JP2011183833A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエット性能とドライ性能とを両立させる。
【解決手段】この空気入りタイヤは、トレッド部1にブロック4を密集配置してなるブロック群Gを備え、ブロック群Gにおいてブロック個数密度Dを0.003〜0.04個/mmの範囲内とし、ブロック群Gに属するブロック4において、該ブロック4の幅方向長さWを該ブロック4の周方向長さLに対して1.2倍以上4.0倍以下とし、ブロック4を区画する溝3の、タイヤ周方向に隣合うブロック4間に挟まれた溝部分3aの溝壁の少なくとも一方を、該溝部分3aの溝底に垂直mな面に対して、該溝部分3aの溝幅がトレッド踏面に向かうに連れて漸増する方向に、5度以上10度以下の範囲で傾斜させた空気入りタイヤである。
【選択図】図1

Description

この発明は、トレッド部に、溝によって区画されたブロックを多数備える空気入りタイヤに関し、より詳細には、ウエット性能とドライ性能との両立を図った空気入りタイヤに関するものである。
主として舗装路面を走行する車両には、ドライ路面では勿論、水膜で覆われたウエット路面のような低μ路でも優れた走行性能を発揮する空気入りタイヤの使用が求められるが、低μ路においては、リブパターンに比べてブロック系のパターンの方が性能に優れることが知られている。
一般に、低μ路での制動や駆動性能を高めるには、例えば特許文献1に開示されるように、ブロックを大きくしてブロックによる路面への接触面積を大きくするとともに、ブロック内に複数本のサイプを刻んでパターンエッジを多く形成することが良いとされている。
特開2002−192914号公報
しかしながら、このように複数本のサイプをブロックに形成すると、その分ブロック剛性が低下し、ドライ路面での性能が低下するという不具合がある。このため、ブロックパターンを採用しつつもウエット路面での性能(以下、「ウエット性能」と称する。)とドライ路面での性能(以下、「ドライ性能」と称する。)とを両立させることは困難であった。
それゆえこの発明は、上述した問題点を解決し、ブロック配列の適正化によってウエット性能とドライ性能とを両立させることが可能な空気入りタイヤを提供することを目的とする。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、溝によって区画され踏面形状が五角形以上の多角形であるブロックを複数備える空気入りタイヤであって、上記トレッド部に、上記ブロックがタイヤ周方向に間隔を置いて並べられたブロック列を二列以上設けるとともに、タイヤ幅方向で隣合う上記ブロック列に属する上記ブロックを、一方の上記ブロック列に属する上記ブロックのタイヤ周方向位置が、他方の上記ブロック列に属する、タイヤ周方向で隣合う上記ブロック同士の間に位置されるとともに、上記一方のブロック列に属する上記ブロックと上記他方のブロック列に属する上記ブロックとがタイヤ周方向視およびタイヤ幅方向視の双方において部分的に重なるよう千鳥状に配列することにより、上記ブロックが密集配置されたブロック群を形成し、上記ブロック群内の単位実接地面積当たりの上記ブロックの個数であるブロック個数密度を、0.003〜0.04(個/mm)の範囲内とし、上記ブロック群に属する上記ブロックにおいて、該ブロックの幅方向長さを該ブロックの周方向長さに対して1.2倍以上4.0倍以下とし、上記ブロックを区画する溝の、タイヤ周方向に隣合う上記ブロック間に挟まれた溝部分の溝壁の少なくとも一方を、該溝部分の溝底に垂直な面に対して、該溝部分の溝幅がトレッド踏面に向かうに連れて漸増する方向に、5度以上10度以下の範囲で傾斜させたことを特徴とするものである。なお、ここでいう「単位接地面積」は、空気入りタイヤをJATMAYEAR BOOKに規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、最大負荷能力を負荷したときのものである。使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
かかる空気入りタイヤにあっては、トレッド部にブロックが密集配置されたブロック群を形成し、ブロック群内の単位実接地面積当たりのブロックの個数であるブロック個数密度を、0.003〜0.04個/mmの範囲内としたことにより、ブロックの支え合いにより適度なブロック剛性が確保されブロックの接地性が向上するとともに、パターンエッジが増大し、優れたウエット性能が得られる。
また、ドライ路面およびウエット路面のいずれにおいても操縦安定性に支配的となるのはブロックのタイヤ幅方向のせん断剛性であるところ、ここではブロック群に属するブロックにおいて、ブロックの幅方向長さをブロックの周方向長さに対して1.2倍以上4.0倍以下としたことにより、各ブロックのタイヤ幅方向のせん断剛性を増大することができ、優れた操縦安定性を得ることができる。また、ブロックの幅方向長さを上記範囲内とすることで、例えばブロックに隣接してタイヤ周方向に延びる比較的太幅の周方向溝を設けた場合においても、ブロック自体の横方向への剛性が大きいことから、操縦安定性に対する影響が小さくなる。
また、ブロックを区画する溝の、タイヤ周方向に隣合うブロック間に挟まれた溝部分の溝壁の少なくとも一方を、該溝部分の溝底に垂直な面に対して、該溝部分の溝幅がトレッド踏面に向かうに連れて漸増する方向に、5度以上10度以下の範囲で傾斜させたことにより、ブロックのタイヤ周方向のせん断剛性を高めることができて、良好なトラクション性能を得ることができる。これは、特に、ブロックの幅方向長さを周方向長さに対して4.0倍近くに設定した場合に有利となる。
したがって、この発明の空気入りタイヤによれば、ブロック配列を適正化することにより、ウエット性能とドライ性能との両立を図ることができる。
なお、この発明の空気入りタイヤにあっては、上記ブロックを区画する溝の、タイヤ周方向に隣合う上記ブロック間に挟まれた溝部分の溝幅を、上記ブロックを区画する溝の、千鳥関係にある上記ブロック間に挟まれた溝部分の溝幅よりも大とすることが好ましい。
また、この発明の空気入りタイヤにあっては、上記ブロックの踏面形状を八角形とすることが好ましい。
この発明によれば、ウエット性能とドライ性能とを両立させることが可能な空気入りタイヤを提供することが可能となる。
(a)はこの発明にしたがう実施の形態の空気入りタイヤ(実施例1、2のタイヤ)のトレッドパターンの展開図であり、(b)は図1(a)中のA−A線、B−B線に沿う断面図、(c)は図1(a)中のC−C線に沿う断面図、(d)は図1(a)中のD−D線に沿う断面図である。 (a)はこの発明の比較例としての空気入りタイヤ(比較例1のタイヤ)のトレッドパターンの展開図であり、(b)は図2(a)中のE−E線、F−F線に沿う断面図、(c)は図2(a)中のG−G線に沿う断面図、(d)は図2(a)中のH−H線に沿う断面図である。 従来技術にしたがう空気入りタイヤ(従来例1のタイヤ)のトレッドパターンの展開図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、この発明による空気入りタイヤのトレッドパターンの展開図である。図中、Eはタイヤ赤道面を示し、TEはトレッド接地端を示している。
空気入りタイヤは、図示を省略したが、慣例に従い一対のビード部および一対のサイドウォール部と、トレッド部とを有し、これら各部を、各ビード部に埋設したビードコア相互間に亘り補強するカーカスを有する。カーカスはラジアルプライ、バイアスプライのいずれでも良い。ラジアルプライの場合は、カーカス外周でトレッド部を補強するベルトを備える。
図1において、トレッド部1には、溝3によって区画されたブロック4が多数設けられている。ブロック4は、その踏面形状が八角形であるが、これに限らず五角形や六角形などの多角形や円形としても良く、八角形とすることが好ましい。八角形とすることで、タイヤ幅方向に延びるエッジを確実に配置できるとともに、後述のようにブロック4を千鳥状にかつ密に配置しやすくなる。なお、必要に応じて、トレッド部1に、タイヤ周方向に延びる一本または複数本の周方向溝を設けても良い。
各ブロック4は、タイヤ周方向に間隔を置いて並べられており、それによりトレッド部1に複数列、図示例では八列のブロック列5が形成されている。ここに、タイヤ幅方向で隣合うブロック列5に属するブロック4は、一方のブロック列5に属するブロック4のタイヤ周方向位置が、他方のブロック列5に属する、タイヤ周方向で隣合うブロック4同士の間に位置されるとともに、一方のブロック列5に属するブロック4と他方のブロック列5に属するブロック4とがタイヤ周方向視およびタイヤ幅方向視の双方において部分的に重なるよう千鳥状に配列されて、これにより、トレッド部1に、ブロック4が密集配置されてなるブロック群Gが形成されている。
ブロック4を区画する溝3は、タイヤ周方向に隣合うブロック3間に挟まれた溝部分(以下、「太溝部分」と称する。)3aと、千鳥関係にあるブロック3間に挟まれた溝部分(以下、「細溝部分」と称する。)3bと、を有する。太溝部分3aの溝幅は、細溝部分3bの溝幅よりも大である。細溝部分3bは、タイヤ接地状態、すなわち、空気入りタイヤをJATMAYEAR BOOKに規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、最大負荷能力を負荷した状態にて、接地面内で閉塞する程度の溝幅に設定されている。太溝部分3aは、上記タイヤ接地状態にて、接地面内で閉塞しない程度の溝幅に設定されている。したがって、細溝部分3bは、タイヤ転動時に該細溝部分3bに隣接するブロック3の壁面間を接触させてブロック4の剛性を高める機能を有し、一方、太溝部分3aは、ウエット路面走行時に、路面上の水を吸収および排出する機能を有する。
ブロック群G内の単位実接地面積当たりのブロック4の個数であるブロック個数密度Dは、0.003〜0.04個/mmの範囲内にあり、当該ブロック個数密度Dは、ブロック群Gの幅をW(mm)、ブロック群G内の任意のブロック列5におけるブロック4の基準ピッチ長さをPL(mm)、該ブロック群Gの幅Wと該基準ピッチ長さPLとで仮想的に区画される基準区域Z(点線で囲まれた区域)内に存在するブロック4の個数をa(個)、該基準区域Z内のネガティブ率をN(%)としたとき、
Figure 2011183833
から算出することができる。ただし、各ブロック群Gの幅Wは、ブロック群Gをタイヤ幅方向に沿って計測した距離であり、ブロック個数密度Dは、各ブロック群Gの実接地面積(溝分を除いた面積)の単位面積当りに何個のブロック4が存在するかということを密度として表現したものである。ちなみに、例えば通常のスタッドレスタイヤの場合には、この密度Dは概ね0.002以下となる。なお、基準区域Z内のブロック4の個数aをカウントするに際して、ブロック4が基準区域Zの内外に跨って存在し、一個として数えることができない場合は、基準区域Zを跨るブロック4の表面積に対する、基準区域内に残った同ブロック4の残存面積の比率を用いて数えることとする。例えば、基準区域Zの内外に跨り、基準区域Z内にその半分しか存在しないブロック4の場合は、1/2個と数えることができる。
各ブロック群Gにおけるブロック個数密度Dが0.003個/mm未満の場合は、ブロック4が大きくなる結果、パターンエッジが不足するおそれがあり、一方、ブロック個数密度Dが0.04個/mmを超えるとブロック4が小さくなりすぎ、その結果ブロック剛性が低下して接地性が悪化し、制動性能が低下するおそれがある。また、ブロック個数密度Dを、0.0035〜0.03個/mmの範囲内とすれば、ブロック剛性の確保とパターンエッジの増大との両立をより高い次元で達成することができる。
また、ブロック群G内でのネガティブ率Nは5%〜50%とすることが好ましい。ブロック群G内でのネガティブ率Nが5%未満の場合は、溝容積が小さくなりすぎ排水性が不充分となるとなる他、ブロック4が大きくなりすぎてパターンエッジの増大を図ることができず、一方、50%を超えると接地面積が小さくなりすぎて、ブロック剛性が低下する。
ここに、ブロック群Gに属するブロック4において、該ブロック4の幅方向長さWは、該ブロック4の周方向長さLに対して1.2倍以上4.0倍以下にある。「ブロックの幅方向長さ」とは、ブロック4をタイヤ幅方向に沿って測定した直線距離(最大値)であり、「ブロックの周方向長さ」とは、ブロック4をタイヤ周方向に沿って測定した直線距離(最大値)である。
また、図1(d)に示すように、ブロック4を区画する溝3の、太溝部分3aの溝壁の少なくとも一方、ここでは両溝壁は、太溝部分3aの溝底に垂直な面mに対して、該太溝部分3aの溝幅がトレッド踏面に向かうに連れて漸増する方向に、5度以上10度以下の範囲(最大値)で傾斜している。すなわち、5度≦θ≦10度の関係を満たす。
以下、この発明による効果を説明する。トレッド部1にブロック4が密集配置されたブロック群Gを形成し、ブロック群G内の単位実接地面積当たりのブロック4の個数であるブロック個数密度Dを、0.003〜0.04個/mmの範囲内とした空気入りタイヤでは、ブロック4の支え合いにより適度なブロック剛性が確保されブロック4の接地性が向上し、またブロック4が小型化されるとともに充分に密に配置される結果、ブロック剛性を確保しつつもパターンエッジ(全ブロック4の総エッジ長さ)を著しく増大させることができる。よって、ウエット性能を顕著に向上させることができる。
また、ドライ路面およびウエット路面のいずれにおいても操縦安定性に支配的となるのはブロック4のタイヤ幅方向のせん断剛性であるところ、ここではブロック群Gに属するブロック4において、ブロック4の幅方向長さWをブロック4の周方向長さLに対して1.2倍以上4.0倍以下としたことにより、各ブロック4のタイヤ幅方向のせん断剛性を増大することができ、優れた操縦安定性を得ることができる。また、ブロック4の幅方向長さWを上記範囲内とすることで、例えばブロック4に隣接してタイヤ周方向に延びる比較的太幅の周方向溝(図示省略)を設けた場合においても、ブロック4自体の横方向への剛性が大きいことから、操縦安定性に対する影響が小さくなる。
また、ブロックを区画する溝3の、タイヤ周方向に隣合うブロック4間に挟まれた太溝部分3aの溝壁の少なくとも一方を、該太溝部分3aの溝底に垂直な面mに対して、該太溝部分3aの溝幅がトレッド踏面に向かうに連れて漸増する方向に、5度以上10度以下の範囲で傾斜させたことにより、ブロック4のタイヤ周方向のせん断剛性を高めることができて、良好なトラクション性能を得ることができる。これは、特に、ブロック4の幅方向長さWを周方向長さLに対して4.0倍近くに設定した場合に有利となる。
したがって、この空気入りタイヤによれば、ブロック配列を適正化することにより、ウエット性能とドライ性能との両立を図ることができる。
ところで、ブロック群Gに属するブロック4において、該ブロック4の幅方向長さWは、該ブロックの周方向長さLに対して1.2倍以上4.0倍以下とすることで充分なタイヤ幅方向のせん断剛性が得られるが、当該値が1.2倍未満であると、ブロック4のタイヤ幅方向のせん断剛性が低下し、操縦安定性が充分でなくなるおそれがある。一方、当該値が4.0倍を超えると、上述のブロック個数密度Dを固定して考えた場合に、ブロック4のタイヤ周方向のせん断剛性が低下し、トラクション性能や微小舵角での応答性が低下する。ここでブロック個数密度Dを固定して考えている理由は、ブロック個数密度Dが小さくなると本発明の効果の一つであるブロック4の密集配置によるウエット性能の向上等が損なわれるためであり、またブロック個数密度Dを大きくすることはブロック4そのものが小さくなることであり、操縦安定性等を悪化させるおそれがあるからである。
また、ブロック4を区画する溝3の、太溝部分3aの溝壁を5度以上10度以下の範囲で傾斜させることで、ブロック4のタイヤ周方向のせん断剛性を高めることができて、良好なトラクション性能およびブレーキ性能を得ることができるが、当該値が5度未満であると、ブロック4のタイヤ周方向のせん断剛性を充分高めることができず、一方、当該値が10度を超えると、各ブロック4の踏面の接地面積が減少しウエット性能が低下するおそれがある。
この発明の効果を確かめるために、この発明の範囲に含まれる空気入りタイヤ(実施例1、2のタイヤ)と、この発明の範囲外である比較としての空気入りタイヤ(比較例1〜3のタイヤ)と、従来技術にしたがう空気入りタイヤ(従来例1のタイヤ)を用意し、それぞれについて、ウエット性能およびドライ性能を評価した。各タイヤは、乗用車用ラジアルプライタイヤで、タイヤサイズが205/55R16である。
実施例1、2のタイヤ、比較例1〜3のタイヤおよび従来例1のタイヤの詳細を図面番号も併せて表1に示す。なお、実施例1、2のタイヤ、比較例1〜3のタイヤおよび従来例1のタイヤはいずれも、トレッド全体のネガティブ率が同等であり、従来例1のタイヤでは矩形の各ブロック4にサイプ6が三本形成されている。
Figure 2011183833
表1に示す各タイヤを供試タイヤとして、実車による操縦安定性能の試験を実施した。試験では、リムサイズを6.5×16とし、内圧を230kPa(相対圧)とし、各供試タイヤを実車に装着し、プロのドライバーによるドライ路面およびウエット路面のテストコース走行により実施した。車両には、前輪駆動のセダンタイプのものを使用した。評価結果を表2に示す。なお、表2中の結果は、操縦安定性能を10点満点で評価したものであり、点数が高い方が性能が良いことを示している。
Figure 2011183833
表2が示す結果から、実施例1、2のタイヤは従来例1のタイヤおよび比較例1〜3のタイヤ対比で、ウエット性能およびドライ性能が向上していること分かる。
かくしてこの発明の適用により、ブロック配列の適正化によってウエット性能とドライ性能とを両立させることが可能となった。
1 トレッド部
3 溝
3a 太溝部分
3b 細溝部分
4 ブロック
5 ブロック列

Claims (3)

  1. トレッド部に、溝によって区画され踏面形状が五角形以上の多角形であるブロックを複数備える空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部に、前記ブロックがタイヤ周方向に間隔を置いて並べられたブロック列を二列以上設けるとともに、タイヤ幅方向で隣合う前記ブロック列に属する前記ブロックを、一方の前記ブロック列に属する前記ブロックのタイヤ周方向位置が、他方の前記ブロック列に属する、タイヤ周方向で隣合う前記ブロック同士の間に位置されるとともに、前記一方のブロック列に属する前記ブロックと前記他方のブロック列に属する前記ブロックとがタイヤ周方向視およびタイヤ幅方向視の双方において部分的に重なるよう千鳥状に配列することにより、前記ブロックが密集配置されたブロック群を形成し、
    前記ブロック群内の単位実接地面積当たりの前記ブロックの個数であるブロック個数密度を、0.003〜0.04(個/mm)の範囲内とし、
    前記ブロック群に属する前記ブロックにおいて、該ブロックの幅方向長さを該ブロックの周方向長さに対して1.2倍以上4.0倍以下とし、
    前記ブロックを区画する溝の、タイヤ周方向に隣合う前記ブロック間に挟まれた溝部分の溝壁の少なくとも一方を、該溝部分の溝底に垂直な面に対して、該溝部分の溝幅がトレッド踏面に向かうに連れて漸増する方向に、5度以上10度以下の範囲で傾斜させたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ブロックを区画する溝の、タイヤ周方向に隣合う前記ブロック間に挟まれた溝部分の溝幅を、前記ブロックを区画する溝の、千鳥関係にある前記ブロック間に挟まれた溝部分の溝幅よりも大とした、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ブロックの踏面形状を八角形とした、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
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