3の少なくとも一つが断線した場合における動作について説明する。
スイッチ部SW1〜SW3がオフしてLED10−1〜10−3が点灯している状態において、例えば、LED10−1のみが断線するとLED10−1が消灯する。LED10−1の断線と同時に、スイッチ部SW1に並列に接続された平滑用コンデンサC1に電荷が充電されるとともに平滑用コンデンサC1からLED10−2及びLED10−3に駆動電流が流れる。
従って、LED10−1のみが断線してもLED10−2及びLED10−3の点灯状態を維持することができる。
同様に、LED10−1〜10−3が点灯している状態において、LED10−2のみが断線するとLED10−2が消灯する。このとき、LED10−1に駆動電流が供給され続け、スイッチ部SW2に並列に接続された平滑用コンデンサC2に電荷が充電されるとともに平滑用コンデンサC2からLED10−3に駆動電流が流れる。
従って、LED10−2のみが断線してもLED10−1及びLED10−3の点灯状態を維持することができる。
同様に、LED10−1〜10−3が点灯している状態において、LED10−3のみが断線するとLED10−3が消灯する。このとき、LED10−1、LED10−2に駆動電流が供給され続け、スイッチ部SW3に並列に接続された平滑用コンデンサC3に電荷が充電されるとともに車両バッテリのマイナス端子に駆動電流が流れる。
従って、LED10−3のみが断線してもLED10−1及びLED10−2の点灯状態を維持することができる。
ところで、LEDが断線するとスイッチングレギュレータ2を構成する制御部(図示せず)が断線異常信号を検出して断線したLEDに並列に接続されたスイッチ部をオンさせる。例えば、LED10−1のみが断線した場合にはスイッチ部SW1がオンする。スイッチ部SW1がオンすると駆動電流はスイッチ部SW1を通ってLED10−2及びLED10−3に流れる。即ち、駆動電流は、LEDが断線してからスイッチ部SW1がオンするまで平滑用コンデンサC1を通ってLED10−2及びLED10−3に流れる。
ここで、平滑用コンデンサC1からの駆動電流の供給が長時間にわたると、平滑用コンデンサC1に充電される電荷量が多くなりすぎて平滑用コンデンサC1やスイッチ部SW1の耐圧を超えてしまうおそれがある。
そこで、点灯制御装置1にあっては、所定の時間Tが経過した後に前記スイッチ部をオンするように制御される。即ち、LED10−1が断線したときからLED10−1に並列に接続されたスイッチ部SW1がオンするまでの時間をTとし、駆動電流をIとし、スイッチ部SW1に並列に接続された平滑用コンデンサC1の容量をCとし、平滑用コンデンサC1とスイッチ部SW1のうち耐電圧の低い方の電圧をVとしたときに、T<C・V/Iの関係を満たす時間Tで前記スイッチ部をオンするように前記制御部によって制御される。上記した制御によってコンデンサ素子の破壊を抑制することができる。
従って、点灯制御装置1にあっては、LED10−1〜LED10−3の少なくとも一つが断線しても断線していないLEDに駆動電流を供給し続けて点灯状態を維持することができる。
以下に、本発明点灯制御装置の第2の実施の形態に係る点灯制御装置11、21、31について図2を参照して説明する。
第2の実施の形態は、図1に示した点灯制御装置1の構成に、電流検出部としてのシャント抵抗RSHと電流検出部用コンデンサCsによって形成されるRC閉ループXRCを追加した形態である。尚、各スイッチ部SW1〜SW3としてそれぞれNMOSトランジスタTr1〜Tr3が用いられている。
図2に、第2の実施の形態として3種類の回路例(第1回路例〜第3回路例)を示す。これらの回路例は、RC閉ループXRCと放電電流ループX1〜X3の位置関係が異なっている。放電電流ループX1〜X3はそれぞれNMOSトランジスタTr1〜Tr3がオンしたときに平滑用コンデンサC1〜C3から流れる放電電流が通る経路である。
以下に、第1回路例に係る点灯制御装置11について図2(a)を参照して説明する。
点灯制御装置11は、直列に接続されたLED10−1〜10−3に駆動電流を供給するスイッチングレギュレータ12と、シャント抵抗RSHと、LED10−1〜10−3にそれぞれ並列に接続されたNMOSトランジスタTr1〜Tr3とを備えて構成されている。
スイッチングレギュレータ12は平滑用コンデンサC1〜C3と電流検出部用コンデンサCsと整流ダイオードD1とトランス(図示せず)を有している。
シャント抵抗RSHはスイッチングレギュレータ12から供給される駆動電流を検出する機能を有し、整流ダイオードD1とLED10−1の間に接続されている。電流検出部用コンデンサCsは駆動電流を平滑化するための機能を有し、シャント抵抗RSHに並列に接続されている。シャント抵抗RSHと電流検出部用コンデンサCsによってRC閉ループXRCが形成される。
NMOSトランジスタTr1のドレインはLED10−1のアノード及び平滑用コンデンサC1の一端に接続され、ソースはLED10−1のカソード及び平滑用コンデンサC1の他端に接続され、ゲートはゲート駆動回路(図示せず)に接続されている。NMOSトランジスタTr1とLED10−1と平滑用コンデンサC1によって放電電流ループX1が形成される。
NMOSトランジスタTr2のドレインはLED10−2のアノード及び平滑用コンデンサC2の一端に接続され、ソースはLED10−2のカソード及び平滑用コンデンサC2の他端に接続され、ゲートはゲート駆動回路に接続されている。NMOSトランジスタTr2とLED10−2と平滑用コンデンサC2によって放電電流ループX2が形成される。
NMOSトランジスタTr3のドレインはLED10−3のアノード及び平滑用コンデンサC3の一端に接続され、ソースはLED10−3のカソード及び平滑用コンデンサC3の他端に接続され、ゲートはゲート駆動回路に接続されている。NMOSトランジスタTr3とLED10−3と平滑用コンデンサC3によって放電電流ループX3が形成される。
一般に、これらの放電電流の経路(放電電流ループX1〜X3)にシャント抵抗RSHが存在すると、上記した放電電流の影響を受けてリプル等が生じるためスイッチングレギュレータ12から供給される駆動電流の出力が安定しない。
点灯制御装置11にあっては、放電電流の経路にシャント抵抗RSHが設けられていないので、シャント抵抗RSHを通る駆動電流が放電電流の影響を受けない。従って、駆動電流の出力を安定に制御することができる。
次に、第2回路例に係る点灯制御装置21について図2(b)参照して説明する。
点灯制御装置21は、直列に接続されたLED10−1〜10−3に駆動電流を供給するスイッチングレギュレータ22と、シャント抵抗RSHと、LED10−1〜10−3にそれぞれ並列に接続されたNMOSトランジスタTr1〜Tr3とを備えて構成されている。
スイッチングレギュレータ22は平滑用コンデンサC1〜C3と電流検出部用コンデンサCsと整流ダイオードD1とトランス(図示せず)を有している。
シャント抵抗RSHはLED10−1とLED10−2の間に接続され、電流検出部用コンデンサCsはシャント抵抗RSHに並列に接続されている。
RC閉ループXRCは、点灯制御装置11では放電電流ループX1よりハイサイド(正極側)に位置しているのに対し、点灯制御装置21では放電電流ループX1と放電電流ループX2の間に位置している。
点灯制御装置21にあっては、点灯制御装置11と同様に放電電流の経路にシャント抵抗RSHが設けられていないので、シャント抵抗RSHを通る駆動電流は放電電流の影響を受けず駆動電流の出力を安定に制御することができる。
次に、第3回路例に係る点灯制御装置31について図2(c)参照して説明する。
点灯制御装置31は、直列に接続されたLED10−1〜10−3に駆動電流を供給するスイッチングレギュレータ32と、シャント抵抗RSHと、LED10−1〜10−3にそれぞれ並列に接続されたNMOSトランジスタTr1〜Tr3とを備えて構成されている。
スイッチングレギュレータ32は平滑用コンデンサC1〜C3と電流検出部用コンデンサCsと整流ダイオードD1とトランス(図示せず)を有している。
シャント抵抗RSHはLED10−3と車両バッテリのマイナス端子との間に接続され、電流検出部用コンデンサCsはシャント抵抗RSHに並列に接続されている。
RC閉ループXRCは放電電流ループX3よりローサイド(負極側)に位置している。
点灯制御装置31にあっては、点灯制御装置11及び点灯制御装置21と同様に放電電流の経路にシャント抵抗RSHが設けられていないので、シャント抵抗RSHを通る駆動電流は放電電流の影響を受けず駆動電流の出力を安定に制御することができる。
以下に、本発明点灯制御装置の第3の実施の形態に係る点灯制御装置41、51について図3を参照して説明する。図3に、第3の実施の形態として2種類の回路例(第1の回路例(図3(a)参照)と第2の回路例(図3(b)参照))を示す。
第1の回路例に係る点灯制御装置41は、点灯制御装置11(図2(a)参照)に対して、第1の閉ループ(放電電流ループX4〜X6)内にそれぞれ抵抗R1〜R3が設けられた点が異なる。
点灯制御装置41において、NMOSトランジスタTr1がオンすると、NMOSトランジスタTr1に並列に接続された平滑用コンデンサC1に充電された電荷が過電流として放電電流ループX4を流れる。この過電流は放電電流ループX4に設けられた抵抗R1によって抑制される。
NMOSトランジスタTr2がオンすると、NMOSトランジスタTr2に並列に接続された平滑用コンデンサC2に充電された電荷が過電流として放電電流ループX5を流れる。この過電流は放電電流ループX5に設けられた抵抗R2によって抑制される。
NMOSトランジスタTr3がオンすると、NMOSトランジスタTr3に並列に接続された平滑用コンデンサC3に充電された電荷が過電流として放電電流ループX6を流れる。この過電流は放電電流ループX6に設けられた抵抗R3によって抑制される。
従って、点灯制御装置41にあっては、過電流による平滑用コンデンサC1〜C3及びNMOSトランジスタTr1〜Tr3の破壊を防止することができる。
尚、NMOSトランジスタTr1〜Tr3とNMOSトランジスタTr1〜Tr3にそれぞれ並列に接続されたLED10−1〜10−3とによってそれぞれ形成された第2の閉ループY1〜Y3内には抵抗を設けないことが必要である。第2の閉ループY1〜Y3内に抵抗を設けると、駆動電流まで抑制することになり正常な点灯制御が行われないからである。
第2の回路例に係る点灯制御装置51は、点灯制御装置41に対して、抵抗R2が設けられていない点が異なる。
点灯制御装置51にあっては、抵抗R2が設けられていないが、放電電流ループX5内に流れる過電流が抵抗R3によって抑制される。
従って、点灯制御装置51にあっては、回路構成を単純化した上で過電流による平滑用コンデンサC1〜C3及びNMOSトランジスタTr1〜Tr3の破壊を防止することができる。
上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
本発明の第1の実施の形態に係る点灯制御装置の構成を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る点灯制御装置の構成を示した図であり、(a)は第1回路例を示し、(b)は第2回路例を示し、(c)は第3回路例を示す。 本発明の第3の実施の形態に係る点灯制御装置の構成を示した図であり、(a)は第1回路例を示し、(b)は第2回路例を示す。
1…点灯制御装置、2…スイッチングレギュレータ、10−1〜10−3…LED(半導体光源)

Claims (5)

  1. 直列に接続された複数の半導体光源にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチ部と、
    前記複数のスイッチ部にそれぞれ並列に接続された複数の平滑用コンデンサを含み前記複数の半導体光源に流れる駆動電流を制御するスイッチングレギュレータとを備え、
    前記複数の平滑用コンデンサは直列に接続され、
    前記各スイッチ部は、オンした時にオンしたスイッチ部に並列に接続された前記半導体光源に流れる駆動電流をバイパスさせて前記駆動電流の供給を停止しオフした時に前記各スイッチ部に並列に接続された前記半導体光源への前記駆動電流の供給を開始する
    ことを特徴とする点灯制御装置。
  2. 前記各平滑用コンデンサを含んでそれぞれ形成された各放電電流ループ以外の経路に配置されるとともに前記駆動電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部に並列に接続された電流検出部用コンデンサとを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の点灯制御装置。
  3. 前記複数の半導体光源の少なくとも一つが断線した場合に、断線したときから前記断線した半導体光源に並列に接続された前記スイッチ部がオンするまでの時間をTとし、前記駆動電流をIとし、前記スイッチ部に並列に接続された前記平滑用コンデンサの容量をCとし、前記平滑用コンデンサと前記スイッチ部のうち耐電圧の低い方の電圧をVとしたときに、T<C・V/Iを満足する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の点灯制御装置。
  4. 前記スイッチ部と該スイッチ部に並列に接続された前記平滑用コンデンサとによって形成された第1の閉ループと、
    前記スイッチ部と該スイッチ部に並列に接続された前記半導体光源とによって形成された第2の閉ループとを備え、
    前記第1の閉ループと前記第2の閉ループのうち前記第1の閉ループ内のみに抵抗を設けた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の点灯制御装置。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の点灯制御装置を備えた
    ことを特徴とする車両用灯具。
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