JP2011187389A - 平型導体用電気コネクタ - Google Patents

平型導体用電気コネクタ Download PDF

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典政 西松
Shuntaro Wada
俊太郎 和田
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Ryota Ikeda
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Abstract

【課題】可動部材を開位置で安定して維持することが可能な平型導体用電気コネクタを提供する。
【解決手段】平型導体Fの接続部分が挿入されるハウジング10および該ハウジング10に配列保持される複数の端子20を有するコネクタ本体と、上記平型導体Fの挿入を可能とする開位置と該平型導体Fを上記端子20へ向けて圧する閉位置との間で移動可能に上記コネクタ本体によって支持される可動部材30とを備えるコネクタ1において、上記コネクタ本体は、平型導体挿入完了前にて、開位置にある可動部材30の一部に形成された被規制部36,35Bと当接して該可動部材30の閉位置への移動を規制する規制部12B,12Dを有し、上記可動部材30は、平型導体挿入完了時に、該平型導体Fに圧せられて上記被規制部36,35Bが上記規制部12B,12Dによる規制から解放されて、閉位置への移動が可能な位置へ移動される。
【選択図】図4

Description

本発明は平型導体用電気コネクタに関する。
平型導体の受入れを可能とする開位置と端子に向けて平型導体を圧する閉位置との間で移動可能な可動部材を備える平型導体用電気コネクタでは、平型導体の挿入を容易とするために可動部材が開位置で安定して維持されることが好ましい。
可動部材が開位置で維持される平型導体用電気コネクタとして、例えば、特許文献1の電気コネクタが知られている。該特許文献1は、回路基板上に取り付けられるとともに、該回路基板の面に平行な方向で平型導体を受け入れて、該平型導体と回路基板とを電気的に接続するコネクタを開示している。
該コネクタは、略直方体外形をなす合成樹脂製のハウジング(インシュレータ)と、該ハウジングの長手方向で該ハウジングに配列保持される複数の端子(コンタクト)と、端子配列方向に延びハウジングによって開位置と閉位置との間を移動するように回動可能に支持される合成樹脂製の可動部材(スライダ)とを有している。
上記可動部材は、端子配列方向両端部に形成された軸部がハウジングの端子配列方向両端の軸受部によって支持されており、これによって、可動部材は、上下方向に延びた姿勢となる開位置と、平型導体の挿抜方向(横方向)に延びた姿勢となる閉位置との間で回動可能になっている。
また、特許文献1のコネクタでは、上記可動部材の軸部が、開位置にて横方向を長手方向として延び端子配列方向に突出する突条の係合突起を有しているともに、上記軸部を支持するようにハウジングに設けられた軸受部が、横方向に延びる係合溝を有しており、該係合突起が係合溝に係合している。
上述したように、可動部材が開位置にあるときに、係合突起は横方向に延びた姿勢となり、係合溝の内壁面によって支持されており、これによって可動部材が開位置に維持されるようになっている。そして、該可動部材が係止突起と係合溝との係合力に抗して閉位置へ向けて回動して閉位置に達すると、該係合突起は係合溝内で上下方向を長手方向とする姿勢となる。
特開平10−228957
上記特許文献1のコネクタでは、開位置と閉位置との間で回動部材の回動を可能とするために、可動部材の係合突起の上記長手方向の寸法をハウジングの係止溝の溝幅以下とする必要がある。一方、可動部材を開位置にて安定して維持するためには、該可動部材の係合突起の長手方向の寸法をなるべく大きくして、係合溝の内壁面によって支持される面積を大きく確保することが好ましい。この両方の要求を満足させるためには、合成樹脂が弾性変形することを考慮して、上記係合突起と係合溝を、該係合突起の長手方向の寸法が該係合溝の溝幅よりも若干大きくなるような寸法で形成するのが好ましい。
このような寸法で係合突起および係合溝が形成された場合、可動部材が開位置と閉位置との間を回動する毎に、該可動部材の係合突起の長手方向両端部がハウジングの係合溝の内壁面と摺接する。可動部材およびハウジングは両方とも合成樹脂製であって強度が高くないので、可動部材の回動が繰り返されることにより、係合突起の両端部および係合溝の内壁面が削れて変形してしまう。この結果、開位置において係合溝の内壁面で係合突起を安定して支持することが困難となる。この結果、可動部材が不用意な外力により容易に閉位置へ回動して、ハウジングへの平型導体の挿入が妨げられるおそれがある。
このような事情に鑑みて、本発明は、可動部材を開位置で安定して維持することが可能な平型導体用電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係る平型導体用電気コネクタは、平型導体の接続部分が挿入されるハウジングおよび該ハウジングに配列保持される複数の端子を有するコネクタ本体と、上記平型導体の挿入を可能とする開位置と該平型導体を上記端子へ向けて圧する閉位置との間で移動可能に上記コネクタ本体によって支持される可動部材とを備えている。
かかる平型導体用電気コネクタにおいて、本発明では、上記コネクタ本体は、平型導体挿入完了前にて、開位置にある可動部材の一部に形成された被規制部と当接して該可動部材の閉位置への移動を規制する規制部を有し、上記可動部材は、平型導体挿入完了時に、該平型導体に圧せられて上記被規制部が上記規制部による規制から解放されて、閉位置への移動が可能な位置へ移動されることを特徴としている。
本発明では、可動部材は、平型導体挿入完了前に、閉位置への回動が規制部によって被規制部が規制され、平型導体の挿入が完了するまでの間、可動部材は開位置に維持されるので、コネクタ本体への平型導体の挿入が容易となる。そして、可動部材は、平型導体挿入完了時に、平型導体に圧せられて規制部による規制から解放されて、閉位置への回動が可能な位置へ移動される。かかる位置に移動された可動部材が平型導体を端子へ向けて圧することにより、平型導体用電気コネクタに平型導体が接続される。
規制部は、挿入される平型導体の先端面と対向するハウジングの壁面に形成されており、被規制部は、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置する可動部材の面に形成されていることが好ましい。
また、規制部は、可動部材の開位置と閉位置との間の移動方向を含む面に平行なハウジングの側壁面に設けられ、被規制部は、該側壁面と対向する可動部材の側面に設けられていて、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置していてもよい。
また、規制部および被規制部のいずれか一方は突起として形成され、他方は該突起を収容する溝部の内壁面に形成されていてもよい。また、規制部は、ハウジングの側壁面から突出する突起として形成されており、被規制部は、可動部材の側面から突出する突起として形成されていてもよい。
規制部は、端子に形成されており、被規制部は、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置する上記可動部材の面に形成されていてもよい。このように、金属製部材である端子に規制部を形成することにより、該規制部の強度を大きくできるので、より確実に回動部材を開位置に維持することができる。
コネクタ本体は、ハウジングによって保持される金具をさらに備え、該金具は、可撓な弾性腕部を有していて、該弾性腕部によって可動部材を開位置で支持することとしてもよい。このように、コネクタ本体の規制部により可動部材を開位置に維持することに加え、金具の弾性腕部によって可動部材を開位置で支持することにより、可動部材をより確実に開位置に維持することができる。また、可動部材を支持する弾性腕部は可撓であるので、平型導体挿入完了時に、可動部材が平型導体に圧せられた際には、該弾性腕部が弾性変位する。したがって、閉位置への回動が可能な位置へ可動部材が移動することが上記弾性腕部によって妨げることはない。
規制部は、金具に形成されており、被規制部は、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置する上記可動部材の面に形成されていることが好ましい。このように、金属製部材である金具に規制部を形成することにより、規制部の強度を大きくできるので、より確実に回動部材を開位置に維持することができる。
可動部材は、平型導体挿入完了時に、端子配列方向における両端部で平型導体に圧せられることが好ましい。このように、可動部材が上記両端部で平型導体に圧せられるようにすると、仮に、平型導体が正規の挿入方向に対して斜めに傾いて挿入された場合、該平型導体は、可動部材の一方の端部の位置に到達するが、他方の端部の位置には到達しない。この結果、平型導体は、一方の端部のみを圧し、他方の端部を圧しないので、可動部材の一方の端部は規制部の規制から解除されるが、他方の端部は解除されず、可動部材を閉位置へ回動させることはできない。したがって、平型導体が斜めに挿入された場合、可動部材は閉位置へ回動しないので、該平型導体が正常に挿入されなかったことを認識できる。
以上のように、本発明では、平型導体挿入完了前において、コネクタ本体の規制部を可動部材の被規制部と当接させて該可動部材の閉位置への回動を規制することとした。したがって、平型導体の挿入が完了するまでの間、可動部材に不用意な外力が作用しても該可動部材が閉位置へ回動することはなく、可動部材は開位置で安定して維持されるので、平型導体をコネクタ本体へ容易に挿入することができる。
また、コネクタ使用時には、平型導体を正規位置まで挿入するだけで、上記規制部による可動部材の規制を解除して該可動部材を閉位置へ移動させることができるので、規制解除動作が簡単である。
さらには、平型導体が正規位置まで挿入されないとき、上記規制部による可動部材の規制が解除されないこととできるので、該平型導体が正規位置まで挿入されていないことを容易に認識でき、該平型導体の正規位置への挿入を確実なものとすることができる。
第一実施形態に係る平型導体用電気コネクタを平型導体とともに示した全体斜視図である。 図1のコネクタの分解斜視図である。 コネクタの一部を示す分解斜視図であり、規制部および被規制部を斜線で示している。 平型導体挿入前におけるコネクタの縦断面図であり、(A)はIVA−IVA断面図、(B)はIVB−IVB断面図、(C)はIVC−IVC断面図である。 平型導体挿入完了時におけるコネクタの縦断面図であり、(A)は図4(A)に対応し、(B)は図4(B)に対応し(C)は図4(C)に対応している。 平型導体挿入完了後、可動部材が閉位置にあるときのコネクタの縦断面図であり、(A)は図4(A)に対応し、(B)は図4(B)に対応し、(C)は図4(C)に対応している。 コネクタに平型導体が斜めとなる姿勢で挿入された状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。 第二実施形態に係る平型導体用電気コネクタの一部を示す断面斜視図であり、可動部材とコネクタ本体を分解して示している。 図8のコネクタにおける規制部と被規制部の位置関係を示す図であり、(A)は平型導体挿入前、(B)は平型導体挿入完了時、(C)は平型導体挿入完了後、可動部材が閉位置にあるときの状態を示している。 第三実施形態に係る平型導体用電気コネクタの端子位置での縦断面図であり、(A)は平型導体挿入前、(B)は平型導体挿入完了時、(C)は平型導体挿入完了後、可動部材が閉位置にあるときの状態を示している。 第四実施形態に係る平型導体用電気コネクタの可動部材の一部および金具を示す斜視図であり、(A)は平型導体挿入前、(B)は平型導体挿入完了時、(C)は平型導体挿入完了後、可動部材が閉位置にあるときの状態を示している。 図11の可動部材および金具の側面図であり、(A)は図11(A)に対応し、(B)は図11(B)に対応し、(C)は図11(C)に対応している。 第五実施形態に係る平型導体用電気コネクタを示す図であり、(A)平型導体挿入前におけるはコネクタの一部の平面図、(B)は平型導体挿入前の端子位置での縦断面図、(C)は、平型導体挿入完了時の端子位置での縦断面図を示している。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る平型導体用電気コネクタの実施形態を説明する。
<第一実施形態>
まず、本実施形態の概要を述べる。本実施形態に係る平型導体用電気コネクタでは、可動部材は、コネクタ本体への平型導体の挿入を可能とする開位置と平型導体を端子へ向けて圧する閉位置との間で移動可能となっている。具体的には、平型導体挿入完了前において、可動部材は、開位置(以下、「第一開位置」という)にあり、該可動部材の被規制部がハウジングの規制部に当接することにより、該可動部材の閉位置への回動が規制されている。平型導体の挿入が完了したとき、可動部材は、第一開位置での姿勢を維持したまま上方へ平行移動するように、平型導体によってもち上げられ、上記被規制部が上記規制部による規制から解放されて、該可動部材が閉位置への回動が可能な位置(以下、「第二開位置」)へ移動される。そして、該可動部材が閉位置へ回動されることによりコネクタと平型導体との電気的接続が行われる。
図1は、本実施形態に係る平型導体用電気コネクタ1(以下、単に「コネクタ1」という)を平型導体Fとともに示した全体斜視図である。該コネクタ1は、略直方体外形をなし平型導体Fの接続部分が挿入される電気絶縁材、例えば合成樹脂製のハウジング10と、該ハウジング10に配列保持される金属製の複数の端子20と、上記ハウジング10に対して移動可能な可動部材30と、ハウジング10に保持されコネクタ1の回路基板への半田取付けを可能とするとともに上記可動部材30を移動可能に支持する金具40とを備えている。本実施形態では、上記ハウジング10、端子20および金具40によってコネクタ本体が構成されている。
平型導体Fは、例えば、FPCやFFCであり、コネクタ1に向け前方へ、すなわち図1にて矢印Aで示される方向でコネクタ1に挿入される。該平型導体Fの下面には、後述の端子20の接触部22Aに対応する対応回路部(図示せず)が形成されている。図1に示されているように、平型導体Fの幅方向両端の側縁の前端位置には、該平型導体Fの幅方向に突出する耳部F1が形成されている。
図2は、図1のコネクタ1の分解斜視図である。また、図3は、ハウジング10および可動部材30の一部を示す分解斜視図である。この図3において、可動部材30は、図2で示されている状態から90度回転して図2に見える面とは反対側の面が示されている。図2および図3に示されているように、ハウジング10は、底壁11と、該底壁11における平型導体挿入方向での前方位置にて上方に延びる前壁12、ハウジング10の長手方向(平型導体Fの幅方向に相当する方向)両端位置にて底壁11から上方に延びる側壁13とを備えている。該ハウジング10には、端子20を保持するための端子保持溝14が該ハウジング10の長手方向、すなわち端子配列方向に等間隔で前後に延びて形成されている。また、該ハウジング10には、金具40を保持するための金具保持溝15が、端子配列方向で上記端子保持溝14の配列形成範囲を挟んだ両端位置に形成されている。
図2に見られるように、端子20は、金属板の平坦面を維持して、例えば打抜き加工により作られており、ハウジング10の長手方向で配列されている。また、金具40は、図2に見られるように、金属板の平坦面を維持して打ち抜かれるとともに板厚方向で屈曲されて作られており、ハウジング10の両端部寄り位置にて端子20の配列に対して両側で同列をなして配置されている。該端子20および金具40は、平型導体Fの挿入方向と逆の方向、すなわち、図2にて矢印Bで示される方向でハウジング10の端子保持溝14および金具保持溝15に取り付けられる。
図4は、平型導体挿入前における図1のコネクタ1の縦断面図であり、(A)は図1におけるIVA−IVA断面図、(B)はIVB−IVB断面図、(C)はIVC−IVC断面図である。ここで、図4(A)は、端子配列方向における端子20の位置での縦断面図であり、図4(B)は、端子配列方向における端子20と金具40との間の位置での縦断面図であり、図4(C)は、端子配列方向における金具40の位置での縦断面図である。図4において、可動部材30は第一開位置にある。また、同図における左方が平型導体挿入方向前方である。
図4(A)に示されているように、該端子保持溝14は、ハウジング10の底壁11と該底壁11から上方へ延びる前壁12にわたって延びていて、全体として略L字形状をなし、紙面に平行な方向に延びたスリット状に形成されており、前後方向(図4(A)における左右方向)に貫通している。
図4(A)によく見られるように、端子保持溝14は、ハウジング10の後半部における上半部が、端子配列方向(紙面に対して直角な方向)で端子配列範囲にわたって連通し上方に開放された開放空間が形成されており、該開放空間の下半部は、後方から平型導体Fを受け入れるための受入空間16をなしている。上記開放空間の上半部は可動部材30の移動を許容する可動部材移動空間17を形成している。
また、図3および図4(A)に示されているように、前壁12の後面(図4(A)における右面)の上方寄り位置には、閉位置へ向けた可動部材30の回動途中に該可動部材30の下端部の回動進入を許容する凹部12A(図4(A)では破線で図示)が形成されている。また、上記前壁12の後面において凹部12Aの下方に位置し、図4(A)に示されるように可動部材30の下端部の前面(後述の被規制部36)と対向して当接している領域は、第一開位置にある可動部材30の閉位置への回動を規制する規制部12Bとして形成されている。図3において、該規制部12Bはその面に施された斜線で示されている(この斜線は断面を意味するものではない)。
図4(B)に示されているように、端子配列方向での端子20と金具40との中間位置において、ハウジング10には、その後方側位置で底壁11から上方に向けて突出する係止部18が形成されている。そして、図4(B)における前後方向中間位置にて、前壁12、係止部18および底壁11で形成される空間は、後述するように平型導体Fの耳部F1を収容するための収容部19として機能する(図5(B),図6(B)をも参照)。
上記係止部18の前面(図4(B)における左面)は、収容部19に収容された耳部F1の後端面と係止することにより該平型導体Fの後方への抜けを防止するようになっている(図5(B),図6(B)をも参照)。また、図4(B)に示されているように、上記係止部18の上面には、前方へ向かうにつれて下方へ傾斜する斜面をなし平型導体Fの耳部F1を上記収容部19へ降下案内するための案内面18Aが形成されている。
また、図3および図4(B)に示されているように、前壁12の後面(図4(B)における右面)の上方寄り位置には、可動部材30の回動途中に該可動部材30の被圧部35の進入を許容する凹部12Cが形成されている。また、上記前壁12の後面において凹部12Cの下方に位置し、図4(B)に示されるように可動部材30の被圧部35の前面(後述の被規制部35B)と対向して当接している領域は、第一開位置にある可動部材30の閉位置への回動を規制する規制部12Dとして形成されている。図3において、該規制部12Dはその面に施された斜線で示されている(この斜線は断面を意味するものではない)。
図4(C)に示されているように、金具保持溝15は、ハウジング10の前壁12から底壁11にわたって延びて形成されていて、全体として略L字形状をなしている。該金具保持溝15は、紙面に平行な方向に延びたスリット状に形成されており、前後方向に貫通している。また、該金具保持溝15の後方側部分は、後述の金具40の被保持腕部42が前方から圧入される金具保持孔15Aとして前後方向に貫通して形成されている。
図1ないし図4に示されているように、ハウジング10の側壁13の内壁面には、端子配列範囲側へ向けて突出する略四角錐状のロック部13Aが形成されている。該ロック部13Aは、後述するように、可動部材30の側面に形成された被ロック部37(図2参照)と係止することにより第一開位置にある可動部材30の閉位置への回動を規制する。該ロック部13Aは、上述した規制部12B,12Dと比較して規制力が小さく、可動部材30の閉位置への回動を補助的に規制するようになっている。
図4(A)に示されているように、端子20は、端子保持溝14内の上部で後方に延び可動部材移動空間17へ延出する支持腕部21と、該支持腕部21の基部(左端)から分枝して下方へ延びてから端子保持溝14の下部で後方へ延びる可撓な接触腕部22と、端子保持溝14の下部で前方に向けてハウジング10外へクランク状に延びる接続部23と、端子保持溝14内の前部で上下方向に延び支持腕部21の前端と接続部23の後端とを連結する連結部24とを有している。
支持腕部21は、可動部材移動空間17内に位置する後端部に、下方へ開口した凹状の回動支持部21Aが形成されている。該回動支持部21Aは、後述するように、可動部材30の回動中心である軸部33を収容するとともに、該可動部材30が第二開位置と閉位置との間の回動する際に該軸部33を支持する。該回動支持部21Aは、上下方向および前後方向での寸法が上記軸部33の直径よりも若干大きくなっている。図4(A)に見られるように、可動部材30が第一開位置にあるとき、上下方向において、回動支持部21Aの内縁と軸部33との間には隙間が形成されており、該隙間によって、該可動部材30が第一開位置から第二開位置(図5参照)、すなわち上方への移動が許容されている。
接触腕部22は、上方に向けて受入空間16内へ突出する接触部22Aを後端に有している。接続部23は、その下縁部がハウジング10の底壁11の下面よりも若干下方に位置しており、コネクタ1が回路基板(図示せず)上に配置されたときに該回路基板の対応回路部と接触して、該対応回路部と半田接続可能となっている。また、連結部24はその上下縁部で端子保持溝14内に圧入されていて、これによって、端子20は端子保持溝14内で保持されている。
図4(C)に示されているように、金具40は、金具保持溝15内の下部における前方側位置で上方に延びてから後方に向けて延びる可撓な弾性腕部41と、金具保持溝15内の下部における後方寄り位置で後方へ向けて延びる直状の被保持腕部42と、金具保持溝15内の下部で前後方向に延び上記弾性腕部41と被保持腕部42とを連結する連結部43と、前後方向での中間位置で連結部43の上縁から上方へ延びる軸支持部44とを有している。
また、該金具40は、図2に見られるように、連結部43が延びる方向(図4(C)における前後方向)における中間位置において、該連結部43の下縁にて板厚方向で直角に屈曲されて形成された被固定部45と、該被固定部45と隣接して位置し連結部43の下縁から板厚方向に折り返されて形成された垂立部46とを有している。該垂立部46は、金具40の取付方向(図2における矢印B)にて被固定部45よりも後方側に位置している。
図4(C)に示されているように、上記軸支持部44は、その上縁で可動部材30のカム軸部34を下方から支持している。また、上記弾性腕部41は、金具保持溝15から可動部材移動空間17に延出しており、後端側部分の下縁部で可動部材30のカム軸部34の上縁部に接圧をもって当接して、該カム軸部34を上方から支持している。また、被保持腕部42は、ハウジング10の金具保持孔15Aへ前方から圧入されていて、これによって、金具40がハウジング10に保持されている。
上記被固定部45は、図1に見られるように、その下面がハウジング10の底壁11の下面よりも若干下方に位置しており、コネクタ1が回路基板(図示せず)上に配置されたときに該回路基板と接面して、該被固定部45が該回路基板に半田接続されることによりコネクタ1が該回路基板上に固定されるようになっている。垂立部46は、金具40が図4(C)における前方からハウジング10へ圧入されて取り付けられるとき、その圧入方向での前端面がハウジング10に形成された切欠面(図示せず)に当接し、これによって、上記圧入方向にて該金具40の位置決めがなされる。
可動部材30は、図1によく見られるように、端子配列方向で端子20および金具40の配列範囲にわたる幅で形成されている。図1に示される第一開位置にある可動部材30の下端面と端子20の接触部22Aとの間に形成される間隙の上下方向での寸法は、平型導体Fの厚さ寸法より狭くなっている。
上記可動部材30は、図1ないし図4(A)に示されているように、第一開位置での略下半部に、端子配列方向で端子20に対応した位置にて、端子20の板厚寸法とほぼ同じ溝幅のスリット状をなす溝部31が形成されている。したがって、図1ないし図3によく見られるように、可動部材30の略下半部は、端子配列範囲で櫛歯状となっている。図4(A)に示されているように、該溝部31は端子20の回動支持部21Aの前方からの進入を許容している。
また、上記可動部材30は、端子配列方向での金具40に対応した位置において、図4(C)に示されているように、第一開位置での後部が上下方向全域にわたって延びているとともに下半部が前後方向で貫通した溝部32が形成されている。図1ないし図3に見られるように、該溝部32は、上記溝部31よりも広い溝幅で形成されている。図4(C)に示されているように、該溝部32は金具40の弾性腕部41の前方からの進入を許容している。
端子20に対応する位置に形成されている各溝部31には、図4(A)に示されているように、該可動部材30の下端部寄り位置に軸部33が島状に設けられていて、該軸部33によって溝部31の対向壁面同士が連結されている。一方、金具40に対応する位置に形成されている溝部32には、図4(C)に示されているように、該可動部材30の下端部寄り位置にカム軸部34が島状に設けられていて、該カム軸部34によって溝部32の対向壁面同士が連結されている。該カム軸部34は上記軸部33よりも上方に位置している。
図4(A)に見られるように、軸部33は断面形状が円形をなしている。これに対し該カム軸部34は、図4(C)に見られるように、断面形状が略四角形をなしている。このように、カム軸部34は断面形状が略四角形であり、金具40の軸支持部44によって下方からそして弾性腕部41によって上方から面支持されるので、平型導体Fの挿入前において、可動部材30がより確実に第一開位置に維持される。
また、例えば、平型導体の挿入のための開口が上方に形成されている、いわゆる垂直型のコネクタなどでは、可動部材が自重によって第一開位置に位置することがないが、このような形式のコネクタにおいても、本実施形態のような弾性腕部によってカム軸部を支持する構成を適用することにより、可動部材を第一開位置に維持することができる。
可動部材30は、図4(B)に示されているように、端子配列方向において端子20と金具40との中間位置に対応する位置での該可動部材30の下端部に、挿入された平型導体Fの耳部F1によって下方から圧せられる被圧部35が形成されている。図4(B)に示されているように、被圧部35は、可動部材30の下端部にて下方へ突出して形成されており、平型導体Fの挿入方向前方(左方)へ向かうにつれて下がる斜面35Aが下面に形成されている。
図4(A)に示されているように、可動部材30が第一開位置にあるとき、該可動部材30の前面(左面)においてハウジング10の規制部12Bと対向して当接する領域は被規制部36として形成されている。また、図4(B)に示されているように、可動部材30が第一開位置にあるとき、該可動部材30の被圧部35の前面(左面)においてハウジング10の規制部12Dと対向して当接する領域は被規制部35Bとして形成されている。図3において、被規制部36,35Bはその面が斜線で示されている(この斜線は断面を意味するものではない)。
本実施形態では、図4(A),(B)に示されているように、可動部材30の被規制部36,35Bがハウジング10の規制部12B,12Dとそれぞれと当接することにより、可動部材の閉位置への回動が規制されている。
また、図2によく見られるように、可動部材30は、端子配列方向に対して直角に延びハウジング10の側壁13の内壁面に対向する側面から突出し四つの斜面を有する略四角錐状の被ロック部37を有している。該被ロック部37は、可動部材30が第一開位置にあるときに、ハウジング10の側壁13のロック部13Aと上下方向で同位置にあり、平型導体Fの挿入方向(図4において左右方向)においてロック部13Aよりも前方(図4において左方)に位置している。したがって、第一開位置において、可動部材30の被ロック部37の四つの斜面のうちの一つがハウジング10のロック部13Aの対応斜面に係止することにより可動部材30の閉位置への回動が補助的に規制される。
また、図4(A)ないし図4(C)に見られるように、第一開位置にある可動部材30は、略下半部が略上半部よりも肉厚に形成されており、該可動部材30の後面(右面)は、略下半部が略上半部よりも後方(右方)に位置している。該後面の略下半部は、可動部材30が閉位置にあるときに平型導体Fを下方へ圧する押圧面38として形成されている。
このような構成のコネクタ1は、次のようにして組み立てられる。まず、ハウジング10の前壁12側から、すなわち図2の矢印Bで示す方向で、端子20を該ハウジング10の端子保持溝14へ取り付ける。この結果、図4(A)に示されるように、上記端子20は、連結部24の上縁および下縁が端子保持溝14に圧入されて該端子保持溝14内で保持される。
次に、可動部材30の軸部33を、該可動部材30の開位置の姿勢で、端子20の回動支持部21A内へ下方から収容するように該可動部材30を取り付ける。そして、該軸部33が回動支持部21A内に位置した状態を維持したまま、ハウジング10の前壁12側から、すなわち図2の矢印Bで示す方向で、金具40を該ハウジング10の金具保持溝15へ取り付ける。この結果、図4(C)に示されるように、上記金具40は、被保持腕部42が金具保持孔15Aに圧入されて金具保持溝15内で保持される。また、該金具40の軸支持部44が可動部材30のカム軸部34を下方から支持するとともに、該金具40の弾性腕部41が該カム軸部34に対して上方から弾性接触して該カム軸部34を支持する。この結果、可動部材30は開位置の姿勢を維持する。このようにしてコネクタ1の組立てが完了する。
以下、コネクタ1と平型導体Fとの接続動作を図4ないし図6に基づいて説明する。図5は、平型導体挿入完了時において、可動部材30が第二開位置にあるときのコネクタ1の縦断面図であり、(A)は図4(A)に対応し、(B)は図4(B)に対応し(C)は図4(C)に対応している。また、図6は、平型導体挿入完了後、可動部材Fが閉位置にあるときのコネクタ1の縦断面図であり、(A)は図4(A)に対応し、(B)は図4(B)に対応し(C)は図4(C)に対応している。
まず、図4(A)ないし図4(C)に示されるように、可動部材30を第一開位置に位置させる。同図に見られるように、可動部材30は、可動部材30の自重により軸部33が回動支持部21A内で降下状態にある。該第一開位置では、図4(A),(B)に示されているように、可動部材30の被規制部36,35Bがハウジング10の規制部12B,12Dに当接しているとともに、可動部材30の被ロック部37(図2参照)がハウジング10のロック部13Aに当接していて、該可動部材30の閉位置への回動が規制されている。
したがって、平型導体Fの挿入が完了するまでの間、可動部材30に不用意な外力が作用しても該可動部材30が閉位置へ回動することはなく、可動部材30は第一開位置で安定して維持されるので、平型導体Fをハウジング10の受入空間16内へ容易に挿入することができる。
次に、ハウジング10の受入空間16内へ平型導体F(図示せず)を後方から前方ヘ向け挿入する。平型導体Fの挿入途中において、平型導体Fの耳部F1は、ハウジング10の案内面18Aによって収容部19に向けて案内される。また、該耳部F1の前端部は、可動部材30の被圧部35の斜面35Aに摺接しながら該被圧部35を上方へ向けて圧して、可動部材30を徐々にもち上げる。
平型導体Fの前端部が前壁12の後面に当接する位置(正規位置)まで挿入されて該平型導体Fの挿入が完了すると、図5(B)に示されるように、上記耳部F1が可動部材30の被圧部35を下方から最上位置、すなわち第二開位置までもち上げる。図5(A),(B)に示されているように、該第二開位置では、可動部材30の被規制部36,35Bは、ハウジング10の規制部12B,12Dよりも上方に位置していて、重複範囲を有しておらず、該規制部12B,12Dによる規制から開放されている。
また、第二開位置では、被ロック部37(図2参照)がハウジング10のロック部13Aよりも上方に位置し、該被ロック部37が該ロック部13Aによる規制から開放されている。該被ロック部37とロック部13Aとは、第二開位置において、上下方向で若干の重複範囲を有している。つまり、可動部材30が閉位置へ回動するときの干渉量が存在している。本実施形態では、該被ロック部37およびロック部13Aは斜面となっているので、該干渉量が微小である。
したがって、被ロック部37およびロック部13Aが端子配列方向で若干弾性変位する程度の力で可動部材30を閉位置へ回動させることにより、該被ロック部37をロック部13Aの規制から容易に解放することができる。また、ロック部および被ロック部を第二開位置にて上下方向で重複範囲を有さないような位置に形成してもよいことは言うまでもない。
本実施形態では、平型導体Fを正規位置まで挿入するだけで、上記規制部12B,12Dによる可動部材30の規制を解除して第二開位置へもたらすことができるので、規制解除動作が簡単である。また、平型導体Fを挿入したにもかかわらず、可動部材30を閉位置へ移動できないときは、該平型導体Fが正規位置まで達していないことを意味する。
図5(A)に示されるように、該平型導体Fの正規位置への挿入完了時において、平型導体が第二開位置に移動したことにより、可動部材30の軸部33は、端子20の回動支持部21Aの上縁に当接して位置する。
平型導体が第二開位置に移動したことにより、図5(C)に見られるように、可動部材30のカム軸部34は、金具40の弾性腕部41を上方に押圧して弾性変位させ、軸支持部44の上縁から離れて位置しており、このカム軸部34の回転を可能とする状態となっている。このように、本実施形態では、弾性腕部41が弾性変位可能であるので、可動部材30が第二開位置へ移動することが該弾性腕部41によって妨げることはない。
次に、第二開位置にある可動部材30を回動させて閉位置へもたらす。回動途中において可動部材30の軸部33,34は、端子20の回動支持部21A、金具40の弾性腕部41によってそれぞれ支持される。また、本実施形態では、回動途中において、端子配列方向における端子20の位置で可動部材30の下端部がハウジング10の前壁12の凹部12Aに進入し、端子配列方向における被圧部35の位置で該被圧部35がハウジング10の前壁12の凹部12Cに進入するので、該可動部材30の回動がハウジング10の前壁12によって規制されることはない。
図6(A),(B)に示されるように、可動部材30が閉位置において、平型導体Fが可動部材30の押圧面38によって下方へ押圧されている。したがって、図6(A)に見られるように、端子20の接触部22Aが平型導体Fによって下方へ押圧されて弾性変位し、この結果、平型導体Fの対応回路部と端子20の接触部22Aとの接圧が高められる。
また、図6(C)に見られるように、閉位置では、可動部材30のカム軸部34は、第二開位置での位置よりも下方に下がっている。該閉位置において、カム軸部34は、上下方向にて第一開位置における場合と同位置にあり、金具40の軸支持部44の上縁によって下方から支持されている。以上のように、可動部材30を閉位置にもたらすことにより、コネクタ1と平型導体Fとの接続が完了する。
図7は、コネクタに平型導体Fが斜めとなる姿勢で挿入された状態を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。本実施形態では、平型導体Fにおける幅方向両端の前端部が正規位置まで挿入されないときには、ハウジング10の規制部12B,12Dによる可動部材30の規制が解除されない。ここで、平型導体Fが斜めに挿入されて、図7(A)に示されるように平型導体Fの幅方向一端での前端部がハウジング10の前壁12の後面にまで完全に到達していない場合について説明する。図7(A)に示される例では、右側の耳部F1は、上記前壁12の後面に到達していて、ハウジング10の収容部19(図5(B)参照)内に収容されているが、左側の耳部F1は、上記前壁12の後面に到達しておらず、収容部19内に収容されていない。
したがって、上記右側の耳部F1は、可動部材30の被圧部35(図5(B)参照)を下方からもち上げるが、上記左側の耳部F1は被圧部35にまで到達していないので該被圧部35全体をもち上げることはない。つまり、図7(B)に示されるように、可動部材30は、右部がもち上げられて傾いた姿勢となっている。このとき、可動部材30において、右側部分は規制部12B,12Dによる規制から解放されているが、左側部分は該規制部12B,12Dによって規制されたままである。この結果、可動部材30を閉位置へ回動させることはできない。
このように、本実施形態では、平型導体Fが斜めに挿入された場合、可動部材30は閉位置へ回動しないので、該平型導体Fが正常に挿入されなかったことを認識でき、該平型導体Fの正規位置への挿入を確実なものとすることができる。
本実施形態では、可動部材の被規制部がハウジングの規制部に当接することにより該可動部材の閉位置への回動が規制されているが、第一開位置おいて被規制部は必ずしも規制部に当接した位置になくてもよい。例えば、第一開位置において、被規制部が規制部との間に若干の隙間をもって位置していて、可動部材を閉位置へ回動させようとすると被規制部が規制部に当接して可動部材の回動が規制されるようにしてもよい。すなわち、第一開位置において、被規制部が規制部と当接可能な位置に配されていればよい。
<第二実施形態>
本実施形態は、規制部がハウジングの側壁に形成され、被規制部が該側壁と対向する可動部材の側面の溝部に形成されている点で、規制部がハウジングの前壁の後面に形成され、被規制部が可動部材において該後面との対向面に形成されている第一実施形態と異なっている。本実施形態に係るコネクタの基本的な構成は第一実施形態と同じであるので、ここでは、第一実施形態と同一の部分には同一符号を付して説明を省略し、規制部および被規制部を中心に説明する。
図8は、第二実施形態に係るコネクタ1の一部を示す断面斜視図であり、可動部材30とコネクタ本体を分解して示している。同図において、可動部材30は図1での姿勢から90度回転して図示されている。すなわち、図8において、可動部材30はハウジング10に対して90度回転した姿勢で示されている。図9は、図8のコネクタ1における規制部と被規制部の位置関係を示す図である。該図9は、端子配列方向おいて、後述する可動部材30の溝部の位置におけるコネクタ1の縦断面図であり、(A)は平型導体挿入前、(B)は平型導体挿入完了時、(C)は平型導体挿入完了後、可動部材30が閉位置にあるときの状態を示している。
本実施形態では、図8に見られるように、規制部13Bは、ハウジング10の側壁13の内壁面(側壁13の面であって端子配列方向に対して直角な面)から突出する短円柱状の突起として形成されている。該規制部13Bは、該内壁面において前後方向(平型導体挿抜方向)にて略中央位置、かつ上下方向において上縁寄り位置に形成されており、断面形状が円形をなしている。
また、図8および図9に見られるように、上記側壁13の内壁面と対向する可動部材30の側面には、上記規制部13Bより若干広い幅寸法の溝部39が形成されている。図9(A),(B)によく見られるように、該溝部39は、可動部材30が開位置にあるときに、略下半部の領域に形成されており、該可動部材30の前面(左面)から右方に延びてから下方へ延び、さらに左下方へ円弧状に延びている。
図9(A)ないし図9(C)に示されているように、上記ハウジング10の規制部13Bは、可動部材30の溝部39内に収容され、可動部材30が第一開位置から閉位置まで移動する間、規制部13Bが該溝部39の縦方向部分を移動した後に下方の円弧状部分に移行して該円弧状部分の終端まで移動できるようになっている。本実施形態では、溝部39の内壁面(可動部材30の側面に対して直角をなす面)において、上記円弧状部分の上方に位置する上記縦方向部分の前方側の面が、後述するように、ハウジング10の規制部13Bに規制される被規制部39Aとして機能する。
以下、第一開位置から閉位置までの可動部材30の動作を図9に基づいて説明する。図9(A)に示されているように、平型導体挿入前において、可動部材30は第一開位置にあり、ハウジング10の規制部13Bは、可動部材30の被規制部39Aと当接している。該第一開位置において、上記規制部13Bが被規制部39Aに当接することにより、該可動部材30の閉位置への回動が規制されている。
平型導体F(図示せず)が正規位置まで挿入され、可動部材30が第二開位置までもち上げられると、図9(B)に見られるように、該可動部材30の被規制部39Aは、ハウジング10の規制部13Bよりも上方位置に移動する。すなわち、相対的に上記規制部13Bが降下して上記被規制部39Aから外れる。したがって、該被規制部39Aは第一開位置で規制部13Bと当接した状態、すなわち被規制部39Aが規制部13Bにより規制された状態から解放される。この結果、可動部材30は閉位置への移動が可能な状態となる。
そして、可動部材30が回動されて、図9(C)に示される閉位置へもたらされると、ハウジング10の規制部13Bは、可動部材30の溝部39の円弧状部分内を相対的に移動して該円弧状部分内の終端に位置する。以上のように、可動部材30を閉位置にもたらすことにより、コネクタ1と平型導体Fとの接続が完了する。
また、本実施形態では、ハウジングの側壁の内壁面、すなわち端子配列範囲側の面に規制部を形成し、該内壁面に対向する可動部材の側面の溝部に被規制部を形成することとしたが、規制部および被規制部の形態はこれに限られない。例えば、端子配列方向でハウジングの両側壁の外壁面を越える幅寸法で可動部材を形成し、ハウジングの側壁の外壁面に突起としての規制部を設け、さらに、上記可動部材において該ハウジングの外壁面と対向する面に形成した溝部に被規制部を設けてもよい。
また、さらに別の形態としては、可動部材の側面に突起としての規制部を設けるとともに、ハウジングの側壁に該規制部を収容する溝部を形成し、該溝部の内壁面(側壁に対して直角をなす面)に被規制部を設けることとしてもよい。
すなわち、端子配列方向での範囲が重複し第一開位置にて可動部材の移動方向で干渉し合う規制部および被規制部がハウジングの側壁面および該ハウジングの側壁面に対向する可動部材の側面に形成されていて、平型導体が挿入されて可動部材が第二開位置に移動されることにより、規制部と被規制部とが干渉しなくなる、あるいは可動部材の移動が可能な程度に干渉量が低減されるようになっていればよい。
<第三実施形態>
本実施形態は、規制部が端子に形成され、被規制部が可動部材の軸部に形成されている点で、規制部がハウジングの前壁の後面に形成され、被規制部が可動部材において上記後面との対向面に形成されている第一実施形態と異なっている。本実施形態に係るコネクタの基本的な構成は第一実施形態と同じであるので、ここでは、第一実施形態と同一の部分には同一符号を付して説明を省略し、規制部および被規制部を中心に説明する。
図10は、コネクタ1における規制部と被規制部の位置関係を示す図である。該図10は、端子配列方向おいて、端子20の位置におけるコネクタ1の縦断面図であり、(A)は平型導体挿入前、(B)は平型導体挿入完了時、(C)は平型導体挿入完了後、可動部材30が閉位置にあるときの状態を示している。
図10(A)ないし図10(C)に見られるように、端子20の回動支持部21Aの前縁は、第一実施形態と比較して若干下方へ延びているとともに該前縁の下部が後方(図10(A)ないし図10(C)における右方)へ突出している。本実施形態では、この突出した前縁の先端面(後端面)が規制部25として形成されている。また、図10(A)に見られるように、支持腕部21の後端部には、回動支持部21Aの一部をなし上下方向に延びる部分の前端面が規制部21A−1として形成されている。可動部材30の軸部33は、図10(A),(B)に示されているように、前後方向で上記規制部25と若干の隙間をもって対向する前端面が上下方向に延びる平坦面をなしており、該平坦面が被規制部33Aとして形成されている。
端子20の規制部25と可動部材30の被規制部33Aとの隙間は微小であるので、図10(A)に示される第一開位置にある可動部材30を閉位置へ回動させようとしても、該被規制部33Aが規制部25に当接し、該可動部材30の回動は規制される。また、図10(A)に見られるように、被規制部33は、その後端面が上記規制部21A−1と当接しており、該規制部21A−1によっても可動部材30の回動が規制される。本実施形態では、金属製部材である端子20に規制部25,21A−1を形成することにより、該規制部の強度を大きくできるので、より確実に回動部材30を開位置に維持することができる。
そして、平型導体Fが正規位置まで挿入されて可動部材30が第二開位置までもち上げられると、図10(B)に示されているように、該可動部材30の被規制部33Aが端子20の規制部25よりも上方位置へ移動して、該規制部25の範囲から外れる。この結果、可動部材30は上記規制部25による規制から開放され、閉位置への回動が可能な状態となる。
第二開位置にある可動部材30を閉位置へ回動させると、該可動部材30の軸部33は回動支持部21A内で回動し、図10(C)に示されているように、該軸部33の被規制部33Aは、閉位置にて前後方向に延びた姿勢となって端子20の回動支持部21Aの上縁に上方から支持される。以上のように、可動部材30を閉位置にもたらすことにより、コネクタ1と平型導体Fとの接続が完了する。
<第四実施形態>
本実施形態は、規制部が金具に形成され、被規制部が可動部材において該規制部と対向する面に形成されている点で、規制部がハウジングの前壁の後面に形成され、被規制部が可動部材において上記後面との対向面に形成されている第一実施形態と異なっている。本実施形態に係るコネクタの基本的な構成は第一実施形態と同じであるので、ここでは、第一実施形態と同一の部分には同一符号を付して説明を省略し、規制部および被規制部を中心に説明する。
図11は、本実施形態に係るコネクタ1の可動部材30の一部および金具40を示す斜視図であり、(A)は平型導体挿入前、(B)は平型導体挿入完了時、(C)は平型導体挿入完了後、可動部材30が閉位置にあるときの状態を示している。図11において、ハウジング10および端子20の図示は省略されている。また、図12は、図11の可動部材30および金具40の側面図であり、(A)は図11(A)に対応し、(B)は図11(B)に対応し、(C)は図11(C)に対応している。
図11(A)ないし図11(C)によく見られるように、本実施形態では、金具40の垂立部46の上端部が板厚方向で直角に屈曲されており、図12(A)ないし図12(C)に示されているように、この屈曲された上端部の後端面が規制部47として形成されている。また、図12(A),(B)に示されるように、第一開位置にある可動部材30の前面において、上記規制部47と対向する領域には被規制部30Aが形成されている。
図11(A)および図12(A)に示されるように、可動部材30が第一開位置にあるとき、可動部材30の被規制部30Aが金具40の規制部47に当接し、該可動部材30の閉位置への回動が規制されている。本実施形態では、金属製部材である金具40に規制部を形成することにより、該規制部の強度を大きくできるので、より確実に回動部材30を開位置に維持することができる。
平型導体Fが正規位置まで挿入されて可動部材30が第二開位置までもち上げられると、図11(B)および図12(B)に示されているように、該可動部材30の被規制部30Aが端子20の規制部47よりも上方へ移動して、該規制部47の範囲から外れる。この結果、可動部材30は上記規制部47による規制から開放され、閉位置への回動が可能な状態となる。そして、第二開位置にある可動部材30を回動させて、図11(C)および図12(C)に示されている閉位置へもたらすことにより、コネクタ1と平型導体Fとの接続が完了する。
<第五実施形態>
本実施形態は、規制部がハウジングの側壁から突出する突起として形成され、被規制部が該側壁と対向する可動部材の側面から突出する突起として形成されている点で、規制部がハウジングの前壁の後面に形成され、被規制部が可動部材において該後面との対向面に形成されている第一実施形態と異なっている。本実施形態に係るコネクタの基本的な構成は第一実施形態と同じであるので、ここでは、第一実施形態と同一の部分には同一符号を付して説明を省略し、規制部および被規制部を中心に説明する。
図13は、第五実施形態に係るコネクタ1を示す図であり、(A)はコネクタ1の一部の平面図、(B)は平型導体挿入前における端子20の位置での縦断面図、(C)は、平型導体挿入完了時における端子20の位置での縦断面図を示している。図13(B)では、可動部材30は第一開位置に位置し、図13(C)では、可動部材30は第二開位置に位置している。また、図13(B),(C)では、後述の規制部13Cおよび被規制部30B(破線で図示)を明示するために、可動部材30において、断面を示すハッチングを省略している。
本実施形態では、図13(A)ないし図13(C)によく見られるように、ハウジング10の側壁13には、該側壁13の内壁面から突出し四つの斜面を有する略四角錐状の突起としての規制部13Cが形成されている。また、可動部材30には、上記ハウジング10の内壁面と対向する該可動部材30の側面から突出し四つの斜面を有する略四角錐状の突起としての被規制部30Bが形成されている。図13(A)に見られるように、上記規制部13Cおよび被規制部30Bは、端子配列方向(図13(A)における上下方向)を高さ方向としている。図13(B),(C)では、規制部13Cおよび被規制部30Bは破線で示されている。
本実施形態では、図13(B),(C)に見られるように、ハウジング10の側壁13は前壁12よりも上方まで延びて形成されており、上記規制部13Cは、該側壁13の内壁面において前方寄り位置、かつ上縁寄り位置に形成されている。また、可動部材30の被規制部30Bは、図13(B)に示されるように、該可動部材30が第一開位置にあるとき、上下方向で上記規制部13Cとほぼ同位置に形成されていて該規制部13Cと上下方向で重複範囲を有しているとともに、該規制部13Cよりも前方で該規制部13Cに隣接して位置している。また、図13(A)に見られるように、上記規制部13Cの高さ範囲と被規制部30Bの高さ範囲とは重複部分を有している。
上記規制部13Cおよび被規制部30Bは、第一実施形態における略四角錐状のロック部13Aおよび被ロック部37と比較して、底面積および高さが大きく形成されており、その分、係止面積が大きくなるので規制力も大きい。本実施形態では、図13(A)ないし図13(C)に見られるように、ロック部13Aおよび被ロック部37は設けられていない。
図13(B)に示されるように、可動部材30が第一開位置にあるとき、可動部材30の被規制部30Bの四つの斜面のうちの一つがハウジング10の規制部13Cの対応斜面に係止するに係止することにより、該可動部材30の閉位置への回動が規制されている。
平型導体Fが正規位置まで挿入されて可動部材30が第二開位置までもち上げられると、図13(C)に示されているように、該可動部材30の被規制部30Bがハウジング10の規制部13Cよりも上方位置へ移動する。該規制部13Cと被規制部30Bとは、上記第二開位置において、図13(C)に示されているように、上下方向で若干の重複範囲を有している。つまり、可動部材30が閉位置へ回動するときの干渉量が存在している。本実施形態では、該規制部13Cおよび被規制部30Bは斜面となっているので、該干渉量が微小である。
したがって、上記規制部13Cおよび被規制部30Bが端子配列方向で若干弾性変位する程度の力で可動部材30を閉位置へ回動させることにより、該被規制部30Bを規制部13Cの規制から容易に解放することができる。また、規制部および被規制部を第二開位置にて上下方向で重複範囲を有さないような位置に形成してもよいことは言うまでもない。
そして、第二開位置にある可動部材30を回動させて閉位置へもたらすことにより、コネクタ1と平型導体Fとの接続が完了する。
1 コネクタ 30 可動部材
10 ハウジング 30A 被規制部
12B,12D 30B 被規制部
13 側壁 33A 被規制部
13B 規制部 35B 被規制部
13C 規制部 36 被規制部
20 端子 39A 被規制部
21A−1 規制部 40 金具
25 規制部 47 規制部

Claims (9)

  1. 平型導体の接続部分が挿入されるハウジングおよび該ハウジングに配列保持される複数の端子を有するコネクタ本体と、上記平型導体の挿入を可能とする開位置と該平型導体を上記端子へ向けて圧する閉位置との間で移動可能に上記コネクタ本体によって支持される可動部材とを備える平型導体用電気コネクタにおいて、
    上記コネクタ本体は、平型導体挿入完了前にて、開位置にある可動部材の一部に形成された被規制部と当接して該可動部材の閉位置への移動を規制する規制部を有し、上記可動部材は、平型導体挿入完了時に、該平型導体に圧せられて上記被規制部が上記規制部による規制から解放されて、閉位置への移動が可能な位置へ移動されることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
  2. 規制部は、挿入される平型導体の先端面と対向するハウジングの壁面に形成されており、被規制部は、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置する可動部材の面に形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  3. 規制部は、可動部材の開位置と閉位置との間の移動方向を含む面に平行なハウジングの側壁面に設けられ、被規制部は、該側壁面と対向する可動部材の側面に設けられていて、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置していることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  4. 規制部および被規制部のいずれか一方は突起として形成され、他方は該突起を収容する溝部の内壁面に形成されていることとする請求項3に記載の平型導体用電気コネクタ。
  5. 規制部は、ハウジングの側壁面から突出する突起として形成されており、被規制部は、可動部材の側面から突出する突起として形成されていることとする請求項3に記載の平型導体用コネクタ。
  6. 規制部は、端子に形成されており、被規制部は、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置する上記可動部材の面に形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  7. コネクタ本体は、ハウジングによって保持される金具をさらに備え、該金具は、可撓な弾性腕部を有していて、該弾性腕部によって可動部材を開位置で支持することとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
  8. 規制部は、金具に形成されており、被規制部は、平型導体挿入完了前にて上記規制部と当接可能に位置する上記可動部材の面に形成されていることとする請求項7に記載の平型導体用電気コネクタ。
  9. 可動部材は、平型導体挿入完了時に、端子配列方向における両端部で平型導体に圧せられることとする請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の平型導体用電気コネクタ。
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JP2014044800A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Tyco Electronics Japan Kk 低挿入力型コネクタ

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