JP2011191017A - フィルタ交換推定装置、空調システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルタ交換推定装置は、空間の微生物数を計測する微生物数計測部1と、空気浄化フィルタ通気量の情報を取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得部2と、微生物累積数閾値を記憶する空気浄化フィルタ能力特性記憶部3と、微生物数と空気浄化フィルタ通気量との積を、フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして記憶する微生物数履歴データ記憶部4と、履歴データに基づいてフィルタを通過した微生物の累積数推定値を算出する微生物累積数推定値算出部5と、微生物累積数閾値から微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を検索し、最短期間の時間をフィルタ交換最短予測時間とするフィルタ交換タイミング判断部6と、フィルタ交換最短予測時間を提示するフィルタ交換タイミング提示部7とから構成される。
【選択図】 図1
Description
微生物累積数の推定については、米国バイオビジラントシステムズ(BioVigilant Systems)社が開発したリアルタイム細菌ディテクタ(非特許文献1参照)による計測値を利用できる。空気浄化フィルタを備えた浄化装置が設置された浄化対象領域内に、少なくとも1個のリアルタイム細菌ディテクタが設置されているものとする。好ましくは、リアルタイム細菌ディテクタによる計測値と空気浄化フィルタを通過する微生物数との相関関係を、予め調べておくことが好ましい。しかし、特別に広大な空間でなければ、単位時間内にリアルタイム細菌ディテクタで検出される微生物数(例えばN個/m3)を、同じ単位時間内で空気浄化フィルタを通過する空気量(例えばm3)で直接換算する程度でもよい。
また、本発明は、各空気浄化フィルタの交換のタイミングを合わせることができる空調システムおよび方法を提供することを目的とする。
また、本発明のフィルタ交換推定装置の1構成例において、前記フィルタ交換タイミング判断手段は、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とし、前記フィルタ交換タイミング提示手段は、前記フィルタ交換最短予測時間と共に前記フィルタ交換最長予測時間を設備管理者に提示することを特徴とするものである。
また、本発明の空調システムの1構成例において、前記空調機は、前記複数の給気吹出口が設置された空間を分割したゾーン毎に設置された個別空調機であり、前記空調機制御手段は、前記個別空調機から対応するゾーンの給気吹出口に供給される給気の風量をゾーン毎に制御する手段であることを特徴とするものである。
リアルタイム性の高いリアルタイム細菌ディテクタ(非特許文献1参照)を利用して、履歴データに基づき空気浄化フィルタを通過する微生物の数の最大量のペース(最短時間のペース)を手掛かりとすることにより、設備管理者に有効な情報を提供できる。すなわち、フィルタ交換すべき限界の微生物累積数(特許文献2における消費率100%に相当)までの残りの微生物数が、空気浄化フィルタを通過する可能性のある最短期間(過去の実績における最大の通過ペースをあてはめた期間)を検索し、この最短期間の所要時間を現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間とする。このフィルタ交換最短予測時間を提示することにより、安全かつ適切な交換タイミングでフィルタ交換が行なえるようになる。
医薬品製造施設などのような大規模な施設では、複数の空気浄化フィルタが利用されている。したがって、フィルタ交換のタイミングは各フィルタによって異なってくる。そこで、複数利用されている空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間を長い順(あるいは短い順)に並べて、予測時間が長い空気浄化フィルタと予測時間が短い空気浄化フィルタの設置場所を交換するように提示すれば、フィルタ交換のタイミングを合わせやすくなり、フィルタ交換作業の効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ交換推定装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記発明の原理1に対応するものである。フィルタ交換推定装置は、空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測部1と、空気浄化フィルタを通過する空気の量である空気浄化フィルタ通気量の情報を空調機制御手段(不図示)から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得部2と、空気浄化フィルタの交換が必要になる微生物累積数閾値を予め記憶する空気浄化フィルタ能力特性記憶部3と、微生物数と空気浄化フィルタ通気量との積の値を、空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして記憶する微生物数履歴データ記憶部4と、微生物数履歴データ記憶部4に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出部5と、微生物累積数閾値から微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、微生物数履歴データ記憶部4から検索し、検索した最短期間の所要時間を現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間とするフィルタ交換タイミング判断部6と、フィルタ交換最短予測時間を設備管理者に提示するフィルタ交換タイミング提示部7とから構成される。
図2は本実施の形態のフィルタ交換推定装置の動作を示すフローチャートである。微生物数計測部1は、空気浄化フィルタが設置された浄化対象空間における特定のタイミングTjで検出される単位容積および単位時間あたりの微生物の数をNj[個/m3]として計測する(図2ステップS100)。微生物数計測部1としては、リアルタイム細菌ディテクタ(非特許文献1参照)が利用できる。
微生物数履歴データ記憶部4は、微生物数計測部1が計測した微生物数Njと空気浄化フィルタ通気量情報取得部2が取得した空気浄化フィルタ通気量Vjとの積NjVj[個/min]を、タイミングTjにおいて空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして記憶する(ステップS102)。
フィルタ交換推定装置は、以上の図2に示した処理を特定の周期(あるいは特定のタイミング)で繰り返し実行する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図3は本発明の第2の実施の形態に係る空調システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記発明の原理2に対応するものである。空調システムは、フィルタ交換推定装置10_1〜10_4と、空調機11と、空調機11によって冷却または加熱された空気(給気)の量を調節するダンパ12_1〜12_4と、給気吹出口13_1〜13_4と、給気吹出口13_1〜13_4に設置された空気浄化フィルタ14_1〜14_4と、ダンパ12_1〜12_4の開度を制御する空調機制御手段となる風量可変空調(VAV)コントローラ15と、各フィルタ交換推定装置10_1〜10_4からフィルタ交換最短予測時間Tminとフィルタ交換最長予測時間Tmaxを取得する予測時間取得部16と、フィルタ交換最短予測時間Tminとフィルタ交換最長予測時間Tmaxとの加重和を、現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間として空気浄化フィルタ毎に算出し、この算出した予測時間を長い順または短い順に並べる演算を行う予測時間順位演算部17と、設備管理者に対して空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間を長い順または短い順に提示する提示部18と、予測時間取得部16が取得した予測時間に応じて、各給気吹出口13_1〜13_4の風量を演算する風量調整参考情報演算部19と、風量調整参考情報演算部19の演算結果をVAVコントローラ15に送信し、各給気吹出口13_1〜13_4の風量を設定する送信部20とから構成される。
予測時間順位演算部17は、フィルタ交換最短予測時間Tmin_kとフィルタ交換最長予測時間Tmax_kとの加重和の加重を最も単純に1:1として、Tmin_k+Tmax_kを、現時点から空気浄化フィルタ14_kの交換タイミングまでの予測時間として空気浄化フィルタ14_k毎に算出し、この算出した予測時間を長い順に並べる演算を行なう(ステップS201)。なお、ここでの予測時間は、各ゾーンの相対比較が目的となるので、加重和の加重は全ゾーン共通に適宜設計すればよい。
X=Σ(Tmin_k+Tmax_k)
=Tmin_1+Tmax_1+Tmin_2+Tmax_2
+Tmin_3+Tmax_3+Tmin_4+Tmax_4 ・・・(1)
αk=(Tmin_k+Tmax_k)/X ・・・(2)
OL_k=LTαk ・・・(3)
まず、PIDコントローラ21_1は、設定値SP1と制御量PV1に基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行って操作量MV1を算出する。
MV1=(100/Pb1){1+(1/Ti1s)+Td1s}(SP1−PV1)
・・・(4)
If MV1>OH_1 then MV1=OH_1 ・・・(5)
If MV1<OL_1 then MV1=OL_1 ・・・(6)
すなわち、PIDコントローラ21_1は、操作量MV1が操作量上限値OH_1より大きい場合、操作量MV1=OH_1として出力する上限処理を行い、操作量MV1が操作量下限値OL_1より小さい場合、操作量MV1=OL_1として出力する下限処理を行う。
MV2=(100/Pb2){1+(1/Ti2s)+Td2s}(SP2−PV2)
・・・(7)
If MV2>OH_2 then MV2=OH_2 ・・・(8)
If MV2<OL_2 then MV2=OL_2 ・・・(9)
MV3=(100/Pb3){1+(1/Ti3s)+Td3s}(SP3−PV3)
・・・(10)
If MV3>OH_3 then MV3=OH_3 ・・・(11)
If MV3<OL_3 then MV3=OL_3 ・・・(12)
MV4=(100/Pb4){1+(1/Ti4s)+Td4s}(SP4−PV4)
・・・(13)
If MV4>OH_4 then MV4=OH_4 ・・・(14)
If MV4<OL_4 then MV4=OL_4 ・・・(15)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、上記発明の原理2に対応するものであり、部屋毎もしくはゾーン毎に個別空調機を設ける場合について説明するものである。第2の実施の形態との違いは、空調機11の代わりに、ゾーンZk(k=1〜4)毎に個別空調機が設置され、空調機制御手段となる各PIDコントローラ21_kがそれぞれ対応する個別空調機に供給される熱媒(冷水または温水)の量を制御することである。各個別空調機は、空調対象の空間から個別空調機へ戻される空気を熱交換機に通し、空気を冷却または加熱して各ゾーンの給気吹出口13_kに送り出す。操作量調整参考情報演算部19および送信部20と各PIDコントローラ21_kとの関係は図5に示したとおりであるので、第2の実施の形態の符号を用いて説明する。
W_k=WTαk ・・・(16)
また、第2、第3の実施の形態では、図2のステップS106の処理は必須の処理ではない。
Claims (12)
- 空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測手段と、
空気浄化フィルタ通気量の情報を空調機制御手段から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得手段と、
前記空気浄化フィルタの交換が必要になる微生物累積数閾値を予め記憶する空気浄化フィルタ能力特性記憶手段と、
前記微生物数と前記空気浄化フィルタ通気量との積の値を、前記空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして記憶する微生物数履歴データ記憶手段と、
この微生物数履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに前記空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出手段と、
前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最短期間の所要時間を現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間とするフィルタ交換タイミング判断手段と、
前記フィルタ交換最短予測時間を設備管理者に提示するフィルタ交換タイミング提示手段とを備えることを特徴とするフィルタ交換推定装置。 - 請求項1記載のフィルタ交換推定装置において、
前記フィルタ交換タイミング判断手段は、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とし、
前記フィルタ交換タイミング提示手段は、前記フィルタ交換最短予測時間と共に前記フィルタ交換最長予測時間を設備管理者に提示することを特徴とするフィルタ交換推定装置。 - 空調機と、
この空調機を制御する空調機制御手段と、
空気浄化フィルタが設置され、前記空調機から供給される給気を送出する複数の給気吹出口と、
現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間と交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とを空気浄化フィルタ毎に求めるフィルタ交換推定装置と、
前記フィルタ交換最短予測時間と前記フィルタ交換最長予測時間の少なくとも一方を取得する予測時間取得手段と、
この予測時間取得手段が取得した予測時間に応じて、各給気吹出口の風量を演算する風量調整参考情報演算手段と、
この風量調整参考情報演算手段の演算結果を前記空調機制御手段に送信し、各給気吹出口の風量を設定する送信手段とを備え、
前記フィルタ交換推定装置は、
前記空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測手段と、
空気浄化フィルタ通気量の情報を前記空調機制御手段から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得手段と、
前記空気浄化フィルタの交換が必要になる微生物累積数閾値を予め記憶する空気浄化フィルタ能力特性記憶手段と、
前記微生物数と前記空気浄化フィルタ通気量との積の値を、前記空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして記憶する微生物数履歴データ記憶手段と、
この微生物数履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに前記空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出手段と、
前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最短期間の所要時間を前記フィルタ交換最短予測時間とすると共に、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を前記フィルタ交換最長予測時間とするフィルタ交換タイミング判断手段とを有することを特徴とする空調システム。 - 空調機と、
この空調機を制御する空調機制御手段と、
空気浄化フィルタが設置され、前記空調機から供給される給気を送出する複数の給気吹出口と、
現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間と交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とを空気浄化フィルタ毎に求めるフィルタ交換推定装置と、
前記フィルタ交換最短予測時間と前記フィルタ交換最長予測時間とを取得する予測時間取得手段と、
前記フィルタ交換最短予測時間と前記フィルタ交換最長予測時間との加重和を、現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間として空気浄化フィルタ毎に算出し、この算出した予測時間を長い順または短い順に並べる演算を行う予測時間順位演算手段と、
設備管理者に対して前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間を長い順または短い順に提示する提示手段とを備え、
前記フィルタ交換推定装置は、
前記空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測手段と、
空気浄化フィルタ通気量の情報を前記空調機制御手段から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得手段と、
前記空気浄化フィルタの交換が必要になる微生物累積数閾値を予め記憶する空気浄化フィルタ能力特性記憶手段と、
前記微生物数と前記空気浄化フィルタ通気量との積の値を、前記空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして記憶する微生物数履歴データ記憶手段と、
この微生物数履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに前記空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出手段と、
前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最短期間の所要時間を前記フィルタ交換最短予測時間とすると共に、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を前記フィルタ交換最長予測時間とするフィルタ交換タイミング判断手段とを有することを特徴とする空調システム。 - 請求項3または4記載の空調システムにおいて、
前記空調機は、前記複数の給気吹出口が設置された空間に給気を供給する空調機であり、
前記空調機制御手段は、前記空調機から前記複数の給気吹出口に供給される給気の風量を給気吹出口毎に制御する風量可変空調(VAV)コントローラであることを特徴とする空調システム。 - 請求項3または4記載の空調システムにおいて、
前記空調機は、前記複数の給気吹出口が設置された空間を分割したゾーン毎に設置された個別空調機であり、
前記空調機制御手段は、前記個別空調機から対応するゾーンの給気吹出口に供給される給気の風量をゾーン毎に制御する手段であることを特徴とする空調システム。 - 空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測ステップと、
空気浄化フィルタ通気量の情報を空調機制御手段から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得ステップと、
前記微生物数と前記空気浄化フィルタ通気量との積の値を、前記空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして微生物数履歴データ記憶手段に記憶させる微生物数履歴データ記憶ステップと、
前記微生物数履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに前記空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出ステップと、
前記空気浄化フィルタの交換が必要になる所定の微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最短期間の所要時間を現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間とするフィルタ交換タイミング判断ステップと、
前記フィルタ交換最短予測時間を設備管理者に提示するフィルタ交換タイミング提示ステップとを備えることを特徴とするフィルタ交換推定方法。 - 請求項7記載のフィルタ交換推定方法において、
前記フィルタ交換タイミング判断ステップは、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を現時点から前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とし、
前記フィルタ交換タイミング提示ステップは、前記フィルタ交換最短予測時間と共に前記フィルタ交換最長予測時間を設備管理者に提示することを特徴とするフィルタ交換推定方法。 - 現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間と交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とを、複数の給気吹出口の各々に設けられた空気浄化フィルタ毎に求めるフィルタ交換推定ステップと、
前記フィルタ交換最短予測時間と前記フィルタ交換最長予測時間の少なくとも一方を取得する予測時間取得ステップと、
この予測時間取得ステップで取得した予測時間に応じて、各給気吹出口の風量を演算する風量調整参考情報演算ステップと、
この風量調整参考情報演算ステップの演算結果を空調機制御手段に送信し、各給気吹出口の風量を設定する送信ステップとを備え、
前記フィルタ交換推定ステップは、
前記空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測ステップと、
空気浄化フィルタ通気量の情報を前記空調機制御手段から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得ステップと、
前記微生物数と前記空気浄化フィルタ通気量との積の値を、前記空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして微生物数履歴データ記憶手段に記憶させる微生物数履歴データ記憶ステップと、
前記微生物数履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに前記空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出ステップと、
前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最短期間の所要時間を前記フィルタ交換最短予測時間とすると共に、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を前記フィルタ交換最長予測時間とするフィルタ交換タイミング判断ステップとからなることを特徴とする空調制御方法。 - 現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの最短時間であるフィルタ交換最短予測時間と交換タイミングまでの最長時間であるフィルタ交換最長予測時間とを、複数の給気吹出口の各々に設けられた空気浄化フィルタ毎に求めるフィルタ交換推定ステップと、
前記フィルタ交換最短予測時間と前記フィルタ交換最長予測時間とを取得する予測時間取得ステップと、
前記フィルタ交換最短予測時間と前記フィルタ交換最長予測時間との加重和を、現時点から空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間として空気浄化フィルタ毎に算出し、この算出した予測時間を長い順または短い順に並べる演算を行う予測時間順位演算ステップと、
設備管理者に対して前記空気浄化フィルタの交換タイミングまでの予測時間を長い順または短い順に提示する提示ステップとを備え、
前記フィルタ交換推定ステップは、
前記空気浄化フィルタが設置された空間における微生物数を計測する微生物数計測ステップと、
空気浄化フィルタ通気量の情報を空調機制御手段から取得する空気浄化フィルタ通気量情報取得ステップと、
前記微生物数と前記空気浄化フィルタ通気量との積の値を、前記空気浄化フィルタを通過する微生物の数の履歴データとして微生物数履歴データ記憶手段に記憶させる微生物数履歴データ記憶ステップと、
前記微生物数履歴データ記憶手段に記憶された履歴データに基づいて、現時点までに前記空気浄化フィルタを通過した微生物の累積数の推定値を算出する微生物累積数推定値算出ステップと、
前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以上の微生物数が観測された過去の最短期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最短期間の所要時間を前記フィルタ交換最短予測時間とすると共に、前記微生物累積数閾値から前記微生物累積数推定値を引いた残りの微生物数と同数以下の微生物数が観測された過去の最長期間を、前記微生物数履歴データ記憶手段から検索し、検索した最長期間の所要時間を前記フィルタ交換最長予測時間とするフィルタ交換タイミング判断ステップとからなることを特徴とする空調制御方法。 - 請求項9または10記載の空調制御方法において、
空調機は、前記複数の給気吹出口が設置された空間に給気を供給する空調機であり、
前記空調機制御手段は、前記空調機から前記複数の給気吹出口に供給される給気の風量を給気吹出口毎に制御する風量可変空調(VAV)コントローラであることを特徴とする空調制御方法。 - 請求項9または10記載の空調制御方法において、
空調機は、前記複数の給気吹出口が設置された空間を分割したゾーン毎に設置された個別空調機であり、
前記空調機制御手段は、前記個別空調機から対応するゾーンの給気吹出口に供給される給気の風量をゾーン毎に制御する手段であることを特徴とする空調制御方法。
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