JP2011182212A - 通信制御装置および通信品質測定方法 - Google Patents

通信制御装置および通信品質測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】宅内機器のユニキャスト/マルチキャスト映像配信における配信品質を測定する通信制御装置を提供する。
【解決手段】第1のネットワークと第2のネットワークとを接続する通信制御装置であって、第1のネットワークは、複数のコンテンツのデータパケットを配信する配信サーバが接続され、第2のネットワークは、配信サーバからデータパケットを取得する複数の計算機が接続され、通信制御装置は、計算機が配信サーバに送信する制御情報を取得し、取得された制御情報から、計算機特定情報と、データパケット特定情報とを抽出し、抽出された計算機特定情報および抽出されたデータパケット特定情報に基づいて、特定された計算機に送信される測定対象のデータパケットの配信品質を測定することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信制御装置および通信制御方法に関し、特に、RTP(Real−time Transport Protocol)を用いたユニキャストまたはマルチキャストによる映像コンテンツ配信において、パケットロス等の映像配信品質を測定する通信制御装置および通信制御方法に関する。
ブロードバンドネットワークの普及によって、PC、ネットワーク接続TV(IPTV)、およびSTB(Set Top Box)等をクライアント端末とした、ネットワークを介した映像コンテンツ配信サービスが拡大している。
映像コンテンツ配信サービスにおける映像コンテンツの配信方式としては、映像コンテンツ配信サーバがクライアント端末の要求に応じて1対1で配信を行うユニキャスト配信と、映像コンテンツ配信サーバが同時に多数のクライアント端末に対して配信を行うマルチキャスト配信とがある。
ユニキャスト配信またはマルチキャスト配信では、映像コンテンツ配信サーバは映像のビットレートに合わせて映像データをネットワークに送出する必要があるため、一般的にRTP(Real−time Transport Protocol)が用いられる。
RTPはその名の通り、映像コンテンツ配信に必要なリアルタイム処理に優れたネットワークプロトコルであるが、通常UDP(User Datagram Protocol)上で実現されるため、映像コンテンツ配信サーバは、自身が送出した映像データのクライアント端末への到達確認を行うことができない。
従って、クライアント端末が受信した映像データの配信品質を測定し、映像コンテンツ配信サーバ等へと通知するRTCP RR(RTP Control Protocol Receiver Report)のような通信プロトコルが規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、特許文献1においては、インターネットなどの外部IPネットワークと、LANなどの内部IPネットワークとの接続点にゲートウエイを設置し、ゲートウエイを通過するデータパケットの送信レートが、それに先立つ呼制御パケットで通知されたデータの種類から見て不相応に高くなっていないかどうかを常時監視し、送信レートが規定値を超えた場合は皇族のパケットを破棄し、または、破棄せずにLAN内に中継するパケットについては、当該パケット内のアナログデータを人間の試聴に影響がない程度の雑音パターンで破壊することによって、なりすまし、DoS攻撃や不正なプログラムの送り込みなどを阻止する方法が開示されている。
特開2005−223453号公報
RFC 3550「RTP:A Transport Protocol for Real−time Applications」、IETF、2003年、P42
前述した非特許文献1に記載される方法には次のような問題がある。
RTCP RRを用いたクライアント端末における映像データの配信品質測定では、ユーザ宅内のクライアント端末にてパケットロス等の配信品質を測定するため、測定される配信品質がユーザ宅内のネットワーク構成の影響を受ける。例えば、ユーザ宅内の映像データ伝送路として低速な無線LANを経由する場合、無線LAN通過時のパケットロスも配信品質の測定データとして記録される。
近年、NGN(Next Generation Network)のような高品質な通信が可能なネットワークが登場しているが、NGNを提供する通信キャリアが通信品質を制御可能なのは当然ながらNGNを通過するデータパケットのみである。
NGNを介した映像データの配信品質を測定しようとした場合に、従来のRTCP RRでは上記のようにユーザ宅内の通信品質も含めた配信品質が測定されてしまうため、ユーザに対する通信キャリアの責任分界点であるNGNの出口、すなわちユーザ宅の入口までの配信品質を測定することができず、例えば、映像コンテンツ配信サービスの利用ユーザからのクレーム対応に対して有効な配信品質測定データとして活用が難しいという問題がある。
また、特許文献1は、RTPを用いたなりすまし、DoS攻撃、または不正なプログラムの送り込みといったWANからユーザ宅内LANへの不正データの受信を阻止するため、WANからユーザ宅内LANへ送信された制御情報を用いて、WANから送信されるデータパケットの受信状況を調査している。従って、宅内LANから送信される制御情報を用いてWANから受信した受信データパケットの受信状況を調べる必要性がないものである。
しかし、本発明は、マルチキャスト配信やユニキャスト配信などの映像コンテンツ配信を受信可能な通信制御装置において、宅内LANに至るまでの間のWANの通信環境を調べようとするものであり、通信制御装置は、宅内機器から、映像コンテンツ放送を受信するための接続先を特定する情報(接続要求)を得なければ、通信制御装置は調べるべきデータパケットを特定できない。
本発明の目的は、ユーザ宅内ネットワークと外部ネットワークとの間に設置される通信制御装置において、ユニキャスト配信またはマルチキャスト配信によって配信される映像データパケットの配信品質を測定することによって、通信キャリアの責任分界点であるユーザ宅内ネットワークの入口までの配信品質の測定を実現する通信制御装置を提供することにある。
本発明の代表的な一例を示せば、以下の通りである。すなわち、第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサに接続される第1のメモリと、前記第1のプロセッサに接続される第1のネットワークインタフェースとを備え、第1のネットワークと第2のネットワークとを接続する通信制御装置であって、前記第1のネットワークは、第2のプロセッサと、前記第2のプロセッサに接続される第2のメモリと、前記第2のプロセッサに接続される第2のネットワークインタフェースとを備え、複数のコンテンツのデータパケットを配信する配信サーバが接続され、前記第2のネットワークは、第3のプロセッサと、前記第3のプロセッサに接続される第3のメモリと、前記第3のプロセッサに接続される第3のネットワークインタフェースとを備え、前記配信サーバから前記データパケットを取得する複数の計算機が接続され、前記通信制御装置は、前記計算機が前記配信サーバから前記データパケットを取得するために前記配信サーバに送信する制御情報を取得し、前記取得された制御情報から、前記送信されるデータパケットの配信品質を測定する対象である前記計算機を特定するための計算機特定情報と、前記特定された計算機に送信される測定対象の前記データパケットを特定するためのデータパケット特定情報と、を抽出し、前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたデータパケット特定情報に基づいて、前記特定された計算機に送信される測定対象のデータパケットの配信品質を測定することを特徴とする。
本発明によれば、第1のネットワークと第2のネットワークとの間に接続される通信制御装置が、ユニキャストまたはマルチキャストを用いたコンテンツ配信サービスのパケットロス、パケット遅延、パケットゆらぎといった配信品質の測定を実施することができる。これによって、通信キャリアの責任分界点である第1のネットワークから通信制御装置までの配信品質の測定を実現することができる。
本発明の実施形態におけるネットワーク構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態の通信制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態の制御情報テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態の通信制御装置が実行する配信品質の測定処理の概要を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質の測定処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態のユニキャスト配信における配信品質の測定処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態のポートフォワード情報テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態のユニキャスト配信における配信品質の測定処理の詳細を説明するシーケンス図である。 本発明の実施形態の通信制御装置が実行する配信品質の測定処理詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の品質測定情報テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態のRTPパケットの振り分け処理の詳細を説明するフローチャートである。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるネットワーク構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態におけるネットワークは、映像配信サーバ102、通信制御装置105、および映像受信表示装置107、108から構成される。
映像配信サーバ102と通信制御装置105とはNGN(Next Generation Network)等のネットワーク101を介して接続され、所定の手順に従って情報のやり取りを行うことができる。なお、ネットワーク101は、一以上の基幹ルータ(図示省略)が含まれる。
通信制御装置105と、映像受信表示装置107と、映像受信表示装置108とはユーザ宅内104に設置されるユーザ宅内ネットワーク106を介して互いに接続され、所定の手順に従って情報のやり取りを行うことができる。
通信制御装置105は、ネットワーク101とユーザ宅内ネットワーク106との両方のネットワークを接続しており、ユーザ宅内104に設置された機器とネットワーク101に接続された機器との間で情報のやり取りをするためのゲートウエイとしての機能を備える。通信制御装置105の詳細については、図2を用いて後述する。
映像受信表示装置107および映像受信表示装置108は、ネットワーク対応テレビ、パソコン、セットトップボックス等であり、CPU(図示省略)、メインメモリ(図示省略)、不揮発性記憶装置(図示省略)、入力装置(図示省略)、表示装置(図示省略)、およびネットワークI/F(図示省略)等を備える。
映像配信サーバ102は、少なくとも1台以上の計算機から構成される。映像配信サーバ102を構成する計算機は、CPU(図示省略)、メインメモリ(図示省略)、不揮発性記憶装置(図示省略)、入力装置(図示省略)、表示装置(図示省略)、およびネットワークI/F(図示省略)等を備える。不揮発性記憶装置には、メインメモリに読み出され、CPUによって実行されるプログラムとして、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、IGMP(Internet Group Management Protocol)、およびRTP(Real−time Transport Protocol)等の映像コンテンツ配信用のプロトコルが格納される。
本実施形態では、通信制御装置105が、映像受信表示装置107、108が受信する映像データパケットのネットワーク101における配信品質を測定するため、通信制御装置105は、ユーザ宅内ネットワーク106とネットワーク101との間で送受信される全てのパケットの中から配信品質を測定する映像データパケットのみを適切に選択して解析する必要がある。
また、通信制御装置105は、映像受信表示装置107、108等のユーザ宅内104の複数の機器の通信品質を測定するために、配信品質の測定対象である映像データパケットとユーザ宅内104の映像受信表示装置107、108を特定する情報と結びつけて管理する必要がある。
前述した課題を解決するため、本実施形態の通信制御装置105は、映像受信表示装置107、108へ送信される映像データパケットの配信品質を測定するために、映像受信表示装置107、108が送信するユニキャスト配信またはマルチキャスト配信による映像配信の制御情報を取得する。
さらに、通信制御装置105は、取得された制御情報を解析して、映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)、映像配信の開始要求に関する情報(C)、および、映像配信の完了要求に関する情報(D)を抽出し、測定対象の映像受信表示装置について、映像配信の開始から完了までの期間における配信品質を測定する。
以下の説明において、映像受信表示装置107、108が送信する制御情報を、単に、制御情報と記載する。
図2は、本発明の実施形態の通信制御装置105のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
通信制御装置105は、CPU201、メインメモリ202、EPROM203、第1のネットワークI/F204、第2のネットワークI/F205、および不揮発性記憶装置206を備え、これらの構成はバス207を介して互いに接続され、所定の手順に従って情報のやり取りを行うことができる。
CPU201は、メインメモリ202に読み出された各種プログラムを実行する。
メインメモリ202は、CPU201によって実行される各種プログラムおよび当該プログラムを実行するために必要な情報を格納する。本実施形態のメインメモリ202には、制御情報テーブル800(図3参照)および品質測定情報テーブル900(図13参照)を格納する。なお、制御情報テーブル800(図3参照)および品質測定情報テーブル900(図13参照)は、メインメモリ202以外の記憶媒体、例えば、不揮発性記憶装置206に格納されていてもよい。
EPROM203は、ブートプログラムを格納する。
不揮発性記憶装置206は、メインメモリ202に読み出される各種プログラムを格納する。不揮発性記憶装置206は、フラッシュメモリまたはHDD(ハードディスクドライブ)によって実現することができる。
第1のネットワークI/F204は、ユーザ宅内ネットワーク106と接続され、ユーザ宅内ネットワーク106に接続される機器との間で情報のやり取りを行う。第1のネットワークI/F204は、ネットワークカード等によって実現することができる。
第2のネットワークI/F205は、ネットワーク101と接続され、ネットワーク101と接続される機器との間で情報のやり取りを行う。第2のネットワークI/F205は、ネットワークカード等によって実現することができる。
本実施形態の通信制御装置105は、電源等が投入されることによって起動を開始すると、EPROM203に格納されたブートプログラムが実行されることによって不揮発性記憶装置206から各種プログラムがメインメモリ202に読み出される。CPU201はメインメモリ202に読み出された各種プログラムを実行することによって、第1のネットワークI/F204または第2のネットワークI/F205への情報の送受信を行う。
不揮発性記憶装置206からメインメモリ202に読み出され、CPU201によって実行される各種プログラムにはRTSP(Real Time Streaming Protocol)、IGMP(Internet Group Management Protocol)、およびRTP(Real−time Transport Protocol)等の映像コンテンツ配信用のプロトコルが含まれる。
図3は、本発明の実施形態の制御情報テーブル800の一例を示す説明図である。
制御情報テーブル800は、ユニキャストまたはマルチキャストにおける制御情報を格納するテーブルである。通信制御装置105は、制御情報テーブル800に基づいて、当該通信制御装置105を通過する映像データパケットをフィルタリングし、品質測定の対象である映像データパケットを取得できる。
制御情報テーブル800は、映像受信表示装置特定情報801および映像データパケット特定情報802を含む。
映像受信表示装置特定情報801は、映像受信表示装置107、108を特定するための情報(A)を格納する。映像データパケット特定情報802は、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を格納する。
図3に示す例では、エントリ803には、通信プロトコルがIPv4のマルチキャストの映像データパケットに関する情報が格納される。具体的には、映像受信表示装置特定情報801として映像受信表示装置のIPアドレス「192.168.1.101」が格納され、映像データパケット特定情報802としてマルチキャストアドレス「224.10.10.10」および映像配信サーバ102のIPアドレス「133.144.1.1」が格納される。
また、エントリ804には、通信プロトコルがIPv6のユニキャスト映像配信の映像データパケットに関する情報が格納される。具体的には、映像受信表示装置特定情報801として映像受信表示装置のIPアドレス「2001::1a8:203」および映像受信表示装置107、108と映像配信サーバ102との間に確立されたセッションのSession−ID「12345」が格納され、映像データパケット特定情報802として映像受信表示装置のIPアドレス「2001::1a8:203」、映像配信サーバ102のIPアドレス「2003::a:1」および映像受信表示装置のポート番号「12346」が格納される。
図4は、本発明の実施形態の通信制御装置105が実行する配信品質の測定処理の概要を説明するフローチャートである。
通信制御装置105は、映像受信表示装置107、108から映像配信の制御情報を取得する(ステップ701)。
通信制御装置105は、取得された制御情報が映像配信の開始要求に関する情報(C)であるか否かを判定する(ステップ702)。
取得された制御情報が映像配信の開始要求に関する情報(C)であると判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報から、映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)および配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を抽出する(ステップ703)。
通信制御装置105は、制御情報から抽出された、映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)および配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を制御情報テーブル800に格納する(ステップ704)。
通信制御装置105は、配信品質の測定開始に関する処理を実行し(ステップ705)、処理を終了する。具体的には、パケットロス、パケット遅延、パケットゆらぎといった配信品質情報を算出し、品質測定情報テーブル900に算出された結果を格納する。
なお、本実施形態で実行される配信品質の測定処理についての詳細は、図12を用いて後述する。
ステップ702において、取得された制御情報が映像配信の開始要求に関する情報(C)でないと判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報が映像配信の完了要求に関する情報(D)であるか否かを判定する(ステップ706)。
取得された制御情報が映像配信の完了要求に関する情報(D)でないと判定された場合、通信制御装置105は、処理を終了する。
取得された制御情報が映像配信の完了要求に関する情報(D)であると判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報から、映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)および配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を抽出する(ステップ706)。
通信制御装置105は、抽出された映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)および配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)に基づいて制御情報テーブル800を参照し、前述の情報(A)および(B)と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除する(ステップ708)。
通信制御装置105は、配信品質の測定完了に関する処理を実行し(ステップ709)、処理を終了する。
図4に示す処理は本実施形態の基本的な処理の概要であり、映像配信の方式および通信プロトコルによって、各ステップの処理内容が異なる。具体的には、映像配信の方式としては、ユニキャスト配信またはマルチキャスト配信があり、通信プロトコルとしては、IPv4またはIPv6がある。
以下、各場合にわけて説明する。
まず、映像配信の方式がマルチキャスト配信の場合について説明する。
図5は、本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質の測定処理の詳細を説明するフローチャートである。
通信制御装置105は、映像受信表示装置107、108からマルチキャスト配信の制御情報を取得する(ステップ601)。
通信プロトコルがIPv4である場合、通信制御装置105は、IPv4におけるマルチキャストアドレス宛に送信されるパケットをフィルタリングすることによってマルチキャスト配信の制御情報を取得できる。
ここで、IPv4におけるマルチキャストアドレスは「224.0.0.0〜239.255.255.255」の範囲のIPアドレスである。例えば、通信制御装置105上で稼働するOS(Operating System)がLinux(登録商標、以下同じ)である場合、IPフィルタの機能を用いて前述のIPアドレス宛のパケットをOSが取得することができる。
通信プロトコルがIPv6である場合、通信制御装置105は、IGMP Report Address「ff02::16」宛のパケットをフィルタリングすることによってマルチキャスト配信の制御情報を取得できる。
通信制御装置105は、取得されたマルチキャスト配信の制御情報がマルチキャストアドレスへのJOINメッセージ(E)であるか否かを判定する(ステップ602)。
ここで、マルチキャストアドレスへのJOINメッセージは、マルチキャストアドレス宛に送信される映像データの受信を希望する旨のメッセージである。
マルチキャスト配信において、映像配信の開始要求は、マルチキャストアドレスへのJOINメッセージが用いられる。したがって、マルチキャスト配信では、マルチキャストアドレスへのJOINメッセージ(E)が映像配信の開始要求に関する情報(C)に対応する。
取得されたマルチキャスト配信の制御情報がマルチキャストアドレスへのJOINメッセージ(E)であると判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報から映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を抽出する(ステップ603)。
映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)として取得される情報は、通信プロトコルのバージョンまたはマルチキャスト制御プロトコルによらず、映像受信表示装置107、108のIPアドレスである。
ここで、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)として取得される情報について説明する。
配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)として取得される情報は、通信プロトコルのバージョンおよび制御情報を送信する映像受信表示装置107、108が実装するマルチキャスト制御プロトコルのバージョンによって異なる。
通信プロトコルがIPv4である場合、マルチキャスト制御プロトコルにはIGMP(IPv4)が用いられる。
映像受信表示装置107、108がIGMPv3を実装している場合、通信制御装置105は、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)として、マルチキャストアドレスおよび映像配信サーバ102のIPアドレスを取得できる。
映像受信表示装置107、108がIGMPv2を実装している場合、通信制御装置105は、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)として、マルチキャストアドレスのみを取得できる。
通信プロトコルがIPv6の場合、マルチキャスト制御プロトコルにはMLDが用いられる。
映像受信表示装置107、108がMLDv2(IGMPv3に相当する)を実装している場合、通信制御装置105は、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)として、マルチキャストアドレスおよび映像配信サーバ102のIPアドレスを取得できる。
映像受信表示装置107、108がMLDv1(IGMPv2に相当する)を実装している場合、通信制御装置105は、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)として、マルチキャストアドレスのみを取得できる。
通信制御装置105は、ステップ603において取得される情報に基づいて、測定対象の映像コンテンツの映像データパケットを取得することができる。ただし、映像品質測定を実行するためには、測定対象である映像コンテンツの映像データパケットを各映像受信表示装置107、108毎に特定する情報が必要である。具体的には、マルチキャスト配信の場合、マルチキャストアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレス、および、映像受信表示装置107、108のポートが必要となる。
したがって、ステップ603において取得できない情報がある場合に配信品質測定を実行する場合には、映像データパケットを処理対象ごとに振り分ける必要がある。例えば、映像受信表示装置107、108がMLDv2を用いるマルチキャスト配信の場合、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)に含まれない映像受信表示装置107、108のポート別に、映像データパケットが振り分けられ配信品質が測定される。
なお、配信品質測定時に映像データパケットを振り分ける方法について、図14を用いて後述する。
図5の説明に戻る。
通信制御装置105は、制御情報から抽出された、映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を制御情報テーブル800に格納する(ステップ604)。
通信制御装置105は、制御情報テーブル800を参照して、JOINメッセージを送信したマルチキャストアドレスが既にJOIN済みであるか否かを判定する(ステップ605)。すなわち、参加を希望したマルチキャストアドレスに他の受信表示装置が既に参加しているか否かが判定される。
当該判定は、制御情報テーブル800の映像データパケット特定情報802に、ステップ602において取得された配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)と同一となるエントリが存在するか否かで判定される。
参加を希望したマルチキャストアドレスがJOIN済みでないと判定された場合、通信制御装置105は、受信を希望するマルチキャストアドレスにJOINするための処理を実行する(ステップ606)。
通信制御装置105は、制御情報テーブル800を参照して、測定対象であるデータパケットをフィルタリングし、フィルタリングすることによって取得された測定対象であるデータパケットの配信品質の測定を開始し(ステップ607)、処理を終了する。
ステップ605において、参加を希望したマルチキャストアドレスが既にJOIN済みであると判定された場合、通信制御装置105は、処理を終了する。
例えば、映像受信表示装置107がJOIN済みの任意のマルチキャストアドレスに、映像受信表示装置108がJOINしようとした場合、既にユーザ宅内ネットワーク106に接続される機器は該当マルチキャストアドレスにJOIN済みであり、配信品質測定も既に開始されているためである。
なお、ステップ605〜ステップ607の処理は、図4のステップ705の処理に対応する。
ステップ602において、取得されたマルチキャスト配信の制御情報がマルチキャストアドレスへのJOINメッセージ(E)でないと判定された場合、通信制御装置105は、取得されたマルチキャスト配信の制御情報がマルチキャストアドレスからのLEAVEメッセージ(F)であるか否かを判定する(ステップ608)。
ここで、マルチキャストアドレスからのLEAVEメッセージは、マルチキャストアドレス宛に送信される映像データの受信を終了する旨のメッセージである。
取得されたマルチキャスト配信の制御情報がマルチキャストアドレスからのLEAVEメッセージ(F)でないと判定された場合、通信制御装置105は、処理を終了する。
取得されたマルチキャスト配信の制御情報がマルチキャストアドレスからのLEAVEメッセージ(F)であると判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報から映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を抽出する(ステップ609)。各情報を取得する方法は、S603と同一の方法が用いられる。
マルチキャスト配信において、映像配信の完了要求は、マルチキャストアドレスへのLEAVEメッセージ(F)が用いられる。したがって、マルチキャスト配信では、マルチキャストアドレスへのLEAVEメッセージ(F)が映像配信の完了要求に関する情報(D)に対応する。
通信制御装置105は、抽出された映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)および、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)に基づいて制御情報テーブル800を参照し、前述の情報(A)および(B)と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除する(ステップ610)。
通信制御装置105は、LEAVEメッセージが送信されたマルチキャストアドレスについて、全ての機器がLEAVE済みであるか否かを判定する(ステップ611)。
当該判定は、制御情報テーブル800の映像データパケット特定情報802に、ステップ602において取得された配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)と同一となるエントリが存在するか否かで判定される。
映像データパケット特定情報802に格納される情報が、ステップ602において取得された配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)と同一となるエントリが少なくとも一つの存在する場合には、全ての機器がLEAVE済みでないと判定される。
LEAVEメッセージが送信されたマルチキャストアドレスについて、全ての機器がLEAVE済みであると判定された場合、通信制御装置105は、当該マルチキャストアドレスからLEAVEするための処理が実行される(ステップ612)。
通信制御装置105は、処理対象となる映像データパケットに関する配信品質の測定を完了し(ステップ613)、処理を終了する。
LEAVEメッセージが送信されたマルチキャストアドレスについて、全ての機器がLEAVE済みでないと判定された場合、通信制御装置105は、処理を終了する。
例えば、映像受信表示装置107および映像受信表示装置108が同一のマルチキャストアドレスにJOINしている場合に、通信制御装置105が映像受信表示装置107からLEAVEメッセージを受信した場合、映像受信表示装置108は当該マルチキャストアドレスにJOINしており、映像配信サーバ102から送信される映像データパケットを受信している。したがって、当該マルチキャストアドレスから送信される映像データパケットの配信品質の測定を継続して実行される。
なお、ステップ611〜613は図4のステップ709に対応する処理である。
図6は、本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。当該マルチキャスト映像配信では、通信プロトコルがIPv6であり、マルチキャスト制御プロトコルがMLDv2である場合のシーケンス図である。
映像配信サーバ102は、マルチキャストアドレス1122宛の映像データパケットを送信する(1101)。
この時点では、映像受信表示装置107は、マルチキャストアドレス1122にJOIN(参加)していないため、通信制御装置105には映像データパケットは送信されない。
映像受信表示装置107は、映像データパケットを取得するために、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する(1102)。具体的には、映像受信表示装置107は、当該映像受信表示装置107が所属する同一のサブネット(本実施形態では、ユーザ宅内ネットワーク106)のIGMP/IPv6レポートアドレス1120(本実施形態では、「ff02::16」)宛に、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する。
通信制御装置105は、ユーザ宅内ネットワーク106のIGMP/IPv6レポートアドレス1120宛に送信されるパケットを監視している。
通信制御装置105は、IGMP/IPv6レポートアドレス1120宛へのJOINメッセージを受信し(1103)、当該JOINメッセージを解析し、メッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を抽出し、抽出された情報に基づいて、制御情報テーブル800を更新する(1104)。さらに、通信制御装置105は、制御情報テーブル800を用いて、配信品質の測定を開始する(1105)。
具体的には、通信制御装置105は、メッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレスを映像受信表示装置特定情報801に格納し、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を映像データパケット特定情報802に格納する。これによって、通信制御装置105は、配信品質の測定対象である映像データパケットをフィルタリングすることができ、当該映像データパケットを取得することができる。また、通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージの受信を契機に配信品質の測定を開始することができる。
マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを受信した通信制御装置105は、一般的なマルチキャストルータ機能を用いてマルチキャストルーティング処理を実行する。すなわち、ネットワーク101側から通信制御装置105が受信するマルチキャストパケットをユーザ宅内ネットワーク106へ通過させるように設定する。
次に、通信制御装置105は、ネットワーク101に対してマルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する(1106)。当該マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージは、IGMP/IPv6レポートアドレス1121宛に送信される。なお、IGMP/IPv6レポートアドレス1120とIGMP/IPv6レポートアドレス1121とは同一のアドレスである。
本実施形態では、ネットワーク101は、単一のサブネットから構成されるように記載しているが、実際の商用ネットワークではネットワーク101は多数の基幹ルータ(図示省略)から構成される。
通信制御装置105から送信されるマルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージは通信制御装置105の上流に存在する基幹ルータ(図示省略)によって受信される。当該JOINメッセージを受信した基幹ルータ(図示省略)は、通信制御装置105と同様に一般的なマルチキャストルータ機能を用いてマルチキャストルーティング処理を実行し、さらに上流のネットワークに向けてJOINメッセージを送信する。
前述した処理によって、映像配信サーバ102が送信する映像データパケットが各基幹ルータ(図示省略)および通信制御装置105を通過し、ユーザ宅内ネットワーク106に接続される映像受信表示装置107へと送信される(1107、1109)。
以下、前述した処理と同様の処理が実行されることによって、映像データパケットがユーザ宅内ネットワーク106へと送信される。
通信制御装置105は、制御情報テーブル800に基づいて、当該通信制御装置105を通過する映像データパケットをフィルタリングすることによって、測定対象の映像データパケットを取得し、取得された映像データパケットに対して配信品質の測定を実行する(1108、1110)。
次に、映像受信表示装置107は、当該映像受信表示装置107が所属する同一のサブネット(本実施形態では、ユーザ宅内ネットワーク106)のIGMP/IPv6レポートアドレス1120(本実施形態では、「ff02::16」)宛に、マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを送信する(1111)。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを受信し(1112)、当該メッセージから、メッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレス、マルチキャストアドレス1122を抽出し、当該抽出された情報に基づいて、制御情報テーブル800を更新し(1113)、配信品質の測定を完了する(1114)。
具体的には、通信制御装置105は、抽出された情報と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除する。これによって、通信制御装置105は、削除されたエントリに対応する映像データパケットのフィルタリングを終了することができる。
通信制御装置105は、IGMP/IPv6レポートアドレス1121宛にマルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを送信する(1115)。当該マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージは、通信制御装置105の上流に存在する基幹ルータ(図示省略)へと次々に伝搬する。これによって、映像受信表示装置107は、マルチキャストアドレス1122から離脱することができる。
その後は、映像配信サーバ102から送信される映像パケットデータは受信されない(1116)。
図7Aおよび図7Bは、本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。当該マルチキャスト映像配信では、通信プロトコルがIpv6であり、マルチキャスト制御プロトコルがMLDv2である場合のシーケンス図である。
図7Aおよび図7Bに示すシーケンス図は、図6に示すシーケンス図と比較して、二つの映像受信表示装置107、108を含む点が異なる。以下、図6と同一の処理については説明を省略し、図6との相違点を中心に説明する。
映像配信サーバ102は、マルチキャストアドレス1122宛の映像データパケットを送信する(1201)。
この時点では、映像受信表示装置107および映像受信表示装置108のいずれもが、マルチキャストアドレス1122にJOIN(参加)していないため、通信制御装置105には、映像データパケットは送信されない。
映像受信表示装置107は、映像データパケットを取得するために、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する(1202)。具体的には、映像受信表示装置107は、当該映像受信表示装置107が所属する同一のサブネット(本実施形態では、ユーザ宅内ネットワーク106)のIGMP/IPv6レポートアドレス1120宛に、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを受信し(1203)、図6の1104と同一の処理を実行することによって制御情報テーブル800を更新し(1204)、配信品質の測定を開始する(1205)。
具体的には、通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージからメッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を抽出し、メッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレスを映像受信表示装置特定情報801に格納し、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を映像データパケット特定情報802に格納する。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する(1206)。
これによって、映像受信表示装置107は映像データパケットを受信できる(1207)。なお、この時点では、映像受信表示装置108は、マルチキャストアドレス1122にJOIN(参加)していないため、当該映像データパケットは受信されない。
通信制御装置105は、制御情報テーブル800に基づいて、当該通信制御装置105を通過する映像データパケットをフィルタリングすることによって、測定対象の映像データパケットを取得し、取得された映像データパケットに対して配信品質の測定を実行する(1208)。
次に、映像受信表示装置108は、映像配信サーバ102から映像受信表示装置107が受信する映像データパケットと同一の映像データパケットを受信するため、同一のマルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを送信する(1209)。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージを受信し(1210)、図6の1104と同様の処理を実行することによって制御情報テーブル800を更新し(1211)、配信品質の測定を開始する(1212)。
具体的には、通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージからメッセージ送信元(映像受信表示装置108)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を抽出し、メッセージ送信元(映像受信表示装置108)のIPアドレスを映像受信表示装置特定情報801に格納し、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を映像データパケット特定情報802に格納する。
1202〜1210の処理によって、映像配信サーバ102から映像データパケットが映像受信表示装置107および映像受信表示装置108に送信され(1213)、当該映像データパケットについて配信品質を測定する(1214)。
なお、マルチキャストアドレス1122へのJOINは、S1206においてすでに完了しているため、通信制御装置105からIGMP/IPv6レポートアドレス1121宛に、マルチキャストアドレス1122へのJOINメッセージは送信されない。
次に、映像受信表示装置108がマルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを送信する(1215)。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを受信し(1216)、図6の1113と同一の処理を実行することによって制御情報テーブル800を更新する(1217)。
具体的には、通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージからメッセージ送信元(映像受信表示装置108)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を抽出し、抽出された情報と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除する。
これによって、映像受信表示装置108には映像データパケットが送信されない。また、通信制御装置105は、制御情報テーブル800から削除されたエントリに対応する映像データパケットのフィルタリングを終了することができる。
制御情報テーブル800が更新された後、映像配信サーバ102からの映像データパケットは、映像受信表示装置107にのみ送信され(1218)、当該映像データパケットの配信品質の測定は継続して実行される(1219)。
これは、映像データパケット特定情報802に、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122が削除されたエントリと同一である映像データパケットが受信されるためである。すなわち、ユーザ宅内ネットワーク106に接続される少なくとも一つの機器(この場合は、映像受信表示装置107)が、マルチキャストアドレス1122にJOIN(参加)している場合は、配信品質の測定が継続される。
次に、映像受信表示装置107がマルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを送信する(1220)。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを受信し(1121)、図6の1113と同一の処理を実行することによって制御情報テーブル800を更新する(1222)。
具体的には、通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージからメッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1122を抽出し、抽出された情報と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除する。
以上の処理によって、ユーザ宅内ネットワーク106に接続される全ての機器がマルチキャストアドレス1122からLEAVE済みであるため、配信品質の測定を完了する(1223)。
通信制御装置105は、IGMP/IPv6レポートアドレス1121宛にマルチキャストアドレス1122からのLEAVEメッセージを送信する(1224)。当該マルチキャストアドレスからのLEAVEメッセージは、通信制御装置105の上流に存在する基幹ルータ(図示省略)へと次々に伝搬する。これによって、映像受信表示装置107は、マルチキャストアドレス1122から離脱することができる。
その後は、映像配信サーバ102から送信される映像パケットデータは受信されない(1225)。
図8は、本発明の実施形態のマルチキャスト配信における配信品質測定の処理手順を説明するシーケンス図である。当該マルチキャスト映像配信では、通信プロトコルがIpv4であり、マルチキャスト制御プロトコルがIGMPv3である場合のシーケンス図である。
映像配信サーバ102は、マルチキャストアドレス1300宛の映像データパケットを送信する(1301)。
この時点では、映像受信表示装置107は、マルチキャストアドレス1300にJOIN(参加)していないため、通信制御装置105には、映像データパケットは送信されない。
映像受信表示装置107は、映像データパケットを取得するために、通信制御装置105に、マルチキャストアドレス1300へのJOINメッセージを送信する(1302)。さらに、通信制御装置105からマルチキャストアドレス1300宛に、マルチキャストアドレス1300へのJOINメッセージが送信される(1303)。
通信プロトコルがIPv6の場合では、制御情報(MLD)の送信先のIPアドレスはIGMP/IPv6レポートアドレス1120、1121であったが、通信プロトコルがIPv4の場合では、制御情報(IGMP)の送信先のIPアドレスはマルチキャストアドレス1300そのものとなる。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1300へのJOINメッセージを受信し(1304)、メッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよびマルチキャストアドレス1300を抽出し、当該抽出された情報に基づいて、制御情報テーブル800を更新し(1305)、配信品質の測定を開始する(1306)。当該処理は、図6と同一である。
以上の処理によって、映像配信サーバ102が送信する映像データパケットは各基幹ルータ(図示省略)および通信制御装置105を通過し、ユーザ宅内ネットワーク106に接続される映像受信表示装置107へと送信される(1307、1309)。
通信制御装置105は、制御情報テーブル800に基づいて、当該通信制御装置105を通過する映像データパケットをフィルタリングすることによって、測定対象の映像データパケットを取得し、取得された映像データパケットに対して配信品質の測定を実行する(1308、1310)。
次に、映像受信表示装置107は、マルチキャストアドレス1300宛に、マルチキャストアドレス1300からのLEAVEメッセージを送信する(1311)。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1300からのLEAVEメッセージを受信し(1312)、当該マルチキャストアドレス1300からのLEAVEメッセージから、メッセージ送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレス、マルチキャストアドレス1300を抽出し、当該抽出された情報に基づいて、制御情報テーブル800を更新し(1313)、配信品質の測定を完了する(1314)。
具体的には、通信制御装置105は、抽出された情報と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除する。当該処理は、図6と同一である。
通信制御装置105は、マルチキャストアドレス1300宛に当該マルチキャストアドレス1300からのLEAVEメッセージを送信する(1315)。当該マルチキャストアドレス1300からのLEAVEメッセージは、通信制御装置105の上流に存在する基幹ルータ(図示省略)へと次々に伝搬する。これによって、映像受信表示装置107は、マルチキャストアドレス1300から離脱することができる。
その後は、映像配信サーバ102から送信される映像パケットデータは受信されない(1316)。
次に、映像配信の方式がユニキャスト配信の場合について説明する。
図9は、本発明の実施形態のユニキャスト配信における配信品質の測定処理の詳細を説明するフローチャートである。
通信制御装置105は、映像受信表示装置107、108からユニキャスト配信の制御情報を取得する(ステップ501)。
映像配信の方式がユニキャスト配信である場合、制御情報はRTSP(Real Time Streaming Protocol)を用いて送信される。
通信制御装置105は、RTSPで用いられるポート(554番ポート)宛のパケットをフィルタリングすることによってRTSPの情報を取得する。当該処理は、通信プロトコルがIPv4、又はIPv6のいずれの場合も共通である。
映像配信の方式がユニキャスト配信である場合、図4のステップ702の処理は、RTSPのSETUPメソッド(G)を受信する処理とRTSPのPLAYメソッド(H)を受信する処理との2回の処理に分割される。すなわち、RTSPのSETUPメソッド(G)およびRTSPのPLAYメソッド(H)の二つ情報が、映像配信の開始要求に関する情報(C)と対応する。
ここで、RTSPのSETUPメソッド(G)は、映像配信に必要な情報が含まれる。具体的には、映像送信元(映像配信サーバ102)のIPアドレス、映像送信先(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像送信元(映像配信サーバ102)のポート、映像送信元(映像配信サーバ102)がマルチキャストアドレス宛に映像を配信する送り先(例えば、基幹ルータ)のポート、映像送信先(映像受信表示装置107)のポート、および、映像送信元(映像配信サーバ102)と映像送信先(映像受信表示装置107)との間に確立されるセッションの識別子(セッションID)の情報が含まれる。
また、RTSPのPLAYメソッド(H)は、映像配信の開始を指示する情報が含まれる。
通信制御装置105は、取得された制御情報がRTSPのSETUPメソッド(G)であるか否かを判定する(ステップ502)。
通信制御装置105は、取得された制御情報のパケットのヘッダを参照することによってRTSPのSETUPメソッド(G)であるか否かを判定することができる。
取得された制御情報がRTSPのSETUPメソッド(G)であると判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報から映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を抽出する(ステップ503)。
通信制御装置105は、制御情報から抽出された、映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を制御情報テーブル800に格納し(ステップ504)、処理を終了する。
ステップ502において、取得された制御情報がRTSPのSETUPメソッド(G)でないと判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報がRTSPのPLAYメソッド(H)であるか否かを判定する(ステップ505)。当該判定は、ステップ502と同一の方法を用いる。
取得された制御情報がRTSPのPLAYメソッド(H)であると判定された場合、通信制御装置105は、制御情報テーブル800を参照して、配信品質の測定対象となる映像データパケットの配信品質の測定を開始し(ステップ506)、処理を終了する。
取得された制御情報がRTSPのPLAYメソッド(H)でないと判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報がRTSPのTEARDOWN(J)であるか否かを判定する(ステップ507)。
ここで、RTSPのTEARDOWN(J)は、映像受信表示装置107、108のIPアドレス、セッションID、および映像配信の停止を指示する情報が含まれる。RTSPのTEARDOWN(J)が映像配信の完了要求に関する情報(D)に対応する。
取得された制御情報がRTSPのTEARDOWN(J)でないと判定された場合、通信制御装置105は、処理を終了する。
取得された制御情報がRTSPのTEARDOWN(J)であると判定された場合、通信制御装置105は、取得された制御情報から映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)を抽出する(ステップ508)。なお、RTSPのTEARDOWN(J)に含まれない、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)は、セッションIDとセッションの状態を管理するテーブル(図示省略)等を参照することによって取得することができる。
抽出された映像受信表示装置107、108を特定する情報(A)、および、配信品質の測定対象となる映像データパケットを特定する情報(B)に基づいて、制御情報テーブル800を参照し、前述の情報(A)および(B)と一致するエントリを制御情報テーブル800から削除し(ステップ509)、配信品質の測定を完了し(ステップ510)、処理を終了する。
映像受信表示装置107、108がIPv4のプライベートアドレスしか保持していない、一般的なユーザ宅内ネットワーク106の構成において、通信プロトコルがIPv4であるユニキャスト配信を実行する場合に、一般的には、映像配信サーバ102は、直接、映像受信表示装置107、108に対して映像データパケットを送信することができない。これは所謂NAT越えの問題であり、いくつかの解決方法が知られている。本実施形態では詳細な処理の記述を省略するが、なんらかの方法を用いることによって、グローバルIPアドレスを保持する通信制御装置105のあるポートから該当する映像受信表示装置107、108のあるポートへのポートフォワード設定がされるものとする。
図10は、本発明の実施形態のポートフォワード情報テーブル300の一例を示す説明図である。
ポートフォワード設定を用いてIPv4によるユニキャスト配信が行われる場合、図10に示すような、ポートフォワード情報テーブル300が用いられる。ポートフォワード情報テーブル300には、ポートフォワードに関する情報が定義される。ポートフォワード情報テーブル300は、例えば、メインメモリ202に格納される。
ポートフォワード情報テーブル300は、項番301、通信制御装置ポート302、映像受信表示装置IPアドレス303、および映像受信表示装置ポート304を含む。
項番301は、ポートフォワード情報テーブル300に格納された情報を一意に識別するための識別子である。
通信制御装置ポート302は、通信制御装置105が映像データパケットを送信するときに用いられるポート番号である。
映像受信表示装置IPアドレス303は、映像データパケットが送信される映像受信表示装置107、108のIPアドレスである。
映像受信表示装置ポート304は、映像受信表示装置107、108が映像データパケットを受信するときに用いられるポート番号である。
図10に示すポートフォワード情報テーブル300に含まれる情報は、制御情報テーブル800の映像データパケット特定情報802に格納される。
図11は、本発明の実施形態のユニキャスト配信における配信品質の測定処理の詳細を説明するシーケンス図である。
以下で説明する処理内容は、通信プロトコル(IPv4/IPv6)によらないが、本発明の説明を簡単にするため、映像受信表示装置107はグローバルIPv4アドレス、またはIPv6アドレスを保持するものとする。
映像受信表示装置107は、映像配信サーバ102に対してRTSP SETUPメッセージを送信する(1001)。
通信制御装置105は、ユーザ宅内ネットワーク106に接続する機器(例えば、映像受信表示装置107)が映像配信サーバ102に対して送信するユニキャスト映像配信の制御情報(RTSPメッセージ)通信制御装置105内で終端(中抜き)する。
前述したようなユニキャスト映像配信の整序情報の終端(中抜き)は、特定のポート宛のパケットをフィルタリングして取得する事によって実現可能である。RTSPメッセージの場合、通常、554番ポート宛にメッセージが送信されるため、通信制御装置105は、554番ポート宛のメッセージをフィルタリングする事によって映像受信表示装置107から送信されるRTSPメッセージを中抜きする事が可能となる。
通信制御装置105は、映像受信表示装置107が映像配信サーバ102に対して送信したRTSPメッセージを中抜きし、当該RTSPメッセージから必要な情報を抽出し、抽出された情報に基づいて制御情報テーブル800を更新する(1002)。
具体的には、通信制御装置105は、RTSPメッセージにRTSPセッションIDが含まれていなければ、RTSPメッセージの送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレスを映像受信表示装置特定情報801に格納し、RTSPメッセージの送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスを映像データパケット特定情報802に格納する。
次に、通信制御装置105は、通信制御装置105を送信元としてRTSP SETUPメッセージを映像配信サーバ102に送信する(1003)。
通信制御装置105は、映像配信サーバ102からRTSP SETUPメッセージに対するRTSP PLAYレスポンスを受信すると(1004)、当該レスポンスに含まれる情報に基づいて、制御情報テーブル800を更新する(1005)。
具体的には、RTSP PLAYレスポンスに含まれるRTSPセッションIDを映像受信表示装置特定情報801に格納し、映像送信先(映像受信表示装置107)のポートを映像データパケット特定情報802に格納する。
次に、通信制御装置105は、映像配信サーバ102から受信した情報をRTSP SETUPメッセージのレスポンス(RTSP PLAYレスポンス)として映像受信表示装置107に送信する(1006)。
次に、映像受信表示装置107は、RTSP PLAYメッセージを送信する(1007)。
通信制御装置105は、RTSP PLAYメッセージを中抜きし、RTSP PLAYメッセージから必要な情報を抽出し、抽出された情報に基づいて制御情報テーブル800を更新する(1008)。当該処理は図6と同一である。
通信制御装置105は、RTSP PLAYメッセージから抽出されたRTSP PLAYメッセージの送信元(映像受信表示装置107)のIPアドレスおよびRTSPセッションIDと一致するエントリを制御情報テーブル800から取得し、取得されたエントリに対応する映像データパケットをフィルタリングすることによって、当該映像データパケットの配信品質の測定を開始する(1009)。
通信制御装置105は、RTSP PLAYメッセージを映像配信サーバ102に送信する(1010)。
通信制御装置105は、映像配信サーバ102からRTSP PLAYレスポンスを受信し(1011)、当該レスポンスを映像受信表示装置107に送信する(1012)。
以上の処理のよって、映像データパケットの送信準備が完了し、映像配信サーバ102から映像受信表示装置107へと映像データパケットの送信が開始される(1013、1015)。
通信制御装置105は、映像配信サーバ102から映像受信表示装置107へ送信される映像データパケットをフィルタリングすることによって取得し、取得された映像データパケットに対して配信品質を測定する(1014、1016)。
映像受信表示装置107がRTSP TEARDOWNメッセージを送信すると(1017)、通信制御装置105は該当する情報を制御情報テーブル800から削除し(1018)、配信品質測定を完了する(1019)。制御情報テーブル800から該当する情報を削除する処理は、図6と同一である。
また、通信制御装置105は、RTSP TEARDOWNメッセージを映像配信サーバ102に送信する(1020)。
通信制御装置105は、RTSP TEARDOWNメッセージの応答として、映像配信サーバ102からRTSP TEARDOWNレスポンスを受信し(1021)、当該レスポンスを映像受信表示装置107に送信する(1022)。
次に、本実施形態における配信品質の測定処理の詳細について説明する。
通信制御装置105は、RTPによる映像配信の配信品質を測定するためには、映像受信表示装置107、108が受信したRTPパケットを解析し、パケットロス、パケット遅延、およびパケットゆらぎ等の配信品質情報を取得し、RTCP RR(RTP Control Protocol Recerver Report)を用いて映像配信サーバ102等に配信品質の測定結果を通知する。
具体的なRTPパケットの解析方法としては、以下の通りである。
パケットロスの測定については、RTPパケットのヘッダ部に記載されているシーケンス番号の連続性を確認し、連続性が途切れる部分をパケットロス(映像受信表示装置107、108まで到達しなかったパケット)とみなすことができる。例えば、シーケンス番号が「12345」である最初のRTPパケットを受信した後に、受信したパケットのシーケンス番号がそれぞれ、「12346」、「12348」、および「12351」であった場合、シーケンス番号が「12347」、「12349」、および「12350」のパケットが映像受信表示装置107、108まで到達しなかったと分かる。
また、パケット遅延については、RTPパケットのヘッダ部に記載されるタイムスタンプと、映像受信表示装置107、108がRTPパケットを受信した時間との差分に基づいて算出することができる。
また、パケットゆらぎについては、全てのRTPパケットにおけるパケット遅延の平均値と、あるパケットについてのパケット遅延と、の差分の絶対値によって算出することができる。
以下に、本実施形態における配信品質の測定の具体的な処理手順について説明する。
図12は、本発明の実施形態の通信制御装置105が実行する配信品質の測定処理詳細を説明するフローチャートである。
図12は、図4のステップ705の配信品質測定開始に関する処理の詳細を示す図である。
通信制御装置105は、RTPパケット(映像データパケット)を受信する(ステップ401)。
通信制御装置105は、制御情報テーブル800を参照し、ある映像コンテンツの映像データパケットを特定する情報に基づいて、受信したRTPパケットを振り分ける(ステップ402)。
ここで、ある映像コンテンツの映像データパケットを特定する情報は、ユニキャスト配信の場合、映像配信サーバ102のIPアドレス、映像配信先(映像受信表示装置107、108)のポート番号およびセッションIDである。また、マルチキャスト配信の場合、ある映像コンテンツの映像データパケットを特定する情報は、マルチキャストアドレス、映像配信サーバ102のIPアドレスおよび映像配信先(映像受信表示装置107、108)のポート番号である。
前述した情報のうち、制御情報テーブル800に含まれない情報については、映像データパケットの振り分け処理を実行し、振り分けられた映像データパケット毎に配信品質を測定する。すなわち、フィルタリングして取得された映像データパケットをさらに、処理対象ごとに振り分けて配信品質の測定が実行される。なお、映像データパケットの振り分け処理の詳細については図14を用いて後述する。
例えば、マルチキャスト配信の場合、制御情報からだけでは映像配信ポートを取得することができない。したがって、通信制御装置105は、受信したRTPパケットに含まれる映像配信先のポート番号に基づいて当該RTPパケットを振り分け、別々に配信品質の測定を実行し、測定結果を品質測定情報テーブル900に格納する。
通信制御装置105は、受信したRTPパケットのヘッダを参照して、当該RTPパケットのシーケンス番号を取得する(ステップ403)。
通信制御装置105は、受信したRTPパケットのヘッダを参照して、当該RTPパケットのタイムスタンプを取得する(ステップ404)。
通信制御装置105は、受信したRTPパケットの受信時間を取得する(ステップ405)。例えば、当該RTPパケットの受信時間はメインメモリ202等に格納され、通信制御装置105はメインメモリ202から読み出すことによってRTPパケットの受信時間を取得できる。
通信制御装置105は、取得されたRTPパケットのシーケンス番号を用いて、ロスパケットの有無を判定する(ステップ406)。
通信制御装置105は、取得されたRTPパケットのタイムスタンプおよび受信時間を用いて、パケット遅延およびパケットゆらぎを算出する(ステップ407)。
通信制御装置105は、配信品質の測定を継続するか否かを判定する(ステップ408)。具体的には、通信制御装置105は、制御情報テーブル800を参照し、測定対象であるRTPパケット(映像データパケット)と一致するエントリがあるか否かを判定する。測定対象であるRTPパケット(映像データパケット)と一致するエントリがない場合には、配信品質の測定を完了すると判定される。
配信品質の測定を継続すると判定された場合、通信制御装置105は、ステップ401に戻り、ステップ401〜ステップ408の処理を実行する。
配信品質の測定を継続しない、すなわち、配信品質の測定を完了すると判定された場合、通信制御装置105は、RTPパケット(映像データパケット)の解析プロセスを完了し(ステップ409)、処理を終了する。
以上の処理のよって測定された配信品質に関する結果は品質測定情報テーブル900に格納される。
図13は、本発明の実施形態の品質測定情報テーブル900の一例を示す説明図である。
品質測定情報テーブル900は、ユニキャスト配信またはマルチキャスト配信における、測定対象となる映像データパケットの配信品質の測定結果を格納する。
品質測定情報テーブル900は、映像データパケット特定情報901および配信品質情報902を含む。
映像データパケット特定情報901は、配信品質の測定対象となる、ある映像コンテンツの映像データパケットを特定するための情報である。
配信品質情報902は、映像データパケット特定情報901に対応する、ある映像コンテンツの映像データパケットの配信品質の測定結果である。
図13の各行903〜905は、ある映像コンテンツの映像データパケットごとの配信品質情報を示す。
行903の映像データパケット特定情報901は、マルチキャストアドレスが「224.10.10.10」であり、映像配信サーバ102のIPアドレスが「133.144.1.1」であり、映像配信先のポート番号が「10234」である映像データパケットを示す。
行903の配信品質情報902は、パケットロス(LOSS)が「10005パケット中12パケットであり、パケット遅延の平均値(AVG_LATENCY)が「52ms」である、パケットゆらぎ(AVG_GITTER)の平均値が「10ms」であることを示す。
図14は、本発明の実施形態のRTPパケットの振り分け処理の詳細を説明するフローチャートである。
図14は、図12のステップ402の処理の詳細を説明する図である。
通信制御装置105は、受信したRTPパケット(映像データパケット)から、当該RTPパケット(映像データパケット)の送信元(映像配信サーバ102)のIPアドレス、当該RTPパケット(映像データパケット)の配信先(映像受信表示装置107、108)のIPアドレス、および当該RTPパケット(映像データパケット)の配信先(映像受信表示装置107、108)のポート番号を取得する(ステップ1401)。
通信制御装置105は、品質測定情報テーブル900を参照して、送信元(映像配信サーバ102)のIPアドレスと、配信先(映像受信表示装置107、108)のポート番号とが、取得された情報と一致するエントリが品質測定情報テーブル900に存在するか否かを判定する(ステップ1402)。
ステップ1401において取得された情報と一致するエントリが品質測定情報テーブル900に存在すると判定された場合、通信制御装置105は、ステップ1405に進む。
ステップ1401において取得された情報と一致するエントリが品質測定情報テーブル900に存在しないと判定された場合、通信制御装置105は、ステップ1401において取得された情報に基づいて、新たなエントリを作成する(ステップ1403)。
具体的には、通信制御装置105は、品質測定情報テーブル900の映像データパケット特定情報901に、RTPパケット(映像データパケット)の送信元(映像配信サーバ102)のIPアドレス、当該RTPパケット(映像データパケット)の配信先(映像受信表示装置107、108)のIPアドレス、および当該RTPパケット(映像データパケット)の配信先(映像受信表示装置107、108)のポート番号を格納する。
次に、通信制御装置105は、生成されたエントリに対応する映像データパケットについての解析プロセスを生成する(ステップ1404)。
通信制御装置105は、処理対象となる映像データパケット、すなわち、新たに生成されたエントリに対応する映像データパケットを生成された解析プロセスに出力し、処理を終了する(ステップ1405)。
本発明の一形態によれば、通信制御装置105は、映像受信表示装置107、108から送信される制御情報を取得することによって、配信品質を測定する映像データパケットを特定する情報を取得するとともに、特定された映像データパケットの配信品質の測定の開始又は終了をすることができる。
したがって、通信制御装置105は、宅内機器から、映像データパケットを受信するための接続先を特定する情報を取得することなく、測定対象の映像データパケットを特定し、配信品質を測定することができる。
また、既存のプロトコルを変更することなく、映像配信サーバ102と通信制御装置105との間の映像データパケットの配信品質を測定することが可能となる。
なお、本実施形態では映像データパケットの配信品質について説明したが、本発明はこれに限定されず、様々なデータの通信品質に適用することが可能である。
101 ネットワーク
102 映像配信サーバ
104 ユーザ宅内
105 通信制御装置
106 ユーザ宅内ネットワーク
107、108 映像受信表示装置
108 映像受信表示装置
201 CPU
202 メインメモリ
203 EPROM
204、205 ネットワークI/F
206 不揮発性記憶装置
207 バス
300 ポートフォワード情報テーブル
800 制御情報テーブル
900 品質測定情報テーブル

Claims (16)

  1. 第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサに接続される第1のメモリと、前記第1のプロセッサに接続される第1のネットワークインタフェースとを備え、第1のネットワークと第2のネットワークとを接続する通信制御装置であって、
    前記第1のネットワークは、第2のプロセッサと、前記第2のプロセッサに接続される第2のメモリと、前記第2のプロセッサに接続される第2のネットワークインタフェースとを備え、複数のコンテンツのデータパケットを配信する配信サーバが接続され、
    前記第2のネットワークは、第3のプロセッサと、前記第3のプロセッサに接続される第3のメモリと、前記第3のプロセッサに接続される第3のネットワークインタフェースとを備え、前記配信サーバから前記データパケットを取得する複数の計算機が接続され、
    前記通信制御装置は、
    前記計算機が前記配信サーバから前記データパケットを取得するために前記配信サーバに送信する制御情報を取得し、
    前記取得された制御情報から、前記送信されるデータパケットの配信品質を測定する対象である前記計算機を特定するための計算機特定情報と、前記特定された計算機に送信される測定対象の前記データパケットを特定するためのデータパケット特定情報と、を抽出し、
    前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたデータパケット特定情報に基づいて、前記特定された計算機に送信される測定対象のデータパケットの配信品質を測定することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記配信サーバは、複数の配信先に前記データパケットを送信するためのマルチキャストアドレス宛に前記データパケットを送信し、
    前記制御情報には、当該制御情報を送信した計算機のアドレスと、前記マルチキャストアドレスと、が含まれ、
    前記通信制御装置は、
    前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスへの参加要求であるか否かを判定し、
    前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスへの参加要求であると判定された場合に、前記取得された制御情報から、前記計算機特定情報として前記計算機のアドレスと、前記データパケット特定情報として前記マルチキャストアドレスと、を抽出し、
    前記抽出されたマルチキャストアドレスへ既に参加されているか否かを判定し、
    前記抽出されたマルチキャストアドレスへ参加されていないと判定された場合に、前記抽出された計算機のアドレスおよび前記抽出されたマルチキャストアドレスに基づいて、前記測定対象のデータパケットを取得し、
    前記取得された測定対象のデータパケットの配信品質の測定を開始することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記配信サーバは、複数の配信先に前記データパケットを送信するためのマルチキャストアドレス宛に前記データパケットを送信し、
    前記制御情報には、当該制御情報を送信した計算機のアドレスと、前記マルチキャストアドレスと、が含まれ、
    前記通信制御装置は、
    前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスからの離脱要求であるか否かを判定し、
    前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスからの離脱要求であると判定された場合に、前記取得された制御情報から、前記計算機特定情報として前記計算機のアドレスと、前記データパケット特定情報として前記マルチキャストアドレスと、を抽出し、
    前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたマルチキャストアドレスに一致する前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を終了することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記複数の計算機が同一の第1のマルチキャストアドレスに参加し、いずれかの前記計算機から前記マルチキャストアドレスからの離脱要求である前記制御情報が取得された場合に、全ての前記計算機が前記第1のマルチキャストアドレスから離脱しているか否かを判定し、
    全ての計算機が前記第1のマルチキャストアドレスから離脱していないと判定された場合に、前記第1のマルチキャストアドレスに対応する前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を継続し、
    全ての計算機が前記第1のマルチキャストアドレスから離脱していると判定された場合に、前記第1のマルチキャストアドレスに対応する前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を終了することを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 前記通信制御装置は、前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定をする場合に、前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたデータパケット特定情報に基づいて、前記測定対象のデータパケットを取得し、
    前記取得された測定対象のデータパケットから所定の処理単位に振り分けるための振り分け情報を抽出し、
    前記抽出された振り分け情報に基づいて、前記測定対象のデータパケットを振り分け、
    前記振り分けられたデータパケット毎に配信品質を測定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  6. 前記振り分け情報は、前記計算機のアドレス、前記計算機のポート番号、および前記配信サーバのアドレスであることを特徴とする請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 前記配信サーバは、前記データパケットを前記計算機のアドレス宛に直接送信し、
    前記制御情報には、当該制御情報を送信した計算機のアドレスと、前記配信サーバのアドレスと、前記計算機と前記配信サーバとの間で情報の送受信をするためのセッションを識別するためのセッション識別と、が含まれ、
    前記通信制御装置は、
    前記制御情報が前記データパケットの送信に必要な設定情報であるか否かを判定し、
    前記制御情報が前記データパケットの送信に必要な設定情報であると判定された場合に、前記制御情報から、前記計算機特定情報として前記計算機のアドレスおよび前記セッション識別子と、前記データパケット特定情報として前記計算機のアドレスおよび前記配信サーバのアドレスと、を抽出し、
    前記制御情報が前記データパケットの送信開始要求であるか否かを判定し、
    前記制御情報が前記データパケットの送信開始要求であると判定された場合に、前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を開始し、
    前記制御情報が前記データパケットの送信終了要求であるか否かを判定し、
    前記制御情報が前記データパケットの送信終了要求であると判定された場合に、前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を終了することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  8. 前記測定対象のデータパケットの配信品質は、前記配信サーバから前記第1のネットワークを介して前記通信制御装置に送信されるデータパケットの配信品質であり、少なくともパケットロス、パケット遅延、およびパケットゆらぎのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  9. 第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサに接続される第1のメモリと、前記第1のプロセッサに接続される第1のネットワークインタフェースとを備え、第1のネットワークと第2のネットワークとを接続する通信制御装置における配信品質測定方法であって、
    前記第1のネットワークは、第2のプロセッサと、前記第2のプロセッサに接続される第2のメモリと、前記第2のプロセッサに接続される第2のネットワークインタフェースとを備え、複数のコンテンツのデータパケットを配信する配信サーバが接続され、
    前記第2のネットワークは、第3のプロセッサと、前記第3のプロセッサに接続される第3のメモリと、前記第3のプロセッサに接続される第3のネットワークインタフェースとを備え、前記配信サーバから前記データパケットを取得する複数の計算機が接続され、
    前記方法は、
    前記通信制御装置が、前記計算機が前記配信サーバから前記データパケットを取得するために前記配信サーバに送信する制御情報を取得するステップと、
    前記通信制御装置が、前記取得された制御情報から、前記送信されるデータパケットの配信品質を測定する対象である前記計算機を特定するための計算機特定情報と、前記特定された計算機に送信される測定対象の前記データパケットを特定するためのデータパケット特定情報と、を抽出するステップと、
    前記通信制御装置が、前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたデータパケット特定情報に基づいて、前記特定された計算機に送信される測定対象のデータパケットの配信品質を測定するステップと、を含むことを特徴とする通信品質測定方法。
  10. 前記配信サーバは、複数の配信先に前記データパケットを送信するためのマルチキャストアドレス宛に前記データパケットを送信し、
    前記制御情報には、当該制御情報を送信した計算機のアドレスと、前記マルチキャストアドレスと、が含まれ、
    前記方法は、
    前記通信制御装置が、前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスへの参加要求であるか否かを判定するステップと、
    前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスへの参加要求であると判定された場合に、前記通信制御装置が、前記取得された制御情報から、前記計算機特定情報として前記計算機のアドレスと、前記データパケット特定情報として前記マルチキャストアドレスと、を抽出するステップと、
    前記通信制御装置が、前記抽出されたマルチキャストアドレスへ既に参加されているか否かを判定するステップと、
    前記抽出されたマルチキャストアドレスへ参加されていないと判定された場合に、前記通信制御装置が、前記抽出された計算機のアドレスおよび前記抽出されたマルチキャストアドレスに基づいて、前記測定対象のデータパケットを取得するステップと、
    前記取得された測定対象のデータパケットの配信品質の測定を開始するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の通信品質測定方法。
  11. 前記配信サーバは、複数の配信先に前記データパケットを送信するためのマルチキャストアドレス宛に前記データパケットを送信し、
    前記制御情報には、当該制御情報を送信した計算機のアドレスと、前記マルチキャストアドレスと、が含まれ、
    前記方法は、
    前記通信制御装置が、前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスからの離脱要求であるか否かを判定するステップと、
    前記取得された制御情報が前記マルチキャストアドレスからの離脱要求であると判定された場合に、前記通信制御装置が、前記取得された制御情報から、前記計算機特定情報として前記計算機のアドレスと、前記データパケット特定情報として前記マルチキャストアドレスと、を抽出するステップと、
    前記通信制御装置が、前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたマルチキャストアドレスに一致する前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を終了するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の通信品質測定方法。
  12. 前記複数の計算機が同一の第1のマルチキャストアドレスに参加し、いずれかの前記計算機から前記マルチキャストアドレスからの離脱要求である前記制御情報が取得された場合に、前記通信制御装置が、全ての前記計算機が前記第1のマルチキャストアドレスから離脱しているか否かを判定するステップと、
    全ての計算機が前記第1のマルチキャストアドレスから離脱していないと判定された場合に、前記通信制御装置が、前記第1のマルチキャストアドレスに対応する前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を継続するステップと、
    全ての計算機が前記第1のマルチキャストアドレスから離脱していると判定された場合に、前記通信制御装置が、前記第1のマルチキャストアドレスに対応する前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を終了するステップと、を含むことを特徴とする請求項11に記載の通信品質測定方法。
  13. 前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定をする場合に、前記通信制御装置が、前記抽出された計算機特定情報および前記抽出されたデータパケット特定情報に基づいて、前記測定対象のデータパケットを取得するステップと、
    前記取得された測定対象のデータパケットから所定の処理単位に振り分けるための振り分け情報を抽出するステップと、
    前記抽出された振り分け情報に基づいて、前記測定対象のデータパケットを振り分けるステップと、
    前記振り分けられたデータパケット毎に配信品質を測定するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の通信品質測定方法。
  14. 前記振り分け情報は、前記計算機のアドレス、前記計算機のポート番号、および前記配信サーバのアドレスであることを特徴とする請求項13に記載の通信品質測定方法。
  15. 前記配信サーバは、前記データパケットを前記計算機のアドレス宛に直接送信し、
    前記制御情報には、当該制御情報を送信した計算機のアドレスと、前記配信サーバのアドレスと、前記計算機と前記配信サーバとの間で情報の送受信をするためのセッションを識別するためのセッション識別と、が含まれ、
    前記方法は、
    前記通信制御装置が、前記制御情報が前記データパケットの送信に必要な設定情報であるか否かを判定するステップと、
    前記制御情報が前記データパケットの送信に必要な設定情報であると判定された場合に、前記通信制御装置が、前記制御情報から、前記計算機特定情報として前記計算機のアドレスおよび前記セッション識別子と、前記データパケット特定情報として前記計算機のアドレスおよび前記配信サーバのアドレスと、を抽出するステップと、
    前記通信制御装置が、前記制御情報が前記データパケットの送信開始要求であるか否かを判定するステップと、
    前記制御情報が前記データパケットの送信開始要求であると判定された場合に、前記通信制御装置が、前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を開始するステップと、
    前記通信制御装置が、前記制御情報が前記データパケットの送信終了要求であるか否かを判定するステップと、
    前記制御情報が前記データパケットの送信終了要求であると判定された場合に、前記通信制御装置が、前記測定対象のデータパケットの配信品質の測定を終了するステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の通信品質測定方法。
  16. 前記測定対象のデータパケットの配信品質は、前記配信サーバから前記第1のネットワークを介して前記通信制御装置に送信されるデータパケットの配信品質であり、少なくともパケットロス、パケット遅延、およびパケットゆらぎのいずれかであることを特徴とする請求項9に記載の通信品質測定方法。
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