JP2011173282A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011173282A JP2011173282A JP2010037653A JP2010037653A JP2011173282A JP 2011173282 A JP2011173282 A JP 2011173282A JP 2010037653 A JP2010037653 A JP 2010037653A JP 2010037653 A JP2010037653 A JP 2010037653A JP 2011173282 A JP2011173282 A JP 2011173282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- downstream end
- recording head
- nozzle surface
- ink
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【解決手段】インク噴射用ノズルが形成されたノズル面221を有する記録ヘッド22と、記録ヘッド22に対して相対的に移動して記録ヘッドのノズル面221のクリーニングを行うと共に、先端が記録ヘッド22に当接した後、ノズル面221に沿う方向であるワイパー方向Qに移動するワイパー部材25と、を備え、記録ヘッド22は、ノズル面221におけるワイパー方向Qの下流側の端部224からインク噴射用ノズルからインクが噴射される方向Fとは反対の方向側に延びる下流側端面225を有し、ノズル面221と下流側端面225とにより形成される角の近傍におけるノズル面221に対する下流側端面225の角度θが90°よりも小さい。
【選択図】図3
Description
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1及び図2により、本発明の第1実施形態のインクジェット記録装置1における全体構造の概要を説明する。
第1実施形態のインクジェット記録装置1は、更に、給紙カセット3と、給紙ローラ4と、用紙搬送路5と、レジストローラ対6と、乾燥装置7と、排紙ローラ対8と、排紙口9と、排紙トレイ10と、を備える。
搬送ベルト31としては、両端部を互いに重ね合わせて接合してエンドレス状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルト等を用いることができる。
複数のワイパー部材25とは、記録ヘッド22Kに対応して配置されるワイパー部材25K、記録ヘッド22Cに対応して配置されるワイパー部材25C、記録ヘッド22Mに対応して配置されるワイパー部材25M、記録ヘッド22Yに対応して配置されるワイパー部材25Yである。
これらのワイパー部材25K、25C、25M及び25Yは、各記録ヘッド毎に装備される。具体的には、各記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yそれぞれの配列に対応するワイパー部材25K、25C、25M及び25Yにおいて、3個のワイパー部材を用紙幅方向Yに等間隔で直列に配置される。
クリーニング部24における各ワイパー部材25K、25C、25Mについては後に詳述する。
複数のベアリング43は、偏心カム41の回転時において、周縁方向で隣り合う2個のベアリング43が同時に搬送ユニット30の外底面に当接する期間を有するような間隔に、配置されている。
下流側角226の近傍におけるノズル面221に対する下流側端面225の角度θは、90°よりも小さく形成される。ここで、ノズル面221に対する下流側端面225の角度θとは、下流側端部224よりもノズル面221における用紙搬送方向P(ワイパー方向Q)の上流側の部分に対する角度である。具体的には、ノズル面221に対する下流側端面225の角度θは、好ましくは85°から60°である。
また、下流側角226の先端(エッジ部分)は、丸みのない、尖鋭に形成される。
ワイパー部材25は、弾性体により板状に形成される。ワイパー部材25は、図3に示すように、用紙搬送方向Pと直交する方向(上下方向Z)に延びるように形成される。ワイパー部材25は、先端252が記録ヘッド22のノズル面221よりも所定長さhだけ、上下方向Zにおける上方側に突出するように形成される。
また、ワイパー部材25は、用紙幅方向Yに沿う長さが、記録ヘッド22のノズル面221の用紙幅方向Yに沿う長さよりも大きく設定される(図2参照)。
図4Aは、第1実施形態における記録ヘッド22のノズル面221にインク等の異物27が付着している状態を示す側面図である。図4Bは、第1実施形態における記録ヘッド22のノズル面221に付着しているインク等の異物27がワイパー部材25により拭き寄せられる様子を示す側面図である。図4Cは、第1実施形態における記録ヘッド22のノズル面221に付着しているインク等の異物27がワイパー部材25によりノズル面221の下流側端面225近傍まで拭き寄せられた状態を示す側面図である。図4Dは、第1実施形態における記録ヘッド22のワイパー部材25がノズル面221の下流側端面225よりも下流側まで移動して、ワイパー部材25によるインク等の異物27の拭き取りが完了した状態を示す側面図である。
まず、ワイパー部材25がワイパー方向Qの下流側に向かって移動すると、ワイパー部材25の先端252が記録ヘッド22の用紙搬送方向Pの上流側に位置する上流側側面222に当接する。更に、ワイパー部材25がワイパー方向Qに移動すると、上流側側面222への当接によりワイパー部材25の先端252側が撓む。ワイパー部材25の先端252側が安定した撓み状態(定常撓み)に達した後、上流側側面222と先端252との係合(当接)が外れる。
ここで、ノズル面221に対する下流側端面225の角度θが85°超90°未満の場合には、ワイパー部材25によりノズル面221の下流側端部224よりもワイパー方向Qにおける下流側に押し出された異物27は、ノズル面221よりも上方(インク噴射方向Fとは反対方向)側に移動しやすい。そのため、ワイパー方向Qにおける下流側に押し出された異物27は、下流側端面225に対して接近する。これにより、ワイパー部材25に押し出された異物27は、下流側端面225に回り込んで接触する可能性がある。従って、下流側端面225に接触する可能性を低減するため、ノズル面221に対する下流側端面225の角度θは、85°以下にすることが好ましい。
本実施形態のインクジェット記録装置1においては、ノズル面221と下流側端面225とにより形成される下流側角226の近傍におけるノズル面221に対する下流側端面225の角度θが90°よりも小さい。
従って、例えば、ノズル面221に垂直な下流側端面225に撥水処理をしただけの従来の記録ヘッドの場合と比較すると、記録ヘッド22のノズル面221や下流側端面225にインク等の異物が残存することを一層低減することができる。
そのため、ワイパー部材25による拭き寄せにより下流側角226の先端(ノズル面221の下流側端部224)近傍に集められた異物27は、下流側角226の先端近傍に残存しにくくなる。従って、ノズル面221や下流側端面225へのインク等の異物27の付着を一層低減することができる。
そのため、ワイパー部材25がノズル面221上の異物27をノズル面221の下流側端部224近傍まで拭き寄せたときに、下流側端部224から下流側端面225側に回り込んで付着することを抑制することができる。
また、ノズル面221に対する下流側端面225の角度を60°以上にすることにより、ノズル面221の用紙搬送方向Pの下流側への長さが長くなることを抑制することができる。これにより、記録ヘッド22の大型化を抑制することができる。
そのため、ワイパー部材25によってノズル面221の下流側端部224近傍に拭き寄せされた異物27は、下流側端面225に接触した場合であっても、ワイパー部材25側に付着する。これにより、インク等の異物27が下流側端面225に付着して残存することを抑制することができる。従って、記録ヘッド22のノズル面221や下流側端面225にインク等の異物が残存することを一層低減することができる。
第2実施形態における記録ヘッド22Aについて説明する。図5は、第2実施形態のインクジェット記録装置における記録ヘッド22Aを示す側面図である。
第2実施形態における記録ヘッド22Aは、下流側端面225が記録ヘッド22Aの上面229まで一直線状に延びていない点において、第1実施形態における記録ヘッド22とは異なる。
第2実施形態の記録ヘッド22Aにおいては、ノズル面221に対する下流側端面225の角度θが、第1実施形態におけるノズル面221に対する下流側端面225の角度θよりも鋭角に形成される。そのため、下流側端面225が記録ヘッド22Aの上面229まで一直線状に延びる第1実施形態の場合と比較して、ノズル面221に対する下流側端面225の角度を角度θ1だけ少ない角度θにすることができる。これにより、ノズル面221に対する下流側端面225の角度θを鋭角にすることができる。その結果、拭き寄せた異物27が下流側端面225に付着することを一層抑制することができる。
また、ノズル面221のワイパー方向Qにおける長さが長くなることを抑制することができる。これにより、記録ヘッド22の大型化を抑制することができる。
第3実施形態における記録ヘッド22Bについて説明する。図6は、第3実施形態のインクジェット記録装置における記録ヘッド22Bを示す側面図である。
第3実施形態の記録ヘッド22Bにおいては、ノズル面221Bの形状が第1実施形態とは主に異なる。
第3実施形態における記録ヘッド22Bのノズル面221Bは、傾斜面228を有する。傾斜面228は、ノズル面221Bにおけるワイパー方向Qの下流側端部224側に形成される。傾斜面228は、ワイパー方向Qの下流側に向かうにしたがってインク噴射用ノズルからインクが噴射される方向(インク噴射方向)F(図6における下方)側に傾斜する。
具体的には、この第3実施形態の記録ヘッド22Bにおいては、傾斜面228に対する下流側端面225の角度θ2は、89°から85°に設定される。
図7は、第3実施形態における記録ヘッド22Bのノズル面221の傾斜面228においてワイパー部材25がインク等の異物27の拭き寄せている様子を示す側面図である。
従って、ワイパー部材25の先端252が、ノズル面221Bの下流側端部224を通過するときに、ワイパー部材25上の異物27が下流側端面225側に回り込むことを抑制することができる。
上記第3実施形態のインクジェット記録装置においては、ノズル面221は、ノズル面221におけるワイパー方向Qの下流側端部224側に、ワイパー方向Qの下流側に向かうにしたがってインク噴射方向F側に傾斜する傾斜面228を有する。
そのため、ワイパー部材25の先端252が、ノズル面221Bの下流側端部224を通過するときに、傾斜面228が異物27を下方に押し出すように作用する。この傾斜面228からの異物27を下方に押し出すように作用する力により、ワイパー部材25上の異物27が下流側端面225側に回り込むことを抑制することができる。
これにより、例えば、ノズル面に垂直な下流側端面225に撥水処理をしただけの従来の記録ヘッドの場合と比較すると、記録ヘッド22Bのノズル面221Bにインクが残存することを一層低減することができる。
そのため、図6に示すように、下流側端部224のインク噴射方向Fへの突出量tを少なくすることができる。これにより、用紙Tに画像等が記録される際に、ノズル面221と用紙Tとの間の距離を適正な距離間隔に維持することができる。
第4実施形態における記録ヘッド22Cについて説明する。図8は、第4実施形態のインクジェット記録装置における記録ヘッド22Cを示す側面図である。
第4実施形態の記録ヘッド22Cは、第2実施形態における記録ヘッド22Aの特徴と、第3実施形態における記録ヘッド22Bの特徴とを兼ね備えたものである。
つまり、記録ヘッド22Cは、ノズル面221のワイパー方向Qの下流側端部224からインク噴射方向Fとは反対の方向(図8における上方)側に延びる下流側端面225が、記録ヘッド22Cの上面229の中間部(高さH1)において、垂直な下流側側面227に連続されている。更に、ノズル面221におけるワイパー方向Qの下流側端部224側に、ワイパー方向Qの下流側に向かうにしたがってインク噴射方向F(図8における下方)側に傾斜する傾斜面228を有する。
第4実施形態の記録ヘッド22においては、第2実施形態の記録ヘッド22Aにおける利点と、第3実施形態の記録ヘッド22Bにおける利点との双方を得ることができ、記録ヘッド22Cのノズル面221にインクが残存することを一層低減することができる。
Claims (6)
- インク噴射用ノズルが形成されたノズル面を有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドに対して相対的に移動して前記記録ヘッドの前記ノズル面のクリーニングを行うと共に、先端が前記記録ヘッドに当接した後、前記ノズル面に沿う方向であるワイパー方向に移動するワイパー部材と、を備え、
前記記録ヘッドは、前記ノズル面における前記ワイパー方向の下流側の端部から前記インク噴射用ノズルからインクが噴射される方向とは反対の方向側に延びる下流側端面を有し、
前記ノズル面と前記下流側端面とにより形成される角の近傍における前記ノズル面に対する前記下流側端面の角度が90°よりも小さい
インクジェット記録装置。 - 前記ノズル面と前記下流側端面とにより形成される角は、尖鋭である
請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ノズル面に対する前記下流側端面の角度は、85°から60°である
請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ノズル面は、前記ノズル面における前記ワイパー方向の下流の端部側に、前記ワイパー方向の下流側に向かうにしたがって前記インク噴射用ノズルからインクが噴射される方向側に傾斜する傾斜面を有する
請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記傾斜面に対する前記下流側端面の角度は、89°から85°である
請求項4に記載のインクジェット記録装置。 - 前記下流側端面には、撥水処理がなされている
請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037653A JP5346843B2 (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037653A JP5346843B2 (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011173282A true JP2011173282A (ja) | 2011-09-08 |
JP5346843B2 JP5346843B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=44686632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010037653A Active JP5346843B2 (ja) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5346843B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05338160A (ja) * | 1992-06-05 | 1993-12-21 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録ヘッド |
JP2001310476A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-06 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
-
2010
- 2010-02-23 JP JP2010037653A patent/JP5346843B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05338160A (ja) * | 1992-06-05 | 1993-12-21 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録ヘッド |
JP2001310476A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-06 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5346843B2 (ja) | 2013-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4752533B2 (ja) | 液体噴射装置及び液体噴射ヘッドのメンテナンス方法 | |
CN202528588U (zh) | 液体喷射装置 | |
JP2007050704A (ja) | インクジェット画像形成装置及びノズル部メンテナンス方法 | |
JP6693397B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5570052B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5703267B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5261356B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
CN101352966B (zh) | 图像记录设备 | |
JP6699526B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
CN101638002A (zh) | 液体喷射头单元、液体喷射头模块及液体喷射装置 | |
JP5567374B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5346843B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5808461B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5872886B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6575501B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2009125964A (ja) | インクジェット式画像形成装置 | |
JP5346842B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2011168016A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5976044B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2016043481A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP5049755B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6572878B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP7124502B2 (ja) | 液体を吐出する装置 | |
JP6673254B2 (ja) | ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置 | |
JP2017140755A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120124 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130319 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130326 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130819 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5346843 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |