JP2011170692A - 食事管理装置、食事管理システム、食事管理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】家庭で作られるような一般的ではない料理であっても、ユーザが簡単な入力操作を行うだけで、料理の料理内容を作成すること。
【解決手段】料理の料理内容を作成する食事管理装置2であって、ユーザの指示を受け付ける入力部31と、表示部32と、料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶されたレシピデータベース4から、ユーザが、入力部31を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、表示部32に表示する副材料抽出部14と、ユーザが入力部31を介した入力によって、または表示制御部11が表示部32に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理リスト作成部12と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】料理の料理内容を作成する食事管理装置2であって、ユーザの指示を受け付ける入力部31と、表示部32と、料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶されたレシピデータベース4から、ユーザが、入力部31を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、表示部32に表示する副材料抽出部14と、ユーザが入力部31を介した入力によって、または表示制御部11が表示部32に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理リスト作成部12と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、食事記録を作成し、作成した食事記録に基づいて、ユーザの栄養摂取状況を計算する食事管理装置、食事管理システム、食事管理方法、プログラムおよび記録媒体に関するものである。
従来、ユーザが食事した(食事する)料理を食事記録として入力し、入力された食事記録に基づいて、ユーザの栄養摂取状況を自動的に計算し、ユーザに計算結果をグラフなどで提示して、問題のある食行動について改善方法をアドバイスするなど、健康管理や健康指導に利用する食事管理システムが広く利用されている。健康を管理するためには、毎日の食事記録を入力する必要があり、食事管理システムにおいて、ユーザの入力操作を低減して簡易なものにすることが重要な課題となっている。
そこで、従来、ユーザの入力操作を低減させる様々な技術が開発されている。例えば、特許文献1には、予め、味噌汁やカレーライスなどの食事メニューを記憶しておき、その記憶された食事メニューの中から選択して食事記録を作成し、作成した食事記録に基づいて栄養摂取状況を計算する食事管理システムが記載されている。
しかしながら、家庭で作る料理(食事メニュー)には、一般的ではない家庭独自の料理がある。また、味噌汁やカレーライスのように一般的な料理であっても、家庭毎に、料理に使用する具材や調味料が異なる場合がある。
各家庭で作られる料理はバリエーションが多く予測がつかないため、予め家庭で作られる料理を想定して記憶しておくことは難しい。そのため、家庭において、従来の食事管理システムを使用する場合、食事記録を作成する際に、料理内容を直接入力する手間が度々発生するという問題がある。
特許文献1に記載の食事管理システムは、良く利用する食事メニューを選択しやすいように優先的に表示する機能を有している。しかしながら、家庭では、家族が飽きないようになるべく同じ料理を頻繁に作らないようにする傾向にあり、また、冷蔵庫の中にあるもので作る、その場限りの料理が作られることも多い。つまり、家庭では、全く同一の具材および調味料等を使用する料理を頻繁に作るということがあまりない。そのため、従来の技術では、家庭で作られる料理内容を入力する手間の軽減に有効なものではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、家庭で作られるような一般的ではない料理であっても、ユーザが簡単な入力操作を行うだけで、料理の料理内容を作成する食事管理装置、食事管理システム、食事管理方法、プログラムおよび記録媒体を実現することにある。
本発明に係る食事管理装置は、上記課題を解決するために、料理の料理内容を作成する食事管理装置であって、ユーザの指示を受け付ける入力部と、表示部と、料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶された第1の記憶部から、ユーザが、上記入力部を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、上記表示部に表示する取得手段と、ユーザが上記入力部を介した入力によって、または材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理内容作成手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る食事管理方法は、上記課題を解決するために、料理の料理内容を作成する食事管理方法であって、料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶された第1の記憶部から、ユーザが、入力部を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、表示部に表示する取得ステップと、ユーザが上記入力部を介した入力によって、または主材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理内容作成ステップと、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記取得手段が、上記第1の記憶部からユーザが指示した調理方法に対応付けられている副材料に関する情報を取得し、ユーザが入力部を介して入力すること、または、材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、上記料理内容作成手段が主材料を特定し、上記料理内容作成手段は、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する。そのため、ユーザが料理の調理方法および料理の主材料を入力又は選択するだけで、料理の調理方法、主材料および副材料に関する情報を含む料理内容を作成することができる。
よって、ユーザは、第1の記憶部に記憶されていない、一般的でない料理であっても、料理の調理方法、主材料および副材料に関する情報を全て入力しなくても、料理の調理方法、主材料および副材料に関する情報を含む料理内容を作成することができる。従って、家庭で作るような一般的でない料理の食事記録を作成する際に、ユーザの操作量を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る食事管理装置は、上記第1の記憶部には、さらに、調理方法に関する情報が調理方法に対応付けて記憶されており、上記取得手段は、ユーザが指示した上記調理方法に対応して、上記第1の記憶部に記憶された上記調理方法に関する情報を読み出し、さらに、特定された主材料に対応して、第2の記憶部に記憶された上記主材料に関する情報を読み出し、上記料理内容作成手段に出力し、上記料理内容作成手段が、上記調理方法に関する情報、および上記主材料に関する情報を含めるように上記料理内容を更新することが好ましい。
上記の構成によれば、上記取得手段は、ユーザが指示した上記調理方法に対応する上記調理方法に関する情報を読み出し、さらに、特定された主材料に対応する上記主材料に関する情報を読み出し、上記料理内容作成手段が、上記調理方法に関する情報、および上記主材料に関する情報を含めるように上記料理内容を更新する。そのため、上記料理内容作成手段は、より詳細な料理内容を作成することができる。
また、本発明に係る食事管理装置は、上記主材料に関する情報は、主材料の栄養価を含み、上記副材料に関する情報は、副材料の栄養価を含み、上記調理方法に関する情報は、調理方法による主材料の栄養価の補正値を含み、ユーザが上記入力部を介して料理の分量を特定したことに応じて、上記主材料の栄養価、上記副材料の栄養価、上記主材料の栄養価の補正値、および特定された分量を使用して料理の栄養価を算出する栄養価算出手段をさらに備えたことが好ましい。
上記の構成によれば、栄養価算出手段がユーザが上記入力部を介して料理の分量を特定したことに応じて、上記主材料の栄養価、上記副材料の栄養価、上記主材料の栄養価の補正値、および特定された分量を使用して料理の栄養価を算出する。そのため、ユーザは、一般的でない料理であっても、料理の栄養価を入力しなくても、料理の調理方法と料理に使用する主材料とを入力または選択することによって、当該料理の栄養価を算出することができる。
また、本発明に係る食事管理装置は、上記副材料に関する情報は、同じ調理方法に属する料理に共通する共通副材料に関する情報と、オプションとして選択可能なオプション副材料に関する情報とを含んでいることが好ましい。
上記の構成によれば、上記副材料に関する情報は、同じ調理方法に属する料理に共通する共通副材料に関する情報と、オプションとして選択可能なオプション副材料に関する情報とを含んでいる。そのため、上記料理内容作成手段は、より詳細な料理内容を作成することができる。
また、本発明に係る食事管理装置は、上記材料提示部は、上記表示部に上記材料および上記調理方法を表示するものであり、上記第1の記憶部には、さらに、主材料が調理方法に対応付けて記憶されており、調理方法ごとに、主材料が調理方法に対応付けられている料理の個数を計数する計数手段をさらに備え、上記計数手段は、上記材料提示部に対して、上記料理の個数の多い調理方法の近くに、当該料理の主材料と同じ名称の上記材料を表示するように指示することが好ましい。
上記の構成によれば、上記計数手段が調理方法ごとに、主材料が調理方法に対応付けられている料理の個数を計数し、上記材料提示部に対して、上記料理の個数の多い調理方法の近くに、当該料理の主材料と同じ名称の上記材料を表示するように指示する。すなわち、調理方法に関連する材料が当該調理方法の近くに表示されているため、ユーザが料理の調理方法と当該料理に使用する主材料とを対応付ける選択をする際に、主材料を選択することが容易になる。
また、本発明に係る食事管理装置は、上記料理内容作成手段は、上記調理方法の名称および上記主材料の名称を使用して、上記料理の名称を作成することが好ましい。
上記の構成によれば、上記料理内容作成手段は、上記調理方法の名称および上記主材料の名称を使用して、上記料理の名称を作成する。そのため、上記食事管理装置が、上記料理内容作成手段の作成した料理の名称を記録することによって、一般的でない料理であっても、ユーザが料理名を入力することなく、料理の名称を食事管理装置に記録することができる。
また、本発明に係る食事管理システムは、上記食事管理装置と、上記食事管理装置に上記材料を送信する食材在庫管理装置と、上記第1の記憶部を備える第1の記憶装置と、上記第2の記憶部を備える第2の記憶装置と、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記食事管理システムは、上記食事管理装置と、上記食材在庫管理装置と、上記第1の記憶装置と、上記第2の記憶装置と、を含み、上記食材在庫管理装置が上記材料を上記食事管理装置に送信する。そのため、上記食事管理装置は、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
なお、上記食事管理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記食事管理装置の各手段として動作させることにより、上記食事管理装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る食事管理装置は、料理の料理内容を作成する食事管理装置であって、ユーザの指示を受け付ける入力部と、表示部と、料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶された第1の記憶部から、ユーザが、上記入力部を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、上記表示部に表示する取得手段と、ユーザが上記入力部を介した入力によって、または材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理内容作成手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る食事管理方法は、料理の料理内容を作成する食事管理方法であって、料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶された第1の記憶部から、ユーザが、入力部を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、表示部に表示する取得ステップと、ユーザが上記入力部を介した入力によって、または主材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理内容作成ステップと、を含むことを特徴としている。
よって、ユーザは、第1の記憶部に記憶されていない、一般的でない料理であっても、料理の調理方法、主材料および副材料に関する情報を全て入力しなくても、料理の調理方法、主材料および副材料に関する情報を含む料理内容を作成することができる。従って、家庭で作るような一般的でない料理の食事記録を作成する際に、ユーザの操作量を低減することができるという効果を奏する。
本発明の目的は、家庭で作られるような一般的ではない料理であっても、ユーザが簡単な入力操作を行うだけで、料理の料理内容を作成する食事管理装置、食事管理システム、食事管理方法、プログラムおよび記録媒体を実現することにある。
また、従来の技術は、料理の料理内容および料理の単位量あたりの栄養価を予め設定しておき、ユーザが料理の分量を入力することによって、料理ごとの栄養価を算出する。そのため、予め設定されていない料理内容を直接入力した場合、当該料理の栄養価を算出することができなかった。この場合において、予め設定されていない料理の栄養価を算出する際に、栄養価が保存されている一般的なデータベースを用いると、材料ごとに、材料の調理後の栄養価をユーザが選択しなければならないため、料理の栄養価を算出することが非常に煩雑であった。
そのため、本発明では、さらに、家庭で作られるような一般的ではない料理であっても、ユーザが簡単な入力操作を行うだけで、料理の料理内容を作成し、作成した料理の栄養価を算出する食事管理装置、食事管理システム、食事管理方法、プログラムおよび記録媒体を実現することも目的とする。
本発明の一実施形態について図1から図18に基づいて説明すると以下の通りである。まず、本実施形態の食事管理システム1の概要について、図2に基づいて説明する。
〔食事管理システムの概要〕
図2は、食事管理システム1の概要を示す図である。図2に示すように、食事管理システム1は、食事管理装置2、食材在庫管理装置3、レシピデータベース(第1の記憶部、第1の記憶装置)4および栄養価データベース(第2の記憶部、第2の記憶装置)5を含む。食事管理装置2は、ネットワーク6を介して、食材在庫管理装置3、レシピデータベース4および栄養価データベース5と接続されている。
図2は、食事管理システム1の概要を示す図である。図2に示すように、食事管理システム1は、食事管理装置2、食材在庫管理装置3、レシピデータベース(第1の記憶部、第1の記憶装置)4および栄養価データベース(第2の記憶部、第2の記憶装置)5を含む。食事管理装置2は、ネットワーク6を介して、食材在庫管理装置3、レシピデータベース4および栄養価データベース5と接続されている。
食事管理装置2は、料理の料理内容を作成し、作成した料理内容に基づいて、料理の栄養価を算出するものである。食事管理装置2は、例えば、PCなどの情報処理装置によって実現される。食事管理装置2の詳細については後述する。
ここで、本明細書中、文言「料理」とは、カレーライス、豆腐とわかめの味噌汁、ほうれん草ととうもろこしのバターソテーなどの総称であり、材料を調理した結果できるものの意である。また、文言「料理内容」とは、料理に使用する材料(具材や調味料)の名称、調理方法の名称、材料の栄養価、調理方法による材料の栄養価の補正値、および、料理の名称等で構成される情報であり、料理の内容を示す情報の意である。
また、本明細書中では、料理に使用する材料を「主材料」と「副材料」とに分類し、「副材料」とは、調理方法に必要な材料であり、「主材料」とは、副材料以外の材料である。「副材料」は、さらに、「共通副材料」と「オプション副材料」とに分類される。「共通副材料」とは、調理方法に必要な材料のうち、異なる料理であっても、調理法方が同じであれば、必ず使用する材料(共通する材料)のことを意味し、「オプション副材料」とは、調理方法に必要な材料であるが、他の材料でも代替可能な材料のことを意味する。
例えば、料理が「ほうれん草ととうもろこしのバターソテー」の場合、調理方法は「ソテー」であり、料理に使用する材料は、ほうれん草、とうもろこし、塩、胡椒、ガーリック、バターである。この中で、ソテーで調理する場合に必要な材料(副材料)は、塩、胡椒、ガーリック、バターである。また、ソテーに必ず使用する材料(ソテーに共通する材料:共通副材料)は、塩、胡椒、ガーリックであり、オプション副材料は、バターである。そして、副材料以外の材料である、「ほうれん草」および「とうもろこし」が主材料である。
食材在庫管理装置3は、料理に使用する食材の在庫状況を管理するものである。食材在庫管理装置3は、食事管理装置2の指示に従って、自装置で格納管理している食材在庫管理データから材料リストを生成し、生成した材料リストを食事管理装置2に送信するものである。食材在庫管理装置3は、例えば、情報処理機能を有する冷蔵庫などで実現される。食材在庫管理装置3の詳細については後述する。
レシピデータベース4は、レシピデータを格納するデータベースである。また、栄養価データベース5は、栄養価データを格納するデータベースである。レシピデータベース4および栄養価データベース5は、ネットワーク6上に設置されており、食事管理装置2がネットワーク6を介してアクセス可能なデータベースである。
ここで、本明細書中、文言「レシピデータ」とは、1つまたは複数の料理を示す情報(レシピ)であり、少なくとも、各料理の調理方法の名称、副材料の名称、副材料の栄養価、および、主材料の栄養価の補正値で構成される情報である。また、「主材料の栄養価の補正値」とは、主材料の栄養価が調理によって変化する場合、その変化量を示す値である。以下では、この変化量を示す値を単に「補正値」とも称する。
レシピデータベース4が格納するレシピデータについて、図3に基づいて説明する。図3は、レシピデータの一例を示す図である。図3に示すレシピデータは、「レシピID」、「調理方法」、「主材料」、「副材料」、「副材料の栄養価」、および、「主材料の栄養価の補正値」の項目を含んでいる。また、図3に示すように、レシピデータに含まれる各レシピは、調理方法によって分類されている。
「レシピID」の欄には、レシピデータベース4に格納されているレシピを識別する番号であるレシピIDが格納される。レシピIDは、レシピがレシピデータベース4に登録されるときに付与される一意な番号であり、これを用いてレシピの参照が行われる。
「調理方法」の欄には、料理の調理方法の名称を示す文字列が格納される。同様に、「主材料」の欄には、料理に使用される主材料の名称を示す文字列が格納され、「副材料」の欄には、料理に使用される副材料の名称を示す文字列が格納される。
「副材料の栄養価」の欄には、料理に使用される副材料の、料理1人前当たりの栄養価の値が格納される。また、「主材料の栄養価の補正値」の欄には、料理に使用される主材料の、料理1人前当たりの栄養価が、調理により変化する変化量を示す値(補正値)が格納される。図3に示す例では、「副材料の栄養価」および「主材料の栄養価の補正値」の欄には、栄養価の種類として、「エネルギ」、「蛋白質」および「脂質」が格納されているが、これに限るものではない。本実施形態では、説明の便宜のために、この3つの栄養価を示しているが、詳細な健康管理を行うためには、「炭水化物」、「カルシウム」、「ビタミン」等、その他の栄養価の項目を含むことが好ましい。なお、「エネルギ」の単位は「kcal」であり、「蛋白質」および「脂質」の単位は「g(グラム)」である。
次に、栄養価データベース5が格納する栄養価データについて、図4に基づいて説明する。図4は、栄養価データの一例を示す図である。図4に示す栄養価データは、「主材料の名称」および「主材料の栄養価」の項目を含んでいる。
「主材料の名称」の欄には、主材料の名称が格納される。また、「主材料の栄養価」の欄には、主材料100g当たりの栄養価の値が格納される。図4に示す例でも、「主材料の栄養価」の欄には、栄養価の種類として、「エネルギ」、「蛋白質」および「脂質」が格納されているが、これに限るものではなく、その他の栄養価の項目を含むことが好ましい。
〔食事管理装置の構成〕
次に、食事管理装置2の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、食事管理装置2の構成を示す図である。図1に示すように、食事管理装置2は、制御部10、入力部31、表示部32、通信部33および記憶部40を備える。食事管理装置2は、これらの部材以外にも、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
次に、食事管理装置2の構成について、図1に基づいて説明する。図1は、食事管理装置2の構成を示す図である。図1に示すように、食事管理装置2は、制御部10、入力部31、表示部32、通信部33および記憶部40を備える。食事管理装置2は、これらの部材以外にも、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
入力部31は、ユーザが食事管理装置2に操作入力を行うためのものである。具体的には、ユーザは、入力部31を操作して、料理の調理方法を選択したり、料理に使用する主材料や副材料を選択したり、料理の分量を入力したりする。入力部31として、例えば、キーボードやマウス等である。また、入力部31は、表示部32と一体に設けられたタッチパネルによって実現されてもよい。
表示部32は、調理方法選択画面、主材料選択画面、オプション副材料選択画面、分量入力画面、もしくは、設定メニュー画面などの各種情報を表示制御部11(詳細は後述する)の指示に従って表示するものである。例えば、表示部32は、LC(Liquid Crystal)表示パネル、EL(Electro Luminescence)表示パネル、プラズマ表示パネルなどの表示デバイスによって実現される。
通信部33は、無線通信手段または有線通信手段によって、ネットワーク6を介して、食材在庫管理装置3、レシピデータベース4および栄養価データベース5と通信を行い、材料リスト、レシピデータ、栄養価データなどのデータを受信するものである。
記憶部40は、制御部10が実行する制御プログラムおよびOSプログラム、ならびに、制御部10が、食事管理装置2が有する各種機能を実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。特に、記憶部40は、食事管理装置2が実行する料理リスト作成機能または栄養価算出機能を実行する際に読み出す各種プログラム、調理方法リスト、料理リスト、分量変換テーブル等を記憶する。具体的には、記憶部40は、調理方法リスト記憶部41、料理リスト記憶部42、分量変換テーブル記憶部43および名称設定テーブル記憶部44を含んでいてもよい。
調理方法リスト記憶部41は、調理方法リストを格納するものである。調理方法リスト記憶部41が格納する調理方法リストについて、図5に基づいて説明する。図5は、調理方法リスト記憶部41が格納する調理方法リストの一例を示す図である。図5に示すように、調理法法リストは、調理方法の名称がリスト化されたものである。
料理リスト記憶部42は、料理リストを格納するものである。料理リスト記憶部42が格納する料理リストについて、図6に基づいて説明する。図6は、料理リスト記憶部42が格納する料理リストの一例を示す図である。図6に示すように、料理リストは、「ID」、「料理の名称」、「調理方法の名称」、「主材料の名称」、「共通副材料の名称」、「オプション副材料の名称」、「主材料の栄養価」、「副材料の栄養価」、「主材料の栄養価の補正値」および「分量」の項目で構成されている。料理リストは、各料理の料理内容を示すものであり、少なくとも、主材料の名称、副材料の名称、調理方法の名称の項目が含まれていればよい。
「ID」の欄には、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストに含まれる料理を識別する番号である料理IDが格納される。料理IDは、料理を料理リスト記憶部42に登録されるときに付与される一意な番号であり、これを用いて料理リストの料理の参照が行われる。
「料理の名称」、「調理方法の名称」、「主材料の名称」、「共通副材料の名称」および「オプション副材料の名称」の欄には、「料理の名称」、「調理方法の名称」、「主材料の名称」、「共通副材料の名称」および「オプション副材料の名称」を示す文字列がそれぞれ格納される。
「副材料の栄養価」の欄には、料理に使用される副材料の、料理1人前当たりの栄養価の値が格納される。また、「主材料の栄養価の補正値」の欄には、料理に使用される主材料の、料理1人前当たりの栄養価が、調理により変化する変化量を示す値(補正値)が格納される。図6に示す例では、「副材料の栄養価」および「主材料の栄養価の補正値」の欄には、栄養価の種類として、「エネルギ」、「蛋白質」および「脂質」が格納されているが、これに限るものではない。本実施形態では、説明の便宜のために、この3つの栄養価を示しているが、詳細な健康管理を行うためには、「炭水化物」、「カルシウム」、「ビタミン」等、その他の栄養価の項目を含むことが好ましい。なお、「エネルギ」の単位は「kcal」であり、「蛋白質」および「脂質」の単位は「g(グラム)」である。
「主材料の栄養価」の欄には、主材料100g当たりの栄養価の値が格納される。「主材料の栄養価」の欄も同様に、栄養価の種類として、「エネルギ」、「蛋白質」および「脂質」が格納されているが、これに限るものではなく、その他の栄養価の項目を含むことが好ましい。
「分量」の欄には、料理の分量の値が格納される。本実施形態では、分量の単位として「人前」を用いているが、これに限るものではない。例えば、「g(グラム)」等を用いてもよい。
分量変換テーブル記憶部43は、分量変換テーブルを格納するものである。分量変換テーブル記憶部43が格納する分量変換テーブルについて、図7に基づいて説明する。図7は、分量変換テーブル記憶部43が格納する分量変換テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、分量変換テーブルは、「材料の名称」および「g/1人前」の項目で構成されている。なお、本実施形態では、料理の分量の単位を「人前」とし、栄養価データに含まれる主材料の栄養価を「主材料100g当たりの栄養価」としているため、分量変換テーブルにおいて、「g/1人前」の項目を設けている。ただし、分量変換テーブルに含まれる材料の単位は「g/1人前」に限るものではなく、料理の分量の単位と主材料の栄養価の単位とに合わせて適宜設定すればよい。
「材料の名称」の欄には、材料の名称を示す文字列が格納される。また、「g/1人前」の欄には、材料が料理の主材料として1つだけ含まれる場合に、1人前の料理に含まれる当該材料のグラム数を示す値が格納される。例えば、「白米」の場合、材料「白米」のみを主材料として使用する料理が1人前あるとき、その料理には「白米」が200g含まれている。
名称設定テーブル記憶部44は、名称設定テーブルを格納するものである。名称設定テーブル記憶部44が格納する名称設定テーブルについて、図8に基づいて説明する。図8は、名称設定テーブル記憶部44が格納する名称設定テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、名称設定テーブルは、「材料」、「調理方法」および「料理の名称に使用する文字列」の項目で構成されている。
「材料」および「調理方法」の欄には、材料の名称および調理方法の名称を示す文字列がそれぞれ格納される。また、「料理の名称に使用する文字列」の欄には、料理の名称を作成する際に、(調理方法の名称)の代わりに、使用される文字列が格納される。
制御部10は、食事管理装置2の各部の動作を統括して制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)等で構成することができる。制御部10は、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される一時記憶部(図示しない)を作業領域として動作する。
ここで、主材料に関する情報とは、主材料の名称および主材料の栄養価等の情報を含む。また、副材料に関する情報とは、副材料の名称および副材料の栄養価等の情報を含む。また、調理方法に関する情報とは、調理方法による主材料の栄養価の補正値等の情報を含む。
制御部10は、機能ブロックとして、表示制御部(材料提示部)11、料理リスト作成部(料理内容作成手段)12、レシピデータ取得部(取得手段)13、材料リスト取得部16、栄養価取得部(取得手段)17、栄養価算出部(栄養価算出手段)18、関連度設定部(計数手段)19および抽出部(取得手段)20を含む構成である。抽出部20は、副材料抽出部(取得手段)14および栄養価抽出部(取得手段)15を含む。これらの機能ブロックは、CPUが、ROM(read only memory)等で実現された記憶装置(記憶部40)に記憶されているプログラムを不図示のRAM等に読み出して実行することで実現できる。
表示制御部11は、食事管理装置2が起動すると、調理方法リスト記憶部41から調理方法リストを読み出し、調理方法選択画面を作成して、表示部32に表示するものである。また、表示制御部11は、副材料抽出部14の指示に従って、オプション副材料選択画面を作成して、表示部32に表示するものである。また、表示制御部11は、料理リスト作成部12の指示に従って、主材料選択画面を作成して、表示部32に表示するものである。このとき、表示制御部11は、主材料選択画面を作成する際に、関連度設定部18から出力された関連度に基づいて主材料選択画面を作成してもよい。また、表示制御部11は、料理リスト作成部12の指示に従って、分量入力画面を作成して、表示部32に表示するものである。調理方法選択画面、オプション副材料選択画面、主材料選択画面および分量入力画面について、詳細は後述する。
料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが選択した各料理の調理方法の名称を取得して、料理リストを作成するものである。また、料理リスト作成部12は、副材料抽出部14から共通副材料の名称を受信して、受信した共通副材料の名称を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。また、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが選択した各調理方法のオプション副材料の名称を取得して、料理リストに取得したオプション副材料の名称を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。また、料理リスト作成部12は、栄養価抽出部15から副材料の栄養価および主材料の栄養価の補正値を受信して、受信した副材料の栄養価および主材料の栄養価の補正値を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。また、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが選択した各調理方法に対応する主材料の名称を取得して、取得した主材料の名称を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。料理リスト作成部12は、料理リストを参照し、調理方法の名称および主材料の名称を使用して、料理の名称を作成し、料理リストに作成した料理の名称を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。また、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが入力した各料理の分量を取得して、取得した分量を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。また、料理リスト作成部12は、栄養価取得部17から主材料の栄養価を受信して、受信した主材料の栄養価を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。
レシピデータ取得部13は、入力部からユーザが選択した調理方法の名称を取得し、取得した調理方法の名称を含むレシピデータを、通信部33を介して、レシピデータベース4から取得するものである。レシピデータ取得部13は、取得したレシピデータを抽出部20および関連度設定部19に送信する。
副材料抽出部14は、レシピデータ取得部13が取得したレシピデータから、調理方法ごとに、調理方法に共通する副材料である共通副材料の名称を抽出して、抽出した共通副材料の名称を調理方法に対応付けるものである。副材料抽出部14は、抽出した共通副材料の名称を料理リスト作成部12および栄養価抽出部15に送信する。
また、副材料抽出部14は、レシピデータ取得部13が取得したレシピデータにオプション副材料が含まれる場合、調理方法ごとに、オプション副材料リストを作成し、作成したオプション副材料リストを表示制御部11に送信する。
栄養価抽出部15は、オプション副材料がない(共通副材料のみの)調理方法に対しては、調理方法ごとに、当該調理方法を含む各レシピデータの副材料の栄養価を抽出し、抽出した副材料の栄養価を平均した値を調理方法に対応付ける。また、栄養価抽出部15は、オプション副材料がある調理方法に対しては、調理方法ごとに、オプション副材料を含む各レシピデータの副材料の栄養価を抽出し、抽出した副材料の栄養価を平均した値を調理方法に対応付ける。また、栄養価抽出部15は、調理方法ごとに、当該調理方法を含む各レシピデータの主材料の栄養価の補正値を抽出し、抽出した主材料の栄養価の補正値を平均した値を調理方法に対応付ける。
材料リスト取得部16は、食材在庫管理装置3に対して材料リストを送信するように要求し、通信部33を介して食材在庫管理装置3から材料リストを取得するものである。材料リスト取得部16は、取得した材料リストを表示制御部11および関連度設定部19に送信する。
栄養価取得部17は、料理リストに含まれる主材料の栄養価データを、通信部33を介して、栄養価データベース5から取得するものである。栄養価取得部17は、取得した主材料の栄養価データを料理リスト作成部12に送信する。
栄養価算出部18は、料理リストを参照して、料理ごとに、主材料の栄養価、副材料の栄養価および主材料の栄養価の補正値、並びに、料理の分量を用いて、料理の栄養価を算出するものである。
関連度設定部19は、表示制御部11が主材料選択画面作成指示を受信すると、レシピデータ取得部13が取得したレシピデータと、材料リスト取得部16が取得した材料リストとを参照して、材料リストに含まれる材料について、各調理方法との関連度を設定する。関連度の詳細については後述する。
〔食材在庫管理装置の構成〕
次に、食材在庫管理装置3の構成について、図9に基づいて説明する。図9は、食材在庫管理装置3の構成を示す図である。図9に示すように、食材在庫管理装置3は、制御部51、記憶部53および通信部55を備える。食材在庫管理装置3は、これらの部材以外にも、入力部、表示部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
次に、食材在庫管理装置3の構成について、図9に基づいて説明する。図9は、食材在庫管理装置3の構成を示す図である。図9に示すように、食材在庫管理装置3は、制御部51、記憶部53および通信部55を備える。食材在庫管理装置3は、これらの部材以外にも、入力部、表示部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
通信部55は、無線通信手段または有線通信手段によって、ネットワーク6を介して、食事管理装置2と通信を行い、材料リストを送信するものである。
記憶部53は、制御部51が実行する制御プログラムおよびOSプログラム、ならびに、制御部51が、食材在庫管理装置3が有する各種機能を実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。特に、記憶部53は、食材在庫管理装置3が実行する材料リスト生成機能を実行する際に読み出す各種プログラム、食材在庫管理データを記憶する。具体的には、記憶部53は、食材在庫管理データ記憶部54を含んでいてもよい。
食材在庫管理データ記憶部54は、食材在庫管理データを格納するものである。食材在庫管理データ記憶部54が格納する食材在庫管理データについて、図10に基づいて説明する。図10は、食材在庫管理データ記憶部54が格納する食材在庫管理データの一例を示す図である。図10に示す食材在庫管理データは、「ID」、「材料の名称」、「入庫時刻」および「出庫時刻」の項目を含んでいる。
「ID」の欄には、食材在庫管理データ記憶部54に格納されている食材在庫管理データを識別する番号であるIDが格納される。IDは、食材在庫管理データが食材在庫管理データ記憶部54に登録されるときに付与される一意な番号であり、これを用いて食材在庫管理データの参照が行われる。
「材料の名称」の欄には、食材在庫管理装置3が管理している材料の名称が格納される。「入庫時刻」および「出庫時刻」の欄には、各材料が食材在庫管理装置3に入庫した時刻が格納され、「出庫時刻」の欄には、各材料が食材在庫管理装置3から出庫した時刻が格納される。
図10に示す食材在庫管理データの例では、白米、鱈、鯵、にんじん、玉ねぎ、ベーコン、卵およびガーリックが2009年11月30日13時に食材在庫管理装置3に入庫され、赤ピーマン、シメジ、ズッキーニ、胡瓜およびわかめが2009年11月29日15時に食材在庫管理装置3に入庫され、いずれの材料についても出庫時刻が登録されていないため、現在、食材在庫管理装置3は、全ての材料を管理している状況であることが示されている。
制御部51は、食材在庫管理装置3の各部の動作を統括して制御するものであり、例えばCPU等で構成することができる。制御部51は、例えばRAM等で構成される一時記憶部(図示しない)を作業領域として動作する。
制御部51は、機能ブロックとして、材料リスト生成部52を含む構成である。この機能ブロックは、CPUが、ROM等で実現された記憶装置(記憶部53)に記憶されているプログラムを不図示のRAM等に読み出して実行することで実現できる。
材料リスト生成部52は、材料リスト取得部16からの材料リスト生成送信指示を通信部55を介して受信すると、食材在庫管理データ記憶部54に格納されている食材在庫管理データを読み出して、食材在庫管理装置3が現在管理している材料をリスト化して材料リストを生成する。材料リスト生成部52は、生成した材料リストを通信部55を介して食事管理装置2の材料リスト取得部16に送信する。
例えば、食材在庫管理データ記憶部54に図10に示す食材在庫管理データが格納されている場合、材料リスト生成部52は、材料リスト取得部16からの材料リスト生成送信指示を2009年11月30日17時に受信すると、2009年11月30日17時現在では食材在庫管理データに含まれる材料全てが食材在庫管理装置3が管理しているので、図13に示す材料リストを生成する。
また、材料リスト生成部52は、材料リスト取得部16からの材料リスト生成送信指示を通信部55を介して受信すると、食材在庫管理データ記憶部54に格納されている食材在庫管理データを読み出して、所定時間以内に食材在庫管理装置3から出庫された材料をリスト化して材料リストを生成してもよい。
このときの例として、食材在庫管理データ記憶部54に図11に示す食材在庫管理データが格納されている場合、材料リスト生成部52は、材料リスト取得部16からの材料リスト生成送信指示を2009年11月30日17時に受信し、所定時間以内を1時間以内にすると、1時間以内に食材在庫管理装置3から出庫された材料は、白米、鯵、鱈、赤ピーマン、シメジ、ズッキーニ、胡瓜、わかめ、にんじん、玉ねぎ、ベーコン、卵、ガーリックであるので、図13に示す材料リストを生成する。
〔食事管理装置2の処理について〕
次に、食事管理装置2が実行する処理の流れについて、図12に基づいて説明する。図12は、食事管理装置2が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
次に、食事管理装置2が実行する処理の流れについて、図12に基づいて説明する。図12は、食事管理装置2が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、食事管理装置2が起動すると、表示制御部11は、調理方法リスト記憶部41から調理方法リストを読み出して調理方法選択画面を作成し、作成した調理方法選択画面を表示部32に表示させる。この状態でユーザに入力部31を操作させて、料理の調理方法を作成する料理の個数分選択させる(各料理の調理方法を選択させる)(S1)。ユーザが入力部31を介して調理方法を選択した後、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが選択した各料理の調理方法の名称を取得して、料理リストを作成する(S2)。
また、材料リスト取得部16が、通信部33を介して、食材在庫管理装置3に対して材料リストを生成して、送信するように要求する(S3)。食材在庫管理装置3の材料リスト生成部52は、材料リスト取得部16からの材料リスト生成送信指示を通信部55を介して受信すると、食材在庫管理データ記憶部54に格納されている食材在庫管理データを読み出して、食材在庫管理装置3が現在管理している材料をリスト化して材料リストを生成する。材料リスト生成部52は、生成した材料リストを通信部55を介して食事管理装置2の材料リスト取得部16に送信する。材料リスト取得部16は、材料リスト生成部52から送信された材料リストを通信部33を介して受信する(S4)。
次に、レシピデータ取得部13は、入力部31からユーザが選択した各料理の調理方法の名称を取得して、通信部33を介してレシピデータベース4にアクセスし、取得した調理方法の名称を含むレシピデータを取得する(S5)。レシピデータ取得部13は、取得したレシピデータを抽出部20に送信する。
抽出部20がレシピデータを受信すると、抽出部20の副材料抽出部14は、受信したレシピデータから、調理方法ごとに、レシピデータに含まれる副材料の中から共通副材料の名称を抽出して、抽出した共通副材料の名称をそれぞれの調理方法に対応付ける(S6)。副材料抽出部14は、調理方法に対応付けた共通副材料の名称を料理リスト作成部12に送信し、料理リスト作成部12は、料理リストに、受信した共通副材料の名称を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。
ここで、副材料抽出部14は、調理方法ごとに、レシピデータに含まれる副材料の中に、共通副材料以外の材料、すなわち、オプション副材料があるか否かを判定する(S7)。レシピデータに含まれる副材料の中に、オプション副材料がある調理方法に対しては(S7でYES)、副材料抽出部14は、調理方法ごとに、レシピデータに含まれる副材料の中からオプション副材料を抽出して、抽出したオプション副材料を調理方法ごとにリスト化したオプション副材料リストを生成する(S9)。
副材料抽出部14は、生成したオプション副材料リストを表示制御部11に送信する。表示制御部11は、受信したオプション副材料リストに基づいて、オプション副材料選択画面を作成し、作成したオプション副材料選択画面を表示部32に表示させる。この状態でユーザに入力部31を操作させて、各調理方法(各料理)に使用するオプション副材料を選択させる(S10)。ユーザが入力部31を介してオプション副材料を選択した後、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが選択した各調理方法のオプション副材料の名称を取得して、料理リストに取得したオプション副材料の名称を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する(S11)。
副材料抽出部14は、調理方法ごとのオプション副材料があるか否かの判定結果を栄養価抽出部15に送信する。栄養価抽出部15は、オプション副材料がない(共通副材料のみの)調理方法に対しては(S7でNO)、調理方法ごとに、当該調理方法を含む各レシピデータの副材料の栄養価を抽出し、抽出した副材料の栄養価を平均した値を調理方法に対応付ける(S8)。一方、栄養価抽出部15は、オプション副材料がある調理方法に対しては(S7でYES)、調理方法ごとに、オプション副材料を含む各レシピデータの副材料の栄養価を抽出し、抽出した副材料の栄養価を平均した値を調理方法に対応付ける(S12)。
さらに、栄養価抽出部15は、調理方法ごとに、当該調理方法を含む各レシピデータの主材料の栄養価の補正値を抽出し、抽出した主材料の栄養価の補正値を平均した値を調理方法に対応付ける(S13)。栄養価抽出部15は、調理方法に対応付けた副材料の栄養価および主材料の栄養価の補正値を料理リスト作成部12に送信し、料理リスト作成部12は、料理リストに、受信した副材料の栄養価および主材料の栄養価の補正値を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。
次に、料理リスト作成部12は、表示制御部11に更新した料理リストを送信して、主材料選択画面を作成するように指示する。表示制御部11は、料理リスト作成部12の指示に従って、材料リスト取得部16から材料リストを受信し、受信した料理リストおよび材料リストに基づいて主材料選択画面を作成し、作成した主材料選択画面を表示部32に表示させる。この状態でユーザに入力部31を操作させて、各調理方法(各料理)に使用する主材料を選択させる(S14)。ユーザが入力部31を介して調理方法ごとに主材料を選択した後、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが選択した各調理方法に対応する主材料の名称を取得して、取得した主材料の名称を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する(S15)。
さらに、料理リスト作成部12は、料理リストを参照し、調理方法の名称および主材料の名称を使用して、料理の名称を作成し、料理リストに作成した料理の名称を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する(S16)。
料理リスト作成部12は、料理の名称を作成した後、表示制御部11に分量入力画面を作成するように指示する。表示制御部11は、料理リスト作成部12の指示に従って、料理リスト記憶部42から料理リストを読み出し、料理リストに含まれる料理の名称を使用して、分量入力画面を作成する。表示制御部11は、作成した分量入力画面を表示部32に表示させる。この状態でユーザに入力部31を操作させて、各料理の分量を入力させる(S17)。ユーザが入力部31を介して各料理の分量を入力した後、料理リスト作成部12は、入力部31からユーザが入力した各料理の分量を取得して、取得した分量を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。
また、栄養価取得部17は、通信部33を介して栄養価データベース5にアクセスし、料理リスト記憶部42の料理リストを参照して、料理リストに含まれる主材料の栄養価を、栄養価データベース5から取得する。栄養価取得部17は、取得した主材料の栄養価を料理リスト作成部12に送信する。料理リスト作成部12は、受信した主材料の栄養価を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する(S18)。
次に、料理リスト作成部12は、料理リストの各料理について、主材料の栄養価、副材料の栄養価、主材料の栄養価の補正値および分量の欄が設定されると、栄養価算出部18に各料理の栄養価を算出するように指示する。栄養価算出部18は、料理リスト作成部12からの栄養価算出指示に従って、料理リスト記憶部42から料理リストを読み出すと共に、分量変換テーブル記憶部43から分量変換テーブルを読み出し、料理リストに含まれる主材料の栄養価、副材料の栄養価、主材料の栄養価の補正値および分量と、分量変換テーブルを参照して、各料理の栄養価を算出する(S19)。
なお、S3およびS4の処理は、S14の前に行われていればよい。例えば、S3およびS4の処理をS1の処理の前に行ってもよいし、S14の処理の直前に行ってもよい。また、S14およびS15の処理は、S4の処理の後かつS18の処理の前であれば、いつ行ってもよい。さらに、S18の処理は、S15の処理の後であればいつ行われてもよい。
〔実施例〕
次に、上述の食事管理装置2の処理を、使用するデータを例示して具体的に説明する。以下では、5品の料理を作成し、各料理の栄養価を算出する例を説明する。前提として、食事管理装置2の起動時に調理方法リスト記憶部41には、図5に示す調理法法リストが格納されており、分量変換テーブル記憶部43には、図7に示す分量変換テーブルが格納されており、名称設定テーブル記憶部44には、図8に示す名称設定テーブルが格納されているとする。また、食事管理装置2の起動時では、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストは、全ての項目が空欄であるとする。また、食材在庫管理装置3の食材在庫管理データ記憶部54には図10に示す食材在庫管理データが格納されており、材料リスト生成部52は、図13に示す材料リストを生成するものとする。さらに、レシピデータベース4には、図3に示すレシピデータが格納されており、栄養価データベースには、図4に示す栄養価データが格納されているとする。
次に、上述の食事管理装置2の処理を、使用するデータを例示して具体的に説明する。以下では、5品の料理を作成し、各料理の栄養価を算出する例を説明する。前提として、食事管理装置2の起動時に調理方法リスト記憶部41には、図5に示す調理法法リストが格納されており、分量変換テーブル記憶部43には、図7に示す分量変換テーブルが格納されており、名称設定テーブル記憶部44には、図8に示す名称設定テーブルが格納されているとする。また、食事管理装置2の起動時では、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストは、全ての項目が空欄であるとする。また、食材在庫管理装置3の食材在庫管理データ記憶部54には図10に示す食材在庫管理データが格納されており、材料リスト生成部52は、図13に示す材料リストを生成するものとする。さらに、レシピデータベース4には、図3に示すレシピデータが格納されており、栄養価データベースには、図4に示す栄養価データが格納されているとする。
まず、S1でユーザが5つの料理の調理方法をそれぞれ選択した状態の調理方法選択画面例を図14に示す。図14に示すように、1つ目の料理である「menu001」の調理方法として「フライ」が選択されており、2つ目の料理である「menu002」の調理方法として「ソテー」が選択されており、3つ目の料理である「menu003」の調理方法として「スープ」が選択されており、4つ目の料理である「menu004」の調理方法として「ご飯」が選択されており、5つ目の料理である「menu005」の調理方法として「酢の物」が選択されている。
図14に示す例では、ユーザは、プルダウンメニューを開いて各料理の調理方法を選択する。つまり、表示部32には、プルダウンメニューを開くと、図5に示す調理方法リストに含まれる調理方法の名称がリストとして提示される。
S2において、料理リスト作成部12は、ユーザが選択した「フライ」、「ソテー」、「スープ」、「ご飯」および「酢の物」の情報を取得して、料理リストを作成する。このとき料理リスト作成部12が作成した料理リストには、「ID」および「調理方法の名称」の欄のみ記載されており、その他の項目は空白のままである。
また、S3において、材料リスト取得部16が食材在庫管理装置3に材料リストを要求し、S4で材料リスト取得部16が図13に示す材料リストを取得する。
次に、S5において、レシピデータ取得部13は、レシピデータベース4から、調理法方が「フライ」、「ソテー」、「スープ」、「ご飯」および「酢の物」であるレシピデータを取得する。具体的には、レシピデータ取得部13は、図3に示す「recipe001」〜「recipe004」、「recipe101」〜「recipe104」、「recipe201」、「recipe202」、「recipe301」および「recipe302」のレシピデータを取得する。
S6では、副材料抽出部14は、「フライ」の共通副材料として、レシピデータ「recipe001」〜「recipe004」に共通する副材料である「塩」、「胡椒」、「植物油」、「小麦粉」、「パン粉」および「卵」を抽出して、抽出したこれらの共通副材料を調理方法「フライ」に対応付ける。また、副材料抽出部14は、「ソテー」の共通副材料として、レシピデータ「recipe101」〜「recipe104」に共通する副材料である「塩」、「胡椒」および「ガーリック」を抽出して、抽出したこれらの共通副材料を調理方法「ソテー」に対応付ける。また、副材料抽出部14は、レシピデータ「recipe201」および「recipe202」には共通する副材料がないため、「スープ」に対応付ける共通副材料は無しとする。また、副材料抽出部14は、「酢の物」の共通副材料として、レシピデータ「recipe301」および「recipe302」に共通する副材料である「酢」、「醤油」および「みりん」を抽出して、抽出したこれらの共通副材料を調理方法「酢の物」に対応付ける。また、図3に示す例では、調理方法「ご飯」を含むレシピデータがないため、「ご飯」に対応付ける共通副材料は無しとする。そして、料理リスト作成部12は、副材料抽出部14が抽出して、各調理方法に対応付けた共通副材料を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストには、「ID」および「調理方法の名称」の欄に加えて、「共通副材料の名称」の欄にデータが格納されている。
次にS7において、副材料抽出部14は、調理方法ごとに、レシピデータの中にオプション副材料があるか否かを判定する。本実施例では、調理方法「ソテー」および「スープ」を含むレシピデータに、それぞれオプション副材料が存在する。従って、オプション副材料がある料理「menu002」および「menu003」に関しては、S9の処理を行い、オプション副材料がない料理「menu001」、「menu004」および「menu005」に関しては、S8の処理を行う。
S9において、副材料抽出部14は、「ソテー」のオプション副材料として、レシピデータ「recipe101」〜「recipe104」に含まれる「バター」、「オリーブオイル」および「植物油」を抽出して、抽出したこれらのオプション副材料を調理方法「ソテー」に対応付ける。また、副材料抽出部14は、「スープ」のオプション副材料として、レシピデータ「recipe201」および「recipe202」に含まれる「中華スープの素」および「味噌」を抽出して、抽出したこれらのオプション副材料を調理方法「スープ」に対応付ける。そして、副材料抽出部14は、図15に示す、抽出したオプション副材料を調理方法ごとにリスト化したオプション副材料リストを生成する。
S10において、ユーザが各調理方法のオプション副材料を選択した状態のオプション副材料選択画面の一例を図16に示す。図16に示すように、調理方法「ソテー」のオプション副材料として「バター」が選択されており、調理方法「スープ」のオプション副材料として「中華スープの素」が選択されている。
図16に示す例では、ユーザは、プルダウンメニューを開いて各調理方法のオプション副材料を選択する。つまり、表示部32には、プルダウンメニューを開くと、図15に示すオプション副材料リストに含まれるオプション副材料の名称がリストとして表示される。また、図16に示す例では、各調理方法に対応付けられている共通副材料も表示されているが、必ずしも共通副材料が一緒に表示されている必要はない。また、オプション副材料がない「フライ」、「ご飯」および「酢の物」も表示していなくてもよい。
S11において、料理リスト作成部12は、ユーザが選択した調理方法「ソテー」のオプション副材料「バター」、調理方法「スープ」のオプション副材料「中華スープの素」という情報を取得して、料理リストにこれらのオプション副材料の名称を追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストには、「ID」、「調理方法の名称」および「共通副材料の名称」の欄に加えて、「menu002」および「menu003」の「オプション副材料の名称」の欄にデータが格納されている。
S8において、栄養価抽出部15は、レシピデータ「recipe001」〜「recipe004」の副材料の栄養価を抽出し、抽出した副材料の栄養価を平均して、調理方法「フライ」の副材料の栄養価を、エネルギ525kcal、蛋白質82.5g、脂質23.75gとする。また、栄養価抽出部15は、レシピデータ「recipe301」および「recipe302」の副材料の栄養価を抽出し、抽出した副材料の栄養価を平均して、調理方法「酢の物」の副材料の栄養価を、エネルギ45kcal、蛋白質10g、脂質0.9gとする。また、栄養価抽出部15は、図3に示す例では、調理方法「ご飯」を含むレシピデータがないため、「ご飯」に対応付ける副材料の栄養価は無しとする。
また、S12において、栄養価抽出部15は、オプション副材料「バター」を含むレシピデータ「recipe101」の副材料の栄養価(エネルギ300kcal、蛋白質50g、脂質15g)を抽出して、抽出した副材料の栄養価を、調理方法「ソテー」の副材料の栄養価とする。また、栄養価抽出部15は、オプション副材料「中華スープの素」を含むレシピデータ「recipe201」の副材料の栄養価(エネルギ100kcal、蛋白質10g、脂質5g)を抽出して、抽出した副材料の栄養価を、調理方法「スープ」の副材料の栄養価とする。
さらに、S13において、栄養価抽出部15は、レシピデータ「recipe001」〜「recipe004」の主材料の栄養価の補正値を抽出し、抽出した主材料の栄養価の補正値を平均して、調理方法「フライ」の主材料の栄養価の補正値を、エネルギ-9kcal、蛋白質-25g、脂質0gとする。また、栄養価抽出部15は、レシピデータ「recipe101」〜「recipe104」の主材料の栄養価の補正値を抽出し、抽出した主材料の栄養価の補正値を平均して、調理方法「ソテー」の主材料の栄養価の補正値を、エネルギ0kcal、蛋白質0g、脂質0gとする。また、栄養価抽出部15は、レシピデータ「recipe201」および「recipe202」の主材料の栄養価の補正値を抽出し、抽出した主材料の栄養価の補正値を平均して、調理方法「スープ」の主材料の栄養価の補正値を、エネルギ0kcal、蛋白質0g、脂質0gとする。また、栄養価抽出部15は、レシピデータ「recipe301」および「recipe302」の主材料の栄養価の補正値を抽出し、抽出した主材料の栄養価の補正値を平均して、調理方法「酢の物」の主材料の栄養価の補正値を、エネルギ-17.5kcal、蛋白質-9g、脂質-4.5gとする。また、栄養価抽出部15は、図3に示す例では、調理方法「ご飯」を含むレシピデータがないため、「ご飯」に対応付ける主材料の栄養価の補正値は無しとする。
そして、料理リスト作成部12は、S8、S12およびS13において、栄養価抽出部15が各調理方法に対応付けた副材料の栄養価および主材料の栄養価の補正値を、料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストには、「ID」、「調理方法の名称」、「共通副材料の名称」および「オプション副材料の名称」の欄に加えて、「副材料の栄養価」および「主材料の栄養価の補正値」の欄にデータが格納されている。
S15において、ユーザが各調理方法に使用する主材料を選択する画面である主材料選択画面の一例を図17に示す。図17に示すように、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストに含まれる調理方法の名称がフォルダとして左側に表示されており、右側には、図13に示す材料リストに含まれる材料がアイコンとして表示されている。図17に示す主材料選択画面において、各材料のアイコンの配置の決定方法について詳細は後述する。ユーザは、材料のアイコンをドラッグして調理方法のフォルダに入れることによって、調理方法と材料とを対応付けて、各調理方法に使用する主材料を決定する。
本実施例では、ユーザは、「鯵」および「鱈」を「フライ」のフォルダに入れ、「赤ピーマン」、「しめじ」および「ズッキーニ」を「ソテー」のフォルダに入れ、「にんじん」、「ベーコン」および「玉ねぎ」を「スープ」のフォルダに入れ、「白米」を「ご飯」のフォルダに入れ、「胡瓜」および「わかめ」を「酢の物」のフォルダに入れるとする。料理リスト作成部12は、このユーザの選択に従って、取得した主材料の名称を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストには、「ID」、「調理方法の名称」、「共通副材料の名称」、「オプション副材料の名称」、「副材料の栄養価」および「主材料の栄養価の補正値」の欄に加えて、「主材料の名称」の欄にデータが格納されている。
次に、S16では、料理リスト作成部12は、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストを参照して、各料理の名称を作成する。具体的には、主材料がn個ある場合、料理の名称を、「(主材料1の名称)と(主材料2の名称)と・・・(主材料nの名称)の(調理方法の名称)」とする。例えば、料理「menu001」の場合、料理の名称を「鯵と鱈のフライ」とし、料理「menu005」の場合、料理の名称を「胡瓜とわかめの酢の物」とする。また、料理に使用する材料(主材料および副材料)と調理方法との組み合わせが名称設定テーブル記憶部44に格納されている名称設定テーブルに含まれる場合、(調理方法の名称)の代わりに、名称設定テーブルに含まれる料理の名称に使用する文字列を使用して料理の名称を作成してもよい。例えば、料理「menu002」の場合、材料「バター」と調理方法「ソテー」の組み合わせであるため、(調理方法の名称)の代わりに、料理に使用する文字列「バターソテー」を使用し、料理の名称を「ズッキーニとしめじと赤ピーマンのバターソテー」としてもよい。また、料理「menu003」の場合、材料「中華スープの素」と調理方法「スープ」の組み合わせであるため、(調理方法の名称)の代わりに、料理に使用する文字列「中華スープ」を使用し、料理の名称を「ベーコンとにんじんと玉ねぎの中華スープ」としてもよい。また、料理「menu004」の場合、材料「白米」と調理方法「ご飯」の組み合わせであるため、(調理方法の名称)の代わりに、料理に使用する文字列「白ご飯」を使用し、料理の名称を「白ご飯」としてもよい。
料理リスト作成部12は、作成した各料理の名称を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストには、「ID」、「調理方法の名称」、「共通副材料の名称」、「オプション副材料の名称」、「副材料の栄養価」、「主材料の栄養価の補正値」および「主材料の名称」の欄に加えて、「料理の名称」の欄にデータが格納されている。
S17において、ユーザが各料理の分量を入力した状態の分量入力画面の一例を図18に示す。図18に示すように、料理名「鯵と鱈のフライ」の分量として「2人前」が選択されており、料理名「ズッキーニとしめじと赤ピーマンのバターソテー」の分量として「1人前」が選択されており、料理名「ベーコンとにんじんと玉ねぎの中華スープ」の分量として「1人前」が選択されており、料理名「白ご飯」の分量として「0.5人前」が選択されており、料理名「胡瓜とわかめの酢の物」の分量として「1人前」が選択されている。
図18に示す例では、ユーザは、プルダウンメニューを開いて各料理の分量を選択する。分量の選択は、「0.7人前」、「1.2人前」など任意に設定可能である。また、分量の入力単位を「人前」ではなく「g(グラム)」など他の単位であってもよい。また、ユーザにプルダウンメニューで分量を選択させるのではなく、直接数値を入力させる方法でもよい。
料理リスト作成部12は、ユーザが入力した各料理の分量を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストには、「ID」、「調理方法の名称」、「共通副材料の名称」、「オプション副材料の名称」、「副材料の栄養価」、「主材料の栄養価の補正値」、「主材料の名称」および「料理の名称」の欄に加えて、「分量」の欄にデータが格納されている。
S18において、栄養価取得部17は、栄養価データベース5から、料理リスト記憶部42に格納されている料理リストに含まれる主材料である「鯵」、「鱈」、「ズッキーニ」、「しめじ」、「赤ピーマン」、「ベーコン」、「にんじん」、「玉ねぎ」、「白米」、「胡瓜」および「わかめ」の栄養価を取得する。料理リスト作成部12は、栄養価取得部17が取得した各主材料の栄養価を料理リストに追加して、料理リスト記憶部42の料理リストを更新する。このとき、料理リストの全ての項目にデータが格納されており、料理リスト記憶部42には、図6に示す料理リストが格納されている。
S19において、栄養価算出部18は、料理リスト記憶部42から料理リストを読み出すと共に、分量変換テーブル記憶部43から分量変換テーブルを読み出し、料理リストに含まれる主材料の栄養価、副材料の栄養価、主材料の栄養価の補正値および分量と、分量変換テーブルを参照して、各料理の栄養価を算出する。具体的には、栄養価算出部18は、主材料がn個ある場合、
料理の栄養価=(分量)/n×(主材料1の変換テーブルの値)×(主材料1の栄養価)/100+(分量)/n×(主材料2の変換テーブルの値)×(主材料2の栄養価)/100+・・・+(分量)/n×(主材料nの変換テーブルの値)×(主材料nの栄養価)/100+(分量)×(副材料の栄養価)+(分量)×(主材料の栄養価の補正値)
として計算する。
料理の栄養価=(分量)/n×(主材料1の変換テーブルの値)×(主材料1の栄養価)/100+(分量)/n×(主材料2の変換テーブルの値)×(主材料2の栄養価)/100+・・・+(分量)/n×(主材料nの変換テーブルの値)×(主材料nの栄養価)/100+(分量)×(副材料の栄養価)+(分量)×(主材料の栄養価の補正値)
として計算する。
例えば、料理「鯵と鱈のフライ」の場合、主材料1を「鯵」、主材料2を「鱈」とすると、
料理「鯵と鱈のフライ」の栄養価(エネルギ)=2/2×150×121/100+2/2×150×77/100+2×525+2×(−9)=1329kcal
料理「鯵と鱈のフライ」の栄養価(蛋白質)=2/2×150×20.7/100+2/2×150×17.6/100+2×82.5+2×(−25)=172.45g
料理「鯵と鱈のフライ」の栄養価(脂質)=2/2×150×3.5/100+2/2×150×0.2/100+2×23.75+2×0=53.05g
とそれぞれの栄養価が計算される。
料理「鯵と鱈のフライ」の栄養価(エネルギ)=2/2×150×121/100+2/2×150×77/100+2×525+2×(−9)=1329kcal
料理「鯵と鱈のフライ」の栄養価(蛋白質)=2/2×150×20.7/100+2/2×150×17.6/100+2×82.5+2×(−25)=172.45g
料理「鯵と鱈のフライ」の栄養価(脂質)=2/2×150×3.5/100+2/2×150×0.2/100+2×23.75+2×0=53.05g
とそれぞれの栄養価が計算される。
このように、栄養価算出部18は、各料理(「鯵と鱈のフライ」、「ズッキーニとしめじと赤ピーマンのバターソテー」、「ベーコンとにんじんと玉ねぎの中華スープ」、「白ご飯」および「胡瓜とわかめの酢の物」)の全ての栄養価(「エネルギ」、「蛋白質」、「脂質」)について同様の計算を行う。
〔主材料選択画面の各材料の配置について〕
次に、表示制御部11が作成する主材料選択画面における各材料の配置について説明する。表示制御部11は、主材料選択画面を作成する際に、関連度設定部19から関連度を受信し、受信した関連度に基づいて、各材料の配置を決定する。
次に、表示制御部11が作成する主材料選択画面における各材料の配置について説明する。表示制御部11は、主材料選択画面を作成する際に、関連度設定部19から関連度を受信し、受信した関連度に基づいて、各材料の配置を決定する。
ここで、関連度とは、レシピデータベース4に格納されているレシピデータにおいて、主材料が或る調理方法と組になっている頻度(レシピデータの個数)を表し、頻度が高いほど、関連度が高いものとする。例えば、図3に示すレシピデータでは、主材料「とうもろこし」は、調理方法「ソテー」と組になっているレシピデータが2つあり、その他の調理方法とは組になっているレシピデータがない。そのため、主材料「とうもろこし」の関連度は、関連度(ソテー:2)と表す。また、別の例で、主材料「わかめ」は、調理方法「スープ」と組になっているレシピデータが2つあり、調理方法「酢の物」と組になっているレシピデータが1つあり、その他の調理方法とは組になっているレシピデータがない。そのため、主材料「わかめ」の関連度は、関連度(スープ:2、酢の物:1)と表す。
関連度設定部19は、表示制御部11が主材料選択画面作成指示を受信すると、レシピデータ取得部13が取得したレシピデータと、材料リスト取得部16が取得した材料リストとを参照して、材料リストに含まれる材料について、各調理方法との関連度を設定する。本実施例では、関連度設定部19は、「鯵」の関連度を関連度(フライ:1)とし、「赤ピーマン」の関連度を関連度(ソテー:1)とし、「しめじ」の関連度を関連度(ソテー:1)とし、「胡瓜」の関連度を関連度(酢の物:1)とし、「にんじん」の関連度を関連度(ソテー:1、酢の物:1)とし、「わかめ」の関連度を関連度(スープ:2、酢の物:1)とし、その他の材料について関連度無しとして設定する。
表示制御部11は、料理リスト作成部12から主材料選択画面の作成指示および料理リストを受信すると、材料リスト取得部16から材料リストを受信し、さらに、関連度設定部19から各材料の関連度を取得し、料理リスト、材料リストおよび各材料の関連度に基づいて、図17に示す主材料選択画面を作成する。
ここで、表示部32の画面(表示制御部11が作成する画面)のサイズを縦が900、横が1550とする。また、画面の左上の頂点を原点とし、画面の右方向をX軸の正方向とし、画面の下方向をY軸の正方向とする。さらに、画面上に配置するアイコンやエリアなどの位置は、アイコンやエリアの中心の座標(X軸の値、Y軸の値)で指定する。
具体的には、まず、表示制御部11は、座標(200、450)の位置に、縦が800、横が300のサイズの調理方法配置エリア101を作成する。また、表示制御部11は、座標(925、450)の位置に、縦が800、横が1050のサイズの材料配置エリア102を作成する。また、表示制御部11は、材料配置エリア102をX軸方向に均等に3つに分割して、材料配置左エリア103、材料配置中エリア104、材料配置右エリア105を作成する。
次に、表示制御部11は、料理リストに含まれる調理方法の名称を使用して、調理方法の名称が記載されたフォルダのアイコンを、調理方法配置エリア101内にフォルダが縦に並ぶように配置する。図17に示す例では、上から順番に、調理方法「フライ」のフォルダ111、調理方法「ソテー」のフォルダ112、調理方法「スープ」のフォルダ113、調理方法「ご飯」のフォルダ114、調理方法「酢の物」のフォルダ115が配置されている。本実施例では、調理方法のフォルダの順番は、料理リストに記載されている順番と同じにしたが、これに限るものではない。例えば、調理方法のフォルダの順番をランダムに並べても良いし、別の予め決めたルールに従って並べても良い。
本実施例では、料理リストに5つの調理方法(料理)を含むため、調理方法配置エリアに5つのフォルダが縦に均等に位置するように配置する。具体的には、各フォルダ111〜115のサイズを縦が100、横が200とし、調理方法「フライ」のフォルダ111の座標を(200、150)、調理方法「ソテー」のフォルダ112の座標を(200、300)、調理方法「スープ」のフォルダ113の座標を(200、450)、調理方法「ご飯」のフォルダ114の座標を(200、600)、調理方法「酢の物」のフォルダ115の座標を(200、750)とする。
なお、本実施例では、主材料を選択する前に、オプション副材料が選択されているため、調理方法のフォルダに対応付けられているオプション副材料の名称(の一部)を一緒に記載している。具体的には、図17に示すように、調理方法「ソテー」のフォルダには、「(バター)」が記載されており、調理方法「スープ」のフォルダには、「(中華)」が記載されている。
また、表示制御部11は、材料リストに含まれる材料の名称を使用して、材料の名称が記載されたアイコンを、材料配置エリア102内に配置する。このとき、表示制御部11は、各材料の関連度を参照して、1つの調理方法に対する関連度を有する材料を材料配置左エリア103に配置し、複数の調理方法に対する関連度を有する材料を材料配置中エリア104に配置し、関連度を持たない材料を材料配置右エリア105に配置する。
また、本実施例では、表示制御部11は、各材料のアイコンのサイズを、材料の名称の文字数に従って決定する。具体的には、材料の名称が1文字の材料のアイコンのサイズを縦が50、横が50とし、材料の名称が2文字の材料のアイコンのサイズを縦が50、横が100とし、材料の名称が3文字の材料のアイコンのサイズを縦が50、横が150とし、材料の名称が4文字の材料のアイコンのサイズを縦が50、横が200とし、材料の名称が5文字の材料のアイコンのサイズを縦が50、横が250とする。
ここで、1つの調理方法に対する関連度を有する材料である「鯵」について、その具体的な配置方法を説明する。「鯵」は、関連度(フライ:1)であるので、「鯵」のアイコン121のY軸座標を「フライ」のフォルダ111のY軸座標と同じ設定する。そして、「鯵」のアイコンのX軸座標を475とする。このように、表示制御部11は、調理方法「フライ」と関連度の高い材料「鯵」を、主材料選択画面において、調理方法「フライ」フォルダ111の近くに配置する。
また、1つの調理方法に対する関連度を有する材料である「赤ピーマン」および「しめじ」は、両者ともに関連度(ソテー:1)であるため、「赤ピーマン」のアイコン122および「しめじ」のアイコン123のY軸座標が、同じY軸座標(「ソテー」のフォルダ112のY軸座標)に設定されることとなる。この場合、複数のアイコンが重なって表示されることを避けるために、アイコンをずらして表示する。本実施例では、「赤ピーマン」のアイコン122のY軸座標と、「しめじ」のアイコン123のY軸座標の中間点が「ソテー」のフォルダ112のY軸座標に一致するように各アイコンの配置を決定する。
次に、複数の調理方法に対する関連度を有する材料である「にんじん」について、その具体的な配置方法を説明する。「にんじん」は、関連度(ソテー:1、酢の物:1)であるので、「にんじん」のアイコン124のY軸座標を、「ソテー」のフォルダ112のY軸座標と、「酢の物」のフォルダ115のY軸座標との中間点に設定する。具体的には、「にんじん」のアイコン124のY軸座標を、525に設定する。
また、複数の調理方法に対する関連度を有する材料である「わかめ」は、関連度(スープ:2、酢の物:1)であるので、「わかめ」のアイコン125のY軸座標を、「スープ」のフォルダ113と、「酢の物」のフォルダ115との距離を1:2に分割する点に設定する。具体的には、「わかめ」のアイコン125のY軸座標を、550に設定する。
なお、このままでは「にんじん」のアイコン124と「わかめ」のアイコン125とが重なるため、図17に示すように、両者のアイコンをずらして表示する。複数のアイコンが重なる場合、重なっているアイコンの中から最も小さいアイコンを選択し、材料配置エリア102からはみ出さずに、アイコンが重ならなくなるまで移動させる。移動させる方法として、各材料アイコンにおいて、自分以外の材料アイコンの中心までのベクトルを計算し、その合計ベクトルの反対方向に移動させる方法であっても良い。この移動方法を他のアイコンと重ならなくなるまで繰り返し、各材料アイコンの座標を決定してもよい。
このように、複数の調理方法に対する関連度を有する材料に対しては、関連度を重み係数として、関連する調理方法の間であって、より関連度の高い調理方法に近い位置に材料を配置する。
最後に、関連度を持たない材料については、材料配置右エリア105内に任意に配置する。本実施例では、材料配置右エリア105の上側から材料リスト順に「白米」、「鱈」、「ズッキーニ」、「ベーコン」、「玉ねぎ」、「卵」、「ガーリック」のアイコンを配置している。
〔変形例〕
なお、食材在庫管理装置3の食材在庫管理データ記憶部54に、食材在庫管理装置3が管理する材料の分量も格納されていても良い。この場合、材料リスト生成部52は、材料リストを作成する際に、材料リストに材料の分量を追加して、材料リストを作成する。この場合、料理リスト作成部12は、材料リストから選択された主材料の分量から、料理の分量を計算して、料理の分量を料理リストに追加する。
なお、食材在庫管理装置3の食材在庫管理データ記憶部54に、食材在庫管理装置3が管理する材料の分量も格納されていても良い。この場合、材料リスト生成部52は、材料リストを作成する際に、材料リストに材料の分量を追加して、材料リストを作成する。この場合、料理リスト作成部12は、材料リストから選択された主材料の分量から、料理の分量を計算して、料理の分量を料理リストに追加する。
また、本実施例では、材料リストを食材在庫管理装置3から取得しているが、ユーザが材料を直接入力して材料リストを生成しても良いし、主材料選択画面においてユーザが直接主材料を入力して、調理方法と主材料とを対応付けても良い。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、食事管理装置2の各ブロック、特に制御部10は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、食事管理装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである食事管理装置2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記食事管理装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、食事管理装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、ユーザが食事した(食事する)料理を食事記録として入力し、入力された食事記録に基づいて、ユーザの栄養摂取状況を自動的に計算し、ユーザに計算結果をグラフなどで提示して、問題のある食行動について改善方法をアドバイスするなど、健康管理や健康指導に利用する食事管理装置、食事管理システム、食事管理方法、プログラムおよび記録媒体に利用することができる。
1 食事管理システム
2 食事管理装置
3 食材在庫管理装置
4 レシピデータベース(第1の記憶部、第1の記憶装置)
5 栄養価データベース(第2の記憶部、第2の記憶装置)
11 表示制御部(材料提示部)
12 料理リスト作成部(料理内容作成手段)
13 レシピデータ取得部(取得手段)
14 副材料抽出部(取得手段)
15 栄養価抽出部(取得手段)
17 栄養価取得部(取得手段)
18 栄養価算出部(栄養価算出手段)
19 関連度設定部(計数手段)
20 抽出部(取得手段)
31 入力部
32 表示部
2 食事管理装置
3 食材在庫管理装置
4 レシピデータベース(第1の記憶部、第1の記憶装置)
5 栄養価データベース(第2の記憶部、第2の記憶装置)
11 表示制御部(材料提示部)
12 料理リスト作成部(料理内容作成手段)
13 レシピデータ取得部(取得手段)
14 副材料抽出部(取得手段)
15 栄養価抽出部(取得手段)
17 栄養価取得部(取得手段)
18 栄養価算出部(栄養価算出手段)
19 関連度設定部(計数手段)
20 抽出部(取得手段)
31 入力部
32 表示部
Claims (10)
- 料理の料理内容を作成する食事管理装置であって、
ユーザの指示を受け付ける入力部と、
表示部と、
料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶された第1の記憶部から、ユーザが、上記入力部を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、上記表示部に表示する取得手段と、
ユーザが上記入力部を介した入力によって、または材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理内容作成手段と、を備えたことを特徴とする食事管理装置。 - 上記第1の記憶部には、さらに、調理方法に関する情報が調理方法に対応付けて記憶されており、
上記取得手段は、ユーザが指示した上記調理方法に対応して、上記第1の記憶部に記憶された上記調理方法に関する情報を読み出し、さらに、特定された主材料に対応して、第2の記憶部に記憶された上記主材料に関する情報を読み出し、上記料理内容作成手段に出力し、
上記料理内容作成手段が、上記調理方法に関する情報、および上記主材料に関する情報を含めるように上記料理内容を更新することを特徴とする請求項1に記載の食事管理装置。 - 上記主材料に関する情報は、主材料の栄養価を含み、
上記副材料に関する情報は、副材料の栄養価を含み、
上記調理方法に関する情報は、調理方法による主材料の栄養価の補正値を含み、
ユーザが上記入力部を介して料理の分量を特定したことに応じて、上記主材料の栄養価、上記副材料の栄養価、上記主材料の栄養価の補正値、および特定された分量を使用して料理の栄養価を算出する栄養価算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の食事管理装置。 - 上記副材料に関する情報は、同じ調理方法に属する料理に共通する共通副材料に関する情報と、オプションとして選択可能なオプション副材料に関する情報とを含んでいることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の食事管理装置。
- 上記材料提示部は、上記表示部に上記材料および上記調理方法を表示するものであり、
上記第1の記憶部には、さらに、主材料が調理方法に対応付けて記憶されており、
調理方法ごとに、主材料が調理方法に対応付けられている料理の個数を計数する計数手段をさらに備え、
上記計数手段は、上記材料提示部に対して、上記料理の個数の多い調理方法の近くに、当該料理の主材料と同じ名称の上記材料を表示するように指示することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の食事管理装置。 - 上記料理内容作成手段は、上記調理方法の名称および上記主材料の名称を使用して、上記料理の名称を作成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の食事管理装置。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の食事管理装置と、
上記食事管理装置に上記材料を送信する食材在庫管理装置と、
上記第1の記憶部を備える第1の記憶装置と、
第2の記憶部を備える第2の記憶装置と、を含むことを特徴とする食事管理システム。 - 料理の料理内容を作成する食事管理方法であって、
料理の調理方法に必要な副材料に関する情報が、上記調理方法に対応づけて記憶された第1の記憶部から、ユーザが、入力部を介して調理方法の名称を指示したことに応じて、当該調理方法に対応して、副材料に関する情報を取得し、表示部に表示する取得ステップと、
ユーザが上記入力部を介した入力によって、または材料提示部が上記表示部に表示した材料からユーザが選択したことによって、主材料を特定したことに応じて、ユーザが指示した上記調理方法、特定された主材料、および副材料に関する情報を対応付けて、上記料理の料理内容を作成する料理内容作成ステップと、を含むことを特徴とする食事管理方法。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の食事管理装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
- 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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