JP2011170061A - 光ファイバおよび光ファイバの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コア部11と、コア部11を包囲するクラッド部12と、クラッド部12内にて、光ファイバ軸心方向に連続的に、且つ光ファイバ軸方向に直交する断面で離散的に設けられるロッド部13とを備え、コア部11はクラッド部12の屈折率より高い屈折率の材料で構成され、ロッド部13はクラッド部12の屈折率よりも低い屈折率の材料で構成される。
【選択図】図1
Description
コア部と、前記コア部を包囲するクラッド部と、前記クラッド部内にて、光ファイバ軸心方向に連続的に、且つ光ファイバ軸方向に直交する断面で離散的に設けられるロッド部とを備え、
前記コア部は前記クラッド部の屈折率より高い屈折率の材料で構成され、
前記ロッド部は前記クラッド部の屈折率よりも低い屈折率の材料で構成される
ことを特徴とする。
第1の発明に係る光ファイバであって、
前記ロッド部は、光ファイバの軸心を中心として円環状または正多角形状に配置される
ことを特徴とする。
第1または第2の発明に係る光ファイバであって、
前記ロッド部の前記クラッド部に対する占有率が70%以下である
ことを特徴とする。
第1乃至第3の発明の何れか1つに係る光ファイバであって、
前記コア部の前記クラッド部に対する比屈折率差が0.333%以上である
ことを特徴とする。
第1乃至第4の発明の何れか1つに係る光ファイバであって、
波長1310nmにおけるモードフィールド径が8.6μm〜9.5μmであり、零分散波長が1300nm〜1324nmの範囲内であり、かつ零分散波長における分散スロープが0.092ps/nm2/km以下である
ことを特徴とする。
屈折率を増加させる不純物を部分的に添加した第1の石英ロッドの周囲に、屈折率を減少させる不純物を部分的に添加した第2の石英ロッドを複数配置しこれらを束ね、さらに、前記束ねられたロッド群に純石英ジャケットを装荷し一括して溶融延伸することで光ファイバ母材を作製し、前記光ファイバ母材を溶融延伸することによって第1乃至第5の発明の何れか1つに係る光ファイバを得る
ことを特徴とする。
屈折率を増加させる不純物を添加することで形成されるコア部と純クラッド部を形成する純石英領域を有する光ファイバのコア母材の当該純石英領域に穿孔によって複数の空孔を開け、前記複数の空孔のそれぞれに屈折率を減少させる不純物を部分的に添加した石英ロッドを挿入し一括して溶融延伸することで光ファイバ母材を作製し、前記光ファイバ母材を溶融延伸することによって第1乃至第5の発明の何れか1つに係る光ファイバを得る
ことを特徴とする。
屈折率を増加させる不純物を添加することで形成されるコア部と純クラッド部を形成する純石英領域を有する光ファイバのコア母材の周囲を部分的に且つ当該光ファイバのコア母材の長手方向にて連続的に切削して切削領域を複数設け、前記複数の切削領域のそれぞれに屈折率を減少させる不純物を部分的に添加した石英ロッドを挿入し、その周囲に純石英ジャケットを装荷し一括して溶融延伸することで光ファイバ母材を作製し、前記光ファイバ母材を溶融延伸することによって第1乃至第5の発明の何れか1つに係る光ファイバを得る
ことを特徴とする。
また、空孔構造光ファイバと比較して導波路分散が小さく、従来の充実型の光ファイバと同等の波長分散特性が得られる。
本実施形態に係る光ファイバおよびその製造方法について、図1〜図5を参照して説明する。
最初に、図5(a)に示すように、GeO2などの屈折率を増加させる添加物(不純物)を部分的(図中の中央部分)に付与した領域(コア部に相当)を有する第1の石英ロッド21と、F(フッ素)やB(ホウ素)やP(リン)などの屈折率を減少させる添加物(不純物)を部分的(図中の中央部分)に付与した領域(ロッド部に相当)を有する第2の石英ロッド22を予め作製しておく。第1の石英ロッド21の周囲に複数、図示例では6個の第2の石英ロッド22を束ねて配置する。上述した屈折率を増減させる働きをする添加物は、代表的なものが非特許文献2に示されているが、ここに記載されている物質に限定されず、屈折率を増減させる働きをする物質であれば良い。
本発明の第二番目の実施形態に係る光ファイバの製造方法について、図6を参照して具体的に説明する。
最初に、図6(a)に示すように、GeO2などの屈折率を増加させる添加物(不純物)を部分的(図中にて中央部分)に付与した領域(コア部に相当)41と純クラッド部を形成する純石英領域42を有する石英ロッド40(光ファイバのコア母材)の純石英領域42に穿孔などの方法によって長手方向に一様な複数、図示例では6個の空孔43を開ける。
本発明の第三番目の実施形態に係る光ファイバの製造方法について、図7を参照して具体的に説明する。
最初に、図7(a)に示すように、GeO2など屈折率を増加させる添加物(不純物)を部分的(図中にて中央部分)に付与した領域71(コア部に相当)と純クラッド部を形成する純石英領域72を有しコア部の半径aとロッド部の外接円半径R2とが相似となる石英ロッド70(光ファイバのコア母材)を予め用意する。石英ロッド70の周囲を部分的に且つ石英ロッド70の長手方向にて一様に(連続的に)切削を行って石英ロッド70の外周部分に切削領域73を複数、図示例では6個設ける。
12 クラッド部
13 ロッド部(低屈折率領域)
21 第1の石英ロッド(GeO2等添加石英ロッド)
22 第2の石英ロッド(F等添加石英ロッド)
23 純石英のジャケット
24 細径の純石英ロッド
31 光ファイバのコア部に相当する領域
32 光ファイバのクラッド部に相当する領域
33 光ファイバのロッド部に相当する領域
40 石英ロッド(光ファイバのコア母材)
41 GeO2等添加領域
42 純石英領域
43 空孔(穿孔領域)
44 石英ロッド(F等添加石英ロッド)
51 コア部(GeO2等添加領域)
52 クラッド部(純石英領域)
54 ロッド部(F等添加石英ロッド)
55 純石英のジャケット
70 石英ロッド(光ファイバのコア母材)
71 コア部(GeO2等添加領域)
72 純石英領域
73 切削領域
74 F等添加石英ロッド
75 純石英のジャケット
Claims (8)
- コア部と、前記コア部を包囲するクラッド部と、前記クラッド部内にて、光ファイバ軸心方向に連続的に、且つ光ファイバ軸方向に直交する断面で離散的に設けられるロッド部とを備え、
前記コア部は前記クラッド部の屈折率より高い屈折率の材料で構成され、
前記ロッド部は前記クラッド部の屈折率よりも低い屈折率の材料で構成される
ことを特徴とする光ファイバ。 - 請求項1に記載の光ファイバであって、
前記ロッド部は、光ファイバ軸心を中心として円環状または正多角形状に配置される
ことを特徴とする光ファイバ。 - 請求項1または請求項2に記載の光ファイバであって、
前記ロッド部の前記クラッド部に対する占有率が70%以下である
ことを特徴とする光ファイバ。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の光ファイバであって、
前記コア部の前記クラッド部に対する比屈折率差が0.333%以上である
ことを特徴とする光ファイバ。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の光ファイバであって、
波長1310nmにおけるモードフィールド径が8.6μm〜9.5μmであり、零分散波長が1300nm〜1324nmの範囲内であり、かつ零分散波長における分散スロープが0.092ps/nm2/km以下である
ことを特徴とする光ファイバ。 - 屈折率を増加させる不純物を部分的に添加した第1の石英ロッドの周囲に、屈折率を減少させる不純物を部分的に添加した第2の石英ロッドを複数配置しこれらを束ね、さらに、前記束ねられたロッド群に純石英ジャケットを装荷し一括して溶融延伸することで光ファイバ母材を作製し、前記光ファイバ母材を溶融延伸することによって請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の光ファイバを得る
ことを特徴とする光ファイバの製造方法。 - 屈折率を増加させる不純物を添加することで形成されるコア部と純クラッド部を形成する純石英領域を有する光ファイバのコア母材の当該純石英領域に穿孔によって複数の空孔を開け、前記複数の空孔のそれぞれに屈折率を減少させる不純物を部分的に添加した石英ロッドを挿入し一括して溶融延伸することで光ファイバ母材を作製し、前記光ファイバ母材を溶融延伸することによって請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の光ファイバを得る
ことを特徴とする光ファイバの製造方法。 - 屈折率を増加させる不純物を添加することで形成されるコア部と純クラッド部を形成する純石英領域を有する光ファイバのコア母材の周囲を部分的に且つ当該光ファイバのコア母材の長手方向にて連続的に切削して切削領域を複数設け、前記複数の切削領域のそれぞれに屈折率を減少させる不純物を部分的に添加した石英ロッドを挿入し、その周囲に純石英ジャケットを装荷し一括して溶融延伸することで光ファイバ母材を作製し、前記光ファイバ母材を溶融延伸することによって請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の光ファイバを得る
ことを特徴とする光ファイバの製造方法。
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JP2010033186A JP2011170061A (ja) | 2010-02-18 | 2010-02-18 | 光ファイバおよび光ファイバの製造方法 |
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JP2010033186A Pending JP2011170061A (ja) | 2010-02-18 | 2010-02-18 | 光ファイバおよび光ファイバの製造方法 |
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JP (1) | JP2011170061A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024053252A1 (ja) * | 2022-09-07 | 2024-03-14 | 住友電気工業株式会社 | 偏波保持光ファイバおよび偏波保持光ファイバの製造方法 |
Citations (3)
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JP2007108642A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバおよび光伝送媒体 |
JP2009069237A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバ、及び光ファイバ製造方法 |
JP2009149470A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバ用母材及びその製造方法 |
-
2010
- 2010-02-18 JP JP2010033186A patent/JP2011170061A/ja active Pending
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