JP2011172182A - 配信サーバ及び配信システム - Google Patents

配信サーバ及び配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011172182A
JP2011172182A JP2010036442A JP2010036442A JP2011172182A JP 2011172182 A JP2011172182 A JP 2011172182A JP 2010036442 A JP2010036442 A JP 2010036442A JP 2010036442 A JP2010036442 A JP 2010036442A JP 2011172182 A JP2011172182 A JP 2011172182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
distribution
client
transcode
screen size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010036442A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Nakada
謙太郎 仲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Embedded Products Ltd
Original Assignee
NEC Embedded Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Embedded Products Ltd filed Critical NEC Embedded Products Ltd
Priority to JP2010036442A priority Critical patent/JP2011172182A/ja
Publication of JP2011172182A publication Critical patent/JP2011172182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】映像データの配信システムにおいて通信路の帯域を効率よく使用する技術を提供する。
【解決手段】ネットワークを経由して、配信サーバ100が配信する映像をクライアント200が受信し再生するサーバクライアント方式の配信システムにおいて、クライアント200が再生している映像画面サイズの大きさをユーザが変更すると、変更した映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータを算出する。配信サーバ100における映像のトランスコードにそのトランスコードパラメータを適用して、トランスコード後の映像データをクライアント200に配信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配信サーバ及び配信システムに関し、特に、通信路の帯域を効率よく使用する技術に関する。
本願の出願前に公知である文献の中から、本願に関連する技術が記載されているものを選ぶと、例えば、特許文献1及び2がある。
特許文献1には、複数の端末に配信サーバから配信データを受信させる配信システムにおいて、例えば各々の端末のモニタパネルの画素数に合わせて、中継装置にて配信データのビットレートの調整を行うことが記載されている。しかしながら、特許文献1において、モニタパネルの画素数等の端末の性能は、配信システムの管理者があらかじめ生成したりサーバ側から各端末より取得したりして得るものである(段落0023)。また、別途、中継装置と端末の間の通信帯域を測定して測定結果に応じてビットレートの調整を行う旨の記載もある(段落0042(変形例2))。
特許文献2には、入力される映像信号の品質(解像度やビットレートなど)に応じて映像画面サイズを自動で最適なサイズに変更する技術について記載がある。しかしながら、この技術は、品質に比して映像画面サイズが大きすぎる場合に映像画面サイズを小さくすることに主眼があり、品質を変更するものではない。
特開2009−253909号公報 特開2007−163562号公報
ネットワークを経由して、サーバが配信する映像をクライアントで受信し再生するサーバ・クライアント方式の配信システムにおいては、通信路の帯域不足に陥るとクライアントで再生される映像にカクツキ等の不具合が起きる可能性があるため、通信路の帯域を効率よく使用することが望ましい。
しかしながら、上記関連技術はいずれも、この課題を十分に解決するものではなかった。
ネットワークを経由して、サーバが配信する映像をクライアントが受信し再生するサーバクライアント方式の配信システムにおいて、クライアントが映像再生するのに必要十分な帯域は動的に変わりうる。特許文献1、2は、この観点からなされた発明ではない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、映像データの配信システムにおいて通信路の帯域を効率よく使用することが可能な配信サーバ及び配信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、ネットワークを介して接続するクライアントに配信する映像配信手段と、前記クライアントにて前記第2の映像データに基づく映像が表示される領域の大きさである映像画面サイズに応じて算出されたトランスコードパラメータを前記クライアントから受信するトランスコードパラメータ受信手段と、受信した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、を有することを特徴とする、配信サーバを提供するものである。
また、第2の態様として、入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、ネットワークを介して接続するクライアントに配信する映像配信手段と、前記クライアントにて前記第2の映像データに基づく映像が表示される領域の大きさである映像画面サイズを前記クライアントから受信して、前記映像画面サイズに応じてトランスコードパラメータを算出するトランスコードパラメータ算出手段と、算出した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、を有することを特徴とする、配信サーバを提供するものである。
また、第3の態様として、ネットワークを介して配信サーバ及びクライアントが接続する配信システムであって、前記配信サーバは、入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、前記クライアントに配信する映像配信手段を有し、前記クライアントは、配信された前記第2の映像データに基づいた映像を、所定の大きさの映像画面サイズを持った領域に表示するユーザインタフェースと、ユーザによる前記映像画面サイズの変更を検知し変更後の前記映像画面サイズを取得する映像画面サイズ変更検知手段と、取得した変更後の前記映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータを算出し、算出した前記トランスコードパラメータを前記配信サーバへ送信するトランスコードパラメータ算出手段と、を有し、前記配信サーバは、さらに、送信された前記トランスコードパラメータを前記クライアントから受信するトランスコードパラメータ受信手段と、受信した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、を備えることを特徴とする、配信システムを提供するものである。
また、第4の態様として、ネットワークを介して配信サーバ及びクライアントが接続する配信システムであって、前記配信サーバは、入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、前記クライアントに配信する映像配信手段を有し、前記クライアントは、配信された前記第2の映像データに基づいた映像を、所定の大きさの映像画面サイズを持った領域に表示するユーザインタフェースと、ユーザによる前記映像画面サイズの変更を検知し変更後の前記映像画面サイズを取得し、取得した前記映像画面サイズを前記配信サーバへ送信する映像画面サイズ変更検知手段と、を有し、前記配信サーバは、さらに、受信した変更後の前記映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータを算出し、算出した前記トランスコードパラメータを前記配信サーバへ送信するトランスコードパラメータ算出手段と、算出した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、を備えることを特徴とする、配信システムを提供するものである。
本発明によれば、映像データの配信システムにおいて通信路の帯域を効率よく使用することが可能な配信サーバ及び配信システムを提供することが可能となる。
本発明を好適に実施した一実施形態の構成を示すブロック図である。 上記実施形態における映像画面サイズの変更を説明するための概念図である。 上記実施形態における処理の流れを示すフローチャート図である。 映像画面サイズとトランスコードパラメータの関係を例示する図である。 本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態の配信サーバの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態の配信サーバの構成を示すブロック図である。
図1に、本発明を好適に実施した一実施形態(第1実施形態)の構成を示す。
図1中、映像ないし映像データの流れは白抜き矢印で、制御信号の流れは黒線矢印で示している。
本実施形態に係る配信システムは、ネットワークを経由して、配信サーバ100が配信する映像をクライアント200が受信し再生するサーバクライアント方式の配信システムである。配信サーバ100とクライアント200の間のネットワークは、限定するものではないが、例えば、家庭内に構築された無線LANを用いることができる。
配信サーバ100は、限定するものではないが、例えば、アンテナで受信した地上デジタルテレビ放送の放送波を復号化して再符号化し(トランスコード)、ネットワークを介してクライアントに配信する機能を備える。なお、図1にはクライアント200が一つ存在する例を示しているが複数であってもよい。複数存在する場合、本実施形態ではユニキャスト配信方式で配信することとする。
配信サーバ100は、トランスコードパラメータ受信手段101と、配信映像品質変更手段102と、映像配信手段103と、を有し、他に、映像データ蓄積部104を有してもよい。
トランスコードパラメータ受信手段101は、クライアント200から送られてくるトランスコードパラメータを受信する機能を備える。トランスコードパラメータ受信手段101は、受信したトランスコードパラメータを配信映像品質変更手段102に入力する。
配信映像品質変更手段102は、入力されたトランスコードパラメータを、映像配信手段103が映像配信手段103に入力される映像データをトランスコードする際に用いるトランスコードパラメータに適用して、配信する映像の品質を変更する機能を備える。
映像配信手段103は、映像配信手段103に入力される映像データを、所定のトランスコードパラメータを用いてトランスコードし、ネットワークを介してクライアント200に配信する機能を備える。なお、クライアントが複数の場合は、クライアント毎にトランスコードパラメータを設定し、入力される映像データをトランスコードする。
映像データ蓄積部104は、限定するものではないが、例えば、磁気式の記憶装置(ハードディスクドライブなど)であり、配信サーバ100がクライアント200に配信する映像データを蓄積しておく機能を備える。映像配信手段103に入力される映像データは、本実施形態では、アンテナで受信した地上デジタルテレビ放送の放送波に基づく映像データとするが、図1に示すように、映像データ蓄積部104が蓄積している映像データでもよい。
クライアント200は、限定するものではないが、例えば、汎用のノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートパソコン)を用いることができ、クライアント200に視聴クライアントプログラムがインストールされることによってクライアント200が有する各手段の機能が実現する。
クライアント200は、映像画面サイズ変更検知手段201と、トランスコードパラメータ算出手段202と、映像受信再生手段203と、ユーザインタフェース204と、を有する。
映像受信再生手段203は、配信サーバ100から配信される映像データを受信し、復号化等の処理をする機能を備える。このようにして映像データから再生された映像は、ユーザインタフェース204が表示する。音声も映像データに含まれている場合は、音声出力もする。
ユーザインタフェース204は、限定するものではないが、例えば、液晶パネル等のディスプレイ装置、ポインティングデバイス、キーボードデバイス、スピーカ等から成り、本実施形態では、少なくとも、映像受信再生手段203が再生する映像を所定の画面サイズを持った領域に映像表示する機能と、その領域の画面サイズのユーザによる変更を受け付ける機能とを備える。
図2に、映像画面サイズの変更を説明するための概念図を示す。
図2中の全表示領域とは、例えば、液晶パネルの表示可能な全領域であり、今、ユーザインタフェース204は、全表示領域にマルチウィンドウ方式のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を示しているものとする。
GUIにおいて、各表示要素は、他のアプリケーションのウィンドウW1に示すように、所定の画面サイズを持った領域に表示される。映像受信再生手段203が再生する映像も同様に、所定の画面サイズを持った領域に表示されるが、ユーザインタフェース204は、この領域の画面サイズをユーザが変更する操作を受け付ける機能を備える。
ユーザインタフェース204は、例えば、第1の映像画面サイズの領域W2から、第2の映像画面サイズの領域W3へ変更する操作を受け付ける。映像画面サイズの変更は、このような、映像受信再生手段203が再生する映像の画面サイズの変更を言う。なお、映像画面サイズの変更は、本実施形態においては、W2→W3のような映像画面サイズの縮小のみならず、W3→W2のような拡大も含む。
再び、図1を参照する。
映像画面サイズ変更検知手段201は、ユーザインタフェース204において映像受信再生手段203が再生する映像の画面サイズが変更されたことを検知して、変更後の映像画面サイズをユーザインタフェース204から取得する機能を備える。取得した変更後の映像画面サイズは、トランスコードパラメータ算出手段202に入力する。
トランスコードパラメータ算出手段202は、映像画面サイズ変更検知手段201が取得した変更後の映像画面サイズに適したトランスコードパラメータを算出する機能を備える。例えば、広い映像画面サイズには高解像度の、狭い映像画面サイズには低解像度のトランスコードパラメータを算出する。トランスコードパラメータ算出手段202は、算出したトランスコードパラメータを自動的にサーバ100に通知・送信する。
次に、図3を参照して、上述した本実施形態に係る配信システムにおける処理の流れを説明する。
本実施形態に係る配信システムにおける処理は、まず、映像画面サイズ変更検知手段201が、ユーザがユーザインタフェース204を利用して行う操作の結果生じた映像画面サイズの変更を検知することから始まる(ステップS101、Yes)。
すると、トランスコードパラメータ算出手段202が取得した変更後の映像画面サイズに適したトランスコードパラメータを算出する(ステップS102)。トランスコードパラメータ算出手段202は、算出したトランスコードパラメータをサーバ100に自動通知する(ステップS103)。
サーバ100においては、トランスコードパラメータ受信手段101が送られてきたトランスコードパラメータを受信する(ステップS104)。次に、配信映像品質変更手段102が受信したトランスコードパラメータに基づいて配信映像品質の変更を実行する(ステップS105)。
本実施形態は上述のような構成を持ち、また、上述のように動作する。したがって、本実施形態によれば、映像画面サイズから必要な映像品質を自動で算出し、それを映像配信元に伝え、配信元で映像をトランスコード圧縮することで、視聴者であるユーザによる映像画面サイズの変更に動的に追従することができるため、映像データの配信システムにおいて通信路の帯域を効率よく使用することが可能になる。
とりわけ、図2に示したように、映像画面サイズを縮小する変更の場合は、変更前の映像画面サイズに相応な程度にリッチな映像品質は必要ないと考えられる。そこで、トランスコード圧縮により映像データを軽くすることで不必要なネットワークトラフィックを防止することができる。通信路の帯域を効率よく使用することが可能になるという効果が顕著である。
例えば、ユーザが映像画面サイズを図2のW3の大きさに変更すれば、全表示領域にW3が占める割合等を勘案して、他のアプリケーションのウィンドウW1で何か他の作業しながら映像を視聴するというような、いわゆる「ながら視聴」であろうということが予想される。
本実施形態によれば、このような場合に、自動的に品質を落として映像データを配信することができ、通信路の帯域を圧迫しない。このことは、例えば、配信サーバ100として次のような装置を適用する場合に特に有利である。すなわち、テレビチューナ機能及びWi−Fi(登録商標)ルータ機能を有して、受信したテレビ番組をトランスコードして無線LANを介して配信するサーバ装置である。無線LANという比較的帯域の狭い通信路を利用するためである。
また、本実施形態によれば、視聴者であるユーザが行う操作は映像画面サイズを変更することのみである。手動で映像品質を設定するという操作が必要ない。
また、本実施形態によれば、ユーザが映像画面サイズを縮小した後、再生されている映像に再び興味を持ったなどの状況で映像画面サイズを拡大した場合においても、変更後の映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータが算出され、適用される。ユーザによる映像画面サイズの変更に動的に追従することができるため、粗い画像のまま映像を視聴しなければならなくなる、或いは、手動で映像品質を高める必要が生じるなどの不具合がない。
したがって、本実施形態によれば、ユーザによる映像画面サイズの変更にシームレスに追従することが可能になる。
しかしながら、完全にシームレスに追従するように構成した場合は、クライアント200における処理の負荷が高まる可能性がある。そこで、映像画面サイズとトランスコードパラメータとの対応を多段階にして、本発明を実施してもよい。そのような実施形態を第2実施形態として以下に説明する。
第2実施形態は、第1実施形態とほぼ同等であるが、トランスコードパラメータ算出手段202におけるトランスコードパラメータの算出する処理が異なる。トランスコードパラメータ算出手段202は、第1実施形態と同様に、映像画面サイズ変更検知手段201が取得した変更後の映像画面サイズに適したトランスコードパラメータを算出するが、図4に示すように、映像画面サイズとトランスコードパラメータとの対応関係が多段階である。
図4においては、映像画面サイズを3段階に分け、各段階に対応するトランスコードパラメータを設定する。図4では、トランスコードパラメータとして、具体的にフォーマット(P1)、映像サイズ(P2)、映像ビットレート(P3)を例示している。
第2実施形態によれば、第1実施形態に示した構成を実装することが容易になる。
また、上記いずれの実施形態においても、映像画面サイズの変更に連動して、ユーザインタフェース204がディスプレイ輝度を変更する処理をすることも好ましい。具体的には、ディスプレイの全表示領域に対して映像画面サイズが大きい場合はディスプレイ輝度を高め、逆に映像画面サイズが小さい場合はディスプレイ輝度を低める処理を行う。
なお、上記第1実施形態において示した種々の論理構成(各手段)を、上記第1実施形態とは異なる態様で配置しても上記第1実施形態と同等の効果が得られる場合や、追加の効果が得られる場合もある。具体例を第3実施形態として以下に説明する。
第3実施形態は、トランスコードパラメータ算出手段202をクライアント200が具備するよう構成するのではなく、配信サーバ100が具備するように構成した点で第1実施形態と異なる(図5)。
図5に示すように、本実施形態においては、トランスコードパラメータ受信手段101を省略し、配信サーバ100がトランスコードパラメータ算出手段202を具備する。映像画面サイズ変更検知手段201は、取得した変更後の映像画面サイズをネットワークを介して配信サーバ100に送り、トランスコードパラメータ算出手段202は、算出したトランスコードパラメータを配信映像品質変更手段102に送る。
なお、配信サーバ100のクライアントがクライアント200の他にも多数ある場合には、トランスコードパラメータ算出手段202がトランスコードパラメータを算出する際、通信路の帯域の状態に基づいて調整して各クライアントに配信する映像のトランスコードパラメータを算出することが好ましい。
具体的には、各クライアントの映像画面サイズに相応のトランスコードパラメータを設定して配信を行うと帯域が不足してしまう場合に、帯域が不足しないように調整する。調整の態様としては種々考えられるが、例えば、高品質のトランスコードパラメータを要求するクライアントに配信する映像データに適用するトランスコードパラメータを、要求品質より落とす調整をするとよい。
第3実施形態によれば、トランスコードパラメータ算出処理を各クライアントにて実行する場合に比べて、各クライアントの処理負荷が低減する。
また、クライアントが多数の場合にはネットワークの帯域に制約が生じがちであるが、第3実施形態によれば、配信サーバ100にて算出されるトランスコードパラメータが帯域の制約に対して調整された値になる。そのため、単に各クライアントがバラバラに算出したトランスコードパラメータに係る要求品質の映像配信をする構成に比べて、通信路の帯域をさらに効率よく使用することができる。
なお、上記第1ないし第3実施形態に係る配信システムはいずれも、サーバと配信を受け取るクライアントが一対一で通信を行う方式であるユニキャスト配信を用いているが、本発明はこれに限定されず、サーバとクライアントが1対多の関係にあるマルチキャスト配信においても適用可能である。
しかしながら、マルチキャスト配信における適用にあたっては、上記第1ないし第3実施形態ではトランスコードパラメータが個々のクライアント毎に算出され、クライアント毎に設定したいトランスコードパラメータが異なる可能性がある。この問題を解決するためには、上記第1ないし3実施形態において、トランスコードパラメータ算出の際に、クライアント毎に設定したいトランスコードパラメータが異なる場合に備えて調整を行う構成とするとよい。具体例を第4実施形態として以下に説明する。
第4実施形態では、第3実施形態において、配信システムにおいてクライアント200が複数存在し、これらがマルチキャスト配信方式にて配信サーバ100と通信を行う(図6)。また、本実施形態においては、配信サーバ100は、トランスコードパラメータ算出手段202の後段にトランスコードパラメータ調整手段105を備える。
図6に示すように、トランスコードパラメータ算出手段202には、複数のクライアント200から映像画面サイズが変更されるタイミングで適宜変更後の映像画面サイズが送られてくる。トランスコードパラメータ算出手段202は、上述した各実施形態同様にトランスコードパラメータを算出するが、算出したトランスコードパラメータを配信映像品質変更手段102に入力する前に、トランスコードパラメータ調整手段105に入力する。
トランスコードパラメータ調整手段105は、複数のクライアント毎に適切な設定と考えられるトランスコードパラメータを保持し、これらに基づいて調整を行い、調整値を後段の配信映像品質変更手段102に入力する。映像配信手段103は、配信映像品質変更手段102が設定した調整値に基づいて各クライアント200に映像データをマルチキャスト配信する。
調整の態様として、複数のクライアントの中で映像画面サイズが最大のものに合わせるとよい。映像品質に不満を持つ視聴ユーザが最も出にくいという点で有利である。
また別の態様として、算出されたトランスコードパラメータから平均的な値を採用して調整値とするとよい。視聴ユーザ間で要求される映像品質と、帯域の効率的な使用とのバランスがよい調整方法という点で有利である。
また別の態様として、あらかじめクライアントの優先度を決めておき、それに従い調整値を定めるとよい。例えば、極端に大きな映像画面サイズで視聴しているユーザの影響を避けることができるという効果がある。
なお、第1又は第2実施形態のように、クライアント200がトランスコードパラメータ算出手段202を備える構成においても、上記第4実施形態と同様に、トランスコードパラメータ算出手段202の後段、配信映像品質変更手段102の前段にトランスコードパラメータ調整手段105を備えることで、上記第4実施形態と同じ効果が得られる。具体例を第5実施形態として、図7に示す。構成及び動作は第4実施形態と同様である。
100 配信サーバ
101 トランスコードパラメータ受信手段
102 配信映像品質変更手段
103 映像配信手段
104 映像データ蓄積部
105 トランスコードパラメータ調整手段
200 クライアント
201 映像画面サイズ変更検知手段
202 トランスコードパラメータ算出手段
203 映像受信再生手段
204 ユーザインタフェース

Claims (6)

  1. ネットワークを経由して、配信サーバが配信する映像をクライアントが受信し再生するサーバクライアント方式の配信システムにおいて、
    クライアントが再生している映像画面サイズの大きさをユーザが変更すると、変更した映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータを算出し、前記配信サーバにおける映像のトランスコードに前記トランスコードパラメータを適用して、トランスコード後の映像データを前記クライアントに配信することを特徴とする、配信システム。
  2. 入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、ネットワークを介して接続するクライアントに配信する映像配信手段と、
    前記クライアントにて前記第2の映像データに基づく映像が表示される領域の大きさである映像画面サイズに応じて算出されたトランスコードパラメータを前記クライアントから受信するトランスコードパラメータ受信手段と、
    受信した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、
    を有することを特徴とする、配信サーバ。
  3. 入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、ネットワークを介して接続するクライアントに配信する映像配信手段と、
    前記クライアントにて前記第2の映像データに基づく映像が表示される領域の大きさである映像画面サイズを前記クライアントから受信して、前記映像画面サイズに応じてトランスコードパラメータを算出するトランスコードパラメータ算出手段と、
    算出した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、
    を有することを特徴とする、配信サーバ。
  4. 前記トランスコードパラメータ算出手段は、前記クライアントが複数であって、各クライアントの映像画面サイズに相応のトランスコードパラメータを設定して前記映像配信手段により配信を行うと前記ネットワークにおける帯域が不足してしまう場合に、帯域が不足しないように調整した値のトランスコードパラメータを算出することを特徴とする、請求項3記載の配信サーバ。
  5. ネットワークを介して配信サーバ及びクライアントが接続する配信システムであって、
    前記配信サーバは、
    入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、前記クライアントに配信する映像配信手段を有し、
    前記クライアントは、
    配信された前記第2の映像データに基づいた映像を、所定の大きさの映像画面サイズを持った領域に表示するユーザインタフェースと、
    ユーザによる前記映像画面サイズの変更を検知し変更後の前記映像画面サイズを取得する映像画面サイズ変更検知手段と、
    取得した変更後の前記映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータを算出し、算出した前記トランスコードパラメータを前記配信サーバへ送信するトランスコードパラメータ算出手段と、を有し、
    前記配信サーバは、さらに、
    送信された前記トランスコードパラメータを前記クライアントから受信するトランスコードパラメータ受信手段と、
    受信した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、
    を備えることを特徴とする、配信システム。
  6. ネットワークを介して配信サーバ及びクライアントが接続する配信システムであって、
    前記配信サーバは、
    入力された第1の映像データをトランスコードして、トランスコード後の第2の映像データを、前記クライアントに配信する映像配信手段を有し、
    前記クライアントは、
    配信された前記第2の映像データに基づいた映像を、所定の大きさの映像画面サイズを持った領域に表示するユーザインタフェースと、
    ユーザによる前記映像画面サイズの変更を検知し変更後の前記映像画面サイズを取得し、取得した前記映像画面サイズを前記配信サーバへ送信する映像画面サイズ変更検知手段と、を有し、
    前記配信サーバは、さらに、
    受信した変更後の前記映像画面サイズに応じたトランスコードパラメータを算出し、算出した前記トランスコードパラメータを前記配信サーバへ送信するトランスコードパラメータ算出手段と、
    算出した前記トランスコードパラメータを前記映像配信手段が実行する前記トランスコードに適用して配信映像の品質を変更する配信映像品質変更手段と、
    を備えることを特徴とする、配信システム。
JP2010036442A 2010-02-22 2010-02-22 配信サーバ及び配信システム Pending JP2011172182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010036442A JP2011172182A (ja) 2010-02-22 2010-02-22 配信サーバ及び配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010036442A JP2011172182A (ja) 2010-02-22 2010-02-22 配信サーバ及び配信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011172182A true JP2011172182A (ja) 2011-09-01

Family

ID=44685799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010036442A Pending JP2011172182A (ja) 2010-02-22 2010-02-22 配信サーバ及び配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011172182A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014183488A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Enwa Co Ltd ストリーミング受信装置
JP2015073154A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 株式会社リコー データ伝送システム、データ伝送プログラム及びデータ伝送方法
JP2017163287A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 富士ゼロックス株式会社 表示装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09149390A (ja) * 1995-11-22 1997-06-06 Nec Corp 映像・音声伝送システム
JP2005191949A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Fujitsu Ltd 映像配信装置及び映像閲覧装置
JP2009514124A (ja) * 2005-11-01 2009-04-02 キャリスタ・テクノロジーズ,インコーポレーテッド マルチユーザ端末サービス促進装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09149390A (ja) * 1995-11-22 1997-06-06 Nec Corp 映像・音声伝送システム
JP2005191949A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Fujitsu Ltd 映像配信装置及び映像閲覧装置
JP2009514124A (ja) * 2005-11-01 2009-04-02 キャリスタ・テクノロジーズ,インコーポレーテッド マルチユーザ端末サービス促進装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014183488A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Enwa Co Ltd ストリーミング受信装置
JP2015073154A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 株式会社リコー データ伝送システム、データ伝送プログラム及びデータ伝送方法
JP2017163287A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 富士ゼロックス株式会社 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9479737B2 (en) Systems and methods for event programming via a remote media player
US10650862B2 (en) Method and device for transmitting audio and video for playback
US9426018B1 (en) Feedback optimized video coding parameters
WO2019169682A1 (zh) 一种音视频的合成方法及系统
KR101574031B1 (ko) 실시간 멀티미디어 스트리밍 대역폭 관리
US10771823B1 (en) Presentation of composite streams to users
US10244168B1 (en) Video system for real-time panoramic video delivery
TWI465112B (zh) 媒體頻道切換技術
US20110214061A1 (en) User Interface for Managing Client Devices
US11240552B2 (en) Multi-stream placeshifting
US20070039025A1 (en) Method for application sharing
CN101848382A (zh) 一种视频流图像分辨率和码流的调整方法及系统
US20130135179A1 (en) Control method and device thereof
US8544056B2 (en) Image control apparatus and image control method
CN202799004U (zh) 一种视频播放终端及系统
US10171530B2 (en) Devices and methods for transmitting adaptively adjusted documents
WO2014124058A1 (en) Method of operating an ip client
US20110088069A1 (en) Network device, information processing apparatus, stream switching method, information processing method, program, and content distribution system
JP2011172182A (ja) 配信サーバ及び配信システム
US20090049399A1 (en) System for presenting graphical user interface windows
US20200402283A1 (en) Color accent generation for images in an interface
JP2009284268A (ja) マルチキャスト放送システムおよび受信機
US9319719B2 (en) Method for processing video and/or audio signals
KR20120065944A (ko) 오디오, 비디오, 및 컴퓨터 그래픽 콘텐츠 중 적어도 하나를 렌더링하기 위한 방법 및 입출력 장치, 및 사전 렌더링된 오디오, 사전 렌더링된 비디오 및 사전 렌더링된 컴퓨터 그래픽 콘텐츠 중 적어도 하나를 전달하기 위한 서비싱 장치
JP2015192278A (ja) 画像処理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110830

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140128