JP2011191459A - 着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011191459A
JP2011191459A JP2010056906A JP2010056906A JP2011191459A JP 2011191459 A JP2011191459 A JP 2011191459A JP 2010056906 A JP2010056906 A JP 2010056906A JP 2010056906 A JP2010056906 A JP 2010056906A JP 2011191459 A JP2011191459 A JP 2011191459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
intermediate transfer
main body
gripping member
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010056906A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Yonemoto
悟 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2010056906A priority Critical patent/JP2011191459A/ja
Publication of JP2011191459A publication Critical patent/JP2011191459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】装置本体への挿入時にはユニット表面に収納され、装置本体から引き出した時には持ち易い位置に出現し、ユニットの挿入及び引き出し操作に伴う装置本体との干渉も生じない把持部を備えた着脱式ユニット、及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ユニット30を引き出す場合、ガイド部材45a、45bは用紙搬送路18の開口縁18aとの接触により徐々に傾倒しながら開口縁18aを通過し、ガイド部材45a、45bに連結された把持部材37aもガイド部材45a、45bと逆向きに傾倒しながら開口縁18aを通過する。中間転写ユニット30を挿入する場合、アーム部41a、41b及びグリップ部43は開口縁18bとの接触により徐々に傾倒しながら開口縁18bを通過し、アーム部41a、41bに連結されたガイド部材45a、45bもガイド部材45a、45bと逆向きに傾倒しながら開口縁18bを通過する。
【選択図】図5

Description

本発明は、装置本体に対し着脱可能な中間転写ユニット等の着脱式ユニット、及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、種々の画像形成装置が提案されているが、その中に、所定方向に回動される無端状の中間転写ベルトと、この中間転写ベルトに沿って設けられた複数の画像形成部とを備え、各画像形成部により中間転写ベルト上にトナー像を順次重ね合わせた後、記録媒体上に一度に転写する中間転写方式の画像形成装置がある。
上述したような中間転写方式の画像形成装置においては、装置本体の寿命よりも耐用年数の短い中間転写ベルトを定期的に交換する必要があった。そして、中間転写ユニットの交換方法として、中間転写ユニットを装置本体から水平方向に引き出した後、新たな中間転写ユニットを挿入する方法が広く用いられている。
このとき、作業者が中間転写ユニットを持ち上げやすいように中間転写ユニットに取っ手(把持部)を設けることが一般的である。例えば、特許文献1には、中間転写ユニットの略重心位置に把持用の凹部を設けた構成が開示されている。また、特許文献2には、ユニット上面に回動自在に取っ手を設け、取っ手をユニット上面の収納部に収納可能とした転写ベルトユニットが開示されており、バネの付勢力により取っ手が自動的に収納される構成も記載されている。
さらに、特許文献3には、ユニットが通過する装置本体の外装カバーの開口縁にコロや傾斜面から成るガイド形状を設け、出没可能に設けられた運搬用把手を収納しなくてもガイド形状により自動的にユニット内に収納されるようにした構成が開示されている。
特開2004−138945号公報 特開2006−106628号公報 特開平2−64562号公報
ところで、中間転写ユニットを持ち上げるための把持部は、装置本体へのユニット挿入時には省スペース化を図るためにユニット内の収納部に収納され、装置本体からのユニット引き出し時には持ち易く目立つように収納部から移動して突出することが望ましい。しかしながら、特許文献1では把持部を凹部としているため、装置本体へのユニット挿入時においてはスペース的に有利となる反面、ユニット引き出し時に目立ちにくく、しっかりと把持しにくいという問題点があった。
また、特許文献2の構成では、中間転写ユニットを持ち上げる際には作業者が手動で取手を引き起こす必要があり、使い勝手の面で十分とは言えなかった。一方、特許文献3では、運搬用把手がユニット表面に対し垂直方向に出没するため、ユニット内部に運搬用把手の収納スペースが必要となり省スペースの面で十分ではなかった。
そこで、把持部が中間転写ユニットの表面に回動可能に支持されており、装置本体へのユニットの挿入時には把持部がユニットの表面に沿って収納され、ユニットの引き出し時にはバネ等により把持部が自動的に起立する構成が考えられる。この場合、ユニットの着脱経路の上方に段差が存在すると、起立した把持部と段差との干渉によりユニットの引き出し、或いは挿入ができなくなるおそれがあった。例えば、中間転写ユニットをベルトの進行方向に着脱する構成の場合、着脱経路の上方に配置された定着ユニットの用紙搬送路で把持部が起立すると、把持部が用紙搬送路の段差に干渉してしまう。
なお、ここでは装置本体に対し水平方向に着脱する中間転写ユニットを例に挙げて説明したが、ユニット表面に回動可能に支持され、バネにより自動的に起立する把持部を有する着脱式ユニットの場合は同様の問題点が存在する。
本発明は、上記問題点に鑑み、装置本体への挿入時にはユニット表面に沿って収納され、装置本体から引き出した時には持ちやすい位置に出現するとともに、ユニットの挿入及び引き出し操作に伴う装置本体との干渉も生じない把持部を備えた着脱式ユニット、及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体に対し挿入及び引き出し可能なユニット本体と、該ユニット本体の挿入及び引き出し方向に平行な面に回動自在に支持され、前記ユニット本体の挿入及び引き出し方向に回動する把持部材と、該把持部を前記ユニット本体から起立する方向に付勢する付勢手段と、一端が前記把持部材の回動端に回転可能に連結され、他端が前記ユニット本体の表面に摺動可能に支持されるガイド部材と、を備え、前記把持部材及び前記ガイド部材は、前記ユニット本体に沿って収納される第1の位置と、前記把持部材の回動軸方向から見て前記ユニット本体から山形状に起立する第2の位置とに選択配置される着脱式ユニットである。
また本発明は、上記構成の着脱式ユニットにおいて、前記把持部材は、前記ユニット本体に回動自在に支持される一対のアーム部と、該アーム部の回動端を連結するグリップ部とで平面視コ字状に形成されており、前記各アーム部の回動端のそれぞれに前記ガイド部材が連結されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の着脱式ユニットにおいて、前記ユニット本体に、前記把持部材及び前記ガイド部材を収納する収納凹部を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の着脱式ユニットが搭載された画像形成装置である。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記着脱式ユニットは、記録媒体に転写するためのトナー像が順次積層される中間転写ベルトを備えた中間転写ユニットであり、前記中間転写ユニットは、装置本体内の用紙搬送路を横断する方向に挿入及び引き出し操作されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、装置本体への挿入時には把持部材がユニット本体に沿って収納される第1の位置に配置され、装置本体から引き出した時は把持部材が付勢手段の付勢力によって山形状に起立する第2の位置に配置されるため、装置本体への挿入時にはユニット表面に沿って収納され、装置本体から引き出した時には持ちやすい位置に出現する把持部を備えた着脱式ユニットとなる。また、第2の位置にある把持部材及びガイド部材が把持部材の回動軸方向から見て山形状に起立するため、ユニットの挿入及び引き出し時に把持部材及びガイド部材が装置本体の開口縁や本体内部の段差に引っ掛かるおそれがなく、円滑な挿入及び引き出し操作が可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の着脱式ユニットにおいて、把持部材は、ユニット本体に回動自在に支持される一対のアーム部と、該アーム部の回動端を連結するグリップ部とで平面視コ字状に形成され、各アーム部の回動端のそれぞれにガイド部材を連結することにより、グリップ部はユニット本体に対し4点で支持されることになる。従って、グリップ部を把持してユニットを持ち上げたときの安定性が向上する。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の着脱式ユニットにおいて、ユニット本体に、把持部材及びガイド部材を収納する収納凹部を設けたことにより、装置本体へのユニットの挿入時に把持部材及びガイド部材がユニット表面から突出しないため、装置本体内でのユニットの移動スペース及び配置スペースを小さくすることができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の着脱式ユニットを搭載することにより、ユニットの着脱作業性が向上した使い勝手の良い画像形成装置となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成の画像形成装置において、着脱式ユニットが、記録媒体に転写するためのトナー像が順次積層される中間転写ベルトを備えた中間転写ユニットであり、中間転写ユニットが装置本体内の用紙搬送路を横断する方向に挿入及び引き出し操作されることにより、把持部材が用紙搬送路の開口縁と干渉せず中間転写ユニットの円滑な挿入及び引き出し操作が可能となる。また、中間転写ユニットがベルト進行方向に挿入及び引き出されるため、装置本体のフレーム側板の開口部を小さくして本体フレームの剛性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す概略断面図 本発明の一実施形態に係る中間転写ユニットの外観斜視図 中間転写ユニットを装置本体フレームに挿入した状態を示す斜視図 中間転写ユニットの把持部材周辺の拡大図 中間転写ユニットが装置本体から引き出された状態における把持部材周辺の拡大図 中間転写ユニットの引き出し及び挿入操作時に把持部材が定着ユニットの下方を通過する状態を示す側面断面図 中間転写ユニットの大部分が装置本体から引き出された状態を示す斜視図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラープリンタ100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では左側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、さらに駆動手段(図示せず)により図1において反時計回りに回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳された後、二次転写ローラ9の作用によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写され、さらに、定着ユニット13において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9と後述する中間転写ベルト8の駆動ローラ11とのニップ部へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光装置5と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)等を除去するクリーニング部7a、7b、7c及び7dが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ4a〜4dから各現像装置3a〜3dにトナーが補給される。この現像剤中のトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラ6a〜6dに所定の転写電圧を付与することにより、感光体ドラム1a〜1d上のイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等がクリーニング部7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで駆動ローラ11とこれに隣接して設けられた二次転写ローラ9とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送され、中間転写ベルト8上のフルカラー画像が転写紙P上に転写される。トナー像が転写された転写紙Pは用紙搬送路18を通過して定着ユニット13へと搬送される。
定着ユニット13に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13aにより加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着ユニット13を通過した転写紙Pは一旦排出ローラ15方向に搬送され、転写紙Pの後端が分岐部14を通過した後に排出ローラ15を逆回転させるとともに分岐部14の搬送方向を切り換えることで、転写紙Pの後端から両面搬送路20に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ニップ部に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着ユニット13に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、図1に示した画像形成装置に搭載される中間転写ユニットの外観斜視図であり、図3は、中間転写ユニットを装置本体フレームに挿入した状態を示す斜視図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、図2及び図3では中間転写ユニットを図1の定着ユニット13側から見た状態を示している。
図2に示すように、中間転写ユニット30は、2枚の側面フレーム31、32及び上面フレーム33で構成されるユニット本体34と、側面フレーム31、32の間に支持された搬送ローラ10及び駆動ローラ11を含む複数の懸架ローラと、これらの懸架ローラに張架された無端状の中間転写ベルト8等により構成されている。駆動ローラ11の回転軸(被駆動軸)の一端には本体側カップリング(図示せず)に連結されるユニット側カップリング40が固定されている。中間転写ユニット30の引き出し側端部には、一対のハンドル36a、36bが設けられている。
図3に示すように、本体フレーム21は、フレーム底板22と、フレーム底板22の対向する二辺から立ち上がる一対のフレーム側板23a、23bと、フレーム側板23a、23bに隣接する一対のフレーム側板23c、23dで構成される。なお、図3ではフレーム側板23dは記載を省略している。
中間転写ユニット30は、フレーム側板23a、23bの内側面に形成されたレール部35によってフレーム側板23a、23bに橋渡し状に支持されており、ハンドル36a、36bを把持し、中間転写ユニット30をレール部35に沿って摺動させることで装置本体への挿入及び装置本体からの引き出しが可能となっている。
また、中間転写ユニット30の上面フレーム33の2箇所には中間転写ユニット30を持ち上げるための把持部材37a、37bと、把持部材37a、37bを収納する収納凹部39a、39bとが設けられている。
図4及び図5は、中間転写ユニットの把持部材周辺の拡大図である。なお、ここでは把持部材37a及び収納凹部39aの構成について説明するが、把持部材37b及び収納凹部39bについても全く同様の構成である。把持部材37aは、収納凹部39aの内壁面に設けられた支点40a、40bに回動自在に支持された一対のアーム部41a、41bと、アーム部41a、41bの回動端を橋渡し状に連結するグリップ部43とで構成される平面視コ字状の部材である。
アーム部41a、41bの回動端には、ガイド部材45a、45bの一端がそれぞれ回転可能に連結されている。ガイド部材45a、45bの他端には収納凹部39aの内壁面に対向するボス部(図示せず)が形成されており、収納凹部39aの内壁面に設けられたガイド溝47a、47bに摺動自在に係合している。また、収納凹部39a内にはガイド溝47a、47bと所定の間隔を隔ててリブ49a、49bが突設されており、ガイド部材45a、45bがガイド溝47a、47bに沿って摺動したときボス部がガイド溝47a、47bから離脱しない構成となっている。また、支点40aには、把持部材37aを起立させる方向に付勢するねじりコイルバネ50が配置されている。
中間転写ユニット30が装置本体に挿入されている状態では、図4に示すように、把持部材37a及びガイド部材45a、45bは装置本体のフレーム(図示せず)によって回動を規制され、収納凹部39a内に収納されている(第1の位置)。このとき、ガイド部材45a、45bのボス部は、支点40a、40bから最も遠い側のガイド溝47a、47bの端部に位置している。
一方、中間転写ユニット30が装置本体から引き出された状態では、図5に示すように、ねじりコイルバネ50の付勢力により把持部材37a及びガイド部材45a、45bが起立する方向に回動する。そして、ガイド部材45a、45bのボス部がガイド溝47a、47b内を支点40a、40bに最も近い側へと移動し、把持部材37a及びガイド部材45a、45bは、把持部材37aの回動軸方向(図4の矢印A方向)から見て上面フレーム33から山形状に起立する(第2の位置)。
次に、中間転写ユニット30の引き出し及び挿入操作に伴う把持部材37a、37bの動作について説明する。中間転写ユニット30がレール部35に沿って所定位置まで挿入された状態では、図4に示すように、把持部材37a及びガイド部材45a、45bは第1の位置に配置され、収納凹部39a内に収納されている。この状態から、ハンドル36a、36bを把持して中間転写ユニット30を引き出すと、中間転写ユニット30は定着ユニット13(図1参照)の下方を通過して装置本体外に引き出される。
図6は、中間転写ユニットを引き出す際に把持部材が定着ユニットの下方を通過する状態を示す側面断面図である。なお、図6は断面図であるため、アーム部41a、41b、ガイド部材45a、45bのうち片側のアーム部41a、ガイド部材45aのみを図示している。図6に示すように、定着ユニット13の下部には転写紙Pを定着ローラ対13aのニップ部へ案内するための用紙搬送路18が空間を形成している。そのため、用紙搬送路18を通過する際に、把持部材37aがねじりコイルバネ50(図5参照)の付勢力によって起立する方向(図6の反時計方向)に回動する。
ここで、アーム部41a、41bにはガイド部材45a、45bが連結されているため、図6に示すように、用紙搬送路18の開口縁18aにはガイド部材45a、45bの上面(傾斜面)が先に接触する。そして、中間転写ユニット30が図の右方向へ引き出されるにつれて、ガイド部材45a、45bは開口縁18aとの接触により徐々に傾倒しながら開口縁18aを通過する。続いて、ガイド部材45a、45bに連結された把持部材37aもガイド部材45a、45bと逆向きに傾倒しながら開口縁18aを通過する。さらに、把持部材37aに続いて把持部材37b(図2参照)も全く同様の動作により開口縁18aを通過する。
そして、中間転写ユニット30の大部分が引き出された状態では、図7に示すように把持部材37a、37bはねじりコイルバネ50(図5参照)の付勢力によって第2の位置に配置される。作業者は第2の位置に配置された把持部材37a、37bのグリップ部43を把持して中間転写ユニット30をレール部35から降ろし、新たな中間転写ユニット30に交換する。
中間転写ユニット30を装置本体に挿入する場合は、図7の状態からレール部35に沿って中間転写ユニット30を挿入していくと、アーム部41a、41bの上面(傾斜面)が定着ユニット13のハウジング13bに接触する。そして、中間転写ユニット30が挿入されるにつれて、アーム部41a、41bは定着ユニット13との接触により徐々に傾倒しながら定着ユニット13の下方へ進入する。また、アーム部41a、41bに連結されたガイド部材45a、45bも把持部材37aと逆向きに傾倒しながら定着ユニット13の下方へ進入する。
そして、把持部材37aが用紙搬送路18を通過する際は、引き出し操作時とは反対側の開口縁18b(図6参照)にアーム部41a、41bの上面(傾斜面)が先に接触する。中間転写ユニット30が図6の左方向へ挿入されるにつれて、アーム部41a、41bは開口縁18bとの接触により徐々に傾倒しながら開口縁18bを通過する。続いて、アーム部41a、41bに連結されたガイド部材45a、45bもアーム部41a、41bと逆向きに傾倒しながら開口縁18bを通過する。なお、把持部材37bについても把持部材37aと全く同様の動作により開口縁18bを通過する。
上記実施形態によれば、用紙搬送路18を横断するように中間転写ユニット30を引き出し及び挿入する場合であっても、用紙搬送路18と把持部材37a、37bとの干渉を回避できるため、用紙搬送路18や把持部材37a、37bの破損を防止することができる。
また、中間転写ユニット30の引き出し及び挿入操作に連動して把持部材37a、37bが自動的に起立及び収納されるため、中間転写ユニット30の交換作業を円滑に行うことができ、交換作業の終了後に中間転写ユニット30を挿入する際、把持部材37a、37bを収納し忘れて破損させるおそれもなくなる。
また、把持部材37a、37bのグリップ部43は、アーム部41a、41bに加えてガイド部材45a、45bによって上面フレーム33に連結されるため、ユニット本体34に対し4点で支持されることになる。従って、グリップ部43を把持して中間転写ユニット30を持ち上げたときの安定性が向上する。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、2つのガイド部材45a、45bを各アーム部材41a、41bに連結したが、例えばグリップ部43の略中央部に1つのガイド部材を連結しても良いし、3つ以上のガイド部材を連結しても良い。また、ここでは把持部材37a、37bをアーム部41a、41bとグリップ部43とを有する平面視コ字状の構成としたが、中間転写ユニット30の引き出し及び挿入方向に回動可能であれば、平面視U字状等の他の構成であっても良い。
また、上記実施形態では、着脱式のユニットとして中間転写ユニット30を例に挙げて説明したが、本発明は、現像ユニットや定着ユニット、両面搬送ユニット等、装置本体に対し着脱可能な他のユニットにも全く同様に適用することができる。
また、本発明は上記実施形態のようなタンデム型のカラープリンタに限らず、モノクロ複写機やデジタル複合機、ファクシミリやレーザプリンタ等、装置本体に対し引き出し及び挿入される着脱式ユニットを備えた種々の画像形成装置に適用可能である。
本発明は、引き出し及び挿入時の摺動面に把持部を備えた着脱式ユニットに利用可能である。本発明の利用により、装置本体への挿入時にはユニット本体に沿って収納され、装置本体から引き出した時は付勢手段の付勢力によって持ちやすい位置に起立する把持部を備えた着脱式ユニットを簡易な構成で提供することができる。
Pa〜Pd 画像形成部
8 中間転写ベルト
10 駆動ローラ
11 搬送ローラ
13 定着ユニット
18 用紙搬送路
18a、18b 開口縁
30 中間転写ユニット(着脱式ユニット)
34 ユニット本体
35 レール部
36a、36b ハンドル
37a、37b 把持部材
39a、39b 収納凹部
40a、40b 支点
41a、41b アーム部
43 グリップ部
45a、45b ガイド部材
47a、47b ガイド溝
50 ねじりコイルバネ(付勢手段)
100 カラープリンタ

Claims (5)

  1. 装置本体に対し挿入及び引き出し可能なユニット本体と、
    該ユニット本体の挿入及び引き出し方向に平行な面に回動自在に支持され、前記ユニット本体の挿入及び引き出し方向に回動する把持部材と、
    該把持部を前記ユニット本体から起立する方向に付勢する付勢手段と、
    一端が前記把持部材の回動端に回転可能に連結され、他端が前記ユニット本体の表面に摺動可能に支持されるガイド部材と、を備え、
    前記把持部材及び前記ガイド部材は、前記ユニット本体に沿って収納される第1の位置と、前記把持部材の回動軸方向から見て前記ユニット本体から山形状に起立する第2の位置とに選択配置されることを特徴とする着脱式ユニット。
  2. 前記把持部材は、前記ユニット本体に回動自在に支持される一対のアーム部と、該アーム部の回動端を連結するグリップ部とで平面視コ字状に形成されており、前記各アーム部の回動端のそれぞれに前記ガイド部材が連結されることを特徴とする請求項1に記載の着脱式ユニット。
  3. 前記ユニット本体に、前記把持部材及び前記ガイド部材を収納する収納凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の着脱式ユニット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の着脱式ユニットが搭載された画像形成装置。
  5. 前記着脱式ユニットは、記録媒体に転写するためのトナー像が順次積層される中間転写ベルトを備えた中間転写ユニットであり、前記中間転写ユニットは、装置本体内の用紙搬送路を横断する方向に挿入及び引き出し操作されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
JP2010056906A 2010-03-15 2010-03-15 着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2011191459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056906A JP2011191459A (ja) 2010-03-15 2010-03-15 着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056906A JP2011191459A (ja) 2010-03-15 2010-03-15 着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011191459A true JP2011191459A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44796472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010056906A Pending JP2011191459A (ja) 2010-03-15 2010-03-15 着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011191459A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012181232A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN103901748A (zh) * 2012-12-25 2014-07-02 佳能株式会社 图像形成设备
US9778600B2 (en) 2013-09-19 2017-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with removable intermediate transfer belt

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012181232A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Brother Ind Ltd 画像形成装置
CN103901748A (zh) * 2012-12-25 2014-07-02 佳能株式会社 图像形成设备
JP2014126588A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Canon Inc 画像形成装置
US9778600B2 (en) 2013-09-19 2017-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with removable intermediate transfer belt

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4508273B2 (ja) 画像形成装置
JP5875328B2 (ja) 画像形成装置およびカートリッジ
JP6386806B2 (ja) 画像形成装置および現像ユニット
JP5159176B2 (ja) 画像形成装置
JP5839823B2 (ja) 画像形成装置
JP2001142378A (ja) 画像形成装置
JP2005167801A (ja) 画像形成装置
JP2006184554A (ja) 画像形成装置、及びカートリッジ
JP5505091B2 (ja) 画像形成装置
JP2004109455A (ja) 画像形成装置及び画像形成ユニット
US8543034B2 (en) Electrophotographic color image forming apparatus and cartridge
JP6541403B2 (ja) 画像形成装置
JP2011191459A (ja) 着脱式ユニット及びそれを備えた画像形成装置
JP6210693B2 (ja) 画像形成装置
JP6132133B2 (ja) ユニット落下防止機構及び画像形成装置
JP4310097B2 (ja) 画像形成装置
JP2002174938A (ja) カラー画像形成装置
JP4948585B2 (ja) 画像形成装置
JP5750923B2 (ja) 画像形成装置
JP5371843B2 (ja) 画像形成装置
JP5347790B2 (ja) 画像形成装置
JP5862255B2 (ja) 画像形成装置
JP2013103818A (ja) 排紙トレイ装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5377425B2 (ja) 画像形成装置
JP2011123112A (ja) 画像形成装置