JP2011181265A - メタルハライドランプ - Google Patents

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Hiroki Inagawa
裕樹 稲川
Jun Fujioka
純 藤岡
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Harison Toshiba Lighting Corp
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Abstract

【課題】特定波長の紫外線の発光効率を向上させて高い光量を得、特定波長に吸光度の高い光開始剤が含有された紫外線硬化性樹脂組成物の硬化速度をより速める。
【解決手段】紫外線透過性の石英ガラスで気密性を有する放電空間10を備えた気密容器11内の軸方向に、一対の放電用の電極121,122を対向して配置する。放電空間10内でアーク放電させた状態を維持するために必要な鉄、タリウム、錫、亜鉛、ハロゲンと水銀からなる封入物を封入して320〜380nmの紫外線を発光するメタルハライドランプを構成する。このメタルハライドランプからの紫外線を、320〜380nmに吸光度が高い光開始剤を含有した紫外線硬化性樹脂組成物に照射させることで硬化率の向上を図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、特定区間の吸収波長域をもつ光開始剤に高い発光効率で作用させるために用いるメタルハライドランプに関する。
従来、紫外線ランプから照射される紫外線を用いて、特定区間の吸収波長域で硬化可能な樹脂組成物に光開始剤を含有させ、組成物の硬化を促進させることが知られている。(例えば、特許文献1)
特表2006−525540公報
上記した特許文献1の技術は、320〜380nmの長波長紫外線に吸収波長域をもつ光開始剤に照射させる光源として、鉄系メタルハライドランプがある。同ランプは320〜380nmの間にブロードな波長領域を持つが、単波長の光量はさほど高くはなく、硬化に時間を要する、という問題があった。
この発明の目的は、特定波長の紫外線の発光効率を向上させて高い光量を得、特定波長の吸光度が高い光開始剤を含有した紫外線硬化性樹脂組成物の硬化速度をより速めるメタルハライドランプを提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明のメタルハライドランプは、一対の耐火性金属製の放電電極を紫外線透過性の材料で形成された気密容器内に封装するとともに、アーク放電を維持するために必要なアルゴンガスと水銀を封入したメタルハライドランプにおいて、前記ランプを用い、少なくとも320〜380nmの長波長紫外線に吸収波長域を有する光開始剤を含有した紫外線硬化性樹脂組成物に対して前記紫外線を照射させる場合に、前記気密容器内には、鉄、タリウム、錫、亜鉛、ハロゲンを封入したことを特徴とする。
この発明によれば、特定波長の紫外線の発光効率を向上させて高い光量を得、特定波長の吸光度が高い光開始剤を含有した紫外線硬化性樹脂組成物の硬化速度を速めることで量産性向上に寄与する。
この発明のメタルハライドランプに関する一実施形態について説明するための基本構造図である。 図1の一部を拡大して示した構成図である。 この発明と従来のメタルハライドランプの分光分布について説明するための説明図である。 この発明のメタルハライドランプの照射対象の一例となる光開始剤について説明するための説明図である。 この発明の実施例と従来による光開始剤に対する硬化率の比較について説明するための説明図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図2は、この発明のメタルハライドランプに関する一実施形態について説明するための、図1は基本構造図、図2は図1の一部を拡大して示した構成図である。
図1、図2において、紫外線透過性を有する石英ガラス製で放電空間10が形成された一重管の気密容器11の長手方向両端内部には、例えばタングステン材で形成された電極121,122が間隔をおいて配置される。電極121,122は、それぞれインナーリード131,132を介して例えばモリブデン製の金属箔141,142の一端に溶接される。金属箔141,142の他端には、図示しないアウターリードの一端を溶接する。金属箔141,142の部分は気密容器11のインナーリード131,132からアウターリードの一端までの気密容器11を加熱して封止する。
なお、金属箔141,142は、気密容器11を形成する石英ガラスの熱膨張率に近い材料であれば何でもよいが、この条件に適したものとしては、極一般的なモリブデンを使用する。
金属箔141,142に一端がそれぞれ接続されたアウターリードには、耐熱性で絶縁性を有する、例えばセラミック製のソケット151,152の内部で電気的に接続された給電用のリード線161,162を絶縁封止するとともに、図示しない電源回路に接続される。
気密容器11内には、封入物としてアーク放電を維持させるために必要なアルゴンガスが1.3kPaで、水銀(Hg)それに紫外線を発光させるための金属である鉄(Fe)、ヨウ化タリウム(TlI)、錫(Sn)、ヨウ化亜鉛(ZnI)、ヨウ化水銀(HgI)が封入されている。
このように構成されたメタルハライドランプは、紫外線域に分光特性を有する発光金属であるFe+Tl+Sn+Zn+HgIによる紫外線の照射が可能となる。この紫外線は、紫外線硬化性の樹脂組成物に照射させることで、この樹脂組成物の重合性樹脂の重合を開始させるための開始剤の光重合を開始させる。
(実施例)
ここで、実施例について説明する。この実施例は、石英ガラス製気密容器11の径φが27.5mm、肉厚mが1.5mm、発光長Lが1000mmのメタルハライドランプを作成する。封入物として従来のメタルハライドランプでは、Feが9mg、Snが2mg、HgIが45mg、Hgが1.04mg/ccとし、この発明のメタルハライドランプではFeが9mg、Snが2mg、HgIが40mg、TlIが5mg、ZnIが12mg、Hgが1.00mg/ccとした。
このように構成されたこの発明と従来のそれぞれのメタルハライドランプに入力電力1200Wの定電力で点灯させた場合における分光分布と光量の関係は、図3に示すようになる。
図3からわかるように、この発明のメタルハライドランプは、従来のメタルハライドランプに比して、320〜380nmの波長域において大きな紫外線の光量を得ることができる。
図4は、例えばクロロホルムの溶媒中における2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンの光開始剤の濃度を、0.1%、0.01%、0.001%とした場合の吸光度を示している。
図4に示すように、溶媒に対する光開始剤の濃度が0.1%の場合は、320〜380nmの波長域に対して吸光度が高いことがわかる。
図5は、320〜380nmの波長域に吸光度の高い2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンの光開始剤とした場合における、この発明のメタルハライドランプと従来のメタルハライドランプの光開始硬化比率を比較した場合の結果を示している。
すなわち、Fe、Sn、HgI、Hgを封入物とした従来のメタルハライドランプの光開始剤硬化比率を100%とした場合は、Fe、Sn、HgI、TlI、ZnI、Hgを封入物とした場合の光開始剤硬化比率は121%となった。
この実施形態によれば、320〜380nmの波長域に吸光度の高い2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンの光開始剤が用いられた紫外線硬化性の樹脂組成物に対して光開始剤硬化比率を高くしたことで、硬化速度を速めることができ量産性の向上に寄与する。
10 放電空間
11 気密容器
121,122 電極
131,132 インナーリード
141,142 金属箔
151,152 ソケット
161,162 リード線

Claims (2)

  1. 一対の耐火性金属製の放電電極を紫外線透過性の材料で形成された気密容器内に封装するとともに、アーク放電を維持するために必要なアルゴンガスと水銀を封入したメタルハライドランプにおいて、
    前記ランプを用い、少なくとも320〜380nmの長波長紫外線に吸収波長域を有する光開始剤を含有した紫外線硬化性樹脂組成物に対して前記紫外線を照射させる場合に、前記気密容器内には、鉄、タリウム、錫、亜鉛、ハロゲンを封入したことを特徴とするメタルハライドランプ。
  2. 前記紫外線硬化性樹脂組成物に含有させた前記光開始剤は、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンであることを特徴とする請求項1記載のメタルハライドランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013026039A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Gs Yuasa Corp メタルハライドランプ
JP2020107522A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 東芝ライテック株式会社 メタルハライドランプおよび紫外線照射装置

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