JP2011187804A - 極端紫外線露光用マスクの製造方法 - Google Patents

極端紫外線露光用マスクの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】TaとNを含有する材料からなる極端紫外線吸収膜を有する基板を用い、前記極端紫外線吸収膜に対して炭素(C)を含むガスを用いたプラズマエッチングを行うことにより、前記極端紫外線吸収膜にパターンを形成する工程を有する極端紫外線露光用マスクの製造方法において、前記工程でのプラズマエッチングの終点を高精度に検出する。
【解決手段】酸窒化タンタル(TaON)からなる低反射膜16および窒化タンタル(TaN)からなる極端紫外線吸収膜15にパターンを形成するためのプラズマエッチング工程で、プラズマエッチング中に発生する光を分光し、エッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する388nmを含む範囲の波長の発光強度を測定し、その強度変化からプラズマエッチングの終点を検出してプラズマエッチングを終了する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体素子の製造工程で、極端紫外線を利用した露光に用いられる極端紫外線露光用マスクの製造方法に関する。
半導体素子の微細化に伴い、半導体素子の製造工程で行われる露光工程で用いられる光源の波長は、高圧水銀灯のg線(436nm)、i線(365nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、極端紫外線(13.5nm)と短波長化の傾向にある。
ArFエキシマレーザの波長である193nmより長波長の光源を用いた露光は、大気中で行うことができる。また、用いられる露光用マスクは、一般的には露光光を透過する石英ガラス基板上にクロム(Cr)などからなる遮光膜を成膜し、その遮光膜を加工してパターンを形成することにより得られる透過型マスクである。
一方、13.5nmの極端紫外線露光は、その波長の特性から真空中で行わなくてはならない。また、露光用マスクとしては、上述のような透過部と遮光部からなる透過型マスクではなく、反射部と吸収部からなる反射型マスクを用いなければならない。
極端紫外線露光用マスクは、例えば図1に示す構造のマスクブランクに、パターンを形成する工程を経て得られる。図1のマスクブランクは、低熱膨張材からなり、静電チャック用の導電膜11が裏面に形成された基板10と、その表面に、モリブデン(Mo)とシリコン(Si)を交互に積層することで形成された極端紫外線反射膜12と、その上に順次形成された保護膜13、緩衝膜14、極端紫外線吸収膜15、および低反射膜16とからなる。
低反射膜16は、マスクパターンの欠陥検査時に極端紫外線以外の波長を用いる場合に極端紫外線反射膜12とのコントラストを良好にする目的で、極端紫外線吸収膜15の上に形成されており、極端紫外線を吸収する材料からなる。また、保護膜13を形成する材料によっては、図2に示すような、緩衝膜14が無い構造のマスクブランクもある。
極端紫外線吸収膜15および低反射膜16に使用される材料としては、タンタル(Ta)を主成分とする材料が一般的であり、極端紫外線吸収膜15には、タンタル(Ta)を主成分として窒素(N)を含む材料(Taの窒化物)が用いられている。低反射膜16には、タンタル(Ta)を主成分として酸素(O)または酸素(O)と窒素(N)を含む材料(Taの酸化物またはTaの酸化窒化物)が用いられている。
極端紫外線露光用マスクを製造する際には、先ず、図1または図2に示すマスクブランクに、電子線描画法によりレジストパターンを形成した後、プラズマエッチングにより極端紫外線吸収膜15と低反射膜16をパターニングする。次に、レジストを剥離して洗浄した後、形成されたパターンの欠陥検査を行い、欠陥が発見された場合はこれを修正する工程を行った後に、精密洗浄工程を行う。図1に示すマスクブランクを用いた場合は、その後、緩衝膜14に対してプラズマエッチングによるパターニングを行い、欠陥検査、修正工程、並びに精密洗浄工程を行う。
Taの酸化物および酸化窒化物は、フッ化炭素ガスのプラズマに晒すことでエッチングすることが可能であり、Taの窒化物は、フッ化炭素ガスのプラズマ、有機塩素化合物ガスのプラズマ、およびフッ素化合物ガスのプラズマによってエッチングすることが可能である。
プラズマエッチングの終点検出法としては、例えば、被エッチング材表面にレーザを照射し、その散乱光強度の変化からエッチングの終点を検出する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特公平1−57494号公報
しかしながら、この手法を極端紫外線露光用マスク製造に適用した場合、レーザが入射する座標に、レーザのビーム径に相当する大きさ以上の開口パターンを形成しなくてはならないことに加え、エッチングされる極端紫外線吸収膜の直下または緩衝膜を介した下側に多層構造の極端紫外線反射膜が存在することから、各層での入射レーザ波長に対する反射率コントラストが十分にとれず、終点検出が困難になる恐れがある。
この発明の課題は、タンタル(Ta)と窒素(N)を含有する材料からなる極端紫外線吸収膜を有する基板を用い、前記極端紫外線吸収膜に対して炭素(C)を含むガスを用いたプラズマエッチングを行うことにより、前記極端紫外線吸収膜にパターンを形成する工程を有する極端紫外線露光用マスクの製造方法において、前記工程でのプラズマエッチングの終点を高精度に検出することである。
上記課題を解決するため、この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法は、タンタル(Ta)と窒素(N)を含有する材料からなる極端紫外線吸収膜を有する基板を用い、前記極端紫外線吸収膜に対して炭素(C)を含むガスを用いたプラズマエッチングを行うことにより、前記極端紫外線吸収膜にパターンを形成する工程を有する極端紫外線露光用マスクの製造方法において、前記工程で、プラズマエッチング中に発生する光を分光し、エッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する388nmを含む範囲の波長の発光強度を測定し、その強度変化からプラズマエッチングの終点を検出してプラズマエッチングを終了することを特徴とする。
タンタル(Ta)と窒素(N)を含有する材料からなる極端紫外線吸収膜に対して炭素(C)を含むガスを用いたプラズマエッチングを行うと、炭素と窒素が結合してシアン(CN)が生成する。このシアン(CN)は、プラズマ中の電子やイオンとの衝突により励起され、388nmの波長の光を放射する。そのため、前記極端紫外線吸収膜のエッチングが終了すれば、シアン(CN)に起因する388nmを含む範囲の波長の発光強度が低下する。したがって、この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法では、エッチング中にシアン(CN)に起因する388nmを含む範囲の光の発光強度を測定することで、前記発光強度の変化により前記極端紫外線吸収膜のエッチングの終点を検出することができる。
この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法では、プラズマエッチング中の発光を分光する波長領域が388nmを含む領域でよいため、この波長に対して高感度である光検出器を用いるなど、分光器を最適化することにより、S/N比の向上を図ることができ、開口率が小さく、発光強度に微小な変化しか生じないようなエッチングにおいても、終点検出が可能となる。
この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法は、前記基板が、前記極端紫外線吸収膜の上に、タンタル(Ta)を含有し窒素(N)の含有率が前記極端紫外線吸収膜とは異なる材料からなる、欠陥検査用の低反射膜を有するものにも適用できる。この場合、極端紫外線吸収膜と低反射膜とでNの含有率が異なることから、エッチング中に生成するシアン(CN)の量が異なるため、388nmを含む範囲の波長の発光強度の変化から、極端紫外線吸収膜と低反射膜の境界を判断することができる。
この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法では、使用する分光器の分解能λ(nm)に応じ、波長388nmの発光強度isと、388nmからλnm以上離れた波長での発光強度ibを測定し、これらの発光強度の差i(=is−ib)の変化量からプラズマエッチングの終点を検出するようにしてもよい。
この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法では、Jを1以上の数、Kを、0を超えるJ以下の数としたとき、使用する分光器の分解能λ(nm)に応じ、388−J×λnmから388+J×λnmの波長領域における発光強度Isと、中心波長が388−J×λnm以下で幅が2×K×λnmである波長領域の発光強度Ibを測定し、これらの発光強度の差I(=Is−Ib)の変化量からプラズマエッチングの終点を検出するようにしてもよい。
プラズマエッチングに使用するガスとしては、フッ化炭素ガス(フッ素と炭素の化合物からなるガス)または有機塩素化合物ガスが挙げられる。
この発明の極端紫外線露光用マスクの製造方法によれば、極端紫外線吸収膜のエッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する388nmを含む範囲の波長の発光強度の変化から、プラズマエッチングの終点を検出しているため、エッチング終点を高精度に検出することができる。
極端紫外線露光用マスクのパターン形成前の基板(マスクブランク)の構造の一例を示す概略断面図である。 極端紫外線露光用マスクのパターン形成前の基板(マスクブランク)の構造の一例を示す概略断面図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
この実施形態では、図1に示す構造のマスクブランクを用い、以下の方法で極端紫外線露光用マスクを製造する。
この実施形態で使用したマスクブランクは、基板10はSiO−TiO系ガラスからなり、導電膜11はクロム(Cr)からなり、極端紫外線反射膜12はモリブデン(Mo)とシリコン(Si)が交互に積層された多層構造であり、保護膜13はシリコン(Si)からなり、緩衝膜14は窒化クロム(CrN)からなり、極端紫外線吸収膜15は窒化タンタル(TaN)からなり、低反射膜16は酸窒化タンタル(TaON)からなる。
窒化タンタルと酸窒化タンタルはフッ化炭素ガスのプラズマでエッチングされるが、窒化クロムはフッ化炭素ガスのプラズマでエッチングされないため、低反射膜16と極端紫外線吸収膜15のプラズマエッチングは、フッ化炭素ガスを用いて行う。シリコンは塩素と酸素を含むガスのプラズマでエッチングされないため、緩衝膜14のプラズマエッチングは塩素と酸素を含むガスを用いて行う。
先ず、図1に示すマスクブランクの低反射膜16の上に、電子線描画法によりレジストパターンを形成した後、フッ化炭素ガスを用いたプラズマエッチングを行うことで、低反射膜16と極端紫外線吸収膜15をパターニングする。その際に、プラズマエッチング中に発生する光を分光し、エッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する波長388nmの発光強度isと、388nmから4nm(分光器の分解能に相当)離れた波長384nmでの発光強度ibを測定し、これらの発光強度の差i(=is−ib)を算出してモニタする。
エッチングを開始すると、フッ化炭素ガスのプラズマが低反射膜16および極端紫外線吸収膜15と反応して、シアンが生成する。酸窒化タンタル(TaON)からなる低反射膜16は、窒化タンタル(TaN)からなる極端紫外線吸収膜15よりも窒素(N)の含有率が少ないため、発光強度の差iは、低反射膜16のエッチング中は低反射膜16のN含有率に応じた値を示し、極端紫外線吸収膜15のエッチングが開始されると増加する。
その後、窒化クロム(CrN)からなる緩衝膜14が露出すると、フッ化炭素ガスのプラズマは、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15にエッチングで生じた開口部の側壁のみと反応するため、シアンの生成量が激減して、発光強度の差iが著しく低下する。
したがって、発光強度の差iの変化量から、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15のそれぞれのエッチング終点を検出することができる。また、発光強度iの変化量の微分値を算出してモニタすれば、発光強度に大きな変化が生じた時にだけピークが現れることになるため、終点検出を容易に行うことができる。
低反射膜16および極端紫外線吸収膜15のエッチングを終えた後、レジストを剥離して洗浄した後、形成されたパターンの欠陥検査を行い、欠陥が発見された場合はこれを修正する工程を行った後に、精密洗浄工程を行う。
次に、CrNからなる緩衝膜14に対して、塩素と酸素を含むガスを用いてプラズマエッチングする。緩衝膜14のエッチング終了後に、精密洗浄工程を行って異物を除去した後、欠陥検査を行う。欠陥が発見された場合はこれを修正する工程を行った後、再度、精密洗浄工程を行うことで、極端紫外線露光用マスクが完成する。
[第2実施形態]
この実施形態では、図2に示す構造のマスクブランクを用い、以下の方法で極端紫外線露光用マスクを製造する。
この実施形態で使用したマスクブランクは、基板10はSiO−TiO系ガラスからなり、導電膜11はクロム(Cr)からなり、極端紫外線反射膜12はモリブデン(Mo)とシリコン(Si)が交互に積層された多層構造であり、保護膜13はルテニウム(Ru)からなり、極端紫外線吸収膜15は窒化タンタル(TaN)からなり、低反射膜16は酸窒化タンタル(TaON)からなる。
低反射膜16を構成する酸窒化タンタルは、フッ化炭素ガスのプラズマでエッチングされるが、有機塩素化合物ガスのプラズマでエッチングされない。極端紫外線吸収膜15を構成する窒化タンタルは、フッ化炭素ガスのプラズマおよび有機塩素化合物ガスのプラズマの何れでもエッチングされる。保護膜13を構成するルテニウムは、フッ化炭素ガスのプラズマでエッチングされるが有機塩素化合物からなるガスのプラズマでエッチングされない。そのため、低反射膜16のプラズマエッチングはフッ化炭素ガスを用いて行い、極端紫外線吸収膜15のプラズマエッチングは有機塩素化合物からなるガスを用いて行う。
先ず、図2に示すマスクブランクの低反射膜16の上に、電子線描画法によりレジストパターンを形成した後、フッ化炭素ガスを用いたプラズマエッチングを行うことで、低反射膜16をパターニングする。
その際に、プラズマエッチング中に発生する光を分光し、エッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する光の波長388nmを基準とした、386nmから390nmの波長領域における発光強度Isと、382nmから386nmの波長領域(中心波長が384nmで幅が4nmである波長領域)における発光強度Ibを測定し、これらの発光強度の差I(=Is−Ib)を算出してモニタする。
ここで、この発明における発光強度Is,Ibの定義は「Jを1以上の数、Kを、0を超えるJ以下の数とし、使用する分光器の分解能λ(nm)に応じて、388−J×λnmから388+J×λnmの波長領域における発光強度がIs、中心波長が388−J×λnm以下で幅が2×K×λnmである波長領域の発光強度がIb」であり、この実施形態の発光強度Is,Ibは、J=K=1、λ=2である場合に相当する。
エッチングを開始すると、フッ化炭素ガスのプラズマが低反射膜16と反応して、シアンが生成するため、発光強度の差Iは低反射膜16のN含有率に応じた値を示す。エッチングが進んで極端紫外線吸収膜15が露出すると、フッ化炭素ガスのプラズマが極端紫外線吸収膜15と反応して、シアンが生成するが、窒化タンタル(TaN)からなる極端紫外線吸収膜15は酸窒化タンタル(TaON)からなる低反射膜16よりも窒素(N)の含有率が多いため、発光強度の差Iが増加する。この発光強度の差Iの変化量から、低反射膜16のエッチング終点を検出することができる。
次に、有機塩素化合物からなるガスを用いたプラズマエッチングを行うことで、極端紫外線吸収膜15をパターニングする。その際に、プラズマエッチング中に発生する光を分光し、エッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する388nmを基準とした、386nmから390nmの波長領域における発光強度Isと、382nmから386nmの波長領域(中心波長が384nmで幅が4nmである波長領域)における発光強度Ibを測定し、これらの発光強度の差I(=Is−Ib)を算出してモニタする。
この発光強度の差Iは、極端紫外線吸収膜15がエッチングされている間はほとんど変化しないが、エッチングが進んでルテニウム(Ru)からなる保護膜13が露出すると、有機塩素化合物ガスのプラズマは、極端紫外線吸収膜15にエッチングで生じた開口部の側壁のみと反応するため、シアンの生成量が激減して発光強度の差Iが著しく低下する。この発光強度の差Iの変化量から、極端紫外線吸収膜15のエッチング終点を検出することができる。
このように、発光強度の差Iの変化量から、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15のそれぞれのエッチング終点を検出することができる。また、発光強度Iの変化量の微分値を算出してモニタすれば、発光強度に大きな変化が生じた時にだけピークが現れることになるため、終点検出を容易に行うことができる。
低反射膜16および極端紫外線吸収膜15のエッチングを終えた後、レジストを剥離して洗浄した後、形成されたパターンの欠陥検査を行い、欠陥が発見された場合はこれを修正する工程を行った後に、精密洗浄工程を行うことで、極端紫外線露光用マスクが完成する。
[実施例1]
図1に示す構造のマスクブランクとして、基板10はSiO−TiO系ガラスからなり、導電膜11はクロム(Cr)からなり、極端紫外線反射膜12はモリブデン(Mo)とシリコン(Si)が交互に積層された多層構造であり、保護膜13はシリコン(Si)からなり、緩衝膜14は窒化クロム(CrN)からなり、極端紫外線吸収膜15は窒素化ホウ化タンタル(TaBN)からなり、低反射膜16は酸素化ホウ化タンタル(TaBO)からなるものを用意した。
先ず、このマスクブランクの低反射膜16の上に、電子線描画法によりレジストパターンを形成した。次に、このマスクブランクを、プラズマエッチング装置のチャンバ内に配置し、チャンバ内に四フッ化炭素(CF)ガスを導入してプラズマ放電を開始することで、プラズマエッチングを行った。
また、プラズマエッチング中にチャンバ内に発生する光を、分解能が4nmである分光器を用いて分光し、シアン(CN)に起因する波長388nmの発光強度isと、波長384nmでの発光強度ibを測定し、これらの発光強度の差i(=is−ib)を算出してモニタした。
エッチングを開始すると、フッ化炭素ガスのプラズマが先ず低反射膜16をエッチングするが、低反射膜16はNを含有しない材料(TaBO)で構成されているため、エッチング中にシアンが生成しない。低反射膜16のエッチングが進んで極端紫外線吸収膜15が露出し、TaBNからなる極端紫外線吸収膜15のエッチングが始まると、シアンが生成する。そのため、発光強度の差iは、エッチング開始当初は低く、極端紫外線吸収膜15のエッチングが開始されると増加し、極端紫外線吸収膜15のエッチングが終了してCrNからなる緩衝膜14が露出すると急激に低下し、低い値で安定する。この時点でプラズマ放電を終了することで、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15のエッチングを終了した。
次に、レジストを剥離して洗浄した後、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15に形成されたパターンの欠陥検査を行い、検出された欠陥を修正した後に、精密洗浄を行って異物を除去した。
次に、このマスクブランクをプラズマエッチング装置のチャンバ内に配置し、チャンバ内に塩素ガスと酸素ガスを導入してプラズマ放電を開始することで、プラズマエッチングを行った。これにより、CrNからなる緩衝膜14に対し、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15に形成されたパターンをマスクとしたパターニングを行った。
次に、精密洗浄工程を行って異物を除去した後、CrNの残存に伴う欠陥の検査を行った。次に、検出された欠陥を修正した後、再度、精密洗浄を行うことで、極端紫外線露光用マスクを完成させた。
[実施例2]
図2に示す構造のマスクブランクとして、基板10はSiO−TiO系ガラスからなり、導電膜11はクロム(Cr)からなり、極端紫外線反射膜12はモリブデン(Mo)とシリコン(Si)が交互に積層された多層構造であり、保護膜13はルテニウム(Ru)からなり、極端紫外線吸収膜15は窒素化ホウ化タンタル(TaBN)からなり、低反射膜16は酸素化ホウ化タンタル(TaBO)からなるものを用意した。
先ず、このマスクブランクの低反射膜16の上に、電子線描画法によりレジストパターンを形成した。次に、このマスクブランクを、プラズマエッチング装置のチャンバ内に配置し、チャンバ内に四フッ化炭素(CF)を導入してプラズマ放電を開始することで、低反射膜16に対するプラズマエッチングを行った。
また、プラズマエッチング中にチャンバ内に発生する光を、分解能が2nmである分光器を用いて分光し、シアン(CN)に起因する波長388nmを基準とした386nmから390nmの波長領域における発光強度Isと、波長382nmから386nmでの発光強度Ibを測定し、これらの発光強度の差I(=Is−Ib)を時間で微分した微分値(dI/dt)を算出してモニタした。
エッチングを開始すると、四フッ化炭素ガスのプラズマが低反射膜16をエッチングするが、低反射膜16はNを含有しない材料(TaBO)で構成されているため、エッチング中にシアンが生成しない。エッチングが進んで極端紫外線吸収膜15が露出すると、四フッ化炭素ガスのプラズマがTaBNからなる極端紫外線吸収膜15と反応して、シアンが生成するため、発光強度の差Iが急激に増加する。これにより、Iの微分値(dI/dt)を示すグラフのラインが上に凸のピークを描き、このピークが再びボトムに達した時点が低反射膜16のエッチング終点を示す。よって、この時点でプラズマ放電を終了することで低反射膜16のエッチングを終了した。
次に、チャンバ内に四塩化炭素(CCl)ガスを導入してプラズマ放電を開始することで、極端紫外線吸収膜15に対するプラズマエッチングを行った。
また、プラズマエッチング中にチャンバ内に発生する光を、分解能が2nmである分光器を用いて分光し、シアン(CN)に起因する波長388nmを基準とした386nmから390nmの波長領域における発光強度Isと、波長382nmから386nmでの発光強度Ibを測定し、これらの発光強度の差I(=Is−Ib)を時間で微分した微分値(dI/dt)を算出してモニタした。
この発光強度の微分値(dI/dt)は、極端紫外線吸収膜15がエッチングされている間はほとんど変化しないが、エッチングが進んでルテニウム(Ru)からなる保護膜13が露出すると、シアンの生成量が激減して発光強度の差Iが著しく低下する。これにより、Iの微分値(dI/dt)を示すグラフのラインが下に凸のピークを描き、このピークが再びトップに達した時点が、極端紫外線吸収膜15のエッチング終点を示す。よって、この時点でプラズマ放電を終了することで極端紫外線吸収膜15のエッチングを終了した。
次に、レジストを剥離して洗浄した後、低反射膜16および極端紫外線吸収膜15に形成されたパターンの欠陥検査を行い、検出された欠陥を修正した後に、精密洗浄を行って異物を除去した。これにより、極端紫外線露光用マスクを完成させた。
10 基板
11 導電膜
12 極端紫外線反射膜
13 保護膜
14 緩衝膜
15 極端紫外線吸収膜
16 低反射膜

Claims (5)

  1. タンタル(Ta)と窒素(N)を含有する材料からなる極端紫外線吸収膜を有する基板を用い、前記極端紫外線吸収膜に対して炭素(C)を含むガスを用いたプラズマエッチングを行うことにより、前記極端紫外線吸収膜にパターンを形成する工程を有する極端紫外線露光用マスクの製造方法において、
    前記工程で、プラズマエッチング中に発生する光を分光し、エッチング反応生成物であるシアン(CN)に起因する388nmを含む範囲の波長の発光強度を測定し、その強度変化からプラズマエッチングの終点を検出してプラズマエッチングを終了することを特徴とする極端紫外線露光用マスクの製造方法。
  2. 前記基板は、前記極端紫外線吸収膜の上に、タンタル(Ta)を含有し窒素(N)の含有率が前記極端紫外線吸収膜とは異なる材料からなる、欠陥検査用の低反射膜を有するものである請求項1記載の極端紫外線露光用マスクの製造方法。
  3. 使用する分光器の分解能λ(nm)に応じ、波長388nmの発光強度isと、388nmからλnm以上離れた波長での発光強度ibを測定し、これらの発光強度の差i(=is−ib)の変化量からプラズマエッチングの終点を検出する請求項1記載の極端紫外線露光用マスクの製造方法。
  4. Jを1以上の数、Kを、0を超えるJ以下の数としたとき、使用する分光器の分解能λ(nm)に応じ、388−J×λnmから388+J×λnmの波長領域における発光強度Isと、中心波長が388−J×λnm以下で幅が2×K×λnmである波長領域の発光強度Ibを測定し、これらの発光強度の差I(=Is−Ib)の変化量からプラズマエッチングの終点を検出する請求項1記載の極端紫外線露光用マスクの製造方法。
  5. プラズマエッチングに使用するガスがフッ化炭素ガス、または有機塩素化合物ガスである請求項1記載の極端紫外線露光用マスクの製造方法。
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