JP2011182163A - 視聴率調査システム、コンテンツサーバー、クライアント端末及び視聴率調査方法 - Google Patents

視聴率調査システム、コンテンツサーバー、クライアント端末及び視聴率調査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インターネット放送等における配信遅延を吸収し、コンテンツ進行時間に対応した視聴情報を収集し、詳細かつ正確な視聴率情報を調査する。
【解決手段】インターネット5を通じて、コンテンツサーバー100から情報端末2に対してコンテンツを配信し、その視聴率調査する視聴率調査システムであって、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを挿入するタイムライン挿入部112と、タイムラインが挿入されたコンテンツデータを配信するデータ送信部116と、メディア再生部28aによる再生に合わせてタイムラインを検出し、タイムライン監視部25により検出されたタイムラインに基づいて、該タイムライン及びメディア再生部28aによる再生履歴をログ情報に記録するログ記録部24と、ログ情報を受信するとともに、ログ情報の受信時刻をログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、蓄積するログ収集部122を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インターネットなど通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じ、コンテンツサーバーから情報端末に対してコンテンツデータを放送するコンテンツ放送について、視聴率情報収集を行う視聴率調査システム、コンテンツサーバー、クライアント端末及び視聴率調査方法に関する。
従来より、電波をテレビ受像機により受信して視聴するテレビ放送について視聴情報を収集する、いわゆる視聴率調査サービスが行われている。ここで、視聴率調査の対象となっている放送とは、テレビ受像機が視聴する地上波放送や、BS/CS放送等であって、この視聴率調査には、例えば、テレビ受像機に接続されたピープルメータやオンラインメータ等の測定器を使用した視聴率調査方法や、日記式アンケートを収集する視聴率調査方法がある。
ところで、これらの視聴率調査方法は、特定された世帯に対して、調査依頼を行い、回収された調査結果を収集することで、視聴率を算出しているが、測定器が専用端末であって非常に高価であることなどの原因より、調査対象となる世帯数は非常に少ないという問題がある。
このような問題に対する技術として特許文献1の技術がある。この特許文献1に開示された技術では、アナログ放送に代わり放送されるデジタル放送の特徴を生かして、視聴履歴収集用の専用端末を用いる必要がなく、比較的多くの視聴世帯や視聴者を調査対象とすることが容易にできる。
特開2007−312070号公報
しかしながら、近年では、各放送局が電波を通じて放送する番組に関するコンテンツデータを、インターネット等の通信ネットワークを通じて配信するコンテンツ放送が普及しつつあり、特許文献1に記載された視聴率調査方法では、いわゆるテレビ放送(地上波放送、BS/CS放送)を主な調査対象としているため、コンテンツ放送によって、テレビ番組を視聴するユーザーから視聴情報を収集することができず、テレビ放送のみの視聴情報の収集では正確性に欠けるという問題がある。
一方、コンテンツ放送による視聴率調査では、サーバー側がコンテンツデータを送信した時刻と、クライアント側がコンテンツデータを再生した時刻とでは、通信回線の通信遅延や、クライアント装置の再生機等の状況により、各視聴者ごとに実配信時刻と、再生時刻とに相違が生じる再生遅延が起きてしまう問題があり、そのために番組進行の時間軸に対する詳細な調査結果が収集できないという問題もある。特に、コンテンツ放送の配信方法においては、細分化されたコンテンツデータを、多数のクライアント装置間で共有するP2P技術を用いた同報動画配信方式も採用されている場合もあり、その場合には、配信時に対する再生遅延が生じやすく、これらの問題を解決することが重要である。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、インターネット回線を利用したコンテンツ放送に対する視聴情報の収集において、放送された番組が、実際に一般視聴者において視聴された時刻を収集したり、番組内の進行時間に対応する視聴情報を収集することができる視聴率調査システム、コンテンツサーバー、クライアント端末及び視聴率調査方法を提供することをその課題とする。また、これらを本放送と連携させることで放送インフラと通信インフラを用いた同時中継のような放送の時間的に正確な視聴率調査システム、コンテンツサーバー、クライアント端末及び視聴率調査方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、コンテンツサーバーからクライアント端末に対してコンテンツデータを配信し、その視聴率調査する視聴率調査システムであって、コンテンツサーバーは、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、コンテンツデータに挿入するタイムライン挿入部と、タイムラインが挿入されたコンテンツデータを、通信ネットワークを通じて配信するデータ送信部とを備え、クライアント端末は、コンテンツデータを受信する受信部と、コンテンツデータを再生する再生部と、再生部によるコンテンツデータの再生に合わせてタイムラインを検出し、監視するタイムライン監視部と、タイムライン監視部により検出されたタイムラインに基づいて、タイムライン及び再生部による再生履歴をログ情報に記録するログ記録部と、ログ記録部が記録したログ情報を送信するログ送信部とを備え、通信ネットワーク上には、送信部からログ情報を受信するとともに、ログ情報の受信時刻をログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、ログ情報を蓄積するログ収集部が配置されている。
また、他の発明は、通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、コンテンツサーバーからクライアント端末に対してコンテンツデータを配信し、その視聴率調査する視聴率調査方法であって、
(1)コンテンツサーバーにおいて、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、コンテンツデータに挿入し、タイムラインが挿入されたコンテンツデータを、通信ネットワークを通じて配信するデータ送信ステップと
(2)クライアント端末において、コンテンツデータを受信し、コンテンツデータを再生する再生ステップと、
(3)コンテンツデータの再生に合わせてタイムラインを検出し、監視するタイムライン監視ステップと、
(4)タイムライン監視ステップにより検出されたタイムラインに基づいて、タイムライン及び再生ステップによる再生履歴をログ情報に記録するログ記録ステップと、
(5)ログ記録ステップにより記録したログ情報を送信するログ送信ステップと、
(6)通信ネットワーク上において、クライアント端末からログ情報を受信するとともに、ログ情報の受信時刻をログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、ログ情報を蓄積するログ収集ステップと
を有する。
これらの発明によれば、通信ネットワークを通じて配信されるコンテンツデータに、一定間隔で配信側経過時間の指標となる情報であるタイムラインを埋め込み、コンテンツデータを受信し視聴するクライアント(視聴者)側でそのタイムラインを監視し、その配信側経過時間であるタイムラインに基づき、ユーザーが視聴した視聴時刻などの再生履歴をログ情報として記録することから、コンテンツサーバーとクライアント端末との間における通信遅延によって、コンテンツサーバー側におけるストリーミングの配信時刻と、クライアント装置側における視聴時刻とに時間差が生じた場合であっても、ユーザーが視聴した進行時間での視聴情報を取得することができる。なお、配信側経過時間とは、例えば、動画データや音声データ等のように、再生に際し一定の時間長を要するストリーミング形式のコンテンツデータにおいて、そのコンテンツデータの再生速度と同等の処理速度で、コンテンツ内に現在時刻を打刻し、送信した場合の経過時間である。具体的には、例えば、電波放送と同内容のコンテンツを、この電波放送と同期させて通信ネットワークを通じて同時にストリーミング配信するような、所謂サイマル放送において、電波放送の放送経過時間(放送時刻)を、配信側経過時間としてコンテンツ内に打刻しつつ、電波放送と同期させて,同内容を同時に配信するような場合が挙げられる。
また、本発明では、この取得したログ情報に、実際の時刻であるログ情報の受信時刻とを関連付けて蓄積するので、ユーザーが視聴していた実際の時刻情報についても取得し、コンテンツ進行時間に対応した視聴情報に既存の視聴状況と組み合わせることができ、より詳細で、かつ、正確な視聴率情報を収集することができる。
なお、上記発明において、クライアント端末は、コンテンツデータの再生時において、ユーザーによる選択操作を取得するユーザー操作取得部をさらに備え、ログ記録部は、ユーザー操作取得部によって取得されたユーザー操作を、タイムラインと関連づけてログ情報に記録し、ログ収集部は、クライアント端末から受信したログ情報に含まれるタイムラインとユーザー操作とを関連づけて、ログ情報を蓄積することが好ましい。この場合には、ユーザーの意思を反映させた選択操作のログを収集することにより、ユーザーが何をしながらそのコンテンツデータを視聴していたかまで調査することができ、その収集結果を応用することによって、ユーザーの視聴動向に合わせたコンテンツ配信をすることができる。
また、上記発明において、クライアント端末は、自機の現在位置を取得する位置情報取得部をさらに備え、ログ記録部は、位置情報取得部によって取得された現在位置を位置情報として、タイムラインと関連づけてログ情報に記録し、ログ収集部は、クライアント端末から受信したログ情報に含まれるタイムラインと位置情報とを関連づけて、ログ情報を蓄積することが好ましい。この場合には、地域毎のユーザーの視聴情報のログを収集することにより、視聴動向の地域特性や、携帯端末など移動しながら視聴することができる場合に、ユーザーがどこでそのコンテンツデータを視聴していたかまで調査することができ、その収集結果を応用することによって、地域性や、ユーザー動向に合わせたコンテンツを配信したり、視聴者マーケティングデータの収集に役立てることができる。
さらに、上記発明において、コンテンツデータと同一内容の放送データを、電波を介して送出する電波放送部をさらに備え、データ送信部は、電波放送部による放送データの送出に同期させてコンテンツデータを配信することが好ましい。この場合には、電波を介して一方向に放送されるコンテンツを、双方向通信によるメリットを享受できるインターネット等の通信ネットワークを通じてのコンテンツ配信と同期させることによって、電波放送による特性と、通信ネットワークを通じての双方向通信による特性とを併せ持ったサービスを展開させることができる。
なお、上記の視聴率調査システム及び視聴率調査方法では、以下のような他の発明であるコンテンツサーバー及びクライアント端末を用いることができる。
(コンテンツサーバー)
すなわち、本発明は、通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、クライアント端末に対してコンテンツデータを配信し、その視聴率調査する機能を備えたコンテンツサーバーは、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、コンテンツデータに挿入するタイムライン挿入部と、タイムラインが挿入されたコンテンツデータを通信ネットワークを通じて配信するデータ送信部と、クライアント端末において、コンテンツデータの再生に合わせて検出されたタイムラインに基づいて、タイムライン及びコンテンツデータの再生履歴を記録したログ情報を受信するログ情報受信部と、ログ情報の受信時刻をログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、ログ情報を蓄積するログ収集部とを備える。
このような発明によれば、テレビ放送のようにサイマル配信される動画などのコンテンツデータに、一定間隔で配信側経過時間の指標となる情報としてタイムラインを埋め込み、クライアント(視聴者)側でそのタイムラインを監視し、そのタイムラインに基づき、ユーザーが視聴した視聴時刻などの再生履歴をログ情報として記録するので、コンテンツサーバーとクライアント端末との間における通信遅延によって、コンテンツサーバー側におけるストリーミングの配信時刻と、クライアント装置側における視聴時刻とに時間差が生じた場合であっても、ユーザーが実際に視聴した進行時間での視聴情報を取得することができる。
また、本発明では、この取得したログ情報に、実際の時刻であるログ情報の受信時刻と関連付けて蓄積するので、ユーザーが視聴していた実際の時刻情報についても取得するので、コンテンツ進行時間に対応した視聴情報に既存の視聴状況と組み合わせることができ、より詳細で、かつ、正確な視聴率情報を収集することができる。具体的には、例えば、実際の時刻12:15:00に配信されたシーンを12:16:00に視聴された場合、その12:15:00のシーンを12:16:00に視聴したユーザー数を取得するとともに、12:15:00の時刻に視聴していた視聴者数を取得する。これにより、コンテンツデータのより詳細で、正確な視聴率情報を収集することができる。
また、上記発明において、ログ収集部は、クライアント端末から受信したログ情報に含まれるタイムラインとユーザー操作とを関連づけて、ログ情報を蓄積することが好ましい。この場合には、ユーザーの意思を反映させた選択操作のログを収集し、その収集結果を応用することによって、ユーザーの視聴動向に合わせたコンテンツ配信をすることができる。
さらに、上記発明において、ログ収集部は、クライアント端末から受信したログ情報に含まれるタイムラインと位置情報とを関連づけて、ログ情報を蓄積することが好ましい。この場合には、地域毎のユーザーの視聴情報のログを収集し、その収集結果を応用することによって、地域性を反映させたコンテンツ配信をすることができる。
また、上記発明において、コンテンツデータと同一内容の放送データを、電波を介して送出する電波放送部をさらに備え、データ送信部は、電波放送部による放送データの送出に同期させてコンテンツデータを配信することが好ましい。この場合には、電波を介して一方向に放送されるコンテンツを、双方向通信によるメリットを享受できるインターネット等の通信ネットワークを通じてのコンテンツ配信と同期させることによって、電波放送による特性と、通信ネットワークを通じての双方向通信による特性とを併せ持ったサービスを展開させることができる。
(クライアント端末)
一方、通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、コンテンツサーバーからコンテンツデータの配信を受ける機能を備えたクライアント端末は、コンテンツデータを受信する受信部と、コンテンツデータを再生する再生部と、コンテンツサーバーにおいてコンテンツデータに挿入された、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、再生部によるコンテンツデータの再生に合わせて検出し、監視するタイムライン監視部と、タイムライン監視部により検出されたタイムラインに基づいて、タイムライン及び再生部による再生履歴をログ情報に記録するログ記録部と、ログ記録部が記録したログ情報を送信するログ送信部とを備える。
このような発明によれば、テレビ放送のようにサイマル配信される動画などのコンテンツデータに、一定間隔で配信側経過時間の指標となる情報としてタイムラインを埋め込み、クライアント(視聴者)側でそのタイムラインを監視し、そのタイムラインに基づき、ユーザーが視聴した視聴時刻などの再生履歴をログ情報として記録するので、コンテンツサーバーとクライアント端末との間における通信遅延によって、コンテンツサーバー側におけるストリーミングの配信時刻と、クライアント装置側における視聴時刻とに時間差が生じた場合であっても、ユーザーが実際に視聴した進行時間での視聴情報を取得することができる。
上記発明において、クライアント端末は、コンテンツデータの再生時おいて、ユーザーによる選択操作を取得するユーザー操作取得部をさらに備え、ログ記録部は、ユーザー操作取得部によって取得されたユーザー操作を、タイムラインと関連づけてログ情報に記録することが好ましい。この場合には、ユーザーの意思を反映させた選択操作のログを収集し、その収集結果を応用することによって、ユーザーの視聴動向に合わせたコンテンツ配信をすることができる。
さらに、上記発明において、クライアント端末は、自機の現在位置を取得する位置情報取得部をさらに備え、ログ記録部は、位置情報取得部によって取得された現在位置を位置情報として、タイムラインと関連づけてログ情報に記録することが好ましい。この場合には、地域毎のユーザーの視聴情報のログを収集し、その収集結果を応用することによって、地域性を反映させたコンテンツ配信をすることができる。
以上述べたように、本発明によれば、インターネット回線を利用したコンテンツ放送に対する視聴情報の収集において、番組放送に対する実際の視聴時刻や、コンテンツ進行時間に対応した視聴情報を収集し、既存の視聴率調査結果と組み合わせることで、より詳細で、かつ、正確な視聴率情報を収集することができる。
実施形態に係る視聴率調査システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係る視聴率調査方法の概要を示す説明図である。 実施形態に係る視聴率調査システムを構成する放送局、コンテンツサーバーの内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る視聴率調査システムを構成する情報端末の内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る視聴率調査システムを構成する情報端末のブラウザ部の内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係る視聴率調査システムにおけるタイムライン監視時の動作を示す説明図である。 実施形態に係る視聴率調査システムの動作を示すフローチャート図である。
(視聴率調査システム及び調査方法の概要)
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る視聴率調査システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る視聴率調査システムは、放送局200又はコンテンツサーバーから配信される放送番組であるコンテンツデータの視聴情報を調査するシステムであり、特に、本実施形態では、電波放送と同内容のコンテンツを、この電波放送と同期させて通信ネットワークを通じて同時にストリーミング配信する所謂サイマル放送において、通信ネットワーク経由のコンテンツに関する視聴率を調査する。すなわち、本実施形態では、テレビ受像機1や情報端末2aに対しては、放送局200から、電波塔3bによる地上波や通信衛星4及びパラボラアンテナ3aによる衛星電波などの電波を通じて放送データを放送し、情報端末2b〜2fに対しては、コンテンツサーバー100からインターネット5を通じて、放送局200で放送されている番組と同一内容のコンテンツデータを、放送局200における放送データの送出に同期させて配信する。
本実施形態において、インターネット5は、通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークの一形態であり、例えば、通信プロトコルTCP/IPを用いて種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、無線通信網)を相互に接続して構築される分散型のIP網である。このインターネット5には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANなども含まれる。
テレビ受像機1は、地上波や衛星電波によるアナログ放送やデジタル放送を、受信アンテナ3又はケーブル回線などを通じて受信し、映像及び音声を出力する情報端末であり、映像や音声の他、文字放送などのデータ放送も受信し出力することができる。なお、情報端末2aは、アダプタ装置である放送信号受信装置9が接続されており、放送信号受信装置9によって、放送局200から、電波を介して放送されている番組(例えばワンセグ放送されている番組)の放送信号を受信し、情報端末2aに表示させることができる。
無線基地局6は、ゲートウェイ装置7を通じてインターネット5に接続され、情報端末2と、無線基地局6との間で無線通信接続を確立し、情報端末2による通話やデータ通信を提供する装置である。なお、この無線基地局6としては、例えば、フェムトセル(femtocell)と呼ばれる、半径10m程度の狭小なエリアをカバー範囲とする小規模なフェムトセル基地局であってもよい。この場合には、無線基地局6は、バックボーンとしての光ファイバーやADSLなどの公衆回線網やIP網等の通信ネットワークを通じて、ネットワーク上のHSS(Home Subscriber Server)に接続される(図示せず。)。
このHSSは、各移動端末がどのセルに在圏しているのかを管理するサーバーであり、位置情報取得手段としての機能を果たす。具体的に、HSSは、情報端末2から送信された位置登録の要求を、フェムトセル基地局に割り当てられている基地局識別情報とともに受信し、当該情報端末2の位置を特定する。この位置登録要求は、ユーザーの移動などによって在圏するセルが切り替えられた場合、情報端末2から、新たに在圏することになったセルを管理するフェムトセル基地局に対して送信され、この位置登録要求とともにフェムトセル基地局に割り当てられている基地局識別情報がHSSに送信され、HSSにおいてリアルタイムに、ユーザーの位置を把握することができる。
情報端末2(2a〜2f)は、CPUによる演算処理機能、及び通信インターフェースによる通信処理機能を備えたクライアント端末であり、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピューターや、機能を特化させた専用装置により実現することができ、モバイルコンピューターやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話機が含まれる。また、この情報端末2は、インターネット5にアクセスして、データの送受信を行うブラウザ機能も備えている。このブラウザ機能は、Webページを閲覧するためのアプリケーションソフトであり、インターネット5からHTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生する。フォームを使用してユーザーがデータをWebサーバーに送信したり、JavaScript(Javaは登録商標)やFlash、及びJavaなどで記述されたアプリケーションソフトを動作させたりすることも可能である。また、本実施形態では、情報端末2は、コンテンツサーバー100から、インターネット等を通じて、コンテンツデータの配信を受ける機能を備えているとともに、このコンテンツデータを視聴するアプリケーションを実行する機能も備えている。
ここで、情報端末2の装置別の機能について説明する。情報端末2b及び2cは、無線通信を利用した、携帯可能な電話機であり、基地局等の中継点と携帯電話機が無線で通信し、通話やデータ通信等の通信サービスを移動しつつ受けることができる。この情報端末2b及び2cの通信方式としては、例えば、FDMA方式、TDMA方式、CDMA方式、W−CDMAの他、PHS(Personal Handyphone System)方式等が挙げられる。また、この情報端末2b及び2cは、デジタルカメラ機能、アプリケーションソフトの実行機能、或いはGPS機能等の機能が搭載され、携帯情報端末(PDA)としての機能も果たしている。
情報端末2aは、情報端末2b及び2cと同様に、無線通信を利用した携帯可能な電話機である。特に、本実施形態において、情報端末2aは、テレビジョン(TV)放送やラジオ放送などの放送局200により放送されている番組(例えばワンセグ放送されている番組)の放送信号を受信する放送信号受信装置9が接続されている。ここで、「ワンセグ放送」とは、携帯通信端末などの携帯機器向けの地上デジタル放送を意味する。放送信号受信装置9は、放送局200により放送されている番組の放送信号を受信する専用装置であり、この受信した放送信号をエンコードし、情報端末2aにおいて視聴可能としている。この放送信号受信装置9によって、情報端末2aに、放送電波を受信して視聴する機能が追加されることとなる。
情報端末2d〜2fは、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピューターであり、通信機能とブラウザソフトにより、通信ネットワークを通じてコンテンツデータを受信して視聴する機能が実現されている。特に、本実施形態において情報端末2d〜2fは、いわゆるOLM(OverLay Multicast)方式のピア・ツー・ピアのネットワークシステムにより、いずれかの情報端末がダウンロードしたコンテンツデータを他の情報端末と共有し、分散された情報端末間でコンテンツデータの配信を相互に行う機能を備えている。
コンテンツサーバー100は、複数のサーバー装置群により構成され、各サーバー装置の機能は、各種情報処理を実行するサーバーコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアで実現される。特に、本実施形態に係るコンテンツサーバー100は、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じ、インターネット5などのIP網を通じて、情報端末2に対してコンテンツデータを配信する機能と、そのコンテンツデータの視聴率を調査する機能とを備える。具体的に、本実施形態において、コンテンツサーバー100は、各機能を分散させるために、図2に示すように、コンテンツ配信サーバー110、ログ情報収集サーバー120、及びログ解析サーバー130等の複数のサーバー装置により構成されている。
そして、本実施形態でのコンテンツサーバー100から放送(配信)されるコンテンツデータは、図2に示す手順により、ユーザーに提供され、その視聴情報が収集される。
先ず、インターネット放送事業者11が作成若しくは入手したコンテンツデータD1を、インターネット配信事業者12が運用するコンテンツ配信サーバー110に入稿(格納)する。ここでは、インターネット放送事業者11は、例えば放送局200であり、コンテンツデータD1は、放送局200で放送される放送データと同一内容となっている。なお、このコンテンツデータD1としては、例えば、野球中継や、ニュース番組などライブ放送型のコンテンツの他、クイズ番組、音楽番組など予め製作された収録放送型のコンテンツが含まれる。
インターネット配信事業者12は、取得したコンテンツデータに、現在時刻を配信側経過時間(タイムライン)として埋め込み、そのタイムラインが埋め込まれたコンテンツデータD1をコンテンツサーバーから情報端末2b〜2fに対して配信する。なお、ここでいう配信側経過時間とは、例えば、動画データや音声データ等のように、再生に際し一定の時間長を要するストリーミング形式のコンテンツデータにおいて、そのコンテンツデータの再生速度と同等の処理速度で、コンテンツ内に現在時刻を打刻し、送信した場合の経過時間である。本実施形態では、放送局200における電波放送と同内容のコンテンツデータD1をサイマル放送する際に、電波放送の放送経過時間(放送時刻)を、配信側経過時間としてコンテンツデータD1内に打刻しつつ、電波放送と同期させて,同内容を同時に配信する。これにより、電波放送における放送シーンが放送された時刻と同一の時刻が、コンテンツデータD1内の同一シーンに、配信側経過時間が定期的(例えば、1秒間隔)にタイムラインとして打刻される。このタイムラインは、クライアント側で再生される際に、定期的(1秒間隔)に検出されることとなる。
そして、視聴者が、番組視聴用のWebページにアクセスすると、コンテンツ配信サーバー110からコンテンツデータD1が配信され、情報端末2b〜2fで受信されたコンテンツデータD1は、ブラウザ部28に表示され、視聴が可能となる。ここで、情報端末2d〜2fは、いわゆるOLM(OverLay Multicast)方式のピア・ツー・ピアのネットワークシステムにより、いずれかの情報端末がダウンロードした、一部又は全部のコンテンツデータを他の情報端末と共有し、分散された情報端末間でコンテンツデータの配信を相互に行い、分割されたコンテンツデータを再構築することにより、コンテンツデータが視聴可能となる。
そして、タイムラインが埋め込まれたコンテンツデータD1をユーザーが視聴すると、情報端末2b〜2fにおいてコンテンツデータD1の再生に合わせてタイムラインが検出され、検出されたタイムラインを配信側経過時間として再生履歴情報として記録するとともに、各タイムラインが検出された現在時刻を、情報端末2b側における視聴時刻データとして再生履歴情報に追加し、再生履歴情報をログ情報D2として、ログ情報収集サーバー120に送信する。
ログ情報収集サーバー120は、受信されたログ情報D2に、ログ情報収集サーバ120側における受信時刻T1をタイムスタンプとして追加し、ログ情報D3として蓄積する。そして、ログ解析サーバー130によって、ログ情報D3は解析され、これに含まれる配信側経過時間、視聴時刻データ、及び受信時刻に基づいて、インターネットテレビの視聴率として調査される。そして、この視聴率データは、インターネット放送事業者11に送信される。なお、このログ情報D2には、例えば、デバイス種別(PC/モバイル)、視聴状況(スタート/継続/終了)、コンテンツ名(番組名や番組名に紐付く通しなど)、シーン配信時の経過時間(配信サーバ側時刻)、シーン視聴時の時刻T2(ユーザ側時刻)、配信方法(通常/P2P/その他)、付帯情報(GPS情報その他)等の情報が含まれている。
(視聴率調査システムの構成)
次いで、視聴率調査システムの内部構造について説明する。図3は、視聴率調査システムを構成する放送局200、コンテンツ配信サーバー110、ログ情報収集サーバー120、及びログ解析サーバー130の内部構成を示すブロック図であり、図4は、情報端末2の内部構造を示すブロック図であり、図5は、本実施形態に係る視聴率調査システムを構成する情報端末のブラウザ部の内部構成を示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
(1)コンテンツ配信サーバー
コンテンツ配信サーバー110は、情報端末2に対してコンテンツデータを配信するサーバー装置であり、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシステムにおいて、HTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情報送信を行うサーバーコンピューター或いはその機能を持ったソフトウェアであり、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネットなどのIP網を通じて、これらの情報を送信する。具体的に、コンテンツ配信サーバー110は、通信系のモジュールとして、データ送信部116と、データ受信部115と、同期処理部117とを備え、各データを格納するモジュールとして、Webデータ蓄積部111と、コンテンツデータ蓄積部113とを備え、コンテンツの編集処理のモジュールとして、コンテンツ生成部118と、タイムライン挿入部112とを備えている。
データ送信部116は、インターネット5を通じてデータを送信するモジュールであり、各データをパケット化して送信するとともに、本実施形態においては、コンテンツデータにタイムラインを挿入して配信する機能を備えている。このデータ送信部116は、ストリーミング配信部116aと、Webデータ配信部116cとを有する。
ストリーミング配信部116aは、コンテンツデータをストリーミング配信するモジュールであり、所定の放送スケジュールに従って、コンテンツデータ蓄積部113に蓄積されたコンテンツデータを読み出して、インターネット5に送出する。このストリーミング配信部116aは、コンテンツデータ蓄積部113から読み出されるコンテンツデータに対して、タイムライン挿入部112により、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを挿入する。特に、本実施形態においてタイムライン挿入部112は、放送局200における電波放送と同内容のコンテンツデータD1をサイマル放送する際に、電波放送の放送経過時間(放送時刻)を、配信側経過時間としてコンテンツデータD1に対して、一秒毎に挿入処理を行うとともに、電波放送と同期させて,同内容を同時に配信する。これにより、電波放送における放送シーンが放送された時刻と同一の時刻が、コンテンツデータD1内の同一シーンに、配信側経過時間が定期的(例えば、1秒間隔)にタイムラインとして打刻される。
詳述すると、このストリーミング配信部116aは、同期処理部117による制御に基づいて、放送局200における放送データの送出に同期させて、コンテンツデータの配信を実行する。このときタイムライン挿入部112は、コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインをコンテンツデータに挿入する。
タイムライン挿入部112は、同期処理部117と連携されており、電波放送部202における電波放送の時間と、ストリーミング配信部116aによるデータ配信との時間差を測定し、電波放送とストリーミング配信との時間差をタイムラインに関連づけて記録する機能を備えている。この機能により、電波放送とストリーミング配信とを同時に行う際の、放送映像のエンコードやデータ転送に要する処理時間のゆらぎを記録し、コンテンツデータに挿入されるタイムラインと、電波放送とのズレを反映させた視聴率調査を可能とする。
なお、このタイムライン挿入部112は、送信時の現在時刻をタイムラインとして挿入する場合と、コンテンツ名などの番組に紐付くメタ情報と現在時刻を組み合わせたデータをタイムライン情報として挿入する場合とがあり、これらのタイムライン情報を使い分けすることが望ましい。具体的には、送信時の現在時刻のみをタイムラインに挿入する場合には「12:00:00」、「12:01:00」というタイムラインを挿入し、番組名などの情報もタイムライン情報として挿入する場合には、「Program-A20091224,12:00:00」、「Program-A20091224,12:01:00」というタイムラインを挿入する。そして、送信時における経過時間が、そのコンテンツデータの配信側経過時間となる。
さらに、ストリーミング配信部116aは、いわゆるOLM(OverLay Multicast)方式のピア・ツー・ピアのネットワークシステムにより、いずれかの情報端末がダウンロードしたコンテンツデータを他の情報端末と共有し、分散された情報端末間でコンテンツデータの配信を相互に行う場合には、分散されたコンテンツデータを送信する機能を備えている。
一方、Webデータ配信部116cは、各クライアントによるユーザー操作に応じて、Webデータ蓄積部111に蓄積された表示情報(Webデータ)を配信するWebサーバーである。このWebデータ配信部116cから配信されるWebデータには、例えば、インターネットテレビが埋め込まれるウィンドウと、HTML等で記述された文字情報やその他のリンク情報が含まれ、インターネットテレビを視聴しながら、他のWebサイトの閲覧などが可能となっている。
他方、データ受信部115は、電波放送部202で放送された放送データや、情報端末2から送信されたユーザー操作、ログ解析サーバー130から送信された視聴率の解析結果を受信するモジュールである。具体的に、データ受信部115は、電波放送部202が放送した放送データを受信し、コンテンツ生成部118に転送したり、クライアント側から受信したユーザー操作に応じてデータ送信部116からコンテンツデータを送信させる。
コンテンツ生成部118は、電波放送部202から転送されてきた放送データをエンコードして、動画ファイル形式に変換するモジュールである。また、コンテンツ生成部118は、ログ解析サーバー130の解析結果送信部133からの解析結果に基づいて、コンテンツデータを生成する機能も備えており、これによりユーザーの趣向動向や、地域性に応じたコンテンツデータを生成することができる。これらのコンテンツ生成部118により生成されたコンテンツデータは、コンテンツデータ蓄積部113に送出され、蓄積される。
同期処理部117は、放送局200側の電波放送部202における放送データの送出タイミングと、コンテンツ配信サーバー110側のデータ送信部116によるコンテンツの配信タイミングとを同期させるモジュールである。
Webデータ蓄積部111は、再生部を含む表示情報であるWebデータを蓄積する記憶装置である。コンテンツデータ蓄積部113は、インターネット放送事業者11から入稿されたコンテンツデータを保存しておく記憶装置であり、このコンテンツデータは、放送局200で放送される放送データと同一内容となっている。なお、サイマル放送にあっては、電波放送部202で放送された放送データが、データ受信部115により受信され、コンテンツ生成部118により即時にエンコードされ、動画データファイルに変換されてコンテンツデータ蓄積部113に蓄積される。
(2)ログ情報収集サーバー
図3に示すように、ログ情報収集サーバー120は、情報端末2から送信されたログ情報を収集し、蓄積するサーバー装置であり、ログ情報受信部123と、ログ収集部122と、ユーザーデータ蓄積部121と、絶対時刻取得部124とを備えている。
ログ情報受信部123は、コンテンツデータの再生履歴を記録したログ情報をクライアント側から受信するモジュールであり、受信したログ情報をログ収集部122に送信する。ここでログ情報には、ユーザーが視聴したコンテンツデータの内容、視聴時刻データ、位置情報、ユーザー操作履歴情報等が含まれ、特に本実施形態においては、コンテンツデータの再生に合わせて検出された番組進行時間であるタイムラインがタイムスタンプとして含まれている。
ログ収集部122は、ログ情報受信部123から入力されたログ情報を収集し蓄積するモジュールであり、本実施形態では、ログ情報受信部123が受信したログ情報の受信時刻をログ情報に記録されたタイムスタンプと対応付けしている。また、このログ収集部122は、タイムライン挿入部112が測定し記録した、サイマル放送における同期処理時に生じる上記時間差を、ログ情報受信時刻と対応させて、収集したログ情報に関連付ける機能を備えている。
ユーザーデータ蓄積部121は、ユーザーを特定するユーザーIDと紐付けて、ユーザーが操作した操作履歴やタイムスタンプが記録された再生履歴をログデータとして蓄積する記憶装置である。このユーザーデータ蓄積部121に蓄積されたログ情報は、ログ解析サーバー130により抽出され、解析可能となっている。
(3)ログ解析サーバー
ログ解析サーバー130は、収集されたログ情報から、視聴率を調査するサーバー装置であり、ログ情報解析部131と、解析結果表示部132と、解析結果送信部133とを備えている。
ログ情報解析部131は、ユーザーデータ蓄積部121に蓄積されたログ情報を抽出し、ログ情報に記録されたタイムスタンプや、タイムスタンプに対応付けられたログ情報の受信時刻の情報等から視聴率を解析するモジュールである。また、本実施形態では、サイマル放送における同期処理時の時間差も解析する機能を備えており、放送データの放送時刻と、サイマル放送によりストリーミング配信されたコンテンツデータの視聴時刻とのズレについて、コンテンツ配信サーバー110における時間差を考慮して、より精細な視聴率調査を行えるようになっている。
解析結果表示部132は、ログ情報解析部131で解析された視聴率調査の結果を表示するモジュールであり、解析結果送信部133は、ログ情報解析部131で解析された視聴率調査の結果を放送局200又はコンテンツ配信サーバー110に送信するモジュールである。
(4)放送局
放送局200は、また、この放送局200は、地上アナログ放送、地上デジタル放送、BSデジタル放送、又はCSデジタル放送など各種の電波放送を行う施設であり、本実施形態では、複数のチャンネルや放送方式で、同じ時間に同じ番組を放送するサイマル放送に対応している。このサイマル放送において放送局200は、複数の衛星プラットフォームにチャンネルを有し、時間帯によっては同一内容の番組を複数のチャンネルで共有することができるとともに、コンテンツ配信サーバーに放送データを転送することによって、インターネット等の通信ネットワークを介したストリーミング配信との同時放送も可能となっている。
詳述すると、この放送局200で放送される放送データは、放送データ蓄積部201に蓄積され、電波放送部202によって、電波を通じて送出される。このとき、放送された放送データを、コンテンツ配信サーバーのデータ受信部115に転送(或いは、コンテンツ配信サーバー側で放送電波を受信)し、ストリーミング配信可能な動画ファイル形式に変換し、コンテンツデータ蓄積部113に蓄積する。
なお、この電波放送部202は、同期処理部117と接続可能となっており、コンテンツ配信サーバー110のデータ送信部116は、電波放送部202による放送データの送出に同期させてコンテンツデータを配信することができるようになっている。また、放送局200は、ログ解析サーバー130のログ情報解析部131で解析された視聴率調査の結果を受信する機能を備えている。
(5)情報端末
一方、情報端末2は、図4(a)に示すように、通信系のモジュールとしてデータ受信部27と、ログ送信部21とを備え、また、Webを閲覧するためのモジュールとして、ブラウザ部28と、メディア再生部28aと、GUI制御部28bと、ユーザー操作取得部22と、入出力インターフェース26を備えている。
データ受信部27は、コンテンツデータ及び表示情報等の各種データを受信する通信インターフェースである。受信された表示情報は、ブラウザ部28に入力され、受信されたコンテンツデータは、メディア再生部28aに入力される。ログ送信部21は、ログ情報など各種データを送信する通信インターフェースである。
ブラウザ部28は、メディア再生部28aを含む表示情報を表示するソフトウェアであり、出力インターフェース26bにより、映像や音声を出力することができるとともに、入力インターフェース26aにより、マウスやキーボードなどの操作デバイスからの操作信号が、ユーザー操作として入力される。そして、このブラウザ部28によって、Webページを表示するとともに、Webページ上におけるクリックや文字入力などのユーザー操作が可能となる。メディア再生部28aは、コンテンツデータを再生する再生ソフトウェアであり、ブラウザ部28内に再生画面を埋め込むようにして表示することができる。
GUI制御部28bは、ユーザーとの間で対話形式により、ユーザー操作を促すモジュールであり、ユーザーに対する画面表示と、その画面上におけるクリック操作や文字入力などを受け付ける。このGUIに対する操作により、インターネット放送の視聴開始・視聴終了や、チャンネルの切り替えを行い、これらの操作がユーザー操作取得部22により取得される。ユーザー操作取得部22は、コンテンツデータの再生時おいて、ユーザーによる選択操作を取得するモジュールであり、ログ送信部21は、このユーザー操作取得部22によって取得されたユーザー操作を、ログ情報に含ませて、コンテンツ配信サーバー110に送信する。
さらに、情報端末2b〜2fは、ログ情報記録の処理に関するモジュールとして、タイムライン監視部25と、ログ記録部24と、位置情報取得部23と、ログ情報蓄積部29とを備えている。
タイムライン監視部25は、コンテンツ配信サーバー110においてコンテンツデータに挿入されたコンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、メディア再生部28aによるコンテンツデータの再生に合わせて検出し、監視するモジュールである。本実施形態において、コンテンツに挿入されたタイムラインは、コンテンツデータに一秒毎に挿入された、コンテンツデータの配信側経過時間の指標となる情報である。そして、タイムライン監視部25は、このタイムラインを一秒ごとに検出し、タイムスタンプとして、ログ記録部24に送信する。
位置情報取得部23は、自機の現在位置を取得するモジュールであり、GPSや、自機が在圏する通信エリア(無線基地局6)の座標位置などによって現在位置を取得し、その情報をログ記録部24に送信する。
ログ記録部24は、タイムライン監視部25により検出されたタイムラインをタイムスタンプとしてログ情報に記録するモジュールである。このコンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムスタンプをログ情報に記録することで、メディア再生部による再生履歴が、コンテンツの配信側経過時間に基づいた履歴となる。また、ログ記録部24は、タイムラインのタイムスタンプに基づいて、再生履歴をログ情報に記録する機能も備えており、本実施形態においては、システム計時部30によって計時された時刻情報を視聴時刻データとして、ユーザー操作取得部22によって取得されたユーザー操作をユーザー情報として、位置情報取得部23によって取得された現在位置を位置情報として、それぞれタイムスタンプと関連づけてログ情報に記録する。
ログ情報蓄積部29は、ログ記録部24において、記録されたログ情報を一定期間、蓄積するメモリ装置であり、ログ情報蓄積部29は、一定期間毎に蓄積したログ情報を、ログ送信部21を介してログ情報収集サーバー120に送信している。具体的に、ログ情報蓄積部29は、タイムラインに挿入された配信側経過時間をトリガーとして、一秒ごとにログ送信部21を介してログ情報収集サーバー120にログ情報を送信している。
このようなログ情報記録処理に関するモジュールでは、具体的に、図6にも示すように、先ず、情報端末2b〜2f側でコンテンツデータの視聴が開始されると(図6中1.)、情報端末2b〜2f側は、視聴を開始した時点のタイムラインを検出し(図6中2.)、コンテンツデータの視聴開始時間を特定する。また、タイムライン監視部25は、コンテンツデータD1を視聴している間、一定期間毎にタイムラインを検出し(図6中3.)、コンテンツデータ再生開始からの配信側経過時間を特定する。本実施形態において、コンテンツデータには、タイムラインである配信側経過時間情報が一秒毎に挿入されており、タイムライン監視部25は、コンテンツデータの再生により一秒毎にタイムラインを検出する。そして、情報端末2b〜2fにおいて、コンテンツデータD1の視聴が終了するまで、上記タイムラインの監視を継続する(図6中4.)。
この際、情報端末2b〜2f側は、コンテンツデータにおける各タイムラインが到来する毎にタイムラインを検出し、タイムスタンプとしてログ情報に記録するとともに、システム計時部30からの視聴時刻データ、ユーザー操作取得部22からのユーザー操作情報及び、GPS機能からの位置情報等の再生履歴についても合わせてログ情報に記録し(図6中6.及び7.)、生成されたログ情報は、ログ情報蓄積部29に蓄積される(図6中8.)。これにより、コンテンツデータの視聴を開始した操作情報や、ユーザーの視聴時刻データがログ情報として記録される。
コンテンツデータD1の視聴が終了すると、タイムラインの検出動作が終了され、コンテンツデータD1の視聴を終了した再生履歴情報は、終了直前に検出されたタイムラインのタイムスタンプと関連付けられて、ログ情報として記録される(図6中5.)。
ここで、情報端末2b〜2fに対しては、チャンネルA〜チャンネルCの各コンテンツ番組が視聴可能となっており、ユーザー操作によって、視聴するコンテンツを変更できるものとする。そして、例えば、ユーザーがチャンネルAの番組aaaからチャンネルBの番組bbbにチャンネルを切り替える操作を行った場合には、ユーザー操作取得部22は、チャンネルAの番組aaaの視聴停止と、チャンネルBの番組bbbの視聴開始とをユーザー操作に係る情報として検出する。
また、このコンテンツデータ内のタイムラインは、コンテンツを送出する際に、サーバー側でコンテンツ内に挿入されたコンテンツデータの配信側経過時間を示す時間軸データである。また、視聴時刻データは、情報端末上に仮想的に定義される時間軸データであり、その時間進行は、情報端末のシステム時間で計時される。実際には、通信処理によるタイムラグや、データ処理による遅延、及び各システム時間の誤差により、コンテンツデータ内のタイムラインに同期された番組時刻データは、情報端末内のシステム時刻とずれることになるが、メディア再生部による再生履歴をログ情報に記録する際には、タイムライン監視部25により検出されたタイムラインをタイムスタンプとして記録されるため、コンテンツデータの配信側経過時間がログ情報に記録される。
次いで、放送局200により放送されている放送番組(例えばワンセグ放送されている番組)を視聴する情報端末2aにおける内部構造について説明する。なお、上述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。情報端末2aは、情報端末2b及び2cと同様に、無線通信を利用した携帯可能な電話機であり、データ受信部31と、システム計時部30とを備えている。
データ受信部31は、放送信号受信装置9から送信された、表示情報や番組データを受信し、受信された表示情報は、ブラウザ部28に入力され、受信された番組データは、メディア再生部28aに入力される。
システム計時部30は、情報端末2a内部の時刻情報を計時するモジュールであり、本実施形態においては、メディア再生部28aによるコンテンツデータの再生に合わせて、システム計時部30において計時された時刻情報を監視し、ログ記録部24へ送信する。
ログ記録部24は、システム計時部30で計時された時刻情報を視聴時刻データとして、ログ情報に記録するモジュールある。また、ログ記録部24は、ユーザー操作取得部22によって取得されたユーザー情報と、位置情報取得部23によって取得された現在位置情報とを、それぞれ視聴時刻データと関連づけてログ情報に記録する。
放送信号受信装置9には、受信部9cと、エンコーダ部9bと、送信部9aと、アンテナ9dを備えている。受信部9cは、テレビジョン(TV)放送やラジオ放送などの放送局200により放送されている番組の放送信号を、アンテナ9dを介して受信するモジュールであり、受信した信号をエンコーダ部9bに送信する。エンコーダ部9bは、放送信号データをメディア再生部28aによって再生可能な符号に変換を行うモジュールである。送信部9aは、変換された放送信号データをデータ受信部31へ送信するモジュールである。
次に、情報端末2d〜2fのように、いわゆるOLM(OverLay Multicast)方式のピア・ツー・ピアのネットワークシステムにより、いずれかの情報端末2dがダウンロードしたコンテンツデータを他の情報端末2e,2fと共有し、分散された情報端末間でコンテンツデータの配信を相互に行う場合には、図5に示すように、情報端末2d〜2fのブラウザ部28には、キャッシュ部28cとコンテンツ再構築部28dとを備えている。
コンテンツ再構築部28dは、コンテンツ配信サーバー110又は他の情報端末2e,2fから送信された全部又は一部のコンテンツデータを再構築するモジュールであり、その再構築されたコンテンツデータをキャッシュ部28cに送信する。
キャッシュ部28cは、コンテンツ配信サーバー110又は他の情報端末2e,2fから受信され、メディア再生部28aで再生されるコンテンツデータを一時的に蓄積するバッファ装置であり、本実施形態では、メディア再生部28aによるコンテンツ再生に先行して、コンテンツを予めキャッシュ部28cにダウンロードして記憶する。このキャッシュ部28cに記憶されたデータは、OLM(Over Lay Multicast)方式のピア・ツー・ピアのネットワークシステムにより、他の情報端末2e,2fと共有することができ、他の情報端末2e,2fから配信要求があった場合には、当該他の情報端末2e,2fに対して送信される。
(視聴率調査方法)
以上の構成を有する視聴率調査システムを動作させることによって、本発明の視聴率調査方法を実施することができる。図7は、本実施形態に係る視聴率調査システムの動作を示すフローチャート図である。
先ず、コンテンツ配信サーバー110、ログ情報収集サーバー、又は解析サーバーより視聴率調査システムに関するアプリケーションを配布し(S201,S301)、情報端末2は、このアプリケーションをインストールする(S401)。
ここで、放送局200において、放送データの電波放送が開始される(S101)。この電波放送との同期処理がコンテンツ配信サーバー110の同期処理部117において実行される(S202)。この同期処理に際し、タイムライン挿入部112は、同期処理部117との連携により、電波放送部202における電波放送の時間と、ストリーミング配信部116aによるデータ配信との時間差を測定し、電波放送とストリーミング配信との時間差をタイムラインに関連づけて記録する。この同期処理と並行して、コンテンツデータD1にタイムラインが挿入され(S203)、タイムラインが挿入されたコンテンツデータD1が生成される。
次いで、情報端末2b〜2fからWeb当該放送番組のWebサイトへアクセスがあったものとする(S402)。このアクセスに際しては、ユーザーIDやパスワードの入力を受け付けて、ユーザー認証を行うようにしてもよい。また、このアクセスに際し、情報端末のIPアドレスを取得したり、当該コンテンツへのアクセスが、トップページからのドリルダウンなのか、テレビ放送で流されたURL経由なのかを判別するようにしてもよい。
このコンテンツ配信サーバー110は、アクセスを受付し(S204)、アクセスに応じて、コンテンツ配信サーバー110は、表示情報を情報端末2b〜2fに送信する。情報端末2b〜2f側では、受信したWebデータをブラウザ部28に表示させ、コンテンツデータD1のストリーミング配信の受信及び再生を開始する(S205及びS403)。すなわち、これらのコンテンツデータD1及び表示情報が情報端末2b〜2fで受信され、ブラウザ部28において、表示情報がWebページとして表示され、このWebページに埋め込まれるようにしてメディア再生部28aが表示され、このメディア再生部28aにコンテンツデータD1が表示される。
情報端末2b〜2fでは、まず、コンテンツデータD2の視聴が開始されたことが確認すると(S404)、視聴が開始された確認情報をログ情報収集サーバー120へ送信するとともに、タイムライン監視部25によってタイムラインを検出し(S405)、このときのタイムスタンプをログ情報に記録する(S406)。
また、このコンテンツデータが再生されている間も、一秒毎に、タイムライン監視部25により、メディア再生部28aによるコンテンツデータの再生に合わせてタイムラインが定期的に検出され、情報端末側の現在時刻(タイムスタンプ)が、視聴時刻データとして、ログ情報に記録され(S405,S406)、そのログ情報をログ情報収集サーバー120へ送信する。
この情報端末側におけるタイムラインの監視について詳述すると、図6にも示すように、先ず、情報端末2b〜2f側でコンテンツデータの視聴が開始されると(図6中1.)、情報端末2b〜2f側は、タイムラインを検出し(図6中2.)、検出されたタイムラインを視聴を開始した時点でのタイムスタンプとして、ログ情報に記録する(図6中7.)。この際、視聴時刻情データ、位置情報及びユーザー操作情報についても関連づけてログ情報に記録され、ログ情報蓄積部29に蓄積される(図6中6.及び図6中8.)。
そして、情報端末2b〜2f側は、コンテンツデータD2を視聴している間、一秒毎にタイムラインを検出し(S405)、検出されたタイムラインをタイムスタンプとして、ログ情報に記録する(S406)。この際においても、視聴時刻データ、位置情報及びユーザー操作情報は、タイムスタンプに関連づけてログ情報に記録される。そして、記録されたログ情報は、タイムスタンプ毎にログ情報蓄積部29からログ送信部21を介して、ログ情報収集サーバー120へ送信される。
情報端末2b〜2fは、ログ情報を記録した後、ユーザー操作取得部22からの信号により、コンテンツデータの視聴が終了しているか否かを判別し(S407)、コンテンツデータの視聴が終了していない場合には(S407における“N”)、視聴終了が確認されるまで、タイムライン監視処理、ログ情報の記録処理を続行する(S405,S406)。
一方、情報端末2b〜2fにおいて、コンテンツデータD1の視聴が終了すると(S407における“Y”,図6中4.)、情報端末2b〜2f側は、タイムラインの検出動作を終了し(S408)、視聴終了操作に係る情報を終了直前に検出されたタイムスタンプに関連付けて、視聴終了タイムスタンプを含むログ情報として記録する(図6中5.)。ログ送信部21は、ログ情報蓄積部29に蓄積された視聴終了タイムスタンプを含むログ情報をログ情報受信部123へ送信する。
ログ情報収集サーバー120側においては、情報端末2b〜2f側からのコンテンツデータD2の視聴開始の確認を受信すると(S302)、ユーザーデータ蓄積部121にそのユーザーに係るフォルダを作成し、情報端末2b〜2fからのログ情報を受け付ける。そして、ログ情報受信部123は、一秒毎にログ情報を受信するとともに(S303)、ログ収集部122は、ログ情報の受信時刻をログ情報に記録されたタイムスタンプと対応付けし(S304)、ログ情報をユーザーデータ蓄積部121に蓄積する(S305)。
ログ情報収集サーバー120では、視聴終了タイムスタンプを含むログ情報を受信したか否かを確認し(S306)、視聴終了タイムスタンプを含むログ情報を受信しない場合には(S306における“N”)、ログ情報を受信し、受信したログ情報に対して同様の処理を行う(S303〜S305)。一方、視聴終了タイムスタンプを含むログ情報を受信した場合には(S306における“Y”)、ログ情報の受信を停止する。
ログ情報受信部123では、視聴開始から視聴終了までの間、視聴中のデータとしてログ情報を受信し、全てのログ情報をユーザーデータ蓄積部121に関連づけて蓄積する。ログ解析サーバー130においては、ユーザーデータ蓄積部121から、ログ情報D2を抽出し、ログ情報解析部131によってログ情報を解析する(S307)。なお、本実施形態では、サイマル放送において、ログ情報解析部131は、放送データの放送時刻と、サイマル放送によりストリーミング配信されたコンテンツデータの視聴時刻とのズレについて、コンテンツ配信サーバー110で生じる処理遅延を考慮して、より精細な視聴率調査を行えるようになっている。
すなわち、データ送信部116による配信時に、タイムライン挿入部112が、同期処理部117と連携し、電波放送部202における電波放送の時間と、ストリーミング配信部116aによるデータ配信との時間差を測定し、電波放送とストリーミング配信との時間差を、挿入したタイムラインに関連づけて記録する。これにより、電波放送とストリーミング配信とを同時に行う際の、放送映像のエンコードやデータ転送に要する処理時間のゆらぎを記録し、コンテンツデータに挿入されるタイムラインと、電波放送とのズレを反映させた視聴率調査を可能とする。
その後、この解析した結果である解析データをコンテンツ配信サーバー110及び放送局200に送信する。放送局200及びコンテンツ配信サーバー110は、解析結果である解析データを受信し(S102,S206)、視聴率の調査を行う。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、テレビ放送のようにサイマル配信される動画などのコンテンツデータに、一定間隔で配信側経過時間の指標となる情報としてタイムラインを埋め込み、クライアント(視聴者)側でそのタイムラインを監視し、そのタイムラインに基づき、ユーザーが実際に視聴した視聴時刻などの再生履歴をログ情報として記録するので、コンテンツサーバーと情報端末2との間における通信遅延によって、コンテンツサーバー側におけるストリーミングの配信時刻と、クライアント装置側における視聴時刻とに時間差が生じた場合であっても、ユーザーが実際に視聴した進行時間での視聴情報を取得することができる。
また、本実施形態では、この取得したログ情報に、実際の時刻であるログ情報の受信時刻と関連付けて蓄積するので、ユーザーが視聴していた実際の時刻情報についても取得するので、コンテンツ進行時間に対応した視聴情報に既存の視聴状況と組み合わせることができ、より詳細で、かつ、正確な視聴率情報を収集することができる。
また、本実施形態では、情報端末2は、コンテンツデータの再生時において、ユーザーによる選択操作を取得するユーザー操作取得部22をさらに備え、ログ記録部24は、ユーザー操作取得部22によって取得されたユーザー操作を、タイムスタンプと関連づけてログ情報に記録し、ログ収集部122は、情報端末2b〜2fから受信したログ情報に含まれるタイムスタンプとユーザー操作とを関連づけて、ログ情報を蓄積するので、ユーザーの意思を反映させた選択操作のログを収集し、その収集結果を応用することによって、ユーザーの視聴動向に合わせたコンテンツ配信をすることができる。
また、本実施形態では、情報端末2b〜2fは、自機の現在位置を取得する位置情報取得部23をさらに備え、ログ記録部24は、位置情報取得部23によって取得された現在位置を位置情報として、タイムスタンプと関連づけてログ情報に記録し、ログ収集部122は、情報端末2b〜2fから受信したログ情報に含まれるタイムスタンプと位置情報とを関連づけて、ログ情報を蓄積するので、地域毎のユーザーの視聴情報のログを収集し、その収集結果を応用することによって、地域性を反映させたコンテンツ配信をすることができる。
さらに、本実施形態では、コンテンツデータと同一内容の放送データを、電波を介して送出する電波放送部202をさらに備え、データ送信部116は、電波放送部による放送データの送出に同期させてコンテンツデータを配信するので、電波を介して一方向に放送されるコンテンツを、双方向通信によるメリットを享受できるインターネット等の通信ネットワークを通じてのコンテンツ配信と同期させることによって、電波放送による特性と、通信ネットワークを通じての双方向通信による特性とを併せ持ったサービスを展開させることができる。
D1,D2…コンテンツデータ
D3…ログ情報
1…テレビ受像機
2(2b〜2f)…情報端末
3…受信アンテナ
3a…パラボラアンテナ
3b…電波塔
4…通信衛星
5…インターネット
6…無線基地局
7…ゲートウェイ装置
9…放送信号受信装置
9a…送信部
9b…エンコーダ部
9c…受信部
9d…アンテナ
11…インターネット放送事業者
12…インターネット配信事業者
21…ログ送信部
22…ユーザー操作取得部
23…位置情報取得部
24…ログ記録部
25…タイムライン監視部
26a…入力インターフェース
26b…出力インターフェース
27…データ受信部
28…ブラウザ部
28a…メディア再生部
28b…GUI制御部
28c…キャッシュ部
28d…コンテンツ再構築部
29…ログ情報蓄積部
30…システム計時部
31…データ受信部
100…コンテンツサーバー
110…コンテンツ配信サーバー
111…Webデータ蓄積部
112…タイムライン挿入部
113…コンテンツデータ蓄積部
115…データ受信部
116…データ送信部
116a…ストリーミング配信部
116c…Webデータ配信部
117…同期処理部
117a…付加情報管理部
118…コンテンツ生成部
120…ログ情報収集サーバー
121…ユーザーデータ蓄積部
122…ログ収集部
123…ログ情報受信部
124…絶対時刻取得部
130…ログ解析サーバー
131…ログ情報解析部
132…解析結果表示部
133…解析結果送信部
200…放送局
201…放送データ蓄積部
202…電波放送部
202a…付加情報放送部

Claims (15)

  1. 通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、コンテンツサーバーからクライアント端末に対してコンテンツデータを配信し、その視聴率調査する視聴率調査システムであって、
    前記コンテンツサーバーは、
    前記コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、該コンテンツデータに挿入するタイムライン挿入部と、
    前記タイムラインが挿入された前記コンテンツデータを、前記通信ネットワークを通じて配信するデータ送信部と
    を備え、前記クライアント端末は、
    前記コンテンツデータを受信する受信部と、
    前記コンテンツデータを再生する再生部と、
    前記再生部によるコンテンツデータの再生に合わせて前記タイムラインを検出し、監視するタイムライン監視部と、
    前記タイムライン監視部により検出された前記タイムラインに基づいて、該タイムライン及び前記再生部による再生履歴をログ情報に記録するログ記録部と、
    前記ログ記録部が記録したログ情報を送信するログ送信部と
    を備え、
    前記通信ネットワーク上には、前記送信部からログ情報を受信するとともに、前記ログ情報の受信時刻を該ログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、前記ログ情報を蓄積するログ収集部が配置されている
    ことを特徴とする視聴率調査システム。
  2. 前記クライアント端末は、
    前記コンテンツデータの再生時おいて、ユーザーによる選択操作を取得するユーザー操作取得部をさらに備え、
    前記ログ記録部は、前記ユーザー操作取得部によって取得されたユーザー操作を、前記タイムラインと関連づけて前記ログ情報に記録し、
    前記ログ収集部は、前記クライアント端末から受信したログ情報に含まれる前記タイムラインと前記ユーザー操作とを関連づけて、該ログ情報を蓄積する
    ことを特徴とする請求項1に記載の視聴率調査システム。
  3. 前記クライアント端末は、
    自機の現在位置を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記ログ記録部は、前記位置情報取得部によって取得された現在位置を位置情報として、前記タイムラインと関連づけて前記ログ情報に記録し、
    前記ログ収集部は、前記クライアント端末から受信したログ情報に含まれる前記タイムラインと前記位置情報とを関連づけて、該ログ情報を蓄積する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の視聴率調査システム。
  4. 前記コンテンツデータと同一内容の放送データを、電波を介して送出する電波放送部をさらに備え、
    前記データ送信部は、前記電波放送部による放送データの送出に同期させて前記コンテンツデータを配信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の視聴率調査システム。
  5. 通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、クライアント端末に対してコンテンツデータを配信し、その視聴率調査する機能を備えたコンテンツサーバーであって、
    前記コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、該コンテンツデータに挿入するタイムライン挿入部と、
    前記タイムラインが挿入された前記コンテンツデータを、前記通信ネットワークを通じて配信するデータ送信部と、
    前記クライアント端末において、前記コンテンツデータの再生に合わせて検出されたタイムラインに基づいて、該タイムライン及び該コンテンツデータの再生履歴を記録したログ情報を受信するログ情報受信部と、
    前記ログ情報の受信時刻を該ログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、前記ログ情報を蓄積するログ収集部と
    を備えることを特徴とするコンテンツサーバー。
  6. 前記ログ収集部は、前記クライアント端末から受信したログ情報に含まれる前記タイムラインと前記ユーザー操作とを関連づけて、該ログ情報を蓄積する
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツサーバー。
  7. 前記ログ収集部は、前記クライアント端末から受信したログ情報に含まれる前記タイムラインと前記位置情報とを関連づけて、該ログ情報を蓄積する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のコンテンツサーバー。
  8. 前記コンテンツデータと同一内容の放送データを、電波を介して送出する電波放送部をさらに備え、
    前記データ送信部は、前記電波放送部による放送データの送出に同期させて前記コンテンツデータを配信する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のコンテンツサーバー。
  9. 通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、コンテンツサーバーからコンテンツデータの配信を受ける機能を備えたクライアント端末であって、
    前記コンテンツデータを受信する受信部と、
    前記コンテンツデータを再生する再生部と、
    前記コンテンツサーバーにおいて前記コンテンツデータに挿入された、該コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、前記再生部によるコンテンツデータの再生に合わせて検出し、監視するタイムライン監視部と、
    前記タイムライン監視部により検出された前記タイムラインに基づいて、該タイムライン及び前記再生部による再生履歴をログ情報に記録するログ記録部と、
    前記ログ記録部が記録したログ情報を送信するログ送信部と
    を備えることを特徴とするクライアント端末。
  10. 前記コンテンツデータの再生時において、ユーザーによる選択操作を取得するユーザー操作取得部をさらに備え、
    前記ログ記録部は、前記ユーザー操作取得部によって取得されたユーザー操作を、前記タイムラインと関連づけて前記ログ情報に記録する
    ことを特徴とする請求項9に記載のクライアント端末。
  11. 自機の現在位置を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記ログ記録部は、前記位置情報取得部によって取得された現在位置を位置情報として、前記タイムラインと関連づけて前記ログ情報に記録する
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載のクライアント端末。
  12. 通信回線を相互に接続して構築される通信ネットワークを通じて、コンテンツサーバーからクライアント端末に対してコンテンツデータを配信し、その視聴率調査する視聴率調査方法であって、
    前記コンテンツサーバーにおいて、前記コンテンツデータの配信側経過時間を示すタイムラインを、該コンテンツデータに挿入し、該タイムラインが挿入された前記コンテンツデータを、前記通信ネットワークを通じて配信するデータ送信ステップと
    前記クライアント端末において、前記コンテンツデータを受信し、該コンテンツデータを再生する再生ステップと、
    前記コンテンツデータの再生に合わせて前記タイムラインを検出し、監視するタイムライン監視ステップと、
    前記タイムライン監視ステップにより検出された前記タイムラインに基づいて、該タイムライン及び前記再生ステップによる再生履歴をログ情報に記録するログ記録ステップと、
    前記ログ記録ステップにより記録したログ情報を送信するログ送信ステップと、
    前記通信ネットワーク上において、前記クライアント端末から前記ログ情報を受信するとともに、前記ログ情報の受信時刻を該ログ情報に記録されたタイムラインと対応付けて、前記ログ情報を蓄積するログ収集ステップと
    を有することを特徴とする視聴率調査方法。
  13. 前記再生ステップでは、前記クライアント端末におけるユーザーによる選択操作を取得し、
    前記ログ記録ステップでは、取得された前記ユーザー操作を、前記タイムラインと関連づけて前記ログ情報に記録し、
    前記ログ収集ステップでは、前記クライアント端末から受信したログ情報に含まれる前記タイムラインと前記ユーザー操作とを関連づけて、該ログ情報を蓄積する
    ことを特徴とする請求項12に記載の視聴率調査方法。
  14. 前記再生ステップでは、前記クライアントの現在位置を取得し、
    前記ログ記録ステップでは、取得された現在位置を位置情報として、前記タイムラインと関連づけて前記ログ情報に記録し、
    前記ログ収集ステップでは、前記クライアント端末から受信したログ情報に含まれる前記タイムラインと前記位置情報とを関連づけて、該ログ情報を蓄積する
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の視聴率調査方法。
  15. 前記コンテンツサーバーは、前記コンテンツデータと同一内容の放送データを、電波を介して送出する電波放送部と接続されており、
    前記配信ステップでは、前記電波放送部による放送データの送出に同期させて前記コンテンツデータを配信する
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の視聴率調査方法。
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