JP2011192472A - 光源ユニット及び光源装置 - Google Patents

光源ユニット及び光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011192472A
JP2011192472A JP2010056293A JP2010056293A JP2011192472A JP 2011192472 A JP2011192472 A JP 2011192472A JP 2010056293 A JP2010056293 A JP 2010056293A JP 2010056293 A JP2010056293 A JP 2010056293A JP 2011192472 A JP2011192472 A JP 2011192472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
emitting element
light source
light emitting
led chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010056293A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshikawa
幸治 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiwa Electric Mfg Co Ltd filed Critical Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Priority to JP2010056293A priority Critical patent/JP2011192472A/ja
Publication of JP2011192472A publication Critical patent/JP2011192472A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】演色性の優れた白色を実現することができる光源ユニット及び光源装置を提供する。
【解決手段】基板1の中央付近には、緑色LEDチップ10、赤色LEDチップ20、青色LEDチップ30を実装してある。緑色LEDチップ10は、金線13により電極11、12にボンディングされている。赤色LEDチップ20は、金線23により電極21、22にボンディングされている。青色LEDチップ30は、金線33により電極31、32にボンディングされている。封止部の内側は、黄色蛍光体を含有した光透過性樹脂などを充填してあり、光透過性樹脂により、基板1上に実装された緑色LEDチップ10、赤色LEDチップ20、青色LEDチップ30を封止している。
【選択図】図1

Description

本発明は、演色性の優れた白色を実現することができる光源ユニット及び該光源ユニットを備える光源装置に関する。
従来、光源として用いられてきた蛍光灯又は白熱灯などに比べて、省電力かつ長寿命であるという理由で、LEDが光源として注目を浴びており、照光スイッチ、バックライト光源、イルミネーション光源、アミューズメント機器の装飾など、広い分野で使用されるようになった。
このようなLED光源(光源ユニット)は、用途に合わせて、青色、青緑色、緑色、赤色、白色など所要の色を発光することができる。また、1つのパッケージで複数の色を発光することができる光源ユニットについても開発が進められている。
例えば、リードの一端にチップ台(ボンディング領域)を設け、そのチップ台に青色LEDチップ、赤色LEDチップ及び緑色LEDチップを搭載し、各LEDチップを透明エポキシ樹脂で保護した砲弾型のLEDランプが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−235624号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたLEDランプにあっては、R(赤色)G(緑色)B(青色)の各色を発光することはできるものの、白色を発光させるには、RGBすべてのLEDチップを発光させる必要がある。そして、RGBすべてのLEDチップを発光させた場合、LEDランプ全体としては、青色、赤色、緑色のそれぞれの波長領域で発光スペクトル強度のピークが存在する白色の光を得ることができるものの、それ以外の領域では発光スペクトル強度が小さくなる領域が存在する。このため、特許文献1に開示されたLEDランプにあっては、一般に自然光を基準にして評価される演色性が劣る。一方で、1つのパッケージで複数の色を発光することができるとともに、演色性が向上した光源ユニットが望まれていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、演色性の優れた白色を実現することができる光源ユニット及び該光源ユニットを備える光源装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る光源ユニットは、青色光を発する青色発光素子と、赤色光を発する赤色発光素子と、緑色光を発する緑色発光素子と、少なくとも前記青色発光素子を封止し、該青色発光素子から発せられる青色光を黄色光に変換する黄色蛍光体を含有する封止部とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る光源ユニットは、第1発明において、前記青色発光素子は、波長が380nm〜475nmの範囲で発光ピークを有し、前記赤色発光素子は、波長が600nm〜640nmの範囲で発光ピークを有し、前記緑色発光素子は、波長が495nm〜550nmの範囲で発光ピークを有することを特徴とする。
第3発明に係る光源装置は、第1発明又は第2発明に係る光源ユニットを複数備え、該光源ユニットの赤色発光素子及び緑色発光素子に供給する電流を制御する制御部を備えることを特徴とする。
第4発明に係る光源装置は、第3発明において、前記制御部は、前記光源ユニットの青色発光素子に供給する電流を制御するように構成してあることを特徴とする。
第5発明に係る光源装置は、第4発明において、前記制御部は、PWM制御回路を備え、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする。
第6発明に係る光源装置は、第5発明において、色温度を設定するための設定部を備え、前記制御部は、前記設定部で設定した色温度に応じて、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする。
第7発明に係る光源装置は、第5発明において、複数の異なる色温度に対応させて色温度を設定するための複数のスイッチを備え、前記制御部は、いずれのスイッチが設定されたかに応じて、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする。
第8発明に係る光源装置は、第5発明において、人感センサを備え、前記制御部は、前記人感センサからの出力に応じて、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする。
第9発明に係る光源装置は、第6発明又は第7発明において、前記制御部は、設定された色温度を維持しつつ各発光素子の発光量を増減して調光する調光回路を備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、青色光を発する青色発光素子と、赤色光を発する赤色発光素子と、緑色光を発する緑色発光素子と、少なくとも青色発光素子を封止し、青色発光素子から発せられる青色光を黄色光に変換する黄色蛍光体を含有する封止部とを備える。蛍光体は、酸化物蛍光体として、例えば、(Y、Gd)3 Al5 12:Ce構造のYAG系蛍光体でもよく、あるいは、(Ba、Sr、Ca)2 SiO4 :Eu、Sr4 Al14O:Eu、硫化物(ZnS)にEuをドープしたものでもよい。また、蛍光体は、酸窒化物蛍光体として、例えば、α−Si3 4 と同一の結晶構造を有する一般式(α)で表される無機化合物にEu2+を付活したものであり、(α)は、MX (Si、Al)12(O、N)16である。但し、MはLi、Mg、Ca、Sr、Y又はランタノイド元素とする。この場合、蛍光体は、例えば、380nm〜475nmの波長の光を吸収して570nm〜600nmの範囲にピークを有する黄色から橙色の光を発光する。これにより、青色発光素子と蛍光体とにより白色系の光を発光することができ、赤色発光素子により赤味成分の光を加えることができるので、演色性の優れた白色の発光特性を得ることができる。また、青色発光素子、赤色発光素子、緑色発光素子を備えるので、各発光素子に流れる電流を調整することにより、色温度を調整することが可能となる。
第2発明にあっては、青色発光素子は、波長が380nm〜475nmの範囲で発光ピークを有し、赤色発光素子は、波長が600nm〜640nmの範囲で発光ピークを有し、緑色発光素子は、波長が495nm〜550nmの範囲で発光ピークを有する。これにより、青色発光素子、赤色発光素子及び緑色発光素子を発光させた場合、演色性の優れた白色の発光特性を得ることができるとともに、色温度を調整することが可能となる。
第3発明にあっては、赤色発光素子及び緑色発光素子に供給する電流を制御する制御部を備える。赤色発光素子及び緑色発光素子に流れる電流を制御することにより、色温度を調整することができる。
第4発明にあっては、制御部は、青色発光素子に供給する電流を制御する。これにより、さらに広い範囲で色温度を調整することができる。
第5発明にあっては、制御部は、PWM制御回路を備え、各発光素子の発光量を階調制御する。例えば、1周期の間における赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子の発光期間を0〜100%の範囲の所定数の階調(例えば、100階調)で制御することにより、所要の色温度に調整することができる。
第6発明にあっては、色温度を設定するための設定部を備え、制御部は、設定部で設定した色温度に応じて、各発光素子の発光量を階調制御する。これにより、利用者(ユーザ)が所要の色温度に設定することができる。
第7発明にあっては、複数の異なる色温度に対応させて色温度を設定するための複数のスイッチを備え、制御部は、いずれのスイッチが設定されたかに応じて、各発光素子の発光量を階調制御する。例えば、色温度を3000K、5000K、7000Kのいずれかに設定するためのスイッチを設けておき、いずれのスイッチが操作されたかに応じて、色温度を切り替えることができる。
第8発明にあっては、人感センサを備え、制御部は、人感センサからの出力に応じて、各発光素子の発光量を階調制御する。例えば、人感センサで周囲に人がいる場合、各発光素子を発光させ、人がいない場合、各発光素子を発光させないように制御することができる。これにより、人がいないときに発光を停止して省電力を図ることができる。また、人感センサで人を検出することができる領域に人がいるか否かに応じて、色温度を切り替える。これにより、人の居場所に応じて色温度を変えることができる光源装置を実現することができる。
第9発明にあっては、制御部は、設定された色温度を維持しつつ各発光素子の発光量を増減して調光する調光回路を備える。これにより、設定した色温度を固定しながら明るさを調整することができる。
第1発明によれば、青色発光素子と蛍光体とにより白色系の光を発光することができ、赤色発光素子により赤味成分の光を加えることができるので、演色性の優れた白色の発光特性を得ることができる。また、青色発光素子、赤色発光素子、緑色発光素子を備えるので、各発光素子に流れる電流を調整することにより、色温度を調整することが可能となる。
第2発明によれば、青色発光素子、赤色発光素子及び緑色発光素子を発光させた場合、演色性の優れた白色の発光特性を得ることができるとともに、色温度を調整することが可能となる。
第3発明によれば、赤色発光素子及び緑色発光素子に流れる電流を制御することにより、色温度を調整することができる。
第4発明によれば、青色発光素子に供給する電流を制御することにより、さらに広い範囲で色温度を調整することができる。
第5発明によれば、各発光素子の発光量を階調制御することにより、所要の色温度に調整することができる。
第6発明によれば、設定部で設定した色温度に応じて、各発光素子の発光量を階調制御することにより、利用者(ユーザ)が所要の色温度に設定することができる。
第7発明によれば、いずれのスイッチが操作されたかに応じて、色温度を切り替えることができる。
第8発明によれば、人がいないときに発光を停止して省電力を図ることができる。また、人の居場所に応じて色温度を変えることができる光源装置を実現することができる。
第9発明によれば、設定した色温度を固定しながら明るさを調整することができる。
本実施の形態に係る光源ユニットの構成の一例を示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 本実施の形態に係る光源ユニットの発光特性の一例を示す説明図である。 本実施の形態に係る光源装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の光源装置の色温度の一例を示す説明図である。 本実施の形態の光源装置の階調制御の一例を示すタイムチャートである。 本実施の形態の光源装置の色温度の一例を示す説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る光源ユニット50の構成の一例を示す平面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。光源ユニット50は、発光ダイオードモジュールである。図1において、1はセラミック又はガラスエポキシ樹脂等からなる矩形状の基板である。基板1の一側面には、適長離隔して、外部回路に接続するための電極11、31、21を設けている。また、基板1の前述の一側面と反対側の面には、電極11、31、21に対応させて電極12、32、22を設けている。電極11、12、電極31、32、及び電極21、22それぞれは一対をなし、一方には所定の電圧が印加され、他方は接地レベルに接続される。
基板1の中央付近には、緑色発光素子としての緑色LEDチップ10、赤色発光素子としての赤色LEDチップ20、青色発光素子としての青色LEDチップ30を実装してある。緑色LEDチップ10は、金線13により電極11、12にボンディングされている。赤色LEDチップ20は、金線23により電極21、22にボンディングされている。青色LEDチップ30は、金線33により電極31、32にボンディングされている。
緑色LEDチップ10は、GaN系化合物半導体を発光層として有し、例えば、波長が495nm〜550nmの範囲で発光ピークを有する緑色光を発光する。また、赤色LEDチップ20は、AlIGaP系化合物半導体を発光層として有し、例えば、波長が600nm〜640nmの範囲で発光ピークを有する赤色光を発光する。また、青色LEDチップ30は、GaN系化合物半導体を発光層として有し、例えば、波長が380nm〜475nmの範囲で発光ピークを有する青色光を発光する。なお、基板1の形状、基板1上の各LEDチップの配置や個数は一例であって、図1の例に限定されるものではない。
図2に示すように、基板1の上側外周には、各LEDチップを封止するための封止部2を枡状に周設してある。封止部2の内側側面は、各LEDチップからの光を反射する反射部3を形成している。封止部2の内側は、黄色蛍光体を含有した光透過性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)40などを充填してあり、光透過性樹脂40により、基板1上に実装された緑色LEDチップ10、赤色LEDチップ20、青色LEDチップ30を封止している。
封止用の光透過性樹脂40としては、例えば、エポキシ樹脂、あるいは、エポキシ樹脂にシリコーン樹脂を混合したものを用いることができる。また、封止用樹脂は、液体状でもよく、粉末状の固体であってもよい。封止用樹脂と黄色蛍光体とを混合する場合、液体状の封止用樹脂に粉末状の黄色蛍光体を混合する方法、粉末状の封止用樹脂と黄色蛍光体とをドライブレンドして混合する方法、常温で固形又は液状の封止用樹脂と粉末状の黄色蛍光体とを加熱して溶融混合する方法であってもよい。
光透過性樹脂40に含有された黄色蛍光体は、酸化物蛍光体、あるいは、酸窒化物蛍光体などである。酸化物蛍光体として、例えば、(Y、Gd)3 Al5 12:Ce構造のYAG系蛍光体でもよく、あるいは、(Ba、Sr、Ca)2 SiO4 :Eu、Sr4 Al14O:Eu、硫化物(ZnS)にEuをドープしたものでもよい。また、酸窒化物蛍光体として、例えば、α−Si3 4 と同一の結晶構造を有する一般式(α)で表される無機化合物にEu2+を付活したものであり、(α)は、MX (Si、Al)12(O、N)16である。但し、MはLi、Mg、Ca、Sr、Y又はランタノイド元素とする。この場合、黄色蛍光体は、例えば、380nm〜475nmの波長の光を吸収して540nm〜600nmの範囲にピークを有する黄色から橙色の光を発光する。
上述の黄色蛍光体を含有させることにより、青色LEDチップ30から発せられた青色光は、光透過性樹脂40内の黄色蛍光体により黄色に変換される。これにより、光透過性樹脂40からは、青色光と黄色光との混色として白色光が発せられる。また、赤色LEDチップ20から発せられた赤色光、及び緑色LEDチップ10から発せられた緑色光は、黄色蛍光体により色変換されずに、そのまま光透過性樹脂40から外部へ発せられる。
青色LEDチップ30と黄色蛍光体とにより白色系の光を発光することができ、赤色LEDチップ20により赤味成分の光を加えることができるので、平均演色係数Raを大きくすることができ(例えば、Raが95以上)、演色性の優れた白色の発光特性を得ることができる。また、青色LEDチップ30、赤色LEDチップ20、緑色LEDチップ10を備えるので、各LEDチップに流れる電流を調整することにより、色温度を調整することが可能となる。
図3は本実施の形態に係る光源ユニット50の発光特性の一例を示す説明図である。図3に示すように、光源ユニット50の発光特性は、青色光の波長ピークが450nm付近にあり、赤色光の波長ピークが630nm付近にある。また、緑色光の波長ピークが510nm付近にあり、青色LEDチップ30からの光が黄色蛍光体により変換された結果得られた光により、540nm付近から600nm付近までの範囲で相対強度(発光強度)が増加している。これにより、光源ユニット50から発せられる光は、平均演色係数Raを大きくすることができ、演色性の優れた白色の発光特性を得ることができる。また、各LEDチップに流れる電流を調整することにより、相対強度を変更して色温度を調整することが可能となる。
図4は本実施の形態に係る光源装置の構成の一例を示すブロック図である。光源装置は、光源部60、光源制御部70、操作パネル80などを備え、外部の商用電源(AC100V又はAC200V等)から電力が供給される。
光源部60は、例えば、断面が矩形状の棒状の筐体に回路基板を固定してあり、この回路基板に光源ユニット50を適長離隔して一列に配置してある。なお、光源部60の構造は一例であって、これに限定されるものではなく、他の形状であってもよい。また、光源部60における光源ユニット50の配置も適宜変更することができる。
操作パネル80は、色温度を設定する設定部としての機能を有し、例えば、壁等に設けられ、光源装置の点灯、消灯、色温度の調整、明るさの調整(調光)などを行うためのスイッチ、ダイアルなどを備えている。なお、操作パネル80は、リモコンなどの遠隔操作端末であってもよい。
光源制御部70は、例えば、回路基板に実装した電気・電子部品で構成することができ、制御部71、電源部72、電流制御部73、R階調格納部74、G階調格納部75、B階調格納部76、階調制御部77などを備える。
電源部72は、商用電源からの交流電圧を所要の直流電圧(例えば、DC12V、DC24Vなど)に変換し、変換後の電圧を電流制御部73へ出力するとともに、光源制御部70内の各部へ電源電圧として供給する。
制御部71は、光源制御部70全体を制御する機能を有する。制御部71は、操作パネル80から点灯又は消灯の信号を取得することにより、光源部60の点灯又は消灯を制御する。また、制御部71は、操作パネル80から色温度の信号を取得した場合、取得した色温度の信号に応じて、赤(R)階調信号、緑(G)階調信号、青(B)階調信号をそれぞれR階調格納部74、G階調格納部75、B階調格納部76へ出力する。また、制御部71は、操作パネル80から調光の信号を取得した場合、取得した調光の信号に応じて、調光信号を電流制御部73へ出力する。なお、本実施の形態において、階調とは、各LEDチップから発せられる光の発光量の大小(多少)を段階的、あるいは連続的に変化させることを意味する。具体的には、後述するように各LEDチップの発光時間の長短を制御する。
R階調格納部74は、赤色LEDチップ20の発光量を階調制御するための赤色階調データを格納している。赤色階調データは、例えば、0、1、2、…100のように100階調(100段階)で発光量の大小を制御できるよう100個のデータで構成されている。R階調格納部74は、制御部71から出力された赤(R)階調信号に応じて、赤色階調データを階調制御部77へ出力する。
G階調格納部75は、緑色LEDチップ10の発光量を階調制御するための緑色階調データを格納している。緑色階調データは、例えば、0、1、2、…100のように100階調(100段階)で発光量の大小を制御できるよう100個のデータで構成されている。G階調格納部75は、制御部71から出力された緑(G)階調信号に応じて、緑色階調データを階調制御部77へ出力する。
B階調格納部76は、青色LEDチップ30の発光量を階調制御するための青色階調データを格納している。青色階調データは、例えば、0、1、2、…100のように100階調(100段階)で発光量の大小を制御できるよう100個のデータで構成されている。B階調格納部76は、制御部71から出力された青(B)階調信号に応じて、青色階調データを階調制御部77へ出力する。
電流制御部73は、調光回路の機能を有し、制御部71から出力された調光信号に応じて、階調制御部77へ出力する電流値を調整する。例えば、調光レベルが50%である場合、光源部60から発せられる光量が全灯時の光量の50%になるように電流値を制限する。なお、調光レベルは、0〜100%の範囲で連続的に調光するようにしてもよく、あるいは10%、20%、…というように離散的に調光するようにしてもよい。
階調制御部77は、緑色LEDチップ10、赤色LEDチップ20、青色LEDチップ30のそれぞれに対応させて個別のPWM制御回路を備える。階調制御部77は、R階調格納部74から出力された赤色階調データに応じて、赤色LEDチップ20の発光量を階調制御する。階調制御部77は、G階調格納部75から出力された緑色階調データに応じて、緑色LEDチップ10の発光量を階調制御する。また、階調制御部77は、B階調格納部76から出力された青色階調データに応じて、青色LEDチップ30の発光量を階調制御する。例えば、青色階調データが、0〜100のうち100であるとし、緑色階調データが38であるとし、赤色階調データが30である場合、階調制御部77は、青色LEDチップ30の発光量を100%、緑色LEDチップ10の発光量を38%、赤色LEDチップ20の発光量を30%で階調制御して色温度を調整する。
図5は本実施の形態の光源装置の色温度の一例を示す説明図である。図5に示すように、光源部60から発せられる光の色温度を7000Kに調整する場合、例えば、青色LEDチップ30の発光量を100%、緑色LEDチップ10の発光量を38%、赤色LEDチップ20の発光量を30%とすればよい。また、光源部60から発せられる光の色温度を5000Kに調整する場合、例えば、青色LEDチップ30の発光量を50%、緑色LEDチップ10の発光量を75%、赤色LEDチップ20の発光量を100%とすればよい。また、光源部60から発せられる光の色温度を3000Kに調整する場合、例えば、青色LEDチップ30の発光量を25%、緑色LEDチップ10の発光量を25%、赤色LEDチップ20の発光量を100%とすればよい。
このように、本実施の形態の光源装置は、平均演色係数Raを大きくして(例えば、Raが95以上)演色性の優れた白色の発光特性を得ることができるとともに、色温度を3000K〜7000Kの広範囲で調整することができる。また、階調制御部77とは別に電流制御部73を備えることにより、設定した色温度を固定しながら明るさを調整することができる。また、操作パネル80を操作して色温度を設定することができるので、利用者(ユーザ)が所要の色温度に設定することができる。
図6は本実施の形態の光源装置の階調制御の一例を示すタイムチャートである。図6に示すように、1周期をTとすると(例えば、1周期Tは1ms、0.1msなど)、青色LEDチップ30の発光量を100%にする場合、青色階調は100%(青色階調データは100)、すなわち、1周期Tに亘って青色LEDチップ30に電流を供給する。また、緑色LEDチップ10の発光量を38%にする場合、緑色階調は38%(緑色階調データは38)、すなわち、1周期Tのうち38%の期間だけ緑色LEDチップ10に電流を供給する。また、赤色LEDチップ20の発光量を30%にする場合、赤色階調は30%(赤色階調データは30)、すなわち、1周期Tのうち30%の期間だけ赤色LEDチップ20に電流を供給する。図6の例は、図5の例で示す色温度が7000Kの場合に対応する。なお、他の色温度についても同様である。
図7は本実施の形態の光源装置の色温度の一例を示す説明図である。図7は色度図であり、図中の曲線は黒体放射軌跡を表わす。曲線上の点Aが色温度7000K、点Bが色温度5000K、点Cが色温度3000Kを示す。本実施の形態の光源装置は、黒体放射軌跡に沿って色温度を3000K〜7000Kの範囲で調整することができる。
操作パネル80に複数の異なる色温度に対応させて色温度を設定するための複数のスイッチを設けることもできる。例えば、色温度を3000K、5000K、7000Kのいずれかに設定するためのスイッチを設けておき、いずれのスイッチが操作されたかに応じて、制御部71は、色温度に応じた赤色、青色、緑色の各階調データを階調制御部77へ出力させて色温度を切り替えることができる。
また、光源装置、特に光源部60が設置された部屋などの人の出入りを検知する人感センサを設けておき、制御部71は、人感センサからの信号に応じて、各LEDチップの発光量を階調制御することもできる。例えば、人感センサで周囲に人がいる場合、各LEDチップを発光させ、人がいない場合、各LEDチップを発光させないように制御することができる。これにより、人がいないときに発光を停止して省電力を図ることができる。また、人感センサで人を検出することができる領域に人がいるか否かに応じて、色温度を切り替える。これにより、人の居場所に応じて色温度を変えることができる光源装置を実現することができる。なお、人感センサを自動販売機に設けておき、人を感知したときに、自動販売機内の光源装置を点灯させるようにしてもよい。
上述の光源装置を設置する場合、例えば、光源部60で店舗などの野菜等を照らすときは、色温度を高くして、野菜の新鮮味を強調することができる。また、店舗の肉や魚などを照らす場合には、色温度を低くして肉や魚がおいしそうに見えるようにすることができる。また、光源部60を貴金属店のショーケースなどで使用する場合には、高演色(平均演色係数Raを95以上にする)で照射することにより、貴金属を一層際立たせて高価に見えるようにすることができる。また、美容院などで人の肌を照らす場合にも、高演色(平均演色係数Raを95以上にする)で照射することにより、自然な色合いを出すことができる。このように、利用シーンに応じて所要の色温度を調整することができるので、用途に応じて異なる色温度の光源装置を別々に準備する必要がなく、1台で様々な利用シーンに適用することが可能となる。
上述の実施の形態の光源部60は、基板上に光源ユニット50を配置した構成をなすので、蛍光灯等と異なり、自由な形状の光源を製作することができ、利用シーンに合わせた光源装置を実現することができる。
上述の光源装置は、肌や頭皮を見るマイクロスコープ用の光源としても適用することができる。
上述の実施の形態では、光源装置は商用電源からの交流電圧を印加する構成であったが、直流電圧を印加するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、1つのパッケージに各色のLEDチップを3個実装する構成であったが、これに限定されるものではなく、青色LEDチップを、黄色蛍光体を含有した封止部で封止し、加えて赤色LEDチップ及び緑色LEDチップを備える構成であれば、どのような構造であってもよい。
調整できる色温度の範囲が狭くてもよい場合には、緑色LEDチップを省略した構成でもよい。この場合でも、平均演色係数Raを大きくしつつ、青色LEDチップと赤色LEDチップの発光量を階調制御して色温度の調整を行うことができる。
上述の実施の形態において、緑色LEDチップには、青緑色LEDチップも含まれる。
上述の実施の形態では、黄色蛍光体を含有した封止部で青色LEDチップ、赤色LEDチップ及び緑色LEDチップを封止する構成であったが、青色LEDチップだけを黄色蛍光体を含有する封止部で封止し、他のLEDチップは黄色蛍光体を含有しない封止部で封止するようにすることもできる。
1 基板
10 緑色LEDチップ(緑色発光素子)
20 赤色LEDチップ(赤色発光素子)
30 青色LEDチップ(青色発光素子)
40 封止部
50 光源ユニット
60 光源部
70 光源制御部(制御部)
71 制御部
72 電源部
73 電流制御部(調光回路)
74 R階調格納部
75 G階調格納部
76 B階調格納部
77 階調制御部(PWM制御回路)
80 操作パネル(設定部)

Claims (9)

  1. 青色光を発する青色発光素子と、
    赤色光を発する赤色発光素子と、
    緑色光を発する緑色発光素子と、
    少なくとも前記青色発光素子を封止し、該青色発光素子から発せられる青色光を黄色光に変換する黄色蛍光体を含有する封止部と
    を備えることを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記青色発光素子は、
    波長が380nm〜475nmの範囲で発光ピークを有し、
    前記赤色発光素子は、
    波長が600nm〜640nmの範囲で発光ピークを有し、
    前記緑色発光素子は、
    波長が495nm〜550nmの範囲で発光ピークを有することを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光源ユニットを複数備え、該光源ユニットの赤色発光素子及び緑色発光素子に供給する電流を制御する制御部を備えることを特徴とする光源装置。
  4. 前記制御部は、
    前記光源ユニットの青色発光素子に供給する電流を制御するように構成してあることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記制御部は、PWM制御回路を備え、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 色温度を設定するための設定部を備え、
    前記制御部は、
    前記設定部で設定した色温度に応じて、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  7. 複数の異なる色温度に対応させて色温度を設定するための複数のスイッチを備え、
    前記制御部は、
    いずれのスイッチが設定されたかに応じて、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  8. 人感センサを備え、
    前記制御部は、
    前記人感センサからの出力に応じて、各発光素子の発光量を制御するように構成してあることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  9. 前記制御部は、
    設定された色温度を維持しつつ各発光素子の発光量を増減して調光する調光回路を備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光源装置。
JP2010056293A 2010-03-12 2010-03-12 光源ユニット及び光源装置 Pending JP2011192472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056293A JP2011192472A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 光源ユニット及び光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056293A JP2011192472A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 光源ユニット及び光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011192472A true JP2011192472A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44797174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010056293A Pending JP2011192472A (ja) 2010-03-12 2010-03-12 光源ユニット及び光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011192472A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104251406A (zh) * 2014-10-16 2014-12-31 江西申安节能照明科技有限公司 一种具有混合发光功能led灯珠
CN105546367A (zh) * 2015-12-29 2016-05-04 深圳聚富创光电科技有限公司 一种多色光集成led灯珠
JP2020141027A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 発光装置、及び、照明装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045206A (ja) * 2001-05-24 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照明光源
JP2004103443A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置
JP2007059260A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置及び照明器具
JP2007294385A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Sharp Corp バックライト装置、表示装置、バックライト装置の駆動方法及び調整方法
JP2008160061A (ja) * 2006-11-30 2008-07-10 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2008270701A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 発光装置および照明器具
JP2008300124A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 照明装置及び照明器具
JP2009521077A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 パーキンエルマー エルコス ゲーエムベーハー 照明装置、照明制御装置および照明システム
JP2009266424A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Mitsubishi Electric Corp 光源モジュール及び照明器具

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003045206A (ja) * 2001-05-24 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照明光源
JP2004103443A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Toshiba Lighting & Technology Corp Led照明装置
JP2007059260A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置及び照明器具
JP2009521077A (ja) * 2005-12-21 2009-05-28 パーキンエルマー エルコス ゲーエムベーハー 照明装置、照明制御装置および照明システム
JP2007294385A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Sharp Corp バックライト装置、表示装置、バックライト装置の駆動方法及び調整方法
JP2008160061A (ja) * 2006-11-30 2008-07-10 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2008270701A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 発光装置および照明器具
JP2008300124A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Mitsubishi Electric Corp 照明装置及び照明器具
JP2009266424A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Mitsubishi Electric Corp 光源モジュール及び照明器具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104251406A (zh) * 2014-10-16 2014-12-31 江西申安节能照明科技有限公司 一种具有混合发光功能led灯珠
CN105546367A (zh) * 2015-12-29 2016-05-04 深圳聚富创光电科技有限公司 一种多色光集成led灯珠
JP2020141027A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 発光装置、及び、照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7140804B2 (ja) 発光装置及びled電球
EP3155874B1 (en) Light emitting arrangement with adjustable emission spectrum
EP2637224B1 (en) Light emitting device, illumination apparatus and system using same
JP4749912B2 (ja) 照明器具
KR101419954B1 (ko) 조명 장치 및 조명 방법
JP5654328B2 (ja) 発光装置
KR100818162B1 (ko) 색온도 조절이 가능한 백색 led 장치
CN112075127B (zh) 用于提供具有高显色性和生物效应的可调光的多通道系统
KR101892996B1 (ko) 태양스펙트럼에 근접한 엘이디 패키지 광원이 내장된 백색 가시광 조명등
US9799243B2 (en) Lighting devices including solid state emitter groups for illuminating printed material with enhanced vibrancy
JP5622824B2 (ja) 照明装置、および、照明方法
JP2008034188A (ja) 照明装置
WO2013070929A1 (en) Solid state lighting device including multiple wavelength conversion materials
KR20090015928A (ko) 조명 기기 및 조명 방법
JP2010092993A (ja) 照明装置
JP2012113959A (ja) 発光装置
JP5015301B2 (ja) 照明器具
JP2010176992A (ja) 光源装置及び該光源装置を備える照明装置
JP2015070866A (ja) 光源モジュール及び照明装置
JP2011192472A (ja) 光源ユニット及び光源装置
JP6712768B2 (ja) 発光装置及び照明装置
TW200923272A (en) LED lamp with adjustable chromaticity
KR20190085694A (ko) 발광소자 패키지
KR102202407B1 (ko) 발광 다이오드 모듈
JP2010212621A (ja) 発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131206

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20131206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140212