JP2011178815A - 二層型粉末化粧料の再分散性向上方法及び変色防止方法 - Google Patents
二層型粉末化粧料の再分散性向上方法及び変色防止方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011178815A JP2011178815A JP2011139417A JP2011139417A JP2011178815A JP 2011178815 A JP2011178815 A JP 2011178815A JP 2011139417 A JP2011139417 A JP 2011139417A JP 2011139417 A JP2011139417 A JP 2011139417A JP 2011178815 A JP2011178815 A JP 2011178815A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- acid
- antibacterial zeolite
- zeolite powder
- discoloration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】(a)抗菌性ゼオライト粉末と、(b)エタノールを基剤として50〜90質量%含有する二層型粉末化粧料であって、さらに(c)グルタチオン及び/又はL−システインを0.1〜5質量%含有し、(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性向上剤として、(c)グルタチオン及び/又はL−システインの存在下において(d)パラフェノールスルホン酸亜鉛塩を0.1〜5質量%含有し、さらに(f)水を含有することを特徴とする二層型粉末化粧料によって、前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を向上させ、さらに前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の変色を防止する方法。
【選択図】なし
Description
なお、エタノール基剤に不溶性粉末として抗菌性ゼオライトを配合した本願発明においては、特許文献1に記載されているグルタチオン及び/又はL−システインを配合することにより、日光暴露による変色を防止できることが本願発明により判明した。また、特許文献1におけるグルタチオン及び/又はL−システインの効果とは、衣服付着の抗菌性ゼオライトの日光暴露による変色を洗濯することによって容易に落とすことが出来る効果(すなわち洗濯性向上効果)であり、本願発明の日光暴露による抗菌性ゼオライトの変色防止効果とは本質的に異なるものである。このことは、特許文献1の実施例1〜12の「日光暴露後の汚染着(変色防止効果)」の評価が全て「×」になっていることからも容易に理解される。
さらに、油系皮膚外用剤である特許文献1とは基剤の異なる本願発明の化粧料において、必ずしもグルタチオン及び/又はL−システインが特許文献1と同様の効果を発揮するとは限らない。
一方、エタノール基剤に不溶性粉末として抗菌性ゼオライトを配合した二層型粉末化粧料においては、単にグルタチオン及び/又はL−システインを配合しても、抗菌性ゼオライトの再分散性に優れた化粧料が得られないことも、本願発明により判明している。
一方、衣服に付着する抗菌性ゼオライト粉末による変色を防止する技術も、抗菌性ゼオライト粉末を配合した二層型粉末化粧料において極めて重要な技術的事項となる。
さらに、グルタチオン及び/又はL−システインとパラフェノールスルホン酸亜鉛との組み合わせに加えて、脂肪酸の2価以上の金属塩(例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸)を配合することによって、抗菌性ゼオライト粉末の再分散性が一層向上し、長期間静置後も良好な再分散性を示すことを見出し、本発明を完成するに至った。
[化1]
(R 3 SiO 1/2 ) 2 ・nSiO 2 (1)
(式中、Rは一価炭化水素基であり、nは1〜5の数である。)
本発明に用いる抗菌性ゼオライト粉末は、ゼオライトのイオン交換可能な部分に抗菌性金属イオンを保持しているゼオライトの粉末が使用される。すなわち、ゼオライトのイオン交換可能なイオンの一部又は全部が抗菌性金属で置換されたゼオライトの粉末である。本発明においては、抗菌性金属イオンと共にアンモニウムイオンで置換されたゼオライトも好ましい。
本発明においては、使用性向上の点からMQレジンで被覆した抗菌性ゼオライト粉末が好ましい。
抗菌性ゼオライト粉末は、MQレジンにて常法により表面処理を行った疎水化処理粉末であることが好ましい。本発明において使用するMQレジンとは、SiO2単位(Q単位)と、R3SiO1/2単位(M単位)とからなる、部分的に架橋した公知の有機シリコーン樹脂(トリメチルシロキケイ酸)である。平均式(1)に示される構造を有し、そのM/Qモル比は0.7〜1.0のものである。
(R3SiO1/2)2・nSiO2 (1)
(式中、Rは一価炭化水素基であり、nは1〜5の数である。)
抗菌性ゼオライトの二層型粉末化粧料中の含有量は、二層型粉末化粧料全量に対して0.1〜50質量%、好ましくは1〜15質量%、さらに好ましくは3〜7質量%である。製品形態に応じて適宜決定され、適する量が配合される。
本発明の二層型粉末化粧料は、(b)エタノールを溶液の主要基剤として、二層型粉末化粧料全量に対して50〜90質量%含有するものである。特にエタノールを75〜90質量%程度を含有する溶液系の二層型粉末化粧料が好ましい。溶液を構成するエタノールの含有量が75〜90質量%と多量の方が、抗菌性ゼオライト粉末の変色防止効果に優れている場合がある。
なお、本発明の二層型粉末化粧料において、抗菌性ゼオライト粉末を分散させるための溶液を構成する他の成分として、水を1〜10質量%配合しても良い。
本願発明に用いるグルタチオン及び/又はL−システインは、(a)抗菌性ゼオライト粉末と(b)エタノールを基剤として50〜90質量%含有する二層型粉末化粧料において、日光暴露による抗菌性ゼオライトの変色を防止する効果を発揮する。すなわち、デオドラント剤として使用される本願発明の化粧料が汗等により衣類に付着し、衣類に付着した(a)抗菌性ゼオライト粉末の日光暴露による変色を防止する効果が、本願発明におけるグルタチオン及び/又はL−システインの顕著な効果である。かかる効果は、本願発明におけるグルタチオン及び/又はL−システインの効果として、本願発明者により初めて見出された予期せぬ効果であり、本願発明特有の顕著な効果である。
なお、背景技術で説明した特許文献1におけるグルタチオン及び/又はL−システインの効果は、汗と日光暴露による変色防止効果ではない。すなわち、特許文献1の発明においては、グルタチオン及び/又はL−システインを配合していても、汗と日光暴露によって抗菌性ゼオライトの変色(衣類の汚染着)が発生する。そして、その変色を洗濯によって容易に落とすことが出来る効果(洗濯性向上効果)が、まさしく特許文献1記載の発明におけるグルタチオン及び/又はL−システインの効果なのであり、かかる効果は本願発明における、日光暴露により生じる抗菌性ゼオライトの変色を防止する効果とは本質的に異なる効果である。
本願発明における(a)抗菌性ゼオライト粉末と(b)エタノールを基剤として50〜90質量%含有する二層型粉末化粧料において、グルタチオン及び/又はL−システインを必須成分として配合する変色防止効果は、本願発明の進歩性に大いに寄与する効果なのである。
グルタチオン及び/又はL−システインの二層型粉末化粧料中の含有量は、二層型粉末化粧料全量に対して0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは、0.1〜1.5質量%、さらに好ましくは0.3〜0.5質量%である。
本願発明に用いるパラフェノールスルホン酸亜鉛は、(c)グルタチオン及び/又はL−システインを必須成分として配合されている(a)抗菌性ゼオライト粉末と(b)エタノールを基剤として50〜90質量%含有する二層型粉末化粧料において、二層に分離して沈降している(a)抗菌性ゼオライト粉末を、使用時に容器を振ることによって当該粉末の再分散性が飛躍的に向上することに寄与する必須成分である。
すなわち、(d)パラフェノールスルホン酸亜鉛は、単独で(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を向上させる効果を発揮するのではない。上述した抗菌性ゼオライト粉末の変色を防止する(c)グルタチオン及び/又はL−システインをも必須成分として配合されている本願特有の二層型粉末化粧料において、すなわち必須成分のグルタチオン及び/又はL−システインの存在下において、(d)パラフェノールスルホン酸亜鉛が、(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を顕著に向上させる効果が本願発明者により見出された。
なお、エタノールを主要基剤とする二層型粉末化粧料においては、(a)抗菌性ゼオライト粉末を再分散させることは一般に困難である。しかしながら、本願発明においては、
(a)抗菌性ゼオライト粉末を高配合(例えば二層型粉末化粧料全量に対して5質量%以上配合)したとしても、顕著な再分散性が得られている。
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩の二層型粉末化粧料中の含有量は、二層型粉末化粧料全量に対して0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜1.5質量%、さらに好ましくは0.3〜0.7質量%である。0.1質量%未満では再分散性の顕著な向上は期待できず、また、5質量%を超えて配合しても効果の増大は期待できない。
本発明においては、グルタチオン及び/又はL−システインとパラフェノールスルホン酸亜鉛との組み合わせに加えて、脂肪酸の2価以上の金属塩を配合することによって、抗菌性ゼオライト粉末の再分散性が一層向上し、長期間静置後も良好な再分散性を示すことが、本願発明者により見出された。
脂肪酸の2価以上の金属塩としては、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム
が好ましく、特にステアリン酸カルシウムが好ましい。
脂肪酸の2価以上の金属塩の二層型粉末化粧料中の含有量は、二層型粉末化粧料全量に対して0.1〜5質量%が好ましい。0.1質量%未満では再分散性の一層の向上は期待できず、また、5質量%を超えて配合しても効果の増大は期待できない。
本発明においてはさらに水を配合することが好ましい。水の配合量は、二層型粉末化粧料全量に対して、1〜40質量%が好ましく、より好ましくは1〜25質量%、さらに好ましくは1〜15質量%である。
なお、二層型粉末化粧料に増粘剤を配合して、系の粘度を増大させるという(塗布する使用性の観点からとろみを付与するため)、粉末の再分散性に一般に不利となる増粘剤配合の条件下によっても、本願発明では良好な粉末の再分散性を高度に維持できるという顕著な効果を有している。
(1)安息香酸系紫外線吸収剤
例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステルなど。
(2)アントラニル酸系紫外線吸収剤
例えば、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレートなど。
(3)サリチル酸系紫外線吸収剤
例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレートなど。
(4)ケイ皮酸系紫外線吸収剤
例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメートなど。
(5)トリアジン系紫外線吸収剤
例えば、ビスレゾルシニルトリアジン。
さらに具体的には、ビス{〔4−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス{4−(2−エチルヘキシロキシカルボニル)アニリノ}1,3,5−トリアジンなど。
(6)その他の紫外線吸収剤
例えば、3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー、2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジアニソイルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン。ジモルホリノピリダジノンなどのピリダジン誘導体。
「再分散性の評価方法(1)」
試料(実施例及び比較例の二層型粉末化粧料)を50mLのガラス管に充填し、1日(室温)静置し、粉末を沈降させた。
ガラス管を手で上下に振って振とうさせ(これを1回と数える)、目視により粉末が均一に再分散したと判断されるまでの回数を確認した。
振とう回数が、5回以下を◎、6〜10回を〇、11〜20回を○△、21回〜30回を△、31回以上を×と評価した。
試料(実施例及び比較例の二層型粉末化粧料)を50mLのガラス管に充填し、1ヶ月(室温)静置し、粉末を沈降させた。
ガラス管を手で上下に振って振とうさせ(これを1回と数える)、目視により粉末が均一に再分散したと判断されるまでの回数を確認した。
振とう回数が、5回以下を◎、6〜10回を〇、11〜20回を○△、21回〜30回を△、31回以上を×と評価した。
十分に振とうして粉末を再分散させた試料(実施例及び比較例の二層型粉末化粧料)と、人工汗(水to100wt%、塩化ナトリウム0.8wt%、酢酸0.5wt%、リン酸2ナトリウム12水塩0.8wt%)を1:1で混合した後、30μLを計り取り、白色綿布(JIS規格染色堅ろう度試験用添付白布)に塗布した。
試料を塗布した布を日光に暴露後(10分)、目視により変色が認められた場合は×、認められない場合は〇と判定した。
*2:MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末は、M/Qモル比0.8のMQレジンをデカメチルシクロペンタシロキサン溶媒を用い常法に従って被覆処理した。被覆量は約3質量%である。
*3:株式会社シナネンゼオミック セラメディックAJ10N
さらに、グルタチオンとパラフェノールスルホン酸亜鉛との組み合わせに加えて、脂肪酸の2価以上の金属塩であるステアリン酸カルシウムを配合することによって、抗菌性ゼオライト粉末の再分散性が一層向上し、長期間静置後も良好な再分散性を示すことを分かる(実施例2、4及び6)。また、再分散性の優れた効果は、増粘剤のヒドロキシプロピルセルロースを配合して系の粘度を増大させたとしても、本発明においては優れた再分散性を高度に維持できることが判明した(実施例6)。
また、抗菌性ゼオライト粉末の変色防止剤としてL−システインを単独で、またはグルタチオンと混合して用いることによっても、変色がなく、抗菌性ゼオライト粉末の再分散性に優れた製剤を得ることができる(実施例7及び8)。この場合においてもステアリン酸カルシウムが抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を一層向上させることが分かる(実施例9)。
なお、本発明においては、一般に粉末の分散剤として使用される脂肪酸の2価の金属塩(ステアリン酸カルシウム)を単独で配合したとしても、抗菌性ゼオライト粉末の十分な再分散性は得られない(比較例4)。
〔実施例10:デオドラントローション〕
配合成分 質量%
エタノール 86.6
精製水 7
抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.5
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.35
グリセリン 5
メントール 0.4
配合成分 質量%
エタノール 88.5
精製水 5
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.4
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.5
ステアリン酸カルシウム 0.5
ヒドロシキプロピルセルロース 0.1
香料 適量
配合成分 質量%
エタノール 78
精製水 5
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.4
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.5
ステアリン酸亜鉛 0.3
ポリプロピレングリコール 10
N,N−ジメチルアクリルアミド−2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム共重合体 0.5
香料 適量
配合成分 質量%
エタノール 84.3
精製水 5
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.1
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.1
ポリプロピレングリコール 5
ステアリン酸カルシウム 0.5
配合成分 質量%
エタノール 76.5
精製水 10
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 1.5
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 1.5
ポリプロピレングリコール 5
ステアリン酸カルシウム 0.5
配合成分 質量%
エタノール 73.8
精製水 15
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.5
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.7
ポリプロピレングリコール 5
配合成分 質量%
エタノール 84.4
精製水 5
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.3
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.3
ポリプロピレングリコール 5
配合成分 質量%
エタノール 79.05
精製水 10
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.35
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.5
ポリプロピレングリコール 5
ステアリン酸カルシウム 0.1
配合成分 質量%
エタノール 74.15
精製水 10
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.35
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.5
ポリプロピレングリコール 5
ステアリン酸カルシウム 5
配合成分 質量%
エタノール 50
精製水 40
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 1
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 1
ポリプロピレングリコール 2.5
ステアリン酸カルシウム 0.5
配合成分 質量%
エタノール 87.7
精製水 1
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
グルタチオン 0.3
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.5
ポリプロピレングリコール 5
ステアリン酸カルシウム 0.5
配合成分 質量%
エタノール 63.3
精製水 25
MQレジン被覆抗菌性ゼオライト粉末 5
L−システイン 0.7
パラフェノールスルホン酸亜鉛塩 0.5
ポリプロピレングリコール 5
ステアリン酸カルシウム 0.5
本発明に用いる二層型粉末化粧料は、使用時における(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性に極めて優れ、かつ、衣類に付着した場合等における(a)抗菌性ゼオライト粉末の変色を効果的に防止出来る。したがって、抗菌性ゼオライト粉末を配合した二層型粉末化粧料として産業上の利用価値が極めて高い。
Claims (4)
- (a)抗菌性ゼオライト粉末と、(b)エタノールを基剤として50〜90質量%含有する二層型粉末化粧料であって、さらに(c)グルタチオン及び/又はL−システインを0.1〜5質量%含有し、(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性向上剤として、(c)グルタチオン及び/又はL−システインの存在下において(d)パラフェノールスルホン酸亜鉛塩を0.1〜5質量%含有し、さらに(f)水を含有することを特徴とする二層型粉末化粧料によって、前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を向上させ、さらに前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の変色を防止する方法。
- 請求項1記載の二層型粉末化粧料にさらに(e)脂肪酸の2価以上の金属塩を含有することを特徴とする二層型粉末化粧料によって、前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を向上させ、さらに前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の変色を防止する請求項1記載の方法。
- 前記成分(a)の抗菌性ゼオライトが下記平均式(1)で表されるMQレジンで被覆されていることを特徴とする二層型粉末化粧料によって、前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を向上させ、さらに前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の変色を防止する請求項1又は2記載の方法。
[化1]
(R 3 SiO 1/2 ) 2 ・nSiO 2 (1)
(式中、Rは一価炭化水素基であり、nは1〜5の数である。) - 前記(e)脂肪酸の2価以上の金属塩がステアリン酸カルシウムであることを特徴とする二層型粉末化粧料によって、前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の再分散性を向上させ、さらに前記(a)抗菌性ゼオライト粉末の変色を防止する請求項1〜3の何れか1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011139417A JP2011178815A (ja) | 2010-02-02 | 2011-06-23 | 二層型粉末化粧料の再分散性向上方法及び変色防止方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010020980 | 2010-02-02 | ||
JP2010020980 | 2010-02-02 | ||
JP2011139417A JP2011178815A (ja) | 2010-02-02 | 2011-06-23 | 二層型粉末化粧料の再分散性向上方法及び変色防止方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010227288A Division JP4850304B2 (ja) | 2010-02-02 | 2010-10-07 | 二層型粉末化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011178815A true JP2011178815A (ja) | 2011-09-15 |
Family
ID=44690686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011139417A Pending JP2011178815A (ja) | 2010-02-02 | 2011-06-23 | 二層型粉末化粧料の再分散性向上方法及び変色防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011178815A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06306082A (ja) * | 1993-04-26 | 1994-11-01 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 抗菌抗かび抗ウイルス剤 |
JP2002080335A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-19 | Shiseido Co Ltd | 冷感デオドラント化粧料 |
JP2004217603A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-05 | Katayama Chem Works Co Ltd | 抗菌性糊剤組成物および抗菌処理方法 |
JP2009234994A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shiseido Co Ltd | 二層型粉末化粧料 |
JP2009234995A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤 |
-
2011
- 2011-06-23 JP JP2011139417A patent/JP2011178815A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06306082A (ja) * | 1993-04-26 | 1994-11-01 | Meiji Milk Prod Co Ltd | 抗菌抗かび抗ウイルス剤 |
JP2002080335A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-19 | Shiseido Co Ltd | 冷感デオドラント化粧料 |
JP2004217603A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-05 | Katayama Chem Works Co Ltd | 抗菌性糊剤組成物および抗菌処理方法 |
JP2009234994A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shiseido Co Ltd | 二層型粉末化粧料 |
JP2009234995A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2736524T3 (es) | Cosmético en polvo sólido | |
EP2151230B1 (en) | Oil-in-water emulsion composition and method for producing the same | |
JP5241011B2 (ja) | 水中油型乳化日焼け止め化粧料 | |
JP5302523B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2009242321A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP4889096B2 (ja) | 抗菌性ゼオライト及びこれを含有する皮膚外用剤 | |
WO2007099738A1 (ja) | 消臭用組成物 | |
JP4721436B2 (ja) | 消臭用組成物 | |
EP2474302B1 (en) | Sunscreen cosmetic composition containing ultraviolet absorber | |
JP4274354B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
WO2017073758A1 (ja) | 組成物 | |
JP4850304B2 (ja) | 二層型粉末化粧料 | |
JP5647143B2 (ja) | ポリマーソーム及び製造方法 | |
JP5013427B2 (ja) | 油系皮膚外用剤 | |
JP2004143104A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP5019348B2 (ja) | 消臭用組成物 | |
JP2006249049A (ja) | 皮膚外用組成物 | |
JP2012006859A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP4375609B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP5036025B2 (ja) | 消臭用組成物 | |
JP4349883B2 (ja) | 皮膚外用組成物 | |
JP2009234995A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2010155792A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2010047506A (ja) | ゾル−ゲル可逆性組成物、増粘剤及び化粧料。 | |
JP2010159214A (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20110624 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20111014 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20111207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120112 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120712 |