JP2011185182A - エンジンのブリーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができるエンジンのブリーザ装置を提供する。
【解決手段】シリンダヘッド1のヘッドカバー2内にオイル分離室3を設け、このオイル分離室3内にフィルタ4を配置し、オイル分離室3に導入したブローバイガス5に含まれるオイルミストをフィルタ4で捕捉するようにした、エンジンのブリーザ装置において、ブローバイガス入口8からオイル分離室3に進入したブローバイガス5の一部がフィルタ4の中央部を通過し、残部がフィルタ4の周囲のブローバイガス通過隙間9を通過するようにし、フィルタ4の下流で合流したこれらのブローバイガス5が下流側のオイル分離室3のブローバイガス入口8に流入するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】シリンダヘッド1のヘッドカバー2内にオイル分離室3を設け、このオイル分離室3内にフィルタ4を配置し、オイル分離室3に導入したブローバイガス5に含まれるオイルミストをフィルタ4で捕捉するようにした、エンジンのブリーザ装置において、ブローバイガス入口8からオイル分離室3に進入したブローバイガス5の一部がフィルタ4の中央部を通過し、残部がフィルタ4の周囲のブローバイガス通過隙間9を通過するようにし、フィルタ4の下流で合流したこれらのブローバイガス5が下流側のオイル分離室3のブローバイガス入口8に流入するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンのブリーザ装置に関し、詳しくは、フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができるエンジンのブリーザ装置に関する。
従来、エンジンのブリーザ装置として、シリンダヘッドのヘッドカバー内にオイル分離室を設け、このオイル分離室内にフィルタを配置し、オイル分離室に導入したブローバイガスに含まれるオイルミストをフィルタで捕捉するようにしたものがある(特許文献1参照)。
この種のブリーザ装置によれば、フィルタでブローバイガスからオイルを分離し、オイルがヘッドカバー外に連れ出されるのを抑制することができる利点がある。
しかし、この従来技術では、フィルタが単体であるため、問題がある。
この種のブリーザ装置によれば、フィルタでブローバイガスからオイルを分離し、オイルがヘッドカバー外に連れ出されるのを抑制することができる利点がある。
しかし、この従来技術では、フィルタが単体であるため、問題がある。
《問題》 フィルタのオイル分離性能が短期間で低下することがある。
フィルタが単体であるため、ブローバイガスが吹き当たるフィルタの一定個所にオイルが集中的に捕捉され、フィルタのオイル分離性能が短期間で低下することがある。
フィルタが単体であるため、ブローバイガスが吹き当たるフィルタの一定個所にオイルが集中的に捕捉され、フィルタのオイル分離性能が短期間で低下することがある。
本発明の課題は、フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができるエンジンのブリーザ装置を提供することにある。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1(A)(B)に例示するように、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー(2)内にオイル分離室(3)を設け、このオイル分離室(3)内にフィルタ(4)を配置し、オイル分離室(3)に導入したブローバイガス(5)に含まれるオイルミストをフィルタ(4)で捕捉するようにした、エンジンのブリーザ装置において、
図1(A)(B)に例示するように、ヘッドカバー(2)内に複数の区画壁(7)を設け、隣合う区画壁(7)(7)の間にオイル分離室(3)を形成し、このオイル分離室(3)を複数形成して直列に連通させ、各区画壁(7)にブローバイガス入口(8)をあけ、各オイル分離室(3)内にそれぞれフィルタ(4)を衝立状に配置し、各フィルタ(4)の中央部にそのオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)を対向させ、各フィルタ(4)の周囲にブローバイガス通過隙間(9)を形成し、
図1(A)(B)に例示するように、ブローバイガス入口(8)からオイル分離室(3)に進入したブローバイガス(5)の一部がフィルタ(4)の中央部を通過し、残部がフィルタ(4)の周囲のブローバイガス通過隙間(9)を通過するようにし、フィルタ(4)の下流で合流したこれらのブローバイガス(5)が下流側のオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)に流入するようにした、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
図1(A)(B)に例示するように、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー(2)内にオイル分離室(3)を設け、このオイル分離室(3)内にフィルタ(4)を配置し、オイル分離室(3)に導入したブローバイガス(5)に含まれるオイルミストをフィルタ(4)で捕捉するようにした、エンジンのブリーザ装置において、
図1(A)(B)に例示するように、ヘッドカバー(2)内に複数の区画壁(7)を設け、隣合う区画壁(7)(7)の間にオイル分離室(3)を形成し、このオイル分離室(3)を複数形成して直列に連通させ、各区画壁(7)にブローバイガス入口(8)をあけ、各オイル分離室(3)内にそれぞれフィルタ(4)を衝立状に配置し、各フィルタ(4)の中央部にそのオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)を対向させ、各フィルタ(4)の周囲にブローバイガス通過隙間(9)を形成し、
図1(A)(B)に例示するように、ブローバイガス入口(8)からオイル分離室(3)に進入したブローバイガス(5)の一部がフィルタ(4)の中央部を通過し、残部がフィルタ(4)の周囲のブローバイガス通過隙間(9)を通過するようにし、フィルタ(4)の下流で合流したこれらのブローバイガス(5)が下流側のオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)に流入するようにした、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができる。
図1(A)(B)に例示するように、ブローバイガス入口(8)からオイル分離室(3)に進入したブローバイガス(5)の一部がフィルタ(4)の中央部を通過し、残部がフィルタ(4)の周囲のブローバイガス通過隙間(9)を通過するようにし、フィルタ(4)の下流で合流したこれらのブローバイガス(5)が下流側のオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)に流入するようにしたので、オイルを複数のフィルタ(4)に分散させて捕捉することができ、フィルタ(4)のオイル分離性能を長期間維持することができる。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができる。
図1(A)(B)に例示するように、ブローバイガス入口(8)からオイル分離室(3)に進入したブローバイガス(5)の一部がフィルタ(4)の中央部を通過し、残部がフィルタ(4)の周囲のブローバイガス通過隙間(9)を通過するようにし、フィルタ(4)の下流で合流したこれらのブローバイガス(5)が下流側のオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)に流入するようにしたので、オイルを複数のフィルタ(4)に分散させて捕捉することができ、フィルタ(4)のオイル分離性能を長期間維持することができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 多数のオイル分離室をヘッドカバー内にコンパクトに配置することができる。
図1(A)(B)に例示するように、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側からヘッドカバー(2)の中央部(11)側に向けて複数のオイル分離室(3)を配列し、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側から複数のオイル分離室(3)でオイル分離されてきたブローバイガス(5)をヘッドカバー(2)の中央部(11)側で合流させ、ヘッドカバー(2)外に流出させるようにしたので、多数のオイル分離室(3)をヘッドカバー(2)内にコンパクトに配置することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 多数のオイル分離室をヘッドカバー内にコンパクトに配置することができる。
図1(A)(B)に例示するように、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側からヘッドカバー(2)の中央部(11)側に向けて複数のオイル分離室(3)を配列し、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側から複数のオイル分離室(3)でオイル分離されてきたブローバイガス(5)をヘッドカバー(2)の中央部(11)側で合流させ、ヘッドカバー(2)外に流出させるようにしたので、多数のオイル分離室(3)をヘッドカバー(2)内にコンパクトに配置することができる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイル分離室を簡易に形成することができる。
図1(A)(B)に例示するように、ヘッドカバー(2)の天井部(12)内に沿って区画壁(7)を形成し、天井部(12)の下側にオイル分離室(3)の底板(13)を架設し、この底板(13)上にブローバイガス通過孔(14)を備えたフィルタ取り付け部(15)を取り付け、このフィルタ取り付け部(15)にフィルタ(4)を取り付けたので、オイル分離室(3)を簡易に形成することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイル分離室を簡易に形成することができる。
図1(A)(B)に例示するように、ヘッドカバー(2)の天井部(12)内に沿って区画壁(7)を形成し、天井部(12)の下側にオイル分離室(3)の底板(13)を架設し、この底板(13)上にブローバイガス通過孔(14)を備えたフィルタ取り付け部(15)を取り付け、このフィルタ取り付け部(15)にフィルタ(4)を取り付けたので、オイル分離室(3)を簡易に形成することができる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができる。
図1(A)(B)に例示するように、オイル分離室(3)の底板(13)にオイル戻し通路(16)を形成し、このオイル戻し通路(16)が各フィルタ(4)の下方を通過し、オイル戻し通路(16)の端部出口(17)がオイル分離室(3)外のヘッドカバー(2)内に連通するようにしたので、各フィルタ(4)で捕捉されたオイルがオイル戻し通路(16)を介してオイル分離室(3)外のヘッドカバー(2)内に戻され、各フィルタ(4)のオイル詰まりが解消され、フィルタ(4)のオイル分離性能を長期間維持することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 フィルタのオイル分離性能を長期間維持することができる。
図1(A)(B)に例示するように、オイル分離室(3)の底板(13)にオイル戻し通路(16)を形成し、このオイル戻し通路(16)が各フィルタ(4)の下方を通過し、オイル戻し通路(16)の端部出口(17)がオイル分離室(3)外のヘッドカバー(2)内に連通するようにしたので、各フィルタ(4)で捕捉されたオイルがオイル戻し通路(16)を介してオイル分離室(3)外のヘッドカバー(2)内に戻され、各フィルタ(4)のオイル詰まりが解消され、フィルタ(4)のオイル分離性能を長期間維持することができる。
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイル戻し通路を簡易に形成することができる。
図2に例示するように、オイル分離室(3)の底板(13)の一部を溝形に折り曲げて、オイル戻し通路(16)を形成したので、オイル戻し通路(16)を簡易に形成することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイル戻し通路を簡易に形成することができる。
図2に例示するように、オイル分離室(3)の底板(13)の一部を溝形に折り曲げて、オイル戻し通路(16)を形成したので、オイル戻し通路(16)を簡易に形成することができる。
図1〜図3は本発明の実施形態に係るエンジンのブリーザ装置を説明する図であり、この実施形態では、立形の直列多気筒エンジンのブリーザ装置について説明する。
図3に示すように、このエンジンはシリンダブロックの上部にシリンダヘッド(1)を組み付け、シリンダヘッド(1)の上部にヘッドカバー(2)を組み付け、シリンダブロックの前部にエンジン冷却ファン(21)を配置し、シリンダブロックの後部にフライホイルハウジング(22)を配置している。
シリンダヘッド(1)の横一側方には吸気マニホールド(23)を、横他側方には排気マニホールド(24)を組み付けている。排気マニホールド(24)には過給機(25)が取り付けられ、過給機(25)のコンプレッサ(26)から過給パイプ(27)を介して吸気マニホールド(23)に過給がなされるようになっている。
ヘッドカバー(2)内にはブリーザ装置が設けられている。
シリンダヘッド(1)の横一側方には吸気マニホールド(23)を、横他側方には排気マニホールド(24)を組み付けている。排気マニホールド(24)には過給機(25)が取り付けられ、過給機(25)のコンプレッサ(26)から過給パイプ(27)を介して吸気マニホールド(23)に過給がなされるようになっている。
ヘッドカバー(2)内にはブリーザ装置が設けられている。
ブリーザ装置の構成は、次の通りである。
図1(A)(B)に示すように、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー(2)内にオイル分離室(3)を設け、このオイル分離室(3)内にフィルタ(4)を配置し、オイル分離室(3)に導入したブローバイガス(5)に含まれるオイルミストをフィルタ(4)で捕捉するようにしている。
図1(A)(B)に示すように、シリンダヘッド(1)のヘッドカバー(2)内にオイル分離室(3)を設け、このオイル分離室(3)内にフィルタ(4)を配置し、オイル分離室(3)に導入したブローバイガス(5)に含まれるオイルミストをフィルタ(4)で捕捉するようにしている。
図1(A)(B)に示すように、ヘッドカバー(2)内に複数の区画壁(7)を設け、隣合う区画壁(7)(7)の間にオイル分離室(3)を形成し、このオイル分離室(3)を複数形成して直列に連通させ、各区画壁(7)にブローバイガス入口(8)をあけ、各オイル分離室(3)内にそれぞれフィルタ(4)を衝立状に配置し、各フィルタ(4)の中央部にそのオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)を対向させ、各フィルタ(4)の周囲にブローバイガス通過隙間(9)を形成している。
図1(A)(B)に示すように、ブローバイガス入口(8)からオイル分離室(3)に進入したブローバイガス(5)の一部がフィルタ(4)の中央部を通過し、残部がフィルタ(4)の周囲のブローバイガス通過隙間(9)を通過するようにし、フィルタ(4)の下流で合流したこれらのブローバイガス(5)が下流側のオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)に流入するようにしている。図中の矢印は、いずれもブローバイガスの流れを示している。
図1(A)(B)に示すように、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側からヘッドカバー(2)の中央部(11)側に向けて複数のオイル分離室(3)を配列し、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側から複数のオイル分離室(3)でオイル分離されてきたブローバイガス(5)をヘッドカバー(2)の中央部(11)側で合流させ、ヘッドカバー(2)外に流出させるようにしている。
ヘッドカバー(2)の各端部(10)には、ブローバイガス導入口(28)を設け、中央部(11)にあるオイル分離室(3)には、ブローバイガス流出パイプ(29)を配置している。ブローバイガス導入口(28)は、オイル分離室(3)の底板(13)の両端部にあけている。
図3に示すように、ブローバイガス流出パイプ(29)は、ブローバイガス中継パイプ(30)を介して過給機(25)のコンプレッサ(26)の吸気入口(31)に連通してある。
ヘッドカバー(2)の各端部(10)には、ブローバイガス導入口(28)を設け、中央部(11)にあるオイル分離室(3)には、ブローバイガス流出パイプ(29)を配置している。ブローバイガス導入口(28)は、オイル分離室(3)の底板(13)の両端部にあけている。
図3に示すように、ブローバイガス流出パイプ(29)は、ブローバイガス中継パイプ(30)を介して過給機(25)のコンプレッサ(26)の吸気入口(31)に連通してある。
図1(A)(B)に示すように、ヘッドカバー(2)の天井部(12)内に沿って区画壁(7)を形成し、天井部(12)の下側にオイル分離室(3)の底板(13)を架設し、この底板(13)上にブローバイガス通過孔(14)を備えたフィルタ取り付け部(15)を取り付け、このフィルタ取り付け部(15)にフィルタ(4)を取り付けている。
区画壁(12)はヘッドカバー(2)と一体形成され、底板(13)とフィルタ取り付け部(15)とはいずれも板金製、フィルタ(4)はフェルト製である。図3に示すように、ブローバイガス入口(8)は、区画壁(12)の下面で開口した縦長のスリットで、区画壁(12)の幅方向中央部に配置している。ブローバイガス通過孔(14)は丸孔である。
区画壁(12)はヘッドカバー(2)と一体形成され、底板(13)とフィルタ取り付け部(15)とはいずれも板金製、フィルタ(4)はフェルト製である。図3に示すように、ブローバイガス入口(8)は、区画壁(12)の下面で開口した縦長のスリットで、区画壁(12)の幅方向中央部に配置している。ブローバイガス通過孔(14)は丸孔である。
図1(A)(B)に示すように、オイル分離室(3)の底板(13)にオイル戻し通路(16)を形成し、このオイル戻し通路(16)が各フィルタ(4)の下方を通過し、オイル戻し通路(16)の端部出口(17)をオイル分離室(3)外のヘッドカバー(2)内に連通させている。
オイル戻し通路(16)の端部出口(17)は、ブローバイガス導入口(28)の開口縁に形成している。
オイル戻し通路(16)の端部出口(17)は、ブローバイガス導入口(28)の開口縁に形成している。
図2に示すように、オイル分離室(3)の底板(13)の一部を溝形に折り曲げて、オイル戻し通路(16)を形成している。
このオイル戻し通路(16)は、板金であるオイル分離室(3)の底板(13)の曲げ加工によって形成することができる。
このオイル戻し通路(16)は、板金であるオイル分離室(3)の底板(13)の曲げ加工によって形成することができる。
(1) シリンダヘッド
(2) ヘッドカバー
(3) オイル分離室
(4) フィルタ
(5) ブローバイガス
(7) 区画壁
(8) ブローバイガス入口
(9) ブローバイガス通過隙間
(10) 端部
(11) 中央部
(12) 天井部
(13) 底板
(14) ブローバイガス通過孔
(15) フィルタ取り付け部
(16) オイル戻し通路
(17) 端部出口
(2) ヘッドカバー
(3) オイル分離室
(4) フィルタ
(5) ブローバイガス
(7) 区画壁
(8) ブローバイガス入口
(9) ブローバイガス通過隙間
(10) 端部
(11) 中央部
(12) 天井部
(13) 底板
(14) ブローバイガス通過孔
(15) フィルタ取り付け部
(16) オイル戻し通路
(17) 端部出口
Claims (5)
- シリンダヘッド(1)のヘッドカバー(2)内にオイル分離室(3)を設け、このオイル分離室(3)内にフィルタ(4)を配置し、オイル分離室(3)に導入したブローバイガス(5)に含まれるオイルミストをフィルタ(4)で捕捉するようにした、エンジンのブリーザ装置において、
ヘッドカバー(2)内に複数の区画壁(7)を設け、隣合う区画壁(7)(7)の間にオイル分離室(3)を形成し、このオイル分離室(3)を複数形成して直列に連通させ、各区画壁(7)にブローバイガス入口(8)をあけ、各オイル分離室(3)内にそれぞれフィルタ(4)を衝立状に配置し、各フィルタ(4)の中央部にそのオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)を対向させ、各フィルタ(4)の周囲にブローバイガス通過隙間(9)を形成し、
ブローバイガス入口(8)からオイル分離室(3)に進入したブローバイガス(5)の一部がフィルタ(4)の中央部を通過し、残部がフィルタ(4)の周囲のブローバイガス通過隙間(9)を通過するようにし、フィルタ(4)の下流で合流したこれらのブローバイガス(5)が下流側のオイル分離室(3)のブローバイガス入口(8)に流入するようにした、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。 - 請求項1に記載したエンジンのブリーザ装置において、
ヘッドカバー(2)の各端部(10)側からヘッドカバー(2)の中央部(11)側に向けて複数のオイル分離室(3)を配列し、ヘッドカバー(2)の各端部(10)側から複数のオイル分離室(3)でオイル分離されてきたブローバイガス(5)をヘッドカバー(2)の中央部(11)側で合流させ、ヘッドカバー(2)外に流出させるようにした、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。 - 請求項1または請求項2に記載したエンジンのブリーザ装置において、
ヘッドカバー(2)の天井部(12)内に沿って区画壁(7)を形成し、天井部(12)の下側にオイル分離室(3)の底板(13)を架設し、この底板(13)上にブローバイガス通過孔(14)を備えたフィルタ取り付け部(15)を取り付け、このフィルタ取り付け部(15)にフィルタ(4)を取り付けた、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。 - 請求項3に記載したエンジンのブリーザ装置において、
オイル分離室(3)の底板(13)にオイル戻し通路(16)を形成し、このオイル戻し通路(16)が各フィルタ(4)の下方を通過し、オイル戻し通路(16)の端部出口(17)がオイル分離室(3)外のヘッドカバー(2)内に連通するようにした、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。 - 請求項4に記載したエンジンのブリーザ装置において、
オイル分離室(3)の底板(13)の一部を溝形に折り曲げて、オイル戻し通路(16)を形成した、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016065520A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 株式会社クボタ | エンジンのブリーザ装置 |
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US9816411B2 (en) | 2014-09-25 | 2017-11-14 | Kubota Corporation | Breather device for engine |
JP2021120548A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-19 | 株式会社クボタ | ブローバイガス還流装置付エンジン |
JP7291642B2 (ja) | 2020-01-30 | 2023-06-15 | 株式会社クボタ | ブローバイガス還流装置付エンジン |
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