JP2011180990A - メニュー表示装置、電子機器、及びメニュー表示制御方法 - Google Patents
メニュー表示装置、電子機器、及びメニュー表示制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】表示画面上の小さな領域であっても、多機能の機能メニューの全体像を把握し易いように表現し、ユーザによる検索、選択等の操作を容易に行えるようにする。
【解決手段】表示制御部は、機能メニューのメニュー情報として入力される第1階層の機能の項目を6分割された円形の各扇形部分に配置し、機能メニュー全体51を生成する。そして、円形の機能メニュー全体51のうち、破線枠aの範囲を第1階層の一部の機能メニューを示す機能メニュー表示40として、表示部16の表示画面上の第1階層表示領域16aに表示させる。ユーザが機能メニュー表示40をスクロール操作すると、破線枠bの範囲を機能メニュー表示42として表示させる。ユーザが「転送」の項目を選択すると、選択された項目に対応する第2階層の機能の項目を、同様に第2階層表示領域16bに第2階層の一部の機能メニューを示す機能メニュー表示43として表示させる。
【選択図】図4
【解決手段】表示制御部は、機能メニューのメニュー情報として入力される第1階層の機能の項目を6分割された円形の各扇形部分に配置し、機能メニュー全体51を生成する。そして、円形の機能メニュー全体51のうち、破線枠aの範囲を第1階層の一部の機能メニューを示す機能メニュー表示40として、表示部16の表示画面上の第1階層表示領域16aに表示させる。ユーザが機能メニュー表示40をスクロール操作すると、破線枠bの範囲を機能メニュー表示42として表示させる。ユーザが「転送」の項目を選択すると、選択された項目に対応する第2階層の機能の項目を、同様に第2階層表示領域16bに第2階層の一部の機能メニューを示す機能メニュー表示43として表示させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、表示部において複数の機能のメニューを表示するメニュー表示装置、電子機器、及びメニュー表示制御方法に関する。
携帯電話機等の無線通信装置、電子スチルカメラ(デジタルカメラ)、PDA(携帯情報端末)等の電子機器では、表示部の表示画面に機能メニューを表示し、ユーザが機能メニューを選択操作することによって、各種機能を実行できるようになっている。この種の電子機器として、表示画面の下端に配置された小さな矩形の領域に、全体の機能メニューのうち、一部の機能メニュー(例えば、表示、コピー、転送、削除などのメニュー)を矩形で表示する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、矩形の機能メニューをスクロールさせる操作を行って、対応する機能を選択することができる。
また、パソコンなどの装置で知られているように、選択されたメニューの下層メニューを別の領域に逐次展開する(例えば、ファイル→移動→メモリカード)ことで、メニューの階層構造を複数の領域に表示するものがある。この装置では、複数の階層のメニューを展開して選択することができる。
また、多機能なメニューを2階層に分割するとともに、画面全体を2分割して2つのメニューを表現し、それぞれのメニューを専用の操作部でスクロール操作することで、機能の検索を行う装置が知られている(特許文献2参照)。この装置では、2階層の機能メニューを表示して選択することができる。
しかしながら、上記従来の電子機器では、次のような課題があった。特許文献1に記載の装置では、小領域に一部のメニューしか表示されないので、メニューの全体像を把握することが困難であった。ここで、メニュー全体の中のどのあたりのメニュー項目を表示しているかを把握するには、表示位置を示すインジケータが別途必要になる。また、階層メニューへの対応が困難であるので、たくさんの機能をメニューに割り当てた場合、メニューの数が多くなってしまい、その検索に手間がかかることになる。さらに、メニューのスクロール方法が直感的にわかりにくく、操作性に難点があった。
また、メニューの階層構造を複数の領域に表示する装置では、メニュー項目を選択していくことで、下層メニューが逐次展開されて表示されるので、メニュー表示領域が表示画面を占有してしまう。このため、大きな表示領域が必要であり、操作対象(例えば、写真等の画像)が隠れて見えなくなるという課題があった。また、特許文献2に記載の装置においても、機能メニューを表示する領域が大きくなってしまい、操作対象が隠れて見えなくなるという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、表示画面上の小さな領域であっても、多くの機能からなる機能メニューの全体像を把握し易いように表現することができ、ユーザによる検索、選択等の操作を容易に行えるようにすることにある。
本発明は、複数の機能に対応する階層化された機能メニューを表示するメニュー表示装置であって、前記複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層情報とを含むメニュー情報を記憶するメニュー情報記憶部と、前記機能メニューを表示画面に表示する表示部と、前記メニュー情報記憶部より所定の階層の機能メニューに関するメニュー情報を入力し、当該階層の機能メニュー全体を表す回転対称な形状の機能メニュー全体を仮想的に生成し、この機能メニュー全体を分割して当該階層の機能の項目を配置し、前記機能メニュー全体の一部を、前記表示部の表示画面内のメニュー表示領域に機能メニュー表示として回転可能に表示させる表示制御部と、を備えるものである。
これにより、表示画面上の小さな領域であっても、多くの機能からなる機能メニューの全体像を把握し易いように表現することが可能となる。また、回転可能に表示させた機能メニュー表示により、ユーザによる検索、選択等の操作を容易に行えるようになる。
これにより、表示画面上の小さな領域であっても、多くの機能からなる機能メニューの全体像を把握し易いように表現することが可能となる。また、回転可能に表示させた機能メニュー表示により、ユーザによる検索、選択等の操作を容易に行えるようになる。
また、本発明の一態様として、上記のメニュー表示装置であって、前記表示制御部は、階層化された機能メニューにおける複数の階層の機能メニューを前記表示部に表示させるものであり、上位階層である第1階層の機能メニュー全体のうちの一部を第1階層の機能メニュー表示として前記表示部の表示画面内の第1領域に表示させ、前記第1階層の下位階層である第2階層の機能メニュー全体のうちの一部を第2階層の機能メニュー表示として前記表示部の表示画面内の第2領域に表示させるものを含む。
これにより、第1階層の機能メニューと第2階層の機能メニューとを、それぞれ機能メニューの全体像を把握し易い状態で、小さな領域に表示でき、ユーザによる視認、操作を容易に行えるようにすることができる。
これにより、第1階層の機能メニューと第2階層の機能メニューとを、それぞれ機能メニューの全体像を把握し易い状態で、小さな領域に表示でき、ユーザによる視認、操作を容易に行えるようにすることができる。
また、本発明の一態様として、上記のメニュー表示装置であって、前記表示部に表示される機能メニューに関する操作入力を行う操作部を備え、前記表示制御部は、前記操作部の操作入力に対応して、前記操作入力として所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択された機能の項目を含む機能メニュー表示を前記表示部に表示させるものを含む。
これにより、操作部の操作入力として、選択指示に対応して、選択された機能の項目を含む機能メニュー表示を行うことが可能となる。
これにより、操作部の操作入力として、選択指示に対応して、選択された機能の項目を含む機能メニュー表示を行うことが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のメニュー表示装置であって、前記表示制御部は、前記操作部の操作入力に対応して、前記操作入力として機能メニュー表示の回転指示がなされた場合、この機能メニュー表示を回転させて前記表示部に表示させるものを含む。
これにより、操作部の操作入力として、回転指示に対応して、回転対称な形状の機能メニュー全体の一部である機能メニュー表示を、回転させて表示することが可能となる。
これにより、操作部の操作入力として、回転指示に対応して、回転対称な形状の機能メニュー全体の一部である機能メニュー表示を、回転させて表示することが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のメニュー表示装置であって、前記表示部に表示される機能メニューに関する操作入力を行う操作部を備え、前記表示制御部は、前記操作部の操作入力に対応して、前記操作入力として前記表示部の第1領域に表示された第1階層の機能メニューの中の所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択された機能の項目に対応する第2階層の機能メニュー表示を前記第2領域に表示させるものを含む。
これにより、第1階層の機能メニューの選択指示に対応して、選択された機能の項目に対応する第2階層の機能メニュー表示を行うことが可能となる。
これにより、第1階層の機能メニューの選択指示に対応して、選択された機能の項目に対応する第2階層の機能メニュー表示を行うことが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のメニュー表示装置であって、前記表示制御部は、前記操作入力として前記メニュー表示領域の第1領域または第2領域のいずれか一方に表示された機能メニューの中の所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択指示に応じて次の下位階層の機能メニュー表示を第1領域または第2領域における他方の領域に順次交互に表示させるものを含む。
これにより、第1領域または第2領域において、一方の階層の機能メニューの選択指示に対応して次の階層の機能メニューの表示を交互に行うことが可能となる。
これにより、第1領域または第2領域において、一方の階層の機能メニューの選択指示に対応して次の階層の機能メニューの表示を交互に行うことが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のメニュー表示装置であって、前記表示制御部は、前記操作入力として前記表示部の第2領域に表示された第2階層の機能メニューの中の所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択された第2階層の機能の項目に対応する第1階層の機能の項目を抽出し、第1階層の機能メニュー表示として前記第1領域に表示させるものを含む。
これにより、選択された第2階層の機能の項目に対応する第1階層の機能の項目を抽出し、第1階層の機能メニュー表示として表示することで、第2階層の機能の選択後に第1階層の機能を再選択することが可能となる。
これにより、選択された第2階層の機能の項目に対応する第1階層の機能の項目を抽出し、第1階層の機能メニュー表示として表示することで、第2階層の機能の選択後に第1階層の機能を再選択することが可能となる。
また、本発明は、電子機器として、複数の機能に対応する階層化された機能メニューを表示画面に表示する表示部と、前記複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層情報とを含むメニュー情報を記憶するメニュー情報記憶部と、前記メニュー情報記憶部より所定の階層の機能メニューに関するメニュー情報を入力し、当該階層の機能メニュー全体を表す回転対称な形状の機能メニュー全体を仮想的に生成し、この機能メニュー全体を分割して当該階層の機能の項目を配置し、前記機能メニュー全体の一部を、前記表示部の表示画面内のメニュー表示領域に機能メニュー表示として回転可能に表示させる表示制御部と、前記表示部に表示される機能メニューに関する操作入力を行う操作部と、前記操作部の操作入力により選択された機能を実行する機能実行制御部と、を備えるものである。
また、本発明は、複数の機能に対応する階層化された機能メニューを表示するメニュー表示制御方法であって、前記複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層情報とを含むメニュー情報を記憶したメニュー情報記憶部を用い、前記メニュー情報記憶部より所定の階層の機能メニューに関するメニュー情報を入力するステップと、前記入力したメニュー情報に対応する階層の機能メニュー全体を表す回転対称な形状の機能メニュー全体を仮想的に生成するステップと、前記機能メニュー全体を分割して当該階層の機能の項目を配置するステップと、前記機能メニュー全体の一部を、機能メニューを表示する表示部の表示画面内のメニュー表示領域に、機能メニュー表示として回転可能に表示させるステップと、を有するものである。
本発明によれば、表示画面上の小さな領域であっても、多くの機能からなる機能メニューの全体像を把握し易いように表現することができ、ユーザによる検索、選択等の操作を容易に行えるようにすることができる。
以下の実施形態では、本発明に係るメニュー表示装置、電子機器、及びメニュー表示制御方法の一例として、撮影機能、コンテンツ転送機能、設定機能など、実行可能な複数の機能を有する携帯電話機に適用した例を示す。なお、適用する電子機器の構成はこれに限定されない。
図1は本発明に係る実施形態として携帯電話機に適用した電子機器の外観構成を示す正面図である。メニュー表示装置を含む電子機器1は、携帯電話機として構成され、ヒンジ部2により開閉自在な第1筐体1aと第2筐体1bとを有してなる筐体を備えている。第1筐体1aには、LCDパネル等による表示部16と、スピーカ37とが設けられている。表示部16には、その表示画面において、種々の操作対象であるコンテンツ(画像、テキスト等)、説明文字、操作部材などのオブジェクト画像が表示される。また、表示部16の表示画面の前面には、後述する操作部15(図2参照)の一部となるタッチパネル18が設けられている。タッチパネル18に対し、ユーザ(操作者)が表示画面に表示された部位をタッチ操作することにより、各種の指示が行える。
第2筐体1bには、マイク34と、操作部15の一部となるキー操作部33とが設けられている。キー操作部33には、機能メニューを選択するメニューキー(Menuボタン)33a、矢印(十字)キー33g、複数のディジットキー33b、通話キー33c、選択完了キー33d、選択キー33e、戻るキー33f等が設けられている。キー操作部33は、電話の発信、着信の他、表示部16に表示された情報のスクロール、選択、文字入力等の操作指示を行うものである。例えば、ディジットキー33bを押下して番号を入力し、通話キー33cを押下することにより、通話先へのダイヤル接続が行われ、通話が開始する。また、メニューキー33aを押下することにより、各種の機能メニューの設定、選択が行われる。
図2は本実施形態のメニュー表示装置を含む電子機器の表示及び操作に関する主要部の構成を示すブロック図である。電子機器1は、表示制御部11、操作制御部12、機能メニューデータ記憶部14、操作部15、表示部16、機能実行制御部17などを有して構成される。
機能メニューデータ記憶部14は、電子機器1における各種の機能の項目を記憶するとともに、各種の機能の項目が配置される機能メニューの階層を管理する。機能メニューデータ記憶部14は、複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層を示す階層情報とを含むメニュー情報を記憶する。機能メニューデータ記憶部14は、ユーザの操作指示により選択された機能に対応する階層、及びその次の階層(例えば下位階層)の機能メニューに関して、機能の項目数、各機能の項目、階層情報などのメニュー情報を表示制御部11に出力する。機能メニューに対応する各機能の項目としては、編集、コピー、移動、転送、削除、設定などの各種処理、ファイル、フォルダ、メモリカードなどの処理対象物、等々、電子機器における複数の各種の機能に関する項目が含まれる。ここで、機能メニューデータ記憶部14がメニュー情報記憶部の機能を実現する。
表示部16は、LCDパネルなどの表示デバイスからなり、後述するように、表示画面上に操作対象(例えば、写真等の画像)と各種機能メニューを同時に表示可能である。表示制御部11は、操作制御部12からの指示に従って、表示部16の画面表示を制御する。表示制御部11には、機能メニューの配置、表示態様を制御するメニューレイアウト制御部21が設けられている。
メニューレイアウト制御部21は、機能メニューデータ記憶部14から入力されるメニュー情報(機能メニューの階層、機能の項目数(メニュー項目数)、各機能の項目等)をもとに、機能メニューの配置及び表示態様を決定し、機能メニューの表示画像を生成する。この際、機能メニュー全体を表す回転対称な形状のメニュー全体枠を仮想的に生成し、このメニュー全体枠をメニュー項目数に応じた中心角ごとに分割し、その分割された各部分にそれぞれ機能の項目を配置する。例えば、機能メニュー全体の形状を回転対称な円形とし、メニュー項目数に応じて分割した扇形部分のそれぞれに各機能の項目を配置する。また、メニューレイアウト制御部21は、機能メニュー全体に対して、一部分を実際に画面表示する機能メニュー表示として生成する。例えば、機能メニュー全体を円形とした場合、その1/4の円に相当する扇形部分を機能メニュー表示とする。そして、メニューレイアウト制御部21は、この機能メニュー表示を、表示部16の表示画面の一部の領域、例えば表示画面の左下隅部分、右下隅部分などの領域に配置する。
操作部15の一部である、表示部16の前面に設けられたタッチパネル18は、ユーザが行うタッチ操作の操作入力を操作制御部12に出力する。また、操作部15の一部であるキー操作部33は、ユーザによって押下されたキー操作の操作入力を操作制御部12に出力する。操作制御部12は、タッチパネル18で行われるジェスチャなどのタッチ操作、またはキー操作部33からのキー入力によるキー操作の操作入力を解釈し、操作入力に対応する操作指示(コマンド)に置き換えて、表示制御部11及び機能実行制御部17に出力する。例えば、タッチパネル18においてタッチ操作がなされた位置、移動量等に基づき、ユーザの操作入力を解釈し、ユーザ操作に対応する検索、選択などの操作指示を出力する。表示制御部11及び機能実行制御部17は、操作制御部12からの操作指示に従って動作する。
機能実行制御部17は、操作制御部12からの操作指示に基づき、電子機器1における各種の機能、例えば、データ転送、コピー、通話、撮影などの機能の動作を実行する。表示制御部11は、操作制御部12からの操作指示に基づいて表示部16の表示動作を制御し、所定の画面表示を実行させる。
ここで、電子機器1は、CPU等のプロセッサ、及びメモリを有してなるコンピュータを備えている。上記の表示制御部11、操作制御部12、及び機能実行制御部17は、電子機器1内のプロセッサがメモリまたは他の記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより、各機能が実現される。
図3は機能メニューデータ記憶部14に記憶され、階層別に管理される各種の機能の項目の一例を示す図である。図には、第1階層(上位階層)として、「表示」、「転送」、「コピー」、「保護」、「名前編集」及び「削除」の機能の項目が示されている。第2階層(下位階層)として、「表示」の機能の項目に対応する「画像拡大」、「詳細情報」などの機能の項目が示されている。また、「転送」の機能の項目に対応する「赤外線転送」、「無線転送」、「メール転送」及び「メモリカード」の機能の項目が示されている。また、「コピー」の機能の項目に対応する「メモリカード」、「別フォルダ」などの機能の項目が示されている。また、「保護」の機能の項目に対応する「設定」及び「解除」の機能の項目が示されている。
図4は機能メニューが表示された表示部16の表示画面の例を示す図である。図4(a)は第1階層の機能メニューの全部が円形に表された機能メニュー全体51を示す。図4(b)は一部の機能メニューを示す機能メニュー表示40及び操作対象41が表示された表示部16の表示画面を示す。図4(c)は図4(b)の表示画面に表示された機能メニュー表示40をタッチ操作した際、遷移する表示画面を示す。図4(d)は第2階層の機能メニューの全部が円形に表された機能メニュー全体53を示す。
図4(a)に示すように、表示制御部11のメニューレイアウト制御部21は、機能メニューデータ記憶部14から出力される第1階層(上位階層)の機能の項目を、6分割された円形の各扇形部分にそれぞれ配置する。これにより、6つのメニュー項目を持つ円形の機能メニュー全体51が生成される。そして、メニューレイアウト制御部21は、円形の機能メニュー全体51のうち、破線枠aで示す範囲を、機能メニュー表示40として生成し出力する。これにより、図4(b)に示すように、表示部16の表示画面には、操作対象41(図示例では写真等の画像)とともに、左下隅部分の第1階層表示領域16aに第1階層の一部の機能メニューを示す機能メニュー表示40が表示される。ここで、第1階層表示領域16aは、メニュー表示領域の一例に相当し、その中の第1領域の一例に相当する。
ユーザが表示部16の第1階層表示領域16aに表示された機能メニュー表示40をタッチし、図4(c)の矢印gに示すようにスライド操作すると、表示制御部11は、図4(a)の円形の機能メニュー全体51のうち、破線枠bで示す範囲を、第1階層表示領域16aに機能メニュー表示42として表示させる。さらに、ユーザが表示画面に表示された機能メニュー表示42の「転送」の項目をタッチ操作して選択すると、この選択操作に連動して、メニューレイアウト制御部21は、第2階層(下位階層)の機能メニュー表示を生成する。
この際、図4(d)に示すように、メニューレイアウト制御部21は、機能メニューデータ記憶部14から出力される第2階層の機能の項目を、4分割された円形の各扇形部分に配置する。これにより、4つのメニュー項目を持つ円形の機能メニュー全体53が生成される。そして、メニューレイアウト制御部21は、円形の機能メニュー全体53のうち、破線枠cで示す範囲を、機能メニュー表示43として生成し出力する。これにより、図4(c)に示すように、表示部16の表示画面には、右下隅部分の第2階層表示領域16bに第2階層の一部の機能メニューを示す機能メニュー表示43が表示される。図示例では、「転送」のメニュー項目に対応する下位階層メニューのうち、「赤外線転送」のメニュー項目が表示される。ここで、第2階層表示領域16bは、メニュー表示領域の一例に相当し、その中の第2領域の一例に相当する。
ここで、第1階層表示領域16a及び第2階層表示領域16bは、表示画面上の操作対象41の画像が表示される表示領域とは重ならない領域に設定されている。これにより、機能メニュー表示によって操作対象が隠れて見えなくなることが回避され、視認性及び操作性が向上する。また、図示例のように、第1階層表示領域16a及び第2階層表示領域16bを表示画面上の左下隅及び右下隅に設定することで、操作対象である画像を表示する領域を広くとることができ、操作対象を見やすくできる。
次に、上記構成を有する電子機器1の表示及び操作に関する動作を説明する。ここでは、図4の表示例のように、初期状態において、電子機器1の表示部16の表示画面には、操作対象である写真等の画像が複数枚(ここでは、3枚)表示されているものとする。そして、この状態において、ユーザが機能メニューの中から所望の機能を選択する動作を示す。
図5は本実施形態における機能メニューの表示制御手順を示すフローチャートである。この表示制御処理は、表示制御部11及び操作制御部12の機能により実行される。表示制御処理のプログラムは、電子機器1内の記憶媒体に格納されており、電子機器1内のプロセッサによって実行される。よって、前述したように、表示制御部11及び操作制御部12は、プロセッサ及びメモリ等のハードウェア資源を利用してプログラムを実行することにより、各機能が実現される。また、図6は図5の機能メニューの表示制御手順の実行に伴って遷移する表示部16の表示画面の例を示す図である。
まず、操作制御部12は、ユーザによってメニューキー33aが押下されるまで待つ(ステップS1)。図6(a)には、メニューキー33aが押される前の表示部16の表示画面が示されている。なお、ここでは、メニューキー(Menuボタン)は、電子機器1の第2筐体1bに設けられたハードキーである場合を示したが、表示部16の表示画面上に設けたソフトキーであってもよい。また、表示部16の表示画面に対して所定のジェスチャを行うことで、メニューボタンとして選択されるようにしてもよい。このような操作オブジェクトについては、メニューボタンに限らず、後述する他のキーあるいはボタンにおいても同様である。
メニューキー33aが選択されると、表示制御部11は、機能メニューデータ記憶部14から第1階層の機能の項目を取得し、第1階層の機能メニュー表示40を生成し、表示部16の第1階層表示領域16aに通常表示(選択可能な表示)を行う(ステップS2)。このステップS2において、メニューレイアウト制御部21は、第1階層の機能メニュー全体51を表す円形を生成するとともに、この円形の機能メニュー全体51をメニュー数(機能の項目数)に応じた中心角ごとに分割し、その分割された各扇形部分にそれぞれ機能の項目を配置する。
そして、メニューレイアウト制御部21は、図6(b)に示すように、表示部16の表示画面の左下隅に設定された第1階層表示領域16aに、第1階層の機能メニュー表示40を配置する。ここでは、一部のメニューとして「削除」、「表示」の項目が配置された機能メニュー表示40が表示されている。
表示制御部11は、メニュー検索のためのユーザの指によるスライド操作により、機能メニュー表示40の回転が指示されると、第1階層表示領域16aに配置された機能メニュー表示40を回転量に合わせて更新する(ステップS3)。図6(c)には、スライド操作による回転指示が行われた結果、「削除」、「表示」の項目が配置された機能メニュー表示40から、「表示」、「転送」の項目が配置された機能メニュー表示42に遷移した状態が示されている。なお、機能メニュー表示に対する回転指示は、指によるスライド操作に限らず、第2筐体1bに設けられた矢印キー33gなどのハードキーの押下による操作、あるいは、キーまたはタッチパッド等の押圧回転操作、ジョグダイヤルの回転操作などであってよい。
操作制御部12は、機能メニュー表示40の特定項目が画面のタッチ操作、あるいは選択キー33eの操作等で選択され、ユーザが探していた機能があったか否かを判別する(ステップS4)。このとき、機能メニュー表示40が選択されず、戻るキー33fが選択された場合、表示制御部11は、第1階層表示領域16aの表示を消去し、元の表示画面(図6(a)参照)の表示に戻す(ステップS5)。なお、ここでいう戻る指示は、戻るキー33fなどのハードキーの押下による操作に限らず、ソフトキーなどへの指によるタッチ操作や、所定のジェスチャなどであってもよい。この後、再び、ステップS1からの処理が行われる。
一方、ステップS4でタッチ操作等により機能メニュー表示40の項目が選択された場合、操作制御部12は、機能メニューの中から選択された機能を決定する。また、表示制御部11は、操作制御部12からの指示に従って選択された項目の機能メニュー表示を強調表示46に変更する(ステップS6)。図6(d)では、機能メニューの項目として「転送」が選択された場合を示しており、機能メニュー表示において「転送」の項目の強調表示46がなされる。この強調表示46では、図中、斜線で示されるように表示色が変更されるとともに、「転送」の項目のみが配置された機能メニュー表示が第1階層表示領域16aの全領域に拡張表示される。なお、色やサイズの変更の他、形状や位置の変化などの強調表示でもよい。このような強調表示を行うことにより、ユーザの視認性が向上する。
表示制御部11は、選択された親階層である第1階層の機能の項目に対し、その子階層である第2階層の機能の項目が存在するか否かを判別する(ステップS7)。第2階層の機能の項目が存在しない場合、ステップS13の機能選択完了処理が行われる。一方、第2階層の機能の項目が存在する場合、表示制御部11は、機能メニューデータ記憶部14から、選択された第1階層の機能の項目に対応する第2階層の機能の項目を取得し、第2階層の機能メニュー表示43を生成し、第2階層表示領域16bに通常表示(選択可能な表示)を行う(ステップS8)。このステップS8において、メニューレイアウト制御部21は、第2階層の機能メニュー全体53を表す円形を生成するとともに、この円形の機能メニュー全体53をメニュー数(機能の項目数)に応じた中心角ごとに分割し、その分割された各扇形部分にそれぞれ機能の項目を配置する。
そして、メニューレイアウト制御部21は、図6(e)に示すように、表示部16の表示画面の右下隅に設定された第2階層表示領域16bに、第2階層の機能メニュー表示43を配置する。ここでは、一部のメニューとして「赤外線転送」の項目が配置された機能メニュー表示43が表示されている。
表示制御部11は、メニュー検索のためのユーザの指によるスライド操作により、機能メニュー表示43の回転が指示されると、第2階層表示領域16bに配置された機能メニュー表示43を回転量に合わせて更新する(ステップS9)。図6(f)には、スライド操作による回転指示が行われた結果、「赤外線転送」の項目が配置された機能メニュー表示43から、「メール転送」の項目が配置された機能メニュー表示に遷移した状態が示されている。
操作制御部12は、機能メニュー表示43の特定項目がタッチ操作等により選択されたか否かを判別する(ステップS10)。このとき、機能メニュー表示43が選択されず、戻るキー33fが選択された場合、表示制御部11は、第2階層表示領域16bの表示を消去し、図6(b)の表示画面の表示に戻す(ステップS11)。この後、再び、ステップS2からの処理が行われる。
一方、ステップS10でタッチ操作等により機能メニュー表示43の項目が選択された場合、操作制御部12は、機能メニューの中から選択された機能を決定する。また、表示制御部11は、操作制御部12からの指示に従って選択された機能メニューの項目を強調表示47に変更する(ステップS12)。図6(f)では、機能メニューの項目として「メール転送」が選択された場合を示しており、機能メニュー表示において「メール転送」の項目の強調表示47がなされる。
そして、選択完了キー33dが押下されると、操作制御部12は、機能の選択を完了し(ステップS13)、本表示制御を終了する。
このように、本実施形態の電子機器は、機能メニュー全体を表す円形をメニュー数(機能の項目数)に応じた中心角ごとに分割し、その分割された各扇形部分にそれぞれ機能の項目を配置し、一部の扇形部分を含む1/4円の機能メニュー表示を表示画面の隅に表示する。従って、表示画面上の小さな領域であっても、多くの機能からなる機能メニューの全体像を把握し易いように表現することができ、ユーザによる検索、選択等の操作が容易になる。また、回転対称な図形として、円形を用い、円形の一部を機能メニュー表示として表示画面に表示することで、表示された扇形の一部分のみで機能メニューの全体像の把握が容易になり、直感的に操作し易くなる。また、機能メニュー全体の一部のみを表示することで、表示領域を小さくでき、表示部のサイズなどによって表示画面の大きさに制約のある電子機器であっても、操作対象とメニューとを同時に表示して操作することができる。さらに、第1階層と第2階層の機能メニュー表示を隅部に表示することで、複数階層のメニューを小さい表示領域に同時に表示して操作することができる。また、第1階層の機能メニュー表示の選択に連動して、第2階層の機能メニュー表示を行うことで、機能選択操作時の即応性が向上し、操作性が高まる。また、複数の階層間のメニュー項目の関連性を容易に把握できる。
なお、上述した機能メニュー表示は、種々の変形例が考えられる。例えば、上記実施形態では、複数階層の機能メニューとして、表示画面の左下隅に第1階層の機能メニュー表示を表示し、表示画面の右下隅に第2階層の機能メニュー表示を表示したが、表示の形態はこれに限られるものではなく、第3階層以降の機能メニュー表示も表示可能である。
図7は第1及び第2変形例として、第1階層から第X階層までの多階層の機能メニュー表示が表示された表示画面の例を示す図である。ここで、Xは値2以上の整数である。図7(a)の第1変形例は、X=4の場合として、第1階層から第4階層までの機能メニュー表示を、メニュー表示領域としてそれぞれ表示画面の4隅に表示したものである。すなわち、表示画面の左下隅に配置された第1階層表示領域16aには、第1階層の機能メニュー表示が表示される。表示画面の右下隅に配置された第2階層表示領域16bには、第2階層の機能メニュー表示が表示される。表示画面の右上隅に配置された第3階層表示領域16cには、第3階層の機能メニュー表示が表示される。表示画面の左上隅に配置された第4階層表示領域16dには、第4階層の機能メニュー表示が表示される。ここで、第1〜第4階層表示領域16a〜16dは、メニュー表示領域の一例に相当する。
図7(b)の第2変形例は、メニュー表示領域として、表示画面の左下隅から右下隅に向かって、第1階層から第X階層の機能メニュー表示を順に重なるように表示したものである。ここで、各階層の機能メニュー表示において、いずれの階層の機能メニュー表示についても、一部の機能メニューの項目だけが表示される。
このように、第1階層から第X階層までの多階層の機能メニューを表示する場合においても、表示画面上の小さな領域において、多くの機能メニューの全体像を把握し易いように表現することができる。よって、ユーザによる検索、選択操作が容易になり、視認性及び操作性が向上する。
図8は第3変形例として、複数階層の第3階層以降において機能メニュー表示が交互に表示される表示画面の例を示す図である。第3変形例では、複数階層の機能メニューを表示するために、上記実施形態と同様、表示画面の左下隅には、第1階層表示領域16aが配置され、表示画面の右下隅には、第2階層表示領域16bが配置される。始めに、図8(a)に示すように、第1階層表示領域16aには、第1階層の機能メニュー表示40が表示される。第1階層の機能メニュー表示40の中から、特定機能の項目が選択されると、図8(b)に示すように、第2階層表示領域16bに第2階層の機能メニュー表示43が表示される。さらに、第2階層の機能メニュー表示43の中から、特定機能の項目が選択されると、図8(c)に示すように、第1階層表示領域16aに第3階層の機能メニュー表示45が表示される。以後、同様の表示が交互に行われる。これにより、多階層の機能メニューを表示する場合に、表示画面上の階層表示領域を増やすことなく、第3階層以降の機能メニュー表示が第1階層表示領域16aと第2階層表示領域16bに交互に表示される。よって、小さい表示領域において多階層の機能メニューの表示が可能であり、操作対象である画像と階層表示領域が重なることなく、操作対象及びメニュー項目の視認が容易となる。
また、上記実施形態では、第2階層の機能の項目が選択された場合、第1階層表示領域に表示される元の第1階層の機能メニュー表示は変化しなかったが、選択された第2階層の機能の項目に対応する項目を持つ機能メニュー表示を新たに作成して、第1階層表示領域に表示するようにしてもよい。
図9は第4変形例として、第2階層の機能の選択項目に対応して、第1階層表示領域に表示される第1階層の機能メニュー表示が変化した表示画面の例を示す図である。メニューレイアウト制御部21は、第2階層表示領域16bに表示される第2階層の機能メニュー表示43において、「メモリカード」の項目が選択されると、この「メモリカード」の項目に対応するメニュー項目を持つ第1階層の機能メニューを抽出する。すなわち、上位階層(第1階層)の機能メニューにおいて、下位階層(第2階層)の機能メニューの中に共通な「メモリカード」の項目を持つ、上位階層の機能の項目である「転送」、「コピー」を抽出し、新たな上位階層の機能メニュー全体61を生成する。そして、メニューレイアウト制御部21は、円形の機能メニュー全体61のうちの一部の範囲(図示例では「転送」の項目の部分)を、機能メニュー表示48として生成し出力する。これにより、表示部16の表示画面の第1階層表示領域16aには、第2階層の「メモリカード」に対応する新たな第1階層の機能メニュー表示48が表示される。
このように、ある階層の機能メニューの選択結果に応じて、選択項目に関連する他の階層のメニュー項目を抽出して新たに機能メニューを生成し表示することによって、以前に選択した階層の機能メニューの再選択が容易に行える。例えば、第2階層の機能メニューにおいて「メモリカード」などの処理対象物を示す目的語の項目を選択した後に、第1階層の機能メニューにおいて「転送」、「コピー」などの処理対象物に対する処理を示す動詞の項目を再選択することができる。すなわち、複数階層の機能メニューにおいて双方向で項目の選択が可能である。なお、機能メニューの階層構造に応じて、処理内容の項目、処理対象物の項目、処理対象先の項目など、各種のカテゴリー分けしたメニュー項目に関して、それぞれ選択項目に関連する他の階層の機能メニューを再構成して再度選択可能にすることもできる。
また、上記実施形態では、機能メニュー全体を円形とした例を示したが、その一部が表示画面上に表示されることで機能メニューの全体像が把握可能な形状であれば、特に円形に限定されない。
図10は第5変形例として、機能メニュー全体の他の表示例を示す図である。図10(a)では、機能メニュー全体が正方形に生成され、その1/4の分割部分である四角形が機能メニュー表示として表示画面の左下隅に表示されている。図10(b)では、機能メニュー全体が星形に生成され、その1/4の分割部分が機能メニュー表示として表示画面の左下隅に表示されている。同様に、図10(c)では、機能メニュー全体が正八角形に生成され、その1/4の分割部分が機能メニュー表示として表示画面の左下隅に表示されている。このように、回転対称な図形として、円形に限らず、正多角形、星形など種々の形状の図形を用いることで、さまざまな表示態様に対応することができる。
また、上記実施形態では、第1階層表示領域及び第2階層表示領域に表示された機能メニュー表示は、スライド操作されることによりその中心を軸に回転自在としていたが、機能メニュー表示を移動可能に構成してもよい。例えば、機能メニュー表示を引き出すようにスライド操作することで、機能メニュー表示が移動自在に表示され、機能メニュー全体がその表示領域から引き出されるようにしてもよい。
図11は第6変形例として、機能メニュー全体が移動自在に表示された表示画面の例を示す図である。ここでは、第1階層表示領域16aに表示された機能メニュー表示40を指でタッチしてスライド操作することにより、機能メニュー全体51が表示画面の中央に移動する場合が示されている。そして、指を表示画面(タッチパネル)から離すと、機能メニュー全体51は元の位置に戻り、機能メニュー表示40が元の第1階層表示領域16aに表示された状態となる。これにより、ユーザは、必要に応じて機能メニュー全体のメニュー項目を簡単に視認することができ、メニュー項目の把握の容易性、及び操作性がより向上する。なお、このことは第2階層表示領域16bに表示された機能メニュー表示についても同様である。また、機能メニュー全体51が表示画面の中央に移動するだけでなく、必要性に応じて上下左右のどちらかに移動して表示させてもよい。また、機能メニュー全体の一部を表示した機能メニュー表示を移動させるだけでなく、引き伸ばし表示などによって他の部分を表示させるようにしてもよい。
また、第1階層表示領域及び第2階層表示領域に表示される機能メニュー表示の透過性を任意の値とし、機能メニュー表示を透過表示して背景、操作対象が見えるようにしてもよい。
上述したように、本実施形態によれば、表示画面上の小さな領域において、多くの項目を持つ機能メニューの全体像を把握し易い状態で、一部の機能メニューを表示することができる。このため、表示画面を占有することなく機能メニューの視認性を向上させ、ユーザによる検索、選択等の操作性を向上させることが可能となる。また、複数階層の機能メニューを表示する場合であっても、各階層の機能メニューについてそれぞれ全体像を把握し易い状態で表示することができる。
また、本実施例の説明においては、円形の機能メニューを項目数で分割した扇型の領域に項目を配置する方法で説明を行ったが、扇型の角度を固定しておいてもよい。
図12〜図14は第7変形例として、機能メニュー表示が扇型の角度を60度に固定して表示される表示画面の例を示す図である。図12(a)〜(d)は項目数が2個である場合の動作を説明する図である。図12(a)のように項目が「項目A」と「項目B」である場合に、図12(b)のように表示されていたとする。これをユーザが時計回りに回転させると図12(c)のように「項目A」が次第に隠れてゆくと共に「項目B」の全体が表示されていく。さらに同じ操作を行うと図12(d)のように再び「項目A」が現れてくる。
また図13(a)〜(d)及び図14(a)、(b)は項目数が12個である場合の動作を説明する図である。図13(a)〜(d)は扇型の角度を固定しない場合の比較例を示している。図13(a)のように項目が「項目A」から「項目L」までの12個である場合に、単純に円を項目数で分割すると図13(b)のような角度30度の扇型が12個でメニューが構成される。図13(c)はちょうど3項目分が表示されている状態を示し、図13(d)は図13(c)の状態から少し時計回りに回転させて4項目が表示された状態である。このように項目数が増えると、項目を表示するための領域が小さくなり、また画面に出る項目数が多くなって視認性が悪くなる。これに対し、図14(a)は扇型の角度を60度に固定した場合の表示例であり、図14(b)は図14(a)の状態から少し時計回りに回転させて3項目が表示された状態である。
このように、ユーザの操作によって新しく表示される扇型の領域に項目を順に割り当てることで、項目数の多寡に関係なく一定の操作量で次の項目が表示でき、また項目を表示する領域が小さくなることで視認性が下がることを防ぐことも可能である。
なお、本発明は、本発明の趣旨ならびに範囲を逸脱することなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が様々な変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
電子機器としては、携帯電話機、スマートフォンなどの無線通信装置に限らず、デジタルカメラ、デジタルフォトフレーム、PDA、携帯音楽再生機器、携帯ゲーム機、電子ブック端末、プリンタなど、種々の電子機器に適用可能である。特に、表示部の表示画面の大きさに制約のある携帯型電子機器において有用である。
本発明は、表示画面上の小さな領域であっても、多くの機能からなる機能メニューの全体像を把握し易いように表現することができ、ユーザによる検索、選択等の操作を容易に行えるようにすることが可能となる効果を有し、例えば携帯電話機、デジタルカメラなどの、表示部において複数の機能のメニューを表示するメニュー表示装置、電子機器、及び表示制御方法等として有用である。
1 電子機器
1a 第1筐体
1b 第2筐体
11 表示制御部
12 操作制御部
14 機能メニューデータ記憶部
15 操作部
16 表示部
16a 第1階層表示領域
16b 第2階層表示領域
16c 第3階層表示領域
16d 第4階層表示領域
17 機能実行制御部
18 タッチパネル
21 メニューレイアウト制御部
33 キー操作部
33a メニューキー
33b ディジットキー
33c 通話キー
33d 選択完了キー
33e 選択キー
33f 戻るキー
33g 矢印(十字)キー
34 マイク
37 スピーカ
40、42、48 第1階層の機能メニュー表示
41 操作対象
43 第2階層の機能メニュー表示
45 第3階層の機能メニュー表示
46、47 強調表示
51、61 第1階層の機能メニュー全体
53 第2階層の機能メニュー全体
1a 第1筐体
1b 第2筐体
11 表示制御部
12 操作制御部
14 機能メニューデータ記憶部
15 操作部
16 表示部
16a 第1階層表示領域
16b 第2階層表示領域
16c 第3階層表示領域
16d 第4階層表示領域
17 機能実行制御部
18 タッチパネル
21 メニューレイアウト制御部
33 キー操作部
33a メニューキー
33b ディジットキー
33c 通話キー
33d 選択完了キー
33e 選択キー
33f 戻るキー
33g 矢印(十字)キー
34 マイク
37 スピーカ
40、42、48 第1階層の機能メニュー表示
41 操作対象
43 第2階層の機能メニュー表示
45 第3階層の機能メニュー表示
46、47 強調表示
51、61 第1階層の機能メニュー全体
53 第2階層の機能メニュー全体
Claims (9)
- 複数の機能に対応する階層化された機能メニューを表示するメニュー表示装置であって、
前記複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層情報とを含むメニュー情報を記憶するメニュー情報記憶部と、
前記機能メニューを表示画面に表示する表示部と、
前記メニュー情報記憶部より所定の階層の機能メニューに関するメニュー情報を入力し、当該階層の機能メニュー全体を表す回転対称な形状の機能メニュー全体を仮想的に生成し、この機能メニュー全体を分割して当該階層の機能の項目を配置し、前記機能メニュー全体の一部を、前記表示部の表示画面内のメニュー表示領域に機能メニュー表示として回転可能に表示させる表示制御部と、
を備えるメニュー表示装置。 - 請求項1に記載のメニュー表示装置であって、
前記表示制御部は、階層化された機能メニューにおける複数の階層の機能メニューを前記表示部に表示させるものであり、上位階層である第1階層の機能メニュー全体のうちの一部を第1階層の機能メニュー表示として前記表示部の表示画面内の第1領域に表示させ、前記第1階層の下位階層である第2階層の機能メニュー全体のうちの一部を第2階層の機能メニュー表示として前記表示部の表示画面内の第2領域に表示させるメニュー表示装置。 - 請求項1に記載のメニュー表示装置であって、
前記表示部に表示される機能メニューに関する操作入力を行う操作部を備え、
前記表示制御部は、前記操作部の操作入力に対応して、前記操作入力として所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択された機能の項目を含む機能メニュー表示を前記表示部に表示させるメニュー表示装置。 - 請求項3に記載のメニュー表示装置であって、
前記表示制御部は、前記操作部の操作入力に対応して、前記操作入力として機能メニュー表示の回転指示がなされた場合、この機能メニュー表示を回転させて前記表示部に表示させるメニュー表示装置。 - 請求項2に記載のメニュー表示装置であって、
前記表示部に表示される機能メニューに関する操作入力を行う操作部を備え、
前記表示制御部は、前記操作部の操作入力に対応して、前記操作入力として前記表示部の第1領域に表示された第1階層の機能メニューの中の所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択された機能の項目に対応する第2階層の機能メニュー表示を前記第2領域に表示させるメニュー表示装置。 - 請求項5に記載のメニュー表示装置であって、
前記表示制御部は、前記操作入力として前記メニュー表示領域の第1領域または第2領域のいずれか一方に表示された機能メニューの中の所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択指示に応じて次の下位階層の機能メニュー表示を第1領域または第2領域における他方の領域に順次交互に表示させるメニュー表示装置。 - 請求項5に記載のメニュー表示装置であって、
前記表示制御部は、前記操作入力として前記表示部の第2領域に表示された第2階層の機能メニューの中の所定の機能の選択指示がなされた場合、この選択された第2階層の機能の項目に対応する第1階層の機能の項目を抽出し、第1階層の機能メニュー表示として前記第1領域に表示させるメニュー表示装置。 - 複数の機能に対応する階層化された機能メニューを表示画面に表示する表示部と、
前記複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層情報とを含むメニュー情報を記憶するメニュー情報記憶部と、
前記メニュー情報記憶部より所定の階層の機能メニューに関するメニュー情報を入力し、当該階層の機能メニュー全体を表す回転対称な形状の機能メニュー全体を仮想的に生成し、この機能メニュー全体を分割して当該階層の機能の項目を配置し、前記機能メニュー全体の一部を、前記表示部の表示画面内のメニュー表示領域に機能メニュー表示として回転可能に表示させる表示制御部と、
前記表示部に表示される機能メニューに関する操作入力を行う操作部と、
前記操作部の操作入力により選択された機能を実行する機能実行制御部と、
を備える電子機器。 - 複数の機能に対応する階層化された機能メニューを表示するメニュー表示制御方法であって、
前記複数の機能に関する機能情報と、各機能に関する機能メニューの階層情報とを含むメニュー情報を記憶したメニュー情報記憶部を用い、
前記メニュー情報記憶部より所定の階層の機能メニューに関するメニュー情報を入力するステップと、
前記入力したメニュー情報に対応する階層の機能メニュー全体を表す回転対称な形状の機能メニュー全体を仮想的に生成するステップと、
前記機能メニュー全体を分割して当該階層の機能の項目を配置するステップと、
前記機能メニュー全体の一部を、機能メニューを表示する表示部の表示画面内のメニュー表示領域に、機能メニュー表示として回転可能に表示させるステップと、
を有するメニュー表示制御方法。
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JP2010046774A JP2011180990A (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | メニュー表示装置、電子機器、及びメニュー表示制御方法 |
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JP2010046774A JP2011180990A (ja) | 2010-03-03 | 2010-03-03 | メニュー表示装置、電子機器、及びメニュー表示制御方法 |
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-
2010
- 2010-03-03 JP JP2010046774A patent/JP2011180990A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
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