JP2011182160A - 映像処理装置及び映像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】映像表示装置100は、多視点映像を選択して受信するIPインターフェース部101と、撮影範囲の異なる複数の映像ソースから1つを選択するためにIPインターフェース部101に指示を送る多視点映像選択指示部104を備える。被写体抽出部109は映像データから、指定された被写体を検出して被写体の画像データを抽出する。画面切り出し範囲決定部110は、被写体像を含むように画面切り出し範囲を決定する。制御部107は映像データに基づいて、移動する被写体像を画面に表示可能な時間を算出して当該時間が最長となるように映像データの選択制御を行い、被写体を追尾して表示部113に表示させる。
【選択図】 図1
Description
そこで装置側で自動的に表示範囲を選択するために、視聴者が指定した特定の被写体を追尾して常に画面中央に表示する機能をもつ映像処理装置が考えられる。該装置が被写体を検出して、その被写体像を画面中央に捉えるように映像ソースを選択し、表示範囲を選択すれば、視聴者は操作なしに所望の映像を視聴できる。今後、次世代のデジタル放送サービスとして多視点映像サービスがさらに普及し、上記機能を備えた装置の台頭が予想される。
そこで本発明は、映像ソースの切り替えを最小限に抑えてユーザの利便性を向上させることを目的とする。
図1は本発明の第1実施形態に係るシステムの構成例を示すブロック図である。本例では、デジタル放送局の配信装置としてのIP(Internet Protocol)放送サーバ(以下、単にサーバという)と、映像処理装置としての映像表示装置を示す。
まず多視点映像データをサーバ200から取得するブロックについて説明する。映像表示装置100は、そのIPインターフェース部101がデジタル放送局の多視点映像データを提供するサーバ200に対し、TCP/IPプロトコルを使ってインターネット経由で接続される。図1にはサーバ200が配信する多視点映像データのうち、3つの視点映像データを代表して示す。IPインターフェース部101はサーバ200からデータを受信して復号化し、IP・TS(トランスポートストリーム)処理部102に出力する。またIPインターフェース部101はサーバ200への要求を出力する。
図3のS309又はS310の後、S311に進む。ここで制御部107は多視点映像の選択指示部104を介してIPインターフェース部101に対し、前記ステップS309又はS310で選択した映像ソースへの切り替えを指示する。IPインターフェース部101は当該映像ソースの映像に切り替える。
第1実施形態によれば、映像ソースの切り替え回数を最小限に抑えつつ、所望の被写体を追尾できる。
次に本発明の第2実施形態を説明する。なお第2実施形態に係る装置の構成は第1実施形態の場合と同様であるため、以下では相違点を主に説明する。
図7は、カメラA乃至Cとは反対側にカメラD(符号205参照)を配置した場合の映像ソース選択処理を説明する図である。図中の撮影範囲901はカメラD205が撮影する範囲を示す。
次に本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態では、映像データの供給元である送信装置から受信装置に対し、選択すべき映像ソースを指定する処理例を示す。なお第3実施形態に係る装置の構成は第1実施形態の場合と同様であるため、以下では相違点を主に説明する。本実施形態においても映像ソースの選択基準については前記実施形態の場合と同じであるが、判断主体が映像表示装置100の制御部107ではなく、配信装置の制御部である点で相違する。図1にて映像表示装置100はユーザ操作に従って選択された被写体の情報をサーバ200に通知する。サーバ200のシステム制御部210は、使用すべき映像ソースの映像データ及び表示範囲に対応する画面切り出し範囲の指示情報を映像表示装置100に送信する際の送信制御機能を有する。映像表示装置100はそれらの情報に基づいて映像ソースの切り替えと表示を行う。
次に図9のフローチャートを用いて映像表示装置100の処理例を説明する。なお、以下の処理は制御部107によって解釈及び実行されるプログラムに従って実現される。
前記S1101での映像表示装置100への指示に従い、制御部107は映像ソースの選択を制御する(S1201)。次にユーザの操作指示を受けて被写体の選択処理が行われる(S1202)。被写体の選択方法は第1実施形態の場合と同様である。制御部107は、選択された被写体を示す被写体情報をサーバ200に通知する制御を行う(S1203)。前記S1103での指示に従って、範囲決定部110は画面切り出し範囲を決定し、表示部113は当該範囲の映像を表示する(S1204)。
第3実施形態では、配信装置にて被写体の追尾を行い、映像ソースの選択指示及び画面切り出し範囲の指示を映像表示装置に送る。これにより映像表示装置にて画面切り替えの頻度を最小限に抑えつつ、被写体像を常に画面中央に表示し続けることができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101:IPインターフェース部
104:多視点映像の選択指示部
107:制御部
108:被写体選択部
109:被写体抽出部
111:出力映像生成部
Claims (5)
- 撮影範囲の異なる複数の映像データを処理して、指定された被写体を追尾する映像処理装置であって、
前記映像データから前記指定された被写体の画像データを抽出する抽出手段と、
前記指定された被写体の移動を検出して動き予測処理を行い、前記複数の映像データのそれぞれの撮影範囲内に当該移動する被写体が含まれる時間を算出し、算出した時間に基づいて当該被写体を画面に表示すべく前記複数の映像データから1つの映像データを選択する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする映像処理装置。 - 前記制御手段は、前記移動する被写体の座標情報及び動きベクトルに基づいて、前記複数の映像データのそれぞれの撮影範囲内に当該移動する被写体が含まれる時間を算出することを特徴とする、請求項1記載の映像処理装置。
- 前記制御手段は、前記複数の映像データのうち、撮影範囲内に前記移動する被写体が含まれる時間が最も長い映像データを選択することを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の映像処理装置。
- 前記制御手段は、前記映像データの撮影範囲の外に前記指定された被写体が移動する場合、当該移動する被写体の画像の移動方向が変化しないように、前記複数の映像データから1つの映像データを選択することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項記載の映像処理装置。
- 撮影範囲の異なる複数の映像データを処理して、指定された被写体を追尾する映像処理方法であって、
前記映像データから前記指定された被写体の画像データを抽出する抽出ステップと、
前記指定された被写体の移動を検出して動き予測処理を行い、前記複数の映像データのそれぞれの撮影範囲内に当該移動する被写体が含まれる時間を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出した時間に基づいて前記移動する被写体を画面に表示すべく前記複数の映像データから1つの映像データを選択する選択ステップとを有することを特徴とする映像処理方法。
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