JP2011175128A - カメラシステムおよびカメラボディ - Google Patents

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Junji Takahata
順二 高畑
Akihiro Aoyama
明弘 青山
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Abstract

【課題】レンズ交換可能な撮像装置において、レンズ側、カメラボディ側共に手振れ補正手段を有するとき、撮影状況に応じて常に使用者に最適な手振れ補正手段を提供する。
【解決手段】カメラシステムのぶれを検出すると共にぶれにより生じる画像のぶれを補正する第1の手振れ補正手段と、第1の手振れ補正手段の補正動作を制御する第1の手振れ補正制御手段と、を有する交換レンズと、被写体を撮像する撮像手段と、ぶれを検出すると共にぶれにより生じる画像のぶれを補正する第2の手振れ補正手段と、第2の手振れ補正手段の補正動作を制御する第2の手振れ補正制御手段と、撮影モードが動画撮影モードか静止画撮影モードかに応じて、第1の手振れ補正手段および第2の手振れ補正手段のうち一方を補正可能状態に設定し、他方を補正不能状態に設定する設定部と、を有する、交換レンズを着脱可能なカメラボディと、を備えたカメラシステム。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ交換可能なデジタルカメラ等のカメラシステムに関する。
従来、被写体の光学画像を静止画または動画として記録し、画像データとして電子的に保存するデジタルカメラが知られている。このようなデジタルカメラには、使用者の手振れによる画像への影響を抑制するための手振れ補正手段を備えているものもある(例えば、特許文献1参照。)。
また、デジタルカメラには、色々なレンズを組み合わせて撮影できる、レンズ交換可能なカメラシステムを構成するものがある。カメラシステムにおいては、手振れ補正手段は、交換レンズ側、若しくはカメラボディ側に搭載されることがある。
特開平3−269418号公報
このようにカメラシステムは、レンズ交換が可能なため、手振れ補正手段を有する交換レンズと、手振れ補正手段を有するカメラボディの組み合わせで撮影する場合がある。このとき、交換レンズ、カメラボディともに手振れ補正を行うと過補正となり、適正な手振れ補正を行うことが出来ない場合があるという課題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決するために、撮影状況に応じてレンズ側手振れ補正手段、撮像装置側手振れ補正手段を切り替えることにより、使用者に最適な手振れ補正手段を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明のカメラシステムは、カメラシステムのぶれを検出すると共にぶれにより生じる画像のぶれを補正する第1の手振れ補正手段と、第1の手振れ補正手段の補正動作を制御する第1の手振れ補正制御手段と、を有する交換レンズと、被写体を撮像する撮像手段と、ぶれを検出すると共にぶれにより生じる画像のぶれを補正する第2の手振れ補正手段と、第2の手振れ補正手段の補正動作を制御する第2の手振れ補正制御手段と、撮影モードが動画撮影モードか静止画撮影モードかに応じて、第1の手振れ補正手段および第2の手振れ補正手段のうち一方を補正可能状態に設定し、他方を補正不能状態に設定する設定部と、を有する、交換レンズを着脱可能なカメラボディと、を備えた構成とした。
本発明により、撮影状況に応じて第1、第2の補正手段を自動的に切り替えることにより、使用者に常に最適な手振れ補正手段を提供することが出来る。
実施の形態1における被写体を撮影するカメラシステム1の構成を示すブロック図 撮影開始時の手振れ補正選択動作のフローチャート 交換レンズ200のズーム操作を行ったときの手振れ補正選択動作のフローチャート
(1.実施の形態1)
〔1−1.カメラシステム1の構成〕
図1は、実施の形態1における、被写体を撮影するカメラシステム1の構成を示すブロック図である。カメラシステム1は、カメラボディ100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。カメラシステム1は、OISレンズ220、またはCCDイメージセンサ110を駆動することにより、被写体像の手振れ補正制御を行うことができる。
〔1−1−1.カメラボディの構成〕
カメラボディ100は、CCDイメージセンサ110と液晶モニタ120とカメラコントローラ140とボディマウント150と電源160とカードスロット170とを備える。
アクチュエータ121は、カメラコントローラ140からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でCCDイメージセンサ110を駆動する。アクチュエータ121は、例えば、マグネットと平板コイルとを組み合わせたソレノイドアクチュエータや、圧電素子を用いた圧電アクチュエータで実現可能である。位置検出センサ122は、光学系の光軸に垂直な面内におけるCCDイメージセンサ110の位置を検出するセンサである。位置検出センサ122は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。ジャイロセンサなどのぶれ検出器は、カメラシステム1のぶれを検出する。カメラコントローラ140は、位置検出センサ122の検出結果及びぶれ検出器の検出結果に基づいて、アクチュエータ121を制御する。第2の手振れ補正手段は、アクチュエータ121、位置検出センサ122およびぶれ検出器を含み、上記のようにカメラシステム1のぶれを検出すると共に前記ぶれにより生じる画像のぶれを補正する。また、カメラコントローラ140は、第2の手振れ補正手段の補正動作を制御する。
カメラコントローラ140は、レリーズ釦130等の操作部材からの指示に応じて、CCDイメージセンサ110等のカメラシステム1全体を制御する。カメラコントローラ140は、垂直同期信号をタイミング発生器112に送信する。これと並行して、カメラコントローラ140は、垂直同期信号に基づいて、露光同期信号を生成する。カメラコントローラ140は、生成した露光同期信号を、ボディマウント150及びレンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に周期的に繰り返して送信する。カメラコントローラ140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。カメラコントローラ140は、CCDイメージセンサ110を、カメラシステム1のぶれを相殺する方向に移動することにより、CCDイメージセンサ110上の被写体像のぶれを小さくする。
カメラコントローラ140は、使用者が設定する撮影モードにしたがってカメラシステム1全体を制御し、撮影動作を行う。撮影モードは、動画撮影モードおよび静止画撮影モードを含む。使用者は、静止画・動画選択ダイヤル131を操作することによりこれらの撮影モードを切り替える。カメラコントローラ140は、静止画・動画選択ダイヤル131の状態を検出し、検出結果に応じてカメラコントローラ140の撮影モードを動画撮影モードおよび静止画撮影モードのいずれかに切り替える。
CCDイメージセンサ110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する。生成された画像データは、ADコンバーター111でデジタル化される。ADコンバーター111でデジタル化された画像データは、カメラコントローラ140で様々な画像処理が施される。ここで言う様々な画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理等である。
CCDイメージセンサ110は、タイミング発生器112で制御されるタイミングで動作する。CCDイメージセンサ110の動作としては、静止画像の撮像動作、動画像の撮像動作、スルー画像の撮像動作等である。静止画像の撮像動作と動画像の撮像動作とは、静止画・動画選択ダイヤル131の使用者による操作により切り替えられる。なお、スルー画像とは、撮像後、メモリーカード171に記録しない画像である。スルー画像は、主に動画像であり、静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ120に表示されるものである。
液晶モニタ120は、カメラコントローラ140で画像処理された表示用画像データが示す画像を表示する。液晶モニタ120は、動画像も静止画像も選択的に表示可能である。
カードスロット170は、メモリーカード171を装着可能である。カードスロット170は、カメラコントローラ140からの制御に基づいて、メモリーカード171を制御する。メモリーカード171は、カメラコントローラ140の画像処理により生成された画像データを格納可能である。例えば、メモリーカード171は、JPEG画像ファイルを格納できる。また、メモリーカード171は、内部に格納する画像データ又は画像ファイルを出力できる。メモリーカード171から出力された画像データ又は画像ファイルは、カメラコントローラ140で画像処理される。例えば、カメラコントローラ140は、メモリーカード171から取得した画像データ又は画像ファイルを伸張して表示用画像データを生成する。
電源160は、カメラシステム1で消費するための電力を供給する。電源160は、例えば、乾電池であってもよいし、充電池であってもよい。また、電源コードにより外部から供給される電力をカメラシステム1に供給するものであってもよい。
ボディマウント150は、交換レンズ200のレンズマウント250と機械的及び電気的に接続可能である。ボディマウント150は、レンズマウント250を介して、交換レンズ200との間で、データを送受信可能である。ボディマウント150は、カメラコントローラ140から受信した露光同期信号をレンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。また、カメラコントローラ140から受信したその他の制御信号をレンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。また、ボディマウント150は、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240から受信した信号をカメラコントローラ140に送信する。例えば、ボディマウント150は、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240から受信したフォーカスレンズ230の駆動方法に関する駆動方法情報をカメラコントローラ140に送信する。また、ボディマウント150は、電源160から受けた電力をレンズマウント250を介して交換レンズ200全体に供給する。
〔1−1−2.交換レンズの構成〕
交換レンズ200は、光学系とレンズコントローラ240とレンズマウント250とを備える。交換レンズ200の光学系はズームレンズ210、OISレンズ220、フォーカスレンズ230を含む。
ズームレンズ210は、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。駆動機構211は、使用者が操作可能なズームリング等を含み、使用者による操作をズームレンズ210に伝え、ズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。検出器212は、駆動機構211における駆動量を検出する。レンズコントローラ240は、この検出器212における検出結果を取得することにより、光学系におけるズーム倍率を把握することができる。
OISレンズ220は、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズである。OISレンズ220は、カメラシステム1のぶれを相殺する方向に移動することにより、CCDイメージセンサ110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。アクチュエータ221は、OIS用IC223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220を駆動する。アクチュエータ221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置検出センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置検出センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。ジャイロセンサなどのぶれ検出器は、カメラシステム1のぶれを検出する。OIS用IC223は、位置検出センサ222の検出結果及びぶれ検出器の検出結果に基づいて、アクチュエータ221を制御する。OIS用IC223は、レンズコントローラ240からぶれ検出器の検出結果を得る。また、OIS用IC223は、レンズコントローラ240に対して、光学的像ぶれ補正処理の状態を示す信号を送信する。第1の手振れ補正手段は、アクチュエータ221、位置検出センサ222、OIS用IC223およびぶれ検出器を含み、上記のようにカメラシステム1のぶれを検出すると共に前記ぶれにより生じる画像のぶれを補正する。また、レンズコントローラ240は、第1の手振れ補正手段の補正動作を制御する。
フォーカスレンズ230は、光学系でCCDイメージセンサ110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。
フォーカスモータ233は、レンズコントローラ240の制御に基づいて、フォーカスレンズ230が光学系の光軸に沿って進退するよう駆動する。これにより、光学系でCCDイメージセンサ110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させることができる。フォーカスモータ233は、本実施の形態1では、DCモータを用いることができる。但し、本実施の形態は、これに限定されず、ステッピングモータやサーボモータ、超音波モータなどによっても実現できる。
第1エンコーダ231及び第2エンコーダ232は、フォーカスレンズ230の駆動状態を示す信号を生成するエンコーダである。第1エンコーダ231及び第2エンコーダ232は、例えば、フォーカスモータ233の回転軸に取り付けられた回転子とフォトカプラーとで実現可能である。ここで、回転子は、所定間隔で孔が開いた円盤体である。フォトカプラーは、回転子の一方面から検出用光を発し、他方面から受光する。そのため、回転子が回転することにより、フォトカプラーのON/OFF状態が相互に切り替わる。レンズコントローラ240は、内部にカウンタ243を設けており、このカウンタ243は、フォトカプラーからのON/OFF状態の切り替え回数をカウントする。第1エンコーダ231と第2エンコーダ232とは、位相がずれている。そのため、第1エンコーダ231の状態がOFFからONに切り替わったときのフォーカスレンズ230の移動方向を判別することができる。すなわち、第1エンコーダ231の状態がOFFからONに切り替わったときの第2エンコーダ232の状態としては、ONの状態とOFFの状態とがある。そこで、カウンタ243は、第2エンコーダ232の状態がONのときに、第1エンコーダ231の状態がOFFからONに切り替わった場合、これを正転と判断して「+1」とカウントし、第2エンコーダ232の状態がOFFのときに、第1エンコーダ231の状態がOFFからONに切り替わった場合、これを逆転と判断して「−1」とカウントする。このカウント数を加算することにより、レンズコントローラ240は、フォーカスレンズ230の移動量を把握できる。
レンズコントローラ240は、カメラコントローラ140からの制御信号に基づいて、OIS用IC223やフォーカスモータ233などの交換レンズ200全体を制御する。例えば、レンズコントローラ240は、カメラコントローラ140からの制御信号に基づいて、フォーカスレンズ230を光軸に沿って所定の駆動方法で進退させるようにフォーカスモータ233を制御する。また、検出器212、OIS用IC223、第1エンコーダ231、第2エンコーダ232などから信号を受信して、カメラコントローラ140に送信する。レンズコントローラ240は、カメラコントローラ140との送受信の際には、レンズマウント250及びボディマウント150を介して行う。
〔1−1−3.補正可能状態および補正不能状態について〕
カメラコントローラ140は、カメラシステム1の撮影モードが動画撮影モードか静止画撮影モードかに応じて、第1の手振れ補正手段および第2の手振れ補正手段のうち一方を補正可能状態に設定し、他方を補正不能状態に設定する。カメラコントローラ140は、ボディマウント150およびレンズマウント250を介してレンズコントローラ240に制御信号を送る。レンズコントローラ240は、この制御信号にしたがって第1の手振れ補正手段を制御し、補正可能状態および補正不能状態のいずれかに設定する。また、カメラコントローラ140は、第2の手振れ補正手段を制御し、補正可能状態および補正不能状態のいずれかに設定する。
ここで、補正可能状態とは、手振れ補正手段が補正動作を行える状態を意味している。また、補正不能状態とは、手振れ補正手段が補正動作を行えない状態を意味しており、補正不能状態には、例えばOISレンズ220やCCDイメージセンサ110が光学中心位置で機械的に固定されている状態や、あるいはこれらが光学中心位置で電気的に保持されている状態などが含まれる。
〔1−1−4.本発明との対応関係〕
アクチュエータ221および位置検出センサ222は、第1の手振れ補正手段の一例である。CCDイメージセンサ110は、本発明の撮像手段の一例である。アクチュエータ121および位置検出センサ122は、第2の手振れ補正手段の一例である。カメラコントローラ140は、本発明の制御部の一例である。
〔1−2.カメラシステム1の動作〕
以下、カメラシステム1における、手振れ補正手段選択の動作について、フローチャートに従い詳述する。
図2は撮影開始時の、手振れ補正選択動作のフローチャートである。カメラボディ100のレリーズ釦が押下され、撮影開始されると、カメラコントローラ140は、現在の撮影モードが静止画撮影モードであるか、動画撮影モードであるかを判断する(S301)。撮影モードが動画撮影モードであるならば(S301において“Y”)、カメラボディ100側の手振れ補正(第2の手振れ補正手段)を補正不能状態にするため、カメラコントローラ140からCCDイメージセンサ110を光学中心位置に停止させるようにアクチュエータ121を制御する(S302)。次に、交換レンズ200側の手振れ補正(第1の手振れ補正手段)を補正可能状態にするため、カメラコントローラ140より、ボディマウント150、レンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に対し、手振れ補正制御開始命令を発行する(S303)。レンズコントローラ240は手振れ補正制御開始命令を受信すると、OIS用IC223を制御して手振れ補正駆動を開始する(S304)。
また、撮影モードが静止画撮影モードであるならば(S301において“N”)、まず、交換レンズ200側の手振れ補正(第1の手振れ補正手段)を補正不能状態にするため、カメラコントローラ140よりボディマウント150、レンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に対し、手振れ補正制御停止命令を発行する(S305)。レンズコントローラ240は手振れ補正制御停止命令を受信すると、OIS用IC223を制御してOISレンズ220が光学中心位置に保持されるように手振れ補正駆動を停止させる(S306)。次に、ボディ側の手振れ補正(第2の手振れ補正手段)を補正可能状態にするため、カメラコントローラ140からアクチュエータ121を制御して手振れ補正を開始させる(S307)。
このように、本実施の形態のカメラシステム1は、撮影動作が動画撮影であれば交換レンズ200側の第1の手振れ補正手段を用いて手振れ補正を行い、静止画撮影であればカメラボディ100側の第2の手振れ補正手段を用いて手振れ補正を行う。これは次のような観点から行われる。
カメラボディ100のカメラコントローラ140および第2の手振れ補正手段は、同時に設計されたものである。したがってカメラコントローラ140にとって第2の手振れ補正手段を使用することは、手振れ補正について一定の性能を確保するためのひとつの手段となる。一方、取り付けられる交換レンズについてはどのようなものが取り付けられるかわからない。第1の手振れ補正手段を備えたものであっても旧式のもの等である可能性もある。そこで静止画撮影においては、一定の性能が確保できるカメラボディ100側の第2の手振れ補正手段を用いる。
一方、動画撮影において、カメラボディ100が備える第2の手振れ補正手段を用いる場合、動画撮影中は常に、第2の手振れ補正手段が大型の撮像素子を駆動させ続けることになり、交換レンズ200側の第1の手振れ補正手段を用いる場合よりも消費電流が大きくなる可能性が高い。また、静止画撮影よりも動画撮影のほうが手振れ補正手段の累積駆動時間の増加のペースが早く、第2の手振れ補正手段の駆動方式によっては早く寿命を迎える可能性もある。したがって、動画撮影時には交換レンズ200側の第1の手振れ補正手段を用いて手振れ補正を行うのが望ましい。
このように、撮影モードに応じて、第1の手振れ補正手段(交換レンズ200側)と第2の手振れ補正手段(カメラボディ100側)とを切り替えることにより、使用者に常に最適な手振れ補正手段を提供することが出来る。
(2.他の実施の形態)
以上により、本発明の実施の形態1について説明した。しかし本発明は、これらには限定されない。そこで、本発明の他の実施の形態について、本欄にまとめて説明する。
実施の形態1では、カメラコントローラ140は、カメラシステム1の撮影モードが動画撮影モードか静止画撮影モードかに応じて、第1の手振れ補正手段および第2の手振れ補正手段のうち一方を補正可能状態に設定し、他方を補正不能状態に設定するものとしたが、ズーム操作(ズーム状態)に応じて手振れ補正手段の選択を行ってもよい。以下、このときの手振れ補正選択動作について説明する。
図3は交換レンズ200のズーム操作を行ったときの、手振れ補正選択動作のフローチャートである。交換レンズ200がズーム操作され、焦点距離が変化すると、その焦点距離がある閾値f(mm)以上か未満かを判断する(S401)。閾値f(mm)以上であるならば(S401において“Y”)、カメラボディ100側の手振れ補正(第2の手振れ補正手段)を補正不能状態にするため、カメラコントローラ140からCCDイメージセンサ110を光学中心位置に停止させるようにアクチュエータ121を制御する(S402)。次に、交換レンズ200側の手振れ補正(第1の手振れ補正手段)を補正可能状態にするため、カメラコントローラ140より、ボディマウント150、レンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に対し、手振れ補正制御開始命令を発行する(S403)。レンズコントローラ240は手振れ補正制御開始命令を受信すると、OIS用IC223を制御して手振れ補正駆動を開始する(S404)。
また、焦点距離が閾値f(mm)未満であるならば(S401において“N”)、まず、交換レンズ200側の手振れ補正(第1の手振れ補正手段)を補正不能状態にするため、カメラコントローラ140よりボディマウント150、レンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に対し、手振れ補正制御停止命令を発行する(S405)。レンズコントローラ240は手振れ補正制御停止命令を受信すると、OIS用IC223を制御してOISレンズ220が光学中心位置に保持されるように手振れ補正駆動を停止させる(S406)。次に、カメラボディ100側の手振れ補正(第2の手振れ補正手段)を補正可能状態にするため、カメラコントローラ140からアクチュエータ121を制御して手振れ補正を開始させる(S407)。
また、実施の形態1では、撮像手段として、CCDイメージセンサ110を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、CMOSイメージセンサで構成してもよく、NMOSイメージセンサで構成してもよい。
また、実施の形態1では、OIS用IC223とレンズコントローラ240とは、1つの半導体チップで構成してもよく、別々の半導体チップで構成してもよい。
本発明のカメラシステムによれば、撮影状況に応じて第1、第2の補正手段を自動的に切り替えることにより、使用者に常に最適な手振れ補正手段を提供することができるため、動画および静止画を撮影可能なレンズ交換式デジタルカメラにも適用可能である。
1 カメラシステム
100 カメラボディ
110 CCDイメージセンサ
121 アクチュエータ
122 位置検出センサ
131 静止画・動画選択ダイヤル
140 カメラコントローラ
150 ボディマウント
200 交換レンズ
220 OISレンズ
221 アクチュエータ
222 位置検出センサ
223 OIS用IC
240 レンズコントローラ
250 レンズマウント

Claims (4)

  1. 被写体を撮影するカメラシステムであって、
    カメラシステムのぶれを検出すると共に前記ぶれにより生じる画像のぶれを補正する第1の手振れ補正手段と、前記第1の手振れ補正手段の補正動作を制御する第1の手振れ補正制御手段と、を有する交換レンズと、
    前記被写体を撮像する撮像手段と、前記ぶれを検出すると共に前記ぶれにより生じる画像のぶれを補正する第2の手振れ補正手段と、前記第2の手振れ補正手段の補正動作を制御する第2の手振れ補正制御手段と、撮影モードが動画撮影モードか静止画撮影モードかに応じて、前記第1の手振れ補正手段および前記第2の手振れ補正手段のうち一方を補正可能状態に設定し、他方を補正不能状態に設定する設定部と、を有する、前記交換レンズを着脱可能なカメラボディと、
    を備えたカメラシステム。
  2. 前記設定部は、撮影モードが動画撮影モードであれば前記第1の手振れ補正手段を補正可能状態に設定すると共に前記第2の手振れ補正手段を補正不能状態に設定し、撮影モードが静止画撮影モードであれば前記第1の手振れ補正手段を補正不能状態に設定すると共に前記第2の手振れ補正手段を補正可能状態に設定する、請求項1記載のカメラシステム。
  3. 被写体を撮影するカメラシステムを交換レンズと共に構成し、前記カメラシステムのぶれを検出すると共に前記ぶれにより生じる画像のぶれを補正する第1の手振れ補正手段と、前記第1の手振れ補正手段の補正動作を制御する第1の手振れ補正制御手段と、を有する前記交換レンズが着脱可能なカメラボディであって、
    被写体を撮像する撮像手段と、前記ぶれを検出すると共に前記ぶれにより生じる画像のぶれを補正する第2の手振れ補正手段と、前記第2の手振れ補正手段の補正動作を制御する第2の手振れ補正制御手段と、撮影モードが動画撮影モードか静止画撮影モードかに応じて、前記第1の手振れ補正手段および前記第2の手振れ補正手段のうち一方を補正可能状態に設定し、他方を補正不能状態に設定する設定部と、を有するカメラボディ。
  4. 前記設定部は、撮影モードが動画撮影モードであれば前記第1の手振れ補正手段を補正可能状態に設定すると共に前記第2の手振れ補正手段を補正不能状態に設定し、撮影モードが静止画撮影モードであれば前記第1の手振れ補正手段を補正不能状態に設定すると共に前記第2の手振れ補正手段を補正可能状態に設定する、請求項3記載のカメラボディ。
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